JPH0732089Y2 - 背貼り装置に於けるテープ送り出し装置 - Google Patents

背貼り装置に於けるテープ送り出し装置

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JPH0732089Y2
JPH0732089Y2 JP8962190U JP8962190U JPH0732089Y2 JP H0732089 Y2 JPH0732089 Y2 JP H0732089Y2 JP 8962190 U JP8962190 U JP 8962190U JP 8962190 U JP8962190 U JP 8962190U JP H0732089 Y2 JPH0732089 Y2 JP H0732089Y2
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將男 小峰
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マツクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、冊子の背部に背貼り用テープを貼付する背
貼り装置に関するものであり、特に、貼付台上へ背貼り
用テープを繰り出し、テープ切断時にはテープの先端縁
を一定位置に保持するようにしたテープ送り出し装置に
関するものである。
[従来の技術] 従来、伝票や帳票等の冊子の背部にマーブルテープ等の
背紙を貼付する背貼り装置としては、例えば実開昭53-1
36224号公報記載のものが知られている。この背貼り装
置は、背貼り用テープの一面に粘着面を形成し、該粘着
面を上にして貼付台上の一方向へ移送自在にしてある。
そして、冊子の背部背面を該粘着面に圧接してガイド間
を通過させることにより、冊子の背部両側面がガイドの
内側面に案内されて所定の経路に沿い移送される。更
に、移送経路上の両側に、後方になるに従って高くなり
且つ間隙が狭くなる傾斜板を対峙して設けてあり、前記
冊子の背部背面に圧接した背貼り用テープの両側面が、
この傾斜板に乗り上りながら次第に冊子の背部の表側及
び裏側に折り返されていくようになっている。斯くし
て、傾斜板を通過した背貼り用テープは、冊子の背部背
面及び背部両側面に亘って貼着されることになる。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来の背貼り装置は、背貼り用テープの一面に糊を
塗布した後にプレツシヤーローラにて背貼り用テープを
挟持し、モータの駆動及びクラツチブレーキの制動によ
ってテープを繰り出しているため、部品点数が多くコス
トアツプになっている。
一方、予め一面に粘着面が形成されたマーブルテープを
ロール状に巻回し、このロールを貼付台の内部に収納し
て順次貼付台上へ繰り出す構成のものも提案されてい
る。この場合は、繰り出された背貼り用テープの先端縁
に冊子の背部の先端部を合致させて圧接し、該冊子を貼
付台上の一方向へ移送すればロールが回転して順次テー
プが引き出されるため、モータにる駆動は不要である。
然しながらロール径の大きいときはその慣性によりテー
プが弛緩し、カツタによるテープ切断時にテープの先端
縁が切断位置からずれる。又、ロール径の小さいときは
テープの引き出し力が大となり、テープに加わる張力に
よってテープ切断時にテープがロール側へ引き戻され、
テープの先端縁が切断位置からずれる。テープの先端位
置にずれが生じると、冊子をセツトしたときに冊子背部
の先端部とテープの先端部とが合致しなくなり、正確な
貼着作業に支障を来たす。
そこで、テープ切断時の背貼り用テープの先端縁を一定
位置に保持するために解決せられるべき技術的課題が生
じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するために提案せられたもの
