JP2001245744A - 車両用シートクッション - Google Patents

車両用シートクッション

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JP2001245744A
JP2001245744A JP2000059735A JP2000059735A JP2001245744A JP 2001245744 A JP2001245744 A JP 2001245744A JP 2000059735 A JP2000059735 A JP 2000059735A JP 2000059735 A JP2000059735 A JP 2000059735A JP 2001245744 A JP2001245744 A JP 2001245744A
Authority
JP
Japan
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seat cushion
pad
opening
under
buttocks
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000059735A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Tanimoto
隆一 谷本
Masaji Nakajima
正司 中嶋
Takahiro Nikaido
高弘 二階堂
Yuji Yokota
雄士 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001245744A publication Critical patent/JP2001245744A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションのパッド厚さを薄くして
も、着座した乗員の尻下に底付き感をなくすこと。 【解決手段】 シートクッション1において、パネルフ
レーム3の底面31の後半部の尻下領域に乗員の尻部に
沿った輪郭形状の開口32を形成し、開口32に弾性部
材5を張設し、乗員の荷重によるパッド2の上記尻下領
域の圧縮変形に追従して弾性部材5を弾性変形させ、乗
員の尻下に底付き感を感じさせない構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
し、特にシートクッションの構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、車両用シートクッション構造の
代表例を示し、図2(A)は パッド2の外観を、図2
(B)はパネルフレーム3の外観を示すもので、パッド
2をパネルフレーム3上に載置するとともに、全体を図
示しない表皮材で被覆してシートクッションを構成す
る。パッド2は座面23の後半部230が尻下領域で、
尻下領域を除く座面23の両側縁を上方に隆起するサイ
ドサポート部21,22とし、着座状態の乗員側面に当
たってこれを支持するようになっている。パネルフレー
ム3は上記形状のパッド2を載置可能な容器形状にプレ
ス成形されている。
【0003】上記構造のシートクッションにおける座り
心地、乗り心地の向上はパッド2の厚さをアップするこ
とで対策されており、一般に100〜120mm程度の
厚さに設定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、身障者等の乗
降動作を容易簡便ならしめるためのシート回転機構をシ
ートクッションの下部に設定したシートでは、シートク
ッションのパッド厚さを60mm程度しかとることがで
きず、着座状態の乗員の尻下に底付き感があり、座り心
地、乗り心地が必ずしもよくないという問題があった。
【0005】そこで本発明は、このような課題を解決す
るもので、パッドの厚さが薄くしかとれなくても乗員の
尻下に底付き感を感じさせない快適な車両用シートクッ
ションを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パネルフレー
ム上にパッドを載置し、全体を表皮材で被覆してなる車
両用シートクッションにおいて、上記パネルフレームの
後半部の尻下領域に、シートクッションに着座した乗員
の尻部に沿った輪郭形状の開口を形成し、該開口に弾性
部材を張設したことを特徴とする。
【0007】シートに着座したときに、乗員の尻部の荷
重によるパッドのつぶれ状の変形に追従して弾性部材が
弾性変形することで乗員の尻下に底付き感を感じさせる
ことがない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(A)は、車両用シートクッ
ション1の尻下領域230における車幅方向断面を示
す。図中、2はパッド、3はパネルフレームで、全体を
表皮材4により被覆するとともに、パネルフレーム3に
形成した開口32に網状の弾性部材5を張設している。
【0009】図1(B)において、パッド2はウレタン
の発泡成形体で、座面23が略60mm厚さの平面に形
成され、その後半部を除く両側縁は上方に隆起させてサ
イドサポート部21,22としてある。そして、上記座
面23の後半部は、シートクッション1に着座した状態
における乗員の尻部に沿った輪郭形状に合わせて幅方向
に拡大して尻下領域230を形成せしめてある。
【0010】一方、図1(C)において、パネルフレー
ム3は薄鋼板をプレス成形によりパッド2を載置可能な
容器形状に形成してある。パネルフレーム3の底面31
の後半部には、上記パッド2の尻下領域230に対応し
て、尻下領域230と略同等大きさの楕円形の開口32
を形成するとともに、この開口32を塞ぐ網状の弾性部
材5を張設してパッド2を載置保持する。
【0011】上記弾性部材5は金属線材からなる金網
で、網目はほぼ40mm角程度であり、外周の枠部が上
記開口32の開口縁に溶接またはクリップで固定してあ
る。弾性部材5としては、合成樹脂板を用いてもよく、
また金属枠材内に強靱な布製帯材を網状に張設したもの
を用いてもよい。
【0012】上記構造のシートクッションにおいて、着
座した乗員の尻部の荷重でパッド2の尻下領域230は
つぶれ状に圧縮変形する。このとき、パッド2の尻下領
域230は外周方向に広がるとともに、下方へ変形し、
この下方への変形に追従して弾性部材5が弾性変形する
からパッド厚が薄くても、乗員の尻下に底付き感を感じ
させない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、パッドの厚さが薄くて
も乗員の尻下の底付き感が無く、快適な座り心地、乗り
心地を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用シートクッションを示すもの
で、図1(A)は尻下領域における断面図、図1(B)
はパッドの外観斜視図、図1(C)はパネルフレームの
外観斜視図である。
【図2】従来の車両用シートクッションを示すもので、
図2(A)はパッドの外観斜視図、図2(B)はパネル
フレームの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 シートクッション 2 パッド 23 座面 230 尻下領域 3 パネルフレーム 32 開口 4 表皮材 5 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二階堂 高弘 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 横田 雄士 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 3B084 CA01 3B087 DB05 DE03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルフレーム上にパッドを載置し、全
    体を表皮材で被覆してなる車両用シートクッションにお
    いて、上記パネルフレームの後半部の尻下領域に、シー
    トクッションに着座した乗員の尻部に沿った輪郭形状の
    開口を形成し、該開口に弾性部材を張設したことを特徴
    とする車両用シートクッション。
JP2000059735A 2000-03-06 2000-03-06 車両用シートクッション Pending JP2001245744A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216811A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Toyota Motor Corp 車両用シートクッションフレーム
US11413997B2 (en) 2018-04-27 2022-08-16 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

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