JP3106712B2 - 血液透析装置 - Google Patents
血液透析装置Info
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- JP3106712B2 JP3106712B2 JP04199161A JP19916192A JP3106712B2 JP 3106712 B2 JP3106712 B2 JP 3106712B2 JP 04199161 A JP04199161 A JP 04199161A JP 19916192 A JP19916192 A JP 19916192A JP 3106712 B2 JP3106712 B2 JP 3106712B2
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Description
て、血液の体外循環や透析液の供給を実施するための血
液透析装置に関する。
し、これを半透膜を有する透析器の中で半透膜を介して
透析液と接触させ、血液中の老廃物を透析液に移行させ
て血液を浄化する療法である。透析器に流す血液と透析
液は、制御部によって制御され、各患者に適した条件で
透析が行われる。従来の血液透析装置は、血液体外循環
手段及び透析液供給手段を有する透析実行部、所望の条
件で透析が行われるように透析実行を制御する制御部、
各操作を行うためのスイッチ類を有する操作部、及び透
析状態を表示する表示部を備えている。そして、透析実
行部を構成する血液体外循環手段は、血液ポンプ、気泡
検知器及び圧力センサー等から構成されている。透析液
供給手段は、透析液移送ポンプ、圧力計、限外濾過量制
御機構等を備えている。制御部はコンピュータ本体で構
成されており、各操作部で設定される透析条件で透析が
行われるように、血液ポンプや透析液移送ポンプを制御
し、その時点での状態を表示部に表示する。ただし、従
来の血液透析装置では、操作部はスイッチ、ボタン、ツ
マミ類等で構成されているが、これらの配置及び種類は
固定して設けられ、その配置及び種類を使用者の都合で
自由に変えることは困難であった。そして、操作部と表
示部を装置の前面パネルに設けるためにはかなりの面積
が必要であり、装置を小型化する上で障害となってい
た。さらに、表示部はその時点での透析状態を表示する
だけであるので、透析を開始してからの透析状態の経過
を表示させるようなことはできなかった。したがって、
データの経時変化を観察して異常が起きる前兆を察知す
ることは、装置を継続的に監視をしていなければ困難で
あり、設定限界を超える異常が起きて警報が鳴るまで異
常を察知できないのが現状であった。
解決した透析装置を提供することにある。
手段及び透析液供給手段を有する透析実行部(a)、所
望の条件下で透析が行われるように透析実行を制御する
コンピュータ本体よりなる制御部(b)、各操作を行う
ためのスイッチ類を有する操作部(c)、及び透析状態
を表示する表示部(d)を少なくとも備えた血液透析装
置において、前記操作部(c)及び表示部(d)は、そ
の表示内容に応じて適当なソフトウエアを選択すること
により、コンピュータ本体と連結したタッチパネル・デ
ィスプレイに表示され、かつ前記タッチパネル・ディス
プレイは少なくとも各個人の過去の記憶されたデータと
現在の測定データの経時的変化を視認状態で対比して表
示可能なものであることを特徴とする血液透析装置にあ
る。本発明で言うタッチパネル・ディスプレイとは、デ
ィスプレイ上に表示された操作キー、例えば「運転」、
「停止」等の表示に指で触れることによりその操作を実
施させることが可能なものであるが、前述したように該
ディスプレイは前記のような操作キーを表示させるだけ
ではなく現在および/または過去の透析状態等の血液透
析を実施することにより得られるデータを同一ディスプ
レイ上に文字、数値あるいはグラフ等の形で表示させる
ことができる。従来の操作キーがスイッチ、ボタン、ツ
マミ類等で構成されている場合に比し、タッチパネル・
ディスプレイ上に操作キーを表示させる場合は、該表示
を文字、あるいは絵記号等によって具体的に分かりやす
く指示できるだけでなく、その指示を操作の順番に応じ
て複数の画面で順次表示することができるのでさらに分
かりやすくて便利である。
動作を図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発
明の血液透析装置の一例を概念的に示すブロック図であ
る。該装置は、透析実行部(4)、データを記憶する記
憶部(3)、コンピュータ本体よりなる制御部(2)と
操作部及び表示部を備えたコンピュータ本体と連結した
タッチパネル・ディスプレイ(1)によって構成されて
いる。本発明の血液透析装置は、前記のようなタッチパ
ネル・ディスプレイを使用しているので、透析実行部以
外の部分をきわめてコンパクトにすることができるので
装置全体もコンパクトになり、省スペース化が画られる
だけでなく、装置全体を操作や監視を行い易い最適の場
