JPH07322357A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH07322357A
JPH07322357A JP6116489A JP11648994A JPH07322357A JP H07322357 A JPH07322357 A JP H07322357A JP 6116489 A JP6116489 A JP 6116489A JP 11648994 A JP11648994 A JP 11648994A JP H07322357 A JPH07322357 A JP H07322357A
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JP
Japan
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transmission
reception
data
service area
master station
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Application number
JP6116489A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kishi
祐一 岸
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャネルが異なる他のサービスエリアに移動
した場合に、そのエリア外れを、音で報知して作業者に
確実に通知し、かつ、チャネルが相違するサービスエリ
アからのデータ伝送を容易かつ確実に行う。 【構成】 サービスエリアSA,SBでハンディターミ
ナル6の受信部Aがレピータ2,4からのキャリアを検
出する。キャリア検出が出来ない場合、「エリア外」で
あることをCPU20が認識する。CPU20の制御で
ブザー29から断続音を発報して「エリア外」を操作者
に報知する。同時にプログラマブルデバイダ48への切
替制御信号をCPU20の制御で順次スキャンして、受
信部Aが複数のチャネルをサーチ受信する。このサーチ
受信で現在位置するサービスエリアSA,SBのチャネ
ルを探し出し、データ伝送が可能なチャネルに設定し
て、メモリ23からデータを読みだしてレピータ2,4
に無線伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品管理、工程管理
及び物流管理等のデータ収集システムなどに利用して好
適な無線通信システムに係り、詳しくは、固定チャネル
を使用し、かつ、レピータなどの中継装置を経由する無
線回線でホストコンピュータと移動子機との間でデータ
伝送を行う無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無線通信システムでは、
物流倉庫内に複数の有線基地局や、移動設置が可能なレ
ピータを配置し、このサービスエリア内で、作業者がハ
ンディターミナル(移動無線子機)から入力した商品の
入出庫などのデータを、有線基地局又はレピータの無線
回線を通じてホストコンピュータに伝送している。この
ようなハンディターミナルと、有線基地局、レピータと
の無線回線は、微弱電波で送信しており、そのデータ伝
送を、キャリヤ検知多重アクセス(CSMA)及びデジ
タル周波数変調方式(DーFSK)によるパケット通信
などで行っている。また、伝送周波数は、複数チャネル
(CH)中の一つのチャネル選択して、設置場所での隣
接チャネルによる混変調や、外乱での通信エラー(ビッ
ト消滅やビット化け)が発生しないようにしている。
【0003】このような固定チャネルの無線通信方式で
は、使用するチャネルの空き状態を、装置がキャリア検
出して確認し、チャネルが使用されている場合は、この
チャネルが空くまで待機するようになっている(参考文
献:1990年9月5日:CQ出版社発行、ダイナミッ
クハムシリーズ誌、記載第68頁〜75頁記載)。この
場合、有線基地局又はレピータのサービスエリアごとに
固定チャネルで無線回線が設定されているため、作業者
がハンディターミナルを携帯して他のサービスエリアに
移動すると、ハンディターミナルと有線基地局又はレピ
