JP2002177092A - 座圧低減シート - Google Patents

座圧低減シート

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JP2002177092A
JP2002177092A JP2000384559A JP2000384559A JP2002177092A JP 2002177092 A JP2002177092 A JP 2002177092A JP 2000384559 A JP2000384559 A JP 2000384559A JP 2000384559 A JP2000384559 A JP 2000384559A JP 2002177092 A JP2002177092 A JP 2002177092A
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Kazunari Ebe
一成 江部
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 上面に着座部を有するクッション材と、
該クッション材を直接載置するクッション支持体とを具
備してなるシートにおいて、上記クッション支持体が弾
性変形可能に形成されていると共に、上記クッション材
の着座部に被験者又はJIS−D4607による3Dマ
ネキンを着座させた際、該クッション材の座圧ピーク発
生箇所の直下に相当する領域がクッション支持体内に進
入可能に設けられていることを特徴とする座圧低減シー
トを提供する。 【効果】 本発明の座圧低減シートは、優れた座り心地
感が得られ、シートの薄肉化に好適にも好適に対応し得
るもので、弾性変形可能なクッション支持体が使用され
たシートとして幅広い分野での適用が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの静的座り
心地感を向上させることを目的とし、座り心地に影響を
与える座骨結節部近辺での圧力をできるだけ低くする
(=座り心地がよい)もので、特にシートの薄肉化に好
適に対応し得る座圧低減シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、車両用シート等のクッション材においては、ウレタ
ンフォームが主として用いられ、シートの薄肉化を図る
試みが数多くなされている。
【0003】しかしながら、クッション材の薄肉化は、
座り心地の劣化を招く。従って、クッション材の薄肉化
と座り心地の双方を兼ね備えたシートを得ることは困難
とされている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、座り心地が良好で、しかも薄肉化に有利で、コスト
の削減化を図ることができる座圧低減シートを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を行った結果、上面に着座部を有
するクッション材と、該クッション材を直接載置するク
ッション支持体とを具備してなるシートにおいて、上記
クッション支持体を弾性変形可能な部材で形成し、上記
クッション材の着座部に被験者又はJIS−D4607
による3Dマネキンを着座させた際、該クッション材の
座圧ピーク発生箇所の圧力が座り心地と相関性を有して
おり、一般的な使用者の使用感として採用できることを
知見した。
【0006】そこで、本発明者は、更に検討を行ったと
ころ、上記クッション材の特定の部分領域をクッション
支持体内に進入可能に設けることにより、着座の際、ク
ッション材にかけられた座圧に応じてクッション支持体
が弾性変形すると共に、該クッション材の座圧ピーク発
生箇所の直下に相当する領域がクッション支持体内に進
入させることにより、クッション支持体の弾性変形と上
記部分領域の進入による相乗効果で優れた座り心地感を
付与でき、薄肉化に有利で、コストの削減化を図ること
ができる座圧低減シートになり得ることを知見し、本発
明をなすに至ったものである。
【0007】従って、本発明は、下記の座圧低減シート
を提供することを目的とする。 〔請求項1〕上面に着座部を有するクッション材と、該
クッション材を直接載置するクッション支持体とを具備
してなるシートにおいて、上記クッション支持体が弾性
変形可能に形成されていると共に、上記クッション材の
着座部に被験者又はJIS−D4607による3Dマネ
キンを着座させた際、該クッション材の座圧ピーク発生
箇所の直下に相当する領域がクッション支持体内に進入
可能に設けられていることを特徴とする座圧低減シー
ト。 〔請求項2〕クッション支持体が、網目構造部材、ゴム
又は樹脂を構成要素とするものである請求項1記載の座
圧低減シート。
【0008】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明につき更
に詳しく説明すると、本発明の座圧低減シートは、上面
