JP3003112B2 - クッションマット - Google Patents

クッションマット

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JP3003112B2
JP3003112B2 JP7317237A JP31723795A JP3003112B2 JP 3003112 B2 JP3003112 B2 JP 3003112B2 JP 7317237 A JP7317237 A JP 7317237A JP 31723795 A JP31723795 A JP 31723795A JP 3003112 B2 JP3003112 B2 JP 3003112B2
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JP
Japan
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roll
cushion
support plate
roll support
rolls
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JP7317237A
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Inventor
勇 枡田
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株式会社日本健康増進研究会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、敷寝具に用いられる
クッションマットに関連し、特にこの発明は、クッショ
ン材より成る複数本のロールが芯材として用いられたク
ッションマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、その種のクッションマットとし
て、図8に示す構造のものが提案されている。このクッ
ションマットは、それぞれがウレタンフォームのような
クッション材より成る枠板30,表板31,裏板32,
および複数本のロール33を用いて構成されており、前
記枠板30に設けられた凹部34内に芯材としての複数
本のロール33を並列状態で収納配備すると共に、その
上下面に表板31および裏板32をそれぞれ重ねて一体
接合したものである。なお図中、35は全体を覆うカバ
ー布である。
【0003】このような構成のクッションマット上に人
体が横たわったとき、半硬質の表板31がわずかに弾性
変形して人体にクッション性を付与し、さらに各ロール
33が荷重に応じて適度に弾性変形しつつ人体の荷重を
支持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら人体の荷
重が各ロール33に作用したとき、各ロール33は内孔
を押し潰すようにして弾性変形しようとするが、各ロー
ル33は硬質のクッション材により形成されている上、
隣のロールと密接しているため、隣接するロール33,
33が相互に弾性変形を妨げる結果となる。これがため
使用者に硬さを感じさせ、寝心地を低下させるという問
題がある。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、荷重に対して各ロールが弾性変形し易いような
構成となすことにより、使用者に硬さを感じさせず、適
度なクッション性が得られ、快適な寝心地を実現するク
ッションマットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるクッシ
ョンマットは、クッション材より成る複数本のロール
と、各ロールを同一平面上に並列状態で支持するロール
支持板とで芯材が構成される。前記ロール支持板の上面
には、複数の隔壁を等間隔に突設して、隣合う隔壁間
に、溝幅がロールの直径より大きなロール支持溝を形成
して成る。
【0007】請求項2の発明にかかるクッションマット
では、前記ロール支持板は、少なくとも各隔壁がクッシ
ョン材により形成されている。
【0008】請求項3の発明にかかるクッションマット
では、前記ロール支持板は、クッションマットの折曲げ
位置に、凹溝が形成されている。
【0009】請求項4の発明にかかるクッションマット
では、前記ロール支持板の上面には、各ロールの両端部
が接合されている。
【0010】
【作用】荷重が各ロールに作用すると、各ロールはロー
ル支持板のロール支持溝内にゆとりをもって支持される
ので、ロールの弾性変形が許容され、使用者に硬さを感
じさせない。また隣合うロール間にはロール支持板の隔
壁が存在するので、ロールの移動が阻止され、隣合うロ
ールの間隔が必要以上に広がって人体に隙間を感じさせ
ることがない。
【0011】請求項2の発明にかかるクッションマット
では、ロール支持板の少なくとも各隔壁をクッション材
により形成したので、隔壁が隣合うロール間の間隙を埋
め、人体に隙間を感じさせない。
【0012】請求項3の発明にかかるクッションマット
では、ロール支持板のクッションマットの折曲げ位置
に、凹溝が形成されているので、その凹溝位置でクッシ
