JP2000267104A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
できる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 ガラス基板11側に一対の電極12,1
3を有するIPS型液晶表示装置において、基板11側
に垂直配向膜を形成し、基板21側に水平配向膜を形成
する。水平配向膜のラビング方向は電極12,13によ
り発生する電界の方向とする。また、基板11側に水平
配向膜を形成し、基板21側に垂直配向膜を形成しても
よい。この場合、液晶層の厚さdと液晶の自然捩じれピ
ッチ(カイラルピッチ)pとの比d/pを例えば0.3
5±0.1とし、液晶層の厚さdと液晶の複屈折率Δn
との積Δndを例えば0.7±0.2の範囲とする。
Description
対の電極が配置されたIPS(In-Plane Switching)型
液晶表示装置に関する。
板の間に液晶を封入した構造を有している。それらの透
明基板の相互に対向する2つの面のうち、一方の面側に
は対向電極、カラーフィルタ及び配向膜等が形成され、
他方の面側にはTFT(Thin Film Transistor:薄膜ト
ランジスタ)、画素電極及び配向膜等が形成されてい
る。対向電極及び画素電極は透明であることが必要であ
り、通常、これらの電極材料としてITO(indium-tin
oxide:インジウム酸化スズ)が使用されている。各透
明基板の対向面と反対側の面には、それぞれ偏光板が貼
り付けられている。これらの2枚の偏光板は、例えば偏
光軸が互いに直交するように配置されており、画素電極
と対向電極との間に電圧をかけない状態では光が透過し
て明表示となり、電圧を印加した状態では遮光して暗表
示となる。また、2枚の偏光板の偏光軸を互いに平行に
配置した場合は、画素電極と対向電極との間に電圧をか
けない状態では暗表示となり、電圧を印加した状態では
明表示となる。近年、液晶表示装置に対する需要が多様
化している。当初、液晶表示装置は主にノート型パーソ
ナルコンピュータのディスプレイ装置として使用されて
いたが、ディスクトップ型パーソナルコンピュータやワ
ークステーション及びテレビ(TV)等にも使用される
ようになった。また、近年、液晶表示装置には、駆動電
圧の低減、より明るい表示、及び製造コストの低減が要
望されている。比較的安価に製造可能な液晶表示装置と
して、ITOを使用せず、一方の基板側に一対の金属電
極を形成するIPS型液晶表示装置が開発されている
(特開平6−160878号公報、特開平9−2303
61号公報等)。図11は水平配向膜を用いた従来のI
PS型液晶表示装置を示す断面図である。この液晶表示
装置は、2枚のガラス基板51,61の間に正の誘電率
異方性を有する液晶69が封入されている。ガラス基板
51上にはアルミニウム等の金属からなる一対の電極5
2,53が相互に平行に配置されている。また、ガラス
基板51上には絶縁膜54が形成されており、電極5
2,53はこの絶縁膜54に覆われている。絶縁膜54
の上には水平配向膜55が形成されている。この水平配
向膜55には、液晶分子の配向方向を決めるために、配
向処理が施されている。配向処理としては、布製のロー
ラにより配向膜の表面を一方向に擦るラビング法が一般
的である。この場合、配向処理方向(ラビング方向)は
電極52,53にほぼ平行な方向である。また、配向処
理として、光の照射により配向方向及びプレチルト角を
決める方法も知られている(特開平10−142608
号公報)。一方、ガラス基板61の下面側にも水平配向
膜62が形成されている。この配向膜62も、電極5
2,53とほぼ平行な方向に配向処理が施されている。
ガラス基板51の下側には偏光板56が配置されてお
り、ガラス基板61の上側には偏光板63が配置されて
いる。このように構成された液晶表示装置において、電
