JP2003010317A - 透析装置 - Google Patents

透析装置

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JP2003010317A
JP2003010317A JP2001200822A JP2001200822A JP2003010317A JP 2003010317 A JP2003010317 A JP 2003010317A JP 2001200822 A JP2001200822 A JP 2001200822A JP 2001200822 A JP2001200822 A JP 2001200822A JP 2003010317 A JP2003010317 A JP 2003010317A
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water removal
removal rate
arteriosclerosis
patient
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JP2001200822A
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English (en)
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Keizo Kawaguchi
敬三 川口
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Nippon Colin Co Ltd
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Nippon Colin Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2230/00Measuring parameters of the user
    • A61M2230/04Heartbeat characteristics, e.g. ECG, blood pressure modulation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2230/00Measuring parameters of the user
    • A61M2230/20Blood composition characteristics

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動脈硬化を伴った透析患者の透析中のショッ
ク状態となることを抑制することができる透析装置を提
供する。 【解決手段】 患者の動脈硬化関連情報すなわち脈波伝
播速度PWV に基づいて決定された目標除水速度が表示器
60に表示されることから、その表示器60に表示され
た目標除水速度を除水速度設定ダイヤル52bを用いて
設定することにより、動脈硬化を伴った透析患者が透析
中にショック状態となることが抑制されるので、動脈硬
化を有する患者であっても急激な血圧降下を発生させる
ことなく、速やかに除水を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動脈硬化を有する
患者であっても急激な血圧降下を発生させることなく、
速やかに除水を行うことができる透析装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】浸透圧差や限外濾過などにより患者の血
液中の尿素、尿酸、クレアチニンなどを水と共に人工的
に除去する透析装置が知られている。このような透析装
置が用いられる場合には、その透析装置を通して血液を
循環させる患者とそれを監視する医師が数時間にわたっ
て拘束されることになる。このため、除水速度を高めて
速やかに人工透析を行うことが望まれる一方で、除水速
度を過剰に高めると患者のショックを誘発するおそれが
あることから、4乃至5時間程度の透析期間内において
患者の理想体重及び実際の体重や除水率に応じた目標除
水量が得られるように所定の除水速度が手動により設定
される。この除水速度は、透析器内の透析膜を介して血
液から透析液へ侵出する単位時間当たりの液量であり、
この液量は、透析膜の膜間圧力差たとえばその膜間圧力
差を発生させる陰圧ポンプの回転速度などを設定するこ
とにより変更される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生体の動脈
において動脈硬化が発生している場合は動脈の柔軟性が
低下しているため、上記透析中において血圧が急低下す
るショック状態となる可能性が高くなる。しかしなが
