JP2002186538A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

Info

Publication number
JP2002186538A
JP2002186538A JP2000387429A JP2000387429A JP2002186538A JP 2002186538 A JP2002186538 A JP 2002186538A JP 2000387429 A JP2000387429 A JP 2000387429A JP 2000387429 A JP2000387429 A JP 2000387429A JP 2002186538 A JP2002186538 A JP 2002186538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
pad
air
seat
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000387429A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirochika Takei
泰親 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2000387429A priority Critical patent/JP2002186538A/ja
Publication of JP2002186538A publication Critical patent/JP2002186538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの形状を変形させることなく、シート
の固さ(クッション性)を調節することが可能な車両用
シート装置を提供する。 【解決手段】 シート1のパッド2に、格子状の溝部5
を有する溝付きパッド2aを設け、この溝部5内に、柔
軟な素材で形成されたエアバッグ3を埋め込む。前記エ
アバッグ3は、エアポンプ4に連結しており、エアポン
プ4によりエアバッグ3内に封入される空気量が調節可
能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、自動車
等の乗り物や車椅子等に用いられる車両用シート装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や車椅子等の座席ように、長時間
に渡って使用者が着座するシートは、使用者の不快感を
低減できるよう、様々な工夫が施されている。例えば、
長時間座ることにって生じる蒸れを解消するための通風
装置を備えてあるものや、使用者の体にフィットするよ
う、シートの各部分の高さを任意に調整できるもの等が
考案されている。この高さを調整できるシートとして
は、実公昭50−23932号公報や、特公昭50−1
6989号公報等に示されるように、シート内に空気を
入れることによって高さを調整するものがあり、このシ
ート内に入れた空気量によりシート自体の固さ(クッシ
ョン性)も変更できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、固さを変更す
るために空気を入れると、シートの形状も変形してしま
うのでデザイン面等で問題があると共に、着座する際に
変形部分が身体に当たって着座動作に支障が生じるとい
った機能面における問題点がある。
【0004】本発明の課題は、シートの形状を変化させ
ることなく、シートの固さ(クッション性)を容易に調
節することが可能な車両用シート装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1及び図2に示
すように、封入される空気量を調節可能なエアバッグ
(3)をシートクッション(1)内に設けた車両用シー
ト装置であって、前記エアバッグは、柔軟な素材で格子
状に形成され、前記シートクッションのパッド(例え
ば、溝付きパッド2a)に形成された格子状の溝(溝部
5)内に埋め込まれるようになっていることを特徴とし
ている。
【0006】ここで、柔軟な素材とは、例えば布にポリ
塩化ビニル等の樹脂を薄く塗布したものや、薄い樹脂な
ど、布のようなしなやかな性状のものとする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、エアバッグ
を柔軟な素材で形成し、空気量を調節可能としたことに
より、エアバックの弾性を調節することができる。つま
り、エアバック内の空気量を多くすることにより、エア
バックが張ってたわみにくくなり、エアバック内の空気
量を少なくすることにより、エアバッグはたわみやすく
なる。従って、このエアバックを格子状に形成し、シー
トクッションのパッドに形成された格子状の溝内に埋め
込むようにしたことにより、シートクッションのたわみ
量を調節することができ、シートの外形形状を変化させ
ることなく、シートの弾力性を調節することができる。
また、パッドの厚みが薄くなってしまうのを防ぐことが
でき、パッドを多く残しておくことができるので、パッ
ドによる弾力性を保持することができる。また、エアダ
クトを格子状に形成したことにより、集中的に加圧さ
れ、エアバッグの一部が潰されても、空気をエアバック
に面一に送ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0009】図1及び図2に示すように、シート1は、
パッド2とエアバッグ3及びエアポンプ4から概略構成
されている。パッド2は、例えばウレタンフォームなど
の弾性素材から形成されており、シート1の外形を形成
している。
【0010】シート1の人体に接触する部分、例えば、
腰掛け部分Aや背もたれ部分Bには、エアバッグ3が埋
め込まれている。エアバッグ3を埋め込む部分の溝付き
パッド2aは、シート1の外形を形成するパッド2とは
別個に形成されており、エアバッグ3が埋め込めるよう
溝部5が格子状に形成されている。この溝部5は、断面
が略円形で、上部が溝付きパッド2aの表面まで達して
いる。これにより溝付きパッド2aは、図2に示すよう
に、側面がくびれた突起状物が、縦横に複数並んだよう
になる。溝付きパッド2aの上部には、溝付きパッド2
aを覆う表層パッド2bが配置される。表層パッド2b
は、上面で人体に接触するようになっており、使用者の
身体合った形状に形成されている。また、表層パッド2
bは最小厚みが10mm以上となるように形成されてい
るものとする。
【0011】エアバッグ3は、基布にポリ塩化ビニル
(PVC)やウレタン等を塗布することによって形成し
た柔軟な布状物2枚を、ウェルダー成形により溶着し、
図2に示すようにパイプを格子状に連結したような、中
空の格子状に形成されている。エアバッグ3には連結口
6が設けられており、この連結口6でエアバッグ3内に