極52,53間に電圧を印加しない状態では、図12
(a)に示すように、液晶分子69aは配向膜55,6
2の配向処理方向(ラビング方向)に配向する。電極5
2,53間に十分な電圧を印加すると、基板51,61
にほぼ平行な電界が発生し、図12(b)に示すように
液晶分子69aは電界(図中破線で示す)に沿った方向
に配向する。偏光板56,63の偏光軸が電極52.5
3に対し平行に配置されているとすると、電極51,6
1間に電圧を印加しないときは明表示となり、電圧を印
加したときは暗表示となる 図13は垂直配向膜を用いた従来のIPS型液晶表示装
置を示す断面図である。この液晶表示装置は、2枚のガ
ラス基板71,81の間に正の静電率異方性を有する液
晶89が封入されている。ガラス基板71の上にはアル
ミニウム等からなる一対の電極72,73が相互に平行
に配置されている。また、ガラス基板71上には絶縁膜
74が形成されており、電極72,73はこの絶縁膜7
4に覆われている。絶縁膜74の上には垂直配向膜75
が形成されている。また、他方のガラス基板81の下面
側にも、垂直配向膜82が形成されている。ガラス基板
71の下側には偏光板76が配置され、ガラス基板81
の上側には偏光板83が配置されている。このように構
成された液晶表示装置において、電極72,73間に電
圧を印加しない状態では、図14(a)に示すように、
液晶分子89aは配向膜75,82に垂直な方向に配向
する。また、電極72,73間に十分な電圧を印加する
と、図14(b)に示すように液晶分子89aは電界
(図中破線で示す)に沿って基板71,81にほぼ平行
な方向に配向する。偏光板76,83の偏光軸が電極7
2,73に対し平行に配置されているとすると、電極7
2,73間に電圧を印加しないときは明表示、電圧を印
加したときは暗表示となる。また、偏光板76,83の
偏光軸が互いに垂直でいずれか一方がラビング方向と平
行に配置されているとすると、電極72,73間に電圧
を印加しないときは暗表示、電圧を印加したときは明表
示となる。
た従来の液晶表示装置には、以下に示す問題点があると
考える。図11に示す水平配向膜55,62を使用した
IPS型液晶表示装置では、配向膜55,62の近傍の
液晶分子69aは、配向膜55,62に強力にアンカリ
ングされているため、電極52,53間に電圧を印加し
ても、液晶分子69aが電界に平行となるように移動す
ることが困難である。このため、配向膜55,62の近
傍の液晶分子69aを電界の方向に配向させるために
は、電極52,53間に高い電圧を印加する必要があ
り、駆動電圧を低くすることができない。また、図13
に示す垂直配向膜75,82を使用したIPS型液晶表
示装置では、図14(b)に示すように、電極72側の
液晶分子79aは右方向に回転し、電極73側の液晶分
子79aは左方向に回転するので、電極72,73間の
中央部分の液晶分子79aの回転する方向が決まらず、
いわゆるディスクリネーションが発生する。このため、
電極72,73の間に黒い筋状の表示に寄与しない領域
が発生し、十分な明るさを得ることができないととも
に、駆動電圧が高くなる。以上から本発明の目的は、駆
動電圧を低減でき、かつ明るい画像を表示できる液晶表
示装置を提供することである。
例示するように、第1の基板11と、前記第1の基板1
1上に対向して配置された第1の電極12及び第2の電
極13と、第1の基板11上方に形成された第1の配向
膜15と、第2の基板21と、前記第2の基板21の前
記第1の基板11側の面に形成された第2の配向膜22
と、カイラル剤が添加され、前記第1の基板と前記第2
の基板との間に封入された液晶29とを有し、前記第1
の配向膜15及び第2の配向膜22のいずれか一方が水
平配向膜であり、他方が垂直配向膜であることを特徴と
する液晶表示装置より解決する。なお、図1ではTFT
基板を用いた実際の構成を考慮して絶縁膜14が付加さ
れているが、絶縁膜14は必須ではない。以下、本発明
