JP2002186538A - 車両用シート装置 - Google Patents
車両用シート装置Info
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- JP2002186538A JP2002186538A JP2000387429A JP2000387429A JP2002186538A JP 2002186538 A JP2002186538 A JP 2002186538A JP 2000387429 A JP2000387429 A JP 2000387429A JP 2000387429 A JP2000387429 A JP 2000387429A JP 2002186538 A JP2002186538 A JP 2002186538A
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- Japan
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- airbag
- pad
- air
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
の固さ(クッション性)を調節することが可能な車両用
シート装置を提供する。 【解決手段】 シート1のパッド2に、格子状の溝部5
を有する溝付きパッド2aを設け、この溝部5内に、柔
軟な素材で形成されたエアバッグ3を埋め込む。前記エ
アバッグ3は、エアポンプ4に連結しており、エアポン
プ4によりエアバッグ3内に封入される空気量が調節可
能となっている。
Description
等の乗り物や車椅子等に用いられる車両用シート装置に
関する。
に渡って使用者が着座するシートは、使用者の不快感を
低減できるよう、様々な工夫が施されている。例えば、
長時間座ることにって生じる蒸れを解消するための通風
装置を備えてあるものや、使用者の体にフィットするよ
う、シートの各部分の高さを任意に調整できるもの等が
考案されている。この高さを調整できるシートとして
は、実公昭50−23932号公報や、特公昭50−1
6989号公報等に示されるように、シート内に空気を
入れることによって高さを調整するものがあり、このシ
ート内に入れた空気量によりシート自体の固さ(クッシ
ョン性)も変更できる。
るために空気を入れると、シートの形状も変形してしま
うのでデザイン面等で問題があると共に、着座する際に
変形部分が身体に当たって着座動作に支障が生じるとい
った機能面における問題点がある。
ることなく、シートの固さ(クッション性)を容易に調
節することが可能な車両用シート装置を提供することで
ある。
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1及び図2に示
すように、封入される空気量を調節可能なエアバッグ
(3)をシートクッション(1)内に設けた車両用シー
ト装置であって、前記エアバッグは、柔軟な素材で格子
状に形成され、前記シートクッションのパッド(例え
ば、溝付きパッド2a)に形成された格子状の溝(溝部
5)内に埋め込まれるようになっていることを特徴とし
ている。
塩化ビニル等の樹脂を薄く塗布したものや、薄い樹脂な
ど、布のようなしなやかな性状のものとする。
を柔軟な素材で形成し、空気量を調節可能としたことに
より、エアバックの弾性を調節することができる。つま
り、エアバック内の空気量を多くすることにより、エア
バックが張ってたわみにくくなり、エアバック内の空気
量を少なくすることにより、エアバッグはたわみやすく
なる。従って、このエアバックを格子状に形成し、シー
トクッションのパッドに形成された格子状の溝内に埋め
込むようにしたことにより、シートクッションのたわみ
量を調節することができ、シートの外形形状を変化させ
ることなく、シートの弾力性を調節することができる。
また、パッドの厚みが薄くなってしまうのを防ぐことが
でき、パッドを多く残しておくことができるので、パッ
ドによる弾力性を保持することができる。また、エアダ
クトを格子状に形成したことにより、集中的に加圧さ
れ、エアバッグの一部が潰されても、空気をエアバック
に面一に送ることができる。
の形態を詳細に説明する。
パッド2とエアバッグ3及びエアポンプ4から概略構成
されている。パッド2は、例えばウレタンフォームなど
の弾性素材から形成されており、シート1の外形を形成
している。
腰掛け部分Aや背もたれ部分Bには、エアバッグ3が埋
め込まれている。エアバッグ3を埋め込む部分の溝付き
パッド2aは、シート1の外形を形成するパッド2とは
別個に形成されており、エアバッグ3が埋め込めるよう
溝部5が格子状に形成されている。この溝部5は、断面
が略円形で、上部が溝付きパッド2aの表面まで達して
いる。これにより溝付きパッド2aは、図2に示すよう
に、側面がくびれた突起状物が、縦横に複数並んだよう
になる。溝付きパッド2aの上部には、溝付きパッド2
aを覆う表層パッド2bが配置される。表層パッド2b
は、上面で人体に接触するようになっており、使用者の
身体合った形状に形成されている。また、表層パッド2
bは最小厚みが10mm以上となるように形成されてい
るものとする。
(PVC)やウレタン等を塗布することによって形成し
た柔軟な布状物2枚を、ウェルダー成形により溶着し、
図2に示すようにパイプを格子状に連結したような、中
空の格子状に形成されている。エアバッグ3には連結口
6が設けられており、この連結口6でエアバッグ3内に
空気を入れるエアポンプ4と連結している。ここで、エ
アポンプ4は手動ポンプであっても良いし、電動ポンプ
であっても良い。
ッド2a内にエアバッグ3を埋め込むことによって形成
されている。エアバッグ3の溝付きパッド2aへの埋め
込みは、溝付きパッド2aの表面まで達している格子状
の溝部5に、エアバッグ3の格子を合わせ、エアバッグ
3を溝部5に押し込んで行くことにより行うことができ
る。そして、エアバッグ3を埋め込んだ溝付きパッド2
aをパッド2に接着し、溝付きパッド2aの上部に表層
パッド2bを接着する。この時、表層パッド2bの上面
と、パッド2の表面とが滑らかにつながるように、それ
ぞれ形成及び接着されるものとする。以上のようにエア
バッグ3を埋め込んだパッド2に、カバー等を掛けるこ
とにより車両用シート装置が形成される。なお、パッド
2等の成形方法は周知の方法と同様である。
エアバッグ3に連結しているエアポンプ4により、好み
の固さになるようにエアバッグ3内に空気(エア)を入
れる。エアバッグ3に入れる空気量が少ない場合、図3
(a)に示すように、溝付きパッド2a内でエアバッグ
3は膨らまず、シート1上に使用者が座ると溝付きパッ
ド2aの突起状物のくびれ部分に撓みが生じるので、シ
ート1は軟らかく感じられるようになる。一方、エアバ
