JPH07323208A - 抄紙機またはその仕上装置におけるウエブより分離したダストを収集し、除去する方法と装置 - Google Patents

抄紙機またはその仕上装置におけるウエブより分離したダストを収集し、除去する方法と装置

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JPH07323208A
JPH07323208A JP7140059A JP14005995A JPH07323208A JP H07323208 A JPH07323208 A JP H07323208A JP 7140059 A JP7140059 A JP 7140059A JP 14005995 A JP14005995 A JP 14005995A JP H07323208 A JPH07323208 A JP H07323208A
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Jens Petter Enkvist
ペッター エンクビスト ジェンス
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    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B08B5/02Cleaning by the force of jets, e.g. blowing-out cavities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B5/00Cleaning by methods involving the use of air flow or gas flow
    • B08B5/02Cleaning by the force of jets, e.g. blowing-out cavities
    • B08B5/023Cleaning travelling work
    • B08B5/026Cleaning moving webs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B5/00Cleaning by methods involving the use of air flow or gas flow
    • B08B5/04Cleaning by suction, with or without auxiliary action
    • B08B5/043Cleaning travelling work
    • B08B5/046Cleaning moving webs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B08B2205/005Using the coanda effect of the gas flow/stream

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ウエブに付着したダストと不純物を分離し、拡
散を防止できるダストの除去方法と装置を提供。 【構成】抄紙機またはその仕上装置、とくにスリッタ巻
取機において、ウエブW から分離したダストD 等を収集
し、除去する方法であって、高圧送風P1の前後でウエブ
W からダスト等を吸い取る。抄紙機またはその仕上装
置、とくにスリッタ巻取機において、ウエブW から分離
したダストD 等を収集し、除去する装置において、装置
10は加圧チャンバ空間11を有し、その中には、ウエブW
に送風P1を当てるノズル開口12と、ウエブW に関連して
存在するダストD を除去する吸込み開口13,23 がある。
装置10における空気チャンバ11を加圧して、高圧送風P1
が空気チャンバ11のノズル開口12を通してウエブW に向
けて吹き付けるようにし、装置10の吸込み開口13,23 を
ノズル開口12の前後に、ウエブW の走行方向S に配置し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機またはその仕上
装置、とくにスリッタ巻取機において、ウエブから分離
したダストおよびそれと同等のものを収集し、除去する
方法に関するものである。この方法では、送風をウエブ
に当ててウエブからダストを分離し、吸込み作用をウエ
ブに加えて分離ダストをウエブとの関連から除去する。
【0002】さらに本発明は、抄紙機またはその仕上装
置、とくにスリッタ巻取機において、ウエブから分離し
たダストおよびそれと同等のものを収集し、除去する装
置に関するものである。この装置は、加圧チャンバ空間
を有し、その中に、ウエブに送風を当てるノズル開口
と、ウエブに関連して存在するダストを除去する吸込み
開口がある。
【0003】
【従来の技術】紙の製造後は、ダストと不純物、例えば
抄紙機の乾燥部から出る破片と繊維が紙の表面に付着す
る。第2に、多分最も重要なダストの源はスリット工程
