JPH07321531A - 自動車用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ

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Publication number
JPH07321531A
JPH07321531A JP6325860A JP32586094A JPH07321531A JP H07321531 A JPH07321531 A JP H07321531A JP 6325860 A JP6325860 A JP 6325860A JP 32586094 A JP32586094 A JP 32586094A JP H07321531 A JPH07321531 A JP H07321531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
interference
band
elimination filter
filter circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6325860A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Igawa
耕司 井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP6325860A priority Critical patent/JPH07321531A/ja
Publication of JPH07321531A publication Critical patent/JPH07321531A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のアンテナ導体間で生じる干渉を防止し、
受信感度を向上させる。 【構成】自動車の窓のガラス板に複数のアンテナ導体が
各アンテナ導体間で干渉する位置に配設され、干渉アン
テナである各アンテナ導体の少なくとも一つと受信回路
との間に干渉を防止するための周波数特性3を有するバ
ンドエリミネーションフィルター回路を挿入接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のアンテナ導体が各
アンテナ導体間で干渉するのを防止する自動車用ガラス
アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の窓のガラス板にFMラジ
オ放送用(以下FM用という)のアンテナ導体及びテレ
ビ放送用(以下TV用という)のアンテナ導体が各アン
テナ導体間で相互に干渉する位置に配設されている自動
車用ガラスアンテナが知られており、相互干渉防止のた
め、FMラジオ放送周波数帯(以下FM帯という)のみ
通過するバンドパスフィルター回路又はFM帯以下の低
い周波数帯を通過するローパスフィルター回路をFM用
アンテナ導体とFM用受信回路との間に挿入接続してい
た。しかし、FM帯とテレビ放送周波数帯(以下TV帯
という)とが一部において重なっているため、重なって
いる周波数帯において、相互干渉防止が果たされず、数
dB、両者の受信感度が低下した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点の解消を目的とし、従来知られていな
かった自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、自動車の窓のガラス板に
複数のアンテナ導体が各アンテナ導体間で干渉する位置
に配設され、各アンテナ導体のそれぞれに受信回路が接
続されている自動車用ガラスアンテナにおいて、干渉ア
ンテナである各アンテナ導体の少なくとも一つと該アン
テナ導体の受信回路との間に干渉を防止するためのバン
ドエリミネーションフィルター回路を挿入接続したこと
を特徴とした自動車用ガラスアンテナを提供する。
【0005】以下、図面にしたがって本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明にかかる各周波数特性を示す一
例である。図1において、1はFM用受信回路からTV
用受信回路をみた場合のクロストーク特性、2はFM用
受信回路からTV用受信回路をみた場合の本発明にかか
るバンドエリミネーションフィルター回路の周波数特性
とクロストーク特性との合成特性、3は本発明にかかる
バンドエリミネーションフィルター回路の周波数特性で
ある。
【0006】本発明では、自動車の窓のガラス板に複数
のアンテナ導体が各アンテナ導体間で干渉する位置に配
設され、各アンテナ導体のそれぞれに受信回路が接続さ
れている場合、干渉アンテナであるアンテナ導体と受信
回路との間に干渉アンテナの受信周波数帯を通過するバ
ンドエリミネーションフィルター回路を挿入接続する。
これにより、被干渉アンテナであるアンテナ導体の受信
感度の減衰が防止される。
【0007】本発明にかかる干渉を防止するためのバン
ドエリミネーションフィルター回路とは、一つの受信周
波数帯の最高域(FM帯であれば90MHz)及び最低