ら、従来では、動脈硬化状態の発生にかかわらず除水速
度を設定していたため、動脈硬化を伴った透析患者が透
析中にショック状態となることが比較的多く、患者の負
担や苦痛は比較的大きいものであった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、動脈硬化を伴っ
た透析患者の透析中にショック状態となることを抑制す
ることができる透析装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための第1発明の要旨とするところは、透析器を有
し、該透析器を介して患者の血液から除水される除水液
の除水速度を制御することが可能な透析装置であって、
(a) 透析に先立って前記患者の動脈硬化関連情報を検出
する動脈硬化関連情報検出手段と、(b) その動脈硬化関
連情報検出手段により検出された動脈硬化関連情報に基
づいて決定された目標除水速度を表示器に表示する除水
速度表示手段とを、含むことにある。
【0006】
【第1発明の効果】このようにすれば、患者の動脈硬化
関連情報に基づいて決定された目標除水速度が表示器に
表示されることから、その表示器に表示された目標除水
速度を設定することにより、動脈硬化を伴った透析患者
が透析中にショック状態となることが抑制されるので、
動脈硬化を有する患者であっても急激な血圧降下を発生
させることなく、速やかに除水を行うことができる。
【0007】
【第1発明の他の態様】ここで、好適には、前記動脈硬
化関連情報検出手段により検出された動脈硬化関連情報
に基づいて目標除水速度を決定する目標除水速度決定手
段を含み、前記除水速度表示手段は、その目標除水速度
決定手段により決定された目標除水速度を表示するもの
である。このようにすれば、表示器に表示された目標除
水速度を設定することにより、動脈硬化を伴った透析患
者が透析中にショック状態となることが抑制されるの
で、動脈硬化を有する患者であっても急激な血圧降下を
発生させることなく、速やかに除水を行うことができ
る。
【0008】また、好適には、前記目標除水速度決定手
段は、前記動脈硬化関連情報と患者の標準体重および実
際の体重とに基づいて目標除水速度範囲を決定するもの
であり、前記除水速度表示手段はその目標除水速度範囲
を表示するものである。この目標除水速度範囲は、好適
には、動脈硬化度が高いほど低下させられるものであ
る。このようにすれば、表示器に表示された目標除水速
度範囲内に除水速度を設定することにより、動脈硬化を
伴った透析患者が透析中にショック状態となることが抑
制されるので、動脈硬化を有する患者であっても急激な
血圧降下を発生させることなく、速やかに除水を行うこ
とができる。
【0009】また、好適には、前記動脈硬化関連情報
は、前記患者の動脈硬化度に関連して変化するパラメー
タ、たとえば脈波伝播速度或いはそれを求めるときに検
出される脈波伝播時間差などの脈波伝播速度情報であ
る。このような脈波伝播速度情報は、透析開始直後など
の透析中でも差し支えないが透析開始に先立って好適に
は透析開始直前に検出される。
【0010】
【課題を解決するための第2の手段】前記目的を達成す
るための第2発明の要旨とするところは、透析器を有
し、その透析器を介して患者の血液から除水される除水
液の除水速度を制御することが可能な透析装置であっ
て、(a) 患者の動脈硬化関連情報を検出する動脈硬化関
連情報検出手段と、(b) その動脈硬化関連情報検出手段
により検出された動脈硬化関連情報に基づいて決定され
た目標除水速度が得られるように前記除水速度を変更す
る除水速度変更手段とを、含むことにある。
【0011】
【第2発明の効果】このようにすれば、患者の動脈硬化
関連情報に基づいて決定された目標除水速度が得られる
ように除水速度が自動的に変更されることから、動脈硬
化を伴った透析患者が透析中にショック状態となること
が抑制されるので、動脈硬化を有する患者であっても急
激な血圧降下を発生させることなく、速やかに除水を行
うことができる。
【0012】
【第2発明の他の態様】ここで、好適には、前記動脈硬
化関連情報検出手段により検出された動脈硬化関連情報
に基づいて目標除水速度を決定する目標除水速度決定手
段を含み、前記除水速度変更手段は、その目標除水速度
決定手段により決定された目標除水速度が得られるよう
に前記除水速度を変更するものである。このようにすれ
ば、患者の動脈硬化関連情報に基づいて決定された目標
除水速度が得られるように除水速度が自動的に変更され
ることから、動脈硬化を伴った透析患者が透析中にショ
ック状態となることが抑制されるので、動脈硬化を有す
る患者であっても急激な血圧降下を発生させることな
く、速やかに除水を行うことができる。
【0013】また、好適には、前記目標除水速度決定手
段は、前記動脈硬化関連情報と患者の標準体重および実
