JP4785382B2 - 快適枕 - Google Patents

Description

本出願は、２００２年５月２４日に提出された仮特許出願一連Ｎｏ．６０／３８３，１６９号の利益を主張し、その全体の内容は、参照によって本明細書中に含まれる。

本発明は、概ね、枕あるいはクッションに関し、より詳細には、治療用の枕あるいはクッションに関する。

あおむけで横になっている又は横向きになっている人間の首は、たいてい人間の脊柱と整合していない。このことは、人間の首が一つの枕あるいは多数の枕で支持されているときの一般的な場合であり、首は、下向きに湾曲した枕の高さで決められた角度で横たわり、この角度は、一般的に脊柱と同一面にない。湾曲した枕の高さは、その固さと密接に関連しており、その固さは、通常、織物カバー内に配置された充填材料によって提供される。一般的な充填材料は、羽毛、綿あるいは合成充填材を含むことができる。

使用者の首と脊柱をより適切に整合させることができる枕の構造を提供するために、本発明は、複数のフォーム要素を有する枕を提供する。

本発明の一実施例は、空洞を画定する粘弾性スリーブと、その空洞の中に配置された充填材料とを有する枕を含む。

本発明の他の実施例は、外部層と、該外部層の間に配置された粒状化粘弾性フォームで構成された充填材料とを有する枕を含む。

本発明のさらに他の実施例は、補強織物の外部層と、粘弾性フォームの中間層と、該中間層の間に配置された粒状化粘弾性フォームで構成された充填材料とを有する枕を含む。

また、本発明は、枕の製造方法を含む。この方法は、空洞を画定する粘弾性スリーブを提供することと、空洞内に充填材料を挿入することと、空洞内に充填材料を保持するようにスリーブを閉じることとを含む。

上記粘弾性フォームは温度の変化に反応し、快適さ及び支持のために、体の曲線に一致するように体熱が枕を成形する。これによって、枕の形状は、体の輪郭により密接に追従し、人間があおむけで横になっている又は横向きになっているときに首及び脊柱の改善された整合を促進することができる。

カバーが、枕を包むのが好ましく、また枕の形状に合わせて作る方が好ましい。カバーは、取り外しや洗濯が可能であり、そこを通って枕が挿入されたり取り外されたりすることができる閉じ直し可能なスロットを有する。スロットは、枕の縁部分の端から端まで伸びており、ジッパーによって開けられたり閉じられたりする方が好ましい。

本発明の実施例が詳細に説明される前に、本発明は、その適用において、後述されたあるいは図面に示された構造の詳細及び構成要素の配列に限定されないことを理解されるべきである。本発明は、他の実施態様が可能であり、また、種々の方法で実行又は実施されることが可能である。また、本明細書中に使用された表現及び用語は、説明の目的のためであり、限定とみなすべきでないことを理解されるべきである。

発明を実施するための最良のフォーム

図１乃至３は、複数の層で形成されたスリーブ構造を有する本発明の枕１０を示している。枕１０は、粘弾性フォーム／発泡体１８の層の間に配置された充填材料１４を備えている。粘弾性フォームの層１８は、枕１０を、枕１０と接触する人の体の部分の形状に順応させる特別な温度応答特性を備えている。粘弾性フォームの層１８は、低い温度での固さに比べて高い温度では固さが低い。逆に、従来の枕の充填材料は、一般的に温度の変化に関して一定の固さである。人の体熱は、枕１０の体と接する部分を柔らかくするが、枕１０の体と接しない部分は、固いままである。その結果、本発明を具体的にする枕１０は、各ユーザーの体型に順応することによって、従来の枕よりもより優れた快適さを与える。

本発明の一実施例では、充填材料１４は、粒状にされ又は断片にされた、密度が略８５ｋｇ／ｍ³である粘弾性フォームである。しかしながら、標準の重量の枕１０に対する粘弾性フォームの充填材料の適当な密度は、例えば、略３０乃至略１４０ｋｇ／ｍ³にすることができる。さらに、軽い重量の枕１０に対する粘弾性フォームの充填材料の適当な密度は、例えば、略４０ｋｇ／ｍ³より低くすることができる。同様に、重い重量の枕１０に対する粘弾性フォームの充填材料の適当な密度は、例えば、略１３０ｋｇ／ｍ³よりも大きくすることができる。代替的に、充填材料１４として使用される粒状化粘弾性フォームは、枕１０の所望の特徴に従って任意の密度を有することができる。さらに、適当な粘弾性フォームの充填材料１４は、荷重が１００乃至５００Ｎで６５％の押し込み負荷たわみ(an indentation load deflection)すなわち“ＩＬＤ”を有し、ＡＳＴＭ−Ｄ−１５６４規格で基準とされた試験手順に従って最大で１０％の跳ね返り(rebound)を有する。

