JPH07322721A - 移植機用苗供給装置の葉挟み込み防止手段 - Google Patents
移植機用苗供給装置の葉挟み込み防止手段Info
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- JPH07322721A JPH07322721A JP11696094A JP11696094A JPH07322721A JP H07322721 A JPH07322721 A JP H07322721A JP 11696094 A JP11696094 A JP 11696094A JP 11696094 A JP11696094 A JP 11696094A JP H07322721 A JPH07322721 A JP H07322721A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 苗トレイ51の左右両側の前後面をガイドフ
レーム34のガイド溝で案内しながら苗トレイ51を間
欠的に送り、この苗トレイ51から土付き苗54を押し
出して移植に供する。前記ガイドフレーム34の左右各
側上部に苗トレイ51の側部前面に当接して土付き苗5
4の葉54aのガイド溝侵入を阻止する葉挟み込み防止
部材41を設ける。 【効果】 土付き苗54の葉54aが苗トレイ51の側
部前面に倒れていても、ガイド溝53内への侵入を阻止
して損傷するのを防止でき、苗トレイ51からの土付き
苗54の正常な押し出しを確保できる。
レーム34のガイド溝で案内しながら苗トレイ51を間
欠的に送り、この苗トレイ51から土付き苗54を押し
出して移植に供する。前記ガイドフレーム34の左右各
側上部に苗トレイ51の側部前面に当接して土付き苗5
4の葉54aのガイド溝侵入を阻止する葉挟み込み防止
部材41を設ける。 【効果】 土付き苗54の葉54aが苗トレイ51の側
部前面に倒れていても、ガイド溝53内への侵入を阻止
して損傷するのを防止でき、苗トレイ51からの土付き
苗54の正常な押し出しを確保できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜等のポット苗を移
植する移植機に使用可能な苗供給装置の葉挟み込み防止
手段に関する。
植する移植機に使用可能な苗供給装置の葉挟み込み防止
手段に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ポット苗を移植するための畑地用の
移植機では、特公昭57−22282号公報に開示され
ているように、苗トレイの左右両側の前後面をガイドフ
レームのガイド溝で案内しながら苗トレイを間欠的に下
方へ送り、この苗トレイから土付き苗を押し出して移植
に供するように構成されている。
移植機では、特公昭57−22282号公報に開示され
ているように、苗トレイの左右両側の前後面をガイドフ
レームのガイド溝で案内しながら苗トレイを間欠的に下
方へ送り、この苗トレイから土付き苗を押し出して移植
に供するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、苗トレイに
植え付けられている土付き苗は、その葉が全て起立して
いるとは限らなく、苗トレイの前面(上面)に倒れてい
るものもあり、苗トレイの左右側端に位置する土付き苗
の葉が苗トレイの左右両側部上に倒れていると、この苗
トレイをガイドフレームのガイド溝内に挿入するとき、
この葉もガイド溝内に入り、挟み込まれることになり、
葉が損傷したり、苗トレイからの土付き苗の押し出しに
支障を及ぼしたりする可能性がある。
植え付けられている土付き苗は、その葉が全て起立して
いるとは限らなく、苗トレイの前面(上面)に倒れてい
るものもあり、苗トレイの左右側端に位置する土付き苗
の葉が苗トレイの左右両側部上に倒れていると、この苗
トレイをガイドフレームのガイド溝内に挿入するとき、
この葉もガイド溝内に入り、挟み込まれることになり、
葉が損傷したり、苗トレイからの土付き苗の押し出しに
支障を及ぼしたりする可能性がある。
【0004】本発明は、ガイドフレームの左右各側上部
に苗トレイの側部前面に当接して土付き苗の葉のガイド
溝侵入を阻止する葉挟み込み防止部材を設けることによ
り、葉の損傷を防止しかつ苗トレイからの土付き苗の正
常な押し出しを確保できるようにした移植機用苗供給装
置の葉挟み込み防止手段を提供することを目的とする。
に苗トレイの側部前面に当接して土付き苗の葉のガイド
溝侵入を阻止する葉挟み込み防止部材を設けることによ
り、葉の損傷を防止しかつ苗トレイからの土付き苗の正
常な押し出しを確保できるようにした移植機用苗供給装
置の葉挟み込み防止手段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、苗トレイ51の左右両側
の前後面をガイドフレーム34のガイド溝53で案内し
ながら苗トレイ51を間欠的に送り、この苗トレイ51
から土付き苗54を押し出して移植に供する移植機用苗
供給装置において、前記ガイドフレーム34の左右各側
上部に苗トレイ51の側部前面に当接して土付き苗54
の葉54aのガイド溝侵入を阻止する葉挟み込み防止部
材41を設けていることである。
のための第1の具体的手段は、苗トレイ51の左右両側
の前後面をガイドフレーム34のガイド溝53で案内し
ながら苗トレイ51を間欠的に送り、この苗トレイ51
から土付き苗54を押し出して移植に供する移植機用苗
供給装置において、前記ガイドフレーム34の左右各側
上部に苗トレイ51の側部前面に当接して土付き苗54
の葉54aのガイド溝侵入を阻止する葉挟み込み防止部
材41を設けていることである。
【0006】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、葉挟み込み防
止部材41はガイドフレーム34の側上部に横軸42を
介して枢支されていて、ガイドフレーム34のガイド溝
53内に挿入された苗トレイ51によって前方へ押動さ
れる当接部41Aと、この当接部41Aの押動で後退位
