JPH0732640U - ラビング布 - Google Patents
ラビング布Info
- Publication number
- JPH0732640U JPH0732640U JP6327393U JP6327393U JPH0732640U JP H0732640 U JPH0732640 U JP H0732640U JP 6327393 U JP6327393 U JP 6327393U JP 6327393 U JP6327393 U JP 6327393U JP H0732640 U JPH0732640 U JP H0732640U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubbing
- cloth
- rubbing cloth
- roller
- alignment film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】装着時やラビング中に弛むことのないラビング
布を提供する。 【構成】布地部12を熱収縮性繊維からなる縦糸14a
と横糸14bで形成したラビング布11をラビングロー
ラに巻き付け、このラビング布11の布地部12を加熱
して、布地部12を収縮させる。
布を提供する。 【構成】布地部12を熱収縮性繊維からなる縦糸14a
と横糸14bで形成したラビング布11をラビングロー
ラに巻き付け、このラビング布11の布地部12を加熱
して、布地部12を収縮させる。
Description
【0001】
本考案は、液晶表示素子の配向処理を行う際に用いられるラビング布に関する 。
【0002】
一般に、液晶表示装置の表示体として使用される液晶表示素子は、ガラス等か らなる2枚の透明基板を有し、これらの透明基板に形成された透明電極を互いに 対向させるとともに、これら透明電極の間に液晶層を形成している。また、この ような液晶表示素子は透明電極の上にポリイミド等からなる配向膜を形成してお り、液晶表示素子の製造時に配向膜の表面をラビングローラに巻き付けられたラ ビング布で一定方向に擦る(ラビングする)ことによって液晶層の液晶分子がそ のラビング方向に沿って配向するようにしている。
【0003】
ところで、このような配向膜の表面処理に使用されるラビング布は、縦糸と横 糸とを織り込んでなる布地部に数ミリの径の繊維毛を植毛した構成となっている 。このようなラビング布をローラに巻き付ける際、弛みを生じさせずにローラ周 面に巻き付けることが難しい。又、配向膜の表面をラビングする際にはラビング 布に反作用としてのトルクが加わり、そのトルクによりラビング布に弛みが発生 する。このようなラビング布の弛みが原因で、配向膜の表面にラビング不良が発 生しやすいという問題があった。
【0004】 本考案は上述した問題点に鑑みてなされたもので、ラビングローラに容易に弛 みなく装着できると共に、使用後も長期に亘り安定して弛みを発生させ難くし、 配向膜の表面を所定方向に均一にラビングすることのできるラビング布を提供す ることを目的とする。
【0005】
上記課題を解決するために本考案に係るラビング布は、布地部を熱収縮性繊維 で形成することを特徴とする。
【0006】
本考案においては、ラビングローラに巻き付けられたラビング布に熱処理を施 すと、ラビング布の布地部がラビングローラの周方向と軸方向に熱収縮し、ラビ ング布がラビングローラの周面に密着する。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案に係るラビング布を示す図で、図2は図1に示すA部の拡大図で ある。図1および図2において符号11はラビング布を示し、このラビング布1 1は、ポリエステル繊維等の熱収縮性繊維からなる布地部12と、この布地部1 2に植毛された多数本の繊維毛13とから構成されている。なお、図2において 14a,14bは布地部12を構成する熱収縮性ポリエステル繊維からなる縦糸 と横糸である。
【0008】 このようなラビング布11を用いて配向膜の表面をラビングする場合は、図3 に示すように、ラビング布11をラビングローラ15に巻き付けた後、ラビング 布11に80℃〜120℃の熱風を吹き付ける。この場合、熱風が均一に当るよ うにローラ15ごと回転させたり、遠赤外線温風を用いてもよい。なお、ラビン グ布11をラビングローラ15に巻き付けた時には、ラビング布11に多少の弛 みがあっても良い。が、熱収縮性繊維の収縮率は最大30%程度であるから、弛 みが30%以内に抑えることが必要である。
【0009】 次に、図4に示すように、配向膜16が形成された透明基板17をラビングロ ーラ15の下方に配置した後、ラビングローラ15を配向膜16に接近させる。 そして、図示しない駆動モータによりラビングローラ15を例えば矢印で示す方 向に回転させた場合に、透明基板17が載置されたステージ18を図中矢印方向 に移動させて配向膜16に対するラビングを行う。
【0010】 このように布地部12が熱収縮性繊維からなるラビング布11をラビングロー ラ15に巻き付けた後、ラビング布11に80℃〜120℃の熱風を吹き付ける と、ラビング布11の布地部12がラビングローラ15の周方向と軸方向に熱収 縮する。したがって、ラビングローラ15に巻き付けられたラビング布11の布 地部12がラビングローラ15の周面に密着しラビング布11を弛みなく装着で きる。又、ラビング開始後も周方向と軸方向に均一に引張って装着されているか らラビング布11に弛みが発生するようなことがなく、配向膜16の表面を所定 方向に均一にラビングすることができる。その結果、液晶分子に配向ムラを起こ させず安定して高品位な表示が得られる液晶表示素子を提供できる。
【0011】 なお、上述した実施例ではラビング布11に80℃〜120℃の熱風を吹き付 けてラビング布11の布地部12を熱収縮させたが、たとえばラビングローラ1 5にヒータを組み込み、このヒータから発生する熱によってラビング布11の布 地部12を加熱するようにしても良い。
【0012】