際の体重とに基づいて目標除水速度範囲を決定するもの
であり、前記除水速度変更手段は、該目標除水速度範囲
内となるように前記除水速度を変更するものである。こ
のようにすれば、患者の動脈硬化関連情報に基づいて決
定された目標除水速度範囲が得られるように除水速度が
自動的に変更されることから、動脈硬化を伴った透析患
者が透析中にショック状態となることが抑制されるの
で、動脈硬化を有する患者であっても急激な血圧降下を
発生させることなく、速やかに除水を行うことができ
る。
【0014】また、好適には、前記動脈硬化関連情報検
出手段は、前記患者の動脈の脈波伝播速度に関連する脈
波伝播速度情報を検出する脈波伝播速度情報検出手段で
ある。このようにすれば、患者の脈波伝播速度情報に基
づいて決定された目標除水速度或いはその範囲が得られ
るように除水速度が自動的に変更されることから、動脈
硬化を伴った透析患者が透析中にショック状態となるこ
とが抑制されるので、動脈硬化を有する患者であっても
急激な血圧降下を発生させることなく、速やかに除水を
行うことができる。
【0015】また、好適には、前記目標除水速度決定手
段は、脈波伝播速度を表す軸と除水速度を表す軸との二
次元座標において患者のショックを発生させない範囲で
可及的速やかに除水を行うために予め求められた関係か
ら、実際の脈波伝播速度に基づいて除水速度範囲を決定
するものである。また、前記除水速度変更手段は、脈波
伝播速度が高くなるほど目標除水速度またはその範囲を
低下させるものである。このようにすれば、動脈硬化を
有する患者であっても急激な血圧降下の発生が回避さ
れ、且つ速やかに除水を行うことができる。
【0016】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の実施形態を
図面に基づいて詳細に説明する。本発明が適用された透
析装置4は、たとえば図1に示す構成を有する。図1
は、本発明が適用された透析装置4の構成を説明するブ
ロック線図である。透析装置4は、測定部6と透析部8
とからなる。まず、測定部6から説明する。
【0017】図1において、10はゴム製袋を布製帯状
袋内に有する血圧測定用のカフであって、後述する透析
器70と接続されない側の腕の上腕部12に装着され
る。カフ10には、圧力センサ14、排気制御弁16、
および空気ポンプ18が配管20を介してそれぞれ接続
されている。排気制御弁16は、カフ10内への圧力の
供給を許容する圧力供給状態、カフ10内を徐々に排圧
する徐速排圧状態、およびカフ10内を急速に排圧する
急速排圧状態の3つの状態に切り換えられるように構成
されている。
【0018】圧力センサ14は、カフ10内の圧力PKを
検出してその圧力PKを表す圧力信号SPを静圧弁別回路2
2および脈波弁別回路24にそれぞれ供給する。静圧弁
別回路22はローパスフィルタを備えており、圧力信号
SPに含まれる定常的な圧力すなわちカフ10の圧迫圧力
を表すカフ圧信号SCを弁別してそのカフ圧信号SCをA/D
変換器26を介して演算制御装置28へ供給する。脈波
弁別回路24はバンドパスフィルタを備えており、圧力
信号SPに含まれる心拍に同期した振動成分であるカフ脈
波信号SM1 を弁別してそのカフ脈波信号SM1 をA/D 変換
器30を介して演算制御装置28へ供給する。
【0019】容積脈波検出装置として機能する光電脈波
センサ32は、生体の末梢血管の容積脈波(プレシスモ
グラフ)を検出するものであり、たとえば、カフ10が
巻回されていない側の腕の指尖部に装着される。この光
電脈波センサ32は、脈拍検出或いは酸素飽和度検出な
どに用いるものと同様に構成されており、図2に詳しく
示すように、指尖部などの生体の一部を収容可能なハウ
ジング34内に、ヘモグロビンによって反射可能な波長
帯の赤色光或いは赤外光、好ましくは酸素飽和度によっ
て影響を受けない800nm程度の波長、を生体の表皮に
向かって照射する光源である発光素子36と、ハウジン
グ34の発光素子36に対向する側に設けられ、上記生
体の一部を透過してきた光を検出する受光素子38とを
備え、毛細血管内の血液容積に対応する光電脈波信号SM
2 を出力し、A/D 変換器40を介してその光電脈波信号
SM2 を電子制御装置28へ供給する。
【0020】心電信号検出装置42は、生体の所定の部
位に貼り着けられる複数の電極44を備え、その電極4
4を介して心筋の活動電位を示す心電波形WH、所謂心電
図(ECG)を連続的に検出し、その心電波形WHを示す
心電信号SEをA/D 変換器46を介して前記演算制御装置
28へ供給する。
【0021】記憶装置48は、RAM 、磁気ディスク装置
(HDD )、リムーバブルメディア(MO,DVD など)等の
良く知られた記憶装置により構成され、推定血圧決定の
ための関係や除水速度決定のための関係などが記憶され
