JPH0732740A - 感熱記録体の製造方法 - Google Patents

感熱記録体の製造方法

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JPH0732740A
JPH0732740A JP5202039A JP20203993A JPH0732740A JP H0732740 A JPH0732740 A JP H0732740A JP 5202039 A JP5202039 A JP 5202039A JP 20203993 A JP20203993 A JP 20203993A JP H0732740 A JPH0732740 A JP H0732740A
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JP
Japan
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layer
coating
electron beam
gloss
thermosensitive coloring
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JP5202039A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Matsubayashi
克明 松林
Shuji Saito
修二 斉藤
Keiji Yamauchi
啓滋 山内
Masahiro Kamiya
昌博 神谷
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質が良好で、高い光沢と写像性を有する感
熱記録体。 【構成】 基材の少なくとも片面上に感熱発色層を設
け、該感熱発色層上、又は該感熱発色層上に設けた中間
層上に、一面が該感熱発色層上又は該中間層上に圧着さ
れていて、他面が高平滑成型面に圧着されている、電子
線によって硬化する光沢層形成用塗料層を設け、ついで
電子線照射を施して該塗料層を硬化させ、しかる後に該
高平滑成型面から硬化塗料層を剥離することを特徴とす
る感熱記録体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関するもの
である。さらに詳しくは、本発明は、画質が良好である
ことに加えて、高い光沢、写像性を有する記録画像が得
られる感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、一般に紙、合成紙、又は
プラステックフィルム等からなる支持体の片面上に、電
子供与性ロイコ染料のような無色又は淡色の発色性物質
と、電子受容性のフェノ−ル化合物のような有機酸性顕
色剤と、接着剤とを主成分として含む感熱発色層を設け
たものであって、これら発色性染料と顕色剤とを熱エネ
ルギ−によって反応させて発色記録画像をえることがで
きる。このような感熱記録体は、記録装置がコンパクト
でしかも安価であり、かつ保守が容易であることなどの
利点を有し、ファクシミリや自動券売機、科学計測機の
記録用媒体としてだけでなく、POSラベル、CAD、
CRT医療画像用等の各種プリンター、プロッターの出
力媒体として広く使用されている。
【0003】その中で記録画像の均一性、高解像度が必
要なCRT医療計測用の画像プリンター及び、寸法安定
性、細線記録の必要なCADプロッターには複層構造を
有する合成紙や、必要に応じて無機顔料を含有する2軸
延伸した熱可塑性樹脂フィルムが使用されている。一
方、ビデオプリンター用紙等の高付加価値感熱記録体に
は高画質に加え、高い光沢、写像性を有することが要望
されている。ただし、記録画像の均一性、解像度といっ
た画質に加え、高い光沢、写像性を有するためには、基
材の地合、クッション性等に加えて感熱記録体最表面層
を高平滑にする必要がある。
【0004】感熱記録体の最表面層を高平滑にするに
は、例えば、特開昭62−279980号公報に提案さ
れているような紫外線、電子線により硬化する塗料を使
用する方法がある。しかし、この方法では、硬化時の収
縮により表面にさざ波状模様が生じるため、高い光沢は
得られても高い写像性を得ることができず、品質的に不
十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の感熱記
録体の有する上記問題点を解消し、画質が良好であるこ
とに加えて高い光沢、写像性を有する感熱記録体を提供
することを目的するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するために鋭意検討を重ねた結果、感熱記録体に光
沢層を設ける場合、電子線照射により硬化しうる不飽和
有機化合物を主成分とする塗料を、基材感熱発色層上も
しくは中間層を感熱発色層上に設けた場合は中間層上に
塗工し、高い平滑表面を有する成型面に圧着させた後、
