JP2004248777A - 内視鏡 - Google Patents

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Yoshihiro Hosoki
義弘 細木
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Abstract

【目的】湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わる態様で結合した内視鏡において、簡単な構成により、挿入部の湾曲部を湾曲させる湾曲操作ワイヤや、内視鏡の内部を挿通するその他の線状物が、内視鏡の内部で絡まり合わないようにした内視鏡を提供する。
【構成】湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両端部に該挿入部と操作部を結合する開口を有し、該一対の開口の軸線が一直線上に位置せずに交わるエルボ連結体を介して結合し、上記挿入部、エルボ連結体及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、上記エルボ連結体の操作部側開口内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴とする内視鏡。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、湾曲可能な挿入部と、挿入部を湾曲操作する操作部とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わる態様で結合した内視鏡に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
内視鏡は、操作部と、該操作部から前方に向かって延出する挿入部とを具備している。挿入部の先端部を除く部分は可撓性のある材料によって成形されているが、その基端部(操作部側端部)を硬質材料からなる筒状の折れ止めゴムで覆っているので、挿入部の基端部は変形不能であり、操作部に設けた回転自在な湾曲操作ノブを回転操作すると、挿入部の一部をなす湾曲部が湾曲する。そして、この内視鏡の挿入部の基端部の軸線は操作部の軸線と同一方向を向いているので、内視鏡の挿入部を体腔内へ挿入するとき、術者の姿勢や患部の位置によっては、挿入部が体腔内で大きく曲がってしまい、折れ止めゴムに大きな負荷が掛かり、折れ止めゴムが破損してしまう可能性があった。
【0003】
このため、特許文献1の内視鏡では、操作部の軸線に対して挿入部の基端部の軸線を傾けることにより、挿入部を体腔内に挿入した場合に、折れ止めゴムに大きな負荷が掛からないようにしている。
【0004】
この内視鏡の挿入部と操作部の内部には、押し引き操作することにより、上記挿入部の先端に形成した湾曲部を湾曲させる2本の湾曲操作ワイヤを配設してある。操作部の内壁には2個のワイヤ案内部材を固着してあり、各ワイヤ案内部材に両湾曲操作ワイヤをそれぞれ挿通して、両湾曲操作ワイヤを案内している。
【0005】
しかし、このように、湾曲操作ワイヤの数だけワイヤ案内部材を必要とすると、構造が複雑になり、組立作業が面倒になってしまう。
【0006】
さらに、操作部と挿入部の内部には、チャンネルチューブ、イメージガイドファイバ等の複数の線状物が挿通しているため、操作部と挿入部の内部において、これらの線状物が湾曲操作ワイヤと絡まるおそれがある。特に、操作部と挿入部の連結部の内部において、これらの線状物と湾曲操作ワイヤが絡まるおそれが大きい。
【0007】
【特許文献1】
実公平6−47441号公報
【0008】
【発明の目的】
本発明は、湾曲可能な挿入部と、挿入部を湾曲操作する操作部とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わる態様で結合した内視鏡において、簡単な構成により、挿入部の湾曲部を湾曲させる湾曲操作ワイヤや、内視鏡の内部を挿通するその他の線状物が、内視鏡の内部で絡まり合わないようにした内視鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の概要】
本発明の内視鏡は、湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両端部に該挿入部と操作部を結合する開口を有し、該一対の開口の軸線が一直線上に位置せずに交わるエルボ連結体を介して結合し、上記挿入部、エルボ連結体及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、上記エルボ連結体の操作部側開口内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴としている。
【0010】
この態様では、上記挿入部内に、前端が上記挿入部の先端面において開口し、かつ、後端が上記操作部において開口する処置具挿通用チューブを設け、上記ガイド部材に、該処置具挿通用チューブを挿通させるチューブ案内孔を形成するのが好ましい。
【0011】
別の態様によれば、本発明の内視鏡は、湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両端部に該挿入部と操作部を結合する開口を有し、該一対の開口の軸線が一直線上に位置せずに交わるエルボ連結体を介して結合し、上記挿入部、エルボ連結体及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、上記操作部内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴としている。
【0012】
上記いずれの態様でも、上記エルボ連結体は、上記挿入部及び上記操作部とは別部材とするのが実際的である
【0013】
さらに別の態様によれば、本発明の内視鏡は、湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わる態様で結合し、上記挿入部及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、上記操作部内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴としている。
【0014】
いずれの態様でも、上記挿入部内に、前端が上記挿入部の先端面において開口し、かつ、後端が上記挿入部の基端部において開口する処置具挿通用チューブを設けることができる。
【0015】
いずれの態様でも、上記案内部を、上記湾曲操作ワイヤが挿通するワイヤ案内孔とすることが可能である。
【0016】
また、いずれの態様でも、上記案内部を、上記湾曲操作ワイヤが係合するワイヤ案内溝とすることができる。
【0017】
さらに、上記操作部に、正逆方向に回転することにより、上記湾曲操作ワイヤを押し引きする湾曲操作ノブを設けるのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。まず、本発明の対象とする内視鏡の構成例を説明する。図1に示す内視鏡は医療用の電子内視鏡10であり、体腔内に挿入する挿入部11と、術者が左手で把持する操作部12と、挿入部11と操作部12とを連結するエルボ連結体13とを有しており、操作部12からはユニバーサルチューブ14が延設し、ユニバーサルチューブ14の末端に設けたコネクタ部(図示略)が、内視鏡本体とは別体のプロセッサ(図示略)に着脱可能となっている。
挿入部11は、先端側から順に硬質材料からなる先端部15、湾曲部16及び柔軟で可撓性のある可撓管部17を有している。図2に示すように、エルボ連結体13の挿入部側端面13aには第1凹部18を形成してあり、この第1凹部18には、内部通路19aを具備する連結金具19が嵌合している。さらに、エルボ連結体13の外周面に周方向に並べて穿設した3個のピン挿通孔13bに抜け止めピン20を挿通し、各抜け止めピン20の先端を、連結金具19の外周面に周方向に並べて形成した3個の係止孔19bに係合することにより、連結金具19を第1凹部18に固定している。連結金具19の内部通路19bは、エルボ連結体13の内部を貫通する内部通路13cと連通しており、連結金具19の先端には、可撓管部17の基端部を接続しているので、連結金具19の内部通路19bと可撓管部17の内部が連通している。さらに、可撓管部17の基端部の周囲には、頭部を切断した円錐形状をなす筒状の折れ止めゴムGを装着してあり、折れ止めゴムGの前後の端部のそれぞれを、可撓管部17の中間部とエルボ連結体13とに固着している。この折れ止めゴムGは硬質ゴムからなる補強材であり、可撓管部17が大きく曲がっても、可撓管部17の基端部が破損しないように作用するものである。
【0019】
図2に示すように、エルボ連結体13の操作部側端面13dは、平面視において、挿入部側端面13aに対して45°の角度で傾斜している。この操作部側端面13dには、内部通路13cと連通する第2凹部21が形成してあり、さらに、第2凹部21の内周面には環状溝21aが形成してある。そして、第2凹部21には、操作部12の先端部をなす円筒部12aが嵌合しており、環状溝21aにOリング22を嵌合している。さらに、エルボ連結体13の外周面に周方向に並べて穿設した3個のピン挿通孔13eに抜け止めピン23を挿通し、各抜け止めピン23の先端を、円筒部12aの外周面に周方向に並べて形成した3個の係止孔12bに係合することにより、操作部12の円筒部12aとエルボ連結体13とを固定している。上述したように、エルボ連結体13の操作部側端面13dと挿入部側端面13aのなす角度が45°なので、図2に示すように、操作部12の軸線Aと挿入部11の基端部の軸線Bは45°の角度をなす。
