JPH07322341A - 無線基地局のバックアップ方法 - Google Patents

無線基地局のバックアップ方法

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JPH07322341A
JPH07322341A JP6109345A JP10934594A JPH07322341A JP H07322341 A JPH07322341 A JP H07322341A JP 6109345 A JP6109345 A JP 6109345A JP 10934594 A JP10934594 A JP 10934594A JP H07322341 A JPH07322341 A JP H07322341A
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radio
wireless
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station
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JP6109345A
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Masayoshi Inoue
雅善 井上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線基地局のバックアップ方法に関し、無線
LAN等において、無線基地局のバックアップを無線端
末局から行わせることを目的とする。 【構成】 複数の無線基地局(51, 52)と、該無線基地局
のうちのいずれか1つの無線基地局との間で無線通信す
る無線端末局(55)とを含む無線通信装置における無線基
地局のバックアップ方法であって、該無線基地局(51, 5
2)は、所定時間毎に自己の識別情報を含むデータを所定
の電波として送出するとともに、自己試験を行い、自己
試験の結果、異常と判断したときは該電波の送出を抑止
し、該無線端末局(55)は、現通信先無線基地局(51)の前
記電波送出抑止を検出した場合、前記所定の電波を送出
している他の無線基地局のうちの1つを、該電波の受信
情報に基づき選択して、新たな通信先基地局に設定する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の無線基地局を備
えた無線LAN等の無線通信装置において、無線基地局
のバックアップ方法に関する。
【0002】近年、頻繁にレイアウト変更が行われるオ
フィス、店舗等において、端末装置の配線工事の削減等
を目的として無線LANシステムが脚光をあびている。
このシステムは、例えば、中央処理装置,サーバ等の上
位装置と有線LAN(基幹回線)で接続された無線基地
局を同一フロアー内に複数個設け、この無線基地局と端
末装置との間で無線通信を行わせて端末装置と上位装置
との間のデータのやりとりを行わせるようにしたもの
で、1つの無線基地局の無線領域があまり大きくとれな
い等の理由で、有線LANの支線を無線化するという構
成となっている。
【0003】この無線基地局は、一般に多数の端末局と
上位装置との間の通信を司るため、高い信頼性が要求さ
れている。
【0004】
【従来の技術】図5は従来例の構成図で、基幹回線2に
接続された複数の無線基地局3a, 3bから構成される無線
LANにより、中央処理装置1と無線端末局8(例えば
POS端末装置に無線通信手段を設けたもの)とを接続
した例を示したものである。
【0005】この無線LANは、有線LANのうちの各
フロアー内を無線化したもので、図5に示すものは、同
一フロアーの天井等に無線基地局3a,3bを配置し、無線
基地局3a,3bからの電波の到達領域a,b(無線区間と
称する, 通常複数の領域がオーバラップされている)の
いずれかの領域内であれば、無線端末局8を任意の位置
に設置することができるようになっている。
【0006】無線基地局3a, 3bは、それぞれ、基幹回線
(有線)2上に出力された無線端末局8へのデータを取
り込むとともに無線端末局8からのデータを基幹回線2
上に送出する基幹回線インタフェース部4、無線端末局
8との間でアンテナ7を通じて無線通信を行う無線部
6、基幹回線インタフェース部4と無線部6との間のデ
ータの受渡しを行うデータ処理部5等より構成される。
【0007】一方、無線端末局8は、所定の業務処理を
行うデータ処理部11、指定された無線基地局(以下3aと
する)とアンテナ9を通じて無線通信を行う無線部10等
より構成される。
【0008】ここで、無線端末局8が所定位置に設置さ
れたとき、初期設定として、通常、最も近接する無線基
地局3aを通信先無線基地局として設定されるが、この設
定は、例えば次のごとく行われる。
