JPH0732839Y2 - 下枠材の排水部の構造 - Google Patents
下枠材の排水部の構造Info
- Publication number
- JPH0732839Y2 JPH0732839Y2 JP1987144432U JP14443287U JPH0732839Y2 JP H0732839 Y2 JPH0732839 Y2 JP H0732839Y2 JP 1987144432 U JP1987144432 U JP 1987144432U JP 14443287 U JP14443287 U JP 14443287U JP H0732839 Y2 JPH0732839 Y2 JP H0732839Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- rainwater
- lower frame
- horizontal
- draining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窓枠の下枠やカーテンウォールの無目などの
下枠材における排水部の構造に関する。
下枠材における排水部の構造に関する。
窓枠の下枠やカーテンウォールの無目などの下枠材には
雨水等が溜るので、その溜った雨水を排水する必要があ
り、例えば実公昭60-22212号公報に示すような排水部を
形成している。
雨水等が溜るので、その溜った雨水を排水する必要があ
り、例えば実公昭60-22212号公報に示すような排水部を
形成している。
すなわち、第５図に示すように下枠材１の横板２に水切
板３を一体形成し、横板２の排水孔４より落下した雨水
等を水切板３に沿って排水するようにした排水部が知ら
れている。
板３を一体形成し、横板２の排水孔４より落下した雨水
等を水切板３に沿って排水するようにした排水部が知ら
れている。
かかる排水部の構造であると、水切板３が縦板3a、斜め
横板3b、水平横板3cとより角部3d,3eを有する略鈎形に
折曲しているので、雨水等がその縦板3aから斜め横板3b
に流れる際及び斜め横板3bから水平横板3cに流れる際に
角部3d,3eに沿って鈎形に流れずに略円弧状に流れ、雨
水等の流れと角部3d,3eとの間に空隙が生じるので、そ
の角部3d,3eに雨水等が表面張力で滞留し易く、排水性
が悪いものとなる。
横板3b、水平横板3cとより角部3d,3eを有する略鈎形に
折曲しているので、雨水等がその縦板3aから斜め横板3b
に流れる際及び斜め横板3bから水平横板3cに流れる際に
角部3d,3eに沿って鈎形に流れずに略円弧状に流れ、雨
水等の流れと角部3d,3eとの間に空隙が生じるので、そ
の角部3d,3eに雨水等が表面張力で滞留し易く、排水性
が悪いものとなる。
特に、奥側の角部3dは横板２によって空気がよどみ、か
つ日照が少ないので自然乾燥が期待できないので雨水等
が滞留し易くなる。
つ日照が少ないので自然乾燥が期待できないので雨水等
が滞留し易くなる。
なお、雨水等が滞留すると空気中のほこりが付着して腐
蝕の原因となるばかりか、ほこりが見えて外観が見栄え
悪くなる。
蝕の原因となるばかりか、ほこりが見えて外観が見栄え
悪くなる。
また、水切板３の室外側は水平部3eとなり、その水平部
3eに沿って雨水等がゆっくりと流れるし、その水平部3e
と連続して一体的に設けた室外側垂下板５は垂直とな
り、前記の水平部3eから室外側垂下板５に雨水等がゆっ
くりと伝わり、その室外側垂下板５に沿って雨水等が室
内側に回り込んでしまう。
3eに沿って雨水等がゆっくりと流れるし、その水平部3e
と連続して一体的に設けた室外側垂下板５は垂直とな
り、前記の水平部3eから室外側垂下板５に雨水等がゆっ
くりと伝わり、その室外側垂下板５に沿って雨水等が室
内側に回り込んでしまう。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした下
枠材の排水部の構造を提供することを目的とする。
枠材の排水部の構造を提供することを目的とする。
下枠材10におけるパネル装着用の上向凹部16を構成する
横板11に排水孔13を形成すると共に、該横板11における
排水孔13より室内側に、当該横板10より上方で、かつ室
外側に中心12′を有する滑らかな円弧状でほぼ上向Ｃ字
状に湾曲した水切板12を、その水切板12の下部が上部よ
りも下方で室外寄り位置として一体形成し、 前記水切板12の下部に室外側垂下板19を、垂直に対して
下部が室内側となるように斜めに一体形成した下枠材の
排水部の構造。
横板11に排水孔13を形成すると共に、該横板11における
排水孔13より室内側に、当該横板10より上方で、かつ室
外側に中心12′を有する滑らかな円弧状でほぼ上向Ｃ字
状に湾曲した水切板12を、その水切板12の下部が上部よ
りも下方で室外寄り位置として一体形成し、 前記水切板12の下部に室外側垂下板19を、垂直に対して
下部が室内側となるように斜めに一体形成した下枠材の
排水部の構造。
これにより、排水孔13より落下排水した雨水等は水切板
12に沿ってスムーズに流れ落ちて雨水等の流れと水切板
12との間に隙間が生じることがなく、水切板12の途中で
表面張力によって雨水等が滞留することがない。
12に沿ってスムーズに流れ落ちて雨水等の流れと水切板
12との間に隙間が生じることがなく、水切板12の途中で
表面張力によって雨水等が滞留することがない。
また、水切板12に沿って流れる雨水等は下部に近づくに
つれて急に流れて室外側垂下板19につたわることなしに