自体である。このダストとこれらの不純物は、紙のその
後の加工に、とくに印刷に問題を生じる。なぜならば、
印刷ロールを清潔に保つことが、印刷品質の点で本質的
に重要だからである。
【0004】また、ダストは製紙設備とその後の工程の
両方でその周囲に拡散し、ダストが様々な添加剤を含ん
でいるため、作業での健康上の危険を伴うことがある。
【0005】従来技術に関してフィンランド特許第78,9
44号と第82,105号を参照するが、これらには、ダスト除
去の装置と方法が、とくにティッシュペーパ製造の用途
で記載されている。
【0006】フィンランド特許第78,944号には、抄紙機
においてウエブから分離されるダストを収集し、除去す
る方法と装置が記載されている。その発明で原理的に新
規な方法と考えられるのは、その方法では、送風をウエ
ブに当て、その送風によって、無接触で走行する紙ウエ
ブを支持し、ウエブからダストを分離し、さらに少なく
とも部分的にダストをその収集部に運ぶことである。こ
の方法を実行する装置で新規と考えられる点は、その装
置が1つまたは数個のダスト吸込みボックスを有し、そ
の中には中間空間によって分離された2つのノズルボッ
クスがあり、互いに反対方向に吹き出すコアンダノズ
ル、またはそれと同等のものが前記ノズルボックスの側
部に配置され、前記中間空間が真空になっている吸込み
空間に連通し、前記ダスト吸込みボックスの裏側には後
部吸込み空間があり、この吸込み空間は、バイパスウエ
ブに向けて開口し、真空になっている吸込み空間に連通
していることである。
【0007】フィンランド特許第82,105号には、ソフト
ティッシュウエブをクレーピングドクタによってヤンキ
ーシリンダから分離クレーピング(しぼ寄せ)するのに
関連して遊離するダストを除去する方法が記載されてい
る。これに関連して、ダストの一部が空気からなる境界
層とともに運ばれ、この境界層は、ウエブがヤンキーシ
リンダから巻取り部の方へ走行する作用によって捕捉さ
れ、ウエブに沿って追走する。この方法で新規と考えら
れることは、内部空間とウエブを安定させる一体化した
平面とを設けたダスト除去装置が、しぼ寄せしたウエブ
用の通路に対して直接、配置され、その走行中はウエブ
がこの一体化平面に対して特定の位置を密着して確保
し、内部空間へ吸入するだけで、ダストを含有する境界
層の少なくとも実質的な部分を除去することである。前
記特許には、この方法を実行する装置も記載されてい
る。前記装置で新規と考えられることは、装置がウエブ
の幅と同じ幅の通路を有し、その通路内には、ウエブの
走行方向に前部側エッジおよび後部側エッジと、固い面
被覆板とがあり、これらは、その通路を実質的に取り囲
むように配置され、内部空間を画成するとともに、被覆
板と前記側エッジの少なくとも1つとの間にスロットを
形成し、この内部空間で真空を生成する部材を設けて空
気がそのスロットを通して中に吸い込まれるようにし、
前記装置は、設置する場合、被覆板がしぼ寄せしたウエ
ブの移送通路に対して直接、位置するようにし、これよ
ってその面、すなわち一体化した被覆板がウエブを安定
させる効果を生み、ウエブの走行中はその被覆板に対し
てしっかりと正確な位置を獲得し、スロットがダスト含
有の境界層内に位置するようにした点である。
【0008】従来技術に関して、米国特許第4,715,078
号も参照するが、これには、紙ウエブのエッジをスリッ
タ巻取機のところで洗浄し、エッジから分離したダスト
を除去する方法と装置が記載されている。この装置で
は、2本の洗浄ロールが用いられ、これらは紙ウエブの
走行通路に意図的に配置されている。第1の洗浄ロール
は、紙ウエブがスリッタから遠くへ走行すると、その紙
ウエブの前部エッジに接触する。同時に、その紙ウエブ
が先へ走行するに従って、その上面も同じこのロールで
洗浄される。第2の洗浄ロールが紙ウエブの後部エッジ
を、それが先へ進むにつれて洗浄する。このロールによ
って、紙ウエブの下面も洗浄される。この後に、真空装
置によって、この洗浄ロールにより分離された粒子が除
去され、紙ウエブの4つのエッジも全部洗浄される。圧
力装置が紙ウエブの表面から粒子を除去して、これらを
真空装置により運び去ることができる。
【0009】米国特許第3,239,863 号には、ウエブ洗浄
装置が記載されているが、これにはチャンバ空間が採用
され、その中にはウエブに向けられた2本の空気ノズル
が形成され、ノズル間の空間を閉鎖して、この空間がノ
ズルから排気された空気とウエブから分離されたダスト
のための排出チャンバを形成するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術の装
置における問題は、ウエブに付着しているダストを分離
するのに充分に高い送風速度をいかに生み出すかという
ことと、装置をウエブからかなり遠くに配置し、その場
合、ウエブからダストおよび不純物を分離するためでは
なく、主に全体的にダストを除去するのに適した装置を
構成する必要があるということにある。
