JPH11106144A - 巻取機の玉揚装置 - Google Patents

巻取機の玉揚装置

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JPH11106144A
JPH11106144A JP28914297A JP28914297A JPH11106144A JP H11106144 A JPH11106144 A JP H11106144A JP 28914297 A JP28914297 A JP 28914297A JP 28914297 A JP28914297 A JP 28914297A JP H11106144 A JPH11106144 A JP H11106144A
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JP
Japan
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suspending
winder
lengthy body
loosened
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP28914297A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Miyano
賢 宮埜
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP28914297A priority Critical patent/JPH11106144A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻取機の玉揚装置における昇降台を吊持する長
尺体が下降中にゆるんで繰り出し続けることがないよう
にすること、換言すれば、パッケージ受取位置で位置合
わせ不能とならないようにする。 【解決手段】巻取機2の列に沿って水平移動する垂直柱
6に沿って昇降可能であり、下降先で巻取機2の玉揚パ
ッケージPを受取り、そのパッケージPを上昇先で天井
走行車3に払いだす昇降台4を備え、昇降台4を吊持す
る吊持長尺体が緩んだり切断したときに吊持長尺体巻取
モーターが停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻取機の玉揚パ
ッケージを受取って上昇し、天井走行車に払いだす昇降
台を有する巻取機の玉揚装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立体駐車場等で用いられる昇降台とし
て、従来、昇降台の吊持索が切断したときの図5に示す
落下防止装置を備えたものが知られている。その落下防
止装置は、昇降台29を吊持している吊持索30に連結
されたロッド31と、昇降台29のブラケット32に上
下動可能である昇降片33と、ロッド31の端部と昇降
片33の間に設けられたコイルバネ34と、昇降台29
の昇降を案内するガイドレール35の両脇を挟むかたち
で対向し、昇降台29に固定されたテーパー面36aを
有するガイド片36と、昇降台29に上下動可能、且
つ、不図示のバネにより上向きに付勢された昇降片37
と、昇降片37に揺動可能に取付けられた硬化ローラー
38と、ロッド31に嵌められた昇降片33と昇降片3
7との間に連結されたチェーン39とよりなるものであ
る。
【0003】この落下防止装置においては、吊持索30
の全てが切断し、ロッド31が下がってコイルバネ34
が緩むと、昇降片33が下降する。昇降片33が下降す
ると、チェーン39がゆるみ、昇降片37がその上向き
付勢力により上昇し、硬化ローラー38も上昇する。そ
のことにより、硬化ローラー38がガイドレール35と
ガイド片36の間のクサビ状間隙に食い込み、昇降台2
9の落下がくい止められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の昇降台は、巻取
機で玉揚げされたパッケージを受け取り、その上方を走
行する天井走行車に渡す昇降台として応用可能である
が、昇降台の下降中にその吊持索が切断しないまでも、
なんらかの原因で引っ掛かったりしてゆるみ、繰り出さ
れ続けると、巻取機におけるパッケージ受取位置での位
置合わせが不能となり、延いては玉揚げができなくな
る。
【0005】この発明は、巻取機の玉揚装置における昇
降台を吊持する長尺体が下降中にゆるんで繰り出し続け
ることがないようにすること、換言すれば、パッケージ
受取位置で位置合わせ不能とならないようにすることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の巻取機の玉揚
装置は、巻取機2の列に沿って水平移動する垂直柱6に
沿って昇降可能であり、下降先で巻取機2の玉揚パッケ
ージPを受取り、そのパッケージPを上昇先で天井走行