であり、貼付台内に装着されたカートリツジから粘着面
を上にして背貼り用テープを貼付台上の一方向へ引き出
し、冊子の移送にともないこの背貼り用テープを折り返
して冊子の背部へ貼着させる背貼り装置に於て、貼付台
の内部から引き出された背貼り用テープの粘着面側の定
位置にセレーシヨンローラを設け、該セレーシヨンロー
ラに対向し且つセレーシヨンローラとの間を通過する前
記背貼り用テープの非粘着面側にピツクアツプローラを
設け、該ピツクアツプローラは貼付台に対して上下動自
在であって、上昇位置にあっては貼付台上面より突出状
態でセレーシヨンローラに圧接して背貼り用テープを挟
持し、下降位置にあってはセレーシヨンローラから離反
するものであり、弾力部材によりピツクアツプローラを
常時セレーシヨンローラに圧接する方向へ付勢し、之等
双方のローラに対して背貼り用テープの進行方向前方位
置に、ピツクアツプローラと一体的に上下動し且つ下降
時にテープの粘着面に接触して繰り出しを案内するテー
プガイドローラを設け、更に、該テープガイドローラの
近傍位置であって背貼り用テープの進行方向前方位置に
テープを所定位置で切断するカツタを設けたことを特徴
とする背貼り用装置に於けるテープ送り出し装置を提供
せんとするものである。
[作用] 粘着面を上にして貼付台上に引き出された背貼り用テー
プに、冊子の背部背面を圧接してセツトする。然ると
き、冊子の重量及び上方からの押圧によりピツクアツプ
ローラが下降位置となってセレーシヨンローラから離反
し、この有隙から冊子の移送に伴い背貼り用テープが順
次繰り出される。又、テープガイドローラはピツクアツ
プローラと一体に下降し、背貼り用テープ粘着面の冊子
の背部が圧接していない部位に軽く接触しながら回転
し、テープの送り出しを円滑に案内する。
冊子が背貼り用テープとともに所定位置まで移送された
ときは、ピツクアツプローラは弾性部材の付勢により上
昇位置となり、セレーシヨンローラに圧接して背貼り用
テープを挟持し、ピツクアツプローラとともにテープガ
イドローラも上昇する。そして、カツタによって背貼り
用テープを冊子の端部にて切断する。然るとき、前述し
たように、ピツクアツプローラが背貼り用テープの非粘
着面に接触しながら上昇し、セレーシヨンローラとピツ
クアツプローラとの間に背貼り用テープが挟持され、テ
ープの弛緩が抑えられ、カートリツジ側へのテープの戻
りも防止される。又、テープガイドローラは上昇位置に
てテープの粘着面に接着し、切断されたテープの先端部
の捲れ上がりや左右位置のずれを防止する。
斯くして、切断後の背貼り用テープは新たな冊子のセツ
トを待機するように一定位置に保持される。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を別紙添付図面に従って詳述
する。第1図及び第2図は背貼り装置を示しており、箱
状の貼付台(1)の上面にスライドガイド(2)が固設
され、このスライドガイド(2)に沿ってアツパーケー
ス(3)がスライドできるように形成されている。アツ
パーケース(3)の上面に開口部(4)を開穿し、前記
貼付台(1)の上面右側の該開口部(4)の直下に固定
基準ガイド(5)を固設すると共に、この固定基準ガイ
ド(5)に対峙して可動位置決めガイド(6)を設け
る。
第3図は第2図のA−A線断面図であり、同図も参照し
て説明すれば、大略L字状に形成された固定基準ガイド
(5)の側辺(5a)の下部には、長手方向に亘って凹部
(7)が設けられ、底辺(5b)はビス(8)(8)にて
貼付台(1)の上面へ固着されている。一方、可動位置
決めガイド(6)の側辺(6a)はく字状に折り曲げられ
ており、底辺(6b)に長孔(9)(9)を開穿してあ
る。該長孔(9)にはビス(10)を挿通してあり、弛み
止めナツト(11)にて貼付台(1)と一定間隔を有して
スプリングストツパ(12)を固定し、可動位置決めガイ
ド(6)を第3図中左右方向へスライド自在にする。そ