電子線により硬化させるか、あるいは該成型面上に該塗
料を塗工し、基材感熱発色層もしくは中間層を感熱発色
層上に設けた場合は中間層に圧着させた後、電子線によ
り硬化させ、その後該成型面から剥離させることで、該
成型面の有する高い平滑性を電子線により硬化された光
沢層表面に転写させ、硬化収縮に伴うさざ波状模様が全
くなく高い光沢と写像性を付与することができることを
見いだし本発明を完成した。
【0007】本発明は、基材の少なくとも片面上に感熱
発色層を設け、該感熱発色層上、又は該感熱発色層上に
設けた中間層上に、一面が該感熱発色層上又は該中間層
上に圧着されていて、他面が高平滑成型面に圧着されて
いる、電子線によって硬化す光沢層形成用塗料層を設
け、ついで電子線照射を施して該塗料層を硬化させ、し
かる後に該高平滑成型面から硬化塗料層を剥離すること
を特徴とする感熱記録体の製造方法からなる。
【0008】上記本発明の方法をさらに詳述すると、本
発明は、基材の少なくとも片面上に感熱発色層を設け、
該感熱発色層上、又は該感熱発色層上に設けた中間層上
に光沢層を形成する感熱記録体の製造方法において、該
光沢層を、 (1)a 感熱発色層上又は該中間層上に電子線硬化性
の塗料層を形成し、 b 該塗料層を高平滑成型面に圧着させた後、 c 電子線照射を施して該塗料層を硬化させ、 d ついで、該成型面から硬化塗料層からなる光沢層を
剥離する方法、あるいは、 (2)a′高平滑成型面上に電子線硬化性塗料層を形成
し、 b′該塗料層に該感熱発色層又は該中間層を圧着させた
後、 c′電子線照射を施して該塗料層を硬化させ、 d′ついで、該硬化塗料層からなる光沢層を該高平滑成
型面から剥離する方法、 のいずれかの方法で製造する
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明で使用する支持体は、ポリオレフィ
ン系樹脂と白色無機顔料を加熱混練し、ダイから押し出
し、縦方向に延伸したものの両面にポリオレフィン系樹
脂と白色無機顔料からなるフィルムを1〜2層積層し、
横方向に延伸して半透明化あるいは不透明化して製造さ
れる合成紙、及びポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂単独又は混合物
を加熱混練し、ダイから押し出し2軸延伸して得られた
フィルムや、これらの樹脂に白色無機顔料を混合し、2
軸延伸した不透明フィルムのほか、上質紙、中質紙、ロ
ール紙、再生紙、塗工紙等のパルプ繊維から製造された
ものが使用できる。パルプ繊維からなる支持体は画像の
均一性を良くするため、あらかじめ塗工層を設けた後、
感熱層を塗工することが望ましい。
【0010】本発明の感熱発色層は、無色、又は淡色の
電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料を発色
させる有機酸性物質及び接着剤を主成分として含有する
ほか、必要に応じて架橋剤、顔料、熱可融性物質を添加
した感熱発色層塗料を塗工することにより設けることが
できる。感熱発色層の塗工量は、発色感度、発色濃度の
点で一般に3〜15g/m2が好ましい。塗工方法はエア
ナイフ方式、メイヤーバー方式、ブレード方式、リバー
スロール方式、スリットダイ方式等の従来から当業者で
使用されている方式を利用することができる。また感熱
発色層の表面をスーパーカレンダー、グロスカレンダ
ー、マシンカレンダー等により平滑化処理を行うことに
より塗工性を高め、記録濃度、感度を向上させることが
できる。
【0011】発色性染料としては、顕色材と加熱下に反
応して発色することができる無色又は淡色の電子供与性
ロイコ染料が用いられる。本発明に用いられる発色性染
料は、例えば、2,2−ビス{4−〔6′−(N−シク
ロヘキシル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ
(フタリド−3,9′−キサンテン)−2′−イルアミ
ド〕フェニル}プロパン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−
N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−クロロアニリ
ノフルオラン、3−〔N−エチル−N−(p−メチルフ
ェニル)アミノ〕−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(メタトリフルオロメチ
ル)アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テト
ラヒドロフルフリル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチル)
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N,N−ジブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン等のフルオラン系染料の少なくとも1員か