空気を入れるエアポンプ4と連結している。ここで、エ
アポンプ4は手動ポンプであっても良いし、電動ポンプ
であっても良い。
【0012】車両用シート装置は、シート1の溝付きパ
ッド2a内にエアバッグ3を埋め込むことによって形成
されている。エアバッグ3の溝付きパッド2aへの埋め
込みは、溝付きパッド2aの表面まで達している格子状
の溝部5に、エアバッグ3の格子を合わせ、エアバッグ
3を溝部5に押し込んで行くことにより行うことができ
る。そして、エアバッグ3を埋め込んだ溝付きパッド2
aをパッド2に接着し、溝付きパッド2aの上部に表層
パッド2bを接着する。この時、表層パッド2bの上面
と、パッド2の表面とが滑らかにつながるように、それ
ぞれ形成及び接着されるものとする。以上のようにエア
バッグ3を埋め込んだパッド2に、カバー等を掛けるこ
とにより車両用シート装置が形成される。なお、パッド
2等の成形方法は周知の方法と同様である。
【0013】この車両用シート装置を使用する場合は、
エアバッグ3に連結しているエアポンプ4により、好み
の固さになるようにエアバッグ3内に空気(エア)を入
れる。エアバッグ3に入れる空気量が少ない場合、図3
(a)に示すように、溝付きパッド2a内でエアバッグ
3は膨らまず、シート1上に使用者が座ると溝付きパッ
ド2aの突起状物のくびれ部分に撓みが生じるので、シ
ート1は軟らかく感じられるようになる。一方、エアバ
ッグ3に入れる空気量を多くした場合は、図3(b)に
示すように、エアバッグ3が膨らみ、溝付きパッド2a
のくびれ部分に嵌まるようになる。これにより、溝付き
パッド2aの突起状物はくびれ部分でエアバッグ3に支
えられるため、くびれ部分に撓みが生じず、シート1は
固く感じられるようになる。
【0014】このように、上記の実施の形態の車両用シ
ート装置によれば、エアバッグ3を柔軟な素材で形成し
てエアバッグ3内の空気量を調節可能とし、シート1の
溝付きパッド2a内に設けたことにより、エアバッグ3
内の空気量によって、溝付きパッド2aの撓みやすさを
調節することができる。これにより、シートを任意の厚
さにするなどといったシートの外形形状を変化させるこ
となく、シート1の弾力性(クッション性)を調節する
ことができる。また、エアバッグ3を格子状とし、溝付
きパッド2aの格子状の溝部5内に埋め込むようにした
ことにより、エアバッグ3を設置することでパッドの厚
みが薄くなってしまうのを防ぐことができ、パッドを多
く残しておくことができるので、溝付きパッド2aによ
る弾力性を保持することができる。
【0015】溝部5の断面を円形にして溝付きパッド2
aにくびれ部分を設けたことにより、エアバッグ3の空
気量が少ない時は溝付きパッド2aを撓みやすくするこ
とができ、空気量が多い時はエアバッグ3がくびれ部分
に嵌まってを溝付きパッド2a支えるようになるので、
弾力性(クッション性)を調節を効率的に行うことがで
きるようになる。また、エアダクト3を格子状に形成し
たことにより、集中的に加圧され、エアバッグ3の一部
が潰されても、空気をエアバック3内に面一に送ること
ができるので、シート1を略均一の固さに調節すること
が可能である。
【0016】なお、以上の実施の形態においては、自動
車用のシートを用いたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、自動車以外の乗り物のシート及び車椅子等
にも適用しても良い。また、パッドやエアダクトの形状
や組成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等に
ついても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、エアバッ
グを柔軟な素材で形成したことにより、エアバック内の
空気量を多くするとエアバックが張ってたわみにくくな
り、エアバック内の空気量を少なくすると、エアバッグ
はたわみやすくすることができる。つまり、空気量を調
節可能としたことにより、エアバックの弾性を調節する
ことができる。従って、このエアバックを格子状に形成
してシートクッションのパッドに形成された格子状の溝
内に埋め込むようにし、エアバッグ内の空気量を調節す
ることにより、エアバッグのたわみ量と共にシートクッ
ションのたわみ量(弾力性)も調節することができる。
これにより、シートの形状を変形させてしまうことなく
任意の固さにシートを調節できるようになる。また、パ
ッドの厚みが薄くなってしまうのを防ぎ、パッドを多く
残すことができる。従って、エアバッグが広域に敷設さ
れても、パッド自身の弾力性を保持することができる。
さらに、エアダクトを格子状に形成したことにより、エ
アバッグが集中的に加圧されて一部を潰されても、空気
を面一に送ることができるので、エアバックの内圧を略
均一にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の構成を示す車
両用シート装置の概略斜視図である。
【図2】図1における車両用シート装置のパッド及びエ
アバッグの構造を示す分解斜視図である。
【図3】図1における車両用シート装置に使用者が着座
した際のパッド及びエアバッグの状態を示す概略断面図
で、(a)はエアバッグ内に入れる空気量が少ない場
合、(b)はエアバッグ内に入れる空気量が多い場合で
ある。
【符号の説明】
1 シート 2 パッド 2a 溝付きパッド 3 エアバッグ 5 溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】封入される空気量を調節可能なエアバッグ
    をシートクッション内に設けた車両用シート装置であっ
    て、 前記エアバッグは、柔軟な素材で格子状に形成され、前
    記シートクッションのパッドに形成された格子状の溝内
    に埋め込まれるようになっていることを特徴とする車両
    用シート装置。
JP2000387429A 2000-12-20 2000-12-20 車両用シート装置 Pending JP2002186538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000387429A JP2002186538A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 車両用シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000387429A JP2002186538A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 車両用シート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002186538A true JP2002186538A (ja) 2002-07-02