る。キー入力装置49は、患者のID、標準体重や実際
の体重などのデータを演算制御装置28へ手動によりデ
ータ入力するために設けられている。ヘマトクリットモ
ニタ50は、透析中に患者の血液からそのヘマトクリッ
ト値(赤血球容積率:%)をたとえば光学的に検出す
る。除水速度設定器52は、除水速度の手動或いは自動
設定を可能とするために操作されるモード切換ダイヤル
52aおよび除水速度設定ダイヤル52bを備えてい
る。
【0022】前記演算制御装置28は、CPU 54,ROM
56,RAM 58,および図示しないI/O ポート等を備え
た所謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU
54は、ROM 56に予め記憶されたプログラムに従って
RAM 58の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行するこ
とにより、排気制御弁16および空気ポンプ18の制
御、血圧値BPの決定、推定血圧値EBP の連続的な算出、
透析中の血圧異常の判定、除水量の制御、表示器60の
表示内容の制御などを実行する。また、CPU 54は、透
析部8の後述する除水制御機構74の陰圧ポンプ72お
よび血液循環ポンプ86の回転速度の制御も行う。
【0023】次に透析部8を説明する。透析部8は、一
般的な透析装置と同様の構成を有しており、透析液供給
装置62、透析液の循環が一定流量となるように調節す
る定流量弁64、脱気槽66、加温装置68、透析器7
0、陰圧ポンプ72を含む除水制御機構74、および漏
血センサ76を有する閉回路である透析液循環系と、透
析器70、静脈圧センサ78が接続されたドリップチャ
ンバ79、患者80の静脈に接続されたチューブ82、
患者80の動脈に接続されたチューブ84、血液循環ポ
ンプ86、ドリップチャンバ87、ヘパリン注入ポンプ
88などを有する閉回路である血液循環系とを備えてい
る。上記透析液供給装置62は、濃縮液(原液)および
水を所定の比率で混合して透析液を調製する機能を備え
ている。加温装置68は、調製された透析液を所定の温
度となるように制御する。陰圧ポンプ72は、透析液供
給装置62から陰圧ポンプ72までを陰圧にすることに
より、透析液供給装置62に貯留された透析液を透析器
70に導入させるとともに、除水量を調節する。ヘパリ
ン注入ポンプ88は、血液の凝固防止剤であるヘパリン
を透析期間中に少しずつ循環血液中に注入する。
【0024】また、透析器70は、再生セルロースや酢
酸セルロースなどのセルロース系材料或いはポリアクリ
ロニトリル共重合体、ポリメチルメタクリレートなどの
高分子系の材料からなる透析膜を介して上記血液と透析
液とを相互に接触させ、拡散作用および限外濾過作用を
利用して、患者の血液から透析液へ老廃物や水を移動さ
せると同時に、透析液から血液へ患者に必要な電界質を
移動させる。このときの統制液流入量と流出量との差が
除水量であり、単位時間当たりの除水量すなわち除水速
度WV (l/h) は、たとえば、透析膜の圧力差により、す
なわちこの圧力差を発生させる陰圧ポンプ72の回転速
度により制御される。
【0025】図3は、上記の演算制御装置28の制御機
能の要部を説明する機能ブロック線図である。血圧測定
に際してカフ圧制御手段90および血圧値決定手段92
は、数十分乃至1時間程度に設定された血圧測定周期TB
が経過する毎に、血圧測定を行うために実行される。
【0026】上記カフ圧制御手段90は、静圧弁別回路
22から供給されるカフ圧信号SCに基づいて排気制御弁
16および空気ポンプ18を制御して、カフ10の圧迫
圧力すなわちカフ圧PCを最高血圧値BPSYS よりも高い値
に設定された目標圧力値(たとえば180mm/Hg程度)まで
急速に昇圧させた後、その圧迫圧力を2 〜3mmHg/sec程
度の速度で徐速降圧させ、次述する血圧値決定手段92
によって血圧値BPが決定された後にその圧迫圧力を大気
圧まで排圧する。血圧値決定手段92は、カフ圧制御手
段90によるカフ圧PCの徐速降圧過程において静圧弁別
回路22から逐次供給されるカフ圧信号SCおよび脈波弁
別回路24から逐次供給されるカフ脈波信号SM1 の変化
に基づきよく知られたオシロメトリック法を用いて患者
の上腕部12における最高血圧値BPSYS 、平均血圧値BP
MEAN、および最低血圧値BPDIA をそれぞれ決定し、最高
血圧値BPSYS 等を表示器60に表示する。
【0027】脈波伝播速度検出手段94は、図4に示す
ように、心電信号検出装置42により逐次検出される心
電波の周期毎に発生する所定の部位(たとえばR波)か
ら、光電脈波センサ32により逐次検出される光電脈波
の周期毎に発生する所定の部位(たとえば立ち上がり
点)までの時間差(脈波伝播時間)DTを逐次算出し、さ