らなるものである。
【0012】本発明に用いられる顕色剤は、発色性染料
と加熱下に反応してこれを発色させることのできる電子
受容性有機酸性物質からなるものである。このような顕
色剤は、常温以上、好ましくは70℃以上で液化又は気
化して、上記発色性染料と反応してこれらを発色させる
ものである。顕色剤は発色濃度を最高とするため、通
常、発色性染料1重量部に対し1〜5重量部、好ましく
は1.5〜3重量部の割合で混合使用される。
【0013】顕色剤は、例えば、4,4′−イソプロピ
リデンジフェノール(ビスフェノールA)、4,4′−
イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、4,
4′−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノー
ル)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−t−
ブチルフェノール)、4,4′−sec−ブチリデンジ
フェノール、4,4′−シクロヘキシリデンジフェノー
ル、4−t−ブチルフェノール、4−フェニルフェノー
ル、4−ヒドロキシジフェノキシド、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、2,4′−ジヒドロキシジ
フェニルスルホン、3,3′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、3,3′−ジアミノ−4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、3,3′−ジアリル−4,4′
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3′−ジクロ
ロ−4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−
ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′
−イソプロピルオキシジフェニルスルホン、4−ヒドロ
キシ−4′−ベンジルオキシジフェニルスルホン、2,
4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4−ジヒド
ロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、及び3,4
−ジヒドロキシフェニル−p−トリスルホンなどから選
ばれた少なくとも1員からなるものである。
【0014】本発明において、感熱発色層に含まれる接
着剤は水溶性樹脂及び水分散性樹脂のいずれも使用可能
である。例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、変性澱
粉、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、キトサン、メ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸塩、ポリアクリルアマイド、ポリエステル樹
脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合樹脂、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合樹脂、メチルビニルエーテル
−無水マレイン酸共重合樹脂、イソプロピレン−無水マ
レイン酸共重合樹脂等の水溶性樹脂、及び、酢酸ビニル
エマルジョン、アクリル酸エステル共重合エマルジョ
ン、メタクリル酸エステル共重合エマルジョン、ポリウ
レタンエマルジョン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、S
BRラテックス、MBRラテックス等の乳化物で最低造
膜温度が20℃以下の造膜性の良好な水分散性樹脂を単
独又は混合して使用することができる。
【0015】しかし、前記発色性染料及び顕色剤の各分
散液と混合したときに混合液が発色したり、凝集した
り、あるいは高粘度になったりしないことが必要であ
り、また形成された感熱記録層皮膜が強靱であること、
減感作用がないことが必要である。感熱発色層中の接着
剤の配合量は感熱発色層の固形分に対し8〜20%が望
ましく、8%未満では塗膜強度が低い欠点があるし、2
0%を越すと感度が低下する問題がある。
【0016】また感熱発色層の耐水性を向上させるため
には、樹脂を硬化させるための架橋剤を使用することが
できる。例えば、グリオキザール、ジアルデヒドテンプ
ン等ジアルデヒド系化合物、ポリエチレンイミン等のポ
リアミン系化合物、エポキシ系化合物、ポリアミド樹
脂、メラミン樹脂、グリセリングリシジルエーテル等の
ジグリシジル系化合物、ジメチロールウレア化合物、ア
ジリジン化合物、ブロックイソシアネート化合物、並び