粒状化充填材料１４は、リサイクル、未使用あるいはスクラップの粘弾性材料で作ることができる。粒状化充填材料１４は、公称長さの片から構成してもよく、あるいは、粒状化充填材料１４は、異なる長さの片から構成してもよい。例えば、粒状化充填材料１４は、略１．３ｃｍの公称長さにすることができる。また、粒状化充填材料１４は、略０．６ｃｍ〜略２ｃｍ間で異なる長さにすることができる。粒状化充填材料１４は、０．３ｃｍ程度に短くしたり、４ｃｍ程度に長くすることができ、あるいは、粒状化充填材料１４は、枕１０の所望の特性に従って任意の長さにすることができる。本発明の一好適実施例では、粒状化充填材料１４は、２ｃｍよりも長い長さの片が１６乃至２０％、１乃至２ｃｍの長さの片が３８乃至４２％、１ｃｍよりも短い長さの片が３８乃至４２％で構成されている。かなりのコスト削減及び出費減少は、未使用の充填材料１４よりむしろスクラップあるいはリサイクルの充填材料１４を使用することによって実現されることができる。充填材料１４として使用される粘弾性フォームは、ポリウレタンフォームの材料から作られることができるが、充填材料１４は、同様の温度応答特性を示す任意の他の粘弾性ポリマー物質から作られることができる。

充填材料１４の構成は、枕１０の特性や枕１０のコストを変えるように変更されることができる。本発明の他の実施例では、充填材料１４は、粒状化粘弾性フォームと繊維材料の組み合わせである。繊維材料は、粘弾性フォームよりもたいてい高価ではない、有機繊維物（綿）又は合成繊維物(a synthetic textile)などのあらゆる種類の繊維物から作られることができる。本発明の一実施例では、繊維材料は、密度が約１ｇ／ｃｍ³である。しかしながら、標準の重量の枕１０に対する繊維材料の適当な密度は、例えば、０．１乃至２ｇ／ｃｍ³である。さらに、軽い重量の枕１０に対する繊維材料の適当な密度は、例えば、略０．３ｇ／ｃｍ³よりも少なくすることができる。同様に、重い重量の枕１０に対する繊維材料の適当な密度は、例えば、略１．８ｇ／ｍ³よりも大きくすることができる。代替的に、充填材料１４として粒状化粘弾性フォームと組み合わせて使用される繊維材料は、枕１０の所望の特性に従って任意の密度を有することができる。

本発明の一好適実施例では、充填材料１４は、略５０％が繊維材料で構成されており、残りの構成は粒状化粘弾性フォームである。しかしながら、標準の価格の枕１０に対する充填材料１４の繊維材料の適当な範囲は、例えば、略２０％乃至略８０％にすることができる。さらに、より高価な枕１０に対する充填材料１４の繊維材料の適当な範囲は、例えば、充填材料１４の略３０％以上にすることができる。同様に、高価でない枕１０に対する充填材料１４の繊維材料の適当な範囲は、例えば、充填材料１４の略７０％よりも多くすることができる。

本発明のさらに他の実施例では、充填材料１４は、粒状化粘弾性フォームとポリスチレンの玉の組み合わせである。ポリスチレンの玉は、粘弾性フォームよりもたいてい高価ではない。また、この実施例の充填材料１４は、枕１０の所望の特徴によって決まる有機織物又は合成織物を含むことができる。ポリスチレンの玉は、公称の直径を有する玉から構成してもよく、あるいは、ポリスチレンの玉は、異なる直径を有する玉から構成してもよい。例えば、ポリスチレンの玉は、略５ｍｍの公称の直径を有することができる。また、ポリスチレンの玉は、略１ｍｍ乃至略１０ｍｍで異なる直径から構成することができる。また、ポリスチレンの玉は、略０．５ｍｍ程度に小さくしたり、略２０ｍｍ程度に大きくすることができ、あるいは、ポリスチレンの玉は、枕１０の所望の特徴に従って任意の長さにすることができる。

