JPH07325971A - 缶入飲食品の加熱装置 - Google Patents

缶入飲食品の加熱装置

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JPH07325971A
JPH07325971A JP10306095A JP10306095A JPH07325971A JP H07325971 A JPH07325971 A JP H07325971A JP 10306095 A JP10306095 A JP 10306095A JP 10306095 A JP10306095 A JP 10306095A JP H07325971 A JPH07325971 A JP H07325971A
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川本  司
Toshihisa Furuta
寿久 古田
Motoshi Ito
元志 伊藤
Atsuyuki Ota
篤幸 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】缶入飲食品を誘導加熱により加熱する装置にお
いて、加熱温度制御を正確にする。 【構成】加熱コイル2で加熱中の缶入飲食品3の缶容器
の表面温度を放射温度センサ7により非接触で検出し、
この検出温度が設定加熱温度に達したら加熱を終了させ
る。これにより、缶容器の最終到達温度を直に確認でき
るので缶入飲食品3の初期温度や熱容量と無関係に正確
な加熱温度制御を行うことが可能になる。また、缶入飲
食品3の缶容器表面のバーコード20からこの缶入飲食
品3の加熱の可否を判定し、加熱否のときにはその旨を
警報する。これにより、炭酸飲料のような加熱不可の缶
入飲食品3を誤って加熱して事故を起こす心配がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンビニエンススト
アやファーストフードストアの接客カウンタに組み込ん
だり自動販売機に内蔵させたりして、缶入飲食品(コー
ヒー、お茶、牛乳、茶碗蒸し、味噌汁など)の加熱サー
ビスに使用する誘導加熱方式の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶入飲食品の加熱販売については、これ
を温蔵庫内に保管する方法が一般的であるが、温蔵庫は
場所を取る上、収納容量に制限があり、また保管中に中
身飲食品の変質を伴いやすいなどの問題がある。そこ
で、特に鉄系の缶入飲食品については販売の都度、誘導
加熱により商品を加熱して提供するサービスが行われて
いる(例えば特開平2−81198号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その場合、従来はタイ
マにより商品を規定時間加熱するようにしている。とこ
ろが、規定の時間加熱しても加熱後の商品の到達温度は
初期温度に支配されるため、常温保管の商品では季節に
より加熱温度にばらつきが生じ、一年を通じて最適な加
熱温度を得るためには従来は商品を恒温保管する必要が
あった。また、加熱に要する時間は商品の熱容量によっ
ても変化するが、加熱時間が一定の従来装置では商品の
種類によっても加熱温度にばらつきが生じた。この熱容
量については商品の外径や重量からその大きさを検出
し、加熱時間や加熱コイルの出力を変えるように制御す
る方法も提案されているが、飲食品の熱容量は具の有無
や種類によっても影響を受けるため、商品の外径や重量
のみでは一概に判断できないという問題があった。
【0004】また、缶入飲食品には加熱不可のもの、す
なわち溶接缶を使用したものや炭酸飲料などがあり、こ
れらを誤って加熱すると缶の溶接部が外れたり、爆発し
たりする。ところが、従来は加熱可否の判別を目視にの
み頼っているため、特に客が加熱装置を操作する場合に
は加熱不可の缶入飲食品を誤って加熱してしまう危険が
あった。
【0005】この発明は、このような従来の問題に対処
して缶入飲食品を適切に誘導加熱できる缶入飲食品の加
熱装置、つまり商品の初期温度や熱容量に関係なく、最
適な一定温度まで誘導加熱できる缶入飲食品の加熱装
置、及び加熱可能な缶入飲食品のみを確実に誘導加熱で
きる缶入飲食品の加熱装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、缶入飲食品
を誘導加熱により加熱する装置において、缶入飲食品の
加熱中にその缶容器の表面温度を検出する手段と、この
検出手段により検出した前記表面温度が設定された加熱
温度に達したら加熱を終了させる制御手段とを設けるこ
とにより、缶入飲食品を最適な一定温度まで加熱するも
のとする。