に過硫酸アンモニウムや塩化第二鉄、及び塩化マグネシ
ウム、四ホウ酸ソーダ、四ホウ酸カリウム等の無機化合
物又はホウ酸、ホウ酸トリエステル、ホウ素系ポリマー
を感熱発色層の固形分に対し1〜10%の範囲で用いる
ことができる。
【0017】顔料は、感熱発色層の白色度向上、スティ
ック、カスの減少のため、白色度が高く、平均粒径が5
μm以下の微粒子顔料を使用することができる。例え
ば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、ク
レー、タルク、焼成クレー、シリカ、ケイソウ土、合成
ケイ酸アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム、硫酸バリウム、表面処理された炭酸カルシ
ウムやシリカなどの無機顔料、並びに、尿素−ホルマリ
ン樹脂、スチレン−メタクリル酸共重合樹脂、ポリスチ
レン樹脂等の有機顔料が使用できる。顔料の配合量は、
発色濃度を低下させないため、感熱発色層の固形分に対
して40%以下が望ましい。
【0018】熱可融性物質としては、例えば、ステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸ビスアミド、オレイン酸アミ
ド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド、ベヘニン
酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワッ
クス類(又は滑剤)、テレフタル酸ジメチルエステル、
テレフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジ
ルエステル、イソフタル酸ジブチルエステル、1−ヒド
ロキシナフトエ酸フェニルエステル、1,2−ジ(3−
メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタ
ン、1−フェノキシ−2−(4−メチルフェノキシ)エ
タン、炭酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニル、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−t−ブチル
−3−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブ
タン、2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−
ブチルフェノール)、2,4−ジ−t−ブチル−3−メ
チルフェノール、4,4′−チオビス(3−メチル−6
−t−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール
類、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)
−ベンゾトリアゾール、及び2−ヒドロキシ−4−ベン
ジルオキシベンゾフェノン等の増感剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤等がある。
【0019】熱可融性物質は、一般に顕色剤1重量部に
対して4重量部以下の割合で感熱発色層に含まれている
ことが好ましい。更に、感熱発色層塗料のヌレを良くし
ハジキをなくすため、アセチレングリコール、ジアルキ
ルスルホコハク酸塩等のヌレ性向上剤や顔料の分散剤、
消泡剤、蛍光染料等を添加することができる。
【0020】本発明の感熱記録体には光沢層と感熱発色
層との密着性、光沢層塗工、硬化時の地発色防止等の点
から感熱発色層と光沢層の間に中間層を設けることは有
効である。この場合、感熱発色層上に水溶性及び/又は
水分散性樹脂、顔料、滑剤及び架橋剤を主成分として含
有する塗料を乾燥後の塗工量が1.0〜5.0g/m2
なるように塗工してえることができる。塗工量が1.0
g/m2未満であれば塗膜が均一に形成されないため、ピ
ンホ−ルや塗工欠陥が存在し、画質、表面性を低下させ
る原因となる。塗工量が5.0g/m2を越すと感度が低
下し、印字濃度が薄くなる欠点がある。塗工方式は感熱
発色層の塗工に利用した方法と同様な方法が利用でき
る。
【0021】また中間層の表面をスーパーカレンダー、
グロスカレンダー、マシンカレンダー等により平滑化処
理を行うことにより、光沢層の塗工性を高め、記録濃
度、感度、光沢を向上させることができる。本発明の中
間層に使用される水溶性及び/又は水分散性の樹脂は結
晶性が乏しく、造膜性が良好で、結着力が強く、さらに
乾燥後、無色透明の連続皮膜となることが望ましい。こ
のような樹脂は感熱発色層に使用する樹脂の中から適宜
選択して使用することができる。
【0022】中間層の樹脂配合量は、中間層固形分に対
し20〜80%、顔料は20〜40%の範囲が良好であ
り、樹脂の配合比が80%を越すと記録時にスティック
