JPH07321580A - 単チャンネル中間周波信号変換器 - Google Patents

単チャンネル中間周波信号変換器

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JPH07321580A
JPH07321580A JP14087894A JP14087894A JPH07321580A JP H07321580 A JPH07321580 A JP H07321580A JP 14087894 A JP14087894 A JP 14087894A JP 14087894 A JP14087894 A JP 14087894A JP H07321580 A JPH07321580 A JP H07321580A
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Riichi Obara
利一 小原
Yoshikazu Shirayanagi
芳和 白柳
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビジョン放送信号の停波時のスケルチ誤
動作を防止する。 【構成】 隣接チャンネルでもテレビジョン放送信号を
伝送している隣接伝送状態のテレビジョン放送信号のレ
ベルをレベル制御信号で自動レベル調整手段4が調整
し、ミキサー11で中間周波信号に周波数変換し、帯域通
過フィルタ28が音声中間周波信号を抽出し、そのレベル
を可変減衰器32が調整し、帯域通過フィルタ20が抽出し
た映像中間周波信号と合成器26で合成し、ミキサー36が
周波数変換し、スケルチ手段46から出力する。映像中間
周波信号を1分岐器24、帯域通過フィルタ56、レベル検
出器52よりAGC 回路12、スケルチ制御信号生成手段48に
供給し、レベル制御信号、スケルチ制御信号を発生す
る。フィルタ56は、入力テレビジョン放送信号の停波時
に隣接チャンネルの信号が発生する3次歪成分を除去す
るように挟帯域に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば共同聴視施設の
ヘッドアンプに設ける再送信装置等において、特定のチ
ャンネルのテレビジョン放送信号を中間周波信号に周波
数変換する単チャンネル中間周波信号変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような単チャンネル中間周
波信号変換器としては、例えば図2に示すようなものが
ある。これでは、入力端子2に供給された特定のチャン
ネルのテレビジョン放送信号は、自動レベル調整手段4
に供給される。この自動レベル調整手段4は、従属接続
された広帯域の高周波増幅器6、8を有し、これらの間
に、例えばPINダイオードによって構成された可変減
衰器10を設けたもので、この可変減衰器10は、後述
するレベル制御信号生成手段、例えばAGC回路12か
らの自動レベル制御信号に応じて、減衰量が可変され
る。従って、自動レベル調整手段4の出力信号のレベル
は、常に予め定めた一定レベルとされている。
【0003】一定レベルとされた自動レベル調整手段4
からの出力信号(特定チャンネルのテレビジョン放送信
号)は、周波数変換手段であるミキサー11に供給され
る。ミキサー11には、第1局部発振回路13から第1
局部発振信号も供給されており、ミキサー11は、特定
チャンネルのテレビジョン放送信号を所望の周波数(特
定のチャンネルのテレビジョン放送信号よりも低い周波
数)の中間周波信号に周波数変換する。この中間周波信
号は、広帯域の中間周波増幅器14において増幅され、
中間周波処理手段16に供給される。
【0004】中間周波処理手段16は、中間周波信号を
2分配する2分配器18を有し、この2分配器18で分
配された一方の中間周波信号は、第1の帯域通過フィル
タ手段の一方である帯域通過フィルタ20に供給され
る。この帯域通過フィルタ20は、中間周波信号中の映
像中間周波信号を抽出できるように通過帯域が選択され
ている。この帯域通過フィルタ20で抽出された映像中
間周波信号は、広帯域の映像中間周波増幅器22で増幅
され、後述する1分岐器24を介して合成器26に供給
されている。
【0005】また、2分配器18で分配された他方の中
間周波信号は、第1の帯域通過フィルタ手段の他方であ
る帯域通過フィルタ28に供給される。この帯域通過フ
ィルタ28は、中間周波信号中の音声中間周波信号を抽
出できるように通過帯域が選択されている。この帯域通
過フィルタ28で抽出された音声中間周波信号は、広帯
域の音声中間周波増幅器30で増幅された後、音声中間
周波信号レベル調整手段、例えばPINダイオードで構
成された、手動の可変減衰器32によってレベルが調整
されて、合成器26に供給される。
【0006】合成器26で映像中間周波信号と音声中間
周波信号とは再合成される。この再合成された中間周波