Family

ID=18854360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000387429A Pending JP2002186538A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 車両用シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002186538A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153306A (ja) * 2005-11-11 2007-06-21 Nissan Motor Co Ltd 車両横転時の乗員保護装置および乗員保護方法
CN110789409A (zh) * 2019-11-13 2020-02-14 安闻汽车技术(天津)有限公司 一种座椅软硬度调节装置及汽车座椅

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6083354U (ja) * 1983-11-11 1985-06-08 ユニチカ株式会社 自動車用座席
JPS62102451U (ja) * 1985-12-19 1987-06-30
JPH0181949U (ja) * 1987-11-20 1989-06-01
JPH06327534A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Nissan Motor Co Ltd 座席装置
JPH0714951U (ja) * 1990-12-29 1995-03-14 デルタ工業株式会社 空調シート
JPH11309046A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Araco Corp 座席構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6083354U (ja) * 1983-11-11 1985-06-08 ユニチカ株式会社 自動車用座席
JPS62102451U (ja) * 1985-12-19 1987-06-30
JPH0181949U (ja) * 1987-11-20 1989-06-01
JPH0714951U (ja) * 1990-12-29 1995-03-14 デルタ工業株式会社 空調シート
JPH06327534A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Nissan Motor Co Ltd 座席装置
JPH11309046A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Araco Corp 座席構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153306A (ja) * 2005-11-11 2007-06-21 Nissan Motor Co Ltd 車両横転時の乗員保護装置および乗員保護方法
CN110789409A (zh) * 2019-11-13 2020-02-14 安闻汽车技术(天津)有限公司 一种座椅软硬度调节装置及汽车座椅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH056824Y2 (ja)
CA2207248A1 (en) Padded chair construction
JP6611330B2 (ja) 姿勢保持用クッション並びにそれに用いる姿勢保持用ベース材
WO1997020669A1 (fr) Siege fait de plusieurs couches de durete differente recouvert d'une peau, et son procede de fabrication
JP2002186538A (ja) 車両用シート装置
US20040055090A1 (en) Seat cushion structure
JPH07327786A (ja) クッション材
JP2002165676A (ja) クッション材およびこのクッション材を備えた車椅子
JP2003339484A (ja) 弾性体ユニットおよびマットレス
JP2011218005A (ja) 座クッション
JP4625399B2 (ja) 椅子類の座
JP2643797B2 (ja) 板状弾性部材
JP2002330843A (ja) 椅子の弾性シェル構造
JP2000189272A (ja) 車両用シ―トの表面構造
JP2003111644A (ja) クッション装置
JP4261157B2 (ja) 表皮付きクッションパッド及びその製造方法
JPH023333Y2 (ja)
KR200312361Y1 (ko) 의자의 좌판
JPH04109987A (ja) 一体発泡シートの製造方法
JP2001245744A (ja) 車両用シートクッション
JP3033107U (ja) 座布団
JP2577273Y2 (ja) 中折れシートバックのパッド構造
JPH10166864A (ja) アームレストパッド
JPH0672443U (ja) 車両用シートのヘッドレスト構造
JP3889265B2 (ja) クッション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928