ータとのチャネル(周波数)が異なってしまい、無線回
線接続が出来ない。このため、装置に設けた発光ダイオ
ード(LED)を点灯するようにして、「エリア外」を
操作者に報知し、元のサービスエリアに戻って、データ
伝送の作業を行うように促している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
無線通信システムにあって、LEDの点灯で、「エリア
外」を操作者に報知できるが、作業者が視覚のみで確認
しているため、ことに移動しながらの作業中などでは、
点灯報知が容易かつ確実に判明し難い。また、作業者は
固定チャネルのサービスエリア内でのみ、データ伝送が
可能である。換言すれば、「エリア外」に移動した場
合、その場所でのデータ伝送ができないため、元のサー
ビスエリアに戻って、データ伝送を行う必要があり、迅
速な商品の入出庫などのデータ伝送が出来ず、作業効率
が悪いという欠点がある。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、固定周波数(チャネル)によるデータ伝送を
行う際に、周波数が異なる他のサービスエリアに移動し
た場合、そのエリア外れを音で報知して作業者が確実に
確認できるとともに、周波数が異なるサービスエリアか
らのデータ伝送が容易かつ確実に出来る無線通信システ
ムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は無線親局のサービスエリア内
で送信データを受信する子機を有する無線通信システム
において、無線親局に、送信データを送信する送信手段
を備え、子機に、無線親局のサービスエリア内で送信周
波数に同調して送信データを受信し、この受信信号を出
力する受信処理手段と、受信処理手段からの受信信号が
得られない場合に、当該子機が無線親局のサービスエリ
ア外に位置することを発音して警報する発音警報手段と
を備える構成としている。
【0007】請求項2記載の発明は、無線親局のそれぞ
れの周波数、及びそれぞれのサービスエリア内で無線親
局と子機との間の無線回線を通じてデータ送受信を行う
無線通信システムにおいて、無線親局に、データを送受
信する送受信手段を備え、子機に、無線親局のサービス
エリア内かつ送信周波数に同調して送信データを受信
し、この受信信号を出力する受信処理手段と、データを
送信する送信手段と、受信処理手段からの受信信号が得
られない場合に、当該子機が無線親局のサービスエリア
外に位置することを発音して警報する発音警報手段と、
受信処理手段の受信周波数及び送信手段の送信周波数を
可変する送受信周波数可変手段と、当該子機が自己の受
信周波数のサービスエリアから他のサービスエリアに移
動して、当該子機と無線親局との送受信周波数が異なる
際に、送受信周波数可変手段を制御して現在のサービス
エリアの送受信周波数に一致させる制御を行うを制御手
段とを備える構成としている。
【0008】請求項3記載の無線通信システムは、発音
警報手段に、当該子機が、無線親局の送信周波数のサー
ビスエリア外であることを示す合成音声データを格納す
る合成音声データ格納手段と、合成音声データ格納手段
からの合成音声データを音声出力する発声手段と、受信
処理手段からの受信信号が得られない場合に、合成音声
データ格納手段からの合成音声データを発声手段を通じ
て音声出力する制御を行うための制御手段とを備える構
成としている。
【0009】請求項4記載の無線通信システムは、現在
の送受信周波数を表示する表示手段を備える構成であ
る。
【0010】請求項5記載の無線通信システムは、無線
親局と通信線で接続されるデータ収集用の情報処理装置
を有し、子機と情報処理装置とが無線親局を通じてデー
タ送受信を行い、又は、無線親局と無線回線で接続され
る無線制御装置と、この無線制御装置と通信線で接続さ
れる情報処理装置とを有し、子機と情報処理装置とが無
線親局及び無線制御装置を通じてデータ送受信を行う構
成である。
【0011】
【作用】請求項1,2,4,5の無線通信システムは、
無線親局のサービスエリア内で送信周波数に同調して送
信データを受信する。この受信信号が得られない場合
に、当該子機が無線親局のサービスエリア外に位置する
ことを発音又は合成音声で警報している。さらに、現在