して、ビス(10)の上部に巻装したスプリング(13)の
一端(13a)を可動位置決めガイド(6)の側辺(6a)
へ当接し、該スプリング(13)の他端(13b)をスプリ
ングストツパ(12)の係止部(12a)へ引掛けて、可動
位置決め(6)を固定基準ガイド(5)側へ付勢してい
る。
而して、任意枚数の書類を重ね合せてその背部に適宜間
隔でステープル(14)(14)…を打ち込み、仮綴じした
状態の冊子(15)を前記アツパーケース(3)の開口部
(4)へ挿入する。挿入された冊子(15)の背部(第3
図では下部)(15a)が可動位置決めガイドの側辺(6
a)を押し開きながら貼付台(1)の上面に当接し、ス
プリング(13)の付勢により可動位置決めガイドの側辺
(6a)が冊子の背部(15a)の表側を押圧する。
依って、冊子の背部(15a)の裏側が固定基準ガイドの
側辺(5a)へ密着し、冊子の移送基準線(L)に位置決
めされる。然るとき、冊子の背部(15a)に打ち込まれ
たステープル(14)(14)の表裏の突出部は、可動位置
決めガイドの側辺(6a)の凹部(16)及び固定基準ガイ
ドの側辺(5a)の凹部(7)に位置し、後述するように
該冊子(15)が移送される際には、ステープル(14)
(14)の表裏の突出部が前記凹部(16)及び(7)を通
過し、可動位置決めガイド(6)及び固定基準ガイド
(5)に引掛かる事なく、冊子の移送が円滑に行われ
る。
又、冊子の背部(15a)が固定基準ガイド(5)と可動
位置決めガイド(6)により挟持された後、アツパーケ
ース(3)の側面に設けられたノブ(17)を略90°回動
すれば、第2図に示したカム(18)(18)…が中間プレ
ート(19)を押圧し、スプリング(20)(20)…を介し
て押えプレート(21)が冊子(15)の中間部の表側を圧
接する。依って、冊子(15)の裏側が基準プレート(2
2)に密着し、冊子(15)は開口部(4)に挿入された
状態でアツパーケース(3)に固定される。
前記冊子(15)が開口部(4)へ挿入されたとき、第1
図及び第2図に示すように、冊子の背部(15a)の左側
部はカートリツジ(23)から引き出された背貼り用テー
プ(24)上に当接する。該カートリツジ(23)は貼付台
(1)の内部に装着されており、第4図及び第5図に示
すように該カートリツジ(23)は箱状の本体(25)と、
本体(25)の側面に固着されるフタ(26)とからなって
いる。本体(25)には円筒状のコア(27)及びテープガ
イド板(28)が設けられ、粘着面を内側にして巻回した
背貼り用テープ(24)の中心部をコア(27)へ装填し、
テープガイド板(28)に沿って引き出す。そして、テー
プの送出口(29)の近傍位置に、背貼り用テープ(24)
の外側面(非粘着面)に接触するテープガイド(30)
と、背貼り用テープ(24)の内側面(粘着面)に接触す
るガイドローラ(31)とを対向して枢着する。該ガイド
ローラ(31)の外周面には回転方向へ複数の凸条(31
a)(31a)…を刻設し、ガイドローラ(31)に固着した
軸(32)はカートリツジの本体(25)及びフタ(26)に
斜めに開穿された長孔(33)(33)に支持され、且つ、
軸(32)の一端は本体(25)又はフタ(26)の外側へ突
出して摘子(34)が取り付けられている。
而して、ガイドローラ(31)の自重により軸(32)が長
孔(33)(33)内を斜め下方へ移動し、背貼り用テープ
(24)の粘着面に軽く接触する。後述する背貼り工程に
従って背貼り用テープ(24)が繰り出される際に、テー
プガイド(30)とガイドローラ(31)との間に背貼り用
テープ(24)が挟挿されて送出口(29)から繰り出され
ていく。前述したように、ガイドローラ(31)には凸条
(31a)(31a)…を刻設してあるので、背貼り用テープ
(24)の粘着面に点接触となり、テープの絡み付きや巻
き込み等を生ずる虞れがなくなると共にテープの繰り出