が発生する問題がある。また、樹脂の配合比が20%未
満では、塗膜のバリヤー性が低く地発色が起きる塗料で
は、塗料の浸透防止能力が不足し、また感熱発色層と光
沢層の密着性の改善効果も減少する。
【0023】本発明の中間層に使用される顔料は感熱発
色層に使用する顔料の中から適宜選択して使用すること
ができる。顔料の配合量は、中間層の固形分に対し、そ
れぞれ20〜80%が望ましい。20%未満では電離放
射線硬化性樹脂の接着性が低下するし、80%を越えて
配合するとバリヤー性が低下する問題がある。また、本
発明の中間層には必要に応じて架橋剤及び滑剤を配合す
ることができる。架橋剤及び滑剤は感熱発色層に使用し
たものの中から適宜選択して使用することができる。架
橋剤及び滑剤の配合量は中間層の固形分に対しそれぞれ
80%以下及び10%以下が望ましい。
【0024】本発明の光沢層は、感熱発色層又は中間層
上に電子線により硬化する化合物、顔料、滑剤を主成分
とする塗料を塗工量が0.5〜10.0g/m2となるよ
うに塗工して得ることができる。塗工量が10.0g/
m2を越すと感度が低下し、感熱発色層の塗工量を増やす
ことで対処しても、印字濃度が低くなる欠点がある。塗
工量が0.5g/m2未満では、硬化後成型面からの剥離
性が劣ることに加え、高い写像性、光沢度を得ることが
難しい。
【0025】本発明の電子線硬化性光沢層塗料を硬化す
る方法としては、感熱発色層上又は感熱発色層上に設け
た中間層上に直接電子線硬化性塗料を塗工し、高平滑成
型面と圧着させ、感熱記録体の反対面からあるいは高平
滑成型面側から電子線を照射して硬化させる方法と、あ
らかじめ高平滑成型面上に電子線硬化性塗料を塗工後、
感熱発色層又は感熱発色層上に設けた中間層と圧着さ
せ、感熱記録体の反対面からあるいは高平滑成型面側か
ら電子線を照射して硬化させる方法がある。後者の方法
は、感熱発色層を発色させる有機溶剤を含有する電子線
硬化性塗料の場合でも、溶剤を蒸発させた後感熱発色層
又は中間層と圧着させるので、溶剤による地発色の問題
がない利点がある。
【0026】本発明の光沢層に用いられる電子線によっ
て硬化する化合物としては、エチレン性不飽和結合を1
つ以上有するアクリレートあるいはメタクリレート系モ
ノマーあるいはオリゴマー等を使用することができ、特
に限定するものではないが、例えば単官能モノマーとし
てはN−ビニルピロリドン、アクリロニトリルあるいは
その誘導体、スチレンあるいはその誘導体、アクリルア
ミド等のアミド基含有モノマー、ベンジルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリ
レート、フェノキシエチルアクリレート、ノニルフェノ
キシエチルアクリレート、ε−カプロラクトン付加物の
アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、N,N−ジ
メチルアミノ(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシプ
ロピルアクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アク
リレート等のアクリレートあるいはメタクリレートをあ
げることができる。
【0027】また、エチレン性不飽和結合を2つ以上有
するモノマーとしては、ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコー
ルジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、トリシクロデカンジメチロールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリ
メチロールプロパンテトラアクリレート、エチレンオキ
サイド変性ビスフェノールAのジアクリレートをあげる
ことができる。
【0028】さらに、滑剤としての性能を付与されたも
のとして、ステアリル変性ペンタエリスリトールジアク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレートのような脂肪
酸のアクリレートあるいはメタクリレート、シリコーン
変性(メタ)アクリレート、フッ素変性(メタ)アクリ
レート等がある。これらエチレン性不飽和結合を1つ以
上有する化合物は、必要に応じ1種又は2種以上を混合
して使用してよい。
【0029】上記のエチレン性不飽和結合を有するモノ
マーに、分子内にエチレン性不飽和結合を1つ以上有す
るアクリレートあるいはメタクリレートオリゴマー、例
えばウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステルア
クリレートオリゴマー、ブタジエン変性アクリレートオ
リゴマー等を1種以上配合することは、光沢層の可撓
性、強靱性の点から有効である。以上のエチレン性不飽
和結合を有するモノマー、オリゴマーの粘度が高い場合