【0011】本発明は、ウエブに付着したダストと不純
物を分離するとともに、ダストなく周囲が清潔で、また
ダストの周囲への拡散を防止することも可能なダストの
除去方法と装置を提供することを目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、ウエブを破損する恐
れなくウエブ近くで動作可能なダスト除去装置を提供す
ることにある。
【0013】さらに本発明は、ウエブ破損の場合、およ
び/またはテール掛けの際、ウエブの通路から移動して
離すことができる装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的および後に明
らかになる目的を達成するために、本発明による方法
は、高圧送風をウエブに当てて、ダストをウエブから分
離し、ウエブの走行方向に、前記高圧送風の前後に、ウ
エブから分離されたダストおよびそれと同等のものを吸
い取ることとを主たる特徴としている。
【0015】さらに、本発明による装置は、装置におけ
る空気チャンバを加圧して、高圧送風を前記空気チャン
バのノズル開口を通してウエブに向けて吹き付けるよう
にし、装置の吸込み開口を前記ノズル開口の前後にウエ
ブの走行方向に配置していることを主たる特徴としてい
る。
【0016】本発明の好ましい実施例によれば、本装置
は2本の送風ノズルを有し、そのうちの一方は高圧のダ
スト分離ノズルであり、他方は低圧のエアカーテンノズ
ルである。これによって、分離したダストが機械室へ運
ばれるのを防止している。また本装置は2つの吸込み領
域を有し、これらの中へ、ウエブから分離されたダスト
と不純物が吸い込まれる。本装置は空気系統と連通し、
これは、汚染空気をウエブ分離機、または他の同等なフ
ィルタへ運び込み、そこから空気は機械室の外へ送り出
され、あるいは機械室の中へ戻される。
【0017】本発明によるノズルでは、送風のウエブか
らの距離は非常に小さく、2 〜5 mm、好ましくはわずか
約2 〜3 mmであり、第1の空気ノズルの空気空間で用い
られる圧力は20,000〜30,000 Pa 、好ましくは20,000〜
25,000 Pa であり、後者のノズルの空気空間における圧
力は、300 〜1,000 Pa、好ましくは300 〜500 Pa、例え
ば約400 Paである。
【0018】好ましい実施例では、送風ノズルのスロッ
トは0.5 mmであり、それに用いられる送風速度は毎秒20
0 メートルである。吸込みノズルでは、高いダクト速
度、約25〜50 m/s、好ましくは約30〜40 m/sを用いて、
空気中にある汚染物質がダクト壁に付着しないにしてい
る。
【0019】本発明による方法と装置は、抄紙機とその
仕上装置において、とくにスリッタ巻取機に関連して用
いることができる。スリッタ巻取機では、各ダスト除去
装置を縦断(スリッティング)の後に、その縦断部自体
にできるかぎり近く、ウエブのそれぞれの側に配置す
る。
【0020】本装置に関して、測定およびガイド装置が
設けられ、これによって装置のウエブからの距離を所望
のレベルに保ち、またこれによって、ウエブ破損または
他の障害の場合、装置をウエブから離して移動できる。
本装置は機械のフレーム構体に移動可能に取り付けられ
ている。
【0021】
【作用】本発明は、抄紙機またはその仕上装置、とくに
スリッタ巻取機において、ウエブから分離したダスト等
を収集し、除去する方法であって、送風をウエブに当て
てウエブからダストを分離し、吸込み作用をウエブに加
えて分離ダストをウエブとの関連から除去する方法にお
いて、高圧送風をウエブに当ててウエブからダストを分
離し、ウエブの走行方向において、高圧送風の前後でウ
エブからダスト等を吸い取る。抄紙機またはその仕上装
置、とくにスリッタ巻取機において、ウエブから分離し
たダスト等を収集し、除去する装置において、本装置は
加圧チャンバ空間を有し、その中には、ウエブに送風を
当てるノズル開口と、ウエブに関連して存在するダスト
を除去する吸込み開口がある。本装置における空気チャ
ンバを加圧して、高圧送風が空気チャンバのノズル開口
を通してウエブに向けて吹き付けるようにし、装置の吸
込み開口をノズル開口の前後に、ウエブの走行方向に配
置している。
【0022】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明をより詳細に
説明するが、本発明がこれらの図の細部に限定されるこ
とは決してないと考える。
【0023】図1に概略的に示す本発明の実施例におい
て、ダスト除去装置10がウエブWより上に配置されてい
る。ウエブWは方向Sに進む。装置10は加圧チャンバ11
を有し、この中へ送風空気がダクト14に沿って導入され
る。チャンバ11のノズル開口12からは、強力な送風P1
ウエブに向けて吹き付けられ、ウエブに付着しているど
んな不純物およびダスト粒子DもウエブWから分離され
るようにしている。送風開口12の前には、吸込み開口13
が設けられ、これは、分離されたダストおよび不純物粒
