JPH07328110A - 透析装置の除水制御機構 - Google Patents
透析装置の除水制御機構Info
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- JPH07328110A JPH07328110A JP6152627A JP15262794A JPH07328110A JP H07328110 A JPH07328110 A JP H07328110A JP 6152627 A JP6152627 A JP 6152627A JP 15262794 A JP15262794 A JP 15262794A JP H07328110 A JPH07328110 A JP H07328110A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透析終了時刻が重なることのないように透析
終了予定時刻を管理することができ、かつ過除水になる
ことのない透析装置の除水制御機構を提供する。 【構成】 除水速度設定スイッチ９を押し続けると、除
水速度の設定値が段階的に変動し、その変動した設定値
がそのつど除水速度表示部９１に表示されるとともに、
この変動する除水速度の設定値に同期してそのつど変動
させられた除水速度で除水した場合の透析終了予定時刻
が演算され透析終了予定時刻表示部１２に表示される様
になっている。従って、透析終了予定時刻を変更する場
合には、透析終了予定時刻表示部１２を見ながら所望の
透析終了予定時刻になるまで除水速度設定スイッチ９を
押し続ければよいので、透析治療途中での透析終了予定
時刻の変更が容易であり、また、透析治療途中における
除水速度や透析終了予定時刻の計算ミスや入力ミスを防
止することができる。
終了予定時刻を管理することができ、かつ過除水になる
ことのない透析装置の除水制御機構を提供する。 【構成】 除水速度設定スイッチ９を押し続けると、除
水速度の設定値が段階的に変動し、その変動した設定値
がそのつど除水速度表示部９１に表示されるとともに、
この変動する除水速度の設定値に同期してそのつど変動
させられた除水速度で除水した場合の透析終了予定時刻
が演算され透析終了予定時刻表示部１２に表示される様
になっている。従って、透析終了予定時刻を変更する場
合には、透析終了予定時刻表示部１２を見ながら所望の
透析終了予定時刻になるまで除水速度設定スイッチ９を
押し続ければよいので、透析治療途中での透析終了予定
時刻の変更が容易であり、また、透析治療途中における
除水速度や透析終了予定時刻の計算ミスや入力ミスを防
止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、透析装置の除水制御機
構に関し、特に透析治療中に透析終了予定時刻を変更す
る必要が生じた時に、目標除水量と除水速度の少なくと
も一方を変更することにより、透析終了予定時刻を極め
て容易に且つ適性に算出し表示することのできるように
した除水制御機構に関する。
構に関し、特に透析治療中に透析終了予定時刻を変更す
る必要が生じた時に、目標除水量と除水速度の少なくと
も一方を変更することにより、透析終了予定時刻を極め
て容易に且つ適性に算出し表示することのできるように
した除水制御機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】透析装置は慢性腎不全患者の透析治療を
行なう装置として広く普及している。一般に、透析装置
は、透析器と血液回路、透析液回路、血液ポンプ、除水
ポンプおよび除水制御装置を備えており、除水制御装置
は一般に、目標とする除水量を設定する目標除水量設定
手段と、除水速度を設定する除水速度設定手段と、上記
除水速度設定手段によって設定された除水速度に基づい
て除水を行わせる制御手段とを備えている。そして、上
記目標除水量設定手段および除水速度設定手段によって
設定された目標除水量と除水速度から透析に要する時間
を算出し、透析終了予定時刻を算出することができるよ
うになっており、目標除水量と除水速度は透析治療中で
あっても変更できるようになっている。
行なう装置として広く普及している。一般に、透析装置
は、透析器と血液回路、透析液回路、血液ポンプ、除水
ポンプおよび除水制御装置を備えており、除水制御装置
は一般に、目標とする除水量を設定する目標除水量設定
手段と、除水速度を設定する除水速度設定手段と、上記
除水速度設定手段によって設定された除水速度に基づい
て除水を行わせる制御手段とを備えている。そして、上
記目標除水量設定手段および除水速度設定手段によって
設定された目標除水量と除水速度から透析に要する時間
を算出し、透析終了予定時刻を算出することができるよ
うになっており、目標除水量と除水速度は透析治療中で
あっても変更できるようになっている。
【０００３】近時、高性能のダイアライザが開発され、
多量の除水量が可能になった反面、除水制御を誤ると必
要以上に水分を除去したりまたは十分な水分の除去がで
きなかったりして患者の生命に危険を及ぼす虞があるた
め、正確かつ安全な除水管理を行うことのできる透析装
