JPH07327786A - クッション材 - Google Patents

クッション材

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JPH07327786A
JPH07327786A JP6150507A JP15050794A JPH07327786A JP H07327786 A JPH07327786 A JP H07327786A JP 6150507 A JP6150507 A JP 6150507A JP 15050794 A JP15050794 A JP 15050794A JP H07327786 A JPH07327786 A JP H07327786A
Authority
JP
Japan
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cushion
skin
laminated
slab material
slab
Prior art date
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Pending
Application number
JP6150507A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kirihara
和幸 桐原
Shigeki Wagata
茂樹 我田
Yoshimi Enoki
芳美 榎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Delta Kogyo Co Ltd filed Critical Delta Kogyo Co Ltd
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床擦れを効果的に防止できるクッション材を
提供する。 【構成】 クッションスラブ材6の上面6aと下面6b
を、裏面に熱可塑性合成樹脂のフィルム7b,8b又は
層をラミネートした表皮7,8で覆って、上面6aと下
面6bの表皮7,8の裏面のフィルム7b,8b又は層
をそれぞれ溶着して、上面6aに凸部6dを格子状に形
成する。クッションスラブ材6の上面6aに凹溝6eを
予め格子状に形成する。多段に積層したクッション材5
の最下部にベース用クッションスラブ材10を置いて、
側面を表皮11で覆った積層クッション材12とする。
クッションスラブ材6,10を粘弾性型とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクッション材に関し、特
に、シートやベッドに最適なクッション材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車椅子のシートに長時間にわた
って着座したり、ベッドに長期間にわたって寝ているよ
うな場合、身体に床擦れが生じやすい。この床擦れの原
因は、従来のシートやベッドのクッション材では、体圧
分布が均一になりにくいことと、身体のずれにクッショ
ン材が追従しにくいことによる。
【0003】このため、図8に示すように、支持板1の
上に複数の弾性小ブロック2を取り付けてクッション材
3を構成すると共に、弾性小ブロック2の頭部2aに係
合脚2bを設けて、支持板1の係合穴1aに係合脚2b
を係合させるようにしたものが提案されている(実開平
5−15860号参照)。上記クッション材3は、複数
の弾性小ブロック2で体圧分布を均一にすることによ
り、床擦れを防止するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弾性小
ブロック2の部品点数が非常に多くなるので高価になる
と共に、身体のずれに弾性小ブロック2が追従しにくい
ので、床擦れを効果的に防止できないという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、床擦れを効果的
に防止できるクッション材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定厚みのクッションスラブ材の上面と
下面を、裏面に熱可塑性合成樹脂のフィルム又は層をラ
ミネートした表皮で覆って、上面と下面の表皮の裏面の
フィルム又は層をそれぞれ溶着して、上面に凸部を格子
状に形成したことを特徴とするクッション材を提供する
ものである。
【0007】上記クッションスラブ材の上面に、凹溝を
格子状に予め形成するのが好ましい。また、上記クッシ
ョン材を多段に積層すると共に、積層したクッション材
の最下部にベース用クッションスラブ材を置いて、上記
クッション材及びベース用クッションスラブ材の側面を
表皮で覆うことができる。さらに、上記クッションスラ
ブ材は粘弾性型であるのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、クッションスラブ材の上面と
下面を、裏面に熱可塑性合成樹脂のフィルム又は層をラ
ミネートした表皮で覆って、上面と下面の表皮の裏面の
フィルム又は層をそれぞれ溶着して、上面に凸部を格子
状に形成する。この格子状に形成した凸部で体圧分布を
均一にできると共に、身体のずれに追従しやすいので、
床擦れが効果的に防止できる。また、クッションスラブ
材を表皮で覆って溶着するだけであるから、部品点数が
少なくて安価になる。
【0009】一方、クッションスラブ材の上面に凹溝を
予め格子状に形成すると、凸部が形成しやすくなる。ま
た、多段に積層したクッション材の最下部にベース用ク
ッションスラブ材を置いて、側面を表皮で覆うことによ
り、クッション材のたわみ量がより多くなって、床擦れ
がより効果的に防止できる。さらに、上記クッションス
ラブ材を粘弾性型とすれば、クッションスラブ材のエネ
ルギー吸収作用で柔らかく感じられるので、クッション
フィーリングが向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1に示すように、クッション材5は、四角形
状のウレタン製クッションスラブ材6と、クッションス
ラブ材6の上面6aを覆う上表皮7と、クッションスラ
ブ材6の下面6bを覆う下表皮8とで構成している。
【0011】上記クッションスラブ材6は、粘弾性型ウ
レタンであるのが好ましい。即ち、通常の弾性型ウレタ
ンと比較して、粘弾性型ウレタンは、エネルギー吸収作
用があり、着座者に対する圧迫力が柔らいで、長時間の
着座でも不快感を与えなくなり、着座フィーリングが向
上する。上記粘弾性型ウレタンは、例えば、比重:0.
050g/立方cm、硬度:5Kgfのものである。因
に、弾性型ウレタンは、例えば、比重:0.062g/