以上説明したように本考案のラビング布によれば、ラビングローラ弛みなく容 易に装着することができると共に、巻き付けられたラビング布がラビング中にラ ビングローラの周方向に伸びることがないので、安定して配向膜の表面を所定方 向に均一にラビングすることができる。その結果、配向ムラがなく高品位な表示 を安定して得ることができる液晶表示素子を提供することが可能となる。
【図1】本考案の一実施例に係るラビング布を示す図。
【図2】同実施例に係るラビング布の縦糸と横糸を示す
図。
図。
【図3】本考案の一実施例に係るラビング布を装着した
ラビングローラを示す図。
ラビングローラを示す図。
【図4】本考案の一実施例に係るラビング布を用いて配
向膜の表面をラビングする場合の説明図。
向膜の表面をラビングする場合の説明図。
11…ラビング布 12…布地部 13…繊維毛 15…ラビングローラ 16…配向膜 17…透明基板
Claims (1)
- 【請求項1】 液晶表示素子の配向膜を配向処理する為
にその表面を摩擦するラビング布であって、布地部と、
この布地部に植毛された多数本の繊維毛とからなるラビ
ング布において、前記布地部が熱収縮性繊維からなるこ
とを特徴とするライング布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327393U JPH0732640U (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ラビング布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6327393U JPH0732640U (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ラビング布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732640U true JPH0732640U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=13224539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6327393U Pending JPH0732640U (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ラビング布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732640U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001356350A (ja) * | 2001-04-06 | 2001-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示素子の製造方法 |
JP2004341209A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Hayashi Telempu Co Ltd | 液晶パネル製造用ラビング布材 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP6327393U patent/JPH0732640U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001356350A (ja) * | 2001-04-06 | 2001-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示素子の製造方法 |
JP2004341209A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Hayashi Telempu Co Ltd | 液晶パネル製造用ラビング布材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0234001B2 (ja) | ||
JP2683138B2 (ja) | 液晶表示素子のラビング配向処理方法 | |
JPH0732640U (ja) | ラビング布 | |
JP2004332136A (ja) | ラビング用布材 | |
KR20030043595A (ko) | 배향 처리용 러빙천 | |
US5151298A (en) | Process for preparing orientation film for liquid crystals | |
JPS62280822A (ja) | ラビング方法 | |
JP2524860B2 (ja) | ラビング用ロ―ドブラシ及びその製造方法 | |
JPH09311335A (ja) | 液晶表示装置の製造方法及び製造装置 | |
JPH02311824A (ja) | 配向制御膜と液晶素子 | |
JPH05181139A (ja) | 液晶表示素子の製造方法 | |
JPS6146932A (ja) | 液晶表示用配向膜のラビング装置 | |
JPH04113320A (ja) | 液晶表示素子用基板の配向処理方法 | |
JPH01172925A (ja) | 液晶表示素子のラビング配向処理方法 | |
JP2579492B2 (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
JPH03105321A (ja) | 液晶表示素子 | |
JP3059984B2 (ja) | ロ−ル状ブラシの洗浄方法 | |
JPH04104126A (ja) | ラビング装置、ラビング装置の製造方法及び液晶表示装置の製造方法 | |
JPH0462521A (ja) | 液晶装置の製造方法 | |
JPH09152508A (ja) | ねじれ配向位相差板の製造方法、ねじれ配向位相差板及び楕円偏光板 | |
JP2731060B2 (ja) | 液晶表示素子の製造方法 | |
KR20110046733A (ko) | 러빙장치용 러빙롤러의 러빙포 | |
JPS63291034A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
JPH08136928A (ja) | ラビング布 | |
JP2004309842A (ja) | ラビング材 |