JPH07325400A - カラーフィルター用重合組成物 - Google Patents

カラーフィルター用重合組成物

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JPH07325400A
JPH07325400A JP13782994A JP13782994A JPH07325400A JP H07325400 A JPH07325400 A JP H07325400A JP 13782994 A JP13782994 A JP 13782994A JP 13782994 A JP13782994 A JP 13782994A JP H07325400 A JPH07325400 A JP H07325400A
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為一 落合
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龍一郎 高崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の着色レジストの問題点を解決し、高感
度で、耐薬品性に優れた着色感光性樹脂組成物を提供す
ること 【構成】 a)構成モノマーとして少なくともスチレン
及び(メタ)アクリル酸を含み側鎖に重合基を有する高
分子重合体、b)光重合開始剤として2−アミノ−2−
ベンゾイル−1−フェニルアルカン化合物、ハロメチル
化トリアジン化合物またはハロメチル化オキサジアゾー
ル化合物、c)着色顔料及びd)溶剤を含むカラーフィ
ルター用重合組成物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶の表示装置または
固体撮像素子と組み合わせて用いるカラーフィルターの
製造に好適な重合組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルターは、染色法、印刷法、
電着法、顔料分散法などによりガラス基板上に赤、緑、
青などの画素を形成したものが用いられている。染色法
によるカラーフィルターは、ゼラチンやポリビニルアル
コールなどに感光剤として重クロム酸塩を混合した感光
性樹脂により画像を形成した後、染色して製造される。
この方法では、多色を同一基板に形成するためには防染
工程が必須であり、工程が複雑になる問題点がある。ま
た、染料を使用しているため耐光性に劣る。感光剤とし
て用いる重クロム酸は公害防止の観点からも問題であ
る。
【0003】印刷法によるカラーフィルターは、スクリ
ーン印刷またはフレキソ印刷などの方法で熱硬化または
光硬化インキをガラス基板に転写して製造される。この
方法は、画像形成、染色が不要であり工程が簡略である
反面、高精細な画像が得られずインキの平滑性にも問題
がある。
【0004】電着法によるカラーフィルターは、顔料ま
たは染料を含んだ浴に、電極を設けたガラス基板を浸
し、電気泳動により色相を付着させたものである。平滑
性に優れているが、あらかじめガラス基板に電極を設け
ておかねばならず、複雑なパターンを形成させるのが困
難である。
【0005】顔料分散法は、ガラス基板に光硬化樹脂に
顔料を分散させた着色レジストをガラス基板に塗布、乾
燥しガラス基板上に色相となる感光性樹脂層を設け、こ
の樹脂層に露光ついで現像を行って画像を形成するもの
である。高耐熱性ならびに染料が不要などの利点があ
り、カラーフィルター製造法の主流となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
着色レジストでは、酸素による硬化阻害が起こるため、
感度が低く、この感光性樹脂層の上に更に酸素遮断膜を
設けるのが一般的であり、工程を複雑にする要因となっ
ていた。本発明は、従来の着色レジストの問題点を解決
し、高感度で、耐薬品性に優れた着色感光性樹脂組成物
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、a)構成モノ
マーとして少なくともスチレン及び(メタ)アクリル酸
を含み側鎖に重合基を有する高分子重合体、b)光重合
開始剤として2−アミノ−2−ベンゾイル−1−フェニ
ルアルカン化合物、ハロメチル化トリアジン化合物また
はハロメチル化オキサジアゾール化合物、c)着色顔料
及びd)溶剤を含むカラーフィルター用重合組成物に関
する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いるa)の高分子重合体の構成モノマーとしては、ス
チレン及び(メタ)アクリル酸のみでも差し支えない
が、これら以外に(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メ
タ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、α−メチルスチレン、(o,m,p)ビニルフェノ
ール、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル
酸、酢酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)
アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、ア
リルグリシジルエーテル、エチルアクリル酸グリシジ
ル、クロトニルグリシジルエーテル、クロトン酸グリシ
ジル、(メタ)アクリル酸クロライド、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−(メタ)アク