らにその算出した脈波伝播時間DTに基づいて、予め記憶
された式1から、患者の動脈内を伝播する脈波の伝播速
度すなわち脈波伝播速度PWV(m/sec)を逐次算出する。
尚、式1において、L(m)は左心室から大動脈を経て光電
脈波センサ32が装着されている部位までの距離であ
り、PEP(sec)は心電波形のR波から大動脈起始部脈波形
の立ち上がり点までの前駆出期間である。上記距離L(m)
は実測値或いは患者の身長から換算された値が用いら
れ、前駆出期間PEP は実測値や、統計的に求められた値
或いは患者から予め実験に基づいて決定された値が用い
られる。 (式1) PWV=L/(DT-PEP)
【0028】上記脈波伝播時間DTおよびそれから算出さ
れた脈波伝播速度PWV は、血圧の上昇とともに高くなり
且つ動脈硬化の進行とともに高くなることから血圧およ
び動脈硬化度の関数であり、たとえば予め設定された血
圧値(たとえば80mmH g )における正規化脈波伝播速
度PWV N とすれば、動脈硬化の進行とともに高くなる値
となって汎用性のある動脈硬化度関連情報として用いる
ことができる。脈波伝播速度PWV は上記正規化脈波伝播
速度PWV N を意味している。本実施例では、脈波伝播速
度検出手段94は、動脈硬化関連情報検出手段として機
能している。
【0029】対応関係決定手段96は、血圧値決定手段
92により決定された最高血圧値BP SYS 、平均血圧値BP
MEAN、最低血圧値BPDIA のうちのいずれかと、血圧測定
期間内またはその血圧測定の直前或いは直後に前記脈波
伝播速度検出手段94により算出された脈波伝播速度PW
V に基づいて、式2に示す脈波伝播速度PWV と推定血圧
値EBP との関係式における係数α及びβを予め決定す
る。たとえば、血圧値決定手段92によって決定された
最高血圧値BPSYS とその血圧測定期間の直後に算出され
た脈波伝播速度PWV とを一組とし、前回の血圧値決定手
段92による血圧測定において同様に決定された最高血
圧値BPSYS および脈波伝播速度PWV をもう一組として、
式2の関係式における係数α及びβを予め決定する。 (式2) EBP=α×PWV +β (但し、αは正の定数、βは正の定数) なお、上記対応関係の決定において最高血圧値BPSYS
用いられた場合には、上記式2が表す推定血圧値EBP は
最高血圧値BPSYS の推定値となり、平均血圧値BPMEAN
用いられた場合には式2が表す推定血圧値EBP は平均血
圧値BPMEANの推定値となり、最低血圧値BPDIA が用いら
れた場合には式2が表す推定血圧値EBPは最低血圧値BP
SYS の推定値となる。最高血圧値BPSYS 、平均血圧値BP
MEAN、最低血圧値BPDIA のうちのいずれを用いて上記対
応関係が決定されるかは、推定血圧値EBP によって連続
的に監視する血圧値を最高血圧値とするか、平均血圧値
とするか、最低血圧値とするかによって選択される。
【0030】血圧値情報連続決定手段として機能する推
定血圧値算出手段98は、上記対応関係決定手段96に
より決定された式2の対応関係に、前記脈波伝播速度検
出手段94により逐次算出される脈波伝播速度PWV を代
入することによって、患者の血圧値を非観血的に推定し
た推定血圧値EBP を逐次算出し、その算出した推定血圧
値EBP を表示器60にトレンド形式で逐次表示する。な
お、この推定血圧値EBP の算出周期は、一拍或いは数拍
程度の比較的短い周期が好ましいが、血圧値決定手段9
2による血圧測定周期TBよりも短ければよい。
【0031】変化値算出手段100は、推定血圧値算出
手段98により逐次算出された推定血圧値EBP の変化値
すなわち推定血圧変化値を逐次算出する。上記変化値と
は変化率または変化量を意味し、推定血圧変化値とは、
基準となる推定血圧値EBP に対する逐次算出される推定
血圧値EBP の変化率または変化量を意味する。ここで、
基準となる推定血圧値EBP には、たとえば、前記対応関
係決定手段96により対応関係が決定されたときの推定
血圧値EBP すなわち血圧値決定手段92により決定され
た血圧値BPが用いられる。
【0032】血圧異常判定手段104は、前記変化値算
出手段100によって算出された推定血圧変化値が、選
択手段によって選択された患者固有の異常判定値列およ
び透析経過時間から定まる異常判定値を超えた場合に、
血圧の異常低下であると判定する。そして、血圧異常で
あると判定した場合には、表示手段106により表示器
60に表示させるとともに、信頼性のあるカフ10を用
いた血圧値BPを得るために、カフ圧制御手段90および
血圧値決定手段92などによる血圧測定を起動させる。
【0033】除水速度制御手段108は、透析器70の
除水速度WV (l/h) が除水速度設定器52の除水速度設