置から苗トレイ前面に当接する位置まで移動して土付き
苗54の葉54aをガイドフレーム前面より前方に浮き
上がらせる葉避け部41Bとを有していることである。
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、葉挟み込み防
止部材41はガイドフレーム34の側上部に横軸42を
介して枢支されていて、ガイドフレーム34のガイド溝
53内に挿入された苗トレイ51によって前方へ押動さ
れる当接部41Aと、この当接部41Aの押動で後退位
置から苗トレイ前面に当接する位置まで移動して土付き
苗54の葉54aをガイドフレーム前面より前方に浮き
上がらせる葉避け部41Bとを有していることである。
【0007】
【作用】苗トレイ51の左右両側部をガイドフレーム3
4のガイド溝53に挿入してその前後面をガイド溝53
で案内しながら下方へ間欠的に送る。この苗トレイ51
をガイド溝53に挿入し始めたとき、それまでガイド溝
53側に進出した位置にあった葉挟み込み防止部材41
の当接部41が、苗トレイ51によって押されて横軸4
2廻りに回動し、この当接部41Aと一体の葉避け部4
1Bが後退位置から苗トレイ前面に当接する位置まで移
動する。
4のガイド溝53に挿入してその前後面をガイド溝53
で案内しながら下方へ間欠的に送る。この苗トレイ51
をガイド溝53に挿入し始めたとき、それまでガイド溝
53側に進出した位置にあった葉挟み込み防止部材41
の当接部41が、苗トレイ51によって押されて横軸4
2廻りに回動し、この当接部41Aと一体の葉避け部4
1Bが後退位置から苗トレイ前面に当接する位置まで移
動する。
【0008】この葉避け部41Bが苗トレイ側部の前面
に当接することにより、その位置に倒れていた土付き苗
54の葉54aをガイドフレーム前面より前方に浮き上
がらせ、葉54aがガイド溝53内に入らないようにす
る。
に当接することにより、その位置に倒れていた土付き苗
54の葉54aをガイドフレーム前面より前方に浮き上
がらせ、葉54aがガイド溝53内に入らないようにす
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図8、9において、移植機は、移動装置1と、こ
の移動装置1に設けられた移植装置2とを具備してい
る。前記移動装置1は、車体フレーム3とこのフレーム
3に搭載されたエンジン4やミッションケース5及びハ
ンドル6等を有する機体7と、この機体7を支持して移
動させる走行装置8とを備えており、この走行装置8は
左右各一対の前輪9と後輪10とを有する。
する。図8、9において、移植機は、移動装置1と、こ
の移動装置1に設けられた移植装置2とを具備してい
る。前記移動装置1は、車体フレーム3とこのフレーム
3に搭載されたエンジン4やミッションケース5及びハ
ンドル6等を有する機体7と、この機体7を支持して移
動させる走行装置8とを備えており、この走行装置8は
左右各一対の前輪9と後輪10とを有する。
【0010】車体フレーム3には、エンジン4により駆
動される発電機と油圧ポンプとが搭載されていて、車体
フレーム3の前部にはバッテリー13が搭載されてい
る。車体フレーム3の前端部には、左右両側部は六角パ
イプ材から形成された前輪支持軸14が左右方向両側に
突出するよう設けられ、この前輪支持軸14は、その軸
心廻りに回動自在に車体フレーム3に支持されている。
動される発電機と油圧ポンプとが搭載されていて、車体
フレーム3の前部にはバッテリー13が搭載されてい
る。車体フレーム3の前端部には、左右両側部は六角パ
イプ材から形成された前輪支持軸14が左右方向両側に
突出するよう設けられ、この前輪支持軸14は、その軸
心廻りに回動自在に車体フレーム3に支持されている。
【0011】前記前輪支持軸14の六角パイプ材の部分
に、前輪支持アーム15が相対回動不能にかつ軸方向移
動可能に取り付けられ、前輪支持アーム15の下部に前
記前輪9が遊転自在に設けられている。前輪支持アーム
15には前輪9の左右位置調整のためのロックボルト1
6が設けられている。車体フレーム3の左右側面には車
軸ケース17が左右外方突出状に設けられ、この車軸ケ
ース17の外端部に伝動ケース18が設けられている。
伝動ケース18の下部には左右方向外方に突出する車軸
19が設けられ、この車軸19に前記後輪10が固定さ
れている。車軸19には軸方向に沿って複数の孔20が
設けられ、この孔20の一つを選択することで後輪10
の左右方向の取付け位置が調整可能とされている。
に、前輪支持アーム15が相対回動不能にかつ軸方向移
動可能に取り付けられ、前輪支持アーム15の下部に前
記前輪9が遊転自在に設けられている。前輪支持アーム
15には前輪9の左右位置調整のためのロックボルト1
6が設けられている。車体フレーム3の左右側面には車
軸ケース17が左右外方突出状に設けられ、この車軸ケ
ース17の外端部に伝動ケース18が設けられている。
伝動ケース18の下部には左右方向外方に突出する車軸
19が設けられ、この車軸19に前記後輪10が固定さ
れている。車軸19には軸方向に沿って複数の孔20が
設けられ、この孔20の一つを選択することで後輪10
の左右方向の取付け位置が調整可能とされている。
【0012】車軸ケース17は送りネジ機構11によっ
て伸縮自在とされた筒部材よりなり、伝動ケース18の
上部を支持している。前記移植装置2は、ミッションケ
ース5の後部とハンドル6のグリップとの間に配置され
ている。この移植装置2は、苗供給装置21と苗横送り
装置22と苗植付装置23と覆土装置24とを一体的に
ユニット化してなり、前部を機体7の後部に枢支し、後
部を弾支機構25を介してハンドル6に支持することに
より、機体7に対して上下方向回動自在に取り付けられ
ている。
て伸縮自在とされた筒部材よりなり、伝動ケース18の
上部を支持している。前記移植装置2は、ミッションケ
ース5の後部とハンドル6のグリップとの間に配置され
ている。この移植装置2は、苗供給装置21と苗横送り
装置22と苗植付装置23と覆土装置24とを一体的に
ユニット化してなり、前部を機体7の後部に枢支し、後