立方cm、硬度:16Kgfである。
【0012】上記クッションスラブ材6は、図2に詳細
に示すように、例えば、ベース部6cの厚みTが10m
m、凸部6dの高さH1が20〜30mmであり、該凸
部6dの上面6aには凹溝6eを格子状に予め形成し、
該凹溝6eの幅W1が20mmであり、凸部6dの幅W
2が80mmである。したがって、ベース部6cの上
に、80mm角の凸部6dが20mmの間隔を隔てて縦
横に形成されていることになる。因に、図1の例では、
クッションスラブ材6の大きさは、縦と横の幅W3,W
4は、500〜600mm、高さH2は、30〜40m
mとなる。
【0013】図3(A)に詳細に示すように、上記上表
皮7と下表皮8の裏面には、熱可塑性合成樹脂(例え
ば、塩化ビニール)のフィルム7b,8b又は層をラミ
ネートする。そして、上記クッションスラブ材6の下面
6bには、下表皮8の裏面のフィルム8bを当てがい、
クッションスラブ材6の上面6aには、下表皮8よりも
ひとまわり大きい上表皮7の裏面のフィルム7bを当て
がう。その後、図3(B)に示すように、クッションス
ラブ材6の各凹溝6eに沿わせて上表皮7を窪ませなが
ら、高周波ウェルダーにより、上表皮7と下表皮8の各
フィルム7b,8bを溶着部aで溶着する。また、上表
皮7と下表皮8の周縁部7a,8aも同様にして溶着す
る。上記溶着部aは、図3(C)に詳細に示すように、
上表皮7と下表皮8の各フィルム7b,8bが溶けて、
圧縮されたクッションスラブ材6に浸透することによ
り、各フィルム7b,8bが相互に溶着されることにな
る。これにより、クッション材5が完成する。
【0014】なお、クッション材5は、図5に示すよう
に、凸部6dの無いクッションスラブ材6の上表皮7と
下表皮8を溶着部aで溶着して、凸部6dを格子状に形
成するようにしてもよい。
【0015】上記のようにクッション材5を構成すれ
ば、図4に示すように、着座者9の荷重Pが上方から作
用すると、荷重Pが作用した凸部6dのみが独立して圧
縮変形するので、体圧分布が均一になる。また、着座者
9が身体を左右方向にずらせる等すると、荷重Pがその
方向に移動Qするが、同図に二点鎖線で示すように、荷
重Pが作用した凸部6dのみが独立してずれ変形する。
つまり、身体のずれに追従する。これらにより、床擦れ
が効果的に防止できるようになる。
【0016】上記クッション材5は、クッションスラブ
材6を表皮7,8で覆って溶着するだけであるから、部
品点数が少なく、安価に製造することができる。また、
成形時に、クッションスラブ材6の上面に凹溝6eを予
め格子状に形成しておけば、凸部6dを簡単に形成する
ことができる。さらに、クッションスラブ材6を粘弾性
型とすれば、クッションフィーリングが向上する。
【0017】一方、図6及び図7に示すように、上記ク
ッション材5を多段(例えば4段)に積層して、積層し
たクッション材5の最下部にベース用クッションスラブ
材10を置き、これらの側面を表皮11で覆って、積層
クッション材12を構成すると、各クッション材5及び
ベース用クッションスラブ材10の総合作用により、た
わみ量がより多くなって、床擦れがより効果的に防止で
きるようになる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のクッション材は、クッションスラブ材の上面と下面を
表皮で覆って、上面と下面の表皮の裏面のフィルム又は
層をそれぞれ溶着することにより、上面に凸部を格子状
に形成するようにしたから、この格子状の凸部で体圧分
布が均一になると共に、凸部が身体のずれに追従しやす
いので、床擦れが効果的に防止できるようになる。ま
た、クッション材は、クッションスラブ材を表皮で覆っ
て溶着するだけであるから、部品点数が少なくて安価に
製造できるようになる。
【0019】上記クッションスラブ材の上面に凹溝を予
め格子状に形成しておくと、凸部が形成しやすくなる。
上記クッションスラブ材を粘弾性型とすれば、クッショ
ンフィーリングが向上する。また、多段に積層したクッ
ション材の最下部にベース用クッションスラブ材を置い
て、側面を表皮で覆うようにすれば、クッション材のた
わみ量がより多くなって、床擦れがより効果的に防止で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクッション材の分解斜視図
【図2】 クッションスラブ材の要部拡大斜視図
【図3】 (A)は表皮を溶着する前のクッションスラ
ブ材の断面図、(B)は表皮を溶着した後のクッション
スラブ材の断面図、(C)は溶着部の拡大断面図
【図4】 クッション材の変形状態の断面図
【図5】 変形例のクッション材の断面図
【図6】 積層クッション材の断面図
【図7】 積層クッション材の斜視図
【図8】 従来のクッション材の斜視図
【符号の説明】
5…クッション材、6…クッションスラブ材、6a…上
面、6b…下面、6d…凸部、6e…凹溝、7…上表
皮、7b…フィルム、8…下表皮、8b…フィルム、1
0…ベース用クッションスラブ材、11…表皮、12…
積層クッション材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/08 8413−4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定厚みのクッションスラブ材の上面と
    下面を、裏面に熱可塑性合成樹脂のフィルム又は層をラ
    ミネートした表皮で覆って、上面と下面の表皮の裏面の
    フィルム又は層をそれぞれ溶着して、上面に凸部を格子
    状に形成したことを特徴とするクッション材。
  2. 【請求項2】 上記クッションスラブ材の上面に、凹溝
    を格子状に予め形成したことを特徴とする請求項1に記
    載のクッション材。
  3. 【請求項3】 上記クッション材を多段に積層すると共
    に、積層したクッション材の最下部にベース用クッショ
    ンスラブ材を置いて、上記クッション材及びベース用ク
    ッションスラブ材の側面を表皮で覆うことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のクッション材。
  4. 【請求項4】 上記クッションスラブ材は粘弾性型であ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に
    記載のクッション材。
JP6150507A 1994-06-07 1994-06-07 クッション材 Pending JPH07327786A (ja)

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