定ダイヤル52bによる設定値に対応する値となるよう
に除水制御機構74を制御する。通常、透析(除水)の
進行に伴って血液のヘマトクリット値(赤血球容積率:
%)が増加するので、透析開始からの経過時間或いはヘ
マトクリット値の増加に伴って上記除水速度を低下させ
る。また、除水速度制御手段108は、上記血圧異常判
定手段104により血圧の異常低下であると判定された
場合は、透析部8における除水速度を所定量低下させ、
或いは除水を停止させる。
【0034】目標除水速度決定手段110は、予め記憶
された関係から、たとえば前記脈波伝播速度検出手段9
4(動脈硬化関連情報検出手段)により検出された脈波
伝播速度PWV (動脈硬化関連情報)と、キー入力装置に
より予め入力された患者の身長から求められる標準体重
および実際の体重と、予め定められた透析器70の除水
率とに基づいて目標除水速度範囲を決定する。この関係
のうちの脈波伝播速度PWV と目標除水速度との関係は、
たとえば図5に示すように、動脈硬化が進行するほどす
なわち脈波伝播速度PWV が大きくなるほど、目標除水速
度範囲が低くされると同時に、その上側の危険域を増加
させ且つその下側の非効率域を減少させるものであり、
透析中のショック(血圧急低下)を発生させない範囲で
可及的速やかに透析が終了できるように予め実験的に求
められたものである。
【0035】前記表示手段60は、除水速度表示手段と
しても機能し、上記目標除水速度決定手段110により
決定された目標除水速度範囲を、表示器60に表示させ
る。これにより、設定モード判定手段112により手動
モードが選択されていると判定される場合に、医師など
の透析装置4のオペレータにより、少なくとも透析初期
において、患者80の実際の脈波伝播速度PWV に対応す
る上記表示器60に表示された目標除水速度範囲内にお
いて実際の除水速度が適宜設定されるようにする。
【0036】除水速度変更手段114は、上記脈波伝播
速度検出手段94(動脈硬化関連情報検出手段)により
検出された脈波伝播速度PWV (動脈硬化関連情報)に基
づいて決定された目標除水速度が得られるように透析部
8の除水速度を変更する。すなわち、上記目標除水速度
決定手段11 0 により決定された目標除水速度範囲内と
なるように除水速度制御手段108により制御される透
析部8の除水速度を変更する。たとえば、設定モード判
定手段112により自動モードが選択されていると判定
された場合に、除水速度設定器52の除水速度設定ダイ
ヤル52bによる除水速度を、透析直前に測定された脈
波伝播速度PWV に対応する上記目標除水速度範囲内とな
るように自動的にシフトさせる。或いは、上記除水速度
設定ダイヤル52bにより設定される除水速度の上下限
値を上記目標除水速度範囲の上下限値に自動的に一致さ
せる。
【0037】図6は、前記演算制御装置28の制御作動
の要部をさらに具体化して示すフローチャートであっ
て、数ミリ秒乃至数十ミリ秒の制御周期で繰り返し実行
される。
【0038】図6において、前記脈波伝播速度検出手段
94に対応するステップSA1(以下、ステップを省略
する。)では、たとえば心電信号SEが表す心電波のR波
から光電脈波信号SM2 が表す光電脈波の立ち上がり点ま
での時間差すなわち脈波伝播時間DTが算出され、その脈
波伝播時間DTが前記式1に代入されて脈波伝播速度PWV
が算出される。次いで、前記目標除水速度決定手段11
0に対応するSA2において、たとえば図5に示す予め
記憶された関係から、好ましくは透析直前に測定された
実際の脈波伝播速度PWV に基づいて目標除水速度範囲が
決定される。次に、前記表示手段106に対応するSA
3において、SA2で求められた目標除水速度範囲が医
師或いは透析装置4のオペレータなどに読み取り可能に
表示器60に表示される。
【0039】続いて、前記設定モード判定手段112に
対応するSA4において、除水速度設定器52のモード
切換ダイヤル52aの操作により自動モードに設定され
ているか否かが判断される。このSA4の判断が否定さ
れる場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定される
場合は、前記除水速度変更手段114に対応するSA5
において、除水速度設定ダイヤル52bにより設定され
る除水速度が上記目標除水速度範囲内となるように変更
される。そして、前記除水速度制御手段108に対応す
るSA6において、上記SA4において変更された除水
速度が出力され、透析器70においてその出力除水速度
となるように除水制御機構74の陰圧ポンプ72の回転
速度が制御される。
【0040】上述のように、本実施例によれば、手動モ
ードにおいては、患者の動脈硬化関連情報すなわち脈波
伝播速度PWV に基づいて決定された目標除水速度が表示