【0009】予め、無線基地局3a,3b内の不揮発性メモ
リにそれぞれの識別情報(基地局ID)が、また無線端
末局8内の不揮発性メモリにその端末局の識別情報(端
末局ID)がそれぞれ設定される。この状態で、中央処
理装置1は無線基地局3aの基地局IDと無線端末局8の
端末局IDとを含む回線設定情報を基幹回線2上に出力
し、基地局IDで指定された無線基地局3aがこれを受信
して通信先無線端末局8の端末局IDを不揮発性メモリ
に登録するとともに、上記設定情報を無線電波で送出す
る。
【0010】この電波を設定情報中の端末局IDで指定
された無線端末局8が受信し、その受信データ中の通信
先無線基地局3aの基地局IDを不揮発性メモリに登録す
る。以後、この設定されたIDにより無線回線が開設さ
れ、無線基地局3aと無線端末局8との間で無線通信が行
われる。
【0011】なお、無線端末局8がPOS端末装置の場
合は、例えば、商品登録された価格を中央処理装置1の
備える価格参照テーブルを参照するためのデータ通信、
売上集計等を中央処理装置1に送信するためのデータ通
信等が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記説明した無線LA
Nにおいて、1つの無線基地局配下に多数の無線端末局
が無線で接続されるのが通常であるから、無線基地局が
故障したときには配下の端末装置が全て停止状態となり
運用上の影響が大きい。
【0013】また、無線基地局は領域が広く採れる見通
しのいい場所、例えば天井等の高い場所に置かれる場合
が多く、故障したときに交換・修理に時間がかかり、通
信断が長くなる恐れがある。
【0014】本発明は、上記課題に鑑み、無線基地局故
障時に、無線端末局が他の無線基地局に通信先を切替え
る無線基地局のバックアップ方法ならびに装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、図1の本発明の原理図に示すように、 (1) 本発明の無線基地局のバックアップ方法は、複数の
無線基地局51, 52と、無線基地局51,52のうちのいずれ
か1つの無線基地局との間で無線通信する無線端末局55
とを含む無線通信装置における無線基地局のバックアッ
プ方法であって、無線基地局51, 52は、所定時間毎に自
己の識別情報を含むデータを所定の電波として送出する
とともに、自己試験を行い、自己試験の結果、異常と判
断したときは該電波の送出を抑止し、無線端末局55は、
通信先無線基地局の前記電波送出抑止を検出した場合、
前記電波を送出している他の無線基地局のうちの1つ
を、前記電波の受信情報に基づき選択して、新たな通信
先基地局に設定するようにする。 (2) 無線端末局と通信する無線基地局であって、所定時
間ごとに自己の識別情報を含むデータを所定の電波とし
て送出する無線部54と、自己試験を行い、自己試験の結
果、異常と判断したときは前記電波の送出を抑止する試
験制御部53とを設けるように構成する。 (3) 上記(2) において、電波送出を抑止した場合、試験
制御部により自己試験を繰り返し、異常状態からの復旧
を確認した時点で該電波の送出抑止を解除するように構
成する。 (4) 上記(2) または(3) において、無線基地局内におけ
る試験制御部は、上位装置または他の無線基地局への送
信データの折り返し試験、装置内各部試験、送出する電
波の折り返し試験のいずれか1組または2組以上の組合
せの試験を実施するように構成される。 (5) 複数の無線基地局51, 52のうちの1つに対し自己の
端末局識別情報を渡して通信先無線基地局の設定を通知
し、該通信先無線基地局との間で通信を行う無線端末局
であって、現通信先無線基地局51との間の無線通信が停
止した場合、複数の無線基地局からそれぞれ所定時間毎
に送出される基地局識別情報を含む複数の電波の受信情
報に基づき、前記複数の無線基地局のうちの通信可能な
1つの無線基地局52を選択し新たな通信先無線基地局と
して設定する通信先決定部56を備えるように構成する。 (6) 上記(5) において、通信先決定部は、電波の受信レ
ベルが最も大きい無線基地局を新たな通信先無線基地局
として選択し設定するように構成する。 (7) 上記(5) または(6) において、通信先を切替えたと
き、元の通信先無線基地局がバックアップされたことを
表すバックアップ表示を行うように構成する。
【0016】
【作用】
(1) 無線基地局51, 52では、所定時間毎に自己の識別情
報を含むデータを所定の電波に乗せて送出するととも
に、自己試験を行い、自己試験の結果、異常と判断した
ときは前記電波の送出を抑止する。
【0017】一方、無線端末局55では、通信先の無線基
地局(51 とする) との無線通信(所定の電波受信を含
む) が停止したとき、他の複数の無線基地局から送出さ
れている前記所定の電波の受信情報に基づいて、通信先