の受信周波数を表示し、かつ、無線親局と有線、又は、
無線回線で接続される情報処理装置からのデータを子機
が受信している。したがって、固定周波数(チャネル)
によるデータ伝送を行う際に、子機がチャネルが異なる
他のサービスエリアに移動した場合、そのエリア外れを
音、合成音声の警報を通じて作業者が確実に確認できる
ようになる。
【0012】請求項3〜5記載の無線通信システムは、
子機が自己の受信周波数のサービスエリアからの他のサ
ービスエリアに移動して、当該受信周波数と無線親局の
送信周波数が異なる際に子機が無線親局のサービスエリ
ア外に位置することを発音又は合成音声で警報し、さら
に、当該子機と前記無線親局との送受信周波数を現在の
サービスエリアの送受信周波数に自動的に一致させ、こ
の移動先のサービスエリアを通じて子機と情報処理装置
との間でデータ伝送が行われる。また、現在の受信周波
数を表示し、かつ、無線親局と有線で接続し、又は、無
線回線で接続される情報処理装置と子機との間でデータ
伝送を行っている。したがって、固定周波数(チャネ
ル)によるデータ伝送を行う際に、子機が周波数が異な
る他のサービスエリアに移動した場合に、そのエリア外
れを音、合成音声による警報を通じて作業者が確実に確
認できる。さらに、子機の送受信周波数が移動先のサー
ビスエリア(無線親局)の送受信周波数に一致し、この
移動先のサービスエリアを通じた子機と情報処理装置と
の間のデータ伝送が容易かつ確実に行われる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である無線通信システム
の概略構成を示す斜視図である。図1において、この例
は、物流倉庫内などをチャネル(周波数)が異なる複数
のサービスエリアに区分けした例であり、レピータ2,
4が設けられ、それぞれチャネルが異なるサービスエリ
ア(無線回線接続エリア)SA,SBを有している。レ
ピータ2,4には、それぞれ異なるチャネルで無線回線
接続を行うハンディターミナル(移動無線子機)6,8
が移動している。さらに、レピータ2,4の無線中継を
通じて、ハンディターミナル6,8からのデータ(電
波)を受信し、また、制御信号やハンディターミナル
6,8から要求されたデータを送信するコントローラ1
0と、ハンディターミナル6,8からのデータを記録、
変更及び分析を行うためのコンピュータ12とを有して
いる。
【0014】図2は、ハンディターミナル6,8の電気
的構成を示すブロックであり、図3は、この外観構成を
示す正面図である。図2及び図3において、この例は、
この装置の制御を行うCPU20と、制御プログラムを
格納したROM21と、ワーキング用のRAM22と、
レピータ2,4及びコントローラ10を通じてコンピュ
ータ12に送るための商品入出庫データなどを格納する
メモリ23とが設けられている。さらに、入力データや
処理データなどを表示する液晶ディスプレイ(LCD)
24と、入力操作を行うためのキーボード25と、この
装置にコードで接続して用い、商品のバーコードを読み
取るバーコードリーダ26とが設けられている。
【0015】さらに、バーコードリーダ26からの読み
取りデータ(光電変換信号)をCPU20が演算できる
ように、その処理を行うI/O信号処理回路27と、ハ
ンディターミナル6,8が、他のサービスエリアSA,
SBに移動した場合、例えば、ハンディターミナル6
が、チャネルの異なるレピータ4のサービスエリアSB
に移動した際に、その「エリア外」を操作者に発光して
報知するための発光ダイオード(LED)28とを有し
ている。また、このLED28と同様に「エリア外」を
操作者に音で報知するためのブザー29と、以降の図4
をもって詳細に説明するレピータ2,4とそれぞれの周
波数が異なる固定チャネルでデータの送受信を行う無線
送受信部30と、当該装置を有線、例えば、RS232
Cによってデータの受渡しを行うためのインタフェース
(I/F)回路31と、無線送受信部30に接続される
送受信兼用のアンテナ32とが設けられている。
【0016】図4は、図3中の無線送受信部30の詳細
な構成を示すブロック図である。図4において、この例
は、コントローラ10及びレピータ2,4を通じたコン
ピュータ12からのデータを復調してCPU20に出力
する受信部Aと、当該ハンディターミナル6,8からの