器60に表示されることから、その表示器60に表示さ
れた目標除水速度を除水速度設定ダイヤル52bを用い
て設定することにより、動脈硬化を伴った透析患者が透
析中にショック状態となることが抑制されるので、動脈
硬化を有する患者であっても急激な血圧降下を発生させ
ることなく、速やかに除水を行うことができる。
【0041】また、本実施例によれば、脈波伝播速度検
出手段(動脈硬化関連情報検出手段)94(SA1)に
より検出された脈波伝播速度(動脈硬化関連情報)PWV
に基づいて目標除水速度を決定する目標除水速度決定手
段110(SA2)を含み、除水速度表示手段106
(SA3)は、その目標除水速度決定手段110により
決定された目標除水速度が表示器60に表示されること
から、表示器60に表示された目標除水速度が設定され
ることにより、動脈硬化を伴った透析患者が透析中にシ
ョック状態となることが抑制されるので、動脈硬化を有
する患者であっても急激な血圧降下を発生させることな
く、速やかに除水を行うことができる。
【0042】また、本実施例によれば、目標除水速度決
定手段110(SA2)により、脈波伝播速度PWV と患
者80の標準体重および実際の体重と透析器70の透析
率とに基づいて目標除水速度範囲が決定され、除水速度
表示手段106によりその目標除水速度範囲が表示さ
れ、その目標除水速度(範囲)は、動脈硬化度が高いほ
ど低下させられるものであることから、表示器60に表
示された目標除水速度範囲内に除水速度を設定すること
により、動脈硬化を伴った透析患者が透析中にショック
状態となることが抑制されるので、動脈硬化を有する患
者であっても急激な血圧降下を発生させることなく、速
やかに除水を行うことができる。
【0043】また、透析器70を有し、その透析器70
を介して患者の血液から除水される除水液の除水速度を
制御することが可能な本実施例の透析装置4では、(a)
患者の動脈硬化に関連する脈波伝播速度(動脈硬化関連
情報)PWV を検出する脈波伝播速度検出手段(動脈硬化
関連情報検出手段)94(SA1)と、(b) その脈波伝
播速度検出手段94により検出された脈波伝播速度PWV
に基づいて決定された目標除水速度が得られるように除
水速度を変更する除水速度変更手段114(SA5)と
が備えられている。このため、患者80の脈波伝播速度
(動脈硬化関連情報)PWV に基づいて決定された目標除
水速度が得られるように除水速度が自動的に変更される
ことから、動脈硬化を伴った透析患者が透析中にショッ
ク状態となることが抑制されるので、動脈硬化を有する
患者であっても急激な血圧降下を発生させることなく、
速やかに除水を行うことができる。
【0044】また、本実施例の透析装置4では、脈波伝
播速度検出手段(動脈硬化関連情報検出手段)94(S
A1)により検出された脈波伝播速度(動脈硬化関連情
報)PWV に基づいて目標除水速度を決定する目標除水速
度決定手段110(SA2)が設けられ、除水速度変更
手段114(SA5)は、その目標除水速度決定手段1
10により決定された目標除水速度が得られるように透
析装置4の除水速度を変更するものであることから、動
脈硬化を伴った透析患者80が透析中のショック状態と
なることが抑制されるので、動脈硬化を有する患者80
であっても急激な血圧降下を発生させることなく、速や
かに除水を行うことができる。
【0045】また、本実施例の目標除水速度決定手段1
10(SA2)は、脈波伝播速度PWV を表す横軸と除水
速度を表す縦軸との二次元座標において患者のショック
を発生させない範囲で可及的速やかに除水を行うために
予め求められた図5の関係から、実際の脈波伝播速度PW
V に基づいて除水速度範囲を決定するものであり、除水
速度変更手段114(SA5)は、脈波伝播速度PWV が
高くなるほど目標除水速度またはその範囲を低下させる
ものであることから、動脈硬化を有する患者80であっ
ても急激な血圧降下の発生が回避され、且つ速やかに除
水を行うことができる。
【0046】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0047】たとえば、前述の実施例では、動脈硬化度
に関連する情報として脈波伝播速度PWV が用いられてい
たが、心電信号SEが表す心電波のR波から光電脈波信号
SM2が表す光電脈波の立ち上がり点までの脈波伝播時間D
T、動脈内の脈波の形状、脈圧と血圧値との比、動脈を
伝播する脈波の伝達関数などやそれに基づいて決定され
る値が用いられてもよい。
【0048】また、前述の実施例において、目標除水速
度決定手段110において目標除水速度範囲が決定され
ていたが、除水速度設定ダイヤル52bによる除水速度
の所定範囲の調節が行われない場合には、目標除水速度
が決定されてもよい。
【0049】また、前述の実施例において、血圧測定の
