JP2023140720A - 温度調節装置 - Google Patents

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一英 杉山
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Abstract

【課題】汎用性に優れ、かつ液種に応じて異なる温度帯に調節可能な温度調節装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係る温度調節装置は、物品に付された識別記号を検出する検出部と、物品を加熱又は冷却する温度調節部と、温度調節部の動作を制御する制御部と、を備えている。制御部は、識別記号が特定識別記号であると判定した場合に温度調節部を特定温度帯に調節可能とする一方、識別記号が特定識別記号以外の識別記号であると判定した場合に前記温度調節部を通常温度帯に調節可能とする。【選択図】図12

Description

本発明は、温度調節装置に関するものである。
飲料の温度を適正な温度に調節する温度調節装置として、例えば下記特許文献1の構成が知られている。下記特許文献1に記載された温度調節装置では、飲料容器に付された識別記号が所定の識別記号であると判定した場合に、温度調節器を動作させる構成である。
この構成によれば、特定の飲料のみについて温度調節器を動作させることで、特定の飲料の販売促進に繋がるとされている。
特開2021-76298号公報
しかしながら、従来技術にあっては、特定の飲料に対してのみ温度調節を行うものであるため、使用できる機会が非常に限られている。すなわち、特定の飲料以外の飲料が温度調節装置内に収容されたとしても、温度調節がされないまま温度調節装置内で放置される。
一方、飲料は、飲む時の温度帯によって異なる味わいを得ることができる。そのため、庫内空間が一律な温度帯のみにしか調節できないと、温度帯毎の味わいを楽しむことができない。
本発明は、汎用性に優れ、かつ液種に応じて異なる温度帯に調節可能な温度調節装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る温度調節装置は、物品に付された識別記号を検出する検出部と、前記物品を加熱又は冷却する温度調節部と、前記温度調節部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記識別記号が特定識別記号であると判定した場合に前記温度調節部を特定温度帯に調節可能とする一方、前記識別記号が前記特定識別記号以外の識別記号であると判定した場合に前記温度調節部を通常温度帯に調節可能とする。
本態様によれば、特定識別記号が付された物品以外の物品を検出した場合には、物品の温度を通常温度帯に調節できる。これにより、物品の種類等に関わらず、物品を所定の温度帯に維持できる。これにより、汎用性に優れた温度調節装置を提供できる。
しかも、本態様では、特定識別記号が付された物品の温度を特定温度帯に調節できる。そのため、特定の物品については通常温度帯とは異なる温度帯(特定温度帯)に調節でき、通常温度帯とは異なる味わいを得ることができる。
上記態様の温度調節装置において、前記物品は容器に収容された飲料であり、前記通常温度帯は、0℃よりも高い温度帯であり、前記特定温度帯は、前記通常温度帯よりも低い温度帯であることが好ましい。
本態様によれば、通常温度帯が特定温度帯よりも高いので、通常温度帯に対応する物品を検出した場合において通常温度帯に対応する物品が凝固することを抑制できる。
上記態様の温度調節装置において、前記識別記号は、商品識別コードであることが好ましい。
本態様によれば、物品の種類を容易かつ確実に検出できる。
上記態様の温度調節装置において、前記物品は、外周面に前記識別記号が付された筒部を備え、前記物品を収容可能なホルダと、前記筒部の軸線回りに前記物品を前記ホルダ内で回転させる回転機構と、を備え、前記検出部は、前記筒部の外周面に向かい合って配置されていることが好ましい。
本態様によれば、物品がホルダにセットされた状態で回転機構によって物品を筒部の軸線回りに回転させることで、物品をホルダ内にセットした時点での物品の軸線回りの向きに関わらず、識別記号を検出することができる。
上記態様の温度調節装置において、前記回転機構は、前記ホルダ内に収容される前記筒部の外周面に接触した状態で回転するローラを備え、前記ホルダに対して前記ローラと反対側には、前記物品を前記ローラに向けて押さえ付ける押付機構が設けられていることが好ましい。
本態様によれば、物品をローラに確実に接触させることができ、物品とローラとの間に作用する摩擦力を確保できる。これにより、物品を回転させ易くすることができる。
上記態様の温度調節装置において、前記ホルダは、第1方向の一方側に向けて開口する開口部を有する筒状に形成され、前記ホルダには、前記第1方向に交差する第2方向に前記ホルダを貫通するスリットが形成され、前記押付機構は、前記スリットを通じて前記ホルダの内側に向けて突出するとともに、前記スリットを通じて前記第2方向に変位可能な突起部と、前記突起部を前記ホルダの内側に向けて付勢する付勢部材と、を備え、前記突起部は、前記第1方向の他方側に向かうに従い前記ホルダの内側に向けて延びる傾斜面を有していることが好ましい。
本態様によれば、物品がホルダ内に進入する過程で、物品と突起部とが接触した状態で、物品をさらに第1方向の他方側に押し込むことで、物品が傾斜面上を摺動しながら、突起部が第2方向に押し退けられる。これにより、物品のセット時において、押付機構との引っ掛かりを抑制し、物品をホルダ内にスムーズに挿入できる。また、突起部が付勢部材によって第2方向に付勢されているため、ホルダ内での物品の押付状態を維持できる。
上記態様の温度調節装置において、前記開口部を開閉する蓋ユニットを備え、前記蓋ユニットは、閉位置において前記第1方向の一方側から前記物品に接触する押込部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、蓋ユニットが閉位置に移行する過程で、押込部を介して物品を第1方向の他方側に押し込むことで、ホルダ内での物品の第1方向の位置を安定させることができる。これにより、検出機構によって識別記号を検出し易くなるとともに、回転機構によって物品を回転させ易くすることができる。
本発明の一態様によれば、汎用性に優れ、かつ液種に応じて異なる温度帯に調節可能な温度調節装置を提供できる。
