JPH0434687A - 自動販売機の誘導加熱制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コーヒー等の缶入り飲料商品（以後、缶飲料
と呼ぶ）を販売時に誘導加熱して温販売する自動販売機
の誘導加熱制置装置に関するものである。

従来の技術 近年、特開昭５３−４１２９５号公報にみられるように
誘導加熱技術を応用して、缶飲料を販売時に短時間で加
熱して温販売する自動販売機が考案されている。

以下図面を参照しながら従来の自動販売機の一例につい
て説明する。第５図は従来の自動販売機の正面図、第６
図は第５図のＩ−Ｉ″線断面図を示すものである。第５
図及び第６図において、１は自動販売機本体であり、そ
の内部にコーヒー等の缶飲料２を収容し、この缶飲料２
を１個ずつ供給する貯蔵室３と、冷販売用商品収納装置
４と、温販売用商品収納装置５を内装している。上述し
た商品収納装置の下方には冷販売用放出手段６、温販売
用放出手段７がおのおの設けられている。

８は貯蔵室３に缶飲料２の入れ替えを行うオペレータが
缶飲料２ｔ−収容する時に開放する扉体で、前面に冷販
売用放出手段６ｔ！：作動させる冷販売スイッチ９、温
販売用放出手段７．ｔ−作動させる温販売スイッチ１０
及び販売口１１を形成している。１２は温販売する缶飲
料２を誘導加熱する加熱コイルで温販売用商品収納装置
５の下方に設けられている。

以上のように構成された自動販売機の誘導加熱制御装置
の動作について説明する。

まず冷販売スイッチ９が押された場合、冷販売用放出手
段６が作動し、冷販売用商品収納装置４から冷蔵された
缶飲料２を販売口１１に放出する。

次に温販売スイッチ１０が押された場合は、温販売用放
出手段７が作動し、温販売用商品収納装置５から冷蔵ま
たは温蔵された缶飲料２が１本放出され加熱コイル１２
に導入され、この加熱コイル１２に高周波電力を供給し
誘導加熱により温販売温度まで缶飲料２の温度を高めて
から缶飲料２を販売口１１に搬出するものである。

発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような構成では、対流の悪い高粘度飲
料を加熱すると缶表面が焦げる可能性があり、又、炭酸
飲料等の高圧飲料を加熱すると爆発する可能性がある。

高粘度飲料については加熱出力を下げれば対応可能であ
るが、加熱時間が長くなるという問題がある。この種の
自動販売機は加熱時間を出来る限り短くしなければなら
ない。

従って、高粘度飲料や炭酸飲料は誘導加熱による温販売
から除外している。しかし自動販売機１の商品の入れ替
えを行うオペレータが温販売用商品収納装置５に高粘度
飲料や炭酸飲料を誤投入した場合、前記の如く缶表面が
焦げたり、缶が爆発したりするという課題を有していた
。

本発明は上記課題に鑑み、高粘度飲料や炭酸飲料が誤投
入された場合でも、誤って加熱しない安全な自動販売機
の誘導加熱制御装置ｆ：提供することを目的とするもの
である。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の自動販売機の誘導
加熱制御装置は、誘導加熱−可能な缶飲料に加熱可能を
示すリング状マークが蓋部の缶壁に施されている缶飲料
を販売する自動販売機であって、缶飲料を受ける電気絶
縁物で成形し傾斜させた受け台と、前記受け台に並接し
缶飲料を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに
誘導加熱のための高周波電力を供給する高周波電力変換
装置と、前記受け台に取り付けられ、缶飲料のマークを
検知する奇数かなるマーク検知器群と、このマーク検知
群のうち過半数がマーク有りと検知した時に加熱可能と
判断するマーク判別手段と、加熱可能と判断した缶飲料
のみを加熱する販売制御手段を備えたものである。

また、予め加熱可能な缶飲料に加熱可能を示すマークを
蓋部に施した缶飲料専用とし、缶飲料を受ける電気絶縁
物で成形し傾斜させた受け台と、受け台に並接し缶飲料
を誘導加熱する円弧板状に巻設された加熱コイルと、加
熱コイルに誘導加熱のための高周波電力を供給する高周
波電力変換装置と、受け台の底面に取り付けられ、受け
台の中の缶飲料の径を検知する缶径検知手段と、缶径検
知手段の出力により缶径を判断する缶径判別手段と、受
け台の底面に取り付けられ、径の違う缶飲料のマークを
検知する第１のマーク検知器群と、第２マーク検知器群
とからなるマーク検知手段と、缶径判別手段の出力によ
り第１と第２のマーク検知器群との出力を切り替える選
択回路と、第１または第２のマーク検知器群のうち過半
数がマーク有りと検知した時に加熱可能と判断するマー
ク判別手段と、加熱可能と判断した缶飲料のみを加熱す
る販売制御手段ｔ−儂えたものである。