無線基地局を他の無線基地局52に切替える。例えば、各
無線基地局からの所定の電波を受信する際の受信レベル
を比較し、最も受信レベルの大きい無線基地局に切替え
るようにする。
【0018】以上により、無線基地局51では自己試験を
行い、異常のときは強制的に電波の送出を停止し、無線
端末局55は、より電波の強い識別情報を持った他の無線
基地局52に自動的に切替えて通信するので、無線基地局
51のバックアップが無線端末局によって可能となる。 (2) 上記(1) を達成する無線基地局として、無線部54が
所定時間ごとに上記電波を送信し、試験制御部53が自己
試験を実施する。この試験は、例えば、上位装置または
他の無線基地局への送信データの折り返し試験、装置内
各部試験、送出する電波の折り返し試験のいずれか1組
または2組以上の組合せで行う。 (3) 上記(1) を達成する無線端末局として、通信先決定
部56が所定電波の受信情報(例えば受信レベル)に基づ
いて通信先無線基地局を新たに決定する。 (4) なお、設置時に設定された無線基地局51から他の無
線基地局52に通信先を切替えたとき、無線端末局55で
は、バックアップを表すバックアップ表示を行うように
する。これにより、無線基地局51が異常であることをオ
ペレータに認識させることができる。なお、通信先が元
の無線基地局51に復旧したときはバックアップ表示を解
除する。 (5) 異常を検出し電波送出を抑止した無線基地局の試験
制御部53は自己試験を繰り返し、正常と判断された時点
で、抑止した電波の送出を再開する。この電波を受信し
た無線端末局は、元の無線基地局を通信先として復旧さ
せる。なおこの復旧は受信レベルの強弱によって復旧さ
せることもできる。
【0019】以上のごとく、無線基地局51が異常を検出
して電波送出動作を停止した時点で無線端末局55は、自
動的に他の無線基地局52にアクセスすることになり、故
障した無線基地局51から他の正常な無線基地局52への自
動的な切替えが可能となる。
【0020】また、無線基地局停止後にも自己試験を繰
り返すことで、一次的なエラーにより長期にわたって停
止したままとなることを避けることができる。また、異
常状態の無線基地局51が自動復旧した場合、または修理
により復旧した場合にも自動的に無線端末局55の通信先
が元の無線基地局52に復旧することが可能となる。
【0021】
【実施例】図2は無線基地局の一実施例の構成図、図3
は無線端末局の一実施例の構成図、図4は基地局バック
アップフローチャート図である。なお、全図を通じて同
一符号は同一対象物を表す。
【0022】無線回線の形成方式は、所定範囲内で無線
周波数をランダムに切り替えていく周波数ホッピング方
式等、種々提案されているが、本実施例では、無線基地
局(以下基地局)と無線端末局(以下端末局)との間の
交信周波数は同一周波数とし、回線は識別情報IDで互
いに通信先を確認して形成するものとする。この方式
は、同一周波数を使用するから、各基地局,端末局は、
それぞれ他の電波が送出されていないことを確認した後
自己の電波を送出するようにして、衝突を防止するもの
とする。
【0023】また、通信先基地局の初期設定は上位装置
から予め設定するものとし、通信先基地局の選択,切替
えは端末局での受信レベルの強弱を比較(異常基地局を
除く他の基地局間)して行うものとし、元の通信先基地
局が異常状態から復旧した時には強制的に元の通信先基
地局に戻すものとする。なお、初期設定時、切替え時、
および復旧時のすべてにおいて、端末局における受信レ
ベルの強弱に基づき通信先を設定するように構成できる
ことは勿論である。
【0024】図2の無線基地局の構成図において、20は
基幹回線インタフェース部であって、送信部22、受信部
24、基幹回線切離し用のリレー21、送出された送信デー
タの折り返しチェックを行うチェック部23より構成され
る。
【0025】通常動作時は、リレー21は基幹回線(図5
の2)に接続されており、制御部31から送信データが供
給されると、送信データは送信部22によりシリアルデー
タに変換されて基幹回線に出力される。また基幹回線か
らの受信データは、受信部24によりパラレルデータに変
換されて制御部31が取り込む動作となっている。
【0026】チェック部23は、受信部24経由で送信デー
タを取り込んで送信部22に入力された送信データとの一
致/不一致を検証(折り返し試験) する。そして、異常
を検出したときは、リレー21により基幹回線から基幹回
路インタフェース部20を切り離なすとともに、制御部31
からのテストパターンが送信部22→受信部24を経由して
制御部31に折り返されてデータの一致/不一致試験が行
われる。
【0027】25は無線部であって、送信部26、受信部2
8、チェック部27、無線切離し回路29からなる。通常
動作は基幹回線インタフェース部20と同様であり、アン