データをレピータ2,4及びコントローラ10を通じて
コンピュータ12に送信する送信部Bと、所定の複数チ
ャネル(送信周波数)信号を生成し、かつ、所定の受信
チャネルを受信する局部発信信号を得るための、フェー
ズロックドループ(PLL)で構成される周波数シンセ
サイザCとを有している。
【0017】受信部Aはアンテナ32が接続される共用
器(デュープレクサ)を通じた受信信号を増幅する高周
波(RF)増幅器33と、RF増幅器33からの高周波
信号を周波数シンセサイザCからの局部発信信号で中間
周波数に変換するミキサ34と、データを復調する復調
部35と、復調データを図2中のCPU20のI/Oポ
ートに送出するバァファ36とを有している。
【0018】送信部Bは、CPU20のI/Oポートか
らのデータを増幅するバァファ40と、バァファ40か
らの伝送データで周波数シンセサイザCからの発振信号
にDーFSKなどの変調を施す変調部41と、所定の送
信周波数に逓倍する逓倍部42と、所定の電力に増幅す
る電力増幅部43とを有し、この電力増幅部43からの
電力を共用器31、アンテナ32を通じて微弱電波とし
てレピータ2,4に送信する。
【0019】周波数シンセサイザCは、基準発振器44
と、位相比較器45と、ループフイルタ46と、電圧制
御発振器(VCO)47と、CPU20からの制御で分
周周波数をステップ可変して、複数の送受信チャネルを
設定するためのプログラマブルデバイダ48と、受信部
Aのミキサ34に、中間周波帯に変換するための局部発
振信号を送出する周波数変換部49とが設けられてい
る。
【0020】次に、この第1実施例の動作について説明
する。図1に示すレピータ2,4とハンディターミナル
6,8との間は、微弱電波の無線回線によって制御信号
及びデータを送信している。この場合、データリンク手
順をキャリヤ検知多重アクセス(CSMA)で処理して
いる。また、データ変調をデジタル周波数変調(DーF
SK)したパケット通信などで行っている。また、伝送
周波数は、複数チャネル(CH)中の一つのチャネル
を、設置場所で隣接チャネルの混変調や、外乱での通信
エラー(ビット消滅やビット化け)を考慮して選択して
いる。
【0021】ここでは、レピータ2,4のそれぞれのサ
ービスエリアSA,SBで、個別にハンディターミナル
6,8が移動している。この場合、予め設定されている
サービスエリアSA,SBのレピータ2,4のチャネル
番号にハンディターミナル6,8の図2に示すキーボー
ド25中の周波数切替キーから設定する。この周波数切
り替え指示をCPU20が識別する。CPU20のI/
Oポートから図3に示す無線送受信部30内のプログラ
マブルデバイダ48に切替制御信号を送出して送受信チ
ャネルを切り替えて、周波数切替キーから指示された送
受信周波数(チャネル)に設定する。
【0022】なお、キーボード25中の周波数切替キー
でチャネルを切り替えて、キャリア検出が行われない非
使用チャネルを選択しても良い。この場合、複数のチャ
ネルをサーチするスキャンニングによって自動設定す
る。また、周波数切替キーでチャネルを切り替えた際に
LCD24に非使用チャネルを画面表示したり、又はL
ED28と別のLEDで点灯表示するようして、そのチ
ャネルに手動設定するようにしても良い。
【0023】このようにして、そのサービスエリアS
A,SBでの固定チャネルによって、レピータ2,4及
びコントローラ10の無線中継を通じて、コンピュータ
12がハンディターミナル6,8からのデータを収集す
る。コンピュータ12からのデータをコントローラ10
及びレピータ2,4を通じてハンディターミナル6,8
が受けることになる。
【0024】ハンディターミナル6,8から送信を行う
場合、まず、CPU20のI/Oポートからのデータ
が、送信部Bのバァファ40、変調部41を通じて発振
信号にDーFSK変調を施す。この変調信号を逓倍部4
2で、所定の送信周波数に変換し、さらに電力増幅部4
3で所定の小電力(微弱電波)に増幅し、共用器31及
びアンテナ32を通じて微弱電波としてレピータ2,4
に送信する。この場合、図2及び図3に示すキーボード
25からの送信指示や、バーコードリーダ26で読み取
ったバーコードデータ(例えば、商品コード及び、その