本発明の一好適実施例では、充填材料１４は、略５０％がポリスチレンの玉で構成されており、残りの構成は粒状化粘弾性フォームである。しかしながら、標準の価格の枕１０に対する充填材料１４のポリスチレンの玉の適当な範囲は、例えば、略２０％乃至略８０％にすることができる。さらに、より高価な枕１０に対する充填材料１４のポリスチレンの玉の適当な範囲は、例えば、充填材料１４の略３０％より少なくすることができる。同様に、高価でない枕１０に対する充填材料１４のポリスチレンの玉の適当な範囲は、例えば、充填材料１４の略７０％よりも多くすることができる。

本発明の他の実施例では、充填材料１４は、粒状化粘弾性フォームに加えて粒状化高弾性（“ＨＥ”）フォームも有することができる。ＨＥフォームは、粘弾性フォームよりもたいてい高価ではなく、従って、潜在的に費用が少ない枕１０をもたらす。充填材料は、上述の単一の充填材又は充填材の組み合わせで構成されることができる。代替的に、充填材料１４は、羽毛、粒状化綿、綿繊維などのような一般的な材料も含むことができる。本発明の一実施例では、充填材料１４は、密度が略３５ｋｇ／ｍ³であるＨＥフォームを含む。しかしながら、標準の重量の枕１０に対するＨＥフォームの適当な密度は、例えば、略２０乃至略５０ｋｇ／ｍ³である。さらに、軽い重量の枕１０に対するＨＥフォームの適当な密度は、例えば、略２５ｋｇ／ｍ³よりも少なくすることができる。同様に、重い重量の枕１０に対するＨＥフォームの適当な密度は、例えば、略４５ｋｇ／ｍ³よりも大きくすることができる。代替的に、充填材料１４に利用されるＨＥフォームは、枕１０の所望の特性に従って任意の密度を有することができる。

粒状化ＨＥフォームは、呼び長さである片から構成してもよく、あるいは、粒状化ＨＥフォームは、異なる長さである片から構成してもよい。例えば、粒状化ＨＥフォームは、略１．３ｃｍの呼び長さにすることができる。また、粒状化ＨＥフォームは、略０．６ｃｍ乃至略２ｃｍで異なる長さにすることができる。粒状化ＨＥフォームは、０．３ｃｍ程度に短くしたり、４ｃｍ程度に長くすることができ、あるいは、粒状化ＨＥフォームは、枕１０の所望の特性に従って任意の長さにすることができる。本発明の一好適実施例では、粒状化ＨＥフォームは、２ｃｍよりも長い長さの片が１６乃至２０％、１乃至２ｃｍの長さの片が３８乃至４２％、１ｃｍよりも短い長さの片が３８乃至４２％で構成されている。

本発明の一好適実施例では、充填材料１４は、略５０％が粒状化ＨＥフォームで構成されており、残りの構成は粒状化粘弾性フォームである。しかしながら、標準の価格の枕１０に対する充填材料１４の粒状化ＨＥフォームの適当な範囲は、例えば、略２０％乃至略８０％にすることができる。さらに、より高価な枕１０に対する充填材料１４の粒状化ＨＥフォームの適当な範囲は、例えば、充填材料１４の略３０％より少なくすることができる。同様に、高価でない枕１０に対する充填材料１４の粒状化ＨＥフォームの適当な範囲は、例えば、充填材料１４の略７０％よりも多くすることができる。

前述のように、充填材料１４は、粘弾性フォーム１８の層の間に配置されている。本発明の一実施例では、粘弾性フォーム１８の層は、密度が略８５ｋｇ／ｍ³である。しかしながら、標準の重量の枕１０に対する粘弾性フォーム１８の層の適当な密度は、例えば、略３０乃至略１４０ｋｇ／ｍ³にすることができる。さらに、軽い重量の枕１０に対する粘弾性フォーム１８の層の適当な密度は、例えば、略４０ｋｇ／ｍ³より低くすることができる。同様に、重い重量の枕１０に対する粘弾性フォーム１８の層の適当な密度は、例えば、略１３０ｋｇ／ｍ³よりも大きくすることができる。代替的に、粘弾性フォーム１８の層は、枕１０の所望の特性に従って任意の密度を有することができる。