信号では、音声中間周波信号のレベルを可変減衰器32
によって調整でき、音声中間周波信号と映像中間周波信
号とのレベル比を、中間周波増幅器14の出力側におけ
る音声中間周波信号と映像中間周波信号とのレベル比よ
りも小さくすることができる。これは、隣接するチャン
ネルに隣接チャンネル妨害を生じさせるのを防止するた
めである。
【0007】再合成された中間周波信号は、広帯域の中
間周波増幅器34において増幅され、周波数変換手段で
あるミキサー36に供給される。ミキサー36には、第
2局部発振回路38からの第2局部発振信号も供給され
ており、ミキサー36は、再合成された中間周波信号を
所望のチャンネルのテレビジョン放送信号に再度周波数
変換する。なお、この所望のチャンネルが、入力端子2
に供給されたテレビジョン放送信号のチャンネルと同じ
場合には、第1局部発振回路12の第1局部発振信号を
図示しない2分配器によって2分配し、その一方をミキ
サー11に、他方をミキサー36に供給するようにすれ
ば、第2局部発振回路38は不要である。
【0008】再度周波数変換されたテレビジョン放送信
号は、高周波出力増幅部40に供給される。この高周波
出力増幅部40は、従属接続された広帯域の高周波増幅
器42、44と、これらの間に設けられたスケルチ手
段、例えばPINダイオードによって構成された可変減
衰器46を有している。この可変減衰器46は、スケル
チ制御信号生成手段48からのスケルチ制御信号に応じ
て減衰量を変化させるものである。なお、50は、高周
波出力増幅部40からの出力信号が供給される出力端子
である。
【0009】AGC回路12は、1分岐器24から分岐
させた映像中間周波信号を、レベル検出器52で、例え
ばピークレベル検出または平均値レベル検出したレベル
検出信号を、例えば比較器(図示せず)において第1基
準値と比較し、このレベル検出信号が第1基準値と等し
くなるように、可変減衰器10の減衰量を制御する。
【0010】スケルチ制御信号生成手段48は、レベル
検出器52からのレベル検出信号を、例えば比較器(図
示せず)において第2基準値と比較し、このレベル検出
信号が第2基準値以下となると、スケルチ制御信号を可
変減衰器46に供給し、減衰量を最大にする。スケルチ
手段46は、特定チャンネルのテレビジョン放送信号が
停波したときに、ノイズが共同聴視施設に送出されるの
を防止するためのものであるので、第2の基準値は、第
1の基準値よりも小さな値に選択されている。
【0011】このような単チャンネル中間周波信号変換
器は、図3に符号58−1乃至58−nで示すようにヘ
ッドアンプに複数台設けられる。そして、各単チャンネ
ル中間周波信号変換器58−1乃至58−nの入力端子
2−1乃至2−nには、それぞれ隣接するチャンネルの
テレビジョン放送信号が供給される。例えば、入力端子
2−1には第1チャンネルのテレビジョン放送信号、入
力端子2−2には第2チャンネルのテレビジョン放送信
号、入力端子2−3には第3チャンネルのテレビジョン
放送信号・・・がそれぞれ隣接するチャンネルを含む信
号を供給される。
【0012】これら各テレビジョン放送信号は、各単チ
ャンネル中間周波信号変換器58−1乃至58−nにお
いてそれぞれ中間周波信号に変換された上、映像中間周
波信号と音声映像中間周波信号とに分離され、音声中間
周波信号のレベルが調整された後、再合成され、再び周
波数変換され、出力端子50−1乃至50−nを介して
合成器60に供給され、ここで合成され、出力端子62
から共同聴視施設の伝送ラインに供給される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような単チャンネ
ル中間周波信号変換器では、AGC回路12を設けてい
るので、入力端子2に特定チャンネルのテレビジョン放
送信号が供給されている限り、そのテレビジョン放送信
号のレベルを所定のレベルに維持して、ミキサー11に
供給することができる。
【0014】しかし、放送終了等により、入力端子2に
特定チャンネルのテレビジョン放送信号が入力されなく
なった場合、AGC回路12は、可変減衰器10の減衰
量を最小に、即ち自動レベル調整手段4の利得を最大と
する。このとき、本来なら、スケルチ制御信号生成手段
48からスケルチ制御信号がスケルチ手段46に供給さ
れ、ノイズが出力端子50から出力されるのを阻止する
はずである。
【0015】しかし、実際には、隣接するチャンネルで
テレビジョン放送信号の送信が継続していると、自動レ
ベル制御手段4が最大利得となっているので、自動レベ
ル制御手段4、ミキサー11に、特定チャンネルの周波
数帯域内の周波数を有する、上下隣接チャンネルのテレ
ビジョン放送信号の3次歪成分が発生する。
【0016】例えば、特定チャンネルのテレビジョン放
送信号の映像搬送波信号+1.5MHzまたは特定チャ
ンネルのテレビジョン放送信号の映像搬送波信号+3.
