JPH0732510U - 巻取式距離検出器 - Google Patents

巻取式距離検出器

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Publication number
JPH0732510U
JPH0732510U JP6833193U JP6833193U JPH0732510U JP H0732510 U JPH0732510 U JP H0732510U JP 6833193 U JP6833193 U JP 6833193U JP 6833193 U JP6833193 U JP 6833193U JP H0732510 U JPH0732510 U JP H0732510U
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JP
Japan
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wire
roller
groove type
winding
type detection
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Pending
Application number
JP6833193U
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English (en)
Inventor
功 山邊
Original Assignee
功 山邊
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊物あるいは迫り等を安全かつ正確に所定の
位置に調整すること並びにワイヤの複雑な送り機構を略
し、ワイヤの昇降中心及び送り用ローラと巻取りドラム
間のワイヤを垂直に保って巻取りドラムに確実に重ね巻
きする。 【構成】 巻取機4に連結された巻取ドラム5の上方に
送り用ローラ8を平行に設け、この送り用ローラ8の上
方に検出部14によって回転数が計測される溝型検出ロ
ーラ10を平行に取付ける。ワイヤ6の移動距離を溝型
検出ローラ10の回転数に置換して、この回転数を小型
の検出部14で高精度で計測して吊物2の高さ調整を行
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歌舞伎等の舞台設備において、いわゆる吊物あるいは迫り等を移動 させる際に、その移動距離を検出する巻取式距離検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に劇場には各種の舞台設備が使用され、なかでも吊物、迫り用の設備は効 果的な演出に不可欠なものとなっている。最近では、これらの吊物等を高精度で 昇降させるため、吊物と錘(吊物等のカウンターバランス)とを接続したワイヤ を巻取用ドラムで巻取り、この巻取用ドラムのシャフト及びドラム本体にパルス エンコーダ等の検出部を取付けて制御する巻取式距離検出器が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の巻取式距離検出器では、検出精度を確保するためにド ラム本体に螺旋状の溝を形成し、この溝に巻取るワイヤを正確に送り入れるため の送り機構を別途設ける必要があった。また、ワイヤの移動距離が長い場合は、 検出部が大型化するうえに、ドラム本体への巻数に対応して錘の下方に垂下した ワイヤが左右に大きく振れるという課題もあった。このようにワイヤが振れて昇 降移動の中心あるいは巻取個所の中心が移動すると、今度はワイヤがドラム本体 より外れる等のおそれが生じ、舞台の進行が滞るという不安もあった。 本考案では、このような問題点を解決するために考案されたもので、舞台設備 の吊物あるいは迫り等の昇降装置の移動距離を安全でかつ正確に検出でき、しか も小型で簡易な巻取式距離検出器を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の目的達成のため本考案の巻取式距離検出器は、ワイヤの巻取ドラムの上 方に送り用ローラを平行に設け、この送り用ローラの上方に表面に螺旋状の溝を 削設した溝型検出ローラを平行に取付けると共に、この溝型検出ローラの一端に 該ローラの回転数を計測する検出部を構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】
前述のように構成された本考案の巻取式距離検出器は、次のように作用する。 巻取ドラムを弛緩させると、ワイヤは垂直上方の送り用ローラに送られ、送り用 ローラで方向を変えながら溝型検出ローラに送り戻される。その際、検出部が、 溝型検出ローラの回転数を計測することによってワイヤの移動距離を把握し、所 定の距離を巻戻したら巻取ドラムを停止させる。 また上述の場合とは逆に、巻取ドラムでワイヤを引張ると、ワイヤは溝型検出 ローラの溝に垂直に巻取られ、送り用ローラを経由して垂直下方の巻取ドラムに 巻取られる。検出部は、巻戻しの場合と同様に溝型検出ローラの回転数を計測す ることでワイヤの移動距離を把握し、所定の距離を巻取ったら巻取ドラムを停止 させる。
【0006】
【実施例】
先ず、図1及び図2により、本考案の第1の実施例を説明する。図1は本考案 の一実施例である巻取式距離検出器の正面図、図2は同側面図である。 この巻取式距離検出器1は、吊物2の昇降調節に使用するもので、フレーム3 の下部に巻取機4に連結された巻取ドラム5を取付け、この巻取ドラム5の上方 に送り用ローラ8を設け、この送り用ローラ8の上方に検出部14を備えた溝型 検出ローラ10を取付けて全体を構成する。これらの各構成を以下にさらに詳細 に説明する。
【0007】 巻取機4は、巻取ドラム5を回転させるためのもので、本実施例ではコイル状 の巻取式スプリングを内蔵したモーターを使用する。巻取ドラム5は、ワイヤ6 を外周面に最終的に巻取るためのもので、軸7を中心として回転可能となってい る。送り用ローラ8は、巻取られるワイヤ6を巻取ドラム5の巻取個所5aに対 して常に垂直に保つためのもので、巻取ドラム5の軸7と平行に配置した軸9に 挿入してある。この送り用ローラ8の両端には、ワイヤ6の抜止め8a、8aを 形成し、ワイヤ6を脱落させることなく軸9に沿って、図1中左右方向に移動可 能な構成となっている。