粘弾性フォーム１８の層は、厚さが略１０ｍｍである方が好ましく、充填材料１４の粒状化粘弾性フォームと同様の温度応答特性を備えている。同様に、標準の重量の枕１０に対する粘弾性フォーム１８の層の適当な厚さは、例えば、略５ｍｍ乃至略１５ｍｍにすることができる。しかしながら、軽い重量の枕１０に対する粘弾性フォーム１８の層の適当な厚さは、例えば、略７ｍｍより薄くすることができる。さらに、重い重量の枕１０に対する粘弾性フォーム１８の層の適当な厚さは、例えば、略１３ｍｍよりも厚くすることができる。粘弾性フォーム１８の層は、ポリウレタンフォームの材料から作られることができるが、粘弾性フォーム１８の層は、同様の温度応答特性を示す任意の他の粘弾性ポリマー物質から作られることができる。

枕１０の総体的な固さは、個々の粘弾性フォーム層１８及び充填材料１４の固さで決まる。従って、枕１０の総体的な固さは、個々の粘弾性フォーム層１８及び／又は充填材料１４の固さを変えることによって影響されるであろう。

図１乃至図３に示されるように、補強織物層２２が、粘弾性フォーム１８の層の外側に配置されている。補強織物層２２は、補強織物層２２と粘弾性フォーム層１８を一緒に固定する縫い目２６に対する固定部材の役割を果たす。補強織物層２２を備えなければ、補強織物層２２より丈夫でない粘弾性フォーム層１８は、充填材料１４が粘弾性フォーム層１８の間で固定されるように縫い目２６を直接固定しなければならない。この構造（図示せず）を有する枕では、枕の通常の使用の結果として、粘弾性フォーム１８は縫い目２６の近傍で破れるであろう。さらに、粘弾性フォーム層１８が破れた場合には、充填材料１４がこぼれるであろう。従って、補強織物層２２は、適度の丈夫さを枕１０に提供する。補強織物２２は、綿／ポリエステルの混合のような丈夫な材料で作られている方が好ましい。

カバー３０が、枕１０を取り囲んで包み、枕１０の形状に合致する。カバー３０は、綿／ポリエステルの混合のような丈夫で洗濯可能な織物材料で作られている方が好ましい。図１に示されるように、スロット３４は、カバーの縁に沿ってカバー３０の端から端まで伸びている。枕１０は、スロット３４を通ってカバー３０の中に挿入されることができる。また、枕１０は、カバー３０のクリーニングを容易にするためにスロット３４を介してカバー３０から取り出されることができる。スロット３４は、枕１０の取り囲むカバー３０を閉じたり、枕１０を取り出すためにカバー３０を開けたりするように閉じ直すことが可能である。閉締装置は、スロット３４を開閉するのに使用される。閉締装置は、スナップ、ボタン、フックファスナー、輪状ファスナー、重なり合う垂れ蓋、レース、他の類似したファスナーから構成することもできるが、好適実施例では、閉締装置はジッパー３４である。

製造中、粘弾性フォーム層１８は、補強織物層２２と共に縫い合わされて開放端を有するスリーブ即ちケースを形成し、粘弾性フォーム層１８はケースの内部層を構成し、補強織物層２２はケースの外部層を構成する。次に、充填材料１４の所望の量がケース内に満たされるまで、充填材料１４がケースの開放端を介して挿入される。次に、開放端が縫って閉じられ、それによって、充填材料１４がケース内に包まれ、枕１０の形を定める。次に、枕１０がカバー３０内に挿入され、カバー３０がジッパー３４によって閉じられる。

図１は、本発明を具体化する枕を示す斜視図である。 図２は、図１に示された枕の分解図である。 図３は、図１に示された枕の部分断面図である。

Claims (26)