しを安定して行える。
又、ロール状に巻回された背貼り用テープ(24)は入れ
替え可能であり、新たな背貼り用テープ(24)をコア
(27)へ装填してテープの端部を送出口(29)から引き
出す際は、前記摘子(34)を把持してガイドローラ(3
1)を長孔(33)(33)に沿い、テープガイド(30)側
へ押し付けながら回動すれば、極めて容易に背貼り用テ
ープ(24)の端部が送出口(29)より繰り出される。
尚、該ガイドローラ(31)はばね等で常時テープガイド
(30)側へ付勢してもよく、或は軸(32)を移動させな
いで固定してもよい。又、テープガイド(30)はローラ
でなく固定壁であってもよい。そして、本体(25)の上
部に板ばね(35)を介装し、その一端を背貼り用テープ
(24)のロール側面へ弾接させてロールの空転を防止し
ておく。尚、前記カートリツジ(23)は貼付台(1)の
背部から交換できるようにしてある。
上記背貼り用テープ(24)は粘着面を内側にしてそのま
まロール状に巻回されており、腰の強い厚手の背貼り用
テープを使用しているが、粘着面に剥離紙を被着したテ
ープを使用する場合は、第6図に示すような構成のカー
トリツジ(23)にする。該カートリツジ(23)も箱状の
本体(25)とフタ(図示せず)とからなり、本体(25)
に供給リール(36)と巻取りリール(37)とが設けら
れ、供給リール側のギヤ(38)と巻取りリール側のギヤ
(39)とが噛合している。巻取りリール側のギヤ(39)
と巻取りリール(37)は、双方の間に摩擦シート(図示
せず)が介装されて面接触の状態となっており、一方か
らスプリングで押圧され、所謂リールクラツチにより動
力を伝動している。ここで、粘着面に剥離紙(40)を被
着し、該剥離紙(40)を外側に巻回した背貼り用テープ
(24)を供給リール(36)へ取り付け、テープの端部を
引き出して背貼り用テープ(24)の粘着面から剥離紙
(40)を引き剥す。そして、送出口(29)の近傍位置に
剥離用ローラ(41)を設け、前記引き剥した剥離紙(4
0)を剥離用ローラ(41)に巻回してから巻取りリール
(37)へ巻装する。
而して、背貼り工程に従って背貼り用テープ(24)が送
出口(29)から繰り出される際に剥離紙(40)は剥離用
ローラ(41)に巻回されながら背貼り用テープ(24)の
粘着面から剥離し、供給リール(36)の回転がギヤ(3
8)とギヤ(39)との噛合により巻取りリール(37)へ
伝動されて、巻取りリール(37)へ剥離紙(40)を巻回
する。尚、背貼り用テープ(24)の残量が少なくなるに
従って供給リール(36)の回転速度が速くなり、巻取り
リール(37)の回転速度とのマツチングが問題となる
が、ギヤ(39)の回転速度を巻取りリール(37)の回転
速度より速めに設定しておき、リールクラツチのスリツ
プにより巻取りリール(37)と剥離用ローラ(41)間の
剥離紙(40)に常時テンシヨンが掛かるようにしてあ
る。
一方、カートリツジ(23)から引き出された背貼り用テ
ープ(24)は、第1図及び第2図に示すように、テープ
送り出し装置(42)によりその先端部が一定位置に保持
される。このテープ送り出し装置(42)は、第7図に示
すように、貼付台(1)の内部に固着したステー(43)
へブラケツト(44)を上下方向に摺動自在に取り付け、
該ブラケツト(44)にピツクアツプローラ(45)を枢着
して繰り出された背貼り用テープ(24)の非粘着面に接
触させると共に、貼付台(1)の上面に固着したステー
(46)の先端部にセレーシヨンローラ(47)を枢着して
背貼り用テープ(24)の粘着面に接触させ、前記ピツク
アツプローラ(45)とセレーシヨンローラ(47)との間
に背貼り用テープ(24)を挟持するように形成されてい
る。即ち、前記ピツクアツプローラ(45)はブラケツト
(44)と一体に上下動自在であり、上昇位置にあっては
前記ピツクアツプローラ(45)が貼付台(1)上面より