部を弾支機構25を介してハンドル6に支持することに
より、機体7に対して上下方向回動自在に取り付けられ
ている。
【0013】移植装置2の左右中央部には、一枚の鋼板
を垂直に配置してなる縦フレーム26が後方及び上方に
突出するよう設けられていて、この縦フレーム26の前
端は、機体7の後端部に設けた駆動軸27に外嵌された
筒体28の左端部に固定されている。筒体28の右端部
には補強フレーム29が後方突出状に固定され、この補
強フレーム29は、縦フレーム26の下部において左右
方向の所定間隔を有して対面するよう配置されている。
を垂直に配置してなる縦フレーム26が後方及び上方に
突出するよう設けられていて、この縦フレーム26の前
端は、機体7の後端部に設けた駆動軸27に外嵌された
筒体28の左端部に固定されている。筒体28の右端部
には補強フレーム29が後方突出状に固定され、この補
強フレーム29は、縦フレーム26の下部において左右
方向の所定間隔を有して対面するよう配置されている。
【0014】縦フレーム26と補強フレーム29の後端
部同士は横長の取付けフレーム30により連結され、こ
の取付けフレーム30の後端部に前記した苗供給装置2
1が設けられている。図1〜9において、前記苗供給装
置21は、上下枠と左右枠とにより矩形状に枠組みされ
た固定フレーム33を有し、この固定フレーム33はそ
の前端を取付けフレーム30に固定することにより、垂
直姿勢より若干後側に傾斜されており、垂直姿勢にする
ことも可能である。
部同士は横長の取付けフレーム30により連結され、こ
の取付けフレーム30の後端部に前記した苗供給装置2
1が設けられている。図1〜9において、前記苗供給装
置21は、上下枠と左右枠とにより矩形状に枠組みされ
た固定フレーム33を有し、この固定フレーム33はそ
の前端を取付けフレーム30に固定することにより、垂
直姿勢より若干後側に傾斜されており、垂直姿勢にする
ことも可能である。
【0015】固定フレーム33の前面側には、可動フレ
ーム(ガイドフレーム)34が左右方向移動自在に載置
されている。この可動フレーム34は、左右の側部材と
この側部材の両端同士を連結する連結部材とから枠組み
されていて、その左右方向の寸法は固定フレーム33の
左右方向の寸法の半分よりやや小さいものとされてい
る。
ーム(ガイドフレーム)34が左右方向移動自在に載置
されている。この可動フレーム34は、左右の側部材と
この側部材の両端同士を連結する連結部材とから枠組み
されていて、その左右方向の寸法は固定フレーム33の
左右方向の寸法の半分よりやや小さいものとされてい
る。
【0016】固定フレーム33と可動フレーム34との
間には、可動フレーム34を左右方向に移動案内するガ
イド装置36と横送り装置37とが設けられ、ガイド装
置36は、前記固定フレーム33の傾斜前面に、左右方
向に沿って且つ上下二段にわたって固定されたガイドレ
ール38を有する。このガイドレール38は、断面コ字
型を呈しており、可動フレーム34側には、ガイドレー
ル38の断面内において前後位置を規制しながら転動す
るガイドローラと、上下位置を規制しながら転動するガ
イドローラとが設けられている。
間には、可動フレーム34を左右方向に移動案内するガ
イド装置36と横送り装置37とが設けられ、ガイド装
置36は、前記固定フレーム33の傾斜前面に、左右方
向に沿って且つ上下二段にわたって固定されたガイドレ
ール38を有する。このガイドレール38は、断面コ字
型を呈しており、可動フレーム34側には、ガイドレー
ル38の断面内において前後位置を規制しながら転動す
るガイドローラと、上下位置を規制しながら転動するガ
イドローラとが設けられている。
【0017】横移動装置37は図1、4、7に示すよう
に、可動フレーム34の下面側に左右方向に沿って固定
されたラック45と、このラック45に噛合するように
前記固定フレーム33に設けられたピニオン46と、こ
のピニオン46を駆動する横移動モータ47と、可動フ
レーム34の間欠停止位置を検出する位置検出手段48
とで構成されている。
に、可動フレーム34の下面側に左右方向に沿って固定
されたラック45と、このラック45に噛合するように
前記固定フレーム33に設けられたピニオン46と、こ
のピニオン46を駆動する横移動モータ47と、可動フ
レーム34の間欠停止位置を検出する位置検出手段48
とで構成されている。
【0018】位置検出手段48は、固定フレーム33の
上面側に設けた光センサ49と、可動フレーム34の下
面側に設けた遮蔽板50とを有する。この遮蔽板50
は、可動フレーム34の左右方向に延設され、かつ光セ
ンサ49の投光器と受光器との間に配置されていて、光
センサ49の光路に対応する通過孔を一定ピッチおきに
備えている。
上面側に設けた光センサ49と、可動フレーム34の下
面側に設けた遮蔽板50とを有する。この遮蔽板50
は、可動フレーム34の左右方向に延設され、かつ光セ
ンサ49の投光器と受光器との間に配置されていて、光
センサ49の光路に対応する通過孔を一定ピッチおきに
備えている。
【0019】しかして、遮蔽板50が光センサ49の光
を遮蔽している間は横移動モータ47が駆動するが、光
が通過孔を介して受光器に入ると横送りモータ47が一
時停止するようになっており、これにより、横送りモー
タ47を所定量づつ間欠駆動してピニオン46を間欠回
転させることで、可動フレーム34が所定ピッチで左右
方向の一方に移動するようにしている。また、このモー
タ47を正逆回転することによって可動フレーム34は
左右方向に往復移動する。
を遮蔽している間は横移動モータ47が駆動するが、光
が通過孔を介して受光器に入ると横送りモータ47が一
時停止するようになっており、これにより、横送りモー
タ47を所定量づつ間欠駆動してピニオン46を間欠回
転させることで、可動フレーム34が所定ピッチで左右
方向の一方に移動するようにしている。また、このモー
タ47を正逆回転することによって可動フレーム34は
左右方向に往復移動する。
【0020】前記位置検出手段48は上下方向に複数段