域(FM帯であれば76MHz)に挟まれる周波数域に
おいて、周波数の通過を減衰させる周波数特性を有する
フィルター回路をいう。
【0008】図2は、本発明にかかるバンドエリミネー
ションフィルター回路の代表例を示す回路図である。図
2において、4、5、6はコイル、7、8、9はコンデ
ンサーである。本発明にかかるバンドエリミネーション
フィルター回路は、所定の周波数特性を有すればよく、
図2の回路に限られない。
【0009】バンドエリミネーションフィルター回路の
減衰特性については、バンドエリミネーションフィルタ
ー回路がバンドエリミネーションフィルター回路の遮断
周波数において、−30dB以上の減衰特性を有するこ
とが好ましい。かかる減衰特性が−30dB未満である
と比較すると通常1〜2dB受信感度が向上する。
【0010】各アンテナ導体は、通常、銀ペーストをガ
ラス板面上にプリント印刷し、焼き付ける等によって形
成されたものが用いられるが、これに限られず、導体線
をガラス板に設けたようなものであってもよい。
【0011】本発明では、通常、1枚のガラス板に複数
のアンテナ導体が設けられており、これらの複数のアン
テナ導体のうち、少なくとも2つが干渉している場合
に、本発明が適用できる。
【0012】
【作用】1枚のガラス板に複数のアンテナ導体が設けら
れている場合、通常、各アンテナ導体、ケーブルが有し
ている浮遊容量、インダクタンス等のために各アンテナ
導体間でクロストークと呼ばれる干渉が生じる。このク
ロストークは、ある一定の周波数特性を有しており、こ
のクロストークの周波数特性の利得が高くなる受信周波
数帯域で被干渉アンテナの受信感度が低下する。
【0013】本発明では、干渉アンテナとこの干渉アン
テナに接続される受信回路との間にクロストークの周波
数特性の影響を排除する周波数特性を有するバンドエリ
ミネーションフィルター回路を設け、干渉を防止してい
る。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図3は、実施例1の自動車用ガラスアンテ
ナを示す構成図である。図3において、10はアンテナ
導体31の給電点上に設けられたバンドエリミネーショ
ンフィルター回路、14はアンテナ導体36の給電点、
20、21はケーブル、39は、自動車の後部窓のガラ
ス板、32は通電加熱用のヒーター線、35a、35
b、35cはバスバー、39はチョークコイル、40は
バッテリー、42a、42bは高周波コイルである。実
施例1では、アンテナ導体31はTV用とし、アンテナ
導体36はAMラジオ放送用兼FM用とした。
【0015】アンテナ導体36は、ヒーター線32の最
上部に設けられたT字状導体と近接し、容量結合してお
り、ヒーター線32とバスバー35a、35b、35c
とからなるデフォッガーをラジオ用のアンテナとして利
用している。
【0016】高周波コイル42a、42bは、主にFM
帯においてデフォッガーを接地から絶縁しており、チョ
ークコイル39は、主にAMラジオ放送周波数帯(以下
AM帯という)においてデフォッガーを接地から絶縁し
ている。そのため、デフォッガーに励起されたAM帯と
FM帯の受信信号が接地に漏れることがなく、デフォッ
ガーがAM兼FMラジオ用のアンテナとして機能する。
【0017】アンテナ導体31とデフォッガーとは容量
結合しており、アンテナ導体36とデフォッガーとが容
量結合しているため、アンテナ導体31とアンテナ導体
36とはデフォッガーを介して間接的に容量結合してい
る。したがって、アンテナ導体31とアンテナ導体36
との間で干渉が生じる。実施例1では、干渉アンテナで
あるアンテナ導体31の給電点上に図1に示す周波数特
性を有するバンドエリミネーションフィルター回路10
を設けた。バンドエリミネーションフィルター回路10
を設けなかった場合と比較して、実施例1ではFM帯に
おいて約3dB受信感度が向上した。
【0018】(実施例2)バンドエリミネーションフィ
ルター回路を図4に示す回路とし、その他の条件は実施
例1と同様とした。図4において、コイル44は520
nH、コイル46は520nH、コイル451は8.8
1nH、コイル452は9.40nH、コンデンサ47
は7.8pF、コンデンサ49は7.8pF、コンデン
サ481は461pF、コンデンサ482は431pF
であった。
【0019】このように図4に示すバンドエリミネーシ
ョンフィルター回路の各素子の定数を以上のようにした
結果、このバンドエリミネーションフィルター回路の共
振周波数は79MHzとなり、79MHzでの減衰率は
−75dBとなった。
【0020】かかるバンドエリミネーションフィルター
回路を設けなかった場合と比較して、実施例2ではFM
帯において約5dB受信感度が向上した。
【0021】(実施例3)バンドエリミネーションフィ
ルター回路を図5に示す回路とし、その他の条件は実施
例1と同様とした。図5において、コイル54は520
nH、コイル551は1.30μH、コイル552は
1.30μH、コンデンサ57は7.8pF、コンデン
サ581は100pF、コンデンサ582は100pF
であった。