【0007】その場合、缶容器の表面温度を検出する手
段には、非接触形の温度センサが好適である。更に、上
記装置において、加熱中に残り加熱時間又は缶容器の表
面温度の変化を逐次表示する手段を設ければ、操作性を
高める上で有効である。
【0008】また、この発明は、缶入飲食品を誘導加熱
により加熱する装置において、缶入飲食品の缶容器表面
の表示からこの缶入飲食品の加熱の可否を判定する手段
と、その判定結果が加熱不可のときにその旨を警報する
手段とを設けることにより、加熱可能な缶入飲食品のみ
を加熱するものとする。
【0009】その場合、判定手段は缶容器表面のバーコ
ードをバーコードリーダで読み込んで加熱の可否を判定
することとすれば、缶容器表面の表示として既存のバー
コードの利用が可能であり、更にバーコード読み込み時
に缶容器を回転させる手段を設ければバーコードの読込
が確実となる。
【0010】
【作用】この発明においては、缶入飲食品の缶容器の表
面温度を直接検出し、この表面温度が設定された加熱温
度に達したら加熱を終了する。すなわち、商品の最終到
達温度を直にチェックするので、商品の初期温度や熱容
量に関係なく常に最適温度まで加熱できる。この種の誘
導加熱装置では加熱効率をよくし、また中身飲食品の部
分過熱を防止するために、缶容器に振動を与えたり回転
させたりすることが多いが、そのような場合には放射温
度センサのような非接触形の温度センサを用いて缶容器
の表面温度を測定すれば、接触形の温度センサを用いる
よりもセンサの耐久性及び温度測定精度の点で有利とな
る。
【0011】更に、この発明の装置において、加熱中に
残り加熱時間(出来上がり時間)の変化を時々刻々に表
示する手段を設ければ、加熱終了までの待ち時間の変化
がわかり便利である。残り加熱時間は温度センサが検出
する商品の初期温度と設定加熱温度との温度差、予め入
力した商品の熱容量及び加熱コイルの加熱能力から演算
させることができる。もっとも、この加熱時間はあくま
でも参考表示であり、実際の加熱は検出温度が設定温度
に達し次第、この加熱時間の経過前でも自動的に終了さ
せる。上記加熱時間の表示に代えて、あるいはこれと併
用して温度センサが検出した缶容器表面温度の変化を時
々刻々表示する手段を設ければ、設定温度よりもぬるめ
を希望する客の場合に加熱を早めに手動停止させること
ができて便利である。
【0012】一方、この発明においては、缶入飲食品の
缶容器表面の表示からこの缶入飲食品の加熱の可否を判
定し、加熱不可のときにはその旨を警報する。これによ
り、加熱不可の缶入飲食品をうっかり加熱してしまう危
険を回避することが可能となる。ところで、缶入飲食品
の缶容器表面には、メーカーでの出荷管理やスーパーな
どでの販売情報管理に利用するために、内容物の種類、
価格、製造年月日などの情報を示すバーコードが付され
ているのが普通である。そこで、このバーコードを読み
込んで加熱の可否を判定させることとすれば、加熱可否
判定のための新たな表示を別途設ける必要がなくなる。
このバーコードによる判定は、加熱不可の缶入飲食品に
対応する内容物のデータを予め加熱装置内に登録してお
き、バーコードからの読み込み情報をこの登録データと
対比させて、該当するものを排除することにより実施可
能である。
【0013】またその場合、バーコード読み込み時に缶
入飲食品を回転させる手段を設ければ、加熱装置への缶
挿入時にバーコードを一々バーコードリーダに対面させ
なくても回転中にバーコードを読み込ませることがで
き、位置ずれによる読込の失敗がなくなる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図7に基づいて、コンビニエン
スストアなどで接客カウンタに組み込まれるこの発明の
加熱装置の実施例について説明する。実施例1 図1〜図5は缶容器の表面温度を検出して加熱制御を行
う加熱装置の実施例を示すもので、まず図1は加熱装置
の縦断面図、図2はその平面図である。図1及び図2に
おいて、箱状の本体1内には、加熱コイル2、その内側
に缶入飲食品3を導く円筒状の缶ガイド4、缶入飲食品
3を把持して回転する回転台5、これを駆動する回転台
モータ6、缶入飲食品3の缶容器の表面温度を非接触で
検出する放射温度センサ7、加熱コイル2に高周波電流
を供給するインバータ8、制御部9、操作パネル10、
加熱コイル2を冷却する冷却ファン11、本体1内を換
気する排気ファン12などが収容されている。
【0015】本体1の上面の一部は缶ガイド4と対面す
る扉1aとなっており、鎖線で示すようにヒンジ1bを
支点に扉1aを開いて缶入飲食品3を図示の通り挿入
し、再び扉1aを閉じて加熱コイル2に通電する。回転