リロイルモルホリン、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミドなどを共重合成分として含んで
いてもよい。
【0009】側鎖に重合基を有する高分子重合体は、上
記のスチレン及び(メタ)アクリル酸を含む共重合体
に、重合基を有する化合物を反応させることによって得
られる。重合基としては、例えば、(メタ)アクリロイ
ル基、シンナモイル基、シンナミリデン基、カルコン
基、アリル基、クロトニル基、クロトン酸基、ビニル基
などが挙げられる。具体的には、共重合体上のカルボキ
シル基や水酸基に、グリシジル基を有するエチレン性不
飽和化合物またはエチレン性不飽和カルボン酸のハロゲ
ン化物を付加あるいは縮合反応させるのが一般的であ
る。このグリシジル基を有するエチレン性不飽和化合物
としては、(メタ)アクリル酸グリシジル、アリルグリ
シジルエーテル、エチルアクリル酸グリシジル、クロト
ニルグリシジルエーテル、クロトン酸グリシジル、イソ
クロトン酸グリシジル、3,4−エポキシーシクロヘキ
シルメチル(メタ)アクリレート、N−(3,5−ジメ
チル−4−グリシジル)ベンジルアクリルアミドなどが
好適であり、エチレン性不飽和カルボン酸のハロゲン化
物としては、(メタ)アクリル酸クロライド、(メタ)
アリルクロライドなどが好適である。
【0010】このようにして得られる側鎖に重合基を有
する高分子重合体の分子量としては、GPCで測定した
重量平均分子量で表示して、1000〜50000の範
囲が好ましい。重量平均分子量が、1000より少ない
と均一な塗膜を得るのが難しく、また50000を超え
ると不安定になりゲル化する傾向がある。また、カルボ
キシル基の含有量としては、酸価で表示して、5〜20
0の範囲が好ましい。酸価が、5より少ないとアルカリ
現像液に不溶となり、また200を超えると感度が低下
することがある。
【0011】本発明で用いるb)の光重合開始剤であ
る、2−アミノ−2−ベンゾイル−1−フェニルアルカ
ン化合物は、化1の一般式で示される。
【0012】
【化1】
【0013】式中R1 、R2 、R3 は、それぞれ独立し
て水素原子または炭素数1〜4のアルキル基であり、X
は、モルホリノ基またはSR4 基である。R4 は、炭素
数1〜6のアルキル基またはフェニル基である。
【0014】2−アミノ−2−ベンゾイル−1−フェニ
ルアルカン化合物の具体例としては、以下の化2〜9の
式で示される化合物がある。
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】化1の一般式で示される2−アミノ−2−
ベンゾイル−1−フェニルアルカン化合物の中でも好ま
しいのは、同式中、R1 、R2 、R3 が、それぞれ独立
して炭素数1〜4のアルキル基であり、Xがモルホリノ
基である化合物である。さらに好ましいのは、R1 が、
炭素数1〜4のアルキル基であり、R2 、R3 が、それ
ぞれ独立して炭素数1〜2のアルキル基である化合物で
ある。
【0024】本発明で用いるb)の光重合開始剤であ
る、ハロメチル化トリアジン化合物は、化10の一般式
で示される。
【0025】
【化10】
【0026】式中R5 及びR6 は、ハロメチル基であ
り、Yは炭素数5以上の有機基である。ハロメチル基と
しては、例えばトリクロロメチル基、トリブロモメチル
基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基などがあり、
炭素数5以上の有機基としては、例えば置換基を有して
いてもよい、フェニル基、ナフチル基、スチリル基、ス
チリルフェニル基、フリルビニル基、四級化アミノエチ
ルアミノ基などがある。
【0027】ハロメチル化トリアジン化合物の具体例と
しては、以下の化11〜32の式で示される化合物があ
る。
【0028】
【化11】
【0029】
【化12】
【0030】
【化13】
【0031】
【化14】
【0032】
【化15】
【0033】
【化16】
【0034】
【化17】
【0035】
【化18】
【0036】
【化19】
【0037】
【化20】
【0038】
【化21】
【0039】
【化22】
【0040】
【化23】
【0041】
【化24】
【0042】
【化25】
【0043】
【化26】
【0044】
【化27】
【0045】
【化28】
【0046】
【化29】
【0047】
【化30】
【0048】
【化31】
【0049】
【化32】
【0050】化10の一般式で示されるハロメチル化ト
リアジン化合物の中でも好ましいものは、以下の化33
〜35の一般式で示される化合物である。
【0051】
【化33】
【0052】式中R5 及びR6 は、ハロメチル基であ
り、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基ま
たは炭素数1〜4のアルコキシ基であり、n は0〜3の
整数である。
【0053】
【化34】
【0054】式中R5 及びR6 は、ハロメチル基であ
り、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基ま
たは炭素数1〜4のアルコキシ基であり、n は0〜3の
整数である。
【0055】
【化35】
【0056】式中R5 及びR6 は、ハロメチル基であ
り、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基で
あり、n は0〜1の整数である。
【0057】化33〜35の一般式で示される化合物の
中でも好ましいのは、R5 及びR6がトリクロロメチル
基であり、Rの炭素数が1〜2であり、化33及び34