【0020】
図2乃至図5に示すように、操作部12の内部には操作部12全体を貫通する内部通路12cが形成してあり、この内部通路12cの内周壁の先端には、径方向を向く一対の仕切片24が、周方向に等角度間隔で4組突設してあり、対をなす仕切片24の間にワイヤ案内孔(案内部)25が形成されている。さらに、各仕切片24の内端には、内部通路12cと同心をなすリング部26の外周面を固着してあり、リング部26の内側がチューブ案内孔27となっている。そして、各仕切片24とリング部26によりガイド部材28が構成されている。
【0021】
操作部12の上面には、上下方向の回転軸を介して上下方向湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)29と左右方向湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)30とを、上下に重ねて装着してある。上下方向湾曲操作ノブ29と左右方向湾曲操作ノブ30の回転軸はともに操作部12の内部に位置しており、両回転軸の下端部のそれぞれにプーリ(図示略)を固着している。そして、上下方向湾曲操作ノブ29のプーリには、湾曲部16の上下方向の向きを調整するための湾曲操作ワイヤW1の中間部を巻回してあり、左右方向湾曲操作ノブ30のプーリには、湾曲部16の左右方向の向きを調整するための湾曲操作ワイヤW2の中間部を巻回している。
【0022】
4本の湾曲操作ワイヤW1、W2は各ワイヤ案内孔25を通って、挿入部11の内部を挿通しており、各湾曲操作ワイヤW1、W2の先端は、湾曲部16内に設けた節輪に接続し、さらに、その先端は先端部15の内面に固定されている。
そして、上下方向湾曲操作ノブ29を図1のU方向に回動させると、湾曲部16が上方(紙面の表面側)に湾曲し、D方向に回動させると、湾曲部16が下方(紙面の裏面側)に湾曲する。さらに、左右方向湾曲操作ノブ30をL方向に回動させると、湾曲部16が左側に湾曲し、R方向に回動させると、湾曲部16が右側に湾曲する。
【0023】
先端部15の先端面15aには対物レンズと配光レンズ(照明窓)(いずれも図示略)を設けてあり、先端部15内の対物レンズの直後にはCCD(図示略)を設けてある。そして、CCDからユニバーサルチューブ14のコネクタ部まで配設した画像信号伝送用ケーブル(図示略)によって、対物レンズで結像した観察像を、電子画像信号としてプロセッサの画像処理装置に送るようになっている。プロセッサでは、電子画像をモニタに表示したり画像記録媒体に記録することができる。操作部12には、画像処理関連の遠隔操作を行うための複数のリモート操作ボタンスイッチ31を設けてある。
【0024】
また、プロセッサに設けた光源からの照明光が、ユニバーサルチューブ14のコネクタ部から挿入部11の先端部15まで配設したライトガイドファイババンドル(図示略)によって、先端部15の配光レンズに与えられる。
【0025】
操作部12の円筒部12aには筒状の鉗子口突起32が設けてあり、鉗子口突起32の鉗子口32aにはスリット(図示略)を穿設したゴム製キャップ33を着脱自在に被せてある。鉗子口突起32の出口側端部は操作部12の内部において開口しており、この出口側端部にはゴム製の処置具挿通用チューブ34の入口側端部が接続している。処置具挿通用チューブ34は、チューブ案内孔27、エルボ連結体13と連結金具19の内部通路13c、19aを通って、挿入部11の内部を挿通しており、処置具挿通用チューブ34の出口側端部は、挿入部11の先端面に設けた処置具挿通孔(図示略)に接続している。このため、スリットから鉗子口突起32の内部及び処置具挿通用チューブ34に、鉗子等の処置具(図示略)を挿通可能であり、処置具を処置具挿通孔から電子内視鏡10の外部に突出可能である。
なお、処置具挿通用チューブ34の中間部には、一端を負圧源に接続した吸引チューブ(いずれも図示略)が接続している。
【0026】
操作部12に設けた吸引ボタン35を押圧しなければ、例えば、鉗子口32aから鉗子などの処置具を挿入させ、処置具挿通チューブ34を通して先端部15から突出させることができる。