作用 本発明は上記した構成により、自動販売機の商品の入れ
替えを行うオペレータが温販売用商品収納装置に加熱不
可能な高粘度飲料や炭酸飲料を誤投入した場合でも、奇
数からなるマーク検知器からなるマーク判別手段で、過
半数がマーク有りと判別したとき缶飲料を加熱する。ま
た、加熱可能を示すリング状マークが蓋部の缶壁に施さ
れている缶飲料とマークの施されていない加熱不可能な
缶飲料に対し、リング状マークに沿って並設された第１
及び第２のマーク検知器群のうち過半数がマーク有りと
検知した時に加熱可能と判断するため、ノイズによる誤
動作や缶表面の凸凹のために光が正常に反射してこない
事により正しいマーク検知ができないマーク検知手段が
有っても過半数で判断するため確実に判別でき、その結
果缶表面が焦げたり、缶が爆発したりするといった危険
のない安全な自動販売機の誘導加熱制御装置が提供でき
るものである。

また、市販されている太田と細缶を検知し缶の径の違い
にも対応できるものである。

実施例 以下本発明の一実施例の自動販売機の誘導加熱制御装置
について図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す自動販売機の断面図、
第２図は制御ブロック図である。尚、従来例と同一部分
についてはその詳細な説明を省略する。

第１図において、１３は冷販売用商品収納装置４の商品
搬出口であり、１４は温販売用商品収納装置５の商品搬
出口である。１５は缶飲料２が加熱適用缶か否かの判断
を行ない、加熱を行なう加熱コイルユニットである。加
熱コイルユニット１５の構成は第３図に示すように、傾
斜させた受け台１６と、受け台１６に並接し缶飲料２を
誘導加熱する円弧板状に巻設された加熱コイル１２と、
受け台１６の中の缶飲料２の径を検知する缶径検知手段
１７、及びリング状マークＭに沿フて並設されたマーク
検知手段１８で構成されている。リング状マークＭの形
状は市販されている缶飲１＋１４２が太田（径６６ｍｍ
）２ａと細缶（径５３ｍｍ）２ｂに対し、それぞれ太田
リング状マークＭ１、細缶リング状マークＭ２が蓋部分
に円周上に施されている。よって傾斜させた受け台１６
の中に太田２ａ、細缶２ｂが入ると径の差の分（Ｌ）だ
けずれることとなる。又、缶径検知手段１７、マーク検
知手段１８は受け台１６の底面に取り付けられだ反射型
の光センサである。缶径検知手段１７は太田２ａと細缶
２ｂが受け台１６に入った時のずれＬの間の物体の有無
を検知できるように取り付けられており、受け台１６の
中の缶飲料２が太田２ａの場合は缶飲Ｆ４２の蓋部分か
らの反射により光信号が戻ってくる。受け台１６の中の
缶飲料２が細缶２ｂの場合は缶飲料２の蓋部分からの反
射がないので光信号は戻ってこないこととなる。

マーク検知手段１８はマーク検知器１，２，３゜４．５
　１８−１．１８−２．１８−８．１８−４・１８−５
からなる第１．のマーク検知器群１８−ａ、マーク検知
器６，７，８，９，１０　１８−６．１８−７．１８−
８．１８−９．１８−１０からなる第２のマーク検知器
群１８−ｂで構成されており、第１のマーク検′知器群
１８−ａは太田２ａのリング状マークＭ１を検知する位
置に、第２のマーク検知器群１８−ｂは細缶２ｂのリン
グ状マークＭ２を検知する位置にそれぞれ取り付けられ
ている。このマーク検知手段１８は缶飲料２にマークが
あれば光信号が戻ってこす、マークがなければ光信号が
戻ってくることとなる。

第２図において１９は加熱コイル１２に高周波電力を供
給する高周波電力変換装置、２０は制御手段である。制
御手段２０は缶径判別手段２１、選択回路２２、マーク
判別手段２３、販売制御手段２４で構成されている。缶
径判別手段２１は缶径検知手段１７に接続され、光信号
が戻って来たか米ないかにより受け台１６の中の缶飲料
２が太田２ａか細缶２ｂかの判別を行ない缶径判別信号
を出力する。選択回路２２は第１のマーク検知器群１８
−　ａ　、第２のマーク検知器群１８−ｂ、缶径検知手
段２１の出力に接続されており、缶径検知手段２１が太
田２ａと判断すれば第１のマーク検知器群１８−ａの出
力を選択し、細缶２ｂと判断すれば第２のマーク検知器
群１８−ｂｔ−選択する。

