JPH07327918A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH07327918A
JPH07327918A JP6131827A JP13182794A JPH07327918A JP H07327918 A JPH07327918 A JP H07327918A JP 6131827 A JP6131827 A JP 6131827A JP 13182794 A JP13182794 A JP 13182794A JP H07327918 A JPH07327918 A JP H07327918A
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suction
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endoscope
hole
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Akira Sugiyama
章 杉山
Hirohisa Ueda
裕久 植田
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】処置具挿通路内にその先端側からガイドワイヤ
を挿入したとき、そのガイドワイヤが処置具挿通路の基
端部分において吸引管路の開口部に引っ掛からず、処置
具挿通路内をスムーズに通過させることができる内視鏡
を提供することを目的とする。 【構成】処置具類を挿通するための処置具挿通路10の
両端を内視鏡の挿入部1の先端側と基端側とにおいて外
部に対して開口させ、吸引を行うための吸引管路40の
先端を上記処置具挿通路10の基端付近に連通接続した
内視鏡において、上記処置具挿通路10と上記吸引管路
40とを、互いの中心軸を偏心させて接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、処置具類を挿通する
ための処置具挿通路を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡においては、多くの場合、挿入部
の先端から吸引をする必要があるが、詰まりの生じない
ような太い吸引管路を挿入部内に配置すると、挿入部が
著しく太くなって患者に与える苦痛が大きくなってしま
う。そこで、殆どの場合、処置具挿通路を吸引管路とし
て併用している。
【0003】近年の内視鏡においては、一般に、処置具
挿入口は操作部の下端部分に設けられていて、その近傍
において、吸引管路の先端が処置具挿通路に連通接続さ
れている。
【0004】図6は、そのような従来の処置具挿通路と
吸引管路との接続部を示しており、操作部50の下端部
付近に、処置具挿入口金51が斜め上向きに突設されて
いる。
【0005】そして、下方に向けて湾曲して処置具挿通
チャンネル52の基端に接続された接続パイプ53の基
端が、分岐ブロック54を介して処置具挿入口金51の
根部に接続されている。
【0006】分岐ブロック54には、処置具挿入口金5
1と接続パイプ53とを連通させる真っ直ぐな処置具通
過孔55と、それに対してT字状に上方から連通する吸
引接続孔56とが形成されており、吸引チャンネル57
に連なる吸引接続パイプ58の先端が吸引接続孔56に
接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の内
視鏡においては、処置具挿入口金51から処置具挿通チ
ャンネル52内に、処置具通過孔55及び接続パイプ5
3を介して処置具類をスムーズに挿通することができ
る。
【0008】しかし、予め体腔内に挿入したガイドワイ
ヤ100を内視鏡の先端側から処置具挿通チャンネル5
2に通して、体腔内への内視鏡挿入のガイドにしようと
する場合には問題が生じる。
【0009】即ち、接続パイプ53が下方に向けて湾曲
しているので、図6に示されるように、ガイドワイヤ1
00の端部が吸引接続孔56の開口部に引っ掛かってし
まい、ガイドワイヤ100を内視鏡挿入のガイドとして
使用することができなかった。
【0010】そこで本発明は、処置具挿通路内にその先
端側からガイドワイヤを挿入したとき、そのガイドワイ
ヤが処置具挿通路の基端部分において吸引管路の開口部
に引っ掛からず、処置具挿通路内をスムーズに通過させ
ることができる内視鏡を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、処置具類を挿通するための処置
具挿通路の両端を内視鏡の挿入部の先端側と基端側とに
おいて外部に対して開口させ、吸引を行うための吸引管
路の先端を上記処置具挿通路の基端付近に連通接続した
内視鏡において、上記処置具挿通路と上記吸引管路と
を、互いの中心軸を偏心させて接続したことを特徴とす
る。
【0012】なお、上記吸引管路の先端と上記処置具挿
通路とが、上記吸引管路の軸方向に対して鈍角をなす斜
孔を介して滑らかに接続されているとよい。
【0013】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡を示しており、可撓性のある挿入部1の基端側に操
作部2が連結されている。
【0014】挿入部1との連結部に近い操作部2の下端
部には、処置具挿入口金3が斜め上方に向けて突設され
ており、挿入部1の先端に開口する処置具挿通路10の
基端側がその処置具挿入口金3に連通接続されている。
100は、処置具挿通路10内に挿通されたガイドワイ
ヤである。
【0015】操作部2の上部前面側には吸引操作弁4が
突設されていて、そこに、外部の吸引装置(図示せず)
に接続された吸引チューブ5が接続されている。また、
操作部2内に配置された吸引管路40の両端が吸引操作
弁4と処置具挿通路10とに連通接続されていて、吸引
操作弁4を操作することにより、挿入部1の先端から処
置具挿通路10及び吸引管路40を経て吸引チューブ5
へ吸引が行われる。
【0016】6は、挿入部1の先端付近に形成された湾
曲部7を遠隔的に屈曲操作するための湾曲操作ノブ、8
は接眼部、9は、ライトガイドファイババンドルが挿通
されていて光源装置に接続される可撓性の連結管であ