蓋ユニットが閉位置の場合における温度調節装置の斜視図である。 蓋ユニットが開位置の場合における温度調節装置の斜視図である。 容器の斜視図である。 内部カバーを取り外した状態における本体ユニットの正面図である。 ホルダ周辺の拡大斜視図である。 図4のVI-VI線に対応する断面図である。 図6のVII-VII線に対応する断面図である。 温度調節装置の断面図である。 蓋ユニットの正面図である。 温度調節装置のブロック図である。 容器をセットする際の動作説明図である。 温度調節方法を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下で説明する実施形態や変形例において、対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。本実施形態において、「向かい合う」とは、2つの面それぞれの直交方向(法線方向)が互いに一致している場合に限らず、直交方向同士が交差している場合も含んでいる。
[温度調節装置1]
図1は、蓋ユニット11が閉位置の場合における温度調節装置1の斜視図である。図2は、蓋ユニット11が開位置の場合における温度調節装置1の斜視図である。
図1、図2に示す温度調節装置1は、飲料が収容された容器2を複数本収容可能に構成されるとともに、飲料を所定の温度に冷却するものである。
図3は、容器2の斜視図である。
図3に示すように、本実施形態において、容器2は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等により形成された、いわゆる巻締缶であって、容量は350ml程度とされている。具体的に、容器2は、容器軸Oに沿って延びる有底筒状に形成された缶本体5と、缶本体5の開口部を閉塞する缶蓋6と、を備えている。缶本体5のうち、筒部5aの外周面には、商品識別コード(識別記号)7としてJAN(Japan Article Number)コードが付されている。図示の例において、商品識別コード7は、筒部5aの外周面において、容器軸Oの軸方向に沿って帯状に延びている。なお、容器2の構成や容量等は、適宜変更が可能である。
容器2に収容される飲料は、例えばビールやローアルコールビール様発泡性飲料、ノンアルコールビール等が挙げられる。「ビール様発泡性飲料」とは、アルコール含有量、麦芽及びホップの使用の有無、発酵の有無に関わらず、ビールと同等の又はそれと似た風味・味覚及びテクスチャーを有し、高い止渇感・ドリンカビリティー(飽きずに何杯も飲み続けられる性質)を有する発泡性飲料を意味する。
温度調節装置1は、正面視において上部が丸みを帯びた箱型に形成されている。温度調節装置1は、本体ユニット10と、本体ユニット10を開閉可能に設けられた蓋ユニット11と、温度調節装置1を統括的に制御する制御部12(図10参照)と、を備えている。以下の説明では、温度調節装置1が設置される設置面Fに垂直な方向を上下方向(矢印UPが上方)とする。上下方向に直交する2方向のうち、閉位置において本体ユニット10と蓋ユニット11が向かい合う方向を前後方向(蓋ユニット11側が前方FR)とし、上下方向から見て前後方向に交差する方向を左右方向(矢印LHが左側)とする。
<本体ユニット10>
図4は、内部カバー26を取り外した状態における本体ユニット10の正面図である。
図2、図4に示すように、本体ユニット10は、ケーシング21と、ホルダモジュール22と、検出機構23と、温度調節部24(図6参照)と、を備えている。
ケーシング21は、温度調節装置1における後部の外観を構成する。ケーシング21は、ケース本体25と、内部カバー26(図2参照)と、外装カバー27(図2参照)と、を備えている。
図2、図4に示すように、ケース本体25は、本体空間S1を有する箱型に形成されている。本体空間S1は、正面視において前後方向(第1方向)に沿うケーシング軸線O1を中心とする円形状に形成されている。本体空間S1は、ケース本体25において前方に向けて開口している。以下の説明では、ケーシング軸線O1回りの方向をケーシング周方向といい、前後方向から見てケーシング軸線O1に交差する方向をケーシング径方向(第2方向)という場合がある。
図2に示すように、内部カバー26は、ケーシング軸線O1と同軸に配置された円板状に形成されている。内部カバー26は、本体空間S1の開口部を前方から覆っている。内部カバー26には、複数の挿入口26aが形成されている。挿入口26aの内径は、容器2の最大外径部よりも僅かに大きい。挿入口26aは、ケーシング周方向に間隔をあけて複数(例えば、6個)形成されている。挿入口26aの数や位置等は、適宜変更が可能である。
外装カバー27は、正面視においてケース本体25と同等の外形を有し、前方に向けて開口する箱型である。外装カバー27は、ケース本体25を後方から覆っている。外装カバー27には、複数の放熱孔27aが形成されている。放熱孔27aは、外装カバー27の後面や側面で開口している。
<ホルダモジュール22>
図4に示すように、ホルダモジュール22は、熱伝導性に優れた金属材料(例えばアルミニウム等)により形成されている。ホルダモジュール22は、ベースプレート31と、複数のホルダ32と、を備えている。ベースプレート31は、ケーシング軸線O1と同軸に配置された円板状に形成されている。ベースプレート31は、ケース本体25のうち本体空間S1の底壁部に固定されている。
ホルダ32は、正面視において、挿入口26aと重なり合う位置にケーシング周方向に間隔をあけて複数形成されている。各ホルダ32は、ケーシング軸線O1を基準とした回転対称(6回対称)に形成されている。したがって、以下の説明では、一のホルダ32を例にしてホルダ32の詳細について説明する。
図5は、ホルダ32周辺の拡大斜視図である。図6は、図4のVI-VI線に対応する断面図である。図7は、図6のVII-VII線に対応する断面図である。
図5~図7に示すように、ホルダ32は、ベースプレート31から前方(第1方向の一方側)に向けて延びている。ホルダ32は、前後方向に沿うホルダ軸線O2に沿って延びる筒状に形成されている。ホルダ32の前端開口縁は、挿入口26aの開口縁に後方から近接又は当接している。ホルダ32には、容器軸Oを前後方向に沿わせた状態で、挿入口26aを通じて容器2が挿入される。容器2は、少なくとも缶蓋6側の端部が挿入口26aから突出した状態でホルダ32内に収容される。以下の説明では、ホルダ軸線O2回りの方向をホルダ周方向といい、前後方向から見てホルダ軸線O2に交差する方向をホルダ径方向という場合がある。