の作用について説明する。本発明においては、第1の基
板及び第2の基板のうちの一方の基板側に水平配向膜を
設け、他方の基板側に垂直配向膜を設ける。そして、こ
れらの基板間に、カイラル剤を添加した液晶を封入す
る。正の誘電率を有する液晶の場合、液晶分子は一方の
基板側では水平配向膜の配向処理方向に配向し、他方の
基板側では基板に垂直方向に配向して、その間の液晶分
子は一方の基板側から他方の基板側に向かうにつれてカ
イラル剤により決まる方向に捩じれながら、かつ水平方
向から垂直方向に徐々に立ち上がるように配列する。こ
の状態では、液晶層に入射した偏光光は、偏光軸が液晶
分子の捩じれ方向に徐々に捩じれながら液晶層を通過す
る。一方、第1の電極及び第2の電極間に電圧を印加し
て基板に平行な方向に電界を発生すると、液晶分子は電
界に沿って配列する。この状態では、液晶層に入射した
偏光光は、偏光軸の方向を変えることなく液晶層を通過
する。この場合、例えば、水平配向膜の配向処理方向が
電界の方向とほぼ同じであるとすると、水平配向膜の近
傍の液晶分子は電圧を印加していないときと電圧を印加
したときとで配向方向が殆ど変化しない。すなわち、水
平配向膜と液晶分子とのアンカリングは液晶分子の電界
方向への配向を阻害しない。このため、比較的低い電圧
で液晶分子を電界方向に配向させることができ、液晶表
示装置の駆動電圧の低減が達成される。また、第1の電
極と第2の電極との間に発生した電界は、液晶分子の捩
じれを解く方向に作用し、ディスクリネーションの発生
が回避されるので、明るい表示が可能となる。液晶層の
厚さdと液晶の自然捩じれピッチpとの比d/pを0.
125〜3の範囲とすることが好ましい。d/pが0.
125未満の場合は光透過率が低くなり、明るい画像を
得ることができない。また、d/pの値が3を超える
と、配向が乱れたり、液晶中で反射が発生して良好な画
像を得ることができない。なお、d/pのより好ましい
範囲は0.2〜3であり、更に好ましい範囲は0.35
±0.1である。また、前記液晶の複屈折率Δnと、前
記液晶層の厚さdとの積Δndは0.7±0.2の範囲
内とすることが好ましい。Δndの値がこの範囲を外れ
ると、光の透過率が低減して明るい画像を得ることがで
きなくなる。なお、特開平4−305624号公報、特
開昭52−45897号公報及び特開昭52−4589
5号公報には、一方の基板側では垂直配向、他方の基板
側では水平配向とした液晶表示装置が記載されている。
しかし、これらはいずれも第1の基板及び第2の基板に
それぞれ電極が形成された構成を有しており、水平配向
膜の近傍の液晶分子の配向方向を、電圧を印加しないと
きと電圧を印加したときとで配向方向が殆ど変わらない
ようにすることにより駆動電圧を低減するという本発明
とは構成及び作用が異なる。
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)は本発明の第1の実施
の形態の液晶表示装置の平面図、図1(b)は図1
(a)のA−A線による断面図である。また、図2は第
1の実施の形態の液晶表示装置の模式図であり、図2
(a)は電極12,13間に電圧を印加しない状態、図
2(b)は電極12,13間に電圧を印加した状態を示
す。なお、図2は、液晶表示装置の1つの画素を示して
いる。また、カラー液晶表示装置の場合、一方の基板側
にカラーフィルタ及びブラックマトリクスを形成する
が、本願ではこれらの図示を省略している。本実施の形
態の液晶表示装置は、図1(b)に示すように、2枚の
ガラス基板11,21の間に正の誘電率異方性を有する
液晶29が封入されている。この液晶29には、液晶分
子の捩じれ方向を決めるためにカイラル剤が添加されて
いる。ガラス基板11上には、引出線12aにより相互
に電気的に接続された複数本の電極12と、引出線13
aにより相互に電気的に接続された複数本の電極13と