台5上の缶入飲食品3の上部は挿脱のためのつかみ代と
して缶ガイド4から突出しているが、放射温度センサ7
はこの突出部の側面から放射される赤外線エネルギを感
知して缶容器の表面温度を検出する。放射温度センサ7
としては、サーミスタボロメータ、サーモパイルなどが
使用可能である。なお、温度の検出部位は缶容器の側面
に限らず、上下端面でも差し支えない。操作パネル10
は扉1aの横に配置され、操作面が本体1の窓穴から上
面に臨んでいる。
【0016】図3は操作パネル10の操作面を拡大して
示したもので、操作面には加熱装置を起動させるスター
トボタン10a、加熱装置を途中で手動停止させるスト
ップボタン10b、電源表示ランプ10c、異常表示ラ
ンプ10d、加熱の程度を熱い,普通,ぬるいの3段階
に調節する設定ボタン10e、その設定表示ランプ10
f及び出来上がり時間(秒)を表示する2桁の表示部
(LCD)10gが図示の通り配設されている。
【0017】図4は制御ブロック図を示すものである。
漏電遮断器13及びノイズフィルタ14を介してAC200V
電源に接続されたインバータ8は 2.5KWの容量を持ち、
25KHz の高周波電流を発生して加熱コイル2に供給す
る。一方、制御部9にはトランス15でAC100Vに降圧さ
れた後、電源ボックス16で DC24V及び8Vに変換された
直流が供給される。制御部9は放射温度センサ7及びコ
イル温度センサ17からの温度信号、扉スイッチ18か
らの扉1aの開閉信号、操作パネル10からの操作信号
などを入力し、インバータ8、回転台モータ6、冷却フ
ァン11、排気ファン12などの起動・停止制御を行
う。図1あるいは図2には示してないが、コイル温度セ
ンサ17は加熱コイル2に密接して設けられ、その異常
過熱を検出して緊急停止させるものであり、また扉スイ
ッチ18は扉1aと連動し、扉1aが開いているときは
加熱を禁止して磁束漏れの防止や安全を図るものであ
る。
【0018】上述した加熱装置の制御動作を図5のフロ
ーチャートにより説明する。スタートボタン10aが押
されると制御部9は扉スイッチ18からの信号により扉
1aが閉じているかチェックし(ステップS1)、閉じ
ていたら放射温度センサ7で検出した加熱前の缶容器の
表面温度と設定ボタン10eに対応する設定加熱温度と
の温度差、予め入力された缶入飲食品3の熱容量及び加
熱コイル2の加熱能力により所要加熱時間(出来上がり
時間)を演算して表示部10gに表示する(ステップS
2)。同時に回転台モータ6を起動し(ステップS
3)、次いでインバータ8を起動して加熱を開始する
(ステップS4)。これにより缶入飲食品3の缶容器に
誘導電流が流れ、そのジュール熱で発熱した缶容器から
の熱伝達により中身商品が加熱される。その際、缶入飲
食品3は回転により全体がむらなくかつ効率よく加熱さ
れる。
【0019】その後、時間が1秒経過したかをチェック
し(ステップS5)、経過すれば表示部10gの残り時
間表示を−1した後(ステップS6)、放射温度センサ
7で検出した缶容器の表面温度が設定加熱温度に達した
かをチェックする(ステップS7)。達していなけれ
ば、コイル温度センサ17が検出したコイル温度と予め
設定された異常温度とを比較して加熱コイル2の過熱を
チェックし(ステップS8)、過熱していなければ続い
てストップボタン10bからのストップ信号の有無をチ
ェックし(ステップS9)、ストップ信号がなければス
テップS5に戻る。また、ステップS7で設定温度に達
しているか、ステップS8で加熱コイル2が過熱してい
るか、ステップS9でストップ信号があるかすれば、イ
ンバータ8を停止させ(ステップS10)、次いで回転
台モータ6を停止させ(ステップS11)、最後に表示
部10gの表示をクリヤして(ステップS12)、運転
を終了する。
【0020】表示部10gには缶容器の表面温度を表示
することもでき、その場合に切換えスイッチを別途設け
ていずれか一方を切換え表示するようにすれば一層便利
である。もちろん、表示部を別々に2個設けてもよい。
また、実施例では接客カウンタに組み込まれる加熱装置
の例を示したが、この発明は自動販売機に内蔵する加熱
装置にも適用可能である。その場合には図示構成に加え
て、ベッドラックから搬出された商品を加熱コイル内に
導く機構、加熱後の商品を商品取出口に送出する機構な
どを設ければよい。
【0021】実施例2 図6及び図7は上述実施例1の構成に加えて、缶容器表
面のバーコードをバーコードリーダで読み込んで加熱可
否制御を行うようにした実施例を示すもので、図6は操
作パネルの操作面の拡大図、図7は制御動作のフローチ
ャートである。なお、加熱装置の構成図及び制御ブロッ
ク図は図1、図2及び図4を援用するものとし、また図