置の除水制御機構が期待されている。そのため、目標瀘
過量設定手段と、瀘過速度設定手段と、設定された限外
瀘過速度に基づいて限外瀘過を制御する制御装置を備
え、目標瀘過量と限外瀘過速度との少なくとも一方の設
定値が変更可能な透析装置において、目標瀘過量と限外
瀘過速度および、その時点までに終了した限外瀘過量と
から、目標瀘過量を終了するまでの残時間を演算して表
示する残時間演算手段を設け、目標瀘過量または限外瀘
過速度が変更された際に、その変更された設定値に基づ
いて残時間を再演算して表示するようにした透析装置
（実公平６−１１００１号公報）や、除水管理データと
して目標除水量と除水完了予定時刻と現在時刻とを設定
し、これらの除水管理データから透析時間を算出してこ
れにより透析開始時の除水速度を自動計算し、次いで透
析中に除水完了予定時刻に対する遅れ時間が生じた場合
に、透析残時間と残除水量とを算出してこれにより遅れ
時間を取り戻すための除水速度を自動計算し、これら除
水速度を除水制御機構の制御値として設定するようにし
た透析装置の除水計算システム（特開平６−１４９９４
号公報）などが提案されている。
多量の除水量が可能になった反面、除水制御を誤ると必
要以上に水分を除去したりまたは十分な水分の除去がで
きなかったりして患者の生命に危険を及ぼす虞があるた
め、正確かつ安全な除水管理を行うことのできる透析装
置の除水制御機構が期待されている。そのため、目標瀘
過量設定手段と、瀘過速度設定手段と、設定された限外
瀘過速度に基づいて限外瀘過を制御する制御装置を備
え、目標瀘過量と限外瀘過速度との少なくとも一方の設
定値が変更可能な透析装置において、目標瀘過量と限外
瀘過速度および、その時点までに終了した限外瀘過量と
から、目標瀘過量を終了するまでの残時間を演算して表
示する残時間演算手段を設け、目標瀘過量または限外瀘
過速度が変更された際に、その変更された設定値に基づ
いて残時間を再演算して表示するようにした透析装置
（実公平６−１１００１号公報）や、除水管理データと
して目標除水量と除水完了予定時刻と現在時刻とを設定
し、これらの除水管理データから透析時間を算出してこ
れにより透析開始時の除水速度を自動計算し、次いで透
析中に除水完了予定時刻に対する遅れ時間が生じた場合
に、透析残時間と残除水量とを算出してこれにより遅れ
時間を取り戻すための除水速度を自動計算し、これら除
水速度を除水制御機構の制御値として設定するようにし
た透析装置の除水計算システム（特開平６−１４９９４
号公報）などが提案されている。
【０００４】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、実公平
６−１１００１号公報の透析装置では、透析終了予定時
刻が表示されるようになっていないので、うっかりする
と、計算ミスにより透析終了予定時刻を間違ってしまう
ことがあり問題であった。また、透析開始後に何らかの
理由により当初に予定していた透析終了時間内に透析を
完了することが出来なくなり、より短い時間内に透析を
完了させる必要が生じた場合に、特に同時に多くの患者
の透析治療を行っているような医療現場では、透析終了
時刻が重なることがあった。そのため、治療後の処理や
次の治療の開始のために多忙を極めることになり、目標
瀘過量や限外瀘過速度の設定に際して計算ミスを犯すこ
とがあり問題であった。また、特開平６−１４９９４号
公報の透析装置の除水計算システムでは、始めに設定し
た除水完了予定時刻に合わせて除水速度を設定し直すよ
うにしているので、除水速度が過大になることがあり、
そのため過除水になることがあり問題であった。また、
除水速度に上限を定めておけば過除水の問題は回避する
ことができるが、この場合には、除水速度が上限を超え
る度に計算をやり直す必要があり、問題であった。本発
明は上記の事情に鑑みてなされたもので、透析終了時刻
が重なることのないように透析終了予定時刻を管理する
ことができ、かつ過除水になることのない透析装置の除
水制御機構を提供することを目的とする。
６−１１００１号公報の透析装置では、透析終了予定時
刻が表示されるようになっていないので、うっかりする
と、計算ミスにより透析終了予定時刻を間違ってしまう
ことがあり問題であった。また、透析開始後に何らかの
理由により当初に予定していた透析終了時間内に透析を
完了することが出来なくなり、より短い時間内に透析を
完了させる必要が生じた場合に、特に同時に多くの患者
の透析治療を行っているような医療現場では、透析終了
時刻が重なることがあった。そのため、治療後の処理や
次の治療の開始のために多忙を極めることになり、目標
瀘過量や限外瀘過速度の設定に際して計算ミスを犯すこ
とがあり問題であった。また、特開平６−１４９９４号
公報の透析装置の除水計算システムでは、始めに設定し
た除水完了予定時刻に合わせて除水速度を設定し直すよ
うにしているので、除水速度が過大になることがあり、
そのため過除水になることがあり問題であった。また、
除水速度に上限を定めておけば過除水の問題は回避する
ことができるが、この場合には、除水速度が上限を超え