に着座部を有するクッション材と、該クッション材を直
接載置するクッション支持体とを具備してなるシートで
ある。上記クッション材としては、公知のパッド材を挙
げることができ、例えば、ポリウレタンフォーム、チッ
プウレタン、化学繊維、軟毛、植物繊維等を使用するこ
とができるが、特に制限されるものではない。
【0009】本発明の座圧低減シートは、クッション支
持体を具備するもので、このクッション支持体は、弾性
変形可能に設けられたものである。本発明でいう弾性変
形可能なクッション支持体とは、クッション支持体の一
部又は全体が弾性変形可能に設けられていることをい
い、例えば、支持体全体が弾性部材で形成されたもの
や、非弾性の材料と弾性変形可能な材料とを組み合わせ
てクッション支持体として弾性変形可能に形成されたも
の等を含むものとする。
【0010】特に、本発明においては、上記支持体とし
て、バネやネットなどの網目構造部材、ゴム又は樹脂を
構成要素とするものであることが、高品質のシートを確
実に得られる点から推奨される。
【0011】本発明の座圧低減シートは、着座の際に、
上記クッション材の特定の部分領域がクッション支持体
内に進入可能に設けられたものであるが、支持体内に進
入可能に設けられるとは、当該部分領域が着座の際に支
持体の隙間、孔、逃げ部等に入り込むことをいい、少な
くとも、クッション材に座圧がかけられた際、当該部分
領域が過度に潰れることのないように調整されているこ
とを意味する。なお、支持体内にクッション材を進入可
能に設ける方法について詳しくは後述する。
【0012】本発明の上記特定の部分領域は、本発明者
の知見に基づく座り心地に影響を与える新しい基準によ
って定められた領域である。この領域の特定は、クッシ
ョン支持体にクッション材を配置して実際の着座に使用
する状態にした後、被験者又は3Dマネキン(JIS−
D 4607)を所定の位置(通称ヒップポイント)に
合わせて着座させ、着座状態の被験者又はマネキンによ
ってかけられた座圧ピーク発生箇所を基準とするもの
で、本発明において、特定の部分領域とは、この座圧ピ
ーク発生箇所の直下に相当するクッション材の所定位置
のことをいう。
【0013】本発明の座圧低減シートは、被験者又は上
記マネキンによってかけられた座圧ピーク発生箇所(2
箇所)のクッション材が、支持体内に進入可能に設けら
れているものである。このようなシートを実際に設計す
るに際しては、これら2箇所のピーク発生箇所を中心と
する任意領域を決定し、当該任意領域の全部又は中心を
含む一部が実際に支持体内に進入可能になるように設け
ることが設計上有利である。即ち、上記ピーク発生箇所
を別々又は同時に含む当該箇所を中心とする任意領域を
基準としてシート設計を行うことにより、シートの座り
心地感を良好にできる上、着座の際の姿勢、着座する者
の体型等の個別事情に応じた態様にも柔軟に対応させる
ことができる。
【0014】上記ピーク発生箇所を含む任意領域の総面
積は、領域の単・複に拘わらず、通常5〜2000cm
2、特に100〜1000cm2であることが好ましく、
小さすぎると座り心地の改善効果が十分に見込めない場
合があり、大きすぎると着座の際に過度の落ち込みが発
生する場合がある。
【0015】また、上記任意領域の形状は特に制限され
ず、例えば、円形、矩形等の種々の形状の図形領域とす
ることができ、このような領域を定めて本発明のクッシ
ョン材の座圧ピーク発生箇所をクッション支持体内に進
入可能に設ける方法として、例えば、クッション支持体
に孔、凹部又は弾性変形可能な逃げ部を設け、本発明の
クッション材のピーク発生箇所に相当する領域がこれら
支持体内に確実に進入させるように配設する方法等を採
用できる。何れの場合であっても、クッション材に最も
座圧がかけられた際のクッション材の座圧ピーク発生箇
所が、過度に潰されることのないように設けることが好
ましく、より好ましくは、座圧がかけられた場合、当該
箇所が非接触に設けられていることが好ましい。
【0016】ここで、本発明のクッション支持体に孔を
設けた例としては、例えば、図1〜図8に示されるよう
に、2箇所に円形(図1)、楕円形(図2)、矩形(図
3)の孔2を局所的に設けた例、1箇所にひょうたん型
(図4)、長楕円形(図5)、長方形(図6)の孔を設
けたり、2箇所に長楕円形(図7)、長方形(図8)の
様に前後左右にピーク発生箇所を含む比較的大きめの孔
を空ける例等を挙げることができ、特に図4〜8の例
は、着座者の体型や着座位置がズレる等の個別事情に好
適に対応し得、比較的広い範囲に亘ってピーク発生箇所
をカバーすることができる。また、図示を省略するが、
支持体として網目構造部材(例えば、バネ、ネット等)
を使用する場合には、網目構造部材の隙間を孔とみなし
てクッション材を配設することができる。
【0017】このような支持体を具備した本発明の座圧
低減シートは、上記支持体の孔(隙間)の上面に、予め