下部より落下排水され、雨水等が室外側垂下板19に沿っ
て室内側に回り込むことがない。
つれて急に流れて室外側垂下板19につたわることなしに
下部より落下排水され、雨水等が室外側垂下板19に沿っ
て室内側に回り込むことがない。
第１図に示すように、下枠材10の横板11には水切板12が
一体形成され、該水切板12は円弧状となっていると共
に、その中心12′は横板11より上方でかつ室外側に位置
し、前記横板11における水切板12より室外側には排水孔
13が形成してある。
一体形成され、該水切板12は円弧状となっていると共
に、その中心12′は横板11より上方でかつ室外側に位置
し、前記横板11における水切板12より室外側には排水孔
13が形成してある。
前記横板11の室内、外側端には室内側立上り板14と室外
側立上り板15が一体形成されて上向凹部16を形成し、こ
の上向凹部16にパネル17の下端部がシール材18を介して
装着され、前記水切板12の先端には室外側垂下板19が一
体形成されていると共に、横板11の室内側には室内側垂
下板20が一体形成されて下向凹部21を形成し、この下向
凹部21にはパネル22の上端部がシール材23を介して装着
してあると共に、下枠材10はブラケット24でファスナー
受け25に連結してある。
側立上り板15が一体形成されて上向凹部16を形成し、こ
の上向凹部16にパネル17の下端部がシール材18を介して
装着され、前記水切板12の先端には室外側垂下板19が一
体形成されていると共に、横板11の室内側には室内側垂
下板20が一体形成されて下向凹部21を形成し、この下向
凹部21にはパネル22の上端部がシール材23を介して装着
してあると共に、下枠材10はブラケット24でファスナー
受け25に連結してある。
第２図は第２実施例を示し、横板11の下面における排水
孔13の室外側に鈎形の覆片27を長手方向に亘って一体形
成して排水孔13が室外側より目視できないようにしてあ
ると共に、水切板12の上部に突起28を前記覆片27と対向
して一体形成してある。
孔13の室外側に鈎形の覆片27を長手方向に亘って一体形
成して排水孔13が室外側より目視できないようにしてあ
ると共に、水切板12の上部に突起28を前記覆片27と対向
して一体形成してある。
第３図は第３実施例を示し、水切板12の上部12aを円弧
状とすると共に、水切板12と室外側垂下板19のコーナー
部12bを円弧状としてある。
状とすると共に、水切板12と室外側垂下板19のコーナー
部12bを円弧状としてある。
このように、覆片27を一体形成することで、排水孔13よ
り流れ落ちた雨水の一部が覆片27にも流れ落ち、この覆
片27に沿って長手方向に若干流れながら落下するので、
一箇所から集中して落下することがなく雨水の滞留がよ
り一層生じなくなる。
り流れ落ちた雨水の一部が覆片27にも流れ落ち、この覆
片27に沿って長手方向に若干流れながら落下するので、
一箇所から集中して落下することがなく雨水の滞留がよ
り一層生じなくなる。
第４図は第４実施例を示し、横板11を略Ｖ字状とし、そ
の底部付近に排水孔13を形成すると共に、排水孔13の室
内側にＬ型の突起片28を一体形成し、この突起片28より
も室内側に水切板12を一体形成して、排水孔13よりの雨
水等が突起片28より水切板12の下部に滴下すると共に、
突起片28を伝わった一部の雨水等が水切板12に沿って流
れ落ちるようにしてある。
の底部付近に排水孔13を形成すると共に、排水孔13の室
内側にＬ型の突起片28を一体形成し、この突起片28より
も室内側に水切板12を一体形成して、排水孔13よりの雨
水等が突起片28より水切板12の下部に滴下すると共に、
突起片28を伝わった一部の雨水等が水切板12に沿って流
れ落ちるようにしてある。
この場合も雨水は突起片28に沿って長手方向に若干流れ
ながら落下するので、一箇所より集中して落下排水され
ることがない。
ながら落下するので、一箇所より集中して落下排水され
ることがない。
排水孔13より落下排水した雨水等は水切板12に沿ってス
ムーズに流れ落ちるので、雨水等の流れと水切板12との
間に隙間が生じることがなく、水切板12の途中で表面張
力によって雨水等が滞留することがない。
ムーズに流れ落ちるので、雨水等の流れと水切板12との
間に隙間が生じることがなく、水切板12の途中で表面張
力によって雨水等が滞留することがない。
したがって、雨水等をスムーズに排水できて空気中のほ
こりが水切板12に付着することがなく、その付着したほ
こりにより水切板12が早期に腐蝕することがないと共
に、ほこりにより外観が見栄え悪くなることがない。
こりが水切板12に付着することがなく、その付着したほ
こりにより水切板12が早期に腐蝕することがないと共
に、ほこりにより外観が見栄え悪くなることがない。
しかも、前記水切板12は横板10より上方でかつ室外側に
中心12′を有する滑らかな円弧状でほぼ上向きＣ字状に
弯曲し、その水切板12の下部に形成した室外側垂下板19
は垂直に対して下部が室内側となるように斜めとなって
いるので、水切板12に沿って流れる雨水等は下部に近づ
くにつれて急に流れて室外側垂下板19につたわることな
しに下部より落下排水され、雨水等が室外側垂下板19に
沿って室内側に回り込むことがない。
中心12′を有する滑らかな円弧状でほぼ上向きＣ字状に
弯曲し、その水切板12の下部に形成した室外側垂下板19
は垂直に対して下部が室内側となるように斜めとなって
いるので、水切板12に沿って流れる雨水等は下部に近づ
くにつれて急に流れて室外側垂下板19につたわることな
しに下部より落下排水され、雨水等が室外側垂下板19に
沿って室内側に回り込むことがない。
第１図、第２図は本考案の第１、第２実施例の断面図、
第３図、第４図は第３、第４実施例の一部断面図、第５
図は従来例の断面図である。 10は下枠材、11は横板、12は水切板、13は排水孔。
第３図、第４図は第３、第４実施例の一部断面図、第５
図は従来例の断面図である。 10は下枠材、11は横板、12は水切板、13は排水孔。
Claims (1)
- 【請求項１】下枠材10におけるパネル装着用の上向凹部
16を構成する横板11に排水孔13を形成すると共に、該横
板11における排水孔13より室内側に、当該横板10より上
方で、かつ室外側に中心12′を有する滑らかな円弧状で
ほぼ上向Ｃ字状に湾曲した水切板12を、その水切板12の
下部が上部よりも下方で室外寄り位置として一体形成
し、 前記水切板12の下部に室外側垂下板19を、垂直に対して
下部が室内側となるように斜めに一体形成したことを特
徴とする下枠材の排水部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987144432U JPH0732839Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 下枠材の排水部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987144432U JPH0732839Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 下枠材の排水部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6449586U JPS6449586U (ja) | 1989-03-28 |
| JPH0732839Y2 true JPH0732839Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31412141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987144432U Expired - Lifetime JPH0732839Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 下枠材の排水部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732839Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5290843B2 (ja) * | 2009-04-10 | 2013-09-18 | Ｙｋｋ Ａｐ株式会社 | 下枠の排水構造および建具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6316460Y2 (ja) * | 1981-04-15 | 1988-05-11 | ||
| JPS589493U (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-21 | 日本建鐵株式会社 | サツシ |
-
1987
- 1987-09-24 JP JP1987144432U patent/JPH0732839Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6449586U (ja) | 1989-03-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0732839Y2 (ja) | 下枠材の排水部の構造 | |
| JPH0539186Y2 (ja) | ||
| JP2504011Y2 (ja) | 結露水受け部材 | |
| JPH0810084Y2 (ja) | 組立家屋における柱と上枠との接続構造 | |
| JPS6224708Y2 (ja) | ||
| JP2789164B2 (ja) | 下端水切り部材の取付構造 | |
| JPH0113697Y2 (ja) | ||
| JP2879720B2 (ja) | コーナー出窓の排水構造 | |
| JPS6139772Y2 (ja) | ||
| JPH0326868Y2 (ja) | ||
| JPH0754548Y2 (ja) | 内倒し窓 | |
| JPS6343305Y2 (ja) | ||
| JPS6129911Y2 (ja) | ||
| JPH0415858Y2 (ja) | ||
| JPS585017Y2 (ja) | 増縁付下枠の取付構造 | |
| JPH0130552Y2 (ja) | ||
| JP3054410U (ja) | 庇 | |
| JPH076355U (ja) | 軒先部の構造 | |
| JPS5819274Y2 (ja) | 屈曲接合サツシにおける結露水の排水構造 | |
| JPS5845560Y2 (ja) | フラワ−ボツクス | |
| JPS5814789Y2 (ja) | サッシ枠と雨戸枠接合部の水密構造 | |
| JPH068172Y2 (ja) | 軒天井の構造 | |
| JPH0432405Y2 (ja) | ||
| JPH0328698Y2 (ja) | ||
| JPH01174788A (ja) | 上下壁ユニット間の窓部取付装置 |