突出状態となり、セレーシヨンローラ(47)に圧接して
背貼り用テープ(24)を挟持する。又、下降位置にあっ
ては前記ピツクアツプローラ(45)がセレーシヨンロー
ラ(47)から離反する。
更に、該ブラケツト(44)の上部にテープガイドローラ
(48)(48)を枢着し、該ブラケツト(44)とテープガ
イドローラ(48)(48)との間隙部に背貼り用テープ
(24)を通過させる。このテープガイドローラ(48)
(48)は後述するカツタ(51)の手前側にあり、夫々の
外周面には回転方向へ複数の凸条を刻設し、背貼り用テ
ープ(24)の粘着面に点接触させてテープの絡み付きを
防止してある。前記ステー(43)とブラケツト(44)と
の間には引張ばね(49)等の弾性部材を介装してあり、
該ブラケツト(44)は上方向に付勢されて、冊子(15)
がセツトさていない状態では前記ピツクアツプローラ
(45)は上昇位置にある。又、ステー(46)には板ばね
(50)を取り付けてあり、その先端部はセレーシヨンロ
ーラ(47)の溝部に係合し、セレーシヨンローラ(47)
の逆転を防止している。尚、逆転を抑える機構としては
ラチエツトを使用してもよく、又、セレーシヨンローラ
(47)に代えて溝部のないローラを回転させずに固定し
てもよい。
而して、前記カートリツジ(23)から繰り出された背貼
り用テープ(24)は、ブラケツト(44)が上方へ付勢さ
ているのでピツクアツプローラ(45)により前記セレー
シヨンローラ(47)へ圧接され、後述するカツタ(51)
による切断工程後に背貼り用テープ(24)が弛緩した
り、カートリツジ(23)へ引き戻されたりすることを防
止する。従って、切断された背貼り用テープ(24)の先
端はカツタ(51)の切断線上に常に位置決めされる。斯
かる状態で、前述したようにアツパーケース(3)の開
口部(4)から冊子(15)を挿入すれば、冊子の背部
(15a)の左側部が背貼り用テープ(24)に当接し、冊
子(15)の重量及び上方からの押圧により前記ブラケツ
ト(44)が押し下げられて、ピツクアツプローラ(45)
がセレーシヨンローラ(47)から離反する。斯くして、
冊子の背部(15a)の左側先端部と背貼り用テープ(2
4)の先端部とが一致し、且つ、背貼り用テープ(24)
の幅方向の略中央位置に冊子の背部(15a)が接着す
る。冊子の背部(15a)と背貼り用テープ(24)との初
期貼りは、ピツクアツプローラ(45)とカツタ(51)間
の領域で行われるが、冊子(15)をセツトしたときに貼
付台(1)上面に突出していたピツクアツプローラ(4
5)が下方へ押し下げられ、引張ばね(49)の弾性力に
るピツクアツプローラ(45)の押圧で確実な初期貼りが
行われる。
ここで、ノブ(17)を回動して押えプレート(21)によ
り冊子(15)を固定した後、第1図及び第2図に於て左
方向へアツパーケース(3)をスライドさせれば、冊子
の背部(15a)の左側先端部に背貼り用テープ(24)の
先端部が接着した状態で冊子(15)と共に図中左方向へ
移送される。従って、冊子(15)の移送に伴い背貼り用
テープ(24)が引張られてカートリツジ(23)から引き
出され、前記テープ送り出し装置(42)上を通過した冊
子の背部(15a)へ順次引き出された背貼り用テープ(2
4)の粘着面が当接して接着されていく。又、前記テー
プガイドローラ(48)(48)はブラケツト(44)と一体
に下降し、冊子の背部(15a)が圧接していない背貼り
用テープ(24)の粘着面両側部に軽く接触しながら回転
し、テープの送り出しを円滑に案内している。
冊子(15)の移送経路上には、冊子(15)の移送方向
(第2図の矢印X方向)に従って前記テープ送り出し装
置(42)と、カツタ(51)と、テープの幅方向に対峙し
て枢着されたテープガイドローラ(52)(52)と、薄板
状の押圧板(53)(53)…を重合してその一側部を貼付
台(1)上へ突出させた第1のテープ折り返し装置(5