る度に計算をやり直す必要があり、問題であった。本発
明は上記の事情に鑑みてなされたもので、透析終了時刻
が重なることのないように透析終了予定時刻を管理する
ことができ、かつ過除水になることのない透析装置の除
水制御機構を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、目標とする除水量を設定する目標除水量
設定手段と、除水速度を設定する除水速度設定手段と、
設定された目標除水量と除水速度から透析終了予定時刻
を演算し表示する透析終了予定時刻表示手段を備え、透
析治療中に前記除水速度設定手段による設定値が段階的
に変更可能になっており、設定値の段階的な変更に同期
して該変更された設定値に対応する透析終了予定時刻が
演算され表示されるようにしてなる透析装置の除水制御
機構を採用している。ここで、除水速度設定手段はアッ
プダウンキー方式のスイッチにするのが好ましく、ま
た、透析治療中に目標除水量設定手段による設定値を段
階的に変更可能にし、設定値の段階的な変更に同期して
該変更された設定値に対応する透析終了予定時刻が演算
され表示されるようにしてもよい。この場合、目標除水
量設定手段はアップダウンキー方式のスイッチにするの
が好ましい。また、除水制御機構に透析終了予定時刻ま
での残時間を演算し表示する残時間表示手段を設けても
よい。
決するために、目標とする除水量を設定する目標除水量
設定手段と、除水速度を設定する除水速度設定手段と、
設定された目標除水量と除水速度から透析終了予定時刻
を演算し表示する透析終了予定時刻表示手段を備え、透
析治療中に前記除水速度設定手段による設定値が段階的
に変更可能になっており、設定値の段階的な変更に同期
して該変更された設定値に対応する透析終了予定時刻が
演算され表示されるようにしてなる透析装置の除水制御
機構を採用している。ここで、除水速度設定手段はアッ
プダウンキー方式のスイッチにするのが好ましく、ま
た、透析治療中に目標除水量設定手段による設定値を段
階的に変更可能にし、設定値の段階的な変更に同期して
該変更された設定値に対応する透析終了予定時刻が演算
され表示されるようにしてもよい。この場合、目標除水
量設定手段はアップダウンキー方式のスイッチにするの
が好ましい。また、除水制御機構に透析終了予定時刻ま
での残時間を演算し表示する残時間表示手段を設けても
よい。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図１は本発明の除水制御機構の一実施例を
含む透析装置の回路図であり、図２は除水制御部の表示
パネルの表示例を示す説明図である。図１において、１
は血液回路、２はダイアライザ（透析器）、３は血液ポ
ンプ、４は透析液回路、５は除水手段、６は除水制御
部、７は透析液ポンプである。血液は、患者の静脈から
血液ポンプ３によって血液回路１を通ってダイアライザ
ー２に供給され、ここで透析され余分な水分を除水され
て患者の動脈に戻される。一方、透析液は、透析液ポン
プ７によって透析液回路４を通ってダイアライザー２に
供給され、ここで患者の動脈から供給された血液を浄化
する。そしてこの時、血液中の余分な水分は決められた
速度で除水され、透析液回路４の途中に設けた除水手段
５に導入されて外部に排出される。この時、除水手段５
による除水速度および透析液ポンプ７の駆動は除水制御
部６によって制御される。尚、除水手段としては、特公
平３−５４５９０号公報に示すような、２枚のダイアフ
ラムの間にシリコンオイルを出し入れ自在に満たした室
によって透析液供給室と透析液回収室に仕切られた密閉
容器や、特公昭５６−８２に示すような限外瀘過ポンプ
などが採用される。
て説明する。図１は本発明の除水制御機構の一実施例を
含む透析装置の回路図であり、図２は除水制御部の表示
パネルの表示例を示す説明図である。図１において、１
は血液回路、２はダイアライザ（透析器）、３は血液ポ
ンプ、４は透析液回路、５は除水手段、６は除水制御
部、７は透析液ポンプである。血液は、患者の静脈から
血液ポンプ３によって血液回路１を通ってダイアライザ
ー２に供給され、ここで透析され余分な水分を除水され
て患者の動脈に戻される。一方、透析液は、透析液ポン
プ７によって透析液回路４を通ってダイアライザー２に
供給され、ここで患者の動脈から供給された血液を浄化
する。そしてこの時、血液中の余分な水分は決められた
速度で除水され、透析液回路４の途中に設けた除水手段
５に導入されて外部に排出される。この時、除水手段５
による除水速度および透析液ポンプ７の駆動は除水制御
部６によって制御される。尚、除水手段としては、特公
平３−５４５９０号公報に示すような、２枚のダイアフ
ラムの間にシリコンオイルを出し入れ自在に満たした室
によって透析液供給室と透析液回収室に仕切られた密閉
容器や、特公昭５６−８２に示すような限外瀘過ポンプ
などが採用される。
【０００７】本発明の除水制御機構は除水手段５と除水
制御部６を含んでおり、除水制御部６には例えば図２に
示すような表示パネルが設けられている。表示パネルに
は所要の除水管理データを設定して、必要ならばこれら