特定したクッション材の座圧ピーク発生箇所の直下に相
当する領域がくるように配設し、又は予めクッション材
を支持体の所定の位置に載置して、シートの態様とし、
当該シートに被験者又はJIS−D4607による3D
マネキンを着座させ、クッション材の座圧ピーク発生箇
所の直下に相当する領域を特定すると共に、当該クッシ
ョン材の領域に支持体の孔(網目構造部材を使用する場
合には隙間)がくるように孔を後から設けることにより
得ることができる。このような態様の座圧低減シート
は、座圧がかけられることにより、支持体自体の弾性変
形と併せて、本発明の座圧ピーク発生箇所の直下に相当
する領域のクッション材が孔(隙間)内に入るので、ク
ッション材の特定領域が確実に支持体内に進入し、底突
き感のない優れた座り心地感が付与できる。
【0018】また、本発明のクッション支持体に凹部を
設けた例としては、図9を挙げることができる。図9
は、凹部3が設けられた支持体1を示し、このような支
持体1を使用したシートは上記支持体1の凹部3の上面
に、予め特定したクッション材の座圧ピーク発生箇所の
直下に相当する領域がくるように配設し、又は予めクッ
ション材を支持体の所定の位置に載置して、シートの態
様とし、当該シートに被験者又はJIS−D4607に
よる3Dマネキンを着座させ、クッション材の座圧ピー
ク発生箇所の直下に相当する領域を特定すると共に、当
該クッション材の領域に支持体1に後から凹部3を設け
ることにより得ることができる。このような態様の座圧
低減シートは、座圧がかかることにより、支持体自体の
弾性変形と併せて本発明の座圧ピーク発生箇所の直下に
相当する領域が凹部内に入るので、クッション材の特定
領域を確実に支持体内に進入し、この特定領域のクッシ
ョン材が過度に潰されることが回避されるので、優れた
座り心地感が付与されるものである。この場合、クッシ
ョン材の特定領域は、座圧のいかんにに拘らず、常に凹
部と非接触になるように設けることが好ましい。
【0019】更に、本発明のクッション支持体の逃げ部
を設けた例としては、例えば、図10に示されるよう
に、常時は底面が閉塞しており(a)、座圧により下方
に弾性変形して上記孔2を開孔する(b)と共に、座圧
が解除された時、元の閉塞状態に弾性復帰する(a)逃
げ部4を有するものや、図11、図12に示されるよう
に、支持体1に孔2を設け、該孔を被覆する逃げ部4と
して、伸縮性のあるネットや帆布等で当該孔全体を被覆
したもの等を挙げることができる。なお、図12の例
は、孔全体を被覆する逃げ部4(ネット)として伸縮性
の低いネットの両側に伸縮性の高いネットを組み合
わせて張設したものである。
【0020】図10〜図12の支持体を使用した本発明
の座圧低減シートは、上記支持体の逃げ部(ネットを含
む。以下同じ)の上面に、予め特定したクッション材を
座圧ピーク発生箇所の直下に相当する領域がくるように
配設し、又は予めクッション材を支持体の所定の位置に
載置して、シートの態様とし、当該シートに被験者又は
JIS−D4607による3Dマネキンを着座させ、ク
ッション材の座圧ピーク発生箇所の直下に相当する領域
を特定すると共に、当該クッション材の領域に接する支
持体に後から逃げ部を配設することにより得ることがで
きる。この場合、図12の例においては、本発明のピー
ク発生箇所の直下に相当する領域が伸縮性の高いネット
を押圧するように配設されることが好ましい。図10
〜図12の支持体1を用いた座圧低減シートは、座圧が
かけられることにより、本発明の座圧ピーク発生箇所の
直下に相当する領域が逃げ部4を押圧し、逃げ部4を撓
ませながら支持体内に進入するが、当該領域によって押
圧される逃げ部4は伸縮性が高いので進入する特定領域
のクッション材が過度に潰されず、優れた座り心地感が
付与できる。
【0021】本発明においては、クッション材の特定部
分の領域をクッション支持体内に進入可能に設ける方法
は、上述した例に限られず、適宜変更して差し支えな
い。
【0022】以下、本発明の実施例を示すが、本発明
は、下記実施例に制限されるものではない。
【0023】本発明の座圧低減シートは、クッション材
の本発明で特定する座圧ピーク発生箇所の直下に相当す
る領域が支持体内へ進入可能に設けられたものであり、
例えば、図13〜図18に示されるものを挙げることが
できる。図示されたいずれの座圧低減シート5も、上面
に着座部を有するクッション材6と、該クッション材6
を直接載置するクッション支持体1とを具備してなり、
上記クッション支持体1が弾性変形可能に形成されてい
ると共に、上記クッション材6の着座部に被験者又はJ
IS−D4607による3Dマネキンを着座させた際、
該クッション材の座圧ピーク発生箇所の直下に相当する
領域が、以下に示すように支持体が調整されることによ
り、該支持体内に進入可能に設けられたものである。
【0024】図13は、本発明の座圧低減シート5をク
ッション支持体1の裏面から見た図で、このクッション