は、有機溶剤で希釈したものを塗工後乾燥させ、あるい
は取扱いを容易にするためエマルジョン化したもの、ま
た水溶性を有する場合は水で希釈したものを塗工後乾燥
させ、その後電子線により硬化させることは可能であ
る。
【0030】本発明の電子線により硬化する組成物中に
これらの組成物に可溶な重合体を加えてもよいが、重合
体の配合量が多過ぎると塗膜の硬化性が低下し、耐傷
性、耐有機溶剤性等の点から好ましくない。光沢層に使
用する顔料は感熱発色層に使用したものの中から適宜選
択して使用することができるが、塗工性、硬化性に影響
を与えない範囲が望ましい。エチレン性不飽和結合を有
さない非反応性の滑剤は必要に応じて使用することはで
きるが、他の非反応性物質同様、硬化性の低下が問題と
ならない範囲で配合することが望ましい。
【0031】光沢層に使用される非反応性滑剤は、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレン
ワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、エステ
ルワックス等のワックス類、ラウリルリン酸エステル、
オレイルリン酸エステル、ステアリルリン酸エステル等
のアルキルリン酸エステル及びアルカリ金属塩、又はア
ミン塩、ラウリルスルホン酸エステル、オレインスルホ
ン酸エステル、ステアリルスルホン酸エステル等のアル
キルスルホン酸エステル及びアルカリ金属塩、又はアミ
ン塩、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸
グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、ジステアリン
酸グリセリル、ジオレイン酸グリセリル等のグリセリン
脂肪酸エステル、モノラウリル酸ジグリセリル、ジラウ
リル酸ジグリセリル、モノラウリル酸テトラグリセリ
ル、モノラウリル酸ヘキサグリセリル、モノラウリル酸
デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル等が
あり、その中から減感作用、消色作用、地発色作用のな
いものを選択する必要がある。
【0032】電子線照射に用いられる電子線加速器とし
ては、特にその方式に限定はなく、例えばエレクトロン
カーテン方式、スキャニング方式などの電子線照射装置
を使用することができる。これらの中でも比較的安価で
大出力の得られるエレクトロンカーテン方式のものが有
効に用いられる。電子線照射の際の加速電圧は100k
V以上であることが好ましく、吸収線量としては、基材
への損傷を最小限に抑える点から、硬化が十分な範囲内
でできるだけ少ないことが好ましい。
【0033】上述のようにして形成される光沢層の表面
は高平滑性を有し、高い光沢と写像性を示すが、具体的
にはJIS−Z−8714で規定される75度光沢が8
0%以上であること、またJIS−K−7105で規定
される像鮮鋭度のうち光学くしの幅2mmを使用した時
の値を写像性の尺度にした場合、80%以上、好ましく
は90%の値を示すことが望ましい。
【0034】本発明に使用される高平滑性を有する成型
面としては、金属製ドラム、金属製ロール、金属製フィ
ルム、プラスティックフィルム等のように寸法安定性が
あれば使用可能であり、表面は高度に磨かれた鏡面光沢
を有することが必要である。必要に応じて成型面からの
剥離を容易にするために成型面にステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸系離型剤、ポリエ
チレンワックス等のワックス、又はシリコーン系化合物
等の離型剤を塗布してもよい。
【0035】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳しく説明す
るが、これらに限定されるものではない。 実施例1 市販の合成紙(王子油化合成紙(株)製、商標:ユポF
PG80)の片面上に次に示す感熱発色層塗料を乾燥後
の塗工量が5.5g/m2となるようにバー塗工方式で塗
工し、その上に中間層塗料を乾燥後の塗工量が1.5g
/m2になるように塗工後、更にその上に光沢層塗料を
3.0g/m2塗工し、塗工面を75μmPETフィルム
(東レ製、商標:ルミラーT)に圧着させ、PETフィ
ルム側からエレクトロンカーテン型電子線加速器(ES
I社製)により加速電圧175kV、PETフィルム下
の吸収線量3.0Mradの電子線を照射して光沢層を
硬化させ、硬化後PETフィルムを光沢層から剥離して
感熱記録体を得た。
【0036】 ・感熱発色層の塗料調整 A液(感熱発色性染料分散液) 3−(N,N−ジブチル)アミノ−6−メチル−7− アニリノフルオラン 20部 10%ポリビニールアルコール水溶液 20部 水 10部 B液(顕色剤分散液) 4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニル 50部 スルホン 10%ポリビニールアルコール水溶液 50部 水 25部