のデータを表示できるようになっており、表示パネルに
設定され表示される除水管理データとしては患者によっ
て個別に決められる目標除水量や除水速度、透析終了予
定時刻などがある。図２の表示パネルには、目標とする
除水量を設定する目標除水量設定スイッチ８、除水速度
を設定する除水速度設定スイッチ９、これらの目標除水
量設定スイッチ８および除水速度設定スイッチ９によっ
て設定された目標除水量および除水速度をそれぞれ表示
する目標除水量表示部８１および除水速度表示部９１、
設定された目標除水量と除水速度から演算された透析終
了予定時刻を表示する透析終了予定時刻表示部１２が設
けられており、透析開始後の経過時間を表示する透析経
過時間表示部１０や現在の時刻を表示する現在時刻表示
部１１が必要に応じて付加されている。これに演算され
た透析終了予定時刻までの残時間を表示する残時間表示
部（図示していない）を設けると、一度に多くの患者の
治療を行う場合などに個々の患者の残時間を把握できる
ので透析終了予定時刻の変更計画を立てる際に便利であ
る。
制御部６を含んでおり、除水制御部６には例えば図２に
示すような表示パネルが設けられている。表示パネルに
は所要の除水管理データを設定して、必要ならばこれら
のデータを表示できるようになっており、表示パネルに
設定され表示される除水管理データとしては患者によっ
て個別に決められる目標除水量や除水速度、透析終了予
定時刻などがある。図２の表示パネルには、目標とする
除水量を設定する目標除水量設定スイッチ８、除水速度
を設定する除水速度設定スイッチ９、これらの目標除水
量設定スイッチ８および除水速度設定スイッチ９によっ
て設定された目標除水量および除水速度をそれぞれ表示
する目標除水量表示部８１および除水速度表示部９１、
設定された目標除水量と除水速度から演算された透析終
了予定時刻を表示する透析終了予定時刻表示部１２が設
けられており、透析開始後の経過時間を表示する透析経
過時間表示部１０や現在の時刻を表示する現在時刻表示
部１１が必要に応じて付加されている。これに演算され
た透析終了予定時刻までの残時間を表示する残時間表示
部（図示していない）を設けると、一度に多くの患者の
治療を行う場合などに個々の患者の残時間を把握できる
ので透析終了予定時刻の変更計画を立てる際に便利であ
る。
【０００８】透析開始後、警報の発生などにより除水制
御が中断されて透析終了予定時刻に対する遅れが生じた
場合や、複数の患者の透析終了予定時刻が重なり透析終
了後の操作が煩雑になる虞がある場合など、遅れを取り
戻すために除水速度を速めたり、透析終了予定時刻が重
ならないようにこれを変更する必要が生じたりすること
があり、場合によっては目標除水量を変更する必要が生
じることもある。本発明の除水制御機構は、このような
場合に、除水速度を変更することにより対応できるよう
になっている。必要ならば目標除水量を変更することに
より対応できるような機能が付加される。すなわち、透
析治療中に除水速度設定手段による設定値が段階的に変
更可能になっており、この様な除水速度設定手段（除水
速度設定スイッチ９）として好ましくはアップダウンキ
ー方式のスイッチが採用されている。また、透析治療中
に目標除水量設定手段による設定値を段階的に変更可能
にしてもよく、この様な目標除水量設定手段（目標除水
量設定スイッチ８）として好ましくはアップダウンキー
方式のスイッチが採用されている。
御が中断されて透析終了予定時刻に対する遅れが生じた
場合や、複数の患者の透析終了予定時刻が重なり透析終
了後の操作が煩雑になる虞がある場合など、遅れを取り
戻すために除水速度を速めたり、透析終了予定時刻が重
ならないようにこれを変更する必要が生じたりすること
があり、場合によっては目標除水量を変更する必要が生
じることもある。本発明の除水制御機構は、このような
場合に、除水速度を変更することにより対応できるよう
になっている。必要ならば目標除水量を変更することに
より対応できるような機能が付加される。すなわち、透
析治療中に除水速度設定手段による設定値が段階的に変
更可能になっており、この様な除水速度設定手段（除水
速度設定スイッチ９）として好ましくはアップダウンキ
ー方式のスイッチが採用されている。また、透析治療中
に目標除水量設定手段による設定値を段階的に変更可能
にしてもよく、この様な目標除水量設定手段（目標除水
量設定スイッチ８）として好ましくはアップダウンキー
方式のスイッチが採用されている。
【０００９】透析治療に際しては、目標除水量設定スイ
ッチ８により目標除水量を設定し、除水速度設定スイッ
チ９により除水速度を設定すると、目標除水量と除水速
度がそれぞれ目標除水量表示部８１および除水速度表示
部９１に表示されるとともに、設定された目標除水量と
除水速度から透析終了予定時刻表示手段によって透析治
療に必要な時間が自動的に計算され（透析所要時間＝目
標除水量／除水速度）、次いで、この透析所要時間と現
在時刻から透析終了予定時刻が自動的に計算され、透析
終了予定時刻表示手段の表示部である透析終了予定時刻
表示部１２に表示される。
ッチ８により目標除水量を設定し、除水速度設定スイッ