一方、吸引ボタン35を押圧すると、負圧源の負圧が吸引チューブを介して処置具挿通用チューブ34まで及ぶようになり、処置具挿通孔から体液等の流体を吸引可能となる。
【0027】
電子内視鏡10の内部には、コネクタ部から先端部15にわたって送気チューブ36(図4参照)と送水チューブ37(図4参照)を配設してある。図4に示すように、送気チューブ36と送水チューブ37はチューブ案内孔27を挿通しており、送気チューブ36と送水チューブ37の出口は先端部15の先端面に設けた送気送水ノズル38に接続している。
コネクタ部に設けた送気チューブ36と送水チューブ37の入口には図示を省略した送気送水源が接続しており、送気送水源は、送気チューブ36に常時圧縮空気を送っている。送気チューブ36と送水チューブ37の中間部は、操作部12に設けた送気送水シリンダ(図示略)に接続しており、送気送水シリンダには送気送水ボタン39が摺動自在に嵌合している。そして、送気送水ボタン39の端面に穿設した孔(図示略)を術者が指で塞ぐと、圧縮空気が送気送水ノズル38から噴射する。また、送気送水ボタン39の孔を指で塞いだまま、送気送水ボタン39を送気送水シリンダ内に押し込むと、水が送気送水ノズル38から噴射する。
【0028】
このように本実施形態によれば、湾曲操作ワイヤW1、W2を、各ワイヤ案内孔25でそれぞれ案内しているので、各湾曲操作ワイヤW1、W2が電子内視鏡10の内部、特にエルボ連結体13の内部で絡まるのを効果的に防止できる。
さらに、各ワイヤ案内孔25の内側に位置するチューブ案内孔27に、処置具挿通用チューブ34、送気チューブ36、及び送水チューブ37を挿通させているので、処置具挿通用チューブ34、送気チューブ36、及び送水チューブ37が、電子内視鏡10の内部、特に挿入部11と操作部12の間のエルボ連結体13内で、湾曲操作ワイヤW1、W2と絡まり合うのを防止できる。
しかも、湾曲操作ワイヤW1、W2、処置具挿通用チューブ34、送気チューブ36、及び送水チューブ37を案内するガイド部材28が単一の部材なので、構造が簡単である。
【0029】
次に、図6乃至図12を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
【0030】
操作部40の内部通路40aには、操作部40の軸線A方向を向く仕切板41を配設してあり、図8に示すように、この仕切板41により、内部通路40aを、ワイヤ案内部40bとチューブ案内部40cとに仕切っている。図8に示すように、仕切板41のワイヤ案内部40b側の側面には、2本のワイヤ案内溝(案内部)42a、42bを具備するワイヤ案内部材(ガイド部材)42を、2本のピン43、44により固定しており、さらに、操作部40の先端面には開口部45が設けてある。
【0031】
図6、図7及び図9に示すように、平面視において、エルボ連結体46の操作部側端面46aは、挿入部側端面46bに対して45°の角度で傾斜しており、エルボ連結体46の内部には内部通路46cを形成してある。操作部側端面46aには、操作部40の開口部45に嵌合する環状突部47が設けてあり、環状突部47の側面からは一対の係合片48が突設している。また、挿入部側端面46bには係合凹部49を形成してある。
上述した操作部40の開口部45は、環状突部47が嵌合する円形部と、係合片48が嵌合する係合凹部とを具備しており、操作部40の内部通路40aの内周面には両係合凹部を結ぶ一対の周方向を向く係合溝40bを形成してある(図7参照)。そして、エルボ連結体46は、環状突部47と係合片48を円形部と係合凹部とにそれぞれ嵌合した後に、軸線A回りに回転させることにより、両係合片48が各係合溝40bに係合し、操作部40と結合する。
【0032】
可撓管部50の基端からは係合部50aが突設しており、この係合部50aをエルボ連結体46の係合凹部49に係合することにより、可撓管部50をエルボ連結体46に固定している。さらに、可撓管部50の基端部を硬質材料からなる筒状部材51により覆っており、筒状部材51の基端側端面51aをエルボ連結体46の挿入部側端面46bに固着している。さらに、可撓管部50の筒状部材51に隣接する部分には折れ止めゴムGが装着してある。そして、上述したように、エルボ連結体46の操作部側端面46aと挿入部側端面46bのなす角度が45°なので、図7に示すように、操作部40の軸線Aと挿入部11の基端部の軸線Bは45°の角度をなす。
【0033】