1. 枕であって、
   空洞を画定する粘弾性スリーブと、
   前記空洞内に配置された充填材料とを備え、
   前記充填材料は、粒状化粘弾性フォームを有していることを特徴とする枕。
2. 請求項１に記載の枕において、
   前記スリーブは、第１の粘弾性層と、第２の粘弾性層とを有し、該第１及び第２の粘弾性層は、それらの間に前記空洞を形成するように互いに連結されており、
   前記充填部材は、前記第１及び第２の粘弾性層の間に配置されていることを特徴とする枕。
3. 請求項２に記載の枕において、
   前記第１及び第２の粘弾性層は、厚さが略５ｍｍ乃至１５ｍｍであることを特徴とする枕。
4. 請求項３に記載の枕において、
   前記第１及び第２の粘弾性層は、厚さが略１０ｍｍであることを特徴とする枕。
5. 請求項２に記載の枕において、
   前記第１及び第２の粘弾性層は、密度が略３０乃至略１４０ｋｇ／ｍ^３であることを特徴とする枕。
6. 請求項５に記載の枕において、
   前記第１及び第２の粘弾性層は、密度が略８５ｋｇ／ｍ^３であることを特徴とする枕。
7. 請求項２に記載の枕において、
   前記第１の粘弾性層を覆う第１の織物層と、
   前記第２の粘弾性層を覆う第２の織物層とを更に備えていることを特徴とする枕。
8. 請求項７に記載の枕において、
   前記第１及び第２の織物層は、前記第１及び第２の粘弾性層にそれぞれ連結されていることを特徴とする枕。
9. 請求項８に記載の枕において、
   前記第１及び第２の織物層は、前記第１及び第２の粘弾性層にそれぞれ縫い合わされていることを特徴とする枕。
10. 請求項１に記載の枕において、
    前記粘弾性スリーブを包むカバーを更に備え、該カバーは、閉じ直すことが可能なスロットを有していることを特徴とする枕。
11. 請求項１に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームは、密度が略３０乃至略１４０ｋｇ／ｍ^３であることを特徴とする枕。
12. 請求項１１に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームは、密度が略８５ｋｇ／ｍ^３であることを特徴とする枕。
13. 請求項１に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームは、略０．６ｃｍ乃至略２ｃｍの呼び長さであることを特徴とする枕。
14. 請求項１３に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームは、略１．３ｃｍの呼び長さであることを特徴とする枕。
15. 請求項１に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームの略１６乃至２０％が、略２ｃｍよりも長い長さであることを特徴とする枕。
16. 請求項１に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームの略３８乃至４２％が、略１ｃｍ乃至略２ｃｍの長さであることを特徴とする枕。
17. 請求項１に記載の枕において、
    前記粒状化粘弾性フォームの略３８乃至４２％が、略１ｃｍよりも短い長さであることを特徴とする枕。
18. 請求項１に記載の枕において、
    前記充填材料は、ポリスチレンの玉を更に有していることを特徴とする枕。
19. 請求項１に記載の枕において、
    前記充填材料は、粒状化高弾性フォームを更に有していることを特徴とする枕。
20. 枕を製造する方法であって、
    空洞を画定する粘弾性スリーブを提供することと、
    前記空洞内に、断片にされた粘弾性フォームからなる充填材料を挿入することと、
    前記空洞内に前記充填材料を保持するように前記スリーブを閉じることとを備えていることを特徴とする方法。
21. 請求項２０に記載の方法において、
    第１の粘弾性層と第２の粘弾性層とを重ねることと、
    前記第１及び第２の粘弾性層の一部分を連結し、前記充填部材を収容するスリーブを形成することと、
    前記第１及び第２の粘弾性層の残りの部分を連結し、前記スリーブを閉じて前記空洞内に前記充填材料を保持することとを更に備えていることを特徴とする方法。
22. 請求項２１に記載の方法において、
    前記第１の粘弾性層を第１の織物層で覆うことと、
    前記第２の粘弾性層を第２の織物層で覆うこととを更に備えていることを特徴とする方法。
23. 請求項２２に記載の方法において、
    前記第１の織物層を前記第１の粘弾性層に連結することと、
    前記第２の織物層を前記第２の粘弾性層に連結することとを更に備えていることを特徴とする方法。
24. 請求項２３に記載の方法において、
    前記第１の織物層を前記第１の粘弾性層に連結することは、前記第１の織物層を前記第１の粘弾性層と共に縫い合わせることを含み、
    前記第２の織物層を前記第２の粘弾性層に連結することは、前記第２の織物層を前記第２の粘弾性層と共に縫い合わせることを含んでいることを特徴とする方法。
25. 請求項２０に記載の方法において、
    前記粘弾性スリーブを、閉じ直すことが可能なスロットを介してカバーに挿入することと、
    前記スロットに封をして、前記カバー内に前記粘弾性スリーブを固定することとを更に備えることを特徴とする方法。
26. 請求項２０に記載の方法において、
    粘弾性材料を個々の長さに断片にして前記充填材料を形成することを更に備えていることを特徴とする方法。

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