【0037】A液、B液をそれぞれ別々にウルトラビス
コミルで分散、粉砕し、平均粒径が1.0±0.3μm
となるように調整した。A液 30部、B液 90部、
60%炭酸カルシウムスラリー52部、10%ポリビニ
ルアルコール水溶液 40部、SBRラテックス(固形
分50%、旭化成、商標:L−1537) 28部、ス
テアリン酸アミド(固形分26.5%、中京油脂製、商
標:セロゾールA−877) 11部、水82部を混合
し、感熱発色層塗料とした。
【0038】 ・中間層塗料(固形分15%) 60%カオリナイトクレー(平均粒径0.6μm)分散液 42部 カルボン酸変性ポリビニルアルコール水溶液(固形分10%) (日本合成化学(株)製、商標:ゴーセナールT−330) 200部 アクリルエマルジョン(固形分40%、日本触媒(株)製、 商標:SC−2250) 100部 ジメチロ−ル尿素溶液 (固形分30%、昭和電工(株)製、商標:J−001) 33部 40%ステアリン酸亜鉛分散液(平均粒径0.9μm) (中京油脂(株)製、商標:ハイミクロンF−930) 13部 水 279部 を混合し、中間層塗料とした。
【0039】 ・光沢層塗料 ウレタンアクリレートオリゴマー (ダイセルUCB製、商標:EB294) 70部 トリメチロールプロパントリアクリレート 20部 シリコーンアクリレート (ダイセルUCB製、商標:EB350) 8部 ポリシロキサン(固形分30%、サンノプコ製、 商標:ペレノールS43) 2部 を混合し、光沢層塗料とした。なお、光沢層を設ける前
に、反対面にバック層塗料を乾燥後の塗工量が1.5g
/m2となるようにバー塗工方式で塗工した後、スーパー
カレンダーで平滑処理を行った。
【0040】 ・バック層塗料 ポリスチレンスルホン酸ソーダ(固形分33%) (三洋化成(株)製、商標:ケミスタットSA−9) 30部 SBRラテックス(固形分50%) (日本合成ゴム(株)製、商標:0528) 70部 10%酸化澱粉水溶液 (王子コーンスターチ(株)製、商標:エ−スA) 150部 60%カオリナイトクレースラリー 67部 水 83部 を混合し、バック層塗料とした。
【0041】実施例2 市販の合成紙(王子油化合成紙(株)製、商標:ユポF
PG80)の片面上に実施例1に示す感熱発色層塗料を
乾燥後の塗工量が5.0g/m2となるようにバー塗工方
式で塗工し、その上に実施例1に示す中間層塗料を乾燥
後の塗工量が1.5g/m2になるように塗工後、更にそ
の上に下記に示す光沢層塗料を3.5g/m2塗工し、塗
工面をクロムメッキを施した高平滑金属板に圧着させ、
感熱記録体バック層側からエレクトロンカーテン型電子
線加速器(ESI社製)により加速電圧175kV、光
沢層下の吸収線量3.0Mradの電子線を照射して光
沢層を硬化させ、硬化後金属板を光沢層から剥離して感
熱記録体を得た。なお、反対面には、実施例1と同様光
沢層を設ける前にバック層塗料を乾燥後の塗工量が1.
5g/m2となるようにバー塗工方式で塗工した後、スー
パーカレンダーで平滑処理を行った。
【0042】 ・光沢層塗料 エポキシアクリレートオリゴマー (ダイセルUCB製、商標:EB3710) 60部 トリメチロールプロパントリアクリレート 30部 シリコーンアクリレート (ダイセルUCB製、商標:EB350) 8部 ポリシロキサン(固形分30%、サンノプコ製、 商標:ペレノ−ルS43) 2部 を混合し、光沢層塗料とした。
【0043】実施例3 市販の合成紙(王子油化合成紙(株)製、商標:ユポF
PG80)の片面上に次に示す感熱発色層塗料を乾燥後
の塗工量が4.5g/m2となるようにバー塗工方式で塗
工し、その上に中間層塗料を乾燥後の塗工量が1.5g
/m2になるように塗工後、75μmPETフィルム(東
レ製、商標:ルミラーT)上に光沢層塗料を4.0g/
m2塗工し、塗工面を中間層に圧着させ、PETフィルム
側からエレクトロンカーテン型電子線加速器(ESI社
製)により加速電圧175kV、PETフィルム下の吸
収線量3.0Mradの電子線を照射して光沢層を硬化
させ、硬化後PETフィルムを光沢層から剥離して感熱
記録体を得た。なお、反対面には、実施例1と同様光沢
層を設ける前にバック層塗料を乾燥後の塗工量が1.5
g/m2となるようにバー塗工方式で塗工した後、スーパ
ーカレンダーで平滑処理を行った。
【0044】 ・光沢層塗料 ウレタンアクリレートオリゴマー (ダイセルUCB製、商標:EB284) 65部 トリメチロールプロパントリアクリレート 25部 シリコーンアクリレート (ダイセルUCB製、商標:EB350) 7部 ポリシロキサン(固形分30%、サンノプコ製、 商標:ペレノールS43) 3部 を混合し、光沢層塗料とした。
【0045】比較例1 実施例1において、PETフィルムに圧着させずに塗料
に直接電子線を照射して硬化させた以外は、実施例1と