テナ30を通じて無線で電波の送受を行う点が相違するの
みである。
【0028】そして、異常時には、無線切離し回路29
(無線ドライバ)の手前で折り返し回路が形成され、無
線区間への電波送出は停止状態となる。31は制御部であ
って、CPU部35、試験制御部32、データ処理部33、自
己の基地局ID,端末局ID等を登録する不揮発性メモ
リ34、各部プログラムの走行時間監視を行うウォチドッ
グタイマ38、リセット回路39、サーチ電波発生部36等か
ら構成される。
【0029】サーチ電波発生部36は、一定間隔で自己の
基地局IDを含む所定形式のデータを送信部26に送信
し、アンテナ30を介して無線電波(以下サーチ電波と称
する)として送出させる。
【0030】試験制御部32は後述する各種試験を実行
し、異常が検出されたとき、またはチェック部23,27 等
から異常通知がなされたとき、リレー21, 無線切離し回
路29に指示して、送信部22と基幹回線とを切り離すとと
もに、送信部26とアンテナ30との間を切離して通信用の
電波ならびにサーチ電波の送出を停止させる。
【0031】データ処理部33は基幹回線インタフェース
部20と無線部25との間のデータの受渡しを行う。なお、
試験制御部32、データ処理部33、サーチ電波発生部36は
プログラムで構成され、CPU部35で走行して上記所定
の処理を実現している。
【0032】図3は無線端末局の構成例を示したもので
ある。図3において、45は不揮発性メモリで、アドレス
cには自己の端末局IDが格納される。また、アドレス
aには現在の通信先基地局IDが格納され、アドレスb
には前回の通信先基地局IDが格納される。つまり、初
期設定時には最寄りの指定基地局の基地局IDがアドレ
スaに格納され、この基地局が故障して他の基地局に切
り替えられたときは、アドレスaに切替先の基地局ID
が、アドレスbには初期設定時の基地局ID(アドレス
aの内容)が格納される。そして、元の通信先基地局の
復旧がアドレスbの基地局IDにより確認されたとき、
アドレスbの基地局IDがアドレスaに格納される。そ
して通常の通信には常にアドレスaの基地局IDが使用
される。
【0033】なお、端末局ID,基地局IDの初期設定
は、例えば前述の従来例で説明した方法により、つまり
上位装置から設定される。41は送信部で、自己の識別情
報(端末局ID)と通信先の基地局IDとを含むデータ
を送信する。
【0034】44は受信部で、アンテナ46を介して受信し
た電波を復調し、所定形式のデータと判別した場合は、
CPU40に割込みをあげる。40はCPUで、受信部44か
らの割込みにより、受信部44に保持している受信データ
を読み取って解析し、自局宛の電文と認識した場合は、
受信メモリ48にそのデータを受信する。自局宛ではない
が基地局IDが認識された電文の場合は、後述する受信
レベル測定部42で測定されている対応する電文の受信レ
ベルを読み取って、その基地局IDの電文の最新の受信
レベルとして受信レベル記憶部49に格納する。
【0035】また、現通信先基地局からの受信間隔をタ
イマ43によって管理し、そのサーチ電波が所定時間以上
受信できないとき、タイムアウトとして、通信先決定部
50に通知する。
【0036】42は受信レベル測定部で、アンテナ46で受
信したすべての電波について、その受信レベルを測定
し、ディジタル変換する。48は受信データを受信する受
信メモリである。49は受信レベル記憶部で、基地局ID
の最新の受信レベルが格納される。
【0037】50は通信先決定部で、前記タイムアウトが
通知されたとき、受信レベル記憶部49に格納されている
基地局IDの受信レベルの最新値を相互に比較し、現通
信先を除く他の基地局IDの受信レベルのうち最も大き
い受信レベルの基地局IDを新たな通信先基地局IDと
して不揮発性メモリ45のアドレスaにその基地局IDを
格納する。その格納に先立ち、アドレスaの内容はアド
レスbに退避される。
【0038】なお、必ずしも受信レベルが最も大きい基
地局をバックアップ先に決定する必要はなく、予め、最
も近い基地局をバックアップ先として、その基地局の電
波を監視して決定してもよいことは勿論である。
【0039】50a はランプで、通信先基地局が切替えら
れたとき点灯され、元の通信先基地局に復旧したとき消
灯される。その他、POS等の業務処理を行うデータ処
理部、表示部, キーボード等の入出力機構より構成され
る。
【0040】以上の基地局, 端末局により以下のような
バックアップ動作が行われる。なお、ここでは基地局A
は初期設定された通信先基地局、基地局Bは切替え先基
地局を表す。図4参照 すべての基地局A,Bは、一定時間間隔で自己の基地局
IDを含んだサーチ電波を自己の無線区間に送出してい
る。 最初、基地局Aと端末局との間で正常に通信が行わ
れている。この間、基地局A(他の基地局Bも同様)で