ではn が0〜2の整数であり、化35では0〜1の整数
である化合物である。
【0058】本発明で用いるb)の光重合開始剤であ
る、ハロメチル化オキサジアゾール化合物は、化36の
一般式で示される。
【0059】
【化36】
【0060】式中R7 は、ハロメチル基であり、Zは置
換基を有していてもよいベンゾフリル基またはベンゾフ
リルビニル基である。
【0061】ハロメチル化オキサジアゾール化合物の具
体例としては、以下の化37〜54の式で示される化合
物がある。
【0062】
【化37】
【0063】
【化38】
【0064】
【化39】
【0065】
【化40】
【0066】
【化41】
【0067】
【化42】
【0068】
【化43】
【0069】
【化44】
【0070】
【化45】
【0071】
【化46】
【0072】
【化47】
【0073】
【化48】
【0074】
【化49】
【0075】
【化50】
【0076】
【化51】
【0077】
【化52】
【0078】
【化53】
【0079】
【化54】
【0080】化36の一般式で示されるハロメチル化オ
キサジアゾール化合物の中でも好ましいのは、以下の化
55の一般式で示される化合物である。
【0081】
【化55】
【0082】式中、R7 はハロメチル基であり、Rはそ
れぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基または炭素数
1〜4のアルコキシ基であり、n は0〜2の整数であ
る。さらに好ましいのは、R7 がトリクロロメチル基で
あり、Rがそれぞれ独立して炭素数1〜2のアルキル基
またはアルコキシ基であり、n が0〜1の整数である化
合物である。
【0083】本発明に使用するc)の着色顔料として
は、硫酸バリウム、硫酸鉛、酸化チタン、黄色鉛、ベン
ガラ、酸化クロム、カーボンブラックなどの無機顔料、
及び、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、ジスア
ゾ顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリン顔料、ジ
オキサジン顔料、キナクリドン顔料、ペリノン系顔料、
トリフェニルメタン系顔料、チオインジゴ顔料などの有
機顔料が挙げられる。これらの顔料は、単独または混合
して用いることができる。顔料の具体例を、カラーイン
デックス(C.I.)ナンバーで示すと次の通りであ
る。 C.I.赤: 9、97、122、123、149、1
68、177、180、192、215、216、21
7、220、223、224、226、227、22
8、240; C.I.青: 15、15;6、22、60、64; C.I.緑: 7、36; C.I.黒: 7; C.I.黄色: 20、24、86、93、109、1
10、117、125、137、138、147、14
8、153、154、166、168; C.I.オレンジ: 36、43、51、55、59、
61; C.I.バイオレット: 19、23、29、30、3
7、40、50;及び C.I.茶: 23、25、26
【0084】本発明で用いるd)の溶剤としては、メチ
ルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、2−ヘプタノン、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチ
ルセロソルブアセテート、カルビトール、シクロヘキサ
ノン、カルビトールアセテート、プロピレングリコー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、ソルベントナフサ、N−
メチルピロリドン、γ−ブチロラクトン、キシレン、ト
ルエン、メタノール、エタノール、3−メトキシプロピ
オン酸、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキ
シプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸プロ
ピル、3−メトキシプロピオン酸ブチル、アセトン、ジ
グライム、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸メチル、グリセリン、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キサイド、炭酸プロピレン、アセトニトリルなどの有機
溶剤が挙げられる。有機溶剤は、各成分を均一に分散溶
解するととも、塗布時適当な乾燥速度を有し、蒸発して
均一且つ平滑な塗膜を形成するものが望ましいので、こ
れらのうち、特に沸点が100℃〜200℃の範囲にあ
るものが好ましく、より好ましくは120℃〜170℃
の沸点を有するものである。また、これらの溶剤は単独
でも2種以上混合して用いることもできる。
【0085】本発明における各成分の使用割合は、使用
する化合物の種類により変わるが、通常a)高分子重合
体100重量部に対し、b)光重合開始剤は0.05〜
30重量部、c)着色顔料は1〜200重量部またd)
溶剤は50〜1000重量部の範囲から選ばれる。光重
合開始剤の割合が、0.05重量部より少ないと十分な
感度が得られず、また、30重量部を超えると内部硬化
性が悪くなり、時には開始剤の再結晶が起こり析出する
ことがある。一方、溶剤の割合が、50重量部より少な
いと感光液が高粘度となり、得られる塗膜の均一性が悪
くなり作業性にも劣る。また、1000重量部を超える
と十分な膜厚を得るのが困難となる。
【0086】本発明のカラーフィルター用重合組成物に
おいては、上記の成分の他、必要に応じモノマー、増感