列設されており、各遮蔽板50の通過孔のピッチP1、
P2、P3は、予め想定される数種類の苗トレイ51の
苗ポット52の横ピッチに合わせて異なるものに設定さ
れている。従って、苗トレイ51の変更で苗ポット52
の横ピッチが変わっても、その苗トレイ51に対応する
位置検出手段48を適宜選択することによって可動フレ
ーム34を適切な位置で間欠停止できる。
列設されており、各遮蔽板50の通過孔のピッチP1、
P2、P3は、予め想定される数種類の苗トレイ51の
苗ポット52の横ピッチに合わせて異なるものに設定さ
れている。従って、苗トレイ51の変更で苗ポット52
の横ピッチが変わっても、その苗トレイ51に対応する
位置検出手段48を適宜選択することによって可動フレ
ーム34を適切な位置で間欠停止できる。
【0021】なお、位置検出手段48としては、その他
リミットスイッチや近接スイッチを採用することができ
る。また、横移動モータ47をとしてパルスモータを採
用すれば位置検出手段48を不要にできる。前記可動フ
レーム34の下部は後方に向かって湾曲成形されている
(上部の後方に向かって湾曲しても良い。)。この可動
フレーム34の側部には図5に示すように支持部材39
が固着され、可動フレーム3と支持部材39とで苗トレ
イ51を縦方向に案内するガイド溝53が形成されてい
る。このガイド溝53は、左右方向の内側に向かって開
口するコの字状の溝で、上下端部でも開口している。
リミットスイッチや近接スイッチを採用することができ
る。また、横移動モータ47をとしてパルスモータを採
用すれば位置検出手段48を不要にできる。前記可動フ
レーム34の下部は後方に向かって湾曲成形されている
(上部の後方に向かって湾曲しても良い。)。この可動
フレーム34の側部には図5に示すように支持部材39
が固着され、可動フレーム3と支持部材39とで苗トレ
イ51を縦方向に案内するガイド溝53が形成されてい
る。このガイド溝53は、左右方向の内側に向かって開
口するコの字状の溝で、上下端部でも開口している。
【0022】この左右両側のガイド溝53の上端部の開
口から、苗トレイ51の左右両側部が挿入され、このト
レイ51はガイド溝53に案内されて下方に移動し、下
端部の開口から排出される。苗トレイ51は、比較的柔
らかいプラスチック製で、可動フレーム34の湾曲形状
に沿って変形可能である。苗トレイ51は、縦横に所定
ピッチで碁盤目状に配列された多数の苗ポット52を有
し、苗ポット52の開口縁部が互いに平面状に連結され
て、苗トレイ51の全体形状は長方形又は正方形に形成
されている。苗ポット52の底部の中心部には、底孔が
開設されている。各苗ポット52に土付き苗54が植え
られている。
口から、苗トレイ51の左右両側部が挿入され、このト
レイ51はガイド溝53に案内されて下方に移動し、下
端部の開口から排出される。苗トレイ51は、比較的柔
らかいプラスチック製で、可動フレーム34の湾曲形状
に沿って変形可能である。苗トレイ51は、縦横に所定
ピッチで碁盤目状に配列された多数の苗ポット52を有
し、苗ポット52の開口縁部が互いに平面状に連結され
て、苗トレイ51の全体形状は長方形又は正方形に形成
されている。苗ポット52の底部の中心部には、底孔が
開設されている。各苗ポット52に土付き苗54が植え
られている。
【0023】可動フレーム34の左右両側部の各上端部
は若干前方に湾曲していて苗トレイ51を挿入し易いよ
うになっており、この上端部の前面には葉挟み込み防止
手段40が設けられている。この葉挟み込み防止手段4
0は、図1〜3に示すように、苗トレイ51の側部前面
に当接して土付き苗54の葉54aのガイド溝53への
侵入を阻止するものであり、可動フレーム34の側上部
に固着の支持筒43に横軸42を挿通し、この横軸42
に2枚の板材を取り付けて構成している。
は若干前方に湾曲していて苗トレイ51を挿入し易いよ
うになっており、この上端部の前面には葉挟み込み防止
手段40が設けられている。この葉挟み込み防止手段4
0は、図1〜3に示すように、苗トレイ51の側部前面
に当接して土付き苗54の葉54aのガイド溝53への
侵入を阻止するものであり、可動フレーム34の側上部
に固着の支持筒43に横軸42を挿通し、この横軸42
に2枚の板材を取り付けて構成している。
【0024】第1の板材は正面視L字状でかつ側面視円
弧状であり、横軸42の大径端に径方向に溶着して葉避
け部41Bを形成しており、第2の板材は側面視円弧状
であり、筒状ボスを有して横軸42の小径端に嵌合固定
されており、当接部41A、葉避け部41B及び横軸4
2は、横軸42の軸心廻りに一体的に回動可能になって
いる。
弧状であり、横軸42の大径端に径方向に溶着して葉避
け部41Bを形成しており、第2の板材は側面視円弧状
であり、筒状ボスを有して横軸42の小径端に嵌合固定
されており、当接部41A、葉避け部41B及び横軸4
2は、横軸42の軸心廻りに一体的に回動可能になって
いる。
【0025】また、支持筒43には当接部41A側に突
出したストッパ43Aが設けられ、葉挟み込み防止部材
41が図2に2点鎖線で示す後退位置より反時計方向に
回動するのを規制している。当接部41Aと支持筒43
との間には戻しスプリング44が設けられ、葉挟み込み
防止部材41を前記ストッパ43Aに当接する後退位置
側に付勢している。
出したストッパ43Aが設けられ、葉挟み込み防止部材
41が図2に2点鎖線で示す後退位置より反時計方向に
回動するのを規制している。当接部41Aと支持筒43
との間には戻しスプリング44が設けられ、葉挟み込み
防止部材41を前記ストッパ43Aに当接する後退位置
側に付勢している。
【0026】前記葉挟み込み防止部材41の当接部41
Aと葉避け部41Bとは横軸42の軸方向にずれて配置
されている。当接部41Aは可動フレーム34の内側縁
より内方に位置して、ガイド溝53とオーバラップする
位置まで進出可能であり、前記後退位置のときに進出し
ており、可動フレーム34内へ挿入された苗トレイ51
の側部によって時計方向に押動可能になっている。な
