JP2806230B2 - ワインダのトラバース制御装置 - Google Patents
ワインダのトラバース制御装置Info
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- JP2806230B2 JP2806230B2 JP5279465A JP27946593A JP2806230B2 JP 2806230 B2 JP2806230 B2 JP 2806230B2 JP 5279465 A JP5279465 A JP 5279465A JP 27946593 A JP27946593 A JP 27946593A JP 2806230 B2 JP2806230 B2 JP 2806230B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワインダ例えばパーン
ワインダのトラバース制御装置に関するものである。
ワインダのトラバース制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィラメント糸等のパッケージを巻き返
すパーンワインダには、給糸を所定形状に巻き取るため
のトラバース機構が設けられている。このトラバース機
構は、給糸を導くトラバース部材を巻取回転軸に沿って
往復移動させ、そのトラバース幅を徐々に縮小すること
によって糸層の軸方向両端が傾斜したパーン(巻取パッ
ケージ)形状とするようになっている。巻き返された糸
は、ダブルツイスタにより加撚されて製織用のパッケー
ジとして生産される。
すパーンワインダには、給糸を所定形状に巻き取るため
のトラバース機構が設けられている。このトラバース機
構は、給糸を導くトラバース部材を巻取回転軸に沿って
往復移動させ、そのトラバース幅を徐々に縮小すること
によって糸層の軸方向両端が傾斜したパーン(巻取パッ
ケージ)形状とするようになっている。巻き返された糸
は、ダブルツイスタにより加撚されて製織用のパッケー
ジとして生産される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近来のパーン
ワインダに対しては、解舒性のよい特殊巻きとする、或
いは外形を特別な形状にするなど様々な要求がある。こ
のような巻き返しを高速で自在に行うには、巻取中のパ
ーン(パッケージ)の直径に応じてトラバース幅等を変
えることが考えられるが、そのためには直径を適正に測
定することが必要である。
ワインダに対しては、解舒性のよい特殊巻きとする、或
いは外形を特別な形状にするなど様々な要求がある。こ
のような巻き返しを高速で自在に行うには、巻取中のパ
ーン(パッケージ)の直径に応じてトラバース幅等を変
えることが考えられるが、そのためには直径を適正に測
定することが必要である。
【0004】そこで本発明は、パーンの直径を適正に測
定できるワインダのトラバース制御装置を提供すべく創
案されたものである。
定できるワインダのトラバース制御装置を提供すべく創
案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻取回転軸に
ボビンを装着し、トラバース部材で該ボビンの軸方向に
糸をトラバースさせながら前記ボビンに糸を巻取って巻
取パッケージを形成するワインダにおいて、前記トラバ
ース部材に、そのトラバース部材の位置情報により糸を
巻いている部分の巻取パッケージの径を測定するセンサ
ーを設け、このセンサーでその時点での糸層形状を把握
すると共にトラバース動作に関する制御を行うタイプの
ものである。また、センサーを保護するカバーを設け、
このカバーが前記トラバース部材と共に移動する別の部
材に取り付けられるのが好ましい。さらに、トラバース
部材の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段
及び前記センサーの検出結果に基づいて前記巻取パッケ
ージが所望の形状となるようトラバース動作に関する制
御を行う手段とを備えるのが好ましい。
ボビンを装着し、トラバース部材で該ボビンの軸方向に
糸をトラバースさせながら前記ボビンに糸を巻取って巻
取パッケージを形成するワインダにおいて、前記トラバ
ース部材に、そのトラバース部材の位置情報により糸を
巻いている部分の巻取パッケージの径を測定するセンサ
ーを設け、このセンサーでその時点での糸層形状を把握
すると共にトラバース動作に関する制御を行うタイプの
ものである。また、センサーを保護するカバーを設け、
このカバーが前記トラバース部材と共に移動する別の部
材に取り付けられるのが好ましい。さらに、トラバース
部材の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段
及び前記センサーの検出結果に基づいて前記巻取パッケ
ージが所望の形状となるようトラバース動作に関する制