は自己診断が繰り返し行われる。具体的には、試験制御
部32によるパリティチェック, メモリチェック,ROM
チェック等が行われ、チェック部23, チェック部27によ
る折り返し試験等が行われる。
【0041】なお、試験制御部32、データ処理部33、サ
ーチ電波発生部36等におけるプログラム暴走はウォッチ
ドッグタイマ39により検出され、この暴走検出によりリ
セット回路39が各部のリセット処理を行って復旧させ
る。
【0042】また、端末局では基地局IDが判別できる
サーチ電波の受信レベルの測定が行われており、受信レ
ベル記憶部49の内容が更新されている。 試験制御部32等による自己診断により基地局Aで自
装置が異常と診断された場合、基地局Aの試験制御部32
は、無線切離し回路29を制御してサーチ電波を含む無線
電波の送出を停止し、基地局としての動作を停止する。 以後、基地局Aでは試験制御部32がテストパターン
を発生して自己試験を繰り返し行う。 以上により基地局Aの電波が停止したので、端末局
ではタイマ43によるタイムアウトにより基地局Aの異常
を認識し、受信レベル記憶部49に記憶している最新の受
信レベルから基地局Bを次の通信先に選択する。 そして、基地局Bに対して自己の端末局IDを含む
データによりアクセスする。基地局Bではこの端末局か
ら送出されたアクセスデータ中の端末局IDを通信先と
して不揮発性メモリ34内に登録し、中央処理装置との
間,端末局との間の通信制御を開始する。 この新たな無線回線の開設により、端末局ではバッ
クアップ表示としてのランプ50a を点灯する。 このバックアップ表示で基地局故障がオペレータに
よって認識されるので、それに基づいて基地局Aの復旧
作業が行われる。この復旧が完了したとき、または試験
制御部32による自己試験で一時的な故障から復旧したと
き、復旧した基地局Aの試験制御部32は無線切離し回路
29を制御して送信抑止を解除する。 端末局において、復旧した基地局Aのサーチ電波を
受信し、基地局Aの復旧を認識したとき、つまり、その
電波中に含まれる基地局IDと不揮発性メモリ45のアド
レスb中の基地局IDが一致したとき、 端末局は基地局Aに対して自己の端末局IDを含む
データによりアクセスを行い、通信先を基地局Bから基
地局Aに戻す。この際、不揮発性メモリ45のアドレスb
の内容がアドレスaに書き込まれる。
【0043】以上により、端末局における相手先との通
信不能検出により、通信先基地局が切り替わるので、基
地局のバックアップが行われたことになる。なお、前述
したように、通常は受信レベルが最も大きいと考えられ
る基地局が通信先として初期設定されるので、常時、基
地局Aと基地局Bの受信レベルを比較するようにしてお
けば、復旧時にも受信レベルが大きい方に切替えられ、
前述の方法と同じように基地局Aに自動復旧させること
ができる。
【0044】以上のごとく、複数の基地局の領域(無線
区間)にまたがって端末局が設置されている場合、最初
に通信していた基地局が故障したとき、その基地局が強
制的に電波を停止する。また基地局からの電波停止を端
末局で監視しているので端末局により他の基地局に自動
的に切替えることができ、基地局のバックアップが達成
される。
【0045】なお、通信先基地局の初期設定を中央処理
装置から設定する例を示したが、受信レベルの最も大き
い基地局を端末局側から通信先として指定してもよいこ
とは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、基地局
は、折り返し試験,パリティチェック等によって自己診
断を行い、異常と判断したときサーチ電波の送出を停止
し、これにより端末局では他の基地局に通信先を変える
ので、基地局のバックアップを自動的に行うことができ
る。このため、天井等に設置されている基地局の復旧を
待つことなく端末局の稼働を継続させることができる。
【0047】また同じ手法により、修理による復旧,一
時的な異常からの復旧時に元の基地局に自動的に戻すこ
とができ、天井等に設置されている場合の復旧作業を減
らすことができる。
【0048】また、本発明によれば基地局に異常が発生
しても端末局が継続して稼働するので、バックアップ表
示によりオペレータに基地局の異常を通知して、基地局
の修復を速めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 無線基地局の一実施例の構成図
【図3】 無線端末局の一実施例の構成図
【図4】 基地局バックアップフローチャート図
【図5】 従来例の構成図
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 基幹回線 3a,3b 無線基地局 4 基幹インタ