お、可動フレーム34に当接部41Aが侵入可能な切欠
を形成しておいて、当接部41Aをガイド溝53内に進
出可能にしても良い。
Aと葉避け部41Bとは横軸42の軸方向にずれて配置
されている。当接部41Aは可動フレーム34の内側縁
より内方に位置して、ガイド溝53とオーバラップする
位置まで進出可能であり、前記後退位置のときに進出し
ており、可動フレーム34内へ挿入された苗トレイ51
の側部によって時計方向に押動可能になっている。な
お、可動フレーム34に当接部41Aが侵入可能な切欠
を形成しておいて、当接部41Aをガイド溝53内に進
出可能にしても良い。
【0027】葉避け部41Bは可動フレーム34の切欠
34aから上方へ突出しており、当接部41Aが苗トレ
イ51に当接して後退位置から押動されたとき、葉避け
部41Bの先端は苗トレイ51の前面に当接する位置ま
で移動する。この葉避け部41Bは苗トレイ51の前面
に当接することにより、同前面に倒れている土付き苗5
4の葉54aがあればこれを可動フレーム34前面より
前方に浮き上がらせ、ガイド溝53内に苗トレイ51と
共に入るのを阻止する。
34aから上方へ突出しており、当接部41Aが苗トレ
イ51に当接して後退位置から押動されたとき、葉避け
部41Bの先端は苗トレイ51の前面に当接する位置ま
で移動する。この葉避け部41Bは苗トレイ51の前面
に当接することにより、同前面に倒れている土付き苗5
4の葉54aがあればこれを可動フレーム34前面より
前方に浮き上がらせ、ガイド溝53内に苗トレイ51と
共に入るのを阻止する。
【0028】尚、前記葉挟み込み防止手段40は葉挟み
込み防止部材41に当接部41Aを設けずに、支持部材
39に苗トレイ検出センサ69と電磁石70(図2に2
点鎖線で示す)を設けておき、ガイド溝53への苗トレ
イ51の挿入を苗トレイ検出センサ69で検出して電磁
石70を励磁し、この電磁石70で葉挟み込み防止部材
41の葉避け部41Bを磁着して苗トレイ51に当接す
るように構成しても良い。
込み防止部材41に当接部41Aを設けずに、支持部材
39に苗トレイ検出センサ69と電磁石70(図2に2
点鎖線で示す)を設けておき、ガイド溝53への苗トレ
イ51の挿入を苗トレイ検出センサ69で検出して電磁
石70を励磁し、この電磁石70で葉挟み込み防止部材
41の葉避け部41Bを磁着して苗トレイ51に当接す
るように構成しても良い。
【0029】可動フレーム34の左右方向略中央部に
は、ガイド片55が上下方向に沿って配置されている。
このガイド片55は、前記苗トレイ51の苗ポット52
の左右の間隙に位置してこの苗トレイ51を上下方向に
案内し、左右方向の蛇行を防止している。可動フレーム
34には、前記ガイド溝53に挿入された苗トレイ51
を所定ピッチ毎に下方に向かって送る縦送り装置56が
設けられている。
は、ガイド片55が上下方向に沿って配置されている。
このガイド片55は、前記苗トレイ51の苗ポット52
の左右の間隙に位置してこの苗トレイ51を上下方向に
案内し、左右方向の蛇行を防止している。可動フレーム
34には、前記ガイド溝53に挿入された苗トレイ51
を所定ピッチ毎に下方に向かって送る縦送り装置56が
設けられている。
【0030】この縦送り装置56は、側部材の上下部に
各々設けられた一対のスプロケット57、58と、前記
両スプロケット57、58間に掛け渡されかつ支持部材
39によって案内されるチェーン59と、このチェーン
59に所定間隔をおいて枠内側に突設された係合ピン6
0と、一方のスプロケット58を間欠的に回転駆動する
縦送りモータ61等とから構成されている。係合ピン6
0は、ガイド溝53に挿入された苗トレイ51の左右の
最外側列の苗ポット52に上方から係合し、苗トレイ5
1を下方に移動させる。
各々設けられた一対のスプロケット57、58と、前記
両スプロケット57、58間に掛け渡されかつ支持部材
39によって案内されるチェーン59と、このチェーン
59に所定間隔をおいて枠内側に突設された係合ピン6
0と、一方のスプロケット58を間欠的に回転駆動する
縦送りモータ61等とから構成されている。係合ピン6
0は、ガイド溝53に挿入された苗トレイ51の左右の
最外側列の苗ポット52に上方から係合し、苗トレイ5
1を下方に移動させる。
【0031】固定フレーム33には、苗押出装置62が
設けられている。この苗押出装置62は、苗トレイ51
の苗ポット52に植えられた土付き苗54を前方に押し
出すもので、ポット52の底孔に挿脱自在に挿入される
押出棒63と、この押出棒63をその軸心方向に往復移
動させるクランク機構64と、このクランク機構64を
回転駆動する押出モータ65とから構成されている。
設けられている。この苗押出装置62は、苗トレイ51
の苗ポット52に植えられた土付き苗54を前方に押し
出すもので、ポット52の底孔に挿脱自在に挿入される
押出棒63と、この押出棒63をその軸心方向に往復移
動させるクランク機構64と、このクランク機構64を
回転駆動する押出モータ65とから構成されている。
【0032】前記押出棒63は、固定フレーム33の左
右方向略中央部で、かつ前記可動フレーム34の湾曲部
よりも少し上方の直線部に位置するよう配置されてい
る。前記固定フレーム33には苗横送り装置22が支持
されている。この苗横送り装置22は、モータ72によ
って駆動される駆動プーリ73と從動プーリ74との間
にエンドレス状のベルト75を巻掛けてベルトコンベヤ
76を形成し、このベルトコンベヤ76の搬送方向前方
に苗受けトレイ77を配置して構成されている。
右方向略中央部で、かつ前記可動フレーム34の湾曲部
よりも少し上方の直線部に位置するよう配置されてい
る。前記固定フレーム33には苗横送り装置22が支持
されている。この苗横送り装置22は、モータ72によ
って駆動される駆動プーリ73と從動プーリ74との間
にエンドレス状のベルト75を巻掛けてベルトコンベヤ
76を形成し、このベルトコンベヤ76の搬送方向前方
に苗受けトレイ77を配置して構成されている。
【0033】前記ベルト75は苗押出装置62によって