支持体1は、全体が伸縮性のある網目状(格子状)構造
部材のパット受けで形成されたものである。
【0025】図13のクッション支持体1には、上記所
定の2箇所に円形の孔2が設けられており、被験者又は
JIS−D4607による3Dマネキンの着座により定
められ、該孔2から座圧ピーク発生箇所に相当する領域
が孔2に入り込むことにより支持体内に進入可能に設け
られている。
【0026】図13の座圧低減シート5に座圧がかかる
と、クッション材6が撓み、座圧ピーク発生箇所に相当
する部分領域のクッション材6が上記支持体1に設けら
れた孔2に進入する。図13(A)のA−Aの断面図
(B)で示されるように、座圧が矢印方向にかかり、ク
ッション材が押圧されると、支持体1自体の弾性変形と
併せてクッション材が撓むが、この時、本発明のクッシ
ョン材の特定箇所が孔2を通じて支持体内に進入するの
で過度に潰されるようなことがないので、底突き感が抑
えられて良好な座り心地感が付与できる。
【0027】図14は、本発明の他の実施例に係る格子
辺によって構成された網状パッド受け(網目構造部材)
を支持体1として具備した例を示し、図13のパッド受
けと比較して格子辺の長さが長く、比較的大きい隙間
(孔に相当)2を有する。本発明の座圧ピーク発生箇所
に相当する直下の領域に格子辺が位置しないようにクッ
ション材6を配設した例であり、本発明の孔を設ける考
え方を応用して、クッション材6を支持体1に配設して
シート5とした際に、被験者又はJIS−D4607に
よる3Dマネキンを着座させた際にかかる座圧ピーク発
生箇所に相当する領域が、中心となるように円形の任意
領域(破線円で示す)7を2箇所決定した後、この任意
領域7を基準として支持体1上にクッション材6を配置
し、少なくとも上記任意領域7内の本発明の座圧ピーク
発生箇所の直下に相当する位置に格子辺が位置しないよ
うにクッション材を配設したものである。従って、図1
4の例においても、着座の際には、支持体1自体が弾性
変形する上、本発明の特定領域が格子辺と接触すること
がなく、当該格子辺によって形成された隙間2に入り込
み過度に潰されるようなことがないので、底突き感が抑
えられ良好な座り心地感が付与されるものである。
【0028】図15は、本発明のクッション支持体1を
ゴム製又は樹脂製の板(シート)で製造したものであ
る。本発明の所定の位置に被験者又はJIS−D460
7による3Dマネキンを着座させた際にかかる座圧ピー
ク発生箇所に相当する部分領域の2箇所に円形の孔2が
位置するように配設されており、着座の際には、支持体
1自体が弾性変形する上、本発明の特定領域が支持体1
と接触することがなく、当該支持体1によって形成され
た孔2に入り込み過度に潰されるようなことがないの
で、底突き感が抑えられ良好な座り心地感が付与される
ものである。
【0029】また、図16、図17は、クッション支持
体1としてバネ状の支持体(網目構造部材)1を使用
し、所定のクッション材6を載置した座圧低減シートを
裏面から見た図であり、この例によれば、クッション材
6に被験者又はJIS−D4607による3Dマネキン
を着座させた際にかる座圧ピーク発生箇所に相当する領
域に少なくとも支持体1としてのバネ8自体が直接配設
されないようにしたものである。
【0030】即ち、図16、図17の例は、本発明の孔
2を設ける考え方を応用して、クッション材6を支持体
1に配設して座圧低減シート5とした場合、被験者又は
JIS−D4607による3Dマネキンを着座させた際
にかかる座圧ピーク発生箇所に相当する領域が、中心と
なるように円形の任意領域(破線円で示す)7を2箇所
決定した後、この任意領域7を基準として支持体1上に
クッション材6を配置し、少なくとも上記任意領域7内
の本発明の座圧ピーク発生箇所の直下に相当する位置
(中心)にバネ8が位置しないようにクッション材を配
設したものである。
【0031】従って、図16、17の例は、着座の際、
バネ8の弾性変形と併せて、本発明のクッション部材の
特定箇所がバネ8の隙間を通じて支持体1内に進入する
ので、当該部分が過度に潰されるようなことがなく、底
突き感が抑えられ、支持体1自体の弾性変形との相乗効
果により良好な座り心地感を付与できる。
【0032】図18は、上記図16、図17と同様にし
て孔2を設ける考え方を応用した例で、座圧ピーク発生
箇所に相当する部分領域の2箇所をほぼ円形の任意領域
(破線円で示す)7として2箇所決定した後、この任意
領域7を基準として支持体1上にクッション材6を配置
し、少なくとも上記任意領域7内の本発明の座圧ピーク
発生箇所の直下に相当する位置にバネ8が位置しないよ
うにクッション材を配設したものである。図18の支持
体1は、支持枠(鉄又はアルミ製等)9にバネ8を具備
した構成になっており、支持枠9は弾性変形しないが、
バネ8が弾性変形することにより、全体として支持体1
が弾性変形可能に設けられたものである。