ための血圧値決定手段92などが設けられていたが、必
ずしも設けられていなくてもよい。
【0050】また、前述の実施例において、脈波伝播速
度PWV は、心電信号SEが表す心電波のR波から光電脈波
信号SM2 が表す光電脈波の立ち上がり点までの脈波伝播
時間DTから算出されていたが、心音のII音から所定部位
の動脈から圧脈波センサによって検出される圧脈波の立
ち上がり点までの時間差などに基づいて算出されてもよ
い。
【0051】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された透析装置の構成を説明する
ブロック線図である。
【図2】図1の光電脈波センサの構成を示す断面図であ
る。
【図3】上記の演算制御装置28の制御機能の要部を説
明する機能ブロック線図である。
【図4】図3の脈波伝播速度検出手段により算出される
脈波伝播時間DTを例示する図である。
【図5】図3の目標除水速度決定手段において目標除水
速度範囲を求めるために用いられる予め記憶された関係
を示す図である。
【図6】図1の演算制御装置の制御作動の要部をさらに
具体化して示すフローチャートである。
【符号の説明】 4:透析装置 8:透析部 70:透析器 80:患者 94:脈波伝播速度検出手段(動脈硬化関連情報検出手
段) 106:除水速度表示手段 110:目標除水速度決定手段 114:除水速度変更手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透析器を有し、該透析器を介して患者の
    血液から除水される除水液の除水速度を設定変更するこ
    とが可能な透析装置であって、 前記患者の動脈硬化関連情報を検出する動脈硬化関連情
    報検出手段と、 該動脈硬化関連情報検出手段により検出された動脈硬化
    関連情報に基づいて決定された目標除水速度を表示器に
    表示する除水速度表示手段とを、含むことを特徴とする
    透析装置。
  2. 【請求項2】 前記動脈硬化関連情報検出手段により検
    出された動脈硬化関連情報に基づいて目標除水速度を決
    定する目標除水速度決定手段を含み、前記除水速度表示
    手段は、該目標除水速度決定手段により決定された目標
    除水速度を表示するものである請求項1の透析装置。
  3. 【請求項3】 前記目標除水速度決定手段は、前記動脈
    硬化関連情報と患者の標準体重および実際の体重とに基
    づいて目標除水速度範囲を決定するものであり、前記除
    水速度表示手段は、該目標除水速度範囲を表示するもの
    である請求項1または2の透析装置。
  4. 【請求項4】 透析器を有し、該透析器を介して患者の
    血液から除水される除水液の除水速度を制御することが
    可能な透析装置であって、 患者の動脈硬化関連情報を検出する動脈硬化関連情報検
    出手段と、 該動脈硬化関連情報検出手段により検出された動脈硬化
    関連情報に基づいて決定された目標除水速度が得られる
    ように前記除水速度を変更する除水速度変更手段とを、
    含むことを特徴とする透析装置。
  5. 【請求項5】 前記動脈硬化関連情報検出手段により検
    出された動脈硬化関連情報に基づいて目標除水速度を決
    定する目標除水速度決定手段を含み、前記除水速度変更
    手段は、該目標除水速度決定手段により決定された目標
    除水速度が得られるように前記除水速度を変更するもの
    である請求項4の透析装置。
  6. 【請求項6】 前記目標除水速度決定手段は、前記動脈
    硬化関連情報と患者の標準体重および実際の体重とに基
    づいて目標除水速度範囲を決定するものであり、前記除
    水速度変更手段は、該目標除水速度範囲内となるように
    前記除水速度を変更するものである請求項5の透析装
    置。
  7. 【請求項7】 前記動脈硬化関連情報検出手段は、前記
    患者の動脈の脈波伝播速度に関連する脈波伝播速度情報
    を検出する脈波伝播速度情報検出手段である請求項1乃
    至6のいずれかの透析装置。
  8. 【請求項8】 前記除水速度変更手段は、該脈波伝播速
    度が高くなるほど前記除水速度を低下させるものである
    請求項7の透析装置。
  9. 【請求項9】 前記目標除水速度決定手段は、脈波伝播
    速度を表す軸と除水速度を表す軸との二次元座標におい
    て患者のショックを発生させない範囲で可及的速やかに
    除水を行うために予め求められた関係から、実際の脈波
    伝播速度に基づいて除水速度範囲を決定するものである
    請求項5乃至8のいずれかの透析装置。
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