ョンマットを容易に折り曲げることができる。
【0013】請求項4の発明にかかるクッションマット
では、ロール支持板の上面に各ロールの両端部が接合さ
れているので、荷重が作用しても、ロールが位置ずれす
ることはない。
【0014】
【実施例】図1〜図3は、この発明の一実施例であるク
ッションマットの構成を示す。図示例のクッションマッ
トは、枠板1の上面に表板2が、また下面に裏板3が、
それぞれ重合して貼設されると共に、前記枠板1に設け
られた凹部4内に、芯材5としての複数本のロール6と
ロール支持板7とが収納配備された構造のものである。
なお図中、8は全体を覆うカバー布である。
【0015】前記枠板1には、軟質ウレタンフォームな
どの厚手のクッション材が用いられ、狭い幅の両縁部1
a,1bと、広い幅の両端部1c,1dとで矩形枠が形
成され、その枠内に上下に貫通する凹部4が形成され
る。一方の端部1cは人体の頭部を支持する部分であ
り、他方の端部1dは人体の足先部を支持する部分であ
る。
【0016】表板2および裏板3は、片面に波形の凹凸
面を有するクッション材が用いられている。表板2は、
ウレタンフォームのようなクッション材の全体に合成ゴ
ムを含浸させて加硫化することにより硬化処理されたも
ので、硬化処理後、さらに前記凹凸面の凸部にのみ合成
ゴムを含浸させて加硫化することにより部分的な硬化処
理が施してある。この表板2の凹凸面には、人体の形状
に合わせた位置に複数個の永久磁石12が接着剤により
取り付けてある。裏板3は、ウレタンフォームのような
クッション材の前記凹凸面の凸部にのみ合成ゴムを含浸
させて加硫化することにより硬化処理を施したものであ
る。
【0017】前記芯材5は、同一外径および同一長さの
複数本のロール6と、各ロール6を同一平面上に並列状
態で支持するロール支持板7とで構成される。前記ロー
ル支持板7は、軟質ウレタンフォームなどのクッション
材が用いられており、その下面が裏板3の上面に、また
両端面および両側面が枠板1の内周面に、それぞれ貼設
して固定される。このロール支持板7の上面には、図4
に示すように、複数の隔壁9が等間隔に突設され、隣合
う隔壁9,9間に、溝幅dがロール6の直径rより大き
なロール支持溝10が形成されている。
【0018】各ロール支持溝10の溝底は、ロール6の
外周面より緩やか曲面をなし、各隔壁9は、基端部から
先端部にかけて幅が狭くなって立ち上がり、上端面は平
坦面となっている。各ロール支持溝10は、溝深さhが
ロール6の直径rより小さく設定してあり、従ってロー
ル支持溝10に支持されたロール6は溝開口よりわずか
に上方へ突出する。なおこの実施例では、ロール支持板
7は、全体がクッション材で形成してあるが、これに限
らず、各隔壁9のみをクッション材で形成することもで
きる。
【0019】前記ロール支持板7には、必要に応じて、
図5に示すように、ひとつのロール支持溝10を挟んで
両側に断面形状が矩形状の凹溝11,11がそれぞれ形
成される。これら凹溝11は、折り畳みを必要とするク
ッションマットについて、その折曲げ箇所に設けられる
もので、凹溝11の溝開口を閉じるようにしてロール支
持板7を屈曲する。なお各凹溝11に、超軟質のクッシ
ョン材13を充填してもよい。
【0020】各ロール6は、図6および図7に示すよう
に、第1のロール材20の内孔21へ、第1のロール材
20より若干短い第2のロール材22を挿入し、第1の
ロール材20の両端開口を端板23で塞いだ構造のもの
である。第1のロール材20および各端板23は軟質ウ
レタンフォームのようなクッション材により形成され、
また第2のロール材22は発泡性ゴムのように、硬質の
クッション材により形成されるもので、ロール6に人体
の荷重が掛かったとき、まず第1のロール材20が圧縮
変形し、ついで第2のロール材22が内孔24を押し潰
すように弾性変形する。
【0021】第1のロール材20の内径と第2のロール
材22の外径とはほぼ一致しており、したがって第2の
ロール材22は第1のロール材20の内孔21へ緊密嵌
合される。全てのロール6のうち、人体の腰部に対応位
置する長さ中央部の各ロール6は、他の部位に対応位置
する各ロール6より第2のロール材22の内径が小さく
設定されており、これにより長さ中央部に掛かる最大荷
重を支え、腰部の沈込みを防止して、人体を自然な体型
で支持する。
【0022】また、各ロール6は、両端部の下面がロー
ル支持板7の上面に接着されており、これにより荷重が
作用したとき、各ロール6の中間部分は変位しても、ロ
ール6が位置ずれしないようになっている。なお各ロー
ル6は、両端部下面のみならず上面を全長にわたって表
板2の下面に接着してもよい。この場合には、表板2,
各ロール6,ロール支持板7,および裏板3が一体化さ
れることになり、クッションマットの折曲げ時に表板2
が浮くなどの虞がない。またこのように接着しても、各
ロール6の中間部下面は自由に変位できる。
【0023】上記構成のクッションマット上に人体を横
たえたとき、人体の荷重は表板2を介して各ロール6に
作用する。各ロール6は、まず第1のロール材20が圧
縮変形し、続いて第2のロール材22が内孔24を押し
潰すように弾性変形する。この場合、各ロール6はロー