0MHz、すなわち特定チャンネルのテレビジョン放送
信号を周波数変換した映像中間周波信号の映像搬送波の
周波数(第1局部発振信号の周波数−特定チャンネルの
テレビジョン放送信号の映像搬送波の周波数)−1.5
MHzまたは特定チャンネルのテレビジョン放送信号を
周波数変換した映像中間周波信号の映像搬送波の周波数
−3.0MHzに、それぞれ3次歪成分が発生する。
【0017】例えば特定チャンネルのテレビジョン放送
信号の映像搬送波信号+1.5MHzである3次歪成分
は、2×上側隣接映像搬送波−上側隣接音声搬送波、ま
たは上側隣接映像搬送波+下側隣接映像搬送波−下側隣
接音声搬送波によって発生し、特定チャンネルのテレビ
ジョン放送信号の映像搬送波信号+3.0MHzである
3次歪成分は、2×下側隣接音声搬送波−下側隣接映像
搬送波、または下側隣接音声搬送波+上側隣接音声搬送
波−上側隣接映像搬送波によって発生する。
【0018】これら3次歪成分が、ミキサー11によっ
て周波数変換されると、映像中間周波信号の映像搬送波
の周波数−1.5MHz、映像中間周波信号の映像搬送
波の周波数−3.0MHzの3次歪信号が発生する。同
様に、上側隣接映像搬送波、上側隣接音声搬送波、下側
隣接映像搬送波、下側隣接音声搬送波がミキサー11に
入力された際に、映像中間周波信号の映像搬送波の周波
数−1.5MHz、映像中間周波信号の映像搬送波の周
波数−3.0MHzの歪信号が発生する。
【0019】そして、これら信号成分が、レベル検出器
52において検出され、そのレベルが、比較的小さな値
に設定されているスケルチ制御信号生成手段48の第2
基準値よりも大きな値となり、スケルチ制御信号生成手
段48がスケルチ制御信号を生成せず、スケルチ手段4
6が動作しないという問題点があった。
【0020】これは、高周波増幅器6、8、中間周波増
幅器14、映像中間周波増幅器22が、比較的広帯域に
設計されているので、レベル検出器52に供給される信
号の周波数を制限しているのは、帯域通過フィルタ20
のみであり、帯域通過フィルタ20は映像中間周波信号
の全ての成分を通過させるように通過帯域が選択されて
いるので、この帯域内に発生した3次歪成分を除去でき
ないからである。
【0021】このようなスケルチ手段46の誤動作を防
止するためには、スケルチ制御信号生成手段48での第
2の基準値を大きな値とすることも考えられる。しか
し、これを大きくしすぎると、特定チャンネルのテレビ
ジョン放送信号が送信されているにもかかわらず、その
レベルが低いときに、スケルチ手段46が誤動作すると
いう新たな問題が発生する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本第1の発明は、隣接するチャンネルでもテレビ
ジョン放送信号が伝送されている隣接伝送状態であるテ
レビジョン放送信号が入力される入力端子と、この入力
端子からの上記テレビジョン放送信号のレベルを予め定
めたレベルに自動的に調整する自動レベル調整手段と、
この自動レベル調整手段の出力信号を中間周波信号に周
波数変換する第1の周波数変換手段と、この第1の周波
数変換手段の出力信号から所望の中間周波信号を抽出す
る第1の帯域通過フィルタ手段を含む中間周波信号処理
手段と、この中間周波信号処理手段の出力信号を所望の
テレビジョン放送信号に周波数変換する第2の周波数変
換手段と、この第2の周波数変換手段の出力信号をスケ
ルチ制御信号に応じてスケルチ制御するスケルチ手段
と、第1の帯域通過フィルタ手段からの出力信号が入力
され、第1の帯域通過フィルタ手段よりも狭帯域の通過
帯域に上記所望の中間周波信号を通過させる第2の帯域
通過フィルタ手段と、第2の帯域通過フィルタ手段の出
力信号に基づいて上記スケルチ制御信号を生成するスケ