6において図3と対応する部分には同一の符号を用いる
ものとする。
【0022】さて、この実施例では図1、図2及び図4
に示すように、缶入飲食品3の缶ガイド4から突出する
部分に対面するようにバーコードリーダ19が配設さ
れ、このバーコードリーダ19は缶容器表面に印刷され
たバーコード20(図4)を読み込むようになってい
る。バーコード20には缶入飲食品3の内容物、価格、
製造年月日などの情報が示され、これらの情報はメーカ
ーの出荷時やスーパーなどでの販売時に読み込まれて各
種の管理に供される。一方、制御部9内のメモリには、
溶接缶を使用したものや炭酸飲料など加熱不可の缶入飲
食品3の内容物のデータが登録されており、制御部9は
バーコードリーダ19が読み込んだバーコード20の内
容物情報とメモリ内の登録データとを対比して、一致す
る場合には警報ブザー21を鳴らし、同時に赤色の警報
ランプ22を点滅させるようになっている。
【0023】図6の操作パネル10には実施例1と同
様、スタートボタン10aストップボタン10b、電源
表示ランプ10c、異常表示ランプ10d、表示部10
gが設けられているが、他に上記警報ランプ22、温度
設定ボタン10h、及び加熱工程ランプ10iが設けら
れている。温度設定ボタン10hは図示の通りパネル面
に例示された目安表に基づいて加熱温度を任意に設定す
るためのもので、入力された温度データは制御部9内の
メモリに記憶され、またその数値は表示部10gに表示
される。加熱が開始されると設定温度表示はいったん常
温を示した後、温度上昇とともに変化し、同時に加熱工
程ランプ10iの矢印の点灯が右に進行するとともに、
出来上がりと同時に右端の方形が点灯する。
【0024】その間の制御動作について図7のフローチ
ャートにより説明する。スタートボタン10aが押され
ると制御部9は扉スイッチ18からの信号により扉1a
が閉じているかチェックし(ステップS1)、閉じてい
たらバーコードリーダ19を起動させ(ステップS
2)、同時に回転台5を起動させてまず低速で缶入飲食
品3を回転させる(ステップS3)。そして、低速回転
中の缶容器からバーコード20を読み込み(ステップS
4)、その内容物情報から缶入飲食品3の加熱可否をチ
ェックする(ステップS5)。その結果、加熱不可と判
定したらバーコードリーダ20及び回転台5を停止し
(ステップS15)、同時に警報ブザー21を鳴らすと
ともに警報ランプ22を点滅させて加熱不可の旨の警報
を発する(ステップS16)。その後、扉1aが開いた
かをチェックし(ステップS17)、開いたら警報を停
止するとともに(ステップS18)、メモリ内の設定温
度データをクリヤして処理を終了する(ステップS1
4)。
【0025】一方、ステップS5において加熱可能と判
定したら、バーコードリーダ19を停止するとともに回
転台を通常回転させ(ステップS6)、次いでインバー
タ8を起動して加熱を開始する(ステップS7)。これ
により缶入飲食品3の缶容器が加熱されるが、その表面
温度を放射温度センサ7で検出して表示部10gに表示
するとともに加熱工程ランプの点灯を進行させつつ(ス
テップS8)、検出温度が設定温度に達したかをチェッ
クする(ステップS9)。設定温度に達していなけれ
ば、コイル温度センサ17が検出したコイル温度と予め
設定された異常温度とを比較して加熱コイル2の過熱を
チェックし(ステップS10)、過熱していなければ続
いてストップボタン10bからのストップ信号の有無を
チェックし(ステップS11)、ストップ信号がなけれ
ばステップS8に戻る。ステップS9で設定温度に達し
ているか、ステップS10で加熱コイル2が過熱してい
るか、ステップS11でストップ信号があるかすれば、
インバータ8を停止させ(ステップS12)、次いで回
転台5を停止させた後(ステップS13)、設定温度デ
ータをクリヤして処理を終了する(ステップS14)。
【0026】上述した実施例2では缶入飲食品3の加熱
可否を判定するための表示として既存のバーコードを用
いたが、加熱可否を表すマークを別途に施すとともに、
その有無を識別するセンサを設けて加熱可否を判定させ
ることももちろん可能である。そに場合、上記マークを
缶容器の全周にわたる鉢巻き状としておけば、缶入飲食
品3を停止させたままマークを検出することができる。
また、加熱不可の場合に、例えばソレノイドで缶入飲食
品を回転台から突き落とし、シュータを介して返却口に
導くような排除機構を設けることも可能である。自動販
売機では加熱後の商品を商品取出口に送出する機構が設
けられるので、加熱不可の場合にもこの機構を用いて商
品取出口に返却すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば以下の効
