JP3259808B2 - 缶入飲食品の加熱装置 - Google Patents
缶入飲食品の加熱装置Info
- Publication number
- JP3259808B2 JP3259808B2 JP10306095A JP10306095A JP3259808B2 JP 3259808 B2 JP3259808 B2 JP 3259808B2 JP 10306095 A JP10306095 A JP 10306095A JP 10306095 A JP10306095 A JP 10306095A JP 3259808 B2 JP3259808 B2 JP 3259808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- canned food
- drink
- barcode
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Description
アやファーストフードストアの接客カウンタに組み込ん
だり自動販売機に内蔵させたりして、缶入飲食品(コー
ヒー、お茶、牛乳、茶碗蒸し、味噌汁など)の加熱サー
ビスに使用する誘導加熱方式の加熱装置に関する。
を温蔵庫内に保管する方法が一般的であるが、温蔵庫は
場所を取る上、収納容量に制限があり、また保管中に中
身飲食品の変質を伴いやすいなどの問題がある。そこ
で、特に鉄系の缶入飲食品については販売の都度、誘導
加熱により商品を加熱して提供するサービスが行われて
いる(例えば特開平2−81198号公報参照)。
には加熱不可のもの、すなわち溶接缶を使用したものや
炭酸飲料などがあり、これらを誤って加熱すると缶の溶
接部が外れたり、爆発したりする。ところが、従来は加
熱可否の判別を目視にのみ頼っているため、特に客が加
熱装置を操作する場合には加熱不可の缶入飲食品を誤っ
て加熱してしまう危険があった。
確実に誘導加熱できる缶入飲食品の加熱装置を提供する
ことを目的とするものである。
に、この発明は、缶入飲食品を誘導加熱により加熱する
装置において、前記缶入飲食品の缶容器表面のバーコー
ドをバーコードリーダで読み込んで加熱の可否を判定す
る手段と、前記バーコードの読み込み時及び前記缶入飲
食品の加熱時に前記缶容器を回転させる手段と、前記判
定手段による判定結果が加熱可のときにのみ前記缶入飲
食品を加熱する手段とを設けるとともに、前記バーコー
ドの読み込み時は前記缶容器を低速回転させ、前記缶入
飲食品の加熱時は前記缶容器を通常回転させるようにす
るものである。
の表示からこの缶入飲食品の加熱の可否を判定し、加熱
可のときにのみ缶入飲食品を加熱する。これにより、加
熱不可の缶入飲食品をうっかり加熱してしまう危険を回
避することができる。ここで、缶入飲食品の缶容器表面
には、メーカーでの出荷管理やスーパーなどでの販売情
報管理に利用するために、内容物の種類、価格、製造年
月日などの情報を示すバーコードが付されているのが普
通である。そこで、このバーコードを読み込んで加熱の
可否を判定させるものとする。これにより、加熱可否判
定のための新たな表示を別途設ける必要がない。
読み込み時及び缶入飲食品の加熱時に缶容器を回転させ
る手段を設ける。これにより、加熱装置への缶挿入時に
バーコードを一々バーコードリーダに対面させなくても
回転中にバーコードを読み込ませることができ、位置ず
れによる読込の失敗がなくなり、かつ加熱中の缶容器の
回転により加熱の均一化を図ることができる。その場
合、バーコードの読み込み時に缶容器を高速で回転させ
るとバーコードの読込が困難になる。そこで、この発明
においては、バーコード読み込み時には缶容器を低速で
回転させてバーコードの読込を容易にし、加熱時には通
常回転で回転させる。
スストアなどで接客カウンタに組み込まれるこの発明の
加熱装置の実施例について説明する。まず、図1は加熱
装置の縦断面図、図2はその平面図である。図1及び図
2において、箱状の本体1内には、加熱コイル2、その
内側に缶入飲食品3を導く円筒状の缶ガイド4、缶入飲
食品3を把持して回転する回転台5、これを駆動する回
転台モータ6、缶入飲食品3の缶容器の表面温度を非接
触で検出する放射温度センサ7、加熱コイル2に高周波
電流を供給するインバータ8、制御部9、操作パネル1
0、加熱コイル2を冷却する冷却ファン11、本体1内
を換気する排気ファン12などが収容されている。
る扉1aとなっており、鎖線で示すようにヒンジ1bを
支点に扉1aを開いて缶入飲食品3を図示の通り挿入
し、再び扉1aを閉じて加熱コイル2に通電する。回転
台5上の缶入飲食品3の上部は挿脱のためのつかみ代と
して缶ガイド4から突出しているが、放射温度センサ7
はこの突出部の側面から放射される赤外線エネルギを感
知して缶容器の表面温度を検出する。放射温度センサ7
としては、サーミスタボロメータ、サーモパイルなどが
使用可能である。なお、温度の検出部位は缶容器の側面
に限らず、上下端面でも差し支えない。操作パネル10
は扉1aの横に配置され、操作面が本体1の窓穴から上
面に臨んでいる。
する部分に対面するようにバーコードリーダ19が配設
され、このバーコードリーダ19は缶容器表面に印刷さ
れたバーコード20(図4)を読み込むようになってい
る。バーコード20には缶入飲食品3の内容物、価格、
製造年月日などの情報が示され、これらの情報はメーカ
ーの出荷時やスーパーなどでの販売時に読み込まれて各
種の管理に供される。一方、制御部9内のメモリには、
溶接缶を使用したものや炭酸飲料など加熱不可の缶入飲
食品3の内容物のデータが登録されており、制御部9は
バーコードリーダ19が読み込んだバーコード20の内
容物情報とメモリ内の登録データとを対比して、一致す
る場合には警報ブザー21を鳴らし、同時に赤色の警報
ランプ22を点滅させるようになっている。
示したもので、操作面には加熱装置を起動させるスター
トボタン10a、加熱装置を途中で手動停止させるスト
ップボタン10b、電源表示ランプ10c、異常表示ラ
ンプ10d、出来上がり時間(秒)を表示する2桁の表
示部(LCD)10g、温度設定ボタン10h、加熱工
程ランプ10i、警報ランプ22等が設けられている。