4)と、傾斜板(55)及び(56)を対峙させた第2のテ
ープ折り返し装置(57)と、圧接ローラ(58)及び(5
9)とが順次設けられている。冊子(15)の移送方向
(第2図の矢印X方向)の左右に設けられたテープガイ
ドローラ(52)(52)は、テープ送り出し装置(42)に
使用されているテープガイドローラ(48)(48)と比較
して貼付台(1)よりやや離間した上方位置に枢着さ
れ、テープガイドローラ(48)と同様にして、その外周
面に回転方向へ複数の凸条を刻設してある。該テープガ
イドローラ(52)(52)は、後述する第1のテープ折り
返し装置(54)によって背貼り用テープ(24)が大略V
字状に折り返されたとき、貼付台(1)の上面から浮き
上った背貼り用テープ(24)の両側部位に接触し、テー
プの左右の起立を抑えて前記カツタ(51)の位置で背貼
り用テープ(24)を可及的に貼付台(1)上と平行にな
るようにし、カツタ(51)によるテープの切断を円滑な
らしめている。
該テープガイドローラ(52)(52)が背貼り用テープ
(24)の両端部位を矯正しているので、後述する第1の
テープ折り返し装置(54)で背貼り用テープ(24)をV
字状に折り返す影響がカツタ(51)によるテープの切断
線位置にまで及ぶことがなく、カツタ(51)と第1のテ
ープ折り返し装置(54)との間隔を短くすることができ
る。又、冊子(15)の移送方向(第2図の矢印X方向)
の右側のテープガイドローラ(52)には、固定基準ガイ
ド板(60)を固設してその端面を前記移送基準線(L)
に合致させ、移送される冊子(15)の位置ずれを防止し
ている。
第8図は第1のテープ折り返し装置(54)の要部を示し
ており、薄板状の押圧板(53)の一側部(53a)はR形
状をなしている。該押圧板(53)の固定部(53b)には
スタツド(61)(61)を挿通してあり、複数枚の押圧板
(53)(53)…を重ね合せて、その両側から逆L字状の
取付ブラケツト(62)(62)を介して前記スタツド(6
1)(61)及びビスにより挟持している。前記一側部(5
3a)と固定部(53b)とは幅狭なR形状の弾性部(53c)
にて連結され、この弾性部(53c)の弾性により押圧板
の一側部(53a)は上方へ付勢されている。該押圧板(5
3)は薄板状のばね材をレーザーカツトしたものを使用
するが、このほか打ち抜き等の加工手段によって形成し
てもよい。又、合成樹脂材の成形によつてもよい。そし
て、角孔(63)に挿通したスタツド(61)により押圧板
の一側部(53a)の上方移動が係止され、該一側部(53
a)は開口部(64)から貼付台(1)の上面へ高さδだ
け突出する。そして、鎖線で示すように冊子(15)が第
1のテープ折り返し装置(54)の上部へ移送されて押圧
板の一側部(53a)を押し下げたときは、この弾性部(5
3c)の弾性により、押し下げられた一側部(53a)は上
方へ復帰するように反撥する。
第9図は第8図の鎖線で示した状態のC−C線断面図で
あり、前記押圧板(53)(53)…間には僅かにギヤツプ
を設けてあり、夫々独立して上下動できる。冊子(15)
がその背部(15a)の背面に背貼り用テープ(24)を接
着して移送されてきたとき、冊子(15)の背面幅(W)
に対峙している部位の押圧板(53)(53)…は冊子(1
5)に押圧されて貼付台(1)の上面と略同一面まで押
し下げられる。然るとき、之等押圧板(53)(53)…の
弾性復元力により背貼り用テープ(24)が強く圧接され
て冊子の背部(15a)の背面へ密着する。一方、冊子(1
5)の背面幅(W)から外れた左右両側部位の押圧板(5
3)(53)…は、上方に冊子(15)がないため冊子(1
5)から離れるほど弾性復元力が強く作用し、背貼り用
テープ(24)は前面視大略V字状に折り返された状態と
なり、冊子の背部(15a)の両側面の一部(高さt部
分)にも密着する。各押圧板(53)(53)…は独立して