ルチ制御信号生成手段とを、具備するものである。
【0023】本第2の発明は、本第1の発明において、
上記中間周波処理手段は、第1の帯域通過フィルタ手段
として、上記所望の中間周波信号中の映像中間周波信号
を抽出する第3の帯域通過フィルタ手段と、上記所望の
中間周波信号中の音声中間周波信号を抽出する第4の帯
域通過フィルタ手段とを、具備し、さらに上記音声中間
周波信号のレベルを調整する音声レベル調整手段と、こ
の音声レベル調整手段の出力信号と上記映像中間周波信
号とを合成する合成手段とを有し、第2の帯域通過フィ
ルタ手段は、第3の帯域通過フィルタ手段よりも狭帯域
に構成されているものである。
【0024】本第3の発明は、本第1または第2の発明
において、自動レベル調整手段は、第2の帯域通過フィ
ルタ手段の出力信号のレベルと、第1基準値との比較結
果に応じてレベル制御信号を生成するレベル制御信号生
成手段によって制御され、上記スケルチ制御信号生成手
段は、第2の帯域通過フィルタ手段の出力信号のレベル
と、第2基準値とを比較して上記スケルチ制御信号を生
成し、第2基準値は第1基準値よりも小さく設定されて
いる
【0025】
【作用】本第1の発明によれば、隣接伝送状態であるテ
レビジョン放送信号が停波しても、隣接するチャンネル
のテレビジョン放送信号が送信されている場合には、自
動レベル調整手段が、最大レベルが得られるようにレベ
ル調整するので、中間周波信号の周波数帯に3次歪成分
が発生する。これは、第1の帯域通過フィルタ手段で
は、除去することはできないが、第2の帯域通過フィル
タ手段は、第1の帯域通過フィルタ手段よりも狭帯域で
あるので、この3次歪成分を抽出しない。従って、スケ
ルチ制御信号生成手段が、スケルチ制御信号を生成し、
スケルチ手段が動作し、ノイズ信号が送出されるのを阻
止する。
【0026】本第2の発明によれば、音声中間周波信号
が第4の帯域通過フィルタ手段によって抽出され、音声
レベル調整手段により、隣接するチャンネルに影響を与
えることのないレベルに調整される。また、本第2の発
明でも、第1の発明と同様に中間周波信号の周波数帯に
3次歪成分が発生する。これは、第1の帯域通過フィル
タ手段の一部である第3の帯域通過フィルタ手段では、
除去することはできないが、第2の帯域通過フィルタ手
段は、第3の帯域通過フィルタ手段よりも狭帯域である
ので、この3次歪成分を抽出しない。従って、スケルチ
制御信号生成手段が、スケルチ制御信号を生成し、スケ
ルチ手段が動作し、ノイズ信号が送出されるのを阻止す
る。
【0027】本第3の発明によれば、第1及び第2の発
明と同様に中間周波信号の周波数帯に3次歪成分が発生
し、第1の帯域通過フィルタでは、除去することができ
ない。特に、スケルチ制御信号生成手段で使用する第2
の基準値は、レベル制御信号生成手段で使用する第1の
基準値よりも小さいので、3次歪成分によってスケルチ
手段が誤動作する可能性があるが、第2の帯域通過フィ
ルタ手段によって3次歪成分を除去しているので、スケ
ルチ手段が誤動作することはない。
【0028】
【実施例】図1に本発明を実施した単チャンネル中間周
波信号変換器の1実施例を示す。この実施例の単チャン
ネル中間周波信号変換器58aも、図3に示した単チャ
ンネル中間周波信号変換器58−1乃至58−nと同様
に、ヘッドアンプにおいて使用され、それぞれ隣接伝送
状態で使用される。図2に示した従来のものと同等部分
には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0029】この単チャンネル中間周波信号変換器58
aでは、中間周波信号処理手段16の1分岐器24によ
って分岐された映像中間周波信号を、第2の帯域通過フ
ィルタ手段である帯域通過フィルタ56を通過させた後
に、レベル検出器52に供給している。この帯域通過フ
ィルタ56としては、3次歪成分のうち最も中間周波信
号の映像搬送波の周波数に近い周波数のものが、中間周
波信号の映像搬送波の周波数−1.5MHzであるの
で、例えば、これよりも高い周波数を通過下限周波数
と、中間周波信号の映像搬送波の周波数を通過上限周波
数とする、帯域通過フィルタ20よりも狭帯域のものを
使用する。このように狭帯域の帯域通過フィルタ56と
しては、例えばSAWフィルタを使用することができ
る。
【0030】このように構成された単チャンネル中間周
波信号変換器では、入力端子2に供給される特定チャン
ネルのテレビジョン放送信号が停波したときには、AG
C回路12によって、自動レベル調整手段4は、最大利
得とされる。このとき、上下隣接チャンネルのテレビジ
ョン放送信号による隣接妨害により、従来の項で説明し
たように帯域通過フィルタ20の出力側には、3次歪成
分(中間周波信号の映像搬送波の周波数−1.5MH
z、中間周波信号の映像搬送波の周波数−3.0MH
z)が発生する。
【0031】しかし、これら3次歪成分は、狭帯域の帯
域通過フィルタ56によって阻止されるので、レベル検
出器52によって検出されることはない。従って、スケ
ルチ制御信号生成手段48は、その基準値がAGC回路
12の基準値よりも小さな値であっても、スケルチ制御
信号を生成し、可変減衰器46は最大減衰量となる。従
って、不要なノイズ成分が共同聴視施設の伝送ラインに
送出されることはない。
【0032】上記の実施例では、可変減衰器10を用い
たが、これに代えて可変利得増幅器を使用することもで
きる。スケルチ手段として、可変減衰器46を用いた
が、これに代えて、例えば接合型FET等やトランジス
タを用いたスイッチング手段を用いてもよい。さらに、
上記の実施例では、中間周波信号処理手段16では、中
間周波信号を映像中間周波信号と音声中間周波信号とに
分離して処理したが、分離せずに中間周波信号を増幅す
るのみでもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、隣接伝送状態において、本来処理すべき特定チャ
ンネルのテレビジョン放送信号が停波した際に、隣接す
るチャンネルのテレビジョン放送信号によって発生し、
第1の帯域通過フィルタ手段では除去できない3次歪成
分を、第2の帯域通過フィルタ手段によって除去してい
るので、スケルチ手段が誤動作することはなく、ノイズ
を共同聴視施設に伝送することを確実に阻止することが
できる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、映像中間周
波信号と音声中間周波信号とのレベル比を調整できるの
で、隣接するチャンネルに隣接チャンネル妨害を与える
ことを阻止できる。さらに第2の帯域通過フィルタ手段
は、第3の帯域通過フィルタよりも狭帯域であるので、
この3次歪成分を除去し、スケルチ手段を誤動作させる
ことなく、ノイズを共同聴視施設に伝送することを確実
に阻止する。
【0035】請求項3記載の発明によれば、第1の発明
と同様な効果を発揮するが、特にレベル制御信号生成手
段の基準値(第1の基準値)よりも、スケルチ制御信号
生成手段の基準値(第2の基準値)が小さい場合であっ
て、よりスケルチ手段が誤動作しやすい状態にあって
も、確実にスケルチ手段が誤動作することはなく、ノイ
ズを共同聴視施設に伝送することを確実に阻止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単チャンネル中間周波信号変換器
の1実施例のブロック図である。
【図2】従来の単チャンネル中間周波信号変換器のブロ
ック図である。
【図3】従来の単チャンネル中間周波信号変換器の使用