同様にして感熱記録体を作製した。 比較例2 実施例2において、金属板と圧着させずに塗料に直接電
子線を照射して硬化させた以外は、実施例2と同様にし
て感熱記録体を作製した。 比較例3 実施例3において、PETフィルムに塗工する代わりに
中間層上に塗工して、塗料に直接電子線を照射して硬化
させた以外は、実施例3と同様にして感熱記録体を作製
した。
【0046】実施例1〜3、比較例1〜3で得られた1
10mm幅の感熱記録体の光沢、写像性及び市販の感熱
プリンター(ソニー(株)製:商標UP−860)で記
録を行った場合の記録ムラを以下に示す方法で評価し
た。 (1)光 沢 JIS−Z−8741の方法(入射角75度、受光角7
5度の鏡面光沢度)に従い、グロスメーター(日本電色
工業製、VG−10)で測定し5回の測定値を平均し
た。
【0047】(2)写像性 JIS−K−7105で規定される像鮮鋭度のうち光学
くしの幅2mmを使用した時の値を写像性とした。 (3)画 質 記録物について、各5枚を視覚により、鮮明さ、コント
ラスト、画像の濃度ムラ等を判断し、5段階に評価した
(○:良好、○〜△:やや良好、△:普通、△〜×:や
や不良、×:不良)。結果は表1に示す通りであり、実
施例1〜3のものは光沢、写像性が高く、記録の均一性
が良好で、濃度ムラのない記録が得られたのに対し、比
較例1〜3では、光沢写像性の低い、記録画像しか得ら
れなった。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】表1から明かなように、本発明の感熱記
録体は、画質が良好であることに加えて高い光沢と写像
性を有する記録画像が得られるものであり、実用上極め
て有用なものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】中間層の樹脂配合量は、中間層固形分に対
し20〜80%の範囲が良好であり、樹脂の配合比が8
0%を越すと記録時にスティックが発生する問題があ
る。また、樹脂の配合比が20%未満では、塗膜のバリ
ヤー性が低く地発色が起きる塗料では、塗料の浸透防止
能力が不足し、また感熱発色層と光沢層の密着性の改善
効果も減少する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明の中間層に使用される顔料は感熱発
色層に使用する顔料の中から適宜選択して使用すること
ができる。顔料の配合量は、中間層の固形分に対し、そ
れぞれ20〜80%が望ましい。20%未満では電離放
射線硬化性樹脂の接着性が低下するし、80%を越えて
配合するとバリヤー性が低下する問題がある。また、本
発明の中間層には必要に応じて架橋剤及び滑剤を配合す
ることができる。架橋剤及び滑剤は感熱発色層に使用し
たものの中から適宜選択して使用することができる。架
橋剤及び滑剤の配合量は中間層の固形分に対しそれぞれ
30%以下及び10%以下が望ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 昌博 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社商品研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面上に感熱発色層を
    設け、該感熱発色層上、又は該感熱発色層上に設けた中
    間層上に、一面が該感熱発色層上又は該中間層上に圧着
    されていて、他面が高平滑成型面に圧着されている、電
    子線によって硬化する光沢層形成用塗料層を設け、つい
    で電子線照射を施して該塗料層を硬化させ、しかる後に
    該高平滑成型面から硬化塗料層を剥離することを特徴と
    する感熱記録体の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1231073A1 (en) * 2001-02-09 2002-08-14 Oji Paper Co., Ltd. Heat-sensitive recording material and process for production of the same
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US7133336B2 (en) 2002-07-18 2006-11-07 Funai Electric Co., Ltd. Optical disc reproducing apparatus with function of detecting direction of rotation of disc based on mirror information
JP2007045141A (ja) * 2005-07-14 2007-02-22 Arakawa Chem Ind Co Ltd 感熱記録体

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