数量)がLCD24に表示される。
【0025】この場合の周波数シンセサイザCは、PL
Lとして動作す。すなわち、基準発振器44からの発振
信号を、位相比較器45でプログラマブルデバイダ48
からの信号と位相を比較し、この比較電圧をループフイ
ルタ46を通じて直流電圧のみを通過させ、電圧制御発
振器(VCO)47の電圧制御端に印加してロックする
閉ループ位相制御(周波数制御)を行う。このVCO4
7でロックした発振信号を送信部Bの変調部41に供給
する。この際、プログラマブルデバイダ48がCPU2
0からの切替制御信号によって分周したステップ周波数
で、送信チャネル(送信周波数)が決定されることにな
る。
【0026】また、ハンディターミナル6,8が受信を
行う場合、まず、アンテナ32及び共用器32を通じて
レピータ2,4からの電波を受信し、その受信信号がR
F増幅器33を通じてミキサ34に入力される。ここで
周波数シンセサイザCの周波数変換部49を通じた局部
発振信号で、中間周波帯信号に変換し、復調部35でデ
ータを復調する。このデータをバッファ36を通じて、
CPU20のI/Oポート送出する。このデータはCP
U20の制御を通じて図2に示すメモリ23に格納し、
また、LCD24に表示して、操作者が各種のデータ入
出力処理の確認を行う。
【0027】次に、ハンディターミナル6がサービスエ
リアSAからサービスエリアSBに移動してデータ伝送
が出来ない際の作業者への報知と、サービスエリアSB
のチャネルに移行してデータ伝送を行う場合について説
明する。図5は、この場合のハンディターミナル6,8
の動作の処理手順を示すフローチャートである。図1か
ら図5において、こまでの説明のようにチャネル(C
H)設定などを行って動作を開始する(ステップSP1
0)。
【0028】ハンディターミナル6の無線送受信部30
の受信部Aで受信したサービスエリアSBでの受信電界
強度をキャリア検出によって行う。このキャリア検出が
出来たか否かを判断する(ステップSP11,12)。
この判断は、例えば、受信電界強度が6dBμ以上の場
合をキャリア検出とする。この場合、予めROM21に
設定したしきい値とCPU20が、無線送受信部30の
受信部Aから取り込んだキャリア検出のレベルと比較し
て行う。
【0029】ここではハンディターミナル6がサービス
エリアSAからサービスエリアSBに移動しているた
め、キャリア検出が出来ない(ステップSP12:N
o)。ここで、ハンディターミナル6がサービスエリア
SAから外れており、チャネルが異なるため、レピータ
2との無線回線が接続不能であるとして、CPU20が
LED28の点灯、例えば、点滅表示を指示する。同時
にブザー29からの発音、例えば、断続音の発報を制御
し、操作者が携帯しているハンディターミナル6が「エ
リア外」であることを報知する(ステップSP13)。
これによって操作者は、「エリア外」がLED28の点
滅とともに、ブザー29からの発音で確認出来るものと
なり、「エリア外」が容易かつ確実に確認できることに
なる。
【0030】次に、ハンディターミナル6が移動中のサ
ービスエリアSBのチャネルからデータ伝送を行う。ま
ず、メモリ23に格納し、コンピュータ12に伝送すべ
きデータが有るか否かを判断する(ステップSP1
4)。伝送すべきデータがない場合(No)、はステッ
プSP10に戻って、これまでの処理手順を繰り返す。
また、メモリ23にコンピュータ12に伝送すべきデー
タが有る場合(Yes)、このサービスエリアSBのチ
ャネル番号(周波数)を調べるため、図4示すプログラ
マブルデバイダ48への切替制御信号をCPU20の制
御で順次スキャンして、無線送受信部30の受信部Aが
複数のチャネルをサーチ受信する(ステップSP1
5)。このサーチで、サービスエリアSBのキャリア検
出をCPU20が行い、サービスエリアSBのチャネル
(周波数)を探し出す。次に、ハンディターミナル6が
移動したサービスエリアSBのレピータ4との無線回線
を通じたデータ伝送が可能なチャネルに図4に示す送信
部Bの送信チャネルが設定されたか否かを判断する(ス
テップSP16)。
【0031】次に、この設定したチャネルでサービスエ
リアSBのレピータ4との無線回線との接続を判断し、
この判断で接続されない場合(No)、ステップSP1