ホルダ32には、読み取り用スリット32a、ローラ用スリット32b及び押付用スリット32cが形成されている。
読み取り用スリット32aは、商品識別コード7をケーシング径方向の内側に向けて露出させるためのスリットである。読み取り用スリット32aは、ホルダ32のうちホルダ軸線O2に対してケーシング軸線O1寄りに位置する部分に形成されている。読み取り用スリット32aは、ホルダ32をホルダ径方向に貫通するとともに、前後方向に延びている。読み取り用スリット32aは、ホルダ32の前端縁上で開口している。
ローラ用スリット32bは、後述するローラ53をホルダ32内に進入させるためのスリットである。ローラ用スリット32bは、読み取り用スリット32aにおける前後方向の中央部からホルダ周方向の一方側に向けて延びている。ローラ用スリット32bは、ホルダ軸線O2の接線方向にホルダ32を貫通している。
押付用スリット32cは、後述する押付機構41をホルダ32内に進入させるためのスリットである。押付用スリット32cは、ホルダ32のうち読み取り用スリット32a(及びローラ用スリット32b)にホルダ径方向で向かい合う位置に形成されている。押付用スリット32cは、ホルダ32をホルダ径方向に貫通するとともに、前後方向に延びている。押付用スリット32cは、ホルダ32の前端縁上で開放されている。図示の例において、押付用スリット32cにおけるホルダ周方向の幅は、読み取り用スリット32aにおけるホルダ周方向の幅よりも広くなっている。
<検出機構23>
検出機構23は、回転機構40と、押付機構41と、を備えている。
回転機構40は、ホルダ32内に収容された容器2を回転させるとともに、容器2の商品識別コード7を検出する機能を有している。回転機構40は、ベースプレート31のうちケーシング軸線O1と重なり合う位置に設けられている。図6に示すように、回転機構40は、台座部43と、メインモータ44と、回転部45と、を備えている。
台座部43は、ベースプレート31に取り付けられている。
メインモータ44は、台座部43に支持されている。メインモータ44は、出力軸を前方に向けた状態で、ケーシング軸線O1と同軸上に配置されている。
回転部45は、ステー51と、サブモータ52と、ローラ53と、検出ユニット54と、を備えている。
ステー51は、本体空間S1において、台座部43の前方に位置する部分をケーシング径方向に延びている。ステー51のうち、ケーシング軸線O1上に位置する部分には、メインモータ44の出力軸が連結されている。ステー51は、メインモータ44の駆動によってケーシング軸線O1回りに回転可能に構成されている。なお、ステー51の前端部は、内部カバー26に回転可能に支持されていてもよい。これにより、ステー51が内部カバー26及び台座部43によって前後方向の両側から回転可能に支持されるので、回転部45を安定して回転させることができる。
サブモータ52は、ステー51のうちケーシング径方向の第1側端部に設けられている。サブモータ52は、出力軸を前方に向けた状態で、ケーシング軸線O1と平行に配置されている。
図5、図6に示すように、ローラ53は、サブモータ52の出力軸に連結されている。ローラ53は、前後方向に沿う軸線回りに自転可能に構成されている。また、ローラ53は、ステー51の回転に伴い、ケーシング軸線O1回りに公転可能に構成されている。ローラ53の外周部(ケーシング径方向の外側に位置する部分)は、ローラ53の公転に伴い、ローラ用スリット32bを通じて何れかのホルダ32内に進入可能に構成されている。また、ローラ53は、複数のホルダ32のうち何れかのホルダ32内に進入した状態で自転することで、ローラ53の外周面と容器2の外周面との間の摩擦力によって容器2を容器軸O回りに回転させる。なお、ローラ53が何れかのホルダ32内に進入した状態を、進入位置とする。
検出ユニット54は、ステー51のうちケーシング径方向の第2側端部に設けられている。検出ユニット54は、基板54aと、検出部54bと、を備えている。
基板54aは、ケーシング径方向を厚さ方向としてステー51に固定されている。基板54aは、ステー51から前方及びケーシング周方向の一方側に向けて張り出している。
検出部54bは、例えばバーコードリーダやカメラ等である。検出部54bは、基板54aのうちケーシング径方向から見てローラ53とずれた位置に、ケーシング径方向でローラ53側を向いて実装されている。検出部54bは、ローラ53が何れかのホルダ32内に進入した状態において、読み取り用スリット32aとケーシング径方向で向かい合う。すなわち、検出部54bは、複数のホルダ32のうちローラ53が進入位置にあるホルダ32について、ローラ53が容器2を回転させる過程で読み取り用スリット32aを通じて容器2の商品識別コード7を検出可能である。
押付機構41は、ベースプレート31のうちホルダ軸線O2を挟んでケーシング径方向で回転機構40とは反対側に、各ホルダ32に対応して設けられている。各押付機構41は、押付片61と、付勢部材62と、温度センサ63と、を備えている。
押付片61は、ケーシング径方向を厚さ方向として、ケーシング周方向に延びる板状に形成されている。押付片61は、ケーシング径方向から見て押付用スリット32cと重なり合っている。押付片61のうち、ケーシング周方向の第1側端部は、回動ピン65に支持されている。回動ピン65は、前後方向に延びるとともに、ベースプレート31に固定されている。押付片61は、回動ピン65を支点に前後方向に沿う軸線回りに回動可能に構成されている。すなわち、押付片61は、ケーシング径方向においてホルダ32に接近又は離間する。
押付片61のうち、ケーシング径方向から見て押付用スリット32cと重なり合う位置には、突起部66が形成されている。突起部66は、前後方向に間隔をあけて複数(例えば、2つ)設けられている。突起部66は、ケーシング周方向から見て後方に向かうに従い押付片61からの突出量が増加する三角形状に形成されている。具体的に、突起部66は、後方(第1方向の他方側)に向かうに従いケーシング径方向の内側に向けて延びる傾斜面66aと、突起部66におけるケーシング径方向の内側端部を構成する頂部66bと、を備えている。突起部66は、押付用スリット32cを通じてホルダ32内に進入可能である。すなわち、突起部66は、ホルダ32内に容器2が収容された状態において、押付用スリット32cを通じて容器2をケーシング径方向の内側に向けて押し込む。具体的に、突起部66は、頂部66bが容器2(筒部5a)の外周面にケーシング周方向に沿って線接触する。これにより、ホルダ32内には、ホルダ32の内周面及び突起部66によって容器2の外周面の一部が保持された状態で、容器2が収容される。そのため、容器軸Oはホルダ軸線O2に対して僅かにケーシング径方向の内側に配置される。但し、図示の例では、容器軸Oとホルダ軸線O2は便宜上同軸で示している。