が形成されている。これらの電極12及び電極13は相
互に平行に配置されている。これらの電極12,13及
び引出線12a,13aの材料として、本実施の形態に
おいては、クロム(Cr)又はアルミニウム(Al)等
の金属を使用する。電極12,13は、酸化シリコン又
は窒化シリコンからなる絶縁膜14に覆われている。こ
れは、通常のTFTの構成でのものであり、絶縁膜14
を省略することも可能である。この絶縁膜14の上には
垂直配向膜15が形成されている。垂直配向膜15は、
例えば側鎖としてアルキル基を有するポリイミド又はポ
リアミック酸により形成されている。電極12には、図
1(a)に示すように、データ配線8からTFT10を
介してデータが供給される。このTFT10のゲートに
は、ゲート配線9を介して走査信号が供給される。ま
た、電極13は共通配線(コモン配線)7に接続されて
いる。ガラス基板21の下面側には水平配向膜22が形
成されている。この配向膜22は、例えば直鎖の可溶性
ポリイミドにより形成されており、その表面には電極1
2,13に対しほぼ垂直な方向にラビング処理が施され
ている。また、基板11の下側には偏光板16が配置さ
れており、基板21の上側には偏光板23が配置されて
いる。これらの2枚の偏光板16,23は、偏光軸が垂
直(クロスニコル)又は平行(パラニコル)になるよう
に配置される。ここでは、偏光板23の偏光軸は電極1
2,13に対し垂直な方向(図2(a),(b)に矢印
で示す方向)であり、偏光板16の偏光軸が電極12,
13に平行な方向であるとする。このように構成された
液晶表示装置において、電極12,13間に電圧を印加
しない状態では、図2(a)に示すように、基板11側
では液晶分子29aは配向膜15に垂直な方向に配向
し、基板21側では配向膜22のラビング方向に配向し
て、基板11側から基板21側に向かうにつれて液晶分
子29aは垂直方向から水平方向に徐々に傾いていくと
ともに、カイラル剤により決まる捩じれ方向に徐々に捩
じれている。偏光板16を介してガラス基板11の下側
から液晶層に入射した偏光光は、液晶層を進むときに偏
光軸が液晶分子29aの捩じれ方向に徐々に捩じれて偏
光板23を透過する。すなわち、この液晶表示装置で
は、電極12,13間に電圧を印加しない状態では明表
示となる。電極12,13間に電圧を印加すると、図2
(b)に示すように、液晶分子29aは電界に沿った方
向、すなわち電極12,13に対し垂直な方向に配向す
る。この場合、偏光板16を介して基板11の下側から
液晶層に入射した偏光光は、液晶層で偏光軸の方向が変
えられないため、偏光板23で遮断される。すなわち、
電極12,13に電圧を印加した状態では暗表示とな
る。本実施の形態においては、電極12,13間に印加
した電圧により発生する電界は、液晶の捩じれを解く方
向に作用する。このとき、水平配向膜22によりアンカ
リングされた水平配向膜22の近傍の液晶分子29aの
配向方向と電界の方向とが一致しているので、アンカリ
ングが液晶分子29aの配向を阻害することはない。従
って、印加電圧が低くても液晶分子29aを電界方向に
配向させることが可能であり、駆動電圧の低減が達成さ
れる。また、電極12,13間の液晶分子29aが一方
向に配向するのでディスクリネーションが発生せず、明
るい画像の表示が可能になる。 (1)d/pの好ましい範囲 以下、本発明の液晶表示装置について、セル厚dとカイ
ラルピッチ(自然捩じれピッチ)pとの比d/pの好ま
しい範囲を調べた結果について説明する。図3は、横軸
のセルギャップ(液晶層の厚さ)をとり、縦軸に光透過
率をとって、液晶のカイラルピッチと正面輝度との関係
を計算により求めた結果を示す図である。但し、液晶の
複屈折率Δnは0.1とした。この図3からわかるよう
に、カイラルピッチが2μmのとき、及び64μmのと
きはセルギャップを変化させても光透過率はそれほど高
くならない。カイラルピッチが4μmから32μmまで