ッグ3に入れる空気量を多くした場合は、図3(b)に
示すように、エアバッグ3が膨らみ、溝付きパッド2a
のくびれ部分に嵌まるようになる。これにより、溝付き
パッド2aの突起状物はくびれ部分でエアバッグ3に支
えられるため、くびれ部分に撓みが生じず、シート1は
固く感じられるようになる。
ート装置によれば、エアバッグ3を柔軟な素材で形成し
てエアバッグ3内の空気量を調節可能とし、シート1の
溝付きパッド2a内に設けたことにより、エアバッグ3
内の空気量によって、溝付きパッド2aの撓みやすさを
調節することができる。これにより、シートを任意の厚
さにするなどといったシートの外形形状を変化させるこ
となく、シート1の弾力性(クッション性)を調節する
ことができる。また、エアバッグ3を格子状とし、溝付
きパッド2aの格子状の溝部5内に埋め込むようにした
ことにより、エアバッグ3を設置することでパッドの厚
みが薄くなってしまうのを防ぐことができ、パッドを多
く残しておくことができるので、溝付きパッド2aによ
る弾力性を保持することができる。
aにくびれ部分を設けたことにより、エアバッグ3の空
気量が少ない時は溝付きパッド2aを撓みやすくするこ
とができ、空気量が多い時はエアバッグ3がくびれ部分
に嵌まってを溝付きパッド2a支えるようになるので、
弾力性(クッション性)を調節を効率的に行うことがで
きるようになる。また、エアダクト3を格子状に形成し
たことにより、集中的に加圧され、エアバッグ3の一部
が潰されても、空気をエアバック3内に面一に送ること
ができるので、シート1を略均一の固さに調節すること
が可能である。
車用のシートを用いたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、自動車以外の乗り物のシート及び車椅子等
にも適用しても良い。また、パッドやエアダクトの形状
や組成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等に
ついても適宜に変更可能であることは勿論である。
グを柔軟な素材で形成したことにより、エアバック内の
空気量を多くするとエアバックが張ってたわみにくくな
り、エアバック内の空気量を少なくすると、エアバッグ
はたわみやすくすることができる。つまり、空気量を調
節可能としたことにより、エアバックの弾性を調節する
ことができる。従って、このエアバックを格子状に形成
してシートクッションのパッドに形成された格子状の溝
内に埋め込むようにし、エアバッグ内の空気量を調節す
ることにより、エアバッグのたわみ量と共にシートクッ
ションのたわみ量(弾力性)も調節することができる。
これにより、シートの形状を変形させてしまうことなく
任意の固さにシートを調節できるようになる。また、パ
ッドの厚みが薄くなってしまうのを防ぎ、パッドを多く
残すことができる。従って、エアバッグが広域に敷設さ
れても、パッド自身の弾力性を保持することができる。
さらに、エアダクトを格子状に形成したことにより、エ
アバッグが集中的に加圧されて一部を潰されても、空気
を面一に送ることができるので、エアバックの内圧を略
均一にすることが可能である。
両用シート装置の概略斜視図である。
アバッグの構造を示す分解斜視図である。
した際のパッド及びエアバッグの状態を示す概略断面図
で、(a)はエアバッグ内に入れる空気量が少ない場
合、(b)はエアバッグ内に入れる空気量が多い場合で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】封入される空気量を調節可能なエアバッグ
をシートクッション内に設けた車両用シート装置であっ
て、 前記エアバッグは、柔軟な素材で格子状に形成され、前
記シートクッションのパッドに形成された格子状の溝内
に埋め込まれるようになっていることを特徴とする車両
用シート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387429A JP2002186538A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 車両用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387429A JP2002186538A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 車両用シート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002186538A true JP2002186538A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18854360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000387429A Pending JP2002186538A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 車両用シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002186538A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007153306A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-06-21 | Nissan Motor Co Ltd | 車両横転時の乗員保護装置および乗員保護方法 |
CN110789409A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-02-14 | 安闻汽车技术(天津)有限公司 | 一种座椅软硬度调节装置及汽车座椅 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6083354U (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-08 | ユニチカ株式会社 | 自動車用座席 |
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JPH11309046A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Araco Corp | 座席構造 |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387429A patent/JP2002186538A/ja active Pending
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