押付片61のうち、突起部66間に位置する部分には、貫通孔61aが形成されている。貫通孔61aは、押付片61をケーシング径方向に貫通している。
付勢部材62は、押付片61をケーシング径方向の内側(ホルダ32の内側)に向けて付勢している。付勢部材62は、押付片61のうち、ケーシング周方向の第2側端部とベースプレート31との間に介在している。付勢部材62の付勢力は、容器2(飲料を含む)の自重よりも大きく設定されている。
温度センサ63は、付勢部63aと、センサ本体63bと、を備えている。
付勢部63aは、ケーシング径方向を厚さ方向として前後方向に延びる板ばね状に形成されている。付勢部63aの前部は、押付片61のうち、貫通孔61aに対して前方に位置する部分に、ケーシング径方向の外側から固定されている。付勢部63aの後部は、後方に向かうに従いケーシング径方向の内側に向けて傾斜している。付勢部63aの後部は、前部を起点にしてケーシング径方向に弾性変形可能に構成されている。付勢部63aの後端は、貫通孔61aを通じて押付片61よりもケーシング径方向の内側に位置している。
センサ本体63bは、筒部5aを介して飲料の温度を検出する。センサ本体63bは、例えば熱電対である。センサ本体63bは、付勢部63aの後部のうちケーシング径方向の内側を向く面に取り付けられている。センサ本体63bは、ホルダ32内に容器2が収容された状態で、筒部5aの外周面に接触可能に構成されている。センサ本体63bのホルダ径方向の内側端部は、頂部66bと同等の位置、若しくは頂部66bよりもホルダ径方向の内側に位置している。なお、図6に示すように、センサ本体63bには、前方に向けて配線63cが引き出されている。配線63cは、本体空間S1を通じてケース本体25の後方まで引き回されている。
検出機構23は、各ホルダ32内の容器2の収容状態(容器2の有無)を検出する容器センサ71(図10参照)を備えている。容器センサ71は、ローラ53に搭載されていてもよく、押付片61に搭載されていてもよい。また、検出部54bが容器センサを兼ねていてもよい。
<温度調節部24>
図6に示すように、温度調節部24は、ケース本体25の後方において、外装カバー27に内側に収容されている。温度調節部24は、冷却部72と、放熱フィン73と、放熱ファン74と、を備えている。
冷却部72は、例えばペルチェ素子である。冷却部72は、前面を吸熱面(後面を放熱面)としてベースプレート31の後面に取り付けられている。冷却部72は、ベースプレート31を介して各ホルダ32を冷却することで、ホルダ32内に収容された容器2(及び飲料)を冷却する。
放熱フィン73は、冷却部72の後面に取り付けられている。放熱フィン73は、冷却部72の後面で発生した熱を放出する。
放熱ファン74は、放熱フィン73の後部に取り付けられている。放熱ファン74は、放熱孔27aを通じて外装カバー27内の空気を排出する。
外装カバー27の内側おいて、温度調節部24の下方に位置する部分には、制御する制御ユニット75が収容されている。制御ユニット75には、電源ケーブル(不図示)が接続されている。電源ケーブルは、外装カバー27を通じて温度調節装置1の外部に引き出されている。電源ケーブルが外部電源に接続されることで、温度調節装置1に対して電力が供給される。なお、温度調節装置1は、充放電可能なバッテリを搭載していてもよい。
<蓋ユニット11>
図1、図2に示すように、蓋ユニット11は、本体空間S1の前端開口部を開閉する。蓋ユニット11は、蓋本体80と、押込部81と、表示部82と、を備えている。
蓋本体80は、正面視において、本体ユニット10と同等の外形を有している。蓋本体80とケース本体25とは、左右方向の一方側(図示の例では右側)の端縁に取り付けられたヒンジ85を介して上下方向に沿う軸線回りに回動可能に連結されている。したがって、蓋ユニット11は、本体ユニット10に前方から重なり合って本体空間S1を閉塞する閉位置と、本体空間S1を開放する開位置と、の間を回動する。なお、以下の説明において、各種軸線や前後左右の向きに関する記載は、蓋ユニット11が閉位置にあるときを基準とする。
蓋本体80のうち、左右方向の他方側を向く面には、指掛け部80aが形成されている。指掛け部80aは、例えば蓋本体80のうち、左右方向の他方側を向く面に対して窪んだ凹部である。
蓋本体80には、後方に向けて開口する蓋空間S2が形成されている。蓋空間S2は、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、本体空間S1と重なり合う。なお、蓋本体80のうち、蓋空間S1の外側に位置する部分には、パッキン86が設けられている。パッキン86は、蓋空間S2の全周を取り囲む環状に形成されている。パッキン86は、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、ケース本体25のうち本体空間S1の外側に位置する部分に密接する。これにより、温度調節装置1は、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、本体空間S1と蓋空間S2とで庫内空間を形成する。
蓋本体80及びケース本体25間には、蓋ユニット11の閉位置を維持するロック部材(不図示)が設けられている。ロック部材としては、例えば磁力等による吸着手段が採用されている。また、温度調節装置1は、蓋ユニット11の開閉状態を検出する開閉センサ88(図10参照)を備えている。但し、蓋ユニット11の開閉方法は、爪等による係止手段等、適宜変更が可能である。
図8は、温度調節装置1の断面図である。
図2、図6、図8に示すように、押込部81は、蓋本体80のうち、蓋空間S2の底壁部に設けられている。押込部81は、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、容器2を後方に向けて押し付ける。押込部81は、正面視において、各ホルダ32と重なり合う位置に各ホルダ32毎に対応して設けられている。すなわち、図示の例において、押込部81は、ケーシング周方向に間隔をあけて複数(例えば、6つ)設けられている。以下の説明では、一の押込部81を例にして押込部の詳細を説明する。