温度設定ボタン10hは図示の通りパネル面に例示され
た目安表に基づいて加熱温度を任意に設定するためのも
ので、入力された温度データは制御部9内のメモリに記
憶され、またその数値は表示部10gに表示される。加
熱が開始されると設定温度表示はいったん常温を示した
後、温度上昇とともに変化し、同時に加熱工程ランプ1
0iの矢印の点灯が右に進行するとともに、出来上がり
と同時に右端の方形が点灯する。
漏電遮断器13及びノイズフィルタ14を介してAC200V
電源に接続されたインバータ8は 2.5KWの容量を持ち、
25KHz の高周波電流を発生して加熱コイル2に供給す
る。一方、制御部9にはトランス15でAC100Vに降圧さ
れた後、電源ボックス16で DC24V及び8Vに変換された
直流が供給される。制御部9は放射温度センサ7及びコ
イル温度センサ17からの温度信号、扉スイッチ18か
らの扉1aの開閉信号、操作パネル10からの操作信号
などを入力し、インバータ8、回転台モータ6、冷却フ
ァン11、排気ファン12などの起動・停止制御を行
う。図1あるいは図2には示してないが、コイル温度セ
ンサ17は加熱コイル2に密接して設けられ、その異常
過熱を検出して緊急停止させるものであり、また扉スイ
ッチ18は扉1aと連動し、扉1aが開いているときは
加熱を禁止して磁束漏れの防止や安全を図るものであ
る。
ーチャートにより説明する。スタートボタン10aが押
されると制御部9は扉スイッチ18からの信号により扉
1aが閉じているかチェックし(ステップS1)、閉じ
ていたらバーコードリーダ19を起動させ(ステップS
2)、同時に回転台5を起動させてまず低速で缶入飲食
品3を回転させる(ステップS3)。そして、低速回転
中の缶容器からバーコード20を読み込み(ステップS
4)、その内容物情報から缶入飲食品3の加熱可否をチ
ェックする(ステップS5)。その結果、加熱不可と判
定したらバーコードリーダ20及び回転台5を停止し
(ステップS15)、同時に警報ブザー21を鳴らすと
ともに警報ランプ22を点滅させて加熱不可の旨の警報
を発する(ステップS16)。その後、扉1aが開いた
かをチェックし(ステップS17)、開いたら警報を停
止するとともに(ステップS18)、メモリ内の設定温
度データをクリヤして処理を終了する(ステップS1
4)。
定したら、バーコードリーダ19を停止するとともに回
転台を通常回転させ(ステップS6)、次いでインバー
タ8を起動して加熱を開始する(ステップS7)。これ
により缶入飲食品3の缶容器が加熱されるが、その表面
温度を放射温度センサ7で検出して表示部10gに表示
するとともに加熱工程ランプ10iの点灯を進行させつ
つ(ステップS8)、検出温度が設定温度に達したかを
チェックする(ステップS9)。設定温度に達していな
ければ、コイル温度センサ17が検出したコイル温度と
予め設定された異常温度とを比較して加熱コイル2の過
熱をチェックし(ステップS10)、過熱していなけれ
ば続いてストップボタン10bからのストップ信号の有
無をチェックし(ステップS11)、ストップ信号がな
ければステップS8に戻る。ステップS9で設定温度に
達しているか、ステップS10で加熱コイル2が過熱し
ているか、ステップS11でストップ信号があるかすれ
ば、インバータ8を停止させ(ステップS12)、次い
で回転台5を停止させた後(ステップS13)、設定温
度データをクリヤして処理を終了する(ステップS1
4)。
否を判定するための表示として既存のバーコードを用い
たが、加熱可否を表すマークを別途に施すとともに、そ
の有無を識別するセンサを設けて加熱可否を判定させる
ようにしてもよい。また、加熱不可の場合に、例えばソ
レノイドで缶入飲食品を回転台から突き落とし、シュー
タを介して返却口に導くような排除機構を設けることも
可能である。自動販売機では加熱後の商品を商品取出口
に送出する機構が設けられるので、加熱不可の場合にも
この機構を用いて商品取出口に返却すればよい。
食品の缶容器表面のバーコードからこの缶入飲食品の加
熱の可否を判定し、加熱可のときにのみ缶入飲食品を加
熱するようにしたので、加熱不可の缶入飲食品を誤って
加熱して事故を起こす心配がなく、しかも缶容器を回転
させる手段を設け、バーコードの読み込み時は缶容器を
低速回転させ、缶入飲食品の加熱時は缶容器を通常回転
させるようにしたので、加熱装置への缶挿入時にバーコ
ードを一々バーコードリーダに対面させなくても低速回
転中の缶容器からバーコードを確実に読み込ませること
ができ、また加熱時には通常回転により缶入飲食品をム
ラなく均一に加熱することができる。
図である。
る。
トである。
Claims (1)
- 【請求項1】缶入飲食品を誘導加熱により加熱する装置
において、前記缶入飲食品の缶容器表面のバーコードをバーコード
リーダで読み込んで加熱の可否を判定する手段と、前記
バーコードの読み込み時及び前記缶入飲食品の加熱時に
前記缶容器を回転させる手段と、前記判定手段による判
定結果が加熱可のときにのみ前記缶入飲食品を加熱する
手段とを設けるとともに、前記バーコードの読み込み時
は前記缶容器を低速回転させ、前記缶入飲食品の加熱時
は前記缶容器を通常回転させるようにした ことを特徴と
する缶入飲食品の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10306095A JP3259808B2 (ja) | 1994-04-05 | 1995-04-04 | 缶入飲食品の加熱装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-90597 | 1994-04-05 | ||
JP9059794 | 1994-04-05 | ||
JP10306095A JP3259808B2 (ja) | 1994-04-05 | 1995-04-04 | 缶入飲食品の加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07325971A JPH07325971A (ja) | 1995-12-12 |