御を行う手段とを備えるのが好ましい。
【0006】
【作用】上記構成によって、センサーは、トラバース部
材の移動に従って糸を巻いている部分のパッケージの直
径を測定する。
材の移動に従って糸を巻いている部分のパッケージの直
径を測定する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるパーンワイン
ダのトラバース制御装置を添付図面に従って説明する。
ダのトラバース制御装置を添付図面に従って説明する。
【0008】先に図3乃至図5によってパーンワインダ
1を説明する。このパーンワインダ1は、ボビン2aを
回転させる巻取機構3と、給糸yをトラバースさせるト
ラバース機構4とにより主として構成されている。
1を説明する。このパーンワインダ1は、ボビン2aを
回転させる巻取機構3と、給糸yをトラバースさせるト
ラバース機構4とにより主として構成されている。
【0009】巻取機構3は、機台フレーム5の両側部に
多数並設されたスピンドル6と、スピンドル6をベルト
7の摩擦接触で回転させるための回転用モータ8とを備
えている。スピンドル6は、図示した1 スパンで合計16
台設けられ、巻取回転軸となる回転シャフト9が上方に
伸びて、ボビン2aが二段に挿立されるようになってい
る。回転用モータ8は、機台フレーム5の長手方向端部
に隣接するボックスフレーム10に設置され、その出力
軸11にはベルト7が巻回されるプーリ12が取り付け
られている。そしてスピンドル6の近傍などに適宜配置
された複数のテンションプーリ13と協動して、ベルト
7を高速で循環駆動させるようになっている。
多数並設されたスピンドル6と、スピンドル6をベルト
7の摩擦接触で回転させるための回転用モータ8とを備
えている。スピンドル6は、図示した1 スパンで合計16
台設けられ、巻取回転軸となる回転シャフト9が上方に
伸びて、ボビン2aが二段に挿立されるようになってい
る。回転用モータ8は、機台フレーム5の長手方向端部
に隣接するボックスフレーム10に設置され、その出力
軸11にはベルト7が巻回されるプーリ12が取り付け
られている。そしてスピンドル6の近傍などに適宜配置
された複数のテンションプーリ13と協動して、ベルト
7を高速で循環駆動させるようになっている。
【0010】トラバース機構4は、給糸パッケージ14
の糸yをボビンに適宜導きパーン(巻取パッケージ)2
を形成するためのトラバース部材15と、トラバース部
材15を適宜昇降させるための昇降駆動手段16とを備
えている。トラバース部材15は、機台フレーム5の幅
方向中央に設けられて長手方向に伸びたトラバースバー
17と、トラバースバー17に基端が取り付けられて各
スピンドル6の近傍に延出されたトラバースガイド18
とで成る。トラバースバー17は、1 スパンに相当する
長さを有した中空ロッドとして形成され、二段のボビン
2aにそれぞれ対応するように二本並設されている。こ
れらトラバースバー17は、両端および中間位置が縦板
19にて連結され、ボビン長さに相当する距離だけ上下
に隔てられている。トラバースガイド18の先端側には
パーン2の周面に沿うように屈折した糸係合部57が形
成され、テンサ20を経由した給糸yの糸道をパーン2
側へ変えるようになっている。
の糸yをボビンに適宜導きパーン(巻取パッケージ)2
を形成するためのトラバース部材15と、トラバース部
材15を適宜昇降させるための昇降駆動手段16とを備
えている。トラバース部材15は、機台フレーム5の幅
方向中央に設けられて長手方向に伸びたトラバースバー
17と、トラバースバー17に基端が取り付けられて各
スピンドル6の近傍に延出されたトラバースガイド18
とで成る。トラバースバー17は、1 スパンに相当する
長さを有した中空ロッドとして形成され、二段のボビン
2aにそれぞれ対応するように二本並設されている。こ
れらトラバースバー17は、両端および中間位置が縦板
19にて連結され、ボビン長さに相当する距離だけ上下
に隔てられている。トラバースガイド18の先端側には
パーン2の周面に沿うように屈折した糸係合部57が形
成され、テンサ20を経由した給糸yの糸道をパーン2
側へ変えるようになっている。
【0011】昇降駆動手段16は、ボックスフレーム1
0の上部に設置されたサーボモータ21と、サーボモー
タ21により回転して一対の昇降体22,23を上下さ
せるボールネジ24と、昇降体22,23とトラバース
バー17とを連結するベルト25,26及びレール27
とで成る。サーボモータ21は、入力した制御信号の指
令によって回転数、回転方向、出力等を自在に変化させ
るものであり、ボックスフレーム10の外端側に設けら
れたコントローラ28に結線されている。ボールネジ2
4は鉛直方向に伸び、上端がサーボモータ21の出力軸
に連結し、下端は軸受29を介してボックスフレーム1
