JPH08152639A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08152639A
JPH08152639A JP6292867A JP29286794A JPH08152639A JP H08152639 A JPH08152639 A JP H08152639A JP 6292867 A JP6292867 A JP 6292867A JP 29286794 A JP29286794 A JP 29286794A JP H08152639 A JPH08152639 A JP H08152639A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶の配向方向が異なる複数の領域を有する液
晶表示値において、発生するディスクリネーションの変
形を最小限とする。 【構成】液晶の配向方向が異なる複数の領域I5,II
6を有する事により広視野角化した液晶表示装置におい
て、薄膜トランジスタの存在しない側の第2の基板15
表面にのみ液晶配向が異なるような配向処理を施した液
晶表示装置。更には、能動素子側の第1の基板14側の
プレチルト角をほぼ0°とした液晶表示装置。 【効果】発生するディスクリネーションが画素電極10
と信号電極線13や走査電極線12との横方向電界の影
響を受けにくくなり、変形が最小限となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に関し、特
に広視野な表示が得られる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の広視野を目的として液晶の配向方
向が異なる領域を設けた液晶表示装置として、特公昭5
8−43723号公報,特開昭59−211019号公
報,特開昭63−106624号公報,特開平5−17
3142号公報等に記載されているような技術が知られ
ている。ここでは、特開平5−173142号公報を例
にとって説明する。
【0003】図5は従来の液晶表示装置の分割した領域
の一例の平面図、図6は従来の液晶表示装置の分割した
領域の一例の断面図、図7は従来の液晶表示装置の作用
の一例を説明する模式図である。
【0004】図5および図6に示すように、領域I5と
領域II6を構成する単位領域は信号電極線13と走査
電極線12とで囲まれた1画素領域と一致するように形
成され、領域I5と領域II6との境界は画素電極10
を横切るように走査電極線12と平行に伸びる。薄膜ト
ランジスタ11は冗長構成で画素電極10の中心線に対
して対称な位置に配置される。蓄積容量電極24は第1
の基板14の表面に設けられる。ITOの画素電極10
は絶縁層26を解して蓄積容量電極24の上に形成さ
れ、更にその上に配向膜8が形成される。カラーフィル
タ20は第2の基板15上に設けられ、R,G,B毎の
画素領域を有し、その上に保護層25が設けられる。ま
た、カラーフィルタ20のR,G,B毎の各領域を開口
させる対向基板の遮光膜23が設けられる。図7に示す
ように、領域I5と領域II6の液晶物質3が共に走査
電極線12に向かってプレチルトするように配置されて
いる。この従来例では、分割された各々の領域での液晶
配向は、螺旋型の捻じれ(ツイストとも呼ばれる)の向
きは同じ向きであるが、基板14,15表面に対する角
度の違いにより、電圧印加時には液晶分子の立ち上がる
方向(チルト方向とも呼ばれる)が異なるため、光が基
板14,15に対する鉛直方向から傾いた斜め方向より
入射する場合に各々の領域I5,II6が互いの光学特
性を補償しあう。その結果、電圧印加持における視角依
存性の少ない光学特性が得られる。特に、階調表示時に
視角を変化しても階調反転の現象が見られなくなってい
る。
【0005】図8(A),(B)は従来の広視野を目的
として領域を分割した液晶表示装置でのディスクリネー
ションを説明する模式図である。図8(A),(B)に
示すように、この従来例の分割された領域の境界には液
晶配向の不連続な領域すなわちディスクリネーション4
が発生し、光透過率の乱れを起こす。その結果、黒表示