押込部81は、蓋空間S2の底壁部から後方に向けて膨出している。押込部81は、外周凸部81a及び中央凸部81bを備えている。
外周凸部81aは、ホルダ軸線O2と同軸に配置された環状に形成されている。外周凸部81aの内径は、容器2の外径以上に形成されている。外周凸部81aは、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、容器2のうち缶本体5の開口縁に前方から近接又は当接する。図示の例において、外周凸部81aは、後方に向けて凸の半円状又は三角形状に形成されている。外周凸部81aは、ホルダ径方向の外側に向かうに従い蓋空間S2の底壁部からの膨出量が増加している。
中央凸部81bは、外周凸部81aの内側でホルダ径方向に延びている。本実施形態において、各押込部81の中央凸部81bは、ケーシング軸線O1に対して放射状に延びている。中央凸部81bは、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、容器2のうち缶本体5の開口縁に前方から当接する。図示の例において、中央凸部81bは、後方に向けて凸の半円状又は三角形状に形成されている。なお、押込部81は、弾性変形可能な材料(例えば、ゴム材料や樹脂材料等)であってもよく、熱伝導性に優れた材料(例えば、アルミニウム等)であってもよい。
図9は、蓋ユニット11の正面図である。
図9に示すように、表示部82は、蓋本体80の前面に取り付けられている。表示部82には、例えば液晶パネルや有機ELパネル等が用いられている。表示部82には、タッチパネル等の入力部が一体に形成されている。
表示部82には、例えば切替領域90と、電源領域91と、が設けられている。
切替領域90は、例えば正面視において蓋空間S2と重なり合う円形状の領域である。切替領域90は、タッチパネルの操作(例えば、スワイプ操作等)によって表示態様が切替可能である。切替領域90には、例えばステータス情報や提案情報等が表示可能である。
図示の例において、切替領域90には、ステータス情報が表示されている。ステータス情報としては、個別情報90aと、庫内情報90bと、が表示される。個別情報90aは、各ホルダ32と平面視で重なり合う位置にそれぞれ表示される。個別情報90aは、各ホルダ32内での「容器2の有無」や各ホルダ32内に収容された「飲料の商品名(例えば、AAAやBBB等)」、「飲料の現在温度」等が表示される。なお、ホルダ32内に容器2が収容されていない場合、対応する個別情報90aには「-」が表示される。また、個別情報90aでは、各ホルダ32に収容された飲料のうち、最適(飲み頃)な温度帯に維持されている飲料と、未だ最適な温度帯に到達してない飲料と、で表示態様(例えば、表示色等)が異なるようになっている。
庫内情報90bは、切替領域90の中央部(ケーシング軸線O1上に位置する部分)に表示される。庫内情報90bとしては、温度調節装置1内(庫内空間)の現在温度等が挙げられる。
電源領域91には、電源のオン・オフ操作やスリープ操作を促すための電源ボタンが表示されている。なお、表示部82には、各種設定を行うメニュー情報等の表示領域が設けられていてもよい。
<制御部12>
図10は、温度調節装置1のブロック図である。
図10に示すように、制御部12は、上述した制御ユニット75に搭載されている。制御部12は、例えばCPU等のプロセッサが記憶部100に記憶されるプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、各構成部材の機能部を実現する。記憶部100は、EEPROM、ROM、RAM等により実現されてもよく、HDDやフラッシュメモリ等であってもよい。
記憶部100には、冷却モード情報や飲用情報等が記憶されている。
冷却モード情報として、本実施形態では通常冷却モード、中間冷却モード及び低温冷却モードに関する情報を有している。通常冷却モードは庫内空間を4℃程度に調節する冷却モードであり、中間冷却モードは庫内空間を0℃~1℃程度に調節する冷却モードであり、低温冷却モードは庫内空間を-2℃~0℃程度に調節する冷却モードである。すなわち、本実施形態の温度調節装置1に使用される飲料(ビールやローアルコールビール様発泡性飲料、ノンアルコールビール等)は、温度帯によって異なる味わいを得ることができる。例えば、ビール(以下、低温帯飲料という。)については-2℃~0℃程度、ローアルコールビール様発泡性飲料(以下、中間帯飲料という。)については0℃~1℃程度とすることで、通常温度帯(4℃程度)とは異なる味わいを得ることができる。但し、ノンアルコールビール(以下、通常帯飲料という。)については、アルコール飲料に比べて凝固点が高い。そのため、アルコール飲料とノンアルコールビールとが温度調節装置1に収納されている場合において、氷点下まで冷却してしまうと、ノンアルコールビールが凝固してしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、温度調節装置1に収納されている飲料の液種に応じて複数の冷却モードが設定されている。本実施形態において、「液種」とは、飲料の銘柄や品種(ビールやローアルコールビール様発泡性飲料、ノンアルコールビール等)等が含まれる。
飲用情報としては、温度調節装置1への飲料の収納時間や、温度調節装置1からの飲料の取出時間、飲用した飲料の液種、本数等を含んでいる。
制御部12は、開閉状態取得部101と、収容状態取得部102と、液種取得部103と、温度取得部104と、判定部105と、駆動制御部106と、通信部107と、を備えている。
開閉状態取得部101は、開閉センサ88の検出結果を取得する。
収容状態取得部102は、容器センサ71の検出結果を取得する。
液種取得部103は、検出部54bの検出結果を取得する。
温度取得部104は、温度センサ63の検出結果を取得する。
判定部105は、各取得部101~104で得られた情報に基づき、温度調節装置1の状態を判定する。判定部105は、例えば検出部54bの検出結果に基づき、商品識別コード7が通常帯飲料の商品識別コード7(特定識別記号以外の商品識別記号)であるか、中間帯飲料の商品識別コード7(特定識別記号)であるか、低温帯飲料の商品識別コード7(特定識別記号)であるかを判定する。
駆動制御部106は、判定部105での判定結果や記憶部100に記憶された情報に基づいて、検出機構23や温度調節部24の動作を制御する。