5に戻って、チャネルサーチから繰り返す(ステップS
P17)。また、サービスエリアSBのレピータ4との
無線回線が接続される場合(Yes)、無線送受信部3
0の送信部B、共用器31及びアンテナ32を通じて、
メモリ23に格納していたデータをCPU20の制御で
読みだしてレピータ4に無線伝送する(ステップSP1
8)。このメモリ23に格納しているデータ伝送の完了
を判断し、未完了の場合は、ステップSP18のデータ
伝送から繰り返し、メモリ23に格納している全てのデ
ータが伝送完了するまで繰り返す(ステップSP1
9)。全てのデータが伝送完了すると、レピータ2がサ
ービスエリアSBに移動したため、レピータ4とのチャ
ネルに設定を変更していたのを、サービスエリアSAの
レピータ4とのチャネルに設定し直して終了となる(ス
テップSP20)。
【0032】また、ステップSP12でキャリア検出が
出来た場合(Yes)、すなわち、ハンディターミナル
6がサービスエリアSAに位置している場合は、受信電
界強度が6dBμ以上の場合を検出した後、レピータ4
から伝送されるデータを取り込む(ステップSP2
1)。次に、この判断を行う。すなわち、ハンディター
ミナル6の無線送受信部30の受信部Aで受信したサー
ビスエリアSBでのデータの受信電界強度を検出し、こ
のキャリア検出が出来たか否かを判断する(ステップS
P22)。この場合のデータレベルの検出は、受信電界
強度が12dBμ以上の場合を検出する。この場合、予
めROM21に設定したしきい値とCPU20が、無線
送受信部30の受信部Aから取り込んだデータのレベル
と比較して行う。この場合、予めROM21に設定した
しきい値とCPU20が、無線送受信部30の受信部A
から取り込んだデータレベルと比較して行う。
【0033】この場合、ハンディターミナル6が、チャ
ネル(周波数)が一致するサービスエリアSAに位置し
ているため、データレベルの受信電界強度が12dBμ
以上であり、ハンディターミナル6が無線回線でレピー
タ2と接続されるため、無線送受信部30の送信部B、
共用器31及びアンテナ32を通じてメモリ23に格納
していたデータをCPU20の制御で読みだしてレピー
タ4に無線伝送する(ステップSP23)。このメモリ
23に格納しているデータ伝送の完了を判断し、未完了
の場合は、ステップSP23のデータ伝送から繰り返
し、メモリ23に格納している全てのデータが伝送完了
するまで繰り返す(ステップSP24)。
【0034】なお、この第1の実施例ではハンディター
ミナル6がサービスエリアSAからチャネルが異なるサ
ービスエリアSBに移動した(外れた)場合を説明した
が、この反対にハンディターミナル8がサービスエリア
SBからチャネルがサービスエリアSAに移動した(外
れた)場合も同様に動作する。
【0035】◇第2実施例 第1実施例ではハンディターミナル6,8が、自己のチ
ャネルと一致するサービスエリアから外れた場合、CP
U20をLED28の点滅及びブザー29からの断続音
の発報して「エリア外」を操作者に報知しているが、こ
の第2実施例では操作者に合成音声で「エリア外」を通
報している。図6は、この第2実施例のハンディターミ
ナル6,8の構成を示すブロック図である。図6におい
て、この例は、図2中のブザー29に代えて、スピーカ
50が設けられ、さらに、「エリア外」を合成音声で通
知するためのデータを格納した合成音声データ回路51
がCPU20に接続されている。この他の回路は図2に
示す構成と同様である。
【0036】この第2実施例では、図1から図5の説明
と同様に動作するが、ハンディターミナル6,8が、自
己のチャネルと一致するサービスエリアから外れた場
合、CPU20の制御で合成音声データ回路51から
「エリア外」の音声データを読み出し、この「エリア
外」をスピーカ50から音声で出力する。これによって
「エリア外」が操作者で容易に判明する。例えば、キー
ボード25の押下操作ごとに、その確認音を送出するよ
うになっている場合、この押下音と「エリア外」の警報
音と混同しないようになり、より確実に操作者が「エリ
ア外」を判明できるようになる。
【0037】◇第3実施例 第2実施例ではハンディターミナル6,8の受信部Aが
複数のチャネルをサーチ受信して探し出している。この