の間で、かつセルギャップが4μmから12μmまでの
間であるときは、光透過率が比較的高くなる。特に、カ
イラルピッチが16μmでセルギャップが8μmのとき
に、光透過率が最も高くなる。このことから、本発明に
おいては、セルギャップdとカイラルピッチpとの比d
/pの好ましい範囲は0.125(4/32)〜3(1
2/4)とする。 (2)d/pのより好ましい範囲及びΔndの好ましい
範囲 図1に示す構造の液晶表示装置を実際に製造し、d/p
と光透過率との関係及びΔndと光透過率との関係を調
べた。電極12,13の幅を4μmとし、電極12,1
3間の間隔は6μm、10μm、16μm又は25μm
とした。また、垂直配向膜15は、側鎖としてアルキル
基を有する可溶性ポリイミドを使用し、500Åの厚さ
に形成した。すなわち、スピナーを使用し、ガラス基板
11を1500rpmの回転速度で回転させ、ガラス基
板11上に可溶性ポリイミドを滴下して、ガラス基板1
1上にポリイミドを塗布した。そして、ポリイミド塗布
後のガラス基板11を温度が90℃のプレートの上に載
置し、1分間加熱して予備乾燥した。その後、ガラス基
板11を温度が180℃のオーブン内で1時間加熱し、
ポリイミド膜をキュアした。なお、垂直配向膜15には
ラビング等の処理は行わない。一方、水平配向膜22
は、直鎖の可溶性ポリイミドを使用し、垂直配向膜15
と同様の方法により、ガラス基板21上に500Åの厚
さに形成した。但し、水平配向膜22には、キュア後、
レーヨンのベルベット布で配向膜22の表面を一方向に
擦るラビング処理を施した。ガラス基板11,21間に
封入する液晶29としては、正の誘電率異方性を有する
フッ素系の液晶を使用した。この液晶29の複屈折率Δ
nは0.1227である。また、カイラル剤としてはコ
レステリルノナノエート(メルク社製)を使用した。セ
ル厚を3.5μm(Δnd=0.429)、4.5μm
(Δnd=0.552)又は5.5μm(Δnd=0.
675)とし、カイラルピッチpが12.2μm、1
5.8μm又は20.2μmの液晶を使用して、d/p
の値を0.17〜0.45とし、電圧(V)−光透過率
(T)特性を調べた。その結果を図4〜図6に示す。こ
れらの図4〜図6から明らかなように、Δndが0.4
29のとき(図4(a)〜図4(c))は光透過率が低
く、満足できるものではない。Δndが0.5以上のと
き(図5(a)〜図5(c)及び図6(a)〜図6
(c))は、透過率が高い。特に、Δndが0.675
のとき(図6(a)〜図6(c))は、光透過率が高
く、明るい画像を得ることができた。このような実験結
果から、d/pの値は0.2以上であることが好まし
く、より好ましい範囲は0.35±0.1とした。ま
た、Δndの好ましい範囲は、0.7±0.2の範囲と
した。このようにd/pの値及びΔndの値を設定する
ことにより、電圧無印加時の光透過率が高く、5V程度
の電圧の印加によって黒表示が可能となり、コントラス
トが高く表示品質の良好な画像が得られる。 (第2の実施の形態)図7は本発明の第2の実施の形態
の液晶表示装置の断面図、図8は同じくその模式図であ
り、図8(a)は電極間に電圧を印加しない状態を示
し、図8(b)は電圧を印加した状態を示す。なお、図
7,図8において、図1,図2と同一物には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。本実施の形態におい
ては、基板11側に水平配向膜17が形成されており、
基板21側に垂直配向膜24が形成されている。水平配
向膜17の表面は、電極12,13に対しほぼ直角な方
向にラビング処理が施されている。このように構成され
た液晶表示装置において、基板11側の水平配向膜17
の近傍の液晶分子29aは、電極12,13間に電圧が
印加されていない状態では、図8(a)に示すように、
電極12,13に対しほぼ直角な方向(ラビング方向)