JP3259808B2 true JP3259808B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=26432058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10306095A Expired - Fee Related JP3259808B2 (ja) | 1994-04-05 | 1995-04-04 | 缶入飲食品の加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259808B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012153394A1 (ja) | 2011-05-10 | 2012-11-15 | 大和製罐株式会社 | 飲料缶の誘導加熱装置 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7432479B2 (en) * | 2006-01-20 | 2008-10-07 | Pepsico, Inc. | Method and apparatus for inductive heating of a food container |
JP4961952B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2012-06-27 | パナソニック株式会社 | 自動販売機 |
JP5336123B2 (ja) * | 2008-08-04 | 2013-11-06 | 株式会社中部コーポレーション | 缶入り商品加熱装置 |
CN104658107B (zh) * | 2015-02-13 | 2017-10-31 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 食品加热自动贩卖机 |
CN107833368A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-03-23 | 周建楚 | 自助售货柜及其使用方法 |
JP2021076298A (ja) * | 2019-11-08 | 2021-05-20 | サントリーホールディングス株式会社 | 飲料の温度調節装置 |
JP2023140720A (ja) * | 2022-03-23 | 2023-10-05 | アサヒビール株式会社 | 温度調節装置 |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP10306095A patent/JP3259808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012153394A1 (ja) | 2011-05-10 | 2012-11-15 | 大和製罐株式会社 | 飲料缶の誘導加熱装置 |
US9674900B2 (en) | 2011-05-10 | 2017-06-06 | Daiwa Can Company | Induction heating apparatus for a beverage can |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07325971A (ja) | 1995-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11602240B2 (en) | Beverage dispensing apparatus and beverage dispensing method | |
JP3259808B2 (ja) | 缶入飲食品の加熱装置 | |
JP4422158B2 (ja) | マークの感知を伴う誘導加熱方法 | |
US20100249994A1 (en) | Express checkout method and apparatus | |
CA2574580A1 (en) | Method and apparatus for inductive heating of a food container | |
JP6934602B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP3620195B2 (ja) | 自動販売機の制御装置 | |
JPH03121592A (ja) | 自動販売機 | |
JP4961936B2 (ja) | 自動販売機の制御装置 | |
JP4059091B2 (ja) | 自動販売機の商品表示装置 | |
JPH0454544Y2 (ja) | ||
CA3112782A1 (en) | Packaged food product microwave system and method | |
JPH0375994A (ja) | 自動販売機 | |
JPH05120528A (ja) | 誘導加熱装置付き自動販売機用の飲料缶ならびに誘導加熱装置付き自動販売機 | |
JPH0676155A (ja) | 缶商品自動販売機の商品加熱装置 | |
JP2000172938A (ja) | 缶商品自動販売機 | |
JPH0434692A (ja) | 自動販売機ならびに自動販売機用の飲料缶 | |
JPH0434687A (ja) | 自動販売機の誘導加熱制御装置 | |
JP2733288B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP4052133B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP3404335B2 (ja) | 自動販売機の表示制御装置 | |
JPH06101060B2 (ja) | ホット商品自動販売機 | |
JP4333027B2 (ja) | 自動販売機の制御方法 | |
JPH07334761A (ja) | Pos装置 | |
JPH0554255A (ja) | 自動販売機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |