JPH08111661A - 列車無線通信装置におけるゾーン切替方法及び列車無線通信装置 - Google Patents

列車無線通信装置におけるゾーン切替方法及び列車無線通信装置

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JPH08111661A
JPH08111661A JP6268082A JP26808294A JPH08111661A JP H08111661 A JPH08111661 A JP H08111661A JP 6268082 A JP6268082 A JP 6268082A JP 26808294 A JP26808294 A JP 26808294A JP H08111661 A JPH08111661 A JP H08111661A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 列車の移動によりゾーンを変わる際、通信が
一時的に切断されることのない列車無線通信装置におけ
るゾーン切替方法及び列車無線通信装置を提供する。 【構成】 列車5が移動しつつ新たなゾーンに入り、指
令制御装置2によって、新たな基地局(BS1)との接
続が確認された後、それまで接続状態にあった基地局
(BS2)へ対して指令制御装置(CCE)2から接続
状態を断つための切断通知信号が送信されて、基地局
(BS2)との通信状態が解除されるので、ゾーン切替
時には2つの基地局(BS1),(BS2)と一時的に
接続状態となり、その後、基地局(BS1)を介して列
車5との通信が行われることとなるので、通信が一時的
に切断されることのない円滑な通信が確保されるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車無線通信装置にお
けるゾーン切替方法及び列車無線通信装置に係り、特
に、いわゆるゾーン切替の改良を図った列車無線通信装
置におけるゾーン切替方法及び列車無線通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信装置としては、例え
ば、図8に示されたように、中央指令所に設けられた操
作卓(図8においては「CCP」と略記)1と、同じく
中央指令所に設けられた指令制御装置(図8においては
「CCE」と略記)2と、各ゾーン毎に設けられた複数
の基地局(図8においては「BS1,BS2・・・BS
n」と略記)3と、を有してなるものが公知となってい
る。
【0003】かかる通信装置では、各基地局3にはアン
テナ4が設けられる一方、列車5にもアンテナ6が設け
られており、相互に無線電波の送受が可能となってい
る。特に、各基地局(BS)3には、列車5との交信を
担当する管轄範囲、すなわち、ゾーンが設定されてお
り、列車5の移動によってゾーンが移ると、この列車5
と中央指令所との交信を仲介する役割を果たす基地局3
が、指令制御装置(CCE)2による制御により切り替
えられるようになっているものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の列車無線通信システムにおいては、列車5が
移動してゾーンが変わる際、ゾーン切替前の基地局から
移動先のゾーンの基地局へ切り替わる間、列車5と中央
指令所との通信が一時的に切断されるような制御手順と
なっていた。これは、列車5がゾーンを移動するのに伴
って基地局を単純に切り替えるような制御としているた
めに発生するものであった。このように、従来の列車無
線通信システムにおいては、基地局の切替えに伴って通
信が切断されるようになっているので、一時的な切断で
あっても重要な言葉が聞き取れないことがある等、円滑
な通信が一時的に困難になるという問題があった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みて為されたもの
で、列車の移動によりゾーンを変わる際、通信が一時的
に切断されることのない列車無線通信装置におけるゾー
ン切替方法及び列車無線通信装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、予め定められたゾ
ーンで列車との間で無線電波の送受を行う複数の基地局
と、列車へ対する指令を入力する一方、列車からの応答
内容を表示する指令卓と、前記基地局と前記指令卓との
間に設けられて、列車との通信を仲介する基地局を、列
車の移動状況に応じて前記複数の基地局の中から選択、
切替えし、前記指令卓からの指令を基地局へ送信する一
方、基地局を介して入力された列車からの応答内容を前
記指令卓へ出力する指令制御装置と、を具備してなる列
車無線通信装置におけるゾーン切替方法において、列車
が新たなゾーンに入り、当該ゾーンを管轄する基地局と
列車とが通信可能となった後に、それまで接続状態にあ
った基地局との接続状態を断つことを特徴としている。
【0007】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の列車無線通信装置に
おけるゾーン切替方法において、列車から新たなゾーン
へ入ったことが送信され、基地局を介して指令制御装置
で検知された場合に、指令制御装置から新たなゾーンを
管轄する基地局へ列車との接続を指令するためのゾーン
切替要求信号を送信し、当該基地局から列車との接続を
行うことを示すゾーン切替応答が指令制御装置へ送信さ
れたことによって、指令制御装置と新たなゾーンにおけ
る基地局とが通信可能とすることが特徴としている。
【0008】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項1又は2記載の列車無線通信
装置におけるゾーン切替方法において、新たなゾーンに
入ったことが列車から送信され、この送信電波が新たな
ゾーンに入る直前のゾーンを管轄する基地局のみに受信
された場合に、指令制御装置から前記送信電波を受信し
た基地局に隣接した2つの基地局へ基地局と列車との接
続を指令するためのゾーン切替要求信号を送信し、列車
との接続が成功したことを示すゾーン切替応答信号を送
信した基地局を検知した後、当該基地局を新たなゾーン
における基地局とすることを特徴としている。
【0009】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の列車無線
通信装置におけるゾーン切替方法において、新たなゾー
ンに入る直前のゾーンを管轄する基地局により列車から
の送信電波の電界強度の低下に基づいて、列車が新たな
ゾーンに入ったことが送信され、指令制御装置により検
知された場合に、指令制御装置から前記基地局に隣接し
た2つの基地局へ基地局と列車との接続を指令するため
のゾーン切替要求信号を送信し、列車との接続が成功し
たことを示すゾーン切替応答信号を送信した基地局を検
知した後、当該基地局を新たなゾーンにおける基地局と
することを特徴としている。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、予め定められたゾーンで列車との間
で無線電波の送受を行う複数の基地局と、列車に対する
指令を入力する一方、列車からの応答内容を表示する指
令卓と、前記基地局と前記指令卓との間に設けられて、
列車との通信を仲介する基地局を、列車の移動状況に応
じて前記複数の基地局の中から選択、切替えし、前記指
令卓からの指令を基地局へ送信する一方、基地局を介し
て入力された列車からの応答内容を前記指令卓へ出力す
る指令制御装置と、を具備してなる列車無線通信装置に
おいて、前記指令制御装置は、列車が新たなゾーンに移
動し、当該ゾーンにおける基地局と通信可能となったこ
とを検知する通信成立検知手段と、前記通信成立検知手
段により新たなゾーンにおける基地局と通信可能となっ
たことが検知された後、新たなゾーンにおける基地局
と、当該新たなゾーンに移動する直前のゾーンにおける
基地局との双方と通信可能な接続状態を保つ接続保持手
段と、前記接続保持手段により2つの基地局が通信可能
な接続状態になった後に、列車が新たなゾーンへ移動す
る直前のゾーンにおける基地局に対して接続状態を切断
する信号を送信し、その後前記接続保持手段による2つ
の基地局の接続状態を強制的に解除し、新たなゾーンに
おける基地局と接続状態にする強制制御手段と、を具備
してなることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、列車の移動に伴
い新たなゾーンに入った際、この新たなゾーンにおける
基地局を介して指令卓から指令制御装置を通じて列車と
の通信が可能な接続状態になったことを確認した後に、
それまでの基地局との接続を断つようにしたので、一時
的に2つの基地局を介して列車との通信が可能な状態と
なり、その後に、新たな基地局のみを介して通信が行わ
れる列車無線通信装置におけるゾーン切替方法としてい
るので、常に列車との通信が途切れるようなことがなく
円滑な通信が確保されるものである。
【0012】請求項2記載の発明によれば、新たなゾー
ンにおける基地局へ対し、列車との接続を指令するゾー
ン切替要求信号を送信し、これに対して接続が可能であ
ることを示すゾーン切替応答信号が基地局から送信され
たことで、新たなゾーンにおける基地局と列車とが通信
可能とする請求項1記載の列車無線通信装置におけるゾ
ーン切替方法としているので、新たなゾーンにおける基
地局との接続が確実に行え得るようにしたものである。
【0013】請求項3記載の発明によれば、列車から送
信されたゾーン移動に関する信号が新たなゾーンの基地
局によって受信されない場合に、移動が予想されるゾー
ンの基地局へ対して列車との接続を指令するゾーン切替
要求信号を送信し、列車との通信が可能であることを示
すゾーン切替応答信号が送信された基地局を新たなゾー
ンにおける基地局と判断し、以後、この基地局との接続
が行われる請求項1又は2記載の列車無線通信装置にお
けるゾーン切替方法としているので、ゾーンを移動した
際に、新たなゾーンにおける基地局と列車との最初の通
信が成功しない場合であっても、ゾーン切替が確実に行
われることとなるものである。
【0014】請求項4記載の発明によれば、列車の移動
に伴うゾーンの変化が、ゾーン移動前の基地局のみによ
ってしか検知されなかった場合であっても、この基地局
の両隣のゾーンにおける基地局へ対して列車との接続を
指令するゾーン切替要求信号を送信し、列車との通信が
可能であることを示すゾーン切替応答信号が送信された
基地局を新たなゾーンにおける基地局と判断し、以後、
この基地局との接続が行われる請求項1,2又は3記載
の列車無線通信装置におけるゾーン切替方法としている
ので、ゾーンの切替がより確実となるものである。
【0015】請求項5記載の発明によれば、通信成立検
知手段により列車の移動に伴う新たなゾーンにおける基
地局と列車とが通信可能な状態となったことが検知され
た後、接続保持手段によって2つの基地局が列車との通
信が可能な状態に保持され、強制制御手段により列車が
新たなゾーンに入る前のゾーンにおける基地局に対して
接続状態を断つ信号が送信され、接続保持手段による2
つの基地局の接続状態が強制的に解除されることによっ
て、接続保持手段による列車との接続は、新たなゾーン
における基地局を介してのみ行われる状態となる列車無
線通信装置としているので、ゾーン切替の際に2つの基
地局が同時に接続状態となることで、従来と異なり、ゾ
ーン切替の際に通信が一時的に切断されることが回避さ
れるようになっている。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る列車無線通信装置におけ
るゾーン切替方法及び列車無線通信装置の一実施例につ
いて、図1乃至図7を参照しつつ説明する。ここで、図
1は、本発明に係る列車無線通信装置における一構成例
を示す構成図、図2は、本発明に係る列車無線通信装置
のゾーン切替動作における第1パターンを説明するため
の説明図、図3は、本発明に係る列車無線通信装置のゾ
ーン切替動作における第2のパターンを説明するための
説明図、図4は、本発明に係る列車無線通信装置のゾー
ン切替動作における第3のパターンを説明するための説
明図、図5は、本発明に係る列車無線通信装置のゾーン
切替動作における第4のパターンを説明するための説明
図、図6は、第1及び第2ゾーン切替動作における操作
卓に設けられた基地局表示灯の表示動作を説明するため
の説明図、図7は、第3及び第4のゾーン切替動作にお
ける操作卓に設けられた基地局表示灯の表示動作を説明
するための説明図である。尚、以下に説明する部材、配
置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の
範囲内で種々改変することができるものである。
【0017】先ず、本実施例における列車無線通信装置
のいわゆるハードウェア的基本構成は、図8に示された
構成と変わるところのないものである。したがって、以
下の実施例の説明においては、同一構成要素には同一符
号を用いるものとする。図1には図8に示された各構成
要素の概略の一構成例が示されており、以下、図1を参
照しつつこの構成例について説明する。
【0018】本実施例の操作卓1は、入力部7と、制御
処理部8と、表示部9とを有してなるもので、入力部7
はいわゆるテンキー(図示せず)等を備え、各種コマン
ドや定数等の入力を行うものである。制御処理部8は、
入力部7から入力されたコマンド等に対応して表示部9
や指令制御装置2に対して必要な信号を出力する等の動
作を為すものである。表示部9は、各基地局3における
接続状況を表示する表示灯(詳細は後述)等を有してお
り、接続状況に応じて各種表示灯の点灯等が為されるよ
うになっている。
【0019】本実施例の指令制御装置2は、第1のイン
ターフェイス回路(図1においては「IF(1)」と略
記)10と、中央処理部11と、記憶部12と、第2の
インターフェイス回路(図1においては「IF(2)」
と略記)13とを有してなり、本列車無線通信装置全体
の動作を制御するものである。第1のインターフェイス
回路10は、先の操作卓1と指令制御装置2とが相互に
信号の送受ができるようにインターフェイスを図るもの
で、操作卓1の制御処理部8とこの指令制御装置2の中
央処理部11との間に設けられている。
【0020】中央処理部11は、記憶部12に格納され
た制御プログラムを実行し、操作卓1及び各基地局3の
動作を監視、制御しつつ、本列車無線通信装置全体の動
作を制御する機能を果たすものである。具体的には、中
央処理部11の機能実現手段は、通信成立検出手段と、
接続保持手段と、強制制御手段とから構成され、通信成
立検出手段は列車が新たなゾーン(新ゾーン)に移動し
てそのゾーンの基地局と通信可能となったことを検知す
る手段で、接続保持手段は通信可能検知後に新ゾーンの
基地局及びその直前のゾーン(旧ゾーン)の基地局の双
方と通信可能な接続状態を保つ手段で、強制制御手段
は、上記2つの基地局と通信可能な接続状態となった後
に旧ゾーンの基地局への接続を切断して新ゾーンの基地
局とのみ接続を行う手段である。尚、詳細は後述する。
記憶部12は、上述のように制御プログラムを格納する
他に、各種データ等の記憶、読み出しが行えるようにな
っているものである。
【0021】本実施例の第2のインターフェイス回路1
3は、基地局3の数に応じて複数設けられており、中央
処理部11と基地局3とのインターフェイスを図るもの
である。尚、本実施例においては、1個の第2のインタ
ーフェイス回路13に2局の基地局3が接続される構成
となっているが、これはあくまで一例であって、1個の
第2のインターフェイス回路13に接続される基地局の
数は、回路の具体設計の段階で種々選択し得るものであ
るので、本実施例における接続数に限定されるものでは
ない。
【0022】本実施例の基地局3は、インターフェイス
回路17と、制御処理部14と、無線部15とを有して
構成されており、列車5からの送信電波を受信して指令
制御装置2へ送出する一方、指令制御装置2から入力さ
れた信号を列車5へ送信する機能を果たすものである。
基地局3内のインターフェイス回路17は、指令制御装
置2と、基地局3とのインタフェイスを図るもので、指
令制御装置2の第2のインターフェイス回路13と、基
地局3の制御処理部14との間に設けられている。
【0023】制御処理部14は指令制御装置2からの信
号に応じて無線部15の動作を制御すると共に、無線部
15により受信された列車5からの信号に応じて指令制
御装置2へ必要な信号を送信する等の動作機能を果たす
ものである。無線部15は、アンテナ4を介して発射さ
れる無線電波を生成する送信回路(図示せず)及びアン
テナ4により補足された列車5からの無線電波を復調す
る受信回路(図示せず)を有してなるものである。
【0024】次に本装置の動作について、主に自動ゾー
ン切替動作を中心に説明する。先ず、本装置における自
動ゾーン切替動作は、ゾーン切替時の列車から出力され
る信号がいずれの基地局により補足されるか等の観点か
ら4つのパターンに区分される。
【0025】すなわち、列車からのゾーンの移動通知が
2台の基地局により検知された場合(以下この場合のゾ
ーン切替動作を「第1ゾーン切替動作」と言う)、基地
局と列車のそれぞれにおいて電界強度の低下が検知され
た場合(以下この場合のゾーン切替動作を「第2ゾーン
切替動作」と言う)、列車からのゾーン切替要求が1台
の基地局により検知された場合(以下この場合のゾーン
切替動作を「第3ゾーン切替動作」と言う)、基地局に
より列車の電界低下が検知された場合(以下この場合の
ゾーン切替を「第4ゾーン切替動作」と言う)の以上4
つのパターンに区分されるので、以下、第1ゾーン切替
動作から順に説明することにする。
【0026】図2には第1のゾーン切替動作における各
構成要素間で送受される信号内容が送受される順位と共
に示されており、以下、同図を参照しつつその動作内容
について説明する。図2において列車5が走行している
位置を、ゾーン1であるとし、このゾーン1に入る前は
ゾーン2を走行していたとする。
【0027】列車5がゾーン2からゾーン1へ移動する
ことによって、基地局(BS2)との間の電界強度が低
下したことを列車5が検知すると、ゾーン移動通知信号
が無線搬送波に重畳されて列車5から送信される(図2
において参照)。そして、この無線搬送波に重畳され
たゾーン移動通知信号は、ゾーン1の基地局(BS1)
とゾーン2の基地局(BS2)とでぞれぞれ受信され、
両基地局(BS1),(BS2)を介して指令制御装置
(CCE)2へ送信されることとなる(図2の′参
照)。
【0028】尚、上述のように基地局3が列車5からの
ゾーン移動通知信号を受信した場合には、基地局3が列
車5からの送信電波の電界強度の低下を検知しても、基
地局3独自にゾーン切替要求信号を指令制御装置2へ送
信しないようにしている。
【0029】次に、指令制御装置2が、基地局(BS
1)と基地局(BS2)との双方からゾーン移動通知信
号が送信されたことを検知すると、以前から移動履歴を
取って監視していた列車5の移動方向に従って、列車5
がゾーン2からゾーン1へ移動したと判断し、ゾーン1
の基地局(BS1)へゾーン切替要求信号が送信される
(図2の参照)。ゾーン1の基地局(BS1)が、指
令制御装置2からのゾーン切替要求信号を受信すると、
ゾーン1の基地局(BS1)からはゾーン切替応答信号
が指令制御装置2へ送出される(図2の参照)。この
状態においては、列車5は基地局(BS1),(BS
2)の双方と接続状態となる。
【0030】そして、指令制御装置2は、基地局(BS
1)からのゾーン切替応答信号を検知すると、ゾーン切
替が成立したものとみなしてゾーン2の基地局(BS
2)へ切断通知信号を送信する(図2の参照)。これ
により、基地局(BS2)と列車5との接続が断たれ、
基地局(BS2)を介しての指令制御装置2との通信は
行えなくなる一方、列車5と指令制御装置2との通信は
基地局(BS1)を介してのみ可能な状態となる。も
し、上述の一連の信号の送受のいずれかが正常に行われ
ず、動作が完了しなかった場合、指令制御装置2は基地
局(BS2)による列車5との交信を継続するようにす
る。
【0031】次に、第2ゾーン切替動作について図3を
参照しつつ説明する。この切替動作においては、初めに
列車5が電界強度の低下を検出したことに伴うゾーン移
動通知信号を送信する点では上述の第1のゾーン切替動
作と同一である(図3の参照)。そして、このゾーン
移動通知信号は、ゾーン1の基地局(BS1)により検
知されるが、ゾーン2の基地局(BS2)では検知され
なかったとする。
【0032】基地局(BS1)からは、列車5からのゾ
ーン移動通知信号を検知したことに応じて指令制御装置
2に対してゾーン移動通知信号が送信されることとなる
(図3の′参照)。一方、基地局(BS2)は列車5
の移動による電界強度の低下を検知し、これにより列車
5がゾーンを移動したと判断してゾーン移動通知信号を
指令制御装置2へ送信する(図3の参照)。
【0033】尚、ここで、基地局(BS2)からのゾー
ン移動通知信号は、基地局(BS2)が列車5からの送
信電波の電界強度の低下を検知し、一定時間経過するこ
とで、基地局(BS2)における判定に基づいて送信さ
れるものであるのに対して、先の第1ゾーン切替動作に
おけるゾーン移動通知信号は、基地局(BS1),(B
S2)が列車5からのゾーン移動通知信号を受信したこ
とに応じて指令制御装置2へ送信されるものである点で
異なっている。
【0034】指令制御装置2が基地局(BS1),(B
S2)からのゾーン移動通知信号を検知すると、指令制
御装置2内の記憶部12に記憶されているそれまでの列
車5の移動履歴との関係から、列車5がゾーン1へ移動
していると判断して、基地局(BS1)へゾーン切替要
求信号を送信する(図3の参照)。基地局(BS1)
は、指令制御装置2からのゾーン切替要求信号を受信す
ると、ゾーン切替応答信号を指令制御装置2へ送信する
(図3の参照)。そして、列車5は基地局(BS
1),(BS2)の双方と接続状態となる。
【0035】指令制御装置2は、ゾーン切替応答信号を
受信すると、ゾーン切替が成功したと判断し、ゾーン2
の基地局(BS2)に切断通知信号を送信する(図3の
参照)。これにより、基地局(BS2)と列車5との
接続が完全に切断される一方、列車5は基地局(BS
1)だけと接続状態となる。そして、指令制御装置2
は、基地局(BS1)と列車5とが接続されている状態
であることを認識している証として列車接続通知信号を
基地局(BS1)へ送信する。
【0036】尚、この第2ゾーン切替動作において、基
地局3は、列車5からの送信電波の電界強度の低下を検
知すると、列車5からゾーン移動通知信号が送信される
の待つこととなるが、電界強度の低下を検知後、一定時
間経過してもゾーン移動通知信号が検知されなかった場
合、基地局3はゾーン移動通知信号を指令制御装置2へ
自動的に送信するようになっている。
【0037】次に、第3ゾーン切替動作について図4を
参照しつつ説明する。先ず、列車5がゾーン2からゾー
ン1へ移動することによる基地局(BS2)との間の電
界強度の低下が列車5により検出され、ゾーン移動通知
信号が列車5から送信される(図4の参照)点は、先
の第1及び第2ゾーン切替動作と同様である。
【0038】そして、列車5からのゾーン移動通知信号
は、ゾーン2の基地局(BS2)のみに受信されたとす
る。基地局(BS2)からは指令制御装置2へゾーン移
動通知信号が送信され(図4の′参照)、指令制御装
置2は、ゾーン移動通知信号が基地局(BS2)のみか
ら送信されたことに基づいて、ゾーン切替前の接続先で
ある基地局(BS2)の両隣の基地局(BS1),(B
S3)へ対してゾーン切替要求信号を送信する(図4の
参照)。
【0039】指令制御装置2は、このゾーン切替要求信
号に対して列車5との交信成功に基づくゾーン切替応答
信号を返してきた基地局3の管轄ゾーン内に列車5があ
るとして接続切替を行う。すなわち、図4の例で言え
ば、基地局(BS1)からゾーン切替応答信号が送信さ
れることにより(図4の参照)、指令制御装置2は、
基地局(BS2)に対して切断通知信号を送信し(図4
の参照)、基地局(BS2)と列車5との接続を断つ
一方、基地局(BS1)と列車5とが接続されている状
態であることを認識している証として列車接続通知信号
を基地局(BS1)へ送信する(図4の参照)。
【0040】尚、図4の例においては、基地局(BS
3)からゾーン切替応答信号が送信されているが、これ
は列車5との接続が不可能な場合、失敗の場合等の接続
不成功に基づくゾーン切替応答信号である。もし、指令
制御装置2から出力されるゾーン切替要求信号に対し
て、いずれの基地局3からも列車5との接続が成功であ
ることに基づくゾーン切替応答信号が指令制御装置2に
対して送信されなかった場合には、指令制御装置2は列
車5と基地局(BS2)との接続を維持するようにす
る。
【0041】尚、ゾーン切替応答信号が接続成功に基づ
くものか、接続不成功に基づくものかを判定できるよう
にするためには、接続成功の際に送信されるゾーン切替
応答信号と接続不成功の際に送信されるゾーン切替応答
信号とで、それぞれ信号レベルを違えるようにすればよ
い。例えば、接続成功の際に送信されるゾーン切替応答
信号を論理値「1」の信号とする一方、接続不成功の際
に送信されるゾーン切替応答信号を論理値「0」の信号
とする等が好適である。
【0042】次に、図5を参照しつつ第4ゾーン切替動
作について説明する。先ず、列車5がゾーン2からゾー
ン1へ移動したことに伴い、基地局(BS2)が列車5
からの送信電波の電界強度の低下を検出したとする。こ
れにより基地局(BS2)からは、指令制御装置2へゾ
ーン移動通知信号が送信される(図5の参照)。
【0043】基地局(BS2)からのゾーン移動通知信
号を検知した指令制御装置2は、各基地局3へ対してゾ
ーン切替要求信号を送信する(図5の参照)。する
と、基地局(BS1)からは列車5との接続が成功であ
ることに基づくゾーン切替応答信号が送信され(図5の
参照)、他の基地局3、すなわち、図5の例で言え
ば、基地局(BS3)からは列車5との接続が失敗であ
ることに基づくゾーン切替応答信号が送信されることに
なる。
【0044】指令制御装置2は、基地局(BS1)から
のゾーン切替応答信号を検知することにより(図5の
参照)、基地局(BS2)に対して切断通知信号を送信
して(図5の参照)、基地局(BS2)と列車5との
接続を断つ一方、基地局(BS1)と列車5とが接続さ
れている状態であることを認識している証として列車接
続通知信号を基地局(BS1)へ送信する(図5の参
照)。尚、この第4ゾーン切替動作は、基地局(BS
2)が列車5からの送信電波の電界強度の低下を検出す
ることを除けば、その後の動作は基本的に先に説明した
第3ゾーン切替動作と同一である。
【0045】以上、述べたように、本実施例の列車無線
通信装置においては、列車5が新たなゾーンに入ってき
た際に、新たなゾーンを管轄する基地局3との接続が完
了するまでは、それ以前の基地局3との接続状態を保つ
ようにしているので、一時的に両基地局が接続状態とな
り、このため、従来と異なり、ゾーンが変わる際に列車
5との交信が一時的に切断状態となるようなことがな
く、円滑な通信を行うことができることとなる。
【0046】また、上述の実施例においては、指令制御
装置2の中央処理部11によるゾーン切替要求信号の送
信、基地局(BS1)から送信されたゾーン切替応答信
号の受信がなされることで、通信成立検知手段が実現さ
れ、中央処理部11が基地局(BS1)からのゾーン切
替応答信号を受信しても即座に基地局(BS2)との接
続を断たないようにすることで、接続保持手段が実現さ
れ、さらに、指令制御装置2の中央処理部11による基
地局(BS2)への切断通知がなされた後に、基地局
(BS2)との接続が断たれることにより、強制制御手
段が実現されるようになっている。
【0047】次に、上述した各ゾーン切替動作における
操作卓(CCP)1の表示動作、特に、基地局の表示灯
に関する表示動作について図6及び図7を参照しつつ説
明する。先ず、第1及び第2ゾーン切替動作における基
地局表示灯の点灯状態の変化について図6を参照しつつ
説明すれば、操作卓1の図示されないパネルの適宜な部
位には、同図に示されたようにBS1,BS2等の各基
地局を表す文字が表記されており、各文字の下には基地
局表示灯16a,16bがそれぞれ配設されている。
【0048】列車5がゾーン2にあって、基地局(BS
2)と接続されている状態においては、基地局(BS
2)用の基地局表示灯16bが点滅状態(Blink)
となる(図6(a)参照)。続いて、列車5がゾーン2
からゾーン1に移動し、ゾーン移動通知信号が列車5か
ら送信され、これを受信した指令制御装置2からゾーン
切替要求信号が送信されると、基地局(BS1)用の基
地局表示灯16aと基地局(BS2)用の基地局表示灯
16bの双方が点滅状態となり(同図(b)参照)、両
基地局(BS1),(BS2)が列車5と接続状態にあ
ることが解るようになっている。
【0049】そして、指令制御装置2がゾーン切替応答
信号を受信して、切断通知信号を送信すると、基地局
(BS1)用の基地局表示灯16aだけが点滅状態とな
り(図6(c)参照)、基地局(BS1)だけが列車5
と接続状態にあることが解るようになっている。
【0050】次に、第3及び第4ゾーン切替動作におけ
る各基地局表示灯の表示動作について図7を参照しつつ
説明する。先ず、列車5がゾーン2にあって、基地局
(BS2)と接続されている状態においては、基地局
(BS2)用の基地局表示灯16bが点滅状態(Bli
nk)となる(図7(a)参照)のは図6で説明した場
合と同様である。
【0051】続いて、列車5がゾーン2からゾーン1へ
移動し、指令制御装置2がゾーン移動通知信号を受信し
て基地局(BS2)に隣接する基地局(BS1),(B
S3)へゾーン切替要求信号を送信すると、各基地局
(BS1),(BS2),(BS3)用の基地局表示灯
16a〜16cが点滅することとなる(図7(b)参
照)。そして、指令制御装置2がゾーン切替応答信号を
受信し、切断通知信号を送信すると、基地局(BS1)
用の基地局表示灯16aだけが点滅状態となり(図7
(c)参照)、基地局(BS1)だけが列車5と接続状
態にあることが解るようになっている。
【0052】このように、ゾーンの切替状態に応じて操
作卓1における基地局表示灯を点灯動作させるようにし
たので、ゾーンの切替状態が一目で解ることとなり、ゾ
ーンの切替状況の把握が容易にできることとなる。
【0053】
【発明の効果】以上、述べたように、請求項1記載の発
明によれば、新たなゾーンにおける基地局との接続がな
された後に、それまでの接続状態にあったゾーン移動前
の基地局との接続状態を断つように構成することによ
り、ゾーン切替の際、2つの基地局が一時的に同時に接
続され、その後、新たなゾーンにおける基地局を介して
通信が行われる列車無線通信装置におけるゾーン切替方
法としているので、従来と異なり、ゾーン切替の際に通
信が一時的に切断されることなく続行され、円滑な通信
が確保される効果がある。
【0054】また、請求項2記載の発明によれば、新た
なゾーンにおける基地局との通信が可能であると確認で
きるような構成とすることにより、新たなゾーンにおけ
る基地局による通信が可能と確認された後に、それまで
接続状態にあったゾーン移動前の基地局との接続が断た
れる請求項1記載の列車無線通信装置におけるゾーン切
替方法としているので、ゾーン切替が確実に行われ、信
頼性の高いゾーン切替方法を提供できる効果がある。
【0055】請求項3記載の発明によれば、ゾーンの移
動が新たなゾーンにおける基地局により検知されなかっ
た場合であっても、移動が予想される基地局に対して列
車との接続を確認し、列車との接続が確認された後に、
それまで接続状態にあったゾーン移動前の基地局との接
続が断たれる請求項1又は2記載の列車無線通信装置に
おけるゾーン切替方法としているので、ゾーン切替がよ
り確実に行われ、汎用性が良好で且つ信頼性の高いゾー
ン切替方法を提供できる効果がある。
【0056】請求項4記載の発明によれば、ゾーンの移
動がゾーン移動前の基地局でしか検知されなかった場合
であっても、移動が予想される基地局へ対して列車との
接続を確認し、列車との接続が確認された後に、それま
で接続状態にあったゾーン移動前の基地局との接続が断
たれる請求項1,2又は3記載の列車無線通信装置にお
けるゾーン切替方法としているので、ゾーン切替がより
確実に行われ、汎用性が良好で且つ信頼性の高いゾーン
切替方法を提供できる効果がある。
【0057】請求項5記載の発明によれば、新たなゾー
ンにおける基地局との接続がなされた後に、それまでの
接続状態にあったゾーン移動前の基地局との接続状態を
断ち、新たなゾーンにおける基地局を介して列車との通
信が行われるよう構成した列車無線通信装置としている
ので、ゾーン切替の際、2つの基地局が一時的に同時に
接続され、その後、新たなゾーンにおける基地局を介し
て通信が行われることとなるので、従来と異なり、ゾー
ン切替の際に通信が一時的に切断されることなく続行で
き、円滑な通信が確保できる列車無線通信装置を提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る列車無線通信装置における一構成
例を示す構成図である。
【図2】本発明に係る列車無線通信装置のゾーン切替動
作における第1の切替パターンを説明するための説明図
である。
【図3】本発明に係る列車無線通信装置のゾーン切替動
作における第2の切替パターンを説明するための説明図
である。
【図4】本発明に係る列車無線通信装置のゾーン切替動
作における第3の切替パターンを説明するための説明図
である。
【図5】本発明に係る列車無線通信装置のゾーン切替動
作における第4のパターンを説明するための説明図であ
る。
【図6】第1及び第2ゾーン切替動作における操作卓に
設けられた基地局表示灯の表示動作を説明するための説
明図である。
【図7】第3及び第4のゾーン切替動作における操作卓
に設けられた基地局表示灯の表示動作を説明するための
説明図である。
【図8】従来装置の基本的構成の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1…操作卓、 2…指令制御装置、 3…基地局、 5
…列車、 7…入力部、 8…制御処理部、 9…表示
部、 10…第1のインターフェイス回路、11…中央
処理部、 12…記憶部、 13…第2のインターフェ
イス回路、14…制御処理部、 15…無線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/04 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められたゾーンで列車との間で無
    線電波の送受を行う複数の基地局と、列車に対する指令
    を入力する一方、列車からの応答内容を表示する指令卓
    と、前記基地局と前記指令卓との間に設けられて、列車
    との通信を仲介する基地局を、列車の移動状況に応じて
    前記複数の基地局の中から選択、切替えし、前記指令卓
    からの指令を基地局へ送信する一方、基地局を介して入
    力された列車からの応答内容を前記指令卓へ出力する指
    令制御装置と、を具備してなる列車無線通信装置におけ
    るゾーン切替方法において、列車が新たなゾーンに入
    り、当該ゾーンを管轄する基地局と列車とが通信可能と
    なった後に、それまで接続状態にあった基地局との接続
    状態を断つことを特徴とする列車無線通信装置における
    ゾーン切替方法。
  2. 【請求項2】 列車から新たなゾーンへ入ったことが送
    信され、基地局を介して指令制御装置で検知された場合
    に、指令制御装置から新たなゾーンを管轄する基地局へ
    列車との接続を指令するためのゾーン切替要求信号を送
    信し、当該基地局から列車との接続を行うことを示すゾ
    ーン切替応答が指令制御装置へ送信されたことによっ
    て、指令制御装置と新たなゾーンにおける基地局とが通
    信可能となったとすることを特徴とする請求項1記載の
    列車無線通信装置におけるゾーン切替方法。
  3. 【請求項3】 新たなゾーンに入ったことが列車から送
    信され、この送信電波が新たなゾーンに入る直前のゾー
    ンを管轄する基地局のみに受信された場合に、指令制御
    装置から前記送信電波を受信した基地局に隣接した2つ
    の基地局へ基地局と列車との接続を指令するためのゾー
    ン切替要求信号を送信し、列車との接続が成功したこと
    を示すゾーン切替応答信号を送信した基地局を検知した
    後、当該基地局を新たなゾーンにおける基地局とするこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の列車無線通信装置
    におけるゾーン切替方法。
  4. 【請求項4】 新たなゾーンに入る直前のゾーンを管轄
    する基地局により列車からの送信電波の電界強度の低下
    に基づいて、列車が新たなゾーンに入ったことが送信さ
    れ、指令制御装置により検知された場合に、指令制御装
    置から前記基地局に隣接した2つの基地局へ基地局と列
    車との接続を指令するためのゾーン切替要求信号を送信
    し、列車との接続が成功したことを示すゾーン切替応答
    信号を送信した基地局を検知した後、当該基地局を新た
    なゾーンにおける基地局とすることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の列車無線通信装置におけるゾーン切
    替方法。
  5. 【請求項5】 予め定められたゾーンで列車との間で無
    線電波の送受を行う複数の基地局と、列車に対する指令
    を入力する一方、列車からの応答内容を表示する指令卓
    と、前記基地局と前記指令卓との間に設けられて、列車
    との通信を仲介する基地局を、列車の移動状況に応じて
    前記複数の基地局の中から選択、切替えし、前記指令卓
    からの指令を基地局へ送信する一方、基地局を介して入
    力された列車からの応答内容を前記指令卓へ出力する指
    令制御装置と、を具備してなる列車無線通信装置におい
    て、前記指令制御装置は、列車が新たなゾーンに移動
    し、当該ゾーンにおける基地局と通信可能となったこと
    を検知する通信成立検知手段と、前記通信成立検知手段
    により新たなゾーンにおける基地局と通信可能となった
    ことが検知された後、新たなゾーンにおける基地局と、
    当該新たなゾーンに移動する直前のゾーンにおける基地
    局との双方と通信可能な接続状態を保つ接続保持手段
    と、前記接続保持手段により2つの基地局が通信可能な
    接続状態になった後に、列車が新たなゾーンへ移動する
    直前のゾーンにおける基地局に対して、接続状態を切断
    する信号を送信し、その後前記接続保持手段による2つ
    の基地局の接続状態を強制的に解除し、新たなゾーンに
    おける基地局と接続状態にする強制制御手段と、を具備
    してなることを特徴とする列車無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008035430A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システム
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CN117302298A (zh) * 2023-11-28 2023-12-29 北京和利时系统工程有限公司 双套车载设备的制式切换方法、装置、电子设备及介质

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