苗トレイ51から押出される1個の土付き苗54を載置
し、苗ポット52のピッチ毎に1ピッチづつ横送りし、
載置した土付き苗54を苗受けトレイ77に受け渡す。
前記苗受けトレイ77は図6に示すように、支持台78
に支軸79を介して揺動可能に支持され、ベルト75の
移動方向と直交する方向に下向き揺動して、受持した土
付き苗54を苗植付装置23の植付筒67に落下供給す
るもので、苗落下供給手段81を構成している。
苗トレイ51から押出される1個の土付き苗54を載置
し、苗ポット52のピッチ毎に1ピッチづつ横送りし、
載置した土付き苗54を苗受けトレイ77に受け渡す。
前記苗受けトレイ77は図6に示すように、支持台78
に支軸79を介して揺動可能に支持され、ベルト75の
移動方向と直交する方向に下向き揺動して、受持した土
付き苗54を苗植付装置23の植付筒67に落下供給す
るもので、苗落下供給手段81を構成している。
【0034】前記苗落下供給手段81の支持台78には
軸82を介してベルクランク83が枢支され、このベル
クランク83の一端はリンク84を介して苗受けトレイ
77の下面に連結され、他端は植付筒67の昇降軌道近
傍に突出していて、植付筒67の上部に設けた当接体8
5と当接可能になっている。この植付筒67の昇降動作
間隔は可変であり、ベルト75の間欠駆動と略同期可能
になっている。
軸82を介してベルクランク83が枢支され、このベル
クランク83の一端はリンク84を介して苗受けトレイ
77の下面に連結され、他端は植付筒67の昇降軌道近
傍に突出していて、植付筒67の上部に設けた当接体8
5と当接可能になっている。この植付筒67の昇降動作
間隔は可変であり、ベルト75の間欠駆動と略同期可能
になっている。
【0035】前記苗受けトレイ77はベルト75で搬送
されてくる土付き苗54を一端受持するので、ベルト7
5と植付筒67との間欠動作のタイミングがずれていて
もそのずれを吸収できる。また、植付筒67が土付き苗
54の供給を受けるために上昇してきたとき、当接体8
5がベルクランク83を揺動して、リンク84を介して
苗受けトレイ77を下向き揺動させるので、苗受けトレ
イ77を植付筒67の動作と同期させて正確に土付き苗
54を植付筒67に落下供給できる。
されてくる土付き苗54を一端受持するので、ベルト7
5と植付筒67との間欠動作のタイミングがずれていて
もそのずれを吸収できる。また、植付筒67が土付き苗
54の供給を受けるために上昇してきたとき、当接体8
5がベルクランク83を揺動して、リンク84を介して
苗受けトレイ77を下向き揺動させるので、苗受けトレ
イ77を植付筒67の動作と同期させて正確に土付き苗
54を植付筒67に落下供給できる。
【0036】前記苗受けトレイ77の上方には苗強制落
下手段88が配置されている。この苗強制落下手段88
は図外のモータによって回転駆動される横軸89にかき
落とし部材90を設けて構成されている。前記かき落と
し部材90は例えば、ボス部の小さい角度範囲に複数本
の細い鉄棒を溶着し、この鉄棒にビニールパイプの基端
を嵌合し、そのビニールパイプの先端を柔軟かつ弾性変
形自在にして形成している。
下手段88が配置されている。この苗強制落下手段88
は図外のモータによって回転駆動される横軸89にかき
落とし部材90を設けて構成されている。前記かき落と
し部材90は例えば、ボス部の小さい角度範囲に複数本
の細い鉄棒を溶着し、この鉄棒にビニールパイプの基端
を嵌合し、そのビニールパイプの先端を柔軟かつ弾性変
形自在にして形成している。
【0037】苗強制落下手段88は植付筒67の上昇に
同期してかき落とし部材90を1回転し、傾動する苗受
けトレイ77上の土付き苗54の土部54bを引っ掛け
て、強制的にかき落とす。かき落とし部材90は往復運
動させることもできるが、苗受けトレイ77への土付き
苗54搬入時には上方に待機させておいて、かき落とし
時に1回転させるほうが、土付き苗54を反対方向にか
き落とすという誤動作が回避でき、正確な落下供給がで
きる。
同期してかき落とし部材90を1回転し、傾動する苗受
けトレイ77上の土付き苗54の土部54bを引っ掛け
て、強制的にかき落とす。かき落とし部材90は往復運
動させることもできるが、苗受けトレイ77への土付き
苗54搬入時には上方に待機させておいて、かき落とし
時に1回転させるほうが、土付き苗54を反対方向にか
き落とすという誤動作が回避でき、正確な落下供給がで
きる。
【0038】植付装置36は、前端部が縦フレーム26
に枢支された平行リンク66と、この平行リンク66の
後端部に枢支された植付筒67とを有する。植付筒67
は、上下端部が開口した断面矩形の筒体で、この植付筒
67の下部に前後方向に開閉自在となるくちばし状の穿
孔爪68が枢支され、この一対の穿孔爪68により植付
筒67の下端開口が開閉自在に施蓋されている。植付筒
67は、平行リンク66の揺動運動により、後方側が膨
らんだD字状の軌跡を移動する。そして、その運動軌跡
の下部において前記穿孔爪68が開くように構成されて
いる。
に枢支された平行リンク66と、この平行リンク66の
後端部に枢支された植付筒67とを有する。植付筒67
は、上下端部が開口した断面矩形の筒体で、この植付筒
67の下部に前後方向に開閉自在となるくちばし状の穿
孔爪68が枢支され、この一対の穿孔爪68により植付
筒67の下端開口が開閉自在に施蓋されている。植付筒
67は、平行リンク66の揺動運動により、後方側が膨
らんだD字状の軌跡を移動する。そして、その運動軌跡
の下部において前記穿孔爪68が開くように構成されて
いる。
【0039】なお、前記各モータ47、61、65、7
2等は、DCモータ等で構成され、前記発電機、バッテ
リーから図示省略の制御装置を介して供給される電力に
より駆動される。前記した苗供給装置21によれば、ま
ず、可動フレーム34を左右方向いずれか一方のストロ
ークエンド位置に停止させる。苗54が植えられた苗ト
レイ51を手作業により可動フレーム34のガイド溝5
3に挿入する。
2等は、DCモータ等で構成され、前記発電機、バッテ