剤、顔料分散助剤、塗布性改良剤、架橋剤、現像改良
剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤、露光可視画剤などを
適宜配合することができる。特に、モノマーの添加は、
表面硬度、密着性の改良に有効である。
【0087】添加モノマーの具体例としては、イソブチ
ル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレ
ート、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)
アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2
−メトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシ
プロピル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート、テトラヒドロフリル(メタ)アクリレート、
フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシプロピレングリコール(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、モノ−2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルフタレート、モノ−
2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルフタレート、
モノ−2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルテトラ
ヒドロフタレート、モルホリノエチル(メタ)アクリレ
ート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テト
ラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、オクタフル
オロペンチル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフルオ
ロドデシル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシ
エチル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール
ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンメタクリレートアクリレート、ビスフェ
ノールA,EO付加物ジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパンEO付加物トリ(メタ)アクリレート、グリセ
リンEO付加物トリ(メタ)アクリレート、トリス(メ
タ)アクリロイルオキシエチルフォスフェート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ノボラ
ックエポキシの(メタ)アクリル酸変性物、ノボラック
エポキシの(メタ)アクリル酸及び酸無水物の変性物、
N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、
(メタ)アクリル化イソシアヌレート、ジペンタエリス
リトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、
ウレタン(メタ)アクリレート、不飽和ポリエステル
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらのモノ
マーは、複数種併用することも可能である。好適な添加
量は、高分子重合体100重量部に対して、1〜100
重量部である。
【0088】本発明の組成物を用いたカラーフィルター
の製造は、組成物を基板上に塗布、露光、現像すること
により行なわれる。塗布は、スピンコーター、ロールコ
ーター、カーテンコーター、スクリーン印刷などの公知
の方法により、ガラス基板に塗布膜を形成する。その
際、塗布膜厚は0.5μm〜10μmが好ましく、また
塗布膜はコンベクションオーブンまたはホットプレート
で乾燥し、乾燥温度は50℃〜150℃、乾燥時間は3
0秒〜60分が好適に適用される。
【0089】次いで、マスクを通じて露光することによ
り、レジスト膜に潜像を形成するが、露光は一般的に高
圧又は超高圧水銀灯が使用される。
【0090】未露光部分を溶解させる溶剤で現像するこ
とにより画像が形成される。現像液は、アセトン、トル
エン、メチルエチルケトンなどの有機溶剤も使用可能で
あるが、環境問題からアルカリ現像液の方が好ましい。
一例を挙げると、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリ
ウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水溶
液、アンモニア水、テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド水溶液などが用いられる。現像方法として
は、特に制限はなく、パドル法、ディッピング法、スプ
レー法など公知の方法で行うことができる。また、プリ
ウェットを採用してもよい。画像形成後現像液の乾燥、
レジスト膜の硬化を高める目的で、ポストベーク、後光
硬化などを採用してもよい。
【0091】
【実施例】次に、本発明を実施例1〜6及び比較例1〜
9によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨
を越えない限り以下の実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0092】高分子重合体の調製 酸価200、分子量5000のスチレン・アクリル酸樹
脂20g、p−メトキシフェノール0.2g、ドデシル
トリメチルアンモニウムクロリド0.2g、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート40gをフラ
スコに仕込み、3,4−エポキシーシクロヘキシルメチ
ルアクリレート7.6gを滴下し、100℃の温度で8
時間反応させて樹脂ワニスを得た。水酸化カリウムによ
る中和滴定を行ったところ、樹脂の酸価は80であっ
た。
【0093】カラーレジストの調製 以下に示す配合割合で各成分を混合し、カラーレジスト
を調製した。 樹脂ワニス 50重量部 光重合開始剤 0.5重量部 顔料(フタロシアニングリーン) 10重量部 溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート) 50重量部 モノマー(ペンタエリスリトールトリアクリレート) 10重量部 なお、比較例1〜3においては、樹脂ワニスに代えて酸
価200、分子量5000のスチレン・アクリル酸樹脂
の40重量%プロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート溶液50重量部を用いた。
【0094】評価試験 1)画像特性 カラーレジスト組成物を、スピンコートによりガラス基
板上に2μmの厚さに塗布し、ホットプレートで100
℃、60秒間乾燥させた。コダック社のステップタブレ
ットを通して、高圧水銀灯からの1000mJ/cm2
の強度の紫外線を照射して露光した後、1%の炭酸ナト
リウム水溶液で60秒間現像し、画像特性、感度を評価
した。
【0095】2)耐薬品性 上記1)で画像形成されたレジストパターンを、さらに
150℃、5分間ホットプレートでポストベークした
後、トルエンに1時間浸漬し、レジスト膜に生じた変化
から、耐薬品性を目視により評価した。
【0096】実施例及び比較例について、上記の評価試
験の結果を、表1に示す。表中の光重合開始剤の記号
は、次の意味を有する。 IRG184:チバガイギー社製開始剤イルガキュアー
184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン) IRG261:チバガイギー社製開始剤イルガキュアー
261(化56の式で示される)
【0097】
【化56】
【0098】IRG651:チバガイギー社製開始剤イ
ルガキュアー651(化57の式で示される)
【0099】
【化57】
【0100】IRG907:チバガイギー社製開始剤イ
ルガキュアー907(化58の式で示される)
【0101】
【化58】
【0102】 DMBI:日本化薬社製カヤキュアーDMBI(4−ジ
メチルアミノ安息香酸3−メチルブチルエステル) EPA:日本化薬社製カヤキュアーEPA(4−ジメチ
ルアミノ安息香酸エチルエステル)
【0103】
【表1】
【0104】上記表1の実施例1〜6に示すように、側
鎖に重合基を有する高分子重合体と、特定の光重合開始
剤化合物を組み合わせることによって、画像形成能及び
耐薬品性に優れたカラーレジスト組成物が得られた。ま
た、比較例1〜3に示すように、側鎖に重合基を有しな
い高分子重合体を組み合わせた場合は耐薬品性に劣り、
比較例4〜9に示すように、特定の開始剤以外の開始剤
を組み合わせた場合は重合能力に劣り、画像形成が不能
であった。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、高感度、耐薬品性に優
れたカラーレジスト用組成物が得られ、酸素遮断膜など
の保護膜をつけずに、カラーフィルターの製造が容易に
できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)構成モノマーとして少なくともスチ
    レン及び(メタ)アクリル酸を含み側鎖に重合基を有す
    る高分子重合体、b)光重合開始剤として2−アミノ−
    2−ベンゾイル−1−フェニルアルカン化合物を含むこ
    とを特徴とするカラーフィルター用重合組成物
  2. 【請求項2】 a)構成モノマーとして少なくともスチ
    レン及び(メタ)アクリル酸を含み側鎖に重合基を有す
    る高分子重合体、b)光重合開始剤としてハロメチル化
    トリアジン化合物を含むことを特徴とするカラーフィル
    ター用重合組成物
  3. 【請求項3】 a)構成モノマーとして少なくともスチ
    レン及び(メタ)アクリル酸を含み側鎖に重合基を有す
    る高分子重合体、b)光重合開始剤としてハロメチル化
    オキサジアゾール化合物を含むことを特徴とするカラー
    フィルター用重合組成物
  4. 【請求項4】 c)着色顔料及びd)溶剤を含む請求項
    1〜3記載のカラーフィルター用重合組成物
  5. 【請求項5】 各成分の使用割合が、a)高分子重合体
    100重量部に対し、b)光重合開始剤は0.05〜3
    0重量部、c)着色顔料は1〜200重量部またd)溶
    剤は50〜1000重量部の範囲から選ばれることを特
    徴とする請求項1〜4記載のカラーフィルター用重合組
    成物。
  6. 【請求項6】 添加モノマー1〜100重量部を含む請
    求項5記載のカラーフィルター用重合組成物。
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