JP2000169043A - 解舒装置 - Google Patents
解舒装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】ボビン9に巻き取られた糸条体2を巻き出
し解舒する解舒装置31であって、前記ボビン9を保持
する巻き出しスピンドル1、前記スピンドル1から解舒
された糸条体2をガイドする糸道ガイド3を含む少なく
とも1個のガイド部材、及び前記糸条体2の張力を制御
する張力制御装置、好ましくはダンサーガイド4を備え
ると共に解舒角変更手段を備えている。前記解舒角変更
手段は、前記スピンドルと前記糸道ガイドの間隔を変更
する可動装置であることが好ましい。
Description
しくは多錘解舒装置に関する。
のボビン保持スピンドルを有する装置は、図4に示され
ている。この装置においては、スピンドル1は装置の下
方、地面近くに設置されており、ボビン6に巻かれた糸
条体2は糸道ガイド3に導かれ、ダンサーガイド4を経
てガイドローラー5より次工程に送られるように構成さ
れており、スピンドル1、糸道ガイド3、ダンサーガイ
ド4、ガイドローラー5は、いずれも同一の基体15に
設置されている。
ある綾角、巻幅で巻き取られており、これを巻出し解舒
する場合、上記従来の技術に示されているようにボビン
を回転させながら巻き出す方法がよく用いられる。この
際に、巻き出される糸条体により形成される糸道は巻幅
方向に往復運動し、巻幅Wと糸道ガイド3の位置によっ
て決まる図3に示された解舒角αが生じる。従って、巻
き出された糸条体の糸道は往復運動と同時に長さが変化
し、糸条体に掛かる張力が変動する。この張力変動は解
舒角αが大きいほど大きくなり、巻出し動作の阻害、及
び糸条体自体へ悪影響を及ぼす場合がある。
が行われている。図3には解舒装置における糸条体をボ
ビンから巻き出す際の解舒角と張力の制御システムの基
本構成の例を示した。解舒されるべき糸条体2はスピン
ドル1に装着されたボビン9に巻かれている。スピンド
ル1はスピンドル駆動モーター11により駆動されるよ
うになっている。巻き出された糸条体2は、糸道ガイド
3とダンサーガイド4のガイドローラーを経由してガイ
ドローラー5に導かれる。
ームの揺動に変換され、このダンシングアームの揺動を
変動検出器16により検出してその信号化を制御器に送
り、これに基づいてスピンドル駆動モーター11の回転
数を制御することにより、この張力変動を抑制する方法
が用いられている。しかし、このような方法でもダンサ
ーガイド4の制御範囲に限界があるため、解舒角αは所
定の角度以下、通常60度以下にする必要がある。
出し位置から糸道ガイド3までの距離Xの制限に直接対
応し、解舒角αが所定値以下であるためには、巻幅Wと
αから決まるXは所定の長さ以上必要となる。ガイドロ
ーラー5、ダンサーガイド4、及び糸道ガイド3は作業
者の通糸作業の都合上、これらの設置位置は図4に示す
ように、高くとも床面から2m以下とする必要があり、
解舒装置の高さHも必然的に制限される。従って、必要
長さXが大きくなると、スピンドル1の位置は床面に近
づくためにスピンドル1の垂直方向の設置段数は制限さ
れてしまい、1段しか設置できなかった。その結果、多
くのスピンドルを設置した多錘装置ではスピンドルを水
平方向に設置しなければならず、装置長さLが大きくな
ってしまうという問題があった。
題点を解消するためなされたものであり、その目的は、
小スペースで多錘化可能な解舒装置を提供することにあ
る。
の発明により達成される。すなわち、本発明の解舒装置
は、ボビンに巻き取られた糸条体を巻き出し解舒する解
舒装置であって、前記ボビンを保持する巻き出しスピン
ドル、前記スピンドルから解舒された糸条体をガイドす
る糸道ガイドを含む少なくとも1個のガイド部材、及び
前記糸条体の張力を制御する張力制御装置を備えると共
に解舒角変更手段を備えていることを特徴とする。
ピンドルの多段配置が可能となり、小スペースで多錘化
可能な解舒装置とすることができる。
前記糸道ガイドの間隔を変更する可動装置であることが
好適である。簡便且つ安価に解舒角を変更し、調整する
ことができる。この間隔の変更は、垂直方向に行うこと
が、解舒装置の小スペース化を図る上で好適である。
ローラー等であり、必要に応じて2以上を設けることが
できる。
装置は、ダンサーガイドであることが好適である。簡便
かつ安価に張力を調整することが可能である。
照して詳細に説明する。図1は、本発明にかかる解舒装
置概略構成の1例であり、始動準備状態にある。又、図
2は本発明にかかる解舒装置概略構成を示し、運転状態
を示す。
示すように、本発明の解舒装置31は、スピンドルを垂
直方向に複数段、図1においては3段、を備えた第1基
体11、及び前記スピンドル1に装着されたボビン9か
ら巻き出された糸条体2を導く、スピンドル1と同数の
糸道ガイド3、糸条体2の張力を制御する張力制御手段
としてのダンサーガイド4、並びにダンサーガイド4を
経由して巻き出された糸条体2をまとめて次工程に送る
ガイドローラー5が設けられた第2基体13を備えてい