【0008】 溝型検出ローラ10は、錘13の下方から垂下したワイヤ6が左右に振れるの を防止するためのもので、ワイヤ6の下方延長線上に端を発する螺旋状の溝11 を数条、その外周面に形成してある。この軸12も上述した巻取ドラム5の軸7 及び送り用ローラ8の軸9と平行に配置する。検出部14は、前述した溝型検出 ローラ10の回転数を計測するためのもので、本実施例ではパルスエンコーダを 使用する。なお、図1及び図2中、符号15は天井等に取付けた滑車である。
【0009】 次に、本実施例を使用して実際に吊物2を吊下げたワイヤ6の巻戻し及び巻取 り作用について、図1及び図2を参照しながら説明する。 吊物2を下降させる場合、巻取機4を作動させて巻取ドラム5を、図2中、矢 印A方向に回転させる。この回転により、ワイヤ6が上方の送り用ローラ8に垂 直に送り戻され、送り用ローラ8を経由して図1に示すように方向を変えて、溝 型検出ローラ10の溝11に巻戻される。検出部14は、この溝型検出ローラ1 0の回転数を正確に計測し、予め設定された回転数だけ回転すると所定の距離の ワイヤ6が巻戻されたと判断して巻取機4を停止させる。
【0010】 なお、溝型検出ローラ10を数回転して溝11から上方に脱したワイヤ6は、 再び錘13の垂直線上(昇降移動の中心)に沿って上方に送り戻されるため、錘 13付近のワイヤ6が左右に振れることはない。特に本実施例によれば、ワイヤ 6の移動距離が長くても、溝型検出ローラ10の回転数を検出部14で計測する だけで、正確かつ迅速に吊物2の降下位置を調整することができる。
【0011】 また、吊物2を上昇させる場合は、巻取機4により巻取ドラム5を、図2中、 矢印B方向に回転させる。この回転によって溝型検出ローラ10が検出部14に よって計測されつつ、錘13の下方のワイヤ6は垂直に溝型検出ローラ10の溝 11に巻取られる。 溝型検出ローラ10を数回転して溝11から下方に脱したワイヤ6は、送り用 ローラ8に向けて、図1に示すように側方に振られ、送り用ローラ8から巻取ド ラム5に垂直に巻取られていく。 検出部14は、溝型検出ローラ10が予め設定された回転数だけ回転すると所 定の長さのワイヤ6を巻取ったと判断して巻取機4を停止させる。
【0012】 このように、本実施例によれば、溝型検出ローラ10の回転数を検出部14で 計測することで、正確かつ迅速に吊物2の高さ調整をすることができる。 さらに、溝型検出ローラ10の溝11から下方に脱したワイヤ6を送り用ロー ラ8によって巻取ドラム5の巻取個所5aの真上の位置に振ることができるため ワイヤ6を巻取ドラム5に正確に重ね巻きしていくことができるという効果も奏 する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の巻取式距離検出器によれば、ワイヤの移動距離 を溝型検出ローラの回転数に置換し、この回転数を小型の検出部で高精度で計測 することができる。そのため、吊物あるいは迫り等を安全かつ正確に所定の位置 に移動させることができる。また、送り用ローラを経由してワイヤの巻取りある いは巻戻しを行うため、複雑な送り機構を別途設ける必要がない。 さらに、溝型検出ローラ上方のワイヤの昇降中心は移動せず、送り用ローラと 巻取りドラムとの間のワイヤも垂直に保たれる。そのため、ワイヤがドラム本体 より外れる等のおそれがほとんどなく巻取りドラムに確実に重ね巻きしていくこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図
【図2】本考案の一実施例を示す側面図
【符号の説明】
1 巻取式距離検出器 5 巻取ドラム 6 ワイヤ 8 送り用ローラ 14 検出部 10 溝型検出ローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤの巻取ドラムの上方に送り用ロー
    ラを平行に設け、該送り用ローラの上方に、表面に螺旋
    状の溝を削設した溝型検出ローラを平行に取付けると共
    に、この溝型検出ローラの一端に、該ローラの回転数を
    計測する検出部を構成した巻取式距離検出器。
JP6833193U 1993-11-16 1993-11-16 巻取式距離検出器 Pending JPH0732510U (ja)

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JP6833193U JPH0732510U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 巻取式距離検出器

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JP6833193U JPH0732510U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 巻取式距離検出器

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Publication Number Publication Date
JPH0732510U true JPH0732510U (ja) 1995-06-16

Family

ID=13370753

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6833193U Pending JPH0732510U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 巻取式距離検出器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016106217A (ja) * 2010-05-31 2016-06-16 アルセロルミタル・インベステイガシオン・イ・デサロジヨ・エセ・エレ 流れる条片の塗膜層の厚さを測定する方法及び装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128389A (ja) * 1974-06-04 1976-03-10 Yoshishiro Kususe Rasenmizoirikoteienbanshikihijoyodatsushutsukokasochi
JPS6366377A (ja) * 1986-09-03 1988-03-25 花王株式会社 スプレ−型糊剤組成物

Patent Citations (2)

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 19960604