【0022】このように図5に示すバンドエリミネーシ
ョンフィルター回路の各素子の定数を以上のようにした
結果、このバンドエリミネーションフィルター回路の共
振周波数は79MHzとなり、79MHzでの減衰率は
−35dBとなった。
【0023】かかるバンドエリミネーションフィルター
回路を設けなかった場合と比較して、実施例3ではFM
帯において約2dB受信感度が向上した。
【0024】
【発明の効果】本発明では、干渉アンテナであるアンテ
ナ導体側に干渉を防止するためのバンドエリミネーショ
ンフィルター回路を挿入接続したため、干渉アンテナか
らの干渉防止が果たされるため、数dB、被干渉アンテ
ナであるアンテナ導体の受信周波数帯の受信感度が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる各周波数特性を示す周波数特性
【図2】本発明にかかるバンドエリミネーションフィル
ター回路の代表例を示す回路図
【図3】実施例の自動車用ガラスアンテナを示す構成図
【図4】実施例2のバンドエリミネーションフィルター
回路図
【図5】実施例3のバンドエリミネーションフィルター
回路図
【符号の説明】
1:FM用受信回路からTV用受信回路をみた場合のク
ロストーク特性 2:本発明にかかるバンドエリミネーションフィルター
回路の周波数特性とクロストーク特性との合成特性 3:本発明にかかるバンドエリミネーションフィルター
回路の周波数特性 31、36:アンテナ導体 39:窓のガラス板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の窓のガラス板に複数のアンテナ導
    体が各アンテナ導体間で干渉する位置に配設され、各ア
    ンテナ導体のそれぞれに受信回路が接続されている自動
    車用ガラスアンテナにおいて、干渉アンテナである各ア
    ンテナ導体の少なくとも一つと該アンテナ導体の受信回
    路との間に干渉を防止するためのバンドエリミネーショ
    ンフィルター回路を挿入接続したことを特徴とした自動
    車用ガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】バンドエリミネーションフィルター回路が
    バンドエリミネーションフィルター回路の遮断周波数に
    おいて、−30dB以上の減衰特性を有することを特徴
    とする請求項1の自動車用ガラスアンテナ。
JP6325860A 1994-03-29 1994-12-27 自動車用ガラスアンテナ Pending JPH07321531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6325860A JPH07321531A (ja) 1994-03-29 1994-12-27 自動車用ガラスアンテナ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5900194 1994-03-29
JP6-59001 1994-03-29
JP6325860A JPH07321531A (ja) 1994-03-29 1994-12-27 自動車用ガラスアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07321531A true JPH07321531A (ja) 1995-12-08

Family

ID=26400024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6325860A Pending JPH07321531A (ja) 1994-03-29 1994-12-27 自動車用ガラスアンテナ

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JP (1) JPH07321531A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011101191A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2011101190A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Asahi Glass Co Ltd ガラスアンテナ用フィルタ装置及び車両用窓ガラス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011101191A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Asahi Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP2011101190A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Asahi Glass Co Ltd ガラスアンテナ用フィルタ装置及び車両用窓ガラス

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