状態を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 入力端子 4 自動レベル調整手段 11 ミキサー(第1の周波数変換手段) 12 AGC回路(レベル制御信号生成手段) 16 中間周波信号処理手段 20 帯域通過フィルタ(第1の帯域通過フィルタ手段
第3の帯域通過フィルタ手段) 28 帯域通過フィルタ(第1の帯域通過フィルタ手段
第4の帯域通過フィルタ手段) 36 ミキサー(第2の周波数変換手段) 46 可変減衰器(スケルチ手段) 48 スケルチ制御信号生成手段 56 帯域通過フィルタ(第2の帯域通過フィルタ手
段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するチャンネルでもテレビジョン放
    送信号が伝送されている隣接伝送状態であるテレビジョ
    ン放送信号が入力される入力端子と、 この入力端子からの上記テレビジョン放送信号のレベル
    を予め定めたレベルに自動的に調整する自動レベル調整
    手段と、 この自動レベル調整手段の出力信号を中間周波信号に周
    波数変換する第1の周波数変換手段と、 この第1の周波数変換手段の出力信号から所望の中間周
    波信号を抽出する第1の帯域通過フィルタ手段を含む中
    間周波信号処理手段と、 この中間周波信号処理手段の出力信号を所望のテレビジ
    ョン放送信号に周波数変換する第2の周波数変換手段
    と、 この第2の周波数変換手段の出力信号をスケルチ制御信
    号に応じてスケルチ制御するスケルチ手段と、 第1の帯域通過フィルタ手段からの出力信号が入力さ
    れ、第1の帯域通過フィルタ手段よりも狭帯域の通過帯
    域に上記所望の中間周波信号を通過させる第2の帯域通
    過フィルタ手段と、 第2の帯域通過フィルタ手段の出力信号に基づいて上記
    スケルチ制御信号を生成するスケルチ制御信号生成手段
    とを、具備する単チャンネル中間周波信号変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の単チャンネル中間周波信
    号変換器において、上記中間周波信号処理手段は、第1
    の帯域通過フィルタ手段として、上記所望の中間周波信
    号中の映像中間周波信号を抽出する第3の帯域通過フィ
    ルタ手段と、上記所望の中間周波信号中の音声中間周波
    信号を抽出する第4の帯域通過フィルタ手段とを、具備
    し、さらに上記音声中間周波信号のレベルを調整する音
    声レベル調整手段と、この音声レベル調整手段の出力信
    号と上記映像中間周波信号とを合成する合成手段とを有
    し、第2の帯域通過フィルタ手段は、第3の帯域通過フ
    ィルタ手段よりも狭帯域に構成されていることを特徴と
    する単チャンネル中間周波信号変換器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の単チャンネル中
    間周波信号変換器において、自動レベル調整手段は、第
    2の帯域通過フィルタ手段の出力信号のレベルと、第1
    基準値との比較結果に応じてレベル制御信号を生成する
    レベル制御信号生成手段によって制御され、上記スケル
    チ制御信号生成手段は、第2の帯域通過フィルタ手段の
    出力信号のレベルと、第2基準値との比較結果に応じて
    上記スケルチ制御信号を生成し、第2基準値は第1基準
    値よりも小さく設定されていることを特徴とする単チャ
    ンネル中間周波信号変換器。
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