【0033】図18の座圧低減シート5は、バネ8の弾
性変形と併せて、本発明のクッション材の特定箇所がバ
ネ8の隙間を通じて支持体1内に進入するので、当該部
分が過度に潰されるようなことがなく、底突き感が抑え
られて良好な座り心地感が付与されたものである。
【0034】以上のように、本発明の座圧低減シートに
よれば、クッション材の厚さに拘らず、座圧の低減化を
図ることが可能で、クッション材の薄型化の要請に十分
に対応し得、座圧低減シートとしての薄型化に対応で
き、コストの削減化を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の座圧低減シートは、優れた座り
心地感が得られ、シートの薄肉化に好適に対応し得るも
ので、弾性変形可能なクッション支持体が使用されたシ
ートとして幅広い分野での適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクッション支持体の一例を示す概略図
で円形の孔が形成された例を示す。
【図2】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図で楕円形の孔が形成された例を示す。
【図3】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図で矩形の孔が形成された例を示す。
【図4】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図でひょうたん型の孔が形成された例を示す。
【図5】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図で長楕円形の孔が形成された例を示す。
【図6】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図で長方形の孔が形成された例を示す。
【図7】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図で縦長の楕円形(長楕円形)の孔が形成された例を示
す。
【図8】本発明のクッション支持体の他の例を示す概略
図で縦長の長方形の孔が形成された例を示す。
【図9】本発明のクッション支持体の他の例を示す断面
図で凹部が形成された例を示す。
【図10】本発明のクッション支持体の他の例を示す断
面図で逃げ部が形成された例を示し、(a)は座圧がか
けられる前の状態、(b)は座圧がかけられた時の状態
をそれぞれ示す。
【図11】本発明のクッション支持体の他の例を示す概
略図で、円形の孔に伸縮性を有する一種のネット(逃げ
部)が張設された例を示す。
【図12】本発明のクッション支持体の他の例を示す概
略図で、楕円形の孔に伸縮性の異なる2種のネットを組
み合わせた逃げ部が張設された例を示す。
【図13】(A)は本発明の一実施例に係る座圧低減シ
ート(クッション支持体として格子状のワイヤー(バ
ネ)を具備)を裏面からみた概略図であり、(B)は同
シートのA−A概略断面図である。
【図14】本発明の他の実施例に係る座圧低減シート
(クッション支持体として格子状のワイヤー(バネ)を
具備)を裏面からみた概略図である。
【図15】本発明の他の実施例に係る座圧低減シート
(クッション支持体としてゴム板又は樹脂板を使用)を
裏面からみた概略図である。
【図16】本発明の他の実施例に係る座圧低減シート
(クッション支持体として網目構造部材を使用)を裏面
からみた概略図である。
【図17】本発明の他の実施例に係る座圧低減シート
(クッション支持体として網目構造部材を使用)を裏面
からみた概略図である。
【図18】本発明の他の実施例に係る座圧低減シート
(クッション支持体として網目構造部材と非弾性体とを
具備したものを使用)を裏面からみた概略図である。
【符号の説明】
1 クッション支持体 5 座圧低減シート 6 クッション材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に着座部を有するクッション材と、
    該クッション材を直接載置するクッション支持体とを具
    備してなるシートにおいて、上記クッション支持体が弾
    性変形可能に形成されていると共に、上記クッション材
    の着座部に被験者又はJIS−D4607による3Dマ
    ネキンを着座させた際、該クッション材の座圧ピーク発
    生箇所の直下に相当する領域がクッション支持体内に進
    入可能に設けられていることを特徴とする座圧低減シー
    ト。
  2. 【請求項2】 クッション支持体が、網目構造部材、ゴ
    ム又は樹脂を構成要素とするものである請求項1記載の
    座圧低減シート。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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