子Dを吸込み効果によって吸込み開口13から吸込みダク
ト15の中へ、これを通してさらに排気ダクト16へ除去す
る。ノズル開口12から吹き出される送風P1は高圧送風で
あるが、チャンバ21から送風開口22の中へ送り出される
送風P2は低圧送風であり、エアカーテンノズルとして作
用する。これによって、分離されたダストDが機械室内
に運ばれたり、ウエブWとともに移動する空気層に伴っ
てさらに運ばれたりするのを防止している。送風チャン
バ21の中へは、空気がダクト24に沿って送り込まれる。
第1の送風ノズル12と第2の送風ノズル22との間には、
第2の吸込み開口23が設けられ、これはさらに、前記ノ
ズル間の領域に存在する可能性のあるどんな不純物およ
びダスト粒子Dも吸込みダクト25の中へ、そこからさら
に排気ダクト16へ吸い込む。この装置はチャンバ31も含
み、そこからノズル開口32を通して送風が、装置をウエ
ブWのテール掛けに用いる際(図3)、ウエブWに向け
て送られる。
【0024】送風P1はダストをウエブWから分離し、同
時に、ウエブWを装置10の構造物から充分に遠くに離
す。ノズル開口12、22は連続スロットノズルであり、そ
の空隙幅は 0.2〜1 mm、好ましくは、例えば 0.5mmであ
る。このノズル開口12、22は、ウエブWの横断方向にウ
エブWの実質的な幅を横切って伸びている。装置10のウ
エブからの距離Eは、走行中は、2 〜6 mm、好ましくは
2 〜3 mmである。送風P1の送風速度は、例えば150 〜20
0 m/s であり、チャンバ11で用いられる圧力は、20,000
〜30,000 Pa 、好ましくは20,000〜25,000 Pa である。
送風P2の送風速度は、例えば30〜50 m/sであり、チャン
バ21で用いられる圧力は、500 〜1,500 Pa、好ましくは
約 500〜750 Paである。吸込み開口13、23における吸込
み速度は、25〜50 m/s、好ましくは約30〜40 m/sであ
る。吸込み開口13、23の空隙幅は、約5 〜20 mm 、好ま
しくは10〜15 mm である。吸込み開口13、23から吸い込
まれる空気量は、ノズル開口12、22を通して吹き出され
る空気量の約2倍の大きさになるようにすることが、こ
れらの数値の基本的な前提である。このようにして、ウ
エブから分離されるダストが周囲に確実に拡散しないよ
うにしている。第2の送風ノズル22は送風P2を生成し、
これは、上述のようにエアカーテンノズルとして作用
し、吸込み開口23を越えて運ばれるダストがウエブWに
沿ってさらに遠くへ運ばれるのを防止し、さらにダスト
が周囲に拡散するのも防止している。
【0025】吸込み開口13および23には、好ましくは多
孔板/網17、27を設け、これは、例えばウエブWの破損
に関連して形成されるどんなしわになった紙も装置10に
侵入するのを防止する。
【0026】装置10はシート状構体からなり、必要なチ
ャンバとダクトの形に作られて、装置10の清掃の目的で
部品に分解できるように締付け部材61によって組み立て
られている。第1のノズル開口12のノズル板は機械加工
で製作されているが、この場合、ノズル開口12の精度を
適切にすることができる。ノズル板18、18' も締付け部
材61によって相互に接続され、これによってチャンバ11
の清掃と、したがってノズル開口12の清掃も、清掃が必
要ならば、簡単になる。
【0027】図2において、本発明による装置の実施例
がウエブガイドロール49に関連してスリッタの後に配置
されている。この装置10は走行位置にあり、その場合、
図1に関連して上述したように作動する。装置10はそれ
自体既知の方法で機械の他のフレーム構体に取り付けら
れ、ウエブWの走行も、装置10に関連して取り付けられ
ている補助ロール101 によって案内される。
【0028】図3において、装置10は、ウエブWのテー
ル掛けの際、ウエブの付近から移動して離れている。そ
こで、ニップNを補助ロール101 とウエブガイドロール
49との間に形成し、このニップをウエブWのテール端部
Tが通過している。装置10の送風チャンバ31からは、送
風P3が吹き出し、これによってウエブWのテール掛けが
促進される。
【0029】図4は、伸びた(歪んだ)ウエブW上に設
けたダスト除去装置10の概略断面図である。装置10は必
要な数のブロック10' に分割されていて、これによって
送風をウエブWの湾曲形状に一致するよう合わせること
ができる。ブロック10' の数は、ウエブの幅にもよる
が、3〜5個、好ましくは3個である。ブロック10' の
ウエブWからの距離E'は測定装置40' によって、例えば
ブロック10' 間の連結点で測定され、その距離のデータ
が制御装置50' に送られる。
【0030】図5は、概略の空気系統図である。ダスト
はウエブWから吸込み領域13、23を通して排気ダクト16
へ吸い込まれ、そこからこのダスト含有空気は洗浄機53
へ送られ、洗浄機53には水がバルブ54を通して送られ
る。洗浄機53の後で、この空気はダスト分離機55の中へ