る。糸道ガイド3とダンサーガイド4は、一対になって
ガイド対を構成し、スピンドル1と同数設置されてお
り、各ボビン9から巻き戻される糸条体2の張力を制御
している。
体11と垂直方向に相対移動可能に構成されている。第
2基体13は、ガイドレール6上をスライドするように
構成されている。かかる相対移動により、解舒角は5度
〜120度の範囲で調整可能になっている。
糸作業時においては、ガイドローラー5、ダンサーガイ
ド4、及び糸道ガイド3は床面から2m以内に設置して
あるが、図2に示す様に通糸完了後、運転開始時に昇降
装置8によって、同一の移動ペース7に設置したガイド
ローラー5、ダンサーガイド4、及び糸道ガイド3を上
昇させる。かかる操作により、スピンドル1と糸道ガイ
ド3との間隔が長くなってXが大きくなり、解舒角αが
小さくなる。つまり、解舒角αを小さくすることで所定
の必要長さXを確保する。このような構成により、必要
長さXによるスピンドル1の垂直方向の配置制限は緩和
され、スピンドル1の多段配置、特に3段以上の配置が
可能となる。従って、装置は、高さHは従来装置と同じ
であるが、長さLは従来のものに比べ、1/2〜l/4
に短縮でき、更に巻幅が変化し、必要長さXが変化して
も昇降装置8の上昇距離を調節することにより対応が可
能である。
解舒角αの実用的変更範囲は5度〜l20度の範囲にお
いて変更可能であることが好適である。解舒角αは、小
さいほど解舒性は良好であり好ましいが、5度未満では
Xが大きくなり過ぎて装置的に好ましくない。解舒角が
120度を超えるとXの変動が大きくなり、その結果解
舒不良や糸状体に対して悪影響が生じ、場合によっては
糸切れが発生し、好ましくない。
をモーター駆動としているがエア、オイル等を駆動源と
するシリンダを使用することも可能であり、ベルトやワ
イヤーを使用して駆動してもよい。
角αを任意に変更可能であり、多錘化された解舒装置に
おいては、装置長さを従来のものに比べ、1/2〜1/
4に短縮できる画期的なものである。
を小さくした運転状態を示す概略構成図。
の制御システムの基本構成を示した図。
置の構成を示した図。
Claims (5)
- 【請求項1】ボビンに巻き取られた糸条体を巻き出し解
舒する解舒装置であって、 前記ボビンを保持する巻き出しスピンドル、前記ボビン
から解舒された糸条体をガイドする糸道ガイドを含む少
なくとも1個のガイド部材、及び前記糸条体の張力を制
御する張力制御装置を備えると共に、解舒角変更手段を
備えた解舒装置。 - 【請求項2】前記解舒角変更手段が、前記スピンドルと
前記糸道ガイドの間隔を変更する可動装置である請求項
1に記載の解舒装置。 - 【請求項3】前記解舒角が5度〜120度である請求項
1又は2に記載の解舒装置。 - 【請求項4】前記張力制御装置が、ダンサーガイドであ
る請求項1〜3のいずれかに記載の解舒装置。 - 【請求項5】前記巻き出しスピンドルが第1基体に垂直
方向に複数設けられており、前記糸道ガイドと前記ダン
サーガイドがガイド対を構成し、前記スピンドルと同数
の前記ガイド対が第2基体に垂直方向に設けられてお
り、前記第1基体と前記第2基体が垂直方向に相対移動
可能に構成されている請求項4に記載の解舒装置。
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Publications (2)
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JP4088853B2 JP4088853B2 (ja) | 2008-05-21 |
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Family Applications (1)
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JP34313198A Expired - Fee Related JP4088853B2 (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 解舒装置 |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078068A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 弾性継手 |
CN108411483A (zh) * | 2018-05-19 | 2018-08-17 | 丹阳市益讯机械有限公司 | 碳纤维恒张力退绕纬纱架 |
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1998
- 1998-12-02 JP JP34313198A patent/JP4088853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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