0に支持されている。それぞれの昇降体22,23には
第一のベルト25の一端が取付部材30を介して取り付
けられ、第一のベルト25の他端はガイドローラ31に
より方向転換されて、機台フレーム5の上下において長
手方向に水平に伸びたレール27に接続している。この
レール27は、機台フレーム5の適宜位置に配置された
巻きローラ32にラック・ピニオン機構で係合してお
り、レール27の長手方向の移動により巻きローラ32
が回転して、先端がトラバースバー17に接続した第二
のベルト26を巻取り或いは繰出すようになっている。
従って、サーボモータ8の正逆回転により昇降体22,
23が上下すると、その移動がベルト25,26及びレ
ール27を介してトラバースバー17に伝達され、トラ
バースガイド18がスピンドル6の回転シャフト9と並
行に往復移動することになる。
0の上部に設置されたサーボモータ21と、サーボモー
タ21により回転して一対の昇降体22,23を上下さ
せるボールネジ24と、昇降体22,23とトラバース
バー17とを連結するベルト25,26及びレール27
とで成る。サーボモータ21は、入力した制御信号の指
令によって回転数、回転方向、出力等を自在に変化させ
るものであり、ボックスフレーム10の外端側に設けら
れたコントローラ28に結線されている。ボールネジ2
4は鉛直方向に伸び、上端がサーボモータ21の出力軸
に連結し、下端は軸受29を介してボックスフレーム1
0に支持されている。それぞれの昇降体22,23には
第一のベルト25の一端が取付部材30を介して取り付
けられ、第一のベルト25の他端はガイドローラ31に
より方向転換されて、機台フレーム5の上下において長
手方向に水平に伸びたレール27に接続している。この
レール27は、機台フレーム5の適宜位置に配置された
巻きローラ32にラック・ピニオン機構で係合してお
り、レール27の長手方向の移動により巻きローラ32
が回転して、先端がトラバースバー17に接続した第二
のベルト26を巻取り或いは繰出すようになっている。
従って、サーボモータ8の正逆回転により昇降体22,
23が上下すると、その移動がベルト25,26及びレ
ール27を介してトラバースバー17に伝達され、トラ
バースガイド18がスピンドル6の回転シャフト9と並
行に往復移動することになる。
【0012】そして図1及び図2に示すように、本発明
の特長となるセンサー(レーザー距離センサー)33
が、トラバースバー17に筒形ブラケット34及び支持
板35を介して取り付けられている。筒形ブラケット3
4はトラバースバー17の所定位置に嵌合してボルト3
6により固定されており、支持板35はその面が鉛直に
なるように筒形ブラケット34に支持され、他端はスピ
ンドル6側に延出されて若干屈折されている。センサー
33は、支持板35の屈折端部にピンボルト37にて取
り付けられ、パーン2の半径方向に発光部38及び受光
部39が向けられている。そして発射したレーザー光4
0がパーン2(糸層41)の表面に当たって反射した光
42を受光部39が感知することで、その感知位置によ
り表面までの距離を検出し、この検出値をコントローラ
28に送信して直径に換算させるようになっている。
の特長となるセンサー(レーザー距離センサー)33
が、トラバースバー17に筒形ブラケット34及び支持
板35を介して取り付けられている。筒形ブラケット3
4はトラバースバー17の所定位置に嵌合してボルト3
6により固定されており、支持板35はその面が鉛直に
なるように筒形ブラケット34に支持され、他端はスピ
ンドル6側に延出されて若干屈折されている。センサー
33は、支持板35の屈折端部にピンボルト37にて取
り付けられ、パーン2の半径方向に発光部38及び受光
部39が向けられている。そして発射したレーザー光4
0がパーン2(糸層41)の表面に当たって反射した光
42を受光部39が感知することで、その感知位置によ
り表面までの距離を検出し、この検出値をコントローラ
28に送信して直径に換算させるようになっている。
【0013】また本実施例にあっては、センサー33を
覆うセンサーカバー43が設けられている。このカバー
センサー43は、センサー33の筒形ブラケット34と
は別個の筒形ブラケット44によりトラバースバー17
に取り付けられ、センサー33及び支持板43の上方と
両側方とを囲っている。
覆うセンサーカバー43が設けられている。このカバー
センサー43は、センサー33の筒形ブラケット34と
は別個の筒形ブラケット44によりトラバースバー17
に取り付けられ、センサー33及び支持板43の上方と
両側方とを囲っている。
【0014】このほか図1及び図2に示したように、ト
ラバースバー17の軸端部には、機幅方向に分岐したブ
ラケット45が嵌め合わされ、その分岐端部がボルト4
6により縦板19に取り付けられている。縦板19には