チ９により除水速度を設定すると、目標除水量と除水速
度がそれぞれ目標除水量表示部８１および除水速度表示
部９１に表示されるとともに、設定された目標除水量と
除水速度から透析終了予定時刻表示手段によって透析治
療に必要な時間が自動的に計算され（透析所要時間＝目
標除水量／除水速度）、次いで、この透析所要時間と現
在時刻から透析終了予定時刻が自動的に計算され、透析
終了予定時刻表示手段の表示部である透析終了予定時刻
表示部１２に表示される。
【００１０】透析開始後、除水速度や透析終了予定時刻
を変更する必要が生じた場合には、当初設定された除水
速度を変更すればよい。必要ならば目標除水量を変更し
てもよい。すなわち、図２の表示パネルにおいて、除水
速度設定スイッチ９（アップ用スイッチとダウン用スイ
ッチからなる）を押し続けると、除水速度の設定値が段
階的に変動（アップまたはダウン）し、その変動した設
定値がそのつど除水速度表示部９１に表示されるととも
に、この変動する除水速度の設定値に同期してそのつど
変動させられた除水速度で除水した場合の透析終了予定
時刻が演算され透析終了予定時刻表示部１２に表示され
る様になっている。従って、透析終了予定時刻を変更す
る場合には、透析終了予定時刻表示部１２を見ながら所
望の透析終了予定時刻になるまで除水速度設定スイッチ
９を押し続ければよいので、透析治療途中での透析終了
予定時刻の変更が容易であり、また、透析治療途中にお
ける除水速度や透析終了予定時刻の計算ミスや入力ミス
を防止することができる。また、除水制御部６に患者毎
の除水速度の上限を記憶させておけば、除水速度の上限
に達した後は透析終了予定時刻が変動しなくなるので、
除水速度の過大による過除水を生じることがない。尚、
目標除水量を変動させることにより透析終了予定時刻を
変更する方法については、除水速度を変動させる場合に
準ずるので説明を省略する。
を変更する必要が生じた場合には、当初設定された除水
速度を変更すればよい。必要ならば目標除水量を変更し
てもよい。すなわち、図２の表示パネルにおいて、除水
速度設定スイッチ９（アップ用スイッチとダウン用スイ
ッチからなる）を押し続けると、除水速度の設定値が段
階的に変動（アップまたはダウン）し、その変動した設
定値がそのつど除水速度表示部９１に表示されるととも
に、この変動する除水速度の設定値に同期してそのつど
変動させられた除水速度で除水した場合の透析終了予定
時刻が演算され透析終了予定時刻表示部１２に表示され
る様になっている。従って、透析終了予定時刻を変更す
る場合には、透析終了予定時刻表示部１２を見ながら所
望の透析終了予定時刻になるまで除水速度設定スイッチ
９を押し続ければよいので、透析治療途中での透析終了
予定時刻の変更が容易であり、また、透析治療途中にお
ける除水速度や透析終了予定時刻の計算ミスや入力ミス
を防止することができる。また、除水制御部６に患者毎
の除水速度の上限を記憶させておけば、除水速度の上限
に達した後は透析終了予定時刻が変動しなくなるので、
除水速度の過大による過除水を生じることがない。尚、
目標除水量を変動させることにより透析終了予定時刻を
変更する方法については、除水速度を変動させる場合に
準ずるので説明を省略する。
【００１１】また、本発明においては、透析終了予定時
刻までの残時間を演算し表示する残時間表示手段を設け
てもよい。この場合、表示パネルには残時間表示部（図
示していない）が設けられ、残時間が表示される。残時
間が大きい程、透析終了予定時刻の変更幅を大きくでき
るので、途中で透析所要時間を短縮したり、透析の遅れ
を取り戻す際にこの残時間表示部を利用すれば便利であ
る。
刻までの残時間を演算し表示する残時間表示手段を設け
てもよい。この場合、表示パネルには残時間表示部（図
示していない）が設けられ、残時間が表示される。残時
間が大きい程、透析終了予定時刻の変更幅を大きくでき
るので、途中で透析所要時間を短縮したり、透析の遅れ
を取り戻す際にこの残時間表示部を利用すれば便利であ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の透析装置の除水制御機構を採用することに
より、透析終了時刻が重なることのないように透析終了
予定時刻を管理することができる。また、透析終了予定
時刻の管理が容易であり、計算ミスなどを防止でき、か
つ除水速度を変更した際に過除水になることのない透析
装置を提供することが出来る。
に、本発明の透析装置の除水制御機構を採用することに
より、透析終了時刻が重なることのないように透析終了
予定時刻を管理することができる。また、透析終了予定
時刻の管理が容易であり、計算ミスなどを防止でき、か
つ除水速度を変更した際に過除水になることのない透析
装置を提供することが出来る。
【図１】本発明の除水制御機構の一実施例を含む透析装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図２】図１における除水制御部の表示パネルの表示例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