湾曲操作ワイヤW1、W2は、操作部40の内部通路40aの内部において、各ワイヤ案内溝42a、42bにそれぞれ係合しており、エルボ連結体46の内部通路46cと可撓管部50の内部を通って、湾曲部16内に設けた節輪に接続しており、その先端が先端部15内に固定されている。そして本実施形態でも、上下方向湾曲操作ノブ29を図6のU方向に回動させると、湾曲部16が上方(紙面の上)に湾曲し、D方向に回動させると、湾曲部16が下方(紙面の下)に湾曲する。さらに、左右方向湾曲操作ノブ30をL方向に回動させると、湾曲部16が左側に湾曲し、R方向に回動させると、湾曲部16が右側に湾曲する。
【0034】
筒状部材51には鉗子口突起32を設けてあり、鉗子口32aにはキャップ33を着脱自在に被せてある。鉗子口突起32の出口側端部は操作部40の内部において開口しており、この出口側端部には、ゴム製の処置具挿通用チューブ(図示略)の入口側端部が接続している。処置具挿通用チューブは可撓管部17の内部を挿通しており、処置具挿通用チューブの出口側端部は、挿入部11の先端面に設けた処置具挿通孔に接続している。
さらに、この処置具挿通用チューブにも、一端を負圧源に接続した吸引チューブ52が接続しており、図8に示すように、吸引チューブ52は操作部40のチューブ案内部40cを挿通している。
【0035】
さらに、電子内視鏡10の内部には、コネクタ部から先端部15にわたって送気チューブ36と送水チューブ37が配設してあり、図8に示すように、送気チューブ36と送水チューブ37は、操作部40のチューブ案内部40cを通っている。
【0036】
このような本実施形態でも、簡単な構造により、湾曲操作ワイヤW1、W2、吸引チューブ52、送気チューブ36、及び送水チューブ37が、電子内視鏡10の内部で互いに絡まり合うのを防止できる。特に、操作部40の内部が、湾曲操作ワイヤW1、W2が通るワイヤ案内部40bと、吸引チューブ52、送気チューブ36、及び送水チューブ37が通るチューブ案内部40cとに仕切られているので、湾曲操作ワイヤW1、W2が操作部40の内部において、吸引チューブ52、送気チューブ36、及び送水チューブ37と絡まるおそれはない。
なお、処置具挿通用チューブは、挿入部11の基端部から前方に向かって延びており、エルボ連結体46の内部には位置していないので、処置具挿通用チューブがエルボ連結体46の内部で、湾曲操作ワイヤW1、W2や他のチューブ36、37、52と絡まるおそれはない。
【0037】
なお、第1の実施の形態で、ガイド部材28を、エルボ連結体13内ではなく操作部12内に設けたり、ガイド部材28の代わりに、第2の実施の形態の仕切板41とワイヤ案内部材(ガイド部材)42を、エルボ連結体13または操作部12の内部に設けてもよい。
さらに、第2の実施の形態で、仕切板41とワイヤ案内部材(ガイド部材)42を、操作部40内ではなくエルボ連結体46内に設けたり、仕切板41とワイヤ案内部材42の代わりに、第1の実施の形態のガイド部材28を、エルボ連結体46または操作部40の内部に設けてもよい。
【0038】
また、第2の実施の形態で、エルボ連結体46を介在させずに、挿入部11と操作部12とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わるように直接結合してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わる態様で結合した内視鏡において、簡単な構成により、挿入部の湾曲部を湾曲させる湾曲操作ワイヤや、内視鏡の内部を挿通するその他の線状物が、内視鏡の内部で絡まり合わないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡の全体構造を示す平面図である。
【図2】電子内視鏡の円筒部とエルボ連結体と挿入部の拡大横断平面図である。
【図3】エルボ連結体と円筒部の拡大縦断側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢線に沿う縦断正面図である。
【図5】操作部の円筒部の拡大斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の電子内視鏡の全体構造を示す平面図である。
【図7】操作部とエルボ連結体と挿入部の拡大横断平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う拡大縦断正面図である。
【図9】エルボ連結体の側面図である。
【図10】エルボ連結体の正面図である。
【符号の説明】
10 電子内視鏡(内視鏡)
11 挿入部
12 操作部
12a 円筒部
12b 係止孔
12c 内部通路
13 エルボ連結体
13a 挿入部側端面
13b ピン挿通孔
13c 内部通路
13d 操作部側端面
13e ピン挿通孔
14 ユニバーサルチューブ
15 先端部
16 湾曲部
17 可撓管部
18 第1凹部