リーから図示省略の制御装置を介して供給される電力に
より駆動される。前記した苗供給装置21によれば、ま
ず、可動フレーム34を左右方向いずれか一方のストロ
ークエンド位置に停止させる。苗54が植えられた苗ト
レイ51を手作業により可動フレーム34のガイド溝5
3に挿入する。
【0040】次に、縦送り装置56の縦送りモータ61
を始動させて苗トレイ51を下方に送る。苗トレイ51
の最下段の苗ポット52が苗押出装置62の押出棒63
の位置に到着すると前記モータ61が自動停止する。そ
の後、植え付け作業開始の指令により押出装置62の押
出モータ65が始動し、クランク機構64を介して押出
棒63を前方に移動させる。押出棒63は苗ポット52
の底孔から苗ポット52に挿入され、苗54を押し出
す。押出棒65はその後、底孔から退出して待機位置で
停止する。
を始動させて苗トレイ51を下方に送る。苗トレイ51
の最下段の苗ポット52が苗押出装置62の押出棒63
の位置に到着すると前記モータ61が自動停止する。そ
の後、植え付け作業開始の指令により押出装置62の押
出モータ65が始動し、クランク機構64を介して押出
棒63を前方に移動させる。押出棒63は苗ポット52
の底孔から苗ポット52に挿入され、苗54を押し出
す。押出棒65はその後、底孔から退出して待機位置で
停止する。
【0041】このようにして押出工程が終了すると、横
移動装置37の横移動モータ47が始動し、可動フレー
ム34を横方向1ピッチ(横方向に相い隣接する苗ポッ
ト52の中心間距離)だけ横方向に移動して停止する。
そして、苗押出装置62が次の押出工程の1サイクルを
行う。この動作を繰り返し、その段の全ての苗ポット5
2から苗54を押し出すと、次ぎに縦送り装置56が作
動して苗トレイ51を縦方向に1ピッチ(上下方向に相
い隣接する苗ポット52の中心間距離)だけ下方に送
る。
移動装置37の横移動モータ47が始動し、可動フレー
ム34を横方向1ピッチ(横方向に相い隣接する苗ポッ
ト52の中心間距離)だけ横方向に移動して停止する。
そして、苗押出装置62が次の押出工程の1サイクルを
行う。この動作を繰り返し、その段の全ての苗ポット5
2から苗54を押し出すと、次ぎに縦送り装置56が作
動して苗トレイ51を縦方向に1ピッチ(上下方向に相
い隣接する苗ポット52の中心間距離)だけ下方に送
る。
【0042】そして、押出装置62が押し出しの1サイ
クルを行う。次に、横移動装置37が前記とは逆方向に
可動フレーム34を横方向に1ピッチづつ間欠送りす
る。以上の動作を繰り返すことにより、苗トレイ51の
全ての苗ポット52の苗54が1つづつ押し出される。
苗供給装置21から押し出された苗54は、横送り装置
22のベルトコンベア76により受持されて取り出され
て隣の苗54との葉のからみつきが完全に分離される。
そして苗受けトレイ77に移載され、この苗受けトレイ
77が植付装置23の移植筒67の上昇により傾動さ
れ、載置していた土付き苗54を落下する。
クルを行う。次に、横移動装置37が前記とは逆方向に
可動フレーム34を横方向に1ピッチづつ間欠送りす
る。以上の動作を繰り返すことにより、苗トレイ51の
全ての苗ポット52の苗54が1つづつ押し出される。
苗供給装置21から押し出された苗54は、横送り装置
22のベルトコンベア76により受持されて取り出され
て隣の苗54との葉のからみつきが完全に分離される。
そして苗受けトレイ77に移載され、この苗受けトレイ
77が植付装置23の移植筒67の上昇により傾動さ
れ、載置していた土付き苗54を落下する。
【0043】植付装置23の移植筒67は、苗受けトレ
イ77から落下供給された土付き苗54を受持し、下降
して穿孔爪68で畝の上面に植え付け孔を穿孔すると共
に、この孔に土付き苗54を投入して植え付け、その
後、覆土装置24によりその植え付け孔を覆土する。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、本発明は搭乗タイプ
又はトラクタ牽引タイプの移植機に採用したり、移植装
置2を車体フレーム3に対して左右方向に配置(苗トレ
イ51の前後面が走行方向左右に向く)したり、可動フ
レーム34を固定しかつ押出棒63を苗トレイ51の横
1列の土付き苗54をベルト75上に同時に押し出す構
造にしたりすることができる。
イ77から落下供給された土付き苗54を受持し、下降
して穿孔爪68で畝の上面に植え付け孔を穿孔すると共
に、この孔に土付き苗54を投入して植え付け、その
後、覆土装置24によりその植え付け孔を覆土する。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、本発明は搭乗タイプ
又はトラクタ牽引タイプの移植機に採用したり、移植装
置2を車体フレーム3に対して左右方向に配置(苗トレ
イ51の前後面が走行方向左右に向く)したり、可動フ
レーム34を固定しかつ押出棒63を苗トレイ51の横
1列の土付き苗54をベルト75上に同時に押し出す構
造にしたりすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ガイドフ
レーム34の左右各側上部に苗トレイ51の側部前面に
当接して土付き苗54の葉54aのガイド溝侵入を阻止
する葉挟み込み防止部材41を設けているので、土付き
苗54の葉54aが苗トレイ51の側部前面に倒れてい
ても、ガイド溝53内への侵入を阻止して損傷するのを
防止でき、苗トレイ51からの土付き苗54の正常な押
し出しを確保できる。
レーム34の左右各側上部に苗トレイ51の側部前面に
当接して土付き苗54の葉54aのガイド溝侵入を阻止
する葉挟み込み防止部材41を設けているので、土付き
苗54の葉54aが苗トレイ51の側部前面に倒れてい
ても、ガイド溝53内への侵入を阻止して損傷するのを
防止でき、苗トレイ51からの土付き苗54の正常な押
し出しを確保できる。
【0045】また、葉挟み込み防止部材41はガイドフ
レーム34の側上部に横軸42を介して枢支されてい
て、ガイドフレーム34のガイド溝53内に挿入された