に配向している。また、基板21側の垂直配向膜24の
近傍の液晶分子29aは、配向膜24に対し垂直な方向
に配向している。そして、基板11,21間の液晶分子
29aは、基板11側から基板21側に向かうにつれて
カイラル剤により決まる方向に徐々に捩じれ、かつ基板
11に対し水平な方向から垂直な方向に徐々に立ち上が
るように配列している。このとき、基板11の下側から
偏光板16を介して液晶層に入射した光は、液晶層を進
む間に偏光軸が徐々に捩じれて偏光板23を透過する。
すなわち、電極12,13間に電圧を印加しないときは
明表示となる。電極12,13間に電圧を印加すると、
図8(b)に示すように、液晶分子29aは電界の方向
に配向する。このとき、基板11の下側から液晶層に入
射した光は、偏光軸の方向が変化しないので、偏光板2
3を透過することができない。すなわち、電極12,1
3に電圧を印加したときは暗表示となる。本実施の形態
においては、電極12,13間に電圧が印加されていな
い状態から電圧が印加された状態に変化しても、水平配
向膜17の近傍の液晶分子29aの配向方向は殆ど変化
しない。水平配向膜17の近傍の液晶分子は配向膜17
に強くアンカリングされているが、本実施の形態ではア
ンカリングの方向と電圧を印加したときの液晶分子29
aの配向方向とがほぼ同じ方向となる。このため、本実
施の形態では、低い電圧で液晶分子を電界の方向に配向
させることができる。すなわち、本実施の形態の液晶表
示装置は、第1の実施の形態に比べて駆動電圧をより一
層低くできるという利点がある。 (第3の実施の形態)図9は、本発明の第3の実施の形
態の液晶表示装置を示す模式図である。なお、図9にお
いて、図2と同一物には同一符号を付してその詳しい説
明は省略する。本実施の形態においては、1つの画素領
域を2つの領域A,Bに分割し、各領域の水平配向膜の
ラビング方向を逆方向としている。第1の実施の形態で
説明したようにガラス基板11上に水平配向膜を形成し
た後、例えば領域Bの水平配向膜のみレジスト膜で覆っ
て領域Aの水平配向膜を一方向にラビングし、その後領
域Aの水平配向膜のみレジスト膜で覆って領域Bの水平
配向膜を逆方向にラビングする。このようにして、領域
A,Bで異なる方向にラビングを行うことにより、図9
に示すように、領域A,Bで液晶分子29aのプレチル
トの方向が逆になり、いわゆる配向分割が発生される。
このように、1つの画素に配向方向が異なる領域を複数
設けることにより、液晶表示装置の視角特性がよくな
る。なお、プレチルト角θは2°〜5°とすることが好
ましい。 (第4の実施の形態)図10は本発明の第4の実施の形
態の液晶表示装置を示す模式図であり、図10(a)は
電極間に電圧を印加していない状態を示し、図10
(b)は電極間に電圧を印加した状態を示す。本実施の
形態においては、基板11と基板21との間に封入する
液晶として、負の静電率異方性を有する液晶を使用して
いる。この液晶中にも、液晶の捩じれ方向を決めるため
に、カイラル剤を添加する。その他の構成は、基本的に
第2の実施の形態の液晶表示装置と同じである。すなわ
ち、基板11側には水平配向膜が形成され、基板21側
には垂直配向膜が形成されている。本実施の形態では、
電極12,13間に電圧を印加していない状態では、図
10(a)に示すように、液晶分子29bは、基板11
側から基板21側に向かうにつれてカイラル剤により決
まる方向(図中φで示す方向)に捩じれつつ、基板11
に水平な状態から垂直な状態まで角度が徐々に変化して
配列している。基板11の下側及び基板11の上側、そ
れぞれ配置された偏光板の偏光軸が相互に直交している
とすると、基板11の下側から一方の偏光板を介して液
晶層に入射した偏光光は、液晶分子の捩じれ方向に偏光
軸が捩じれて、他方の偏光板を透過する。すなわち、電
圧を印加していない状態では明表示となる。一方、電極
12,13間に電圧を印加した状態では、図10(b)
に示すように、液晶分子29bは基板11側から基板2
1側に向かうにつれて水平な状態から垂直な状態に角度
が変化するが、液晶の捩じれが解けて、各液晶分子29
bは電界の方向に垂直な方向に配向する。このとき、基
板11の下側から一方の偏光板を介して液晶層に入射し
た偏光光は、液晶層で偏光軸が変化することがなく、他
方の偏光板で遮断される。すなわち、電圧を印加するこ
とにより暗表示となる。本実施の形態においても、第1
の実施の形態と同様に、駆動電力を低減することができ
て、ディスクリネーションがなく明るい画像の表示が可
能となる。
一方の基板上に第1及び第2の電極を有する液晶表示装
置において、一方の基板側の第1の配向膜と他方の基板
側の第2の配向膜のうちいずれか一方の配向膜を水平配
向膜とし、他方の配向膜を垂直配向膜とするので、配向
膜による液晶分子のアンカリングにより液晶分子の配向
が阻害されることがなく、ディスクリネーションの発生
を回避することができて、低い駆動電圧で明るい画像を
表示することができる。
表示装置の平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線
による断面図である。
図であり、図2(a)は電極間に電圧を印加しない状
態、図2(b)は電極間に電圧を印加した状態を示す。
係を計算により求めた結果を示す図である。
透過率特性を調べた結果を示す図(その1)である。
透過率特性を調べた結果を示す図(その2)である。
透過率特性を調べた結果を示す図(その3)である。
置の断面図である。
図であり、図8(a)は電極間に電圧を印加しない状
態、図8(b)は電圧を印加した状態を示す。
装置を示す模式図である。
示装置を示す断面図である。
液晶表示装置を示す断面図である。
PS型液晶表示装置の電圧無印加時の状態を示す模式図
であり、図12(b)は電圧印加時の状態を示す模式図
である。
液晶表示装置を示す断面図である。
PS型液晶表示装置の電圧無印加時の状態を示す模式図
であり、図14(b)は電圧印加時の状態を示す模式図
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の基板と、 前記第1の基板上に対向して配置された第1の電極及び
第2の電極と、 第1の基板上に形成されて前記第1の電極及び第2の電
極を覆う第1の配向膜と、 第2の基板と、 前記第2の基板の前記第1の基板側の面に形成された第
2の配向膜と、 カイラル剤が添加され、前記第1の基板と前記第2の基
板との間に封入された液晶とを有することを特徴とする
液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記第1の配向膜及び第2の配向膜のい
ずれか一方が水平配向膜であり、他方が垂直配向膜であ
ることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記水平配向膜の配向処理方向が、前記
第1の電極及び前記第2の電極間に発生する電界の方向
に平行であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表
示装置。 - 【請求項4】 液晶層の厚さdと前記液晶の自然捩じれ
ピッチpとの比d/pが0.125乃至3であることを
特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記液晶の複屈折率Δnと、液晶層の厚
さdとの積Δndが0.7±0.2の範囲内であること
を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項6】 1画素中に、前記水平配向膜の配向処理
方向が異なる複数の領域を有することを特徴とする請求
項2に記載の液晶表示装置。
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