19 連結金具
19a 内部通路
19b 係止孔
20 抜け止めピン
21 第2凹部
21a 環状溝
22 Oリング
23 抜け止めピン
24 仕切片
25 ワイヤ案内孔(案内部)
26 リング部
27 チューブ案内孔
28 ガイド部材
29 上下方向湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)
30 左右方向湾曲操作ノブ(湾曲操作ノブ)
31 リモート操作ボタンスイッチ
32 鉗子口突起
32a 鉗子口
33 キャップ
34 処置具挿通用チューブ
35 吸引ボタン
36 送気チューブ
37 送水チューブ
38 送気送水ノズル
39 送気送水ボタン
40 操作部
40a 内部通路
40b ワイヤ案内部
40c チューブ案内部
41 仕切板
42 ワイヤ案内部材(ガイド部材)
42a 42b ワイヤ案内溝(案内部)
43 44 ピン
45 開口部
46 エルボ連結体
46a 操作部側端面
46b 挿入部側端面
46c 内部通路
47 環状突部
48 係合片
49 係合凹部
50 可撓管部
50a 係合部
51 筒状部材
52 吸引チューブ
A 操作部の軸線
B 挿入部の基端部の軸線
G 折れ止めゴム
W1 湾曲操作ワイヤ
W2 湾曲操作ワイヤ

Claims (9)

  1. 湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両端部に該挿入部と操作部を結合する開口を有し、該一対の開口の軸線が一直線上に位置せずに交わるエルボ連結体を介して結合し、
    上記挿入部、エルボ連結体及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、
    上記エルボ連結体の操作部側開口内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴とする内視鏡。
  2. 湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両端部に該挿入部と操作部を結合する開口を有し、該一対の開口の軸線が一直線上に位置せずに交わるエルボ連結体を介して結合し、
    上記挿入部、エルボ連結体及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、
    上記操作部内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴とする内視鏡。
  3. 請求項1または2項記載の内視鏡において、上記エルボ連結体が、上記挿入部及び上記操作部とは別部材である内視鏡。
  4. 湾曲可能な挿入部と、該挿入部を湾曲操作する操作部とを、両者の軸線が一直線上に位置せず或る角度で交わる態様で結合し、
    上記挿入部及び操作部内に渡らせて、押し引き操作されることにより、上記挿入部を湾曲させる複数の湾曲操作ワイヤを配設し、
    上記操作部内に、上記複数の湾曲操作ワイヤをガイドする単一のガイド部材を配置したことを特徴とする内視鏡。
  5. 請求項1記載の内視鏡において、上記挿入部内に、前端が上記挿入部の先端面において開口し、かつ、後端が上記操作部において開口する処置具挿通用チューブを設け、上記ガイド部材に、該処置具挿通用チューブを挿通させるチューブ案内孔を形成した内視鏡。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の内視鏡において、上記挿入部内に、前端が上記挿入部の先端面において開口し、かつ、後端が上記挿入部の基端部において開口する処置具挿通用チューブを設けた内視鏡。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の内視鏡において、上記ガイド部材が、上記湾曲操作ワイヤを一本ずつ挿通させる複数のワイヤ案内孔を備える内視鏡。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の内視鏡において、上記ガイド部材が、上記湾曲操作ワイヤを一本ずつ係合させる複数のワイヤ案内溝を備える内視鏡。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載の内視鏡において、上記操作部に、正逆方向に回転することにより、上記湾曲操作ワイヤを押し引きする湾曲操作ノブを設けた内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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