ル支持板7のロール支持溝10内にゆとりをもって支持
されているので、ロール6の径方向への弾性変形が許容
されることになり、クッション性が良好となり、使用者
に硬さを感じさせない。また特にクッションマット上に
人体を横たえた瞬間や寝返りをうった瞬間には、まず硬
質の第1のロール材20が圧縮変形するので、柔軟な感
触が人体に伝わり、快適な寝心地が得られる。
【0024】さらに隣合うロール6,6間にはロール支
持板7の隔壁9が存在するので、ロール6の移動が阻止
され、隣合うロール6,6間が必要以上に広がって人体
に隙間を感じさせない。さらにまたロール支持板7の上
面に各ロール6の両端部下面が接着されているので、荷
重が作用したとき、各ロール6の中間部分は変位して
も、ロール6が位置ずれすることはない。ロール6がロ
ール支持板7の隔壁9の高さまで弾性変形したとき、隔
壁9の上端面により表板2が支持されるので、隔壁9に
より隣合うロール6,6間の間隙が埋められ、人体に隙
間を感じさせない。
【0025】
【発明の効果】この発明は上記の如く、クッション材よ
り成る複数本のロールと、各ロールを同一平面上に並列
状態で支持するロール支持板とで芯材を構成し、前記ロ
ール支持板の上面には、複数の隔壁を等間隔に突設し
て、隣合う隔壁間に、溝幅がロールの直径より大きなロ
ール支持溝を形成したから、荷重が各ロールに作用した
とき、各ロールはロール支持溝内で容易に弾性変形する
ため、クッション性が良好となり、使用者に硬さを感じ
させない。また隣合うロール間にはロール支持板の隔壁
が存在するから、ロールの移動が阻止され、隣合うロー
ルの間隔が必要以上に広がって人体に隙間を感じさせる
ことがない。
【0026】請求項2の発明では、前記ロール支持板
は、少なくとも各隔壁をクッション材により形成したか
ら、隔壁が隣合うロール間の間隙を埋め、人体に隙間を
感じさせない。
【0027】請求項3の発明では、前記ロール支持板の
クッションマットの折曲げ位置に、凹溝を形成したか
ら、その凹溝位置でクッションマットを容易に折り曲げ
ることができる。
【0028】請求項4の発明では、前記ロール支持板の
上面に各ロールの両端部を接合したから、荷重が作用し
ても、ロールが位置ずれすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるクッションマットの
一部を破断した斜視図である。
【図2】図1のクッションマットを分解して表した分解
斜視図である。
【図3】図1のクッションマットの縦断面図である。
【図4】芯材の構成を示す拡大断面図である。
【図5】芯材の折曲げ部分の構成を示す拡大断面図であ
る。
【図6】ロールの構成を示す斜視図である。
【図7】ロールの構成を示す縦断面図である。
【図8】従来のクッションマットの構成を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 枠板 2 表板 3 裏板 4 凹部 5 芯材 6 ロール 7 ロール支持板 9 隔壁 10 ロール支持溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション材より成る複数本のロール
    と、各ロールを同一平面上に並列状態で支持するロール
    支持板とで芯材を構成しており、 前記ロール支持板の上面には、複数の隔壁を等間隔に突
    設して、隣合う隔壁間に、溝幅がロールの直径より大き
    なロール支持溝を形成して成るクッションマット。
  2. 【請求項2】 前記ロール支持板は、少なくとも各隔壁
    がクッション材により形成されている請求項1に記載さ
    れたクッションマット。
  3. 【請求項3】 前記ロール支持板は、クッションマット
    の折曲げ位置に、凹溝が形成されている請求項1または
    2に記載されたクッションマット。
  4. 【請求項4】 前記ロール支持板の上面には、各ロール
    の両端部が接合されている請求項1〜3のいずれかに記
    載されたクッションマット。
JP7317237A 1995-11-10 1995-11-10 クッションマット Expired - Lifetime JP3003112B2 (ja)

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JPH09131244A JPH09131244A (ja) 1997-05-20
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JP5464559B2 (ja) * 2011-02-23 2014-04-09 有限会社ひだまりカンパニー 体幹部矯正誘導用芯材並びにこれを用いたマットレス
ES2848864T3 (es) * 2018-06-25 2021-08-12 Starsprings Ab Aparato de control de firmeza para una disposición de cama o de asiento

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