マーク判別手段２３は選択回路２２の出力に接続されて
おり、両者のうち多い方を真として出力する。つまりマ
ーク有りと検知したものが多ければマーク有り、マーク
無しと検知したものが多ければマーク無しの判断を行な
うものである。販売制御手段２４は温販売スイッチ１０
、マーク判別手段２３の出力を入力とし、温販売用搬出
手段７、加熱終了搬出手段２５、及び高周波電力変換装
置１９に出力するもので、温販売スイッチ１０が押され
れば温販売用搬出手段７を動作させて缶飲料２ｆ−受け
台１６の中にいれ、その後にマーク判別手段２３の出力
により加熱適用缶か否かの判断を行ない、加熱適用缶で
あれば高周波電力変換装置１９に一定時間缶飲料２を加
熱する加熱指令を出力する。この時高周波電力変換装置
１９は加熱コイル１２に高周波電力を供給し缶飲料２を
加熱する。加熱非適用缶であれば加熱終了搬出手段２５
により缶飲料２を搬出する。

以上のように構成された自動販売機の誘導加熱制御装置
について第４図に示す動作フローチャートにより動作を
説明する。まず制御手段２０は温販売スイッチ１０がＯ
Ｎされたかどうかを判断する（ステップ１）、ＯＮされ
た場合は次のステップに進み、温販売用搬出手段７を作
動させ缶飲料２を受け台１６に導入する（ステップ２）
０次に、缶径検知手段１７の出力により受け台１６に導
入された缶飲料２が太田２ａか細缶２ｂかの判断を行な
う（ステップ３）０缶飲料２が太田２ａであればステッ
プ４に進み第１のマーク検知器群１８−ａの出力を入力
する。また缶飲料２が細缶２ｂであればステップ５に進
み第２のマーク検知器群ＩＢ−ｂの出力を入力する０次
にステップ６に進みステップ４またはステップ５で入力
されたマーク検知信号により受け台１６の中の缶飲料２
にマークが有るか無いかの判断を行なう。これ紘横知し
たマーク信号の多い方を真とするものである。過半数が
マーク有りであれば加熱適用缶と判断し誘導加熱を行う
（ステップ７）。そして加熱が終了すれば、加熱終了搬
出手！２５を作動させ缶飲料を販売口に搬出し加熱販売
を完了する（ステップ８）。又、ステップ６で、過半数
がマーク有りでなければ加熱非適用缶と判断し、加熱を
せずに加熱終了搬出手段２５を作動させ缶飲料を販売口
に搬出するものである。

以上のように本実施例によれば、自動販売機の商品の入
れ替えを行うオペレータが温販売用商品収納装置に加熱
不可能な高粘度飲料や炭酸飲料を誤投入した場合でも、
奇数からなるマ・−り検知器からなるマーク判別手段１
２−ａで、過半数がマーク有りと判別したとき缶飲料を
加熱するので誤検出による加熱が無いものである。

また、温販売用商品収納装置５に高粘度飲料や炭酸飲料
等の加熱非適用缶を誤投入した場合でも、第１または第
２のマーク検知手段のうち過半数のマーク検知手段がマ
ーク有りと判別した時に加熱可能と判断するため、ノイ
ズによる誤動作や缶表面の凸凹のために光が正常に反射
してとない事により正しいマーク検知ができないマーク
検知手段が有っても確実に判別１き、その結果従来のよ
うに誤って加熱非適用缶を加熱して、缶表面が焦げたり
、缶が爆発したりするといった危険のない安全な自動販
売機の誘導加熱制御装置が提供できるものである。

また、市販されている太田と細缶を検知し缶の径の違い
にも対応できるものである。

発明の効果 以上、実施例からも明らかなように本発明の自動販売機
の誘導加熱制御装置は、誘導加熱可能な缶飲料に加熱可
能を示すリング状マークが蓋部の缶壁に施されている缶
飲料を販売する自動販売機であって、缶飲料を受ける電
気絶縁物で成形し傾斜させた受け台と、前記受け台に並
接し缶飲料を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイ
ルに誘導加熱のための高周波電力を供給する高周波電力
変換装置と、前記受け台に取り付けられ、缶飲料のマー
クを検知する奇数かなるマーク検知器群と、このマーク
検知群のうち過半数がマーク有りと検知した時に加熱可
能と判断するマーク判別手段と、加熱可能と判断した缶
飲料のみを加熱する販売制御手段を習えたもので、マー
ク検知器群の過半数がマーク付きと検出したときにのみ
加熱するので、誤検出による加熱がないものである。