凹部が形成された摺動ブロック47がボルト48にて取
り付けられ、この摺動ブロック47に第二のワイヤ26
が取り付けられていると共に、その凹部に嵌め合わされ
るガイドレール49により上下に案内されるようになっ
ている。ガイドレール49は、機台フレーム5の長手方
向端部を構成するフレーム板50にボルト51で取り付
けられている。またフレーム板50にはトラバースバー
17の軸端部分を覆うカバー52が取り付けられてお
り、トラバースバー17の昇降に支障ないように縦方向
の開口53が形成されている。さらにカバー52の下方
には巻きローラ32を支持するための支持ブラケット5
4が取り付けられている。一方スピンドル6にはスピン
ドルカバー55が設けられ、ベルト7により回転される
部分をテンションプーリ13を含めてその上部及び側部
を覆っている。またスピンドル6を支持する断面コ字状
の支持レール56が、フレーム板50の下部間に掛け渡
されている。
ラバースバー17の軸端部には、機幅方向に分岐したブ
ラケット45が嵌め合わされ、その分岐端部がボルト4
6により縦板19に取り付けられている。縦板19には
凹部が形成された摺動ブロック47がボルト48にて取
り付けられ、この摺動ブロック47に第二のワイヤ26
が取り付けられていると共に、その凹部に嵌め合わされ
るガイドレール49により上下に案内されるようになっ
ている。ガイドレール49は、機台フレーム5の長手方
向端部を構成するフレーム板50にボルト51で取り付
けられている。またフレーム板50にはトラバースバー
17の軸端部分を覆うカバー52が取り付けられてお
り、トラバースバー17の昇降に支障ないように縦方向
の開口53が形成されている。さらにカバー52の下方
には巻きローラ32を支持するための支持ブラケット5
4が取り付けられている。一方スピンドル6にはスピン
ドルカバー55が設けられ、ベルト7により回転される
部分をテンションプーリ13を含めてその上部及び側部
を覆っている。またスピンドル6を支持する断面コ字状
の支持レール56が、フレーム板50の下部間に掛け渡
されている。
【0015】次に本実施例の作用を説明する。
【0016】パーンワインダ1により給糸yを巻き返す
に際して、まずオペレータがタッチパネル等によってコ
ントローラ28に糸種、パーン長、パーン形状等を設定
入力する。コントローラ28は、この設定条件に最適な
運転プログラムを抽出し、回転用モータ8及びサーボモ
ータ21をスタートさせる。回転用モータ8の駆動によ
りベルト7が高速で循環し、スピンドル6が回転してボ
ビン2aが回転される。スピンドル6の回転は、ボビン
2aの周速が一定になるように例えば関数に従って減ぜ
られる。そしてセンサー33が測定したパーン直径と、
サーボモータ21の回転により示されるトラバースガイ
ド18の位置情報により、糸yを巻いている部分の直径
及びその時点での糸層形状(プロフィール)が把握され
て、サーボモータ21の回転数、回転速度、回転方向等
がプログラムに従ってフィードバック制御され、所定の
トラバース幅及びトラバース位置を以てトラバースガイ
ド18が往復移動する。すなわちサーボモータ21及び
コントローラ28により、トラバースガイド18の位置
を検出する位置検出手段と、位置検出手段及びセンサー
33の検出結果に基づいてパーン2が所望の形状となる
ようトラバース動作に関する制御を行なう制御手段とが
構成されている。これで例えばコイルピッチが一定のフ
ィリング巻きで成るパーンが成形される。
に際して、まずオペレータがタッチパネル等によってコ
ントローラ28に糸種、パーン長、パーン形状等を設定
入力する。コントローラ28は、この設定条件に最適な
運転プログラムを抽出し、回転用モータ8及びサーボモ
ータ21をスタートさせる。回転用モータ8の駆動によ
りベルト7が高速で循環し、スピンドル6が回転してボ
ビン2aが回転される。スピンドル6の回転は、ボビン
2aの周速が一定になるように例えば関数に従って減ぜ
られる。そしてセンサー33が測定したパーン直径と、
サーボモータ21の回転により示されるトラバースガイ
ド18の位置情報により、糸yを巻いている部分の直径
及びその時点での糸層形状(プロフィール)が把握され
て、サーボモータ21の回転数、回転速度、回転方向等
がプログラムに従ってフィードバック制御され、所定の
トラバース幅及びトラバース位置を以てトラバースガイ
ド18が往復移動する。すなわちサーボモータ21及び
コントローラ28により、トラバースガイド18の位置
を検出する位置検出手段と、位置検出手段及びセンサー
33の検出結果に基づいてパーン2が所望の形状となる
ようトラバース動作に関する制御を行なう制御手段とが
構成されている。これで例えばコイルピッチが一定のフ
ィリング巻きで成るパーンが成形される。
【0017】このように、スピンドル6の回転シャフト