送られ、その後、この空気は排気ブロワ56を通して外気
へ出され、または機械室内へ戻される。
【0031】洗浄濾過された空気は送風ブロワ52から送
風ダクト14、24へ、そこからさらに送風チャンバ11、21
の中へ送られ、そこからは、図1に示すように、チャン
バ11から出てダスト分離送風P1がウエブWに向けて送風
され、またチャンバ21から出てエアカーテン送風P2が生
成される。
【0032】装置10に関連して、測定装置40が設けら
れ、これは、ウエブWからの装置10の距離を、例えば超
音波またはレーザ測定によって測定する。この測定装置
40から距離に関する情報が制御装置50へ送られ、この制
御装置は、装置10の紙ウエブWの距離Eを所望のレベ
ル、すなわち 2〜6 mm、好ましくは2 〜3 mmに調節す
る。装置10のウエブWに対する位置は一定に調節する。
なぜならば、例えばスリッタの後に配置されているスプ
レッダロール上で1つのスプレッダロールが150 mmまで
移動できるからである。
【0033】制御装置50は機械のフレーム構体100 上で
の装置10の動きを制御する。装置10の移動装置は、それ
自体当業者に既知のガイドおよび/またはそれと同等の
設備により実現することができる。制御装置50は、この
装置の動作も制御して、例えばウエブ破損に関連してこ
の装置をウエブWの通路から移動して離すようにしてい
る。
【0034】図6は、スリッタ45に関連して設けた本発
明による装置を示す。スリッタ45において、所望の幅の
複数の構成ウエブが1つのウエブWの全幅から切り裂か
れ、これらの構成ウエブは巻取機48によって顧客用ロー
ルに巻かれる。本発明による装置が1台、フリッタ45の
後に位置するワイヤガイドロール49のところに設けら
れ、ウエブWの反対側のには次の装置がスプレッダロー
ル46の前に配置され、これは、ウエブWの同じ側にある
が、前者のダスト除去装置に対して反対側にある。最後
に、ウエブWは巻取機48へ送られる。
【0035】以上、本発明のいくつかの実施例のみを参
照して本発明を説明したが、本発明は前記実施例の細部
に厳密に限定されることはないと思われる。特許請求の
範囲に明記する本発明の概念の範囲内で多くの変形と改
変が可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明による装置によれば、ウエブの面
に付着し紙のその後の工程に問題を生じるダストと不純
物を除去することができる。また、機械室にはいるダス
トが減少し、これによって作業環境も改善される。
【0037】本発明による方法では、ダストがウエブか
ら分離し、ダストが除去され、ウエブは送風装置から充
分に離れ、かつ同時に充分に近くに保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の機械方向における概略垂直
断面図である。
【図2】走行位置にスリッタ巻取機のところに取り付け
た本発明による装置の概略垂直断面図である。
【図3】ウエブ掛けの位置における図2に示す状態を示
す図である。
【図4】本発明による装置のウエブの幅の方向における
概略図である。
【図5】本発明による装置の概略空気系統図である。
【図6】スリッタ巻取機のところの本発明による配列の
実施例の概略図である。
【符号の説明】
10 ダスト除去装置 11 空気チャンバ 12 ノズル開口 13、23 吸込み開口 D ダスト I1,I2 吸込み作用 P1 送風 S 走行方向 W ウエブ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機またはどの仕上装置、とくにスリ
    ッタ巻取機において、ウエブから分離したダストおよび
    それと同等のものを収集し、除去する方法であって、送
    風をウエブに当ててウエブからダストを分離し、吸込み
    作用を前記ウエブに加えて、前記分離ダストを前記ウエ
    ブとの関連から除去する方法において、該方法は、前記
    ウエブに高圧の送風を当てて該ウエブからダストを分離
    し、該ウエブの走行方向に、前記高圧送風の前後に該ウ
    エブからダストおよびそれと同等のものを吸い取ること
    を特徴とする抄紙機またはその仕上装置におけるウエブ
    より分離したダストを収集し、除去する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、吸い込
    まれる空気量は吹き出される空気量の約2倍であること
    を特徴とする分離したダストを収集し、除去する方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記ウ
    エブに対して、該ウエブの走行方向に、前記高圧送風の
    後で低圧送風を加え、これによって前記分離ダストがさ
    らに以降に運搬され拡散するのを防止することを特徴と
    する分離したダストを収集し、除去する方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の方法におい