果が得られる。 (1) 缶容器の表面温度を検出し、この検出温度が設定加
熱温度に達したら加熱を終了させるので、缶入飲食品の
初期温度や熱容量に関係なく缶容器の最終到達温度を直
に確認することができ、一律に一定時間加熱したり、缶
入飲食品の直径や重量から間接的に熱容量を推定する従
来構成に比べて正確な加熱温度制御が可能となる。な
お、実験によれば、缶入飲食品を回転させながら誘導加
熱した場合の缶容器の表面と中身飲食品との温度差は1
℃以下でほとんど差がない。 (2) その場合に缶容器の表面温度を非接触形の温度セン
サで検出すれば、加熱時に缶入飲食品を振動させたり回
転させたりしても温度センサに衝撃や磨耗を与えず、温
度センサの耐久性の上で有利となるとともに温度検出が
より正確となる。 (3) 更に、加熱中に出来上がりまでの残り時間を表示す
れば待ち時間が分かり、また検出中の缶容器の表面温度
を表示すれば設定加熱温度に達する前に所望の温度で加
熱を手動停止させることができて便利となる。 (4) 缶入飲食品の缶容器表面の表示からこの缶入飲食品
の加熱の可否を判定し、加熱不可のときにはその旨を警
報するようにしたので、加熱不可の缶入飲食品を誤って
加熱して事故を起こす心配がない。 (5) その場合に内容物の種類などの情報を示すために缶
容器表面に付されているバーコードを読み込んで加熱の
可否を判定させることとすれば、加熱可否判定のための
新たな表示を別途設ける必要がない。 (6) 更に、バーコード読み込み時に缶入飲食品を回転さ
せる手段を設ければ、加熱装置への缶挿入時にバーコー
ドを一々バーコードリーダに対面させなくても回転中に
バーコードを確実に読み込ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の加熱装置の内部構成を示
す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2における操作パネルの操作面の拡大図であ
る。
【図4】図1の加熱装置の制御ブロック図である。
【図5】図1の加熱装置の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図6】この発明の実施例2の加熱装置の操作パネルの
操作面の拡大図である。
【図7】この発明の実施例2の加熱装置の制御動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体 1a 扉 2 加熱コイル 3 缶入飲食品 4 缶ガイド 5 回転台 7 放射温度センサ 8 インバータ 9 制御部 10 操作パネル 17 コイル温度センサ 18 扉スイッチ 19 バーコードリーダ 20 バーコード 21 警報ブザー 22 警報ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 篤幸 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶入飲食品を誘導加熱により加熱する装置
    において、缶入飲食品の加熱中にその缶容器の表面温度
    を検出する手段と、この検出手段により検出した前記表
    面温度が設定された加熱温度に達したら加熱を終了させ
    る制御手段とを設けたことを特徴とする缶入飲食品の加
    熱装置。
  2. 【請求項2】缶容器の表面温度を検出する手段を非接触
    形の温度センサを用いて構成したことを特徴とする請求
    項1記載の缶入飲食品の加熱装置。
  3. 【請求項3】加熱中に残り加熱時間又は缶容器の表面温
    度の変化を逐次表示する手段を設けたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の缶入飲食品の加熱装置。
  4. 【請求項4】缶入飲食品を誘導加熱により加熱する装置
    において、缶入飲食品の缶容器表面の表示からこの缶入
    飲食品の加熱の可否を判定する手段と、その判定結果が
    加熱不可のときにその旨を警報する手段とを設けたこと
    を特徴とする缶入飲食品の加熱装置。
  5. 【請求項5】判定手段は缶容器表面のバーコードをバー
    コードリーダで読み込んで加熱の可否を判定することを
    特徴とする請求項4記載の缶入飲食品の加熱装置。
  6. 【請求項6】バーコード読み込み時に缶容器を回転させ
    る手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の缶入飲
    食品の加熱装置。
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