JPH03239218A - 液晶装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、コンピュータ一端末、画像表示装置、シャ
ッターのようなシステムに使用される液晶を用いた電気
光学装置の製造方法、特に配向膜の形成方法に関する。

［発明の概要］ 基板上に透明電極、電極上に配向膜を設けた一対の基板
で液晶を挟持してなる液晶装置において、配向膜を配向
処理する工程が、基板を加熱しながら、基板表面をラビ
ング処理する工程であることにより、静電気による配向
膜の破壊を防止し、表示品質の高い液晶装置を得ること
を狙ったものである。

［従来の技術］ ドツトマトリクスタイプの表示装置として、薄型、軽量
、低消費電力の特徴を生かした液晶表示装置が注目され
ている。

従来の液晶装置の配向膜の形成方法としては、基板上に
ポリイミド系高分子樹脂を塗布した後、布等で一定方向
にラビングする（特開昭５５−１４３５２５）等で形成
していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、前述のラビング法は量産性に優れるという特長
を持っているが、布等によりポリイミド系高分子樹脂か
らなる配向膜層をこするため、摩擦により静電気が発生
してしまう。そして電荷が放電するときに、部分的に配
向膜層を破壊するという欠点を有していた。

この現象を第２図に基づいて説明する。第２図ｆａｌ中
２１ａ　、２１ｂ　、２１ｃ　、と２２ａ　、２２ｂ　
、２２ｃは液晶表示装置におけるデータ信号電極（セグ
メント電極）で、２３ａ　、２３ｂは走査信号電極（コ
モン電極）で、セグメント電極とコモン電極は対向する
一対の基板上に設置されている。さらに配向膜層はこれ
ら電極上に対向する形で設置されている。

第２図（ｂ）はセグメント電極側の基板を示した図であ
り、基板が布等でラビング処理されると、電極に電荷が
たまり、２１ａと２２ａ間、２１ｂと２２ｂ間、２１ｃ
と２２ｃ間で電荷の放電が起こる。その結果第２図ｔｅ
ｌの２４ａ　、　２４ｂ　、　２４ｃ　、　２４ｄ　、
　２４ｅ　、　２４ｆの様に配向膜層が破壊されてしま
う。

第２図（ｄｌはこの様な基板をセグメント電極側基板に
使用し、コモン電極側基板を対向させた場合の図である
。セグメント電極とコモン電極が交差する場所が情報を
表示する領域で、画素と呼ばれている。２５ａ　、　２
５ｂ　、　２５ｃ　、　２５ｄ　、　２５ｅ　、　２５
ｆの領域では配向膜層が静電気により破壊されているた
め画素が欠けてしまうといら問題があった。

実際このような液晶装置で表示を行うと、表示画面の中
央部に表示情報とはまったく無関係に線が走ってしまい
、表示品質を著しく低下さ・已ていた。

本発明Ｉｔ：　；：の様な問題点を解決゛４るもので、
その目的はラビング処理中に発生ずる静電気を防止する
ところにある。

［課題を解決するための手段］ 上記問題を解決するためにこの発明は、基板トに透明電
極、電極上に配向膜を設けた一対の基板で液晶を挟持し
てなる液晶装置において、前記配向膜を配向処理する工
程が、基板を加熱しながら、基板表面をラビング処理す
る工程からなることを特徴とするものである。

［作用］ 以下に本発明の作用を第１図に尽づいて説明する。

第１図中１１は基板で表面に電極層１２、配向膜層１３
が設置されている。１４は配向処理を行うためのロール
である。このロールは１５の矢印方向に回転しながらラ
ビングを行う。１６はロールの移動する一ｂ向である６
１７は基板を固定するための台である。

前記ロールが配向膜層を摩擦する際、静電気が発生ずる
。

本発明は摩擦されるものの温度が高い場合、発生する静
電気量は小さくなることを利用している。

［実施例１］ 第１図中の基板を固定する台１６にヒーターを内臓し、
基板を加熱した状態でラビング処理を行った。

１−記基板を用いて液晶装置を構成したところ、表示ム
ラのない液晶装置が得られた。

基板の加熱温度ば５０゛ｃから１５０°Ｃまで変化させ
たが、静電気の発生は低減し５、同様の効果が得られた
。

［実施例２］ 第１図で示り、たラビング処理を行う前に基板をりリー
ンオーフンで５０°Ｃから１５０℃まで熱した後、→ビ
ュ・ノ！′処理を行った。

実ｈ）６例１と同様ζ５こ液晶装置を構成したところ、
表示ノ、うのない液晶装置が得られた。

［実施例３１ 第１図で示したニビング処理を行う時に基板を温風で加
熱しながらラビング処理を行った。

実施例１と同様に液晶装置を構成したところ、表示ムラ
のない液晶装置が得られた。

以りの実施例に用いたラビング用の布は、ポリエステル
、ナイロン等の高分子繊維を使用したが、（３質乙こ関
係なく、静電気は減少し、同様の効果が得られた。

また液晶装置については、水平配向を行うツイストネマ
チック型、スーパーツイスト型、また垂直配向を行うボ
ｌ第１−ロビノク型等のラビング処理を行へ液晶装置で
あれば、同様の効果が得られた。

さらに１．］−ルの回転方向、移動回数、回転速度、移
動速度を変化させたが、同様の効果が得られた。

［発明の効果］ ど 以」−説明したように本発明によれば、基板」二に透明
電極、電極上に配向膜を設けた一対の基板で液晶を挟持
してなる液晶装置において、配向膜を配向処理する工程
が、基板を加熱しながら、基板表面をラビング処理する
工程であることにより、静電気による配向膜の破壊を防
止し、表示品質の高い液晶装置を得ることができるよう
になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製造方法を説明する模式図、第２図ｆ
ａｌ、（ｂｌ、（Ｃ１、ｆｄｌは従来の製造方法を示ず
模式図である。 １１・・・・・・・・基板 １２・・・・・・・・電極層 １３・・・・・・・・配向膜層

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基板上に透明電極、該電極上に配向膜を設けた一対の基
   板で液晶を挟持してなる液晶装置において、前記配向膜
   を配向処理する工程が、基板を加熱しながら、該基板表
   面をラビング処理する工程からなることを特徴とする液
   晶装置の製造方法。