苗トレイ51の側部によって前方へ押動される当接部4
1Aと、この当接部41Aの押動で後退位置から苗トレ
イ前面に当接する位置まで移動して土付き苗54の葉5
4aをガイドフレーム前面より前方に浮き上がらせる葉
避け部41Bとを有しているので、葉挟み込み防止部材
41を簡単かつ安価に製作できる。
レーム34の側上部に横軸42を介して枢支されてい
て、ガイドフレーム34のガイド溝53内に挿入された
苗トレイ51の側部によって前方へ押動される当接部4
1Aと、この当接部41Aの押動で後退位置から苗トレ
イ前面に当接する位置まで移動して土付き苗54の葉5
4aをガイドフレーム前面より前方に浮き上がらせる葉
避け部41Bとを有しているので、葉挟み込み防止部材
41を簡単かつ安価に製作できる。
【図1】本発明の実施例を示す移植機の苗供給装置の側
面図である。
面図である。
【図2】葉挟み込み防止手段の断面側面図である。
【図3】葉挟み込み防止手段の正面図である。
【図4】図1のX矢視図である。
【図5】苗供給装置の要部の平面図である。
【図6】苗横送り装置及び苗植付装置の一部断面正面図
である。
である。
【図7】苗供給装置の正面図である。
【図8】移植機の全体側面図である。
【図9】同平面図である。
21 苗供給装置 34 ガイドフレーム(可動フレーム) 40 葉挟み込み防止手段 41 葉挟み込み防止部材 41A 当接部 41B 葉避け部 42 横軸 51 苗トレイ 52 苗ポット 53 ガイド溝 54 土付き苗 54a 葉
Claims (2)
- 【請求項1】 苗トレイ(51)の左右両側の前後面を
ガイドフレーム(34)のガイド溝(53)で案内しな
がら苗トレイ(51)を間欠的に送り、この苗トレイ
(51)から土付き苗(54)を押し出して移植に供す
る移植機用苗供給装置において、 前記ガイドフレーム(34)の左右各側上部に苗トレイ
(51)の側部前面に当接して土付き苗(54)の葉
(54a)のガイド溝侵入を阻止する葉挟み込み防止部
材(41)を設けていることを特徴とする移植機用苗供
給装置の葉挟み込み防止手段。 - 【請求項2】 前記葉挟み込み防止部材(41)はガイ
ドフレーム(34)の側上部に横軸(42)を介して枢
支されていて、ガイドフレーム(34)のガイド溝(5
3)内に挿入された苗トレイ(51)によって前方へ押
動される当接部(41A)と、この当接部(41A)の
押動で後退位置から苗トレイ前面に当接する位置まで移
動して土付き苗(54)の葉(54a)をガイドフレー
ム前面より前方に浮き上がらせる葉避け部(41B)と
を有していることを特徴とする請求項1に記載の移植機
用苗供給装置の葉挟み込み防止手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11696094A JP2860251B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 移植機用苗供給装置の葉挟み込み防止手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11696094A JP2860251B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 移植機用苗供給装置の葉挟み込み防止手段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07322721A true JPH07322721A (ja) | 1995-12-12 |
JP2860251B2 JP2860251B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14700006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11696094A Expired - Fee Related JP2860251B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 移植機用苗供給装置の葉挟み込み防止手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860251B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104620740A (zh) * | 2015-01-23 | 2015-05-20 | 华南农业大学 | 一种阵列式水稻播秧机的联动机构 |
CN112385378A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-02-23 | 泉州市同益产品设计有限公司 | 一种小苗移栽机 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11696094A patent/JP2860251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104620740A (zh) * | 2015-01-23 | 2015-05-20 | 华南农业大学 | 一种阵列式水稻播秧机的联动机构 |
CN104620740B (zh) * | 2015-01-23 | 2016-05-18 | 华南农业大学 | 一种阵列式水稻播秧机的联动机构 |
CN112385378A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-02-23 | 泉州市同益产品设计有限公司 | 一种小苗移栽机 |
CN112385378B (zh) * | 2020-11-18 | 2022-08-09 | 泉州市同益产品设计有限公司 | 一种小苗移栽机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2860251B2 (ja) | 1999-02-24 |
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