9に沿って昇降するトラバースバー17に、パーン2の
直径を非接触で測定するセンサー33を取り付けたの
で、フィリング巻きなど、センサーを固定して特定位置
のパーン直径を測定する方法では糸yを巻いている部分
の直径が判別しにくい巻き形状の場合であっても測定で
きる。また検出値は軸方向に平均化したものとなるの
で、振動の影響のない適正な値が得られる。すなわち昇
降駆動機構としてサーボモータ21を備えたパーンワイ
ンダ1において、プログラム制御のパーン成形が実現で
きる。
9に沿って昇降するトラバースバー17に、パーン2の
直径を非接触で測定するセンサー33を取り付けたの
で、フィリング巻きなど、センサーを固定して特定位置
のパーン直径を測定する方法では糸yを巻いている部分
の直径が判別しにくい巻き形状の場合であっても測定で
きる。また検出値は軸方向に平均化したものとなるの
で、振動の影響のない適正な値が得られる。すなわち昇
降駆動機構としてサーボモータ21を備えたパーンワイ
ンダ1において、プログラム制御のパーン成形が実現で
きる。
【0018】さらに本実施例にあっては、トラバースバ
ー17にセンサーカバー43を設けたので、昇降移動し
ているセンサー33に何かが当たって動くのを防止でき
る。さらに取り付けのための筒形ブラケット44を別個
にしたので、センサーカバー43が動いたときにもセン
サー33の測定に悪影響を与えることがない。
ー17にセンサーカバー43を設けたので、昇降移動し
ているセンサー33に何かが当たって動くのを防止でき
る。さらに取り付けのための筒形ブラケット44を別個
にしたので、センサーカバー43が動いたときにもセン
サー33の測定に悪影響を与えることがない。
【0019】なおセンサーとしてはレーザー距離センサ
ーに限らず、非接触のものであればよく、例えば超音波
センサーを用いてもよい。
ーに限らず、非接触のものであればよく、例えば超音波
センサーを用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、トラバー
ス部材に巻取パッケージに糸を巻いている部分の径を測
定するセンサーを設けることで、どのようなパッケージ
形状のものであっても適正に直径を測定でき、またその
トラバース部材の位置情報により、その時点での糸層形
状を把握することができ、所望の巻き形状のパッケージ
が簡単に得られる。
ス部材に巻取パッケージに糸を巻いている部分の径を測
定するセンサーを設けることで、どのようなパッケージ
形状のものであっても適正に直径を測定でき、またその
トラバース部材の位置情報により、その時点での糸層形
状を把握することができ、所望の巻き形状のパッケージ
が簡単に得られる。
【図1】本発明に係わるワインダのトラバース制御装置
の一実施例を示した平面図である。
の一実施例を示した平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】パーンワインダの全体を示した側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の正面図である。
1 パーンワインダ(ワインダ) 2 パーン(パッケージ) 6 スピンドル 9 回転シャフト(巻取回転軸) 15 トラバース部材 33 センサー
Claims (3)
- 【請求項1】 巻取回転軸にボビンを装着し、トラバー
ス部材で該ボビンの軸方向に糸をトラバースさせながら
前記ボビンに糸を巻取って巻取パッケージを形成するワ
インダにおいて、前記トラバース部材に、そのトラバー
ス部材の位置情報により糸を巻いている部分の巻取パッ
ケージの径を測定するセンサーを設け、このセンサーで
その時点での糸層形状を把握すると共にトラバース動作
に関する制御を行うことを特徴とするワインダのトラバ
ース制御装置。 - 【請求項2】 前記センサーを保護するカバーを設け、
このカバーが前記トラバース部材と共に移動する別の部
材に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
のワインダのトラバース制御装置。 - 【請求項3】 前記トラバース部材の位置を検出する位
置検出手段と、該位置検出手段及び前記センサーの検出
結果に基づいて前記巻取パッケージが所望の形状となる
ようトラバース動作に関する制御を行う手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1または2記載のワインダのト
ラバース制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5279465A JP2806230B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | ワインダのトラバース制御装置 |