通信部107は、ネットワークNWを利用して外部サーバ等と通信を行う。通信部107は、記憶部100に記憶された情報(例えば、飲用情報)を送信する一方、外部サーバで生成された情報を受信する。外部サーバは、クラウドネットワーク上のサーバを含んでいる。通信部107は、例えば、Wi-FiやBluetooth(登録商標)、LPWA、その他の通信規格に基づいて無線通信を行ったり、外部サーバとの間で近距離通信(NFC)を実行したり、有線通信を実行したりしてもよい。
外部サーバから受信する情報としては、例えば商品識別記号情報(商品識別コード7に対応した最適温度の情報を含む)や、新商品に関する情報、他社製品に類似する自社製品の情報、飲用情報に基づくログデータに関する情報等が含まれる。なお、上記情報では、機械学習等を行って構築された学習済みモデルや、AI(人工知能)の演算処理等を用い、飲用情報に基づくログデータから利用者の嗜好パターンを解析してもよい。そして、上記情報について、制御部12は表示部82の切替領域90に提案情報として表示する。これにより、利用者は、表示部82を通じて種々の情報を視認できる。
<温度調節装置1の使用方法>
以下の説明では、始めに温度調節装置1への容器2のセットから取り出しまでの動作を説明し、次に制御部12による温度調節方法について説明する。なお、蓋ユニット11が閉位置にあるとき、回転部45はローラ53がケーシング周方向で隣り合うホルダ32間に位置する部分に配置される(以下、中立位置という。)。すなわち、中立位置において、ローラ53は何れのホルダ32内にも進入していない。
このような状態の下、温度調節装置1に容器2をセットするには、図2に示すように、指掛け部80aを介して蓋ユニット11を開位置に移動させる。これにより、前方に向けてホルダ32が開放される。
続いて、複数のホルダ32のうち、何れかのホルダ32内に容器2をセットする。具体的には、容器軸Oを前後方向に沿わせるとともに、容器2の底部5b(図6参照)を後ろ向きにした状態で、ホルダ32の前端開口部を通じてホルダ32内に容器2を挿入する。この際、容器2の底部5bがベースプレート31に接触する位置まで容器2を押し込むことが好ましい。
図11は、容器2をセットする際の動作説明図である。
図11に示すように、容器2がホルダ32内に進入する過程で、筒部5aには突起部66(傾斜面66a)が接触する。この状態で、容器2を後方に押し込むと、容器2の筒部5aが傾斜面66a上を摺動することで、突起部66がケーシング径方向の外側に押し退けられる。これにより、押付片61が回動ピン65回りに回動する。但し、押付片61は、付勢部材62によってケーシング径方向の内側に向けて付勢されているため、容器2は筒部5aの外周面上を突起部66(頂部66b)が摺動しながら、ホルダ32内を後方に向けて移動する。
また、容器2がホルダ32内を進入する過程において、筒部5aにはセンサ本体63bが接触する。センサ本体63bは、押付片61とともにケーシング径方向の外側に移動するとともに、筒部5aによってセンサ本体63bがケーシング径方向の外側に押し退けられることで、付勢部63aの変形によってケーシング径方向の外側に弾性変位する。そのため、センサ本体63bは、付勢部63aの復元力によって筒部5aに押し付けられる。
容器2のセットが完了したら、蓋ユニット11を閉位置に移行させる。蓋ユニット11が閉位置に移行する過程で、容器2の缶蓋6に前方から押込部81が接触する。この状態において、蓋ユニット11をさらに閉位置に向けて移行させると、押込部81を介して容器2が後方に向けて押し込まれる。これにより、容器2は、前後方向においてベースプレート31と押込部81とに挟み込まれ、かつホルダ径方向においてホルダ32の内周面や押付片61に保持された状態で、ホルダ32内に収容される。
蓋ユニット11が閉位置に移行すると、回転機構40により商品識別コード7の検出を行う(スキャン処理)。本実施形態では、ホルダ32内の容器2の有無に関わらず、蓋ユニット11の開閉動作が検出される度に全てのホルダ32に対して商品識別コード7の検出を行う。具体的に、蓋ユニット11が閉位置になると、ローラ53が自転しながら、ローラ53が中立位置から進入位置に向けて公転する。ローラ53は、中立位置から進入位置に移行する過程で、ローラ用スリット32bにおけるケーシング周方向の一方側開口部を通じてローラ用スリット32b内に進入する。これにより、ローラ用スリット32bを通じてローラ53の外周面が容器2の外周面に接触する。そして、ローラ53の自転に伴い、ホルダ32内で容器2が回転する。容器2がホルダ32内で回転する過程で、検出部54bを介して商品識別コード7が検出される。但し、スキャン処理は、容器2が収容されているホルダ32のみに行ってもよく、開閉動作の前後で容器2の有無に変化があったホルダ32のみに行ってもよい。
全てのホルダ32に対して商品識別コード7の検出が終了すると、制御部12によって決定された冷却モードに応じて容器2を冷却する。温度調節部24は、庫内空間の熱がホルダモジュール22を通じて冷却部72によって吸熱される。その結果、ホルダ32内に収容された容器2を介して飲料が冷却される。なお、全てのホルダ32に対して商品識別コード7の検出が終了すると、ローラ53は再び中立位置に復帰する。
温度調節装置1から容器2を取り出す際は、蓋ユニット11を開位置に移行させた後、容器2をホルダ32から抜き取る。各ホルダ32内に収容された飲料の現在温度は、表示部82の個別情報90aによって認識することができる。これにより、所定の温度帯に冷却された状態の飲料を得ることができる。
<温度調節方法>
次に、温度調節方法について説明する。以下の説明では、温度調節装置1が何れかの冷却モードで冷却されている状態を初期状態として説明する。
ステップS1において、開閉センサ88の検出結果に基づき蓋ユニット11の開閉動作を監視する。なお、開閉動作とは、蓋ユニット11が閉位置の状態から一度開位置となり、再び閉位置に戻る動作である。
ステップS2において、判定部105において蓋ユニット11の開閉動作が行われた否かを判定する。
ステップS2における判定結果が「NO」の場合、開閉動作は行われていないと判定して、ステップS1に戻る。
一方、ステップS2における判定結果が「YES」の場合、開閉動作が行われたと判定して、ステップS3に進む。
ステップS3において、上述した通り回転機構40を駆動させて、各ホルダ32に収容された飲料の商品識別コード7を検出する(スキャン処理)。