１ 血液回路 ２ ダイアライザー ３ 血液ポンプ ４ 透析液回路 ５ 除水手段 ６ 除水制御部 ７ 透析液ポンプ ８ 目標除水量設定スイッチ ９ 除水速度設定スイッチ １０ 透析経過時間表示部 １１ 現在時刻表示部 １２ 透析終了予定時刻表示部
Claims (5)
- 【請求項１】 目標とする除水量を設定する目標除水量
設定手段と、除水速度を設定する除水速度設定手段と、
設定された目標除水量と除水速度から透析終了予定時刻
を演算し表示する透析終了予定時刻表示手段を備え、透
析治療中に前記除水速度設定手段による設定値が段階的
に変更可能になっており、設定値の段階的な変更に同期
して該変更された設定値に対応する透析終了予定時刻が
演算され表示されるようにしてなる透析装置の除水制御
機構。 - 【請求項２】 除水速度設定手段がアップダウンキー方
式のスイッチである請求項１に記載の除水制御機構。 - 【請求項３】 透析治療中に目標除水量設定手段による
設定値を段階的に変更可能にし、設定値の段階的な変更
に同期して該変更された設定値に対応する透析終了予定
時刻が演算され表示されるようにしてなる請求項１また
は２に記載の除水制御機構。 - 【請求項４】 目標除水量設定手段がアップダウンキー
方式のスイッチである請求項３に記載の除水制御機構。 - 【請求項５】 透析終了予定時刻までの残時間を演算し
表示する残時間表示手段を設けてなる請求項１〜４のい
ずれかに記載の除水制御機構。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6152627A JPH07328110A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 透析装置の除水制御機構 |
| US08/468,039 US5656153A (en) | 1994-06-10 | 1995-06-06 | Water-removal control system with timer display for dialysis device |
| DE69528726T DE69528726T2 (de) | 1994-06-10 | 1995-06-08 | Ultrafiltrationssteuerungssystem für ein Dialysegerät |
| AT95108857T ATE227141T1 (de) | 1994-06-10 | 1995-06-08 | Ultrafiltrationssteuerungssystem für ein dialysegerät |
| EP95108857A EP0686404B1 (en) | 1994-06-10 | 1995-06-08 | Water-removal control system for dialysis devices |
| CA002151301A CA2151301C (en) | 1994-06-10 | 1995-06-08 | Water-removal control system for dialysis devices |
| CN95108319A CN1124163C (zh) | 1994-06-10 | 1995-06-09 | 一种用于透析设备的排水控制系统 |
| KR1019950015130A KR100342277B1 (ko) | 1994-06-10 | 1995-06-09 | 투석장치용수-제거제어시스템 |
| SG1995000622A SG32367A1 (en) | 1994-06-10 | 1995-06-10 | Water-removal control system for dialysis devices |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6152627A JPH07328110A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 透析装置の除水制御機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328110A true JPH07328110A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15544524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6152627A Pending JPH07328110A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 透析装置の除水制御機構 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5656153A (ja) |
| EP (1) | EP0686404B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07328110A (ja) |
| KR (1) | KR100342277B1 (ja) |
| CN (1) | CN1124163C (ja) |
| AT (1) | ATE227141T1 (ja) |
| CA (1) | CA2151301C (ja) |
| DE (1) | DE69528726T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019037674A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-14 | ニプロ株式会社 | 血液透析装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19823811C1 (de) * | 1998-05-28 | 1999-11-25 | Fresenius Medical Care De Gmbh | Sicherheitsvorrichtung für eine Blutbehandlungsvorrichtung und Verfahren zur Erhöhung der Sicherheit einer Blutbehandlungsvorrichtung |
| JP2003010318A (ja) | 2001-07-02 | 2003-01-14 | Nippon Colin Co Ltd | 透析装置 |
| JP2003010317A (ja) | 2001-07-02 | 2003-01-14 | Nippon Colin Co Ltd | 透析装置 |
| US20060076295A1 (en) | 2004-03-15 | 2006-04-13 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods of blood-based therapies having a microfluidic membraneless exchange device |
| JP4489761B2 (ja) | 2003-03-14 | 2010-06-23 | ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニヴァーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク | マイクロ流体無膜交換装置を有する血液ベースの治療のためのシステム及び方法 |
| ATE481994T1 (de) * | 2005-08-25 | 2010-10-15 | Gambro Lundia Ab | Medizinisches gerät |
| WO2007137245A2 (en) | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Columbia University | Systems and methods of microfluidic membraneless exchange using filtration of extraction fluid outlet streams |
| US20080217795A1 (en) * | 2007-03-07 | 2008-09-11 | Alexander Gofer | Humidifier device for fuel cell |
| AU2009212396A1 (en) | 2008-02-04 | 2009-08-13 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Fluid separation devices, systems and methods |
| EP2433662B1 (en) * | 2010-09-27 | 2014-06-04 | Gambro Lundia AB | Apparatus for extracorporeal treatment of blood |
| DE102012017432A1 (de) * | 2012-09-04 | 2014-03-06 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Vorrichtung zum Quantifizieren und Darstellen eines Zeitpuffers eines Patienten. Blutbehandlungsvorrichtung und Verfahren |
| ES2609592T3 (es) | 2012-09-28 | 2017-04-21 | Gambro Lundia Ab | Aparato de tratamiento sanguíneo extracorpóreo y método de configuración de un tratamiento sanguíneo extracorpóreo |
| KR101682393B1 (ko) | 2015-03-31 | 2016-12-12 | 오강원 | 배수관의 연결구 |
Family Cites Families (17)