第3実施例では、現在、位置しているサービスエリアS
Bのチャネル(周波数)をLCD24に表示するように
している。この第3実施例では、図1から図5の説明と
同様に動作し、ハンディターミナル6,8が、自己のチ
ャネルと一致するサービスエリアから外れた場合、受信
部Aが複数のチャネルをサーチ受信して探し出すととも
に、現在、位置しているサービスエリアSBのチャネル
(周波数)をLCD24に画面表示する。これによっ
て、サービスエリアSA,SBごとのチャネル番号が迅
速に判明し、これ以降のサービスエリアSA,SB間の
移動時に、予め操作者によるチャネル設定などが可能に
なる。
【0038】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2,3,4,5記載の無線通信システムによれば、
無線親局のサービスエリア内で送信周波数に同調して送
信データを受信し、この受信が出来ない場合に、当該子
機が無線親局のサービスエリア外に位置することを発音
又は合成音声で警報している。さらに、現在の受信周波
数を表示し、かつ、無線親局と有線、又は、無線回線で
接続される情報処理装置からのデータを子機が受信して
いるため、固定周波数(チャネル)によるデータ伝送を
行う際に、子機がチャネルが異なる他のサービスエリア
に移動した場合、そのエリア外れを音、合成音声の警報
を通じて作業者が確実に確認できる。
【0040】請求項3〜5記載の無線通信システムによ
れば、子機が自己の受信周波数のサービスエリアからの
他のサービスエリアに移動して、当該受信周波数と無線
親局の送信周波数が異なる際に、子機が無線親局のサー
ビスエリア外であることを発音又は合成音声で警報し、
さらに、当該子機と前記無線親局との送受信周波数が現
在のサービスエリアの送受信周波数を自動的に一致さ
せ、この移動先のサービスエリアを通じて子機と情報処
理装置との間でデータ伝送が行われる。また、現在の受
信周波数を表示し、かつ、無線親局と有線で接続し、又
は、無線回線で接続される情報処理装置と子機との間で
データ伝送を行っているため、固定周波数(チャネル)
によるデータ伝送を行う際に、子機が周波数が異なる他
のサービスエリアに移動した場合に、そのエリア外れを
音、合成音声による警報を通じて作業者が確実に確認で
きる。さらに、子機の送受信周波数が移動先のサービス
エリア(無線親局)の送受信周波数に一致し、この移動
先のサービスエリアを通じた子機と情報処理装置との間
のデータ伝送が容易かつ確実に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である無線通信システム
の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】同第1実施例に用いられるハンディターミナル
の電気的構成を示すブロックである。
【図3】同ハンディターミナルの外観構成を示す正面図
である。
【図4】図3中の無線送受信部の詳細な電気的構成を示
すブロック図である。
【図5】同ハンディターミナルの動作の処理手順を示す
フローチャートである。
【図6】この発明の第2実施例に用いられるハンディタ
ーミナルの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2,4 レピータ(無線親局) 6,8 ハンディターミナル(子機) 10 コントローラ(情報処理装置) 12 コンピュータ(無線制御装置) 20 CPU(制御手段) 21 ROM(制御手段) 22 RAM(制御手段) 24 液晶ディスプレイ(LCD)(表示手段) 29 ブザー(発音警報手段) 30 無線送受信部(受信処理手段、送信手段、送
受信手段) 33 高周波(RF)増幅器(受信処理手段) 34 ミキサ(受信処理手段) 35 復調部(受信処理手段) 36 バァファ(受信処理手段) 40 バァファ(送信手段) 41 変調部(送信手段) 42 逓倍部(送信手段) 43 電力増幅部(送信手段) 44 基準発振器(送受信周波数可変手段) 45 位相比較器(送受信周波数可変手段) 46 ループフイルタ(送受信周波数可変手段) 47 電圧制御発振器(VCO)(送受信周波数可
変手段) 48 プログラマブルデバイダ(送受信周波数可変