次に、ステップS4において、ステップS3の検出結果に基づき、飲料の液種を取得する。
ステップS5において、上述した開閉動作の前後で、庫内空間の状況に変化があったか否かを判定する。庫内空間の状況とは、開閉動作の前後で庫内空間に存在する飲料の液種の状況である。例えば、開閉動作の前後で庫内空間に存在する飲料が同一液種の場合は、飲料の本数の変化等に関わらず、庫内空間の状況に変化なしと判定する。一方、開閉動作の前後で庫内空間に存在する飲料が異種液種の場合は、飲料の本数の変化等に関わらず、庫内空間の状況に変化ありと判定する。
ステップS5における判定結果が「NO」の場合、すなわち蓋ユニット11の開閉動作の前後で庫内空間に存在する飲料が同一液種の場合は、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御部12は現在の冷却モードを維持した上で、本ルーチンを終了する。
ステップS5における判定結果が「YES」の場合、すなわち蓋ユニット11の開閉動作の前後で庫内空間に存在する飲料が異種液種の場合は、ステップS7以降に進む。
ステップS7において、庫内空間の飲料が通常帯飲料を含むか否かを判定する。すなわち、開閉動作前には低温帯飲料又は中間帯飲料のみが庫内空間に存在する場合であって、開閉動作後のスキャン処理によって通常帯飲料が検出された場合である。
そこで、ステップS7における判定結果が「YES」の場合、ステップS8において庫内空間を通常冷却モードに切り替える。すなわち、開閉動作前に低温帯飲料又は中間帯飲料のみが庫内空間に存在する場合には、温度調節装置1が中間冷却モード又は低温冷却モードに設定されているため、このままの冷却モードで通状帯飲料をホルダ32内に収容すると、通常帯飲料が凝固する可能性がある。そこで、庫内空間に通常帯飲料が少なくとも1本存在している場合には、庫内空間を4℃程度の通常温度帯に調節する。
その後、本ルーチンを終了する。
ステップS7における判定結果が「NO」の場合、ステップS9において庫内空間の飲料が中間帯飲料を含むか否かを判定する。すなわち、開閉動作前には低温帯飲料又は通常帯飲料のみが庫内空間に存在する場合であって、開閉動作後のスキャン処理によって低温帯飲料又は中間帯飲料のみが存在する場合である。
ステップS9における判定結果が「YES」の場合、ステップS10において駆動制御部106は庫内空間を中間冷却モードに切り替える。すなわち、庫内空間に通常帯飲料が存在しておらず、かつ中間帯飲料が少なくとも1本存在している場合は、庫内空間を0℃~1℃程度の特定温度帯に調節する。
その後、本ルーチンを終了する。
ステップS9における判定結果が「NO」の場合、ステップS11において庫内空間の飲料が低温帯飲料のみか否かを判定する。すなわち、開閉動作前には中間帯飲料又は通常帯飲料が少なくとも1本庫内空間に存在する場合であって、開閉動作後のスキャン処理によって低温帯飲料のみが存在する場合である。
ステップS11における判定結果が「YES」の場合、ステップS12において庫内空間を低温冷却モードに切り替える。すなわち、庫内空間に低温帯飲料のみが存在している場合は、庫内空間を-2℃~0℃程度の特定温度帯に調節する。
その後、本ルーチンを終了する。
ステップS11における判定結果が「NO」の場合、例えば庫内空間に存在する飲料の液種が判別不能であったり、庫内空間に飲料が収容されていなかったりする場合は、ステップS13において通常冷却モードに切り替える。
その後、本ルーチンを終了する。
このように、本実施形態では、制御部12は、商品識別コード7が中間帯飲料又は低温帯飲料のものであると判定した場合に温度調節部24により特定温度帯として中間帯又は低温帯に調節する一方、商品識別コード7が通常帯飲料のものであると判定した場合には通常温度帯に調節する構成とした。
この構成によれば、特定の飲料(例えば、中間帯飲料や低温帯飲料等)以外の飲料が庫内空間に存在する場合には、庫内空間を通常温度帯に維持できる。これにより、飲料の液種等に関わらず、庫内空間を所定の温度帯に維持できる。これにより、汎用性に優れた温度調節装置1を提供できる。
しかも、本実施形態では、特定の飲料が庫内空間に存在する場合に、庫内空間を特定温度帯(中間帯や低温帯)に調節できる。そのため、特定の飲料については通常温度帯とは異なる温度帯に調節でき、通常温度帯とは異なる味わいを得ることができる。
本実施形態において、通常温度帯は、0℃よりも高い温度帯であり、特定温度帯(中間帯及び低温帯)は、通常温度帯よりも低い温度帯である構成とした。
この構成によれば、通常温度帯が中間帯及び低温帯よりも高いので、通常帯飲料が庫内空間に存在する場合において通常帯飲料が凝固点に到達することを抑制できる。
特に、本実施形態では、複数本の飲料が収容可能な温度調節装置1において、通常帯飲料や中間帯飲料が少なくとも1本でも存在する場合には、庫内空間を0℃よりも高い温度帯に維持する。これにより、庫内空間の温度を一括して制御する場合であっても、最も凝固点の高い飲料が凝固することを抑制できる。
本実施形態において、識別記号は、商品識別コード7である構成とした。
この構成によれば、飲料の液種を容易かつ確実に検出できる。
本実施形態において、筒部5aの容器軸O回りに容器2を回転させる回転機構40を備え、検出部54bは、筒部5aの外周面に向かい合って配置されている構成とした。
この構成によれば、容器2がホルダ32にセットされた状態で回転機構40によって容器2を容器軸O回りに回転させることで、容器2をホルダ32内にセットした時点での容器軸O回りの向きに関わらず、商品識別コード7を検出することができる。
本実施形態において、ホルダ32に対してローラ53とは反対側には、容器2をローラ53(ケーシング径方向の内側)に向けて押さえ付ける押付機構41が設けられている構成とした。
この構成によれば、容器2をローラ53に確実に接触させることができ、容器2とローラ53との間に作用する摩擦力を確保できる。これにより、容器2を回転させ易くすることができる。
本実施形態において、押付機構41は、押付用スリット32cを通じてホルダ32の内側に向けて突出するとともに、押付用スリット32cを通じてケーシング径方向に変位可能な突起部66を有し、突起部66は、後方に向かうに従いホルダ32の内側に向けて延びる傾斜面66aを有している。