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|---|---|---|---|---|
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| US4370983A (en) * | 1971-01-20 | 1983-02-01 | Lichtenstein Eric Stefan | Computer-control medical care system |
| US3813533A (en) * | 1972-06-02 | 1974-05-28 | Garrett Comtronics Corp | Clock calculator |
| US4035627A (en) * | 1973-05-29 | 1977-07-12 | Hewlett-Packard Company | Scientific calculator |
| US4022014A (en) * | 1975-04-04 | 1977-05-10 | Timex Corporation | Combination wristwatch/chronograph/wrist calculator/measuring device |
| JPS525682A (en) * | 1975-07-02 | 1977-01-17 | Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd | Sputtering apparatus for long length substrates |
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| US4232382A (en) * | 1977-05-26 | 1980-11-04 | Hewlett-Packard Company | Incrementing signal hold circuit for a clock/calculator |
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-
1994
- 1994-06-10 JP JP6152627A patent/JPH07328110A/ja active Pending
-
1995
- 1995-06-06 US US08/468,039 patent/US5656153A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-08 DE DE69528726T patent/DE69528726T2/de not_active Revoked
- 1995-06-08 AT AT95108857T patent/ATE227141T1/de not_active IP Right Cessation
- 1995-06-08 CA CA002151301A patent/CA2151301C/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-06-08 EP EP95108857A patent/EP0686404B1/en not_active Revoked
- 1995-06-09 CN CN95108319A patent/CN1124163C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-09 KR KR1019950015130A patent/KR100342277B1/ko not_active IP Right Cessation
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| JP2019037674A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-14 | ニプロ株式会社 | 血液透析装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| KR100342277B1 (ko) | 2002-12-26 |
| CA2151301C (en) | 2002-07-30 |
| CA2151301A1 (en) | 1995-12-11 |
| CN1118272A (zh) | 1996-03-13 |
| EP0686404A1 (en) | 1995-12-13 |
| CN1124163C (zh) | 2003-10-15 |
| ATE227141T1 (de) | 2002-11-15 |
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| DE69528726D1 (de) | 2002-12-12 |
| DE69528726T2 (de) | 2003-09-11 |
| US5656153A (en) | 1997-08-12 |
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