時の透過率の上昇が起こり全体に白く浮いたような表示
となってしまう。また、実際の画像表示時にこのような
ディスクリネーション4の存在は前画面が残ってみえる
焼き付きや正面以外の位置から観察した時の視角方向に
依存した輝点として認識され表示品位を著しく低下させ
る。そこで、この光透過率の乱れを改善するために遮光
部を設けた従来例としては、特開平5−173138号
公報,特開平5−173142号公報に示すようなもの
がある。図5の蓄積容量電極24はこのような液晶表示
装置における遮光膜1としての役割も果たす。このよう
に発生するディスクリネーション4を遮光する事によ
り、黒表示時の透過率の上昇を抑える事が出来る。更に
焼き付きや斜め観察時の輝点をなくす事が出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の広
視野を目的として液晶の配向方向が異なる領域を設けた
液晶表示装置には上述のように光透過率の乱れが発生す
るという欠点があった。その結果、実際の表示において
焼き付きや輝点等が現れ画質が低下していた。また、そ
の特性を改善し遮光膜を設けた液晶表示装置でも焼き付
きや斜め観察時の輝点が観察される事があった。これは
次のような原因による。液晶配向の不連続な領域すなわ
ちディスクリネーションは、配向を分割した形状のみな
らず電界の影響を大きく受ける。つまり、分割された液
晶配向境界のエネルギー的な安定性には、液晶配向自身
によるエネルギーと電界によるエネルギー変形の双方が
関係する。これらの影響により、分割境界である画素中
央部のディスクリネーションが変形する事があり、遮光
部の外にディスクリネーションがはみ出す事がある。更
に、画素中央部より画素端部の方が横方向の電界すなわ
ち同一基板上の電極間の電界の影響が大きく、画素端部
に発生するディスクリネーションは変形しやすい。これ
らのディスクリネーションが制御出来ない事により焼き
付きや輝点が発生していた。
【0007】本発明の目的は、広視野で高コントラス
ト、かつ焼き付きや輝点が無い液晶表示装置を提供する
事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、画素電極と能
動素子とを備えた第1の基板と、カラーフィルタを備え
た第2の基板と、この第2の基板と前記第1の基板間に
狭持された液晶物質とを有し、画素領域内に前記液晶物
質の配向方向が異なる複数の領域を含む液晶表示装置に
おいて、前記能動素子の存在しない前記第2の基板表面
にのみ前記液晶物質の配向方向が前記複数の領域ごとに
異るような配向制御を行う。この液晶表示装置におい
て、第1の基板側のプレチルト角Xが0°≦X<1.5
0°好ましくは0°≦X≦1.0°である。
【0009】
【作用】能動素子として薄膜トランジスタを用い、配向
方向を複数に分割した液晶表示装置でのディスクリネー
ションの例を図8(A),(B)を参照して説明する。
配向方向は、ラビング方向として第1の基板の配向方向
21,第2の基板の配向方向22を図中に矢印で示し
た。ここでは図8(A)と図8(B)の2種類のディス
クリネーション4の例を示した。図8(A)は走査電極
線12,信号電極線13と画素電極10間の横方向の電
界の影響が少なく配向がきれいに分割された状態であ
る。このような状態の時の遮光部は従来例のように配向
分割の境界2すなわち画素中央部に設ければ良くその幅
も5μmから10μm程度で十分である。また、対向基
板であるカラーフィルタ側の第2の基板に設けた遮光部
と組合せる事により、信号電極線13との境界に発生す
るディスクリネーション4も容易に遮光する事が出来
る。しかしながら、実際の表示において図8(A)のよ
うな状態を取り続ける事は少ない。なぜなら、動画等の
表示を行う時や黒表示を行う時には横方向の電界が大き
くなるため、ディスクリネーション4が図8(B)のよ
うに変形するためである。図8(B)では、信号電極線
13及び走査電極線12双方との横方向電界が大きくデ
ィスクリネーション4が大きく変形している。まず、信
号電極線13との電界により、配向分割の境界2のディ
クリネーション4が変形し画素端部で大きく曲がるよう