手段) 50 スピーカ(発声手段) 51 合成音声データ回路(合成音声データ格納手
段) A 受信部(受信処理手段) B 送信部(送信手段) C 周波数シンセサイザ(送受信周波数可変手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 107

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線親局のサービスエリア内で送信デー
    タを受信する子機を有する無線通信システムにおいて、 前記無線親局に、送信データを送信する送信手段を備
    え、 前記子機に、前記無線親局のサービスエリア内で送信周
    波数に同調して送信データを受信し、この受信信号を出
    力する受信処理手段と、前記受信処理手段からの受信信
    号が得られない場合に、当該子機が前記無線親局のサー
    ビスエリア外に位置することを発音して警報する発音警
    報手段と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 無線親局のそれぞれの周波数、及びそれ
    ぞれのサービスエリア内で前記無線親局と前記子機との
    間の無線回線を通じてデータ送受信を行う無線通信シス
    テムにおいて、 前記無線親局に、 データを送受信する送受信手段を備え、 前記子機に、 前記無線親局のサービスエリア内かつ送信周波数に同調
    して送信データを受信し、この受信信号を出力する受信
    処理手段と、データを送信する送信手段と、前記受信処
    理手段からの受信信号が得られない場合に、当該子機が
    前記無線親局のサービスエリア外に位置することを発音
    して警報する発音警報手段と、前記受信処理手段の受信
    周波数及び前記送信手段の送信周波数を可変する送受信
    周波数可変手段と、当該子機が自己の受信周波数のサー
    ビスエリアから他のサービスエリアに移動して、当該子
    機と前記無線親局との送受信周波数が異なる際に、前記
    送受信周波数可変手段を制御して現在のサービスエリア
    の送受信周波数に一致させる制御を行うを制御手段と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記発音警報手段に、 当該子機が、無線親局の送信周波数のサービスエリア外
    であることを示す合成音声データを格納する合成音声デ
    ータ格納手段と、前記合成音声データ格納手段からの合
    成音声データを音声出力する発声手段と、受信処理手段
    からの受信信号が得られない場合に、前記合成音声デー
    タ格納手段からの合成音声データを発声手段を通じて音
    声出力する制御を行うための制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の無線通
    信システム。
  4. 【請求項4】 現在の送受信周波数を表示する表示手段
    を備えることを特徴とする請求項2記載の無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 無線親局と通信線で接続されるデータ収
    集用の情報処理装置を有し、前記子機と前記情報処理装
    置とが前記無線親局を通じてデータ送受信を行い、又
    は、前記無線親局と無線回線で接続される無線制御装置
    と、この無線制御装置と通信線で接続される前記情報処
    理装置とを有し、前記子機と前記情報処理装置とが前記
    無線親局及び無線制御装置を通じてデータ送受信を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006238238A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sii Data Service Kk 注文データ処理システム
WO2014103319A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 パナソニック株式会社 通信システムおよび信号変換器

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