    て、前記ウエブに対して、送風をウエブから 2〜6 mm、
    好ましくは約 2〜3 mmの距離から当てることを特徴とす
    る分離したダストを収集し、除去する方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の方
    法において、前記送風の前記ウエブからの距離を測定
    し、該距離をウエブの走行中は一定に調節することを特
    徴とする分離したダストを収集し、除去する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の方
    法において、前記ウエブのテール掛けの間は、前記ダス
    ト分離送風およびエアカーテン送風を閉じ、第3の送風
    を吹き出してテール掛けを助成することを特徴とする分
    離したダストを収集し、除去する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の方
    法において、前記ダスト分離送風は約150 〜200 m/s の
    速度で吹き出すことを特徴とする分離したダストを収集
    し、除去する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の方
    法において、前記エアカーテン送風は約30〜50 m/sの速
    度で吹き出すことを特徴とする分離したダストを収集
    し、除去する方法。
  9. 【請求項9】 抄紙機またはその仕上装置、とくにスリ
    ッタ巻取機において、ウエブから分離したダストおよび
    それと同等のものを収集し、除去する装置であって、加
    圧チャンバ空間を有し、該空間の中に前記ウエブに送風
    を当てるノズル開口と、該ウエブに関連して存在するダ
    ストを除去する吸込み開口がある装置において、該装置
    における空気チャンバを加圧して、高圧送風を該空気チ
    ャンバのノズル開口を通してウエブに向けて吹き付け、
    該装置の吸込み開口は、前記ノズル開口の前後に前記ウ
    エブの走行方向に配置されていることを特徴とする抄紙
    機またはその仕上装置におけるウエブより分離したダス
    トを収集し、除去する装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、該装
    置における第2の空気チャンバが低圧にあり、エアカー
    テンとして作用する送風を前記ウエブに前記空気チャン
    バのノズル開口を通して当てることを特徴とするダスト
    を収集し、除去する装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の装置におい
    て、該装置は、該装置の前記ウエブからの距離の測定お
    よび調節のため手段を有し、該装置の前記ウエブからの
    距離が所望のレベルで一定に保つことを特徴とするダス
    トを収集し、除去する装置。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかに記載の
    装置において、該装置はさらに、第3の空気チャンバを
    有し、該空気チャンバから前記ノズル開口を通して送風
    を前記ウエブのテール掛け中に吹き出すことを特徴とす
    るダストを収集し、除去する装置。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし12のいずれかに記載の
    装置において、該装置は、締付け部材によって脱着可能
    に連結された構体からなり、該構体は、該装置の清掃の
    ために分解することができることを特徴とするダストを
    収集し、除去する装置。
  14. 【請求項14】 請求項9ないし13のいずれかに記載の
    装置において、前記ダスト分離およびエアカーテン送風
    用のノズル開口は、実質的に前記ウエブの幅を横切って
    伸び、該ノズル開口はスロットノズルであることを特徴
    とするダストを収集し、除去する装置。
  15. 【請求項15】 請求項9ないし14のいずれかに記載の
    装置において、前記吸込み開口部には、紙かすまたはそ
    れと同等のものが前記ウエブへ接近するのを防止するた
    めに多孔板が設けられていることを特徴とするダストを
    収集し、除去する装置。
  16. 【請求項16】 請求項9ないし15のいずれかに記載の
    装置において、該装置は複数のブロックで構成され、該
    装置の前記ウエブの方に面して配置された面の形状が該
    ウエブの幅の方向で該ウエブの湾曲形状に実質的に一致
    していることを特徴とするダストを収集し、除去する装
    置。
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