る。
【0017】図3は、処置具挿通路10と吸引管路40
との接続部を示しており、操作部2の外壁に斜め上向き
に突出形成された突起部2aに、処置具挿入口金3が外
方から差し込まれて、ナット31によってそこに固定さ
れている。32はシール用のOリングである。
【0018】処置具挿入口金3の奥側の端部には、操作
部2内において分岐ブロック33が連結されていて、そ
の分岐ブロック33を真っ直ぐに貫通して穿設された処
置具挿通孔13が、処置具挿入口金3の処置具挿通孔1
2と一直線に連通接続されている。
【0019】処置具挿入口金3と分岐ブロック33との
接続面には、ドーナツ状のシール材36が挟着されてい
る。また、分岐ブロック33と処置具挿入口金3と操作
部2とは、位置決め用係合部37によって互いの間の相
対的回転が規制されていて、それによって各々の回転方
向の位置決めがされている。
【0020】挿入部1内を通って挿入部1の先端に達す
る可撓性チューブからなる処置具挿通チャンネル14の
基端は、下方にむけて湾曲形成されたステンレスパイプ
製の接続パイプ15に接続されていて、その接続部にお
いて両者が緊縛固定されている。
【0021】そして、その接続パイプ15の基端が、処
置具挿通孔13と同軸に段差なく連通するように、分岐
ブロック33に銀ロー付け等によって固着されていて、
これら処置具挿通チャンネル14、接続パイプ15、処
置具挿通孔12及び13によって処置具挿通路10が形
成されている。
【0022】分岐ブロック33には、処置具挿通孔13
に対してT字状に上方から連通する吸引接続孔41が穿
設されている。また、吸引操作弁4に連通する可撓性チ
ューブからなる吸引チャンネル42の先端がステンレス
パイプ製の吸引接続パイプ43に接続固定されている。
【0023】そして、吸引接続パイプ43の先端が、吸
引接続孔41に真っ直ぐに接続されるように分岐ブロッ
ク33に銀ロー付け等によって固着されていて、これら
吸引チャンネル42、吸引接続パイプ43及び吸引接続
孔41によって吸引管路40が形成されている。
【0024】但し、図3のI−I断面を示す図1に示さ
れるように、吸引接続孔41と処置具挿通孔13との接
続部においては、吸引接続孔41と処置具挿通孔13と
が偏心して連通しており、処置具挿通孔13の内周上面
壁(即ち、湾曲した接続パイプ15の外周側に連なる
面)が、吸引接続孔41によって切り取られていない。
【0025】したがって、図2の矢印Aに示されるよう
に、処置具挿通路10内に先端側からガイドワイヤ10
0を通すと、図1に示されるように、ガイドワイヤ10
0が吸引接続孔41の開口部に引っ掛かることなく処置
具挿通孔13を通過して、処置具挿入口金3の開口部に
達することができる。
【0026】また、図3のIV−IV断面を示す図4に示さ
れるように、吸引接続孔41は処置具挿通孔13に対し
て、吸引接続パイプ43の軸方向に対して鈍角をなす斜
孔41aを介して滑らかに接続されている。
【0027】したがって、図3に示されるように、吸引
操作弁4側から吸引管路40内に掃除用ブラシ200を
挿通すると、図4に示されるように、掃除用ブラシ20
0の先端が斜孔41aを通ってスムーズに処置具挿通孔
13内にまで達することができ、吸引管路40と処置具
挿通路10との接続部をもれなくブラッシングにより掃
除することができる。
【0028】したがって、斜孔41aの向きは、吸引接
続パイプ43の軸方向に対して105度以上の角度であ
ることが望ましく、120度以上であれば掃除用ブラシ
200の挿通がよりスムーズになるのでさらに望まし
い。
【0029】なお本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば吸引接続孔41の断面形状は、I−
I断面に相当する図5に示されるように、長孔状であっ
てもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、処置具挿通路と吸引管
路とを互いの中心軸を偏心させて接続したことにより、
処置具挿通路内にその先端側からガイドワイヤを挿入し
たとき、そのガイドワイヤが処置具挿通路の基端部分に
おいて吸引管路の開口部に引っ掛からずに、処置具挿通
路内をスムーズに通過することができ、ガイドワイヤを
ガイドにして内視鏡を容易に挿入することができる。
【0031】そして、吸引管路の先端と処置具挿通路と
を、吸引管路の軸方向に対して鈍角をなす斜孔を介して
滑らかに接続すれば、吸引管路側から掃除用ブラシを挿
通したときに、ブラシの先端が処置具挿通路内にまで容
易に達することができるので、吸引管路と処置具挿通路
との接続部をもれなくブラッシングにより掃除すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のI−I断面図である。
【図2】第1の実施例の内視鏡の全体斜視図である。
【図3】第1の実施例の部分拡大縦断面図である。
【図4】第1の実施例のIV−IV断面図である。
【図5】第1の実施例のI−I断面に相当する第2の実
施例の断面図である。
【図6】従来例の部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部 10 処置具挿通路 13 処置具挿通孔 40 吸引管路 41 吸引接続孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処置具類を挿通するための処置具挿通路の
    両端を内視鏡の挿入部の先端側と基端側とにおいて外部
    に対して開口させ、吸引を行うための吸引管路の先端を
    上記処置具挿通路の基端付近に連通接続した内視鏡にお
    いて、 上記処置具挿通路と上記吸引管路とを、互いの中心軸を
    偏心させて接続したことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】上記吸引管路の先端と上記処置具挿通路と
    が、上記吸引管路の軸方向に対して鈍角をなす斜孔を介
    して滑らかに接続されている請求項1記載の内視鏡。
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