所にセットができるという利点もある。また、血液透析
装置を透析実行部と、その他の部分を分離可能な構成に
することができるので、このような構成を採用すること
により、操作の際に直接ふれることがない透析実行部は
手元に置いておく必要はなく、たとえばベッドの横や下
などにも置くことが出来、一層の省スペース化を図るこ
とができる。また、その他の部分(操作・表示部、制御
部、記憶部)を前記のようにタッチパネル・ディスプレ
イを用い非常にコンパクトにすることができるので、省
スペース化だけではなく、該部分を操作や監視をおこな
いやすい手元に置くことができるという利点がある。制
御部2は、タッチパネル・ディスプレイ1で設定された
条件にに基づいて、透析実行部4を制御する。透析を十
分に行うためには、たとえば1.ダイアライザーの性能
2.血液流量 3.透析液流量 4.透析時間 5.除水
量等を各患者ごとに正確に設定する必要があるが、これ
ら要件をタッチパネル・ディスプレイ1で設定すると、
制御部2はこれにもとづいて透析実行部4の血液ポン
プ、透析液供給ポンプ、透析液排出ポンプ等を制御し、
設定どおりの条件で透析が行われるようにする。また、
透析を安全に行うためには、1.透析液の濃度 2.透
析液の温度 3.静脈圧のチェック 4.空気のチェック
5.ヘパリン注入量の等の設定あるいはチェックを正
確に行う必要があるが、これら条件設定あるいはチェッ
クもタッチパネル・ディスプレイ1を利用して行うと簡
単に行うことができる。また、透析実行部4には、温
度、流量、圧力等のセンサーを設置することにより情報
を測定する。これらセンサーにより測定したデータは制
御部2を通ってタッチパネル・ディスプレイ1に表示さ
せたり、記憶部3に記憶させたり、あるいはこれら表示
と記憶を同時に行っても良い。データのタッチパネル・
ディスプレイ上での表示は現在の透析状態のみを表示し
ても良いが、過去の記憶されたデータと現在の測定デー
タをその経時的変化が分かりやすい形、たとえば折れ線
グラフ等の形で表示させることによりデータの経時的変
化を簡単に察知することが出来、従来の装置が最初の透
析条件の設定限界を越える異常が起きて警報が鳴るまで
その異常を察知できないのに対し、事前に透析条件が設
定限界を越えないように指示をすることが可能である。
このような指示は、タッチパネル・ディスプレイ上の操
作スイッチによって行っても良いが、特にこれらセンサ
ーにより得られた現在の透析状態のデータと最初に設定
した各個人の透析条件とを対比し、現在の透析状態が最
初に設定した各個人の透析条件の許容範囲を逸脱した場
合には制御部2を通して透析実行部4の透析条件の修正
を自動的に行うことが可能である。また、センサーによ
り得られた現在の透析状態のデータはフロッピー・ディ
スク、ハードディスクやICカード等の外部記録装置を
使用して記録すれば、各個人の過去の透析結果を永久的
に保存することが出来、例えば、これら結果は各個人の
透析条件の設定に際して参考になる。前記のようなタッ
チパネル・ディスプレイ上の操作キー及び表示部は複数
の画面に分けて表示することができるだけではなく、こ
れらの操作部と表示部のタッチパネル・ディスプレイへ
の表示は制御部によって制御されるので、表示のための
ソフトウエアを変えることによって種々のキー配置や表
示の仕方が可能である。また、ソフトウエアは表示のた
めのソフトウエアだけではなく、たとえば該血液透析装
置の使用方法について説明するソフトウエアをフロッピ
ーディスクの形で使用し、タッチパネル・ディスプレイ
上に使用方法、特に使用にさいしての留意事項を詳しく
表示させることもできる。
具体例を示す正面図である。この例では、データの表示
を行う表示部6と操作部5よりなる。表示部6は、静脈
圧、透析液圧力、除水量の経時的変化をグラフ形式で表
示するグラフ表示部7と現時点の透析液の濃度9、透析
液の温度10、透析液流量11、静脈圧12、血液流量
13、ヘパリン注入速度14、目標除水量15、除水量
16、除水速度17のデータの数値を表示する表示部8
よりなる。操作部5は、たとえば運転、停止、非常停
止、ゼロ除水(除水を行わない状態での運転)、リセッ
ト、運転再開、血液供給量↑↓、透析液供給量↑↓、透
析液圧力↑↓、透析液濃度↑↓、透析液温度↑↓、除水
速度↑↓、次画面、前画面などの操作キーを表示させて
もよい。また、前記のような↑↓キーで条件設定をする
のではなく、他テンキーのような数字入力キーを表示さ
せ、該キーによって直接数字によって条件設定を行って
も良い。ただし、本発明においては表示部および操作部
は前記のものに限られるものではない。また、図2の場
合は、操作部と表示部を同一パネル上に表示されている
が、これらを別々に表示させても良く、さらに表示部お
よび操作部を各々複数画面に分けて段階的に表示させる
こともできる。その他の表示の例としては、一定時間ご
との透析状態のデータを一覧表の形で表示させたり、警
報や異常が起きたとき、その場所を図で表示したり、過
去の警報・異常記録を一覧表の形で表示することもでき