になり、信号電極線13との間のディクリネーション4
も画素内部に侵入してくる。また、走査電極線12との
電界により走査電極線12中央での配向分割の境界2を
無視した位置にディスクリネーション4が存在する。遮
光部がこれらのディスクリネーション4を隠すような形
状となっていないと、遮光部からはみ出したディスクリ
ネーション4により焼き付きや輝点という表示欠陥が引
き起こされる。
【0010】本発明では、能動素子側の第1の基板の走
査電極線12や信号電極線13と画素電極10間に発生
する横方向電界の影響を液晶配向が受けにくくするため
に、能動素子である薄膜トランジスタ11の存在しない
対向側の第2の基板表面でのみ液晶配向を分割する。そ
の結果、分割された液晶配向は電界の影響を受けにくく
なり、ディスクリネーション4の曲がりが減少する。さ
らに、能動素子側の第1の基板のプレチルト角をほぼ0
度とする事により、能動素子側の液晶配向は第1の基板
上の横方向の電界により画素中央部近辺で異なった液晶
配向の領域に分割されやすくなる。この時に、対向側の
第2の基板表面で液晶配向が分割されているとディスク
リネーション4の曲がり等を発生させることなく、良好
な分割が実現される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例の断面図、図
2は本発明の薄膜トランジスタアレイを示す平面図であ
る。本発明の第1の実施例は、図1および図2に示すよ
うに、能動素子としてアモルファスシリコンによる薄膜
トランジスタ11を用い、一単位画素の大きさを縦26
1μm,横108μmとした。走査電極線12,信号電
極線13は、スパッタ法で形成されたクロム(Cr)を
用い、線幅を18μmとした。ゲート絶縁膜には窒化シ
リコン(SiNx)を用いた。画素電極10は透明電極
である酸化インジウム錫(ITO)を用い、スパッタ法
により形成した。このように薄膜トランジスタ11をア
レイ状に形成したガラス基板を第1の基板14とした。
また、対向側の第2の基板15上には、クロムを用いた
対向基板の遮光膜23を形成した後、ITOを用いた透
明電極16を形成し、更にカラーフィルタ20を染色法
によりアレイ状に形成しその上面にシリカを用いた保護
層25を設けた。この第2の基板15を洗浄後、高プレ
チルト角を与える日立化成社製LC−102ポリイミド
による配向膜(図示せず)を塗布し250℃で1時間焼
成した。この表面全面同じ方向にラビング処理を施し
た。その配向膜表面にポジ型レジストを塗布し、マスク
部の幅が126μmで開口部の幅が135μmのストラ
イブ状のマスクを用い一画素内をマスクする領域と露光
する領域に分けた。露光部のレジストを現象した後、前
回のラビング処理方法と180度異なった方向にラビン
グ処理を施した。この後、レジストを剥離した。第1の
基板14には、低プレチルト角を与えるポリイミド(日
本合成ゴム社製、AL−1051)をスピン塗布し、2
00℃で1時間焼成した。その後、ラビング処理のみを
施し、ラビングの方向は90度捻じれた方向とした。こ
れらのラビング方向は、図8(A),(B)に示すよう
な方向とした。このようにして作製した二枚の基板1
4,15をギャップが5.5μmになるように、かつ、
ラビング方向が互いに直角になるように、球形のシリカ
粒子によるスペーサを介して接着剤で貼り合わせパネル
を作製した。このセルに左カイラル材を溶解させた通常
の正の誘電異方性を有するネマチック液晶を注入し、注
入口を封止した。
【0013】この液晶表示装置では、従来の配向分割型
液晶表示装置で見られていた焼き付きや斜めから観察し
た時の輝点が大幅に少なくなっていた。この液晶表示装
置に第1の基板14側若しくは第2の基板15側から反
射光を入射して遮光膜に隠されたディスクリネーション
を観察した所、特に図8(B)に見られた走査電極線1
2寄りや信号電極線13寄りのディクリネーション4は
ほとんどすべての画素で対向基板の遮光膜23の範囲内
に収まっていた。
【0014】次に、高プレチルト角を与えるポリイミド
(LC−102)の分割配向処理(すなわち、一回目の
ラビング処理の後レジストを塗布し、露光・現像し再度