FR9413397A FR2712273B1 (fr) | 1993-11-09 | 1994-11-08 | Procédé et dispositif pour contrôler l'opération de bobinage d'une bobineuse. |
ITMI942264A IT1271715B (it) | 1993-11-09 | 1994-11-09 | Metodo e dispositivo per controllare l'operazione di avvolgimento di un incannatoio. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5279465A JP2806230B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | ワインダのトラバース制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133060A JPH07133060A (ja) | 1995-05-23 |
JP2806230B2 true JP2806230B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=17611446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5279465A Expired - Fee Related JP2806230B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | ワインダのトラバース制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2806230B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234669A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-08-23 | Dietze & Schell Maschinenfabrik Gmbh | ロービングパッケージの実際直径を無接触で検出するダイレクトロービングワインダにおける装置、およびこのような装置を備えるロービングワインダ、ならびにロービングワインダを制御する方法、および紡糸装置を制御する方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5862024B2 (ja) * | 2011-03-14 | 2016-02-16 | 東レ株式会社 | 炭素繊維パッケージの巻密度測定装置、巻密度測定方法、ならびに炭素繊維パッケージ巻き上げ工程管理方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5025054A (ja) * | 1973-05-30 | 1975-03-17 | ||
JPS5214107Y2 (ja) * | 1974-10-01 | 1977-03-30 | ||
JPH0283491A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-23 | Suzuki Motor Co Ltd | 光電スイッチ |
JPH02231141A (ja) * | 1989-03-03 | 1990-09-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | フィラメントワインダー |
JPH0398954A (ja) * | 1989-09-13 | 1991-04-24 | Kanebo Ltd | 捲取装置 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP5279465A patent/JP2806230B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002234669A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-08-23 | Dietze & Schell Maschinenfabrik Gmbh | ロービングパッケージの実際直径を無接触で検出するダイレクトロービングワインダにおける装置、およびこのような装置を備えるロービングワインダ、ならびにロービングワインダを制御する方法、および紡糸装置を制御する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07133060A (ja) | 1995-05-23 |
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