車3に払いだす昇降台4を備え、昇降台4を吊持する吊
持長尺体11が緩んだり切断したときに吊持長尺体巻取
モーター12が停止するものである。
【0007】吊持長尺体11が緩んだことを検知する検
知手段28を備えている(図4)。
【0008】検知手段28とは無関係に、吊持長尺体1
1の緩みや切断により作動する昇降台落下防止手段(テ
ーパーブロック20、サスペンジョンバネ22、硬化ロ
ーラー24、ローラーチェーン26等)を備えている
(図4)。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図4を参照し、この発
明の巻取機の玉揚装置の実施の形態について説明する。
【0010】図1の上方の奥行き方向には、溶融ポリマ
ーや紡糸原液を紡糸口金1aから吐出して糸条Yを形成
する紡糸機1が複数並設されている。それらの下方に
は、それぞれの紡糸機1に対応する巻取機2が設けられ
ている。この例では、各紡糸口金1aからそれぞれ8本
の糸条Yとして吐出され、各巻取機2ではそれぞれ8つ
の巻取りパッケージPが巻き上げられる。
【0012】この巻取機2の列の前側(作業者側)を各
巻取機2に沿って移動可能に垂直柱6が配されており、
その移動経路から少し離れた更に前側の上方に天井走行
車3が走行可能に配されている。
【0011】この発明の玉揚装置は、その垂直柱6に昇
降可能に配備された昇降台4により、玉揚げ要求のあっ
た巻取機2からパッケージPを受け取り、天井走行車3
に排出するものである。なお、昇降台4は垂直柱6に1
台配備されているが、図1及び図3には、上昇時のもの
と、下降時のものを表示している。
【0012】この昇降台4には、玉揚げパッケージPを
複数(この例では8つ)挿通するための水平方向を向い
たスピンドル5が突設されている。
【0013】垂直柱6は、天井近くの上方に巻取機2の
列に沿ってはり渡されたレール7に沿って走行可能に支
持された枠体8に、軸回りの180°の正回転、逆回転
が可能に吊下されている。図2における9、10はそれ
ぞれ枠体8をレール7に沿って走行させるための走行モ
ーター、垂直柱6を軸回りに180°正回転、逆回転さ
せるための柱旋回モーターである。
【0014】昇降台4の上昇動作、下降動作は、昇降台
4を吊持している吊持長尺体(実際にはワイヤーベルト
を用いている)11を吊持長尺体巻取モーター12によ
って巻取ドラムに巻き上げたり、巻き解いたりすること
によって行われる。従って、吊持長尺体巻取モーター1
2は、正回転、逆回転可能である。
【0015】図2及び図3における13は、吊持長尺体
11のたるみを検出するための検出手段及び昇降台4の
落下防止装置を搭載するブラケットである。また14
は、下方の所定領域における障害物の有無を検知す障害
物センサーである。
【0016】ブラケット13内部の検出手段及び昇降台
落下防止装置は、図4に示されており、以下のように構
成されている。
【0017】即ち、昇降台落下防止装置は、昇降台4を
吊持している吊持長尺体11にジョイント15を介して
連結され、ブラケット13に固定の荷重受板16を貫通
して延びるロッド17と、ロッド17の端部に固定され
たダブルナット18と、昇降台4の上昇、下降を案内す
る昇降ガイドレール19の両脇を挟むかたちで対向しブ
ラケット13に固定されたテーパー面を有するテーパー
ブロック20と、ブラケット13に上下動可能、且つ、
ブラケット13に固定の支持板21に設けられたサスペ
ンジョンバネ22により上向きに付勢された昇降ブロッ
ク23と、昇降ブロック23に揺動可能に取付けられた
2つの硬化ローラー24と、ダブルナット18と昇降ブ
ロック23との間にスプロケット25を経て連結された
ローラーチェーン26とよりなっている。また、昇降ブ
ロック23には、ドック27が固定され、ブラケット1
3には、ドック27の動きを検知する、即ち、吊持長尺
体11が緩んだことを検知し、吊持長尺体巻取モーター
12に停止信号を発するリミットスイッチ(検出手段)
28が固定されている。
【0018】このような構成の巻取機の玉揚装置におい
ては、玉揚げ要求のあった巻取機2の前へ垂直柱6が移
動し、昇降台4が下降すると、その巻取機2から8つの
パッケージPが押し出され、昇降台4のスピンドル5に
挿通される。なお、昇降台4の下降位置決めは、巻取機
2のスピンドルのやや上方で検知するようにドック及び
検知手段を設け、それを検知してからの下降距離は巻取
モーター12の回転数をエンコーダーで計数して求める
ことで行う。パッケージ押出、挿通動作が完了すると昇
降台4が上昇すると共に、垂直柱6が天井走行車3の待
機位置まで移動し、スピンドル5に挿通されているパッ
ケージPが1つずつ天井走行車3に押し出される。
【0019】昇降台4が下降するときに吊持長尺体11
が緩んだり切断すると、ジョイント15、ロッド17、
ダブルナット18が下がり、ローラーチェーン26が緩