この構成によれば、容器2がホルダ32内に進入する過程で、容器2と突起部66とが接触した状態で、容器2をさらに後方に押し込むことで、容器2の筒部5aが傾斜面66a上を摺動しながら、突起部66がケーシング径方向の外側に押し退けられる。これにより、容器2のセット時において、押付機構41との引っ掛かりを抑制し、容器2をホルダ32内にスムーズに挿入できる。また、突起部66が付勢部材62によってケーシング径方向の内側に付勢されているため、ホルダ32内での容器2の押付状態を維持できる。
本実施形態において、蓋ユニット11は、閉位置において前方から容器2に接触する押込部81を備えている構成とした。
この構成によれば、蓋ユニット11が閉位置に移行する過程で、押込部81を介して容器2を後方に押し込むことで、ホルダ32内での容器2の前後方向の位置を安定させることができる。これにより、検出機構23によって商品識別コード7を検出し易くなるとともに、回転機構40によって容器2を回転させ易くすることができる。
(その他の変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、識別記号として商品識別コード7を例にした場合について説明したが、この構成に限られない。識別記号は、画像や文字等であってもよい。また、商品識別コード7としては、JANコード以外にEAN(European Article Number)コードやUPC(Universal Product Code)コード、QR(Quick Response)コード等であってもよい。
上述した実施形態では、物品の一例としてビール系飲料を例にして説明したが、この構成に限られない。物品は、ビール系飲料以外のアルコール飲料(例えば、チューハイやカクテル等)であってもよく、ジュース等であってもよい。また、物品は、飲料以外であってもよい。
上述した実施形態では、庫内空間(全ホルダ32)の温度を一括して管理する構成について説明したが、この構成に限られない。温度調節装置は、各ホルダ32の温度を個別に管理してもよい。この構成によれば、何れかのホルダ32内に中間帯飲料又は低温帯飲料が収容されている場合に、庫内空間に通常帯飲料が存在しているか否かに関わらず中間帯飲料又は低温帯飲料を所望の温度帯に調節できる。また、温度調節装置1は、複数本の容器2を収容する場合に限らず、容器2を1本のみ収容する構成であってもよい。
上述した実施形態では、温度調節装置1によって飲料を冷却する構成について説明したが、この構成に限られない。温度調節装置1は、飲料を加熱する場合に適用してもよい。
上述した実施形態では、温度調節装置1内に収容される飲料のうち、最も凝固点が高い飲料に合わせて通常温度帯を設定した場合について説明したが、この構成に限られない。最も凝固点が低い飲料に合わせて通常温度帯を設定してもよい。
上述した実施形態では、ホルダ32が筒状に形成された場合について説明したが、この構成に限られない。ホルダ32は容器2を保持可能であればよい。
上述した実施形態では、回転機構40がローラ53を備える構成について説明したが、この構成に限られない。回転機構40は、ローラに代えてベルト等を用いてもよい。
上述した実施形態では、特定温度帯として中間帯及び低温帯を備える構成について説明したが、この構成に限られない。特定温度帯としては、中間帯及び低温帯の何れかのみを備える構成であってもよい。
上述した実施形態では、庫内空間に存在する飲料の液種に応じて自動で庫内空間の温度を調節する構成について説明したが、この構成に限られない。庫内空間に存在する飲料の液種に応じて調節可能な温度帯を表示部82に表示し、調節可能な温度帯の中から好みの温度帯を利用者が手動で選択できる構成であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1:温度調節装置
2:容器(物品)
5a:筒部
7:商品識別コード(識別記号)
11:蓋ユニット
12:制御部
24:温度調節部
32:ホルダ
40:回転機構
41:押付機構
53:ローラ
54b:検出部
55:筒部
62:付勢部材
66:突起部
66a:傾斜面
81:押込部
O:容器軸(軸線)

Claims (7)

  1. 物品に付された識別記号を検出する検出部と、
    前記物品を加熱又は冷却する温度調節部と、
    前記温度調節部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記識別記号が特定識別記号であると判定した場合に前記温度調節部を特定温度帯に調節可能とする一方、前記識別記号が前記特定識別記号以外の識別記号であると判定した場合に前記温度調節部を通常温度帯に調節可能とする温度調節装置。
  2. 前記物品は容器に収容された飲料であり、
    前記通常温度帯は、0℃よりも高い温度帯であり、
    前記特定温度帯は、前記通常温度帯よりも低い温度帯である請求項1に記載の温度調節装置。
  3. 前記識別記号は、商品識別コードである請求項1又は請求項2に記載の温度調節装置。
  4. 前記物品は、外周面に前記識別記号が付された筒部を備え、
    前記物品を収容可能なホルダと、
    前記筒部の軸線回りに前記物品を前記ホルダ内で回転させる回転機構と、を備え、
    前記検出部は、前記筒部の外周面に向かい合って配置されている請求項1から請求項3の何れか1項に記載の温度調節装置。
  5. 前記回転機構は、前記ホルダ内に収容される前記筒部の外周面に接触した状態で回転するローラを備え、
    前記ホルダに対して前記ローラと反対側には、前記物品を前記ローラに向けて押さえ付ける押付機構が設けられている請求項4に記載の温度調節装置。
  6. 前記ホルダは、第1方向の一方側に向けて開口する開口部を有する筒状に形成され、
    前記ホルダには、前記第1方向に交差する第2方向に前記ホルダを貫通するスリットが形成され、
    前記押付機構は、
    前記スリットを通じて前記ホルダの内側に向けて突出するとともに、前記スリットを通じて前記第2方向に変位可能な突起部と、
    前記突起部を前記ホルダの内側に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    前記突起部は、前記第1方向の他方側に向かうに従い前記ホルダの内側に向けて延びる傾斜面を有している請求項5に記載の温度調節装置。
  7. 前記開口部を開閉する蓋ユニットを備え、
    前記蓋ユニットは、閉位置において前記第1方向の一方側から前記物品に接触する押込部を備えている請求項6に記載の温度調節装置。
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