ラビングし全てのレジストを剥離する工程)後の各領域
I5,II6でのプレチルト角を測定した。現象後にレ
ジストが残っていた部分(すなわち、ラビング処理とし
ては一度目のラビング処理のみが施される部分)と現象
後にレジストが残っていなかった部分(すなわち、2度
目のラビング処理を施される部分)のプレチルト角を測
定した。第1の実施例のセルを作製した時の表面処理と
全く同じ条件になるように、2種類のセルを作製した。
すなわち、一方のセルの両基板表面には、一度目のラビ
ング処理後レジストを塗布し、完全にマスクした状態で
露光・現像し(すなわち、この状態ではレジストが残っ
ている)、再度そのレジスト上をラビングしレジストを
剥離した。他方のセルの両基板表面には、一度目のラビ
ング処理後レジストを塗布し、全面が露光されるマスク
を用い露光・現象し(すなわち、この状態でレジストが
残っていない)、再度配向膜表面をラビング処理をしレ
ジストを剥離した。このような条件で2種類のアンチパ
ラレルセルを作製し、クリスタルローテーション法によ
って測定した。その結果、現像後レジストが残っていた
部分のプレチルト各は3.4°、レジストが残っていな
かった部分のプレチルト角は2.7°と求められた。一
方、低プレチルト角を与えるポリイミド(AL−105
1のプレチルト角をやはり実施例のセルを作製したもの
と同じ条件で、アンチパラレルセルを作成し、クリスタ
ルローテーション法を用いて測定した。その結果プレチ
ルト角は1.4°と求められた。このように、第2の基
板15すなわちカラーフィルタ側基板にのみ分割配向処
理を施した状態で、第2の基板15のプレチルト角が高
く、第1の基板14すなわち薄膜トランジスタ11側基
板のプレチルト角が低い時に良好な特性の液晶表示装置
が得られた。
【0015】本発明の第2の実施例は、第1の基板1
4,第2の基板15等は、第1の実施例と同様に製作
し、第2の基板14側の配向膜、すなわち、高プレチル
トの配向膜のみを変えた例である。配向膜を日産化学社
製RN−715に変えた所、第1の実施例と同様に良好
な分割が出来、また、この液晶表示装置では、従来の配
向分割型液晶表示装置で見られていた焼き付きや斜めか
ら観察した時の輝点が全くなかった。このRN−715
のプレチルト角を第1の実施例と全く同様の方法である
クリスタルローテーション法で測定した。その結果、現
像後レジストが残っていた部分のプレチルト角は12
°,レジストが残っていなかった部分のプレチルト角は
9°と求められた。本実施例では第1の実施例の材料よ
り、プレチルト角が高いためにより安定な配向が得ら
れ、輝点が全く発生しなかった。この液晶表示装置に第
1の基板14側若しくは第2の基板15側から反射光を
入射して対向基板の遮光膜23に隠されたディスクリネ
ーションを観察した所、特に図8(B)に見られた走査
電極線12寄りや信号電極線13寄りのディスクリネー
ション4は完全に対向基板の遮光膜23の範囲内に収ま
っていた。
【0016】本発明の第3の実施例は、第1の基板1
4,第2の基板15等は第1の実施例と同様に作製し、
第2の基板15側の配向膜、すなわち、高プレチルトの
配向膜を変えた例を示す。配向膜を東レ社製K−106
に変え、また、焼成温度を200℃に変えた所、良好な
分割が出来、また、この液晶表示装置では、従来の配向
分割型液晶表示装置で見られていた焼き付きや斜めから
観察した時の輝点が第2の実施例と同様に全くなかっ
た。このK−106のプレチルト角を第1の実施例と全
く同様の方法であるクリスタルローテーション法で測定
した。その結果、現像後レジストが残っていた部分のプ
レチルト角は16°,レジストが残っていなかった部分
のプレチルト角は9°と求められた。
【0017】図3は本発明の第4の実施例の断面図、図
4(A),(B)は従来の領域を分割しない液晶表示装
置での電界の様子を示す断面図およびディスクリネーシ
ョンの発生位置を示す断面図である。本発明の第4の実
施例は、第1の基板14,第2の基板15等は第1の実
施例と同様に作製し、第1の基板14側の配向膜、すな
わち、低プレチルトの配向膜を変えた例を示す。配向膜
を日産化学社製SE−1180に変えた所、更に良好な
分割が出来た。この時、高プレチルト側の配向膜は、第
1の実施例と同様にLC−102とした。この液晶表示
装置では、従来の配向分割型液晶表示装置で見られてい
た焼き付きや斜めから観察した時の輝点が第2の実施例
と同様に全くなかった。このSE−1180のプレチル
ト角を第1の実施例と全く同様の方法であるクリスタル
ローテーション法で測定した所、0.8°と求められ
た。従来の液晶表示装置で、図4(A)のように第2の
基板15側のプレチルト角を低くすると画素電極10と
走査電極線12や信号電極線13との横方向の電界によ
り発生するディスクリネーションが図4(B)のように
画素中央部に侵入する傾向がある。このようなディスク
リネーションの画素中央部への侵入はプレチルト角が低
いほど激しく、プレチルト角が1.5°より低くなると
画素端から画素幅の1割程度侵入し、プレチルト角が
1.0°より低くなると画素端から画素幅の3割程度侵
入する。この実施例では、その特性と第2の基板15の
液晶の配向方向を分割する事により、第2の基板15側
のプレチルト角が比較的低くても図3に示すように良好
にディスクリネーションが固定出来た。その結果、本実
施例では第1の実施例と同じ高プレチルト側の材料を使
っても第1の実施例より更に良好な分割が出来た。この
ように、第1の基板14側のプレチルト角としては好ま
しくは1.5°を超えない値であり、更に好ましくは
1.0°を超えない値であるのが望ましい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、分割配向処理を施した液
晶表示装置では、分割の境界及び電界の影響を受けやす
い部分にディスクリネーションが発生する。従って、本
発明によれば、分割配向処理を施した液晶表示装置のデ
ィスクリネーションを所定の範囲内に発生させる事が出
来、効果的に遮光出来るため、焼き付き等の現象の無い
良好な表示の液晶表示装置を得る事が出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】本発明の薄膜トランジスタアレイを示す平面図
である。
【図3】本発明の第4の実施例の断面図である。
【図4】(A),(B)は従来の領域を分割しない液晶
表示装置での電界の様子を示す断面図およびディスクリ
ネーションの発生位置を示す断面図である。
【図5】従来の液晶表示装置の分割した領域の一例の平
面図である。
【図6】従来の液晶表示装置の分割した領域の一例の断
面図である。
【図7】従来の液晶表示装置の作用の一例を示す断面図
である。
【図8】(A),(B)は従来の広視野を目的として領
域を分割した液晶表示装置でのディスクリネーションを
説明する模式図である。
【符号の説明】
1 遮光膜 2 配向分割の境界 3 液晶物質 4 ディスクリネーション 5 領域I 6 領域II 7,8 配向膜 10 画素電極 11 薄膜トランジスタ 12 走査電極線 13 信号電極線 14 第1の基板 15 第2の基板 16 透明電極 20 カラーフィルタ 21 第1の基板の配向方向 22 第2の基板の配向方向 23 対向基板の遮光膜 24 蓄積容量電極 25 保護層 26 絶縁層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素電極と能動素子とを備えた第1の基
    板と、カラーフィルタを備えた第2の基板と、この第2
    の基板と前記第1の基板間に狭持された液晶物質とを有
    し、画素領域内に前記液晶物質の配向方向が異なる複数
    の領域を含む液晶表示装置において、前記能動素子の存
    在しない前記第2の基板表面にのみ前記液晶物質の配向
    方向が前記複数の領域ごとに異るような配向制御を行う
    事を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    第1の基板側のプレチルト角Xが0°≦X<1.50°
    好ましくは0°≦X≦1.0°である事を特徴とする液
    晶表示装置。
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