また、予め加熱可能な缶飲料に加熱可能を示すマークを
上下蓋部施した缶飲料専用とし、缶飲料を受ける電気絶
縁物で成形し傾斜させた受け台と、受け台に並接し缶飲
料を誘導加熱する円弧板状に巻設された加熱コイルと、
加熱コイルに誘導加熱のための高周波電力を供給する高
周波電力変換装置と、受け台の底面に取り付けられ、受
け台の中の缶飲料の径を検知する缶径検知手段と、缶径
検知手段の出力により缶径を判断する缶径判別手段と、
受け台の底面に取り付けられ、径の違う缶飲料のマーク
を検知する第１のマーク検知器群と、第２マーク検知器
群とからなるマーク検知手段と、缶径判別手段の出力に
より第１と第２のマーク検知器群との出力を切り替える
選択回路と、第１または第２のマーク検知器群のうち過
半数がマーク有りと検知した時に加熱可能と判断するマ
ーク判別手段と、加熱可能と判断した缶飲料のみを加熱
する販売制御手段を備えたものであるから、市販されて
いる太田や紀伝にかかわらず自動販売機の商品の入れ替
えを行うオペレータが温販売用商品収納装置に高粘度飲
料や炭酸飲料等の加熱非適用缶を誤投入した場合でも、
ノイズによる誤動作や缶表面の凸凹のために光が正常に
反射してこない事により正しいマーク検知ができないマ
ーク検知手段が有っても確実に判別でき、その結果従来
のように誤って加熱非適用缶を加熱して、缶表面が焦げ
たり、缶が爆発したりするといった危険のない安全な自
動販売機の誘導加熱制御装置が提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に於ける自動販売機の断面図
、第２図は第１図の自動販売機の誘導加熱制御装置の制
御ブロック図、第３図は第２図自動販売機の断面図内の
加熱コイルユニットの構成図、第４図は動作フローチャ
ート、第５図は従来の自動販売機の正面図、第６図は第
５図の１−１’線断面図である。 ２・　・缶飲料、１２・　・加熱コイル、１６・・・受
け台、１７・　・缶径検知手段、１８・　・マーク検知
手段、１８−ａ・・・第１のマーク検知器群、１８−ｂ
・・・第２のマーク検知器群、１９　　・高周波電力変
換装置、２１・　・缶径判別手段、２２・・・選択回路
、２３・・・マーク判別手段、２４・・・販売制御手段
。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第 因 ！ 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）誘導加熱可能な缶飲料に加熱可能を示すリング状
   マークが蓋部の缶壁に施されている缶飲料を販売する自
   動販売機であって、缶飲料を受ける電気絶縁物で成形し
   傾斜させた受け台と、前記受け台に並接し缶飲料を誘導
   加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに誘導加熱のた
   めの高周波電力を供給する高周波電力変換装置と、前記
   受け台に取り付けられ、缶飲料のマークを検知する奇数
   からなるマーク検知器群と、このマーク検知群のうち過
   半数がマーク有りと検知した時に加熱可能と判断するマ
   ーク判別手段と、加熱可能と判断した缶飲料のみを加熱
   する販売制御手段を備えたことを特徴とする自動販売機
   の誘導加熱制御装置。
2. （２）マーク検知群を少なくとも５個からなるマーク検
   知器から形成してなる請求項（１）記載の自動販売機の
   誘導加熱制御装置。
3. （３）誘導加熱可能な缶飲料に加熱可能を示すリング状
   マークが蓋部の缶壁に施されている缶飲料を販売する自
   動販売機であって、缶飲料を受ける電気絶縁物で成形し
   傾斜させた受け台と、前記受け台に並接し缶飲料を誘導
   加熱する円弧板状に巻設された加熱コイルと、前記加熱
   コイルに誘導加熱のための高周波電力を供給する高周波
   電力変換装置と、前記受け台の底面に取り付けられ、前
   記受け台の中の缶飲料の径を検知する缶径検知手段と、
   前記缶径検知手段の出力により缶径を判断する缶径判別
   手段と、前記受け台に取り付けられ、径の違う缶飲料の
   マークを検知する第１のマーク検知器群と、第２のマー
   ク検知器群とからなるマーク検知手段と、前記缶径判別
   手段の出力により第１と第２のマーク検知器群との出力
   を切り替える選択回路と、前記第１または第２のマーク
   検知器群のうち過半数がマーク有りと検知した時に加熱
   可能と判断するマーク判別手段と、加熱可能と判断した
   缶飲料のみを加熱する販売制御手段を備えたことを特徴
   とする自動販売機の誘導加熱制御装置。