フェース部 5 データ処理部 6 無線部 7 アンテナ 8 無線端末局 9 アンテナ 10 無線部 11 データ処理部 20 基幹回線インタフェース部 21 リレー 22 送信部 23 チェック部 24 受信部 25 無線部 26 送信部 27 チェック部 28 受信部 29 無線切離し
回路 30 アンテナ 31 制御部 32 試験制御部 33 データ処理
部 34 識別情報 35 プロセッサ
ユニットCPU 36 サーチ電波発生部 38 ウォッチドッグタイマ 39 リセット回
路 40 プロセッサユニットCPU 41 送信部 42 受信レベル測定部 43 タイマ 44 受信部 45 不揮発性メ
モリ 46 アンテナ 47 ランプ 48 受信メモリ 49 受信レベル
記憶部 50 通信先決定部 51 ,52 無線基
地局 53 試験制御部 54 無線部 55 無線端末局 56 通信先決定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 107

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局(51, 52)と、該無線
    基地局のうちのいずれか1つの無線基地局との間で無線
    通信する無線端末局(55)とを含む無線通信装置における
    無線基地局のバックアップ方法であって、 該無線基地局(51, 52)は、所定時間毎に自己の識別情報
    を含むデータを所定の電波として送出するとともに、自
    己試験を行い、自己試験の結果、異常と判断したときは
    該電波の送出を抑止し、 該無線端末局(55)は、現通信先無線基地局(51)の前記電
    波送出抑止を検出した場合、前記所定の電波を送出して
    いる他の無線基地局のうちの1つを、該電波の受信情報
    に基づき選択して、新たな通信先基地局に設定すること
    を特徴とする無線基地局のバックアップ方法。
  2. 【請求項2】 無線端末局(55)との間で無線通信を行
    う無線基地局であって、 所定時間ごとに自己の識別情報を含むデータを所定の電
    波として送出する無線部(54)と、 自己試験を行い、自己試験の結果、異常と判断したとき
    は該電波の送出を抑止する試験制御部(53)とを設けたこ
    とを特徴とする無線基地局。
  3. 【請求項3】 電波送出を抑止した場合、試験制御部
    により自己試験を繰り返し、異常状態からの復旧を確認
    した時点で該電波の送出抑止を解除するように構成した
    ことを特徴とする請求項2記載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 無線基地局内における試験制御部は、
    上位装置または他の無線基地局への送信データの折り返
    し試験、装置内各部試験、送出する電波の折り返し試験
    のいずれか1組または2組以上の組合せの試験を実施す
    るように構成されて成ることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の無線基地局。
  5. 【請求項5】 複数の無線基地局(51, 52)のうちの1
    つに対して、端末局識別情報を渡して通信先無線基地局
    の設定を通知した後、該通信先無線基地局との間で通信
    を行う無線端末局であって、 現通信先無線基地局(51)との間の無線通信が停止した場
    合、複数の無線基地局からそれぞれ所定時間毎に送出さ
    れる基地局識別情報を含む複数の電波の受信情報に基づ
    き、前記複数の無線基地局のうちの通信可能な1つの無
    線基地局(52)を選択し新たな通信先無線基地局として設
    定する通信先決定部(56)を備えることを特徴とする無線
    端末局。
  6. 【請求項6】 前記通信先決定部は、電波の受信レベ
    ルが最も大きい無線基地局を新たな通信先無線基地局と
    して選択し設定するように構成されることを特徴とする
    請求項5記載の無線端末局。
  7. 【請求項7】 通信先を切替えたとき、元の通信先無
    線基地局がバックアップされたことを表すバックアップ
    表示を行うように構成されていることを特徴とする請求
    項5または請求項6記載の無線端末局。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7420925B2 (en) 2002-11-11 2008-09-02 Nec Infrontia Corporation Duplex system of wireless LAN base stations
JP2013247505A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Sorbus Inc 通信システム

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