む。ローラーチェーン26が緩むと、ローラーチェーン
26の張力により下方に引っ張られている昇降ブロック
23がサスペンジョンバネ22により押し上げられる。
昇降ブロック23が押し上げられると、それに固定され
ているドック27も押し上げられ、リミットスイッチ2
8より外れる。ドック27がリミットスイッチ28より
外れたことを検知すると、吊持長尺体11を巻き解きつ
つある吊持長尺体巻取モーター12の回転が停止し、吊
持長尺体11の引き続きの繰り出しが防がれる。同時に
硬化ローラー24が昇降ガイドレール19を挟み込み、
昇降台4の落下がくい止められる。なお、この落下防止
は、リミットスイッチ28の検出結果とは無関係に、昇
降ブロック23(硬化ローラー24)がテーパーブロッ
ク20に対して上昇することにより達成される。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0021】即ち、吊持長尺体がゆるんでも繰り出し続
けることがなくなり、玉揚げパッケージの受取位置での
位置合わせ不能の事態を未然に防ぐことができ、玉揚げ
ミスを少なくすることができる。また、吊持長尺体の繰
り出し続けがなくなることにより、吊持長尺体が周囲に
絡みついたり、昇降台の下降動作がガタついて保持して
いるパッケージの形状が乱れたりすることがない。更
に、落下防止手段を設ける場合は、吊持長尺体が切断し
ても昇降台が落下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の巻取機の玉揚装置における使用形態
を示す正面図である。
【図2】この発明の巻取機の玉揚装置の側面図である。
【図3】この発明の巻取機の玉揚装置の正面図である。
【図4】この発明の巻取機の玉揚装置における検出手段
及び落下防止装置の斜視図である。
【図5】従来の昇降台における落下防止装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 紡糸機 2 巻取機 3 天井走行車 4 昇降台 6 垂直柱 11 吊持長尺体 12 吊持長尺体巻取モーター 28 検知手段(リミットスイッチ) P 玉揚パッケージP 20 落下防止装置を構成するテーパーブロック 22 落下防止装置を構成するサスペンジョンバネ 24 落下防止装置を構成する硬化ローラー 26 落下防止装置を構成するローラーチェーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取機列に沿って水平移動する垂直柱に沿
    って昇降可能であり、下降先で巻取機の玉揚パッケージ
    を受取り、そのパッケージを上昇先で天井走行車に払い
    だす昇降台を備え、昇降台を吊持する吊持長尺体が緩ん
    だり切断したときに吊持長尺体巻取モーターが停止する
    巻取機の玉揚装置。
  2. 【請求項2】吊持長尺体が緩んだことを検知する検知手
    段を備えた請求項1に記載の巻取機の玉揚装置。
  3. 【請求項3】検知手段とは無関係に、吊持長尺体の緩み
    や切断により作動する昇降台落下防止手段を備えた請求
    項2に記載の巻取機の玉揚装置。
JP28914297A 1997-10-06 1997-10-06 巻取機の玉揚装置 Pending JPH11106144A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28914297A JPH11106144A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 巻取機の玉揚装置

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JPH11106144A true JPH11106144A (ja) 1999-04-20

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3162748A1 (en) 2015-10-30 2017-05-03 TMT Machinery, Inc. Spun yarn winding system
WO2019001948A1 (de) * 2017-06-29 2019-01-03 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Schmelzspinnvorrichtung
CN110803585A (zh) * 2019-10-18 2020-02-18 桐乡越顺经编有限公司 一种纺织纱卷连续上料装置
CN111776878A (zh) * 2020-07-01 2020-10-16 兴惠化纤集团有限公司 一种海岛复合丝生产设备及其生产工艺

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