る。また、各ポンプや電磁弁の累積動作時間や動作回数
を表示させて、部品の交換時期を決める際の参考データ
とすることもできる。
よび操作部のスイッチ類をタッチパネル・ディスプレイ
上に表示させるから、それら表示の種類、やり方および
配置を、たとえばソフトウエアを変更することにより自
由に変更することができ、複数の画面で順次表示するこ
とができるので、表示の数が多くなっても、あるいは操
作の手順も分かりやすく表示が可能である。また、記憶
装置に透析実行時のデータのみならず過去のデータも記
憶させ、これらデータを前記のように分かりやすく表示
できるので、血液透析を操作簡単、安全に行うことでき
る。本発明において使用するタッチパネル・ディスプレ
イは、他の医療機械、例えばセントラル透析液供給装置
及び複数のシリンジポンプや輸液ポンプを集中制御する
装置の表示部および操作部としても同様に使用すること
ができる。
に示すブロック図である。
部および操作部の具体的な配置の1例を示す正面図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 血液体外循環手段及び透析液供給手段を
有する透析実行部(a)、所望の条件下で透析が行われ
るように透析実行を制御するコンピュータ本体よりなる
制御部(b)、各操作を行うためのスイッチ類を有する
操作部(c)、及び透析状態を表示する表示部(d)を
少なくとも備えた血液透析装置において、前記操作部
(c)及び表示部(d)は、その表示内容に応じて適当
なソフトウエアを選択することにより、コンピュータ本
体と連結したタッチパネル・ディスプレイに表示され、
かつ前記タッチパネル・ディスプレイは少なくとも各個
人の過去の記憶されたデータと現在の測定データの経時
的変化を視認状態で対比して表示可能なものであること
を特徴とする血液透析装置。 - 【請求項2】 タッチパネル・ディスプレイに表示され
る各個人の過去の記憶されたデータと現在の測定データ
の経時的変化を対比することにより、事前に透析条件が
設定限界を超えないように指示をすることが可能な請求
項1記載の血液透析装置。 - 【請求項3】 透析実行中データ、各個人の過去の透析
実行データあるいは前記両データが、コンピュター本体
および/またはその外部記憶装置に記憶された請求項1
または2に記載の血液透析装置。 - 【請求項4】 透析実行中データを各患者毎に外部記憶
装置に分離独立して保存することの出来るものである請
求項3記載の血液透析装置。 - 【請求項5】 操作部と表示部を表示することが可能な
タッチパネル・ディスプレイおよび制御部、さらには記
憶装置を有する場合には該記憶装置も含めてそれらが一
体化されている請求項1〜4のいずれかに記載の血液透
析装置。 - 【請求項6】 血液透析装置において、透析実行部から
なるユニットと、操作部と表示部を表示することが可能
なタッチパネル・ディスプレイおよび制御部、さらには
記憶装置を有する場合には該記憶装置も含めてそれらが
一体化されているユニットに分離可能な請求項1〜5の
いずれかに記載の血液透析装置。
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JP04199161A JP3106712B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 血液透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04199161A JP3106712B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 血液透析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0614995A JPH0614995A (ja) | 1994-01-25 |
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Family
ID=16403178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04199161A Expired - Lifetime JP3106712B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 血液透析装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3106712B2 (ja) |
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- 1992-07-02 JP JP04199161A patent/JP3106712B2/ja not_active Expired - Lifetime
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