上下動するため、冊子の背面幅(W)が大になれば押し
下げられる押圧板(53)(53)…の枚数が増加して弾性
復元力が強くなり、一方、冊子の背面幅(W)が小にな
れば押し下げられる押圧板(53)(53)…の枚数も減少
し、弾性復元力も弱くなる。斯くして、冊子の背面幅
(W)の大小に対応して背貼り用テープ(24)を折り返
すことができると共に、冊子の所謂腰の強さに比例した
適度な押圧力で冊子背面の貼着が行われ、過大な押圧力
で冊子の背部が湾曲することを防止でき、冊子の直進性
を保持できる。
第2のテープ折り返し装置(57)は、第1図及び第2図
に示すように冊子の進行方向(矢印X方向)に従って高
さが漸増する固定傾斜板(55)と、同じく冊子の進行方
向に従って高さが漸増し、且つ固定傾斜板(55)に対し
て対峙する間隔が漸減するように配設した可動傾斜板
(56)とからなっている。そして、第10図も参照しがら
説明すれば、前記固定傾斜板(55)の後部には貼付台
(1)の上面に圧接ローラ(58)が枢着され、可動傾斜
板(56)にはその後部に圧接ローラ(59)が枢着されて
いる。そして、圧接ローラ(58)のピン(65)の下端部
と圧接ローラ(59)のピン(66)の下端部との間にコイ
ルばね(67)を介装し、該可動傾斜板(56)を固定傾斜
板(55)側へ引張ると共に、圧接ローラ(59)が圧接ロ
ーラ(58)に接触するように付勢している。
而して、第9図にて前述した第1のテープ折り返し装
置(54)により背貼り用テープ(24)を冊子の背部(15
a)の背面及び両側面の一部(高さt部分)を密着した
後、第10図に示すように、第2のテープ折り返し装置
(57)の固定傾斜板(55)及び可動傾斜板(56)の傾斜
部に沿って、背貼り用テープ(24)を冊子の背部(15
a)の両側面の最上部まで順次折り返していく。冊子の
背部(15a)の両側面は更に圧接ローラ(58)と(59)
との間に挟圧され、背貼り用テープ(24)は冊子の背部
(15a)背面並びに両側面に密着されるものである。
そして、上記密着作業を行いながら第1図及び第2図に
て貼付台(1)の左方向へ冊子(15)が移動し、冊子
(15)の右端部が前記カツタ(51)の位置に至ったとき
は、ストツパ(図示せず)によりアツパーケース(3)
のスライドが一旦停止する。このとき、冊子(15)は前
記テープ送り出し装置(42)上を通過しているので冊子
(15)によるピツクアツプローラ(45)及びブラケツト
(44)の押圧が解除され、ピツクアツプローラ(45)と
共にテープガイドローラ(48)は上昇する。そして、貼
付台(1)の右側部に設けられたハンドル(68)を回動
すれば、シヤフト(69)と共にカツタ(51)が回動し
て、貼付台(1)の上面に繰り出された背貼り用テープ
(24)を切断する。斯くして、背貼り用テープ(24)は
冊子の右端部にて切断され、アツパーケース(3)を貼
付台(1)の左方向へ更にスライドさせ、冊子(15)の
右端部が前記圧接ローラ(58)(59)間を通過すれば、
背貼り用テープの背貼りが完了する。貼り付けの完了し
た冊子(15)はアツパーケース(3)の開口部(4)か
ら上方へ引き出される。一方、端部が切断された背貼り
用テープ(24)は、前述したテープ送り出し装置(42)
のセレーシヨンローラ(47)により弛緩が抑えられ、カ
ートリツジ(23)への戻りも防止さる。然るとき、テー
プガイドローラ(48)(48)は背貼り用テープ(24)の
粘着面へ接触したままブラケツト(44)及びピツクアツ
プローラ(45)とともに上昇し、テープの先端が捲れ上
がったり或はその左右位置がずれたりすることなく、背
貼り用テープ(24)の先端縁を切断線に位置決めでき、
新たな冊子の挿入を待機するように位置決めされる。
ここで、冊子(15)の書面枚数が少なく冊子の背面幅
(W)が僅少であるときは、冊子の背部(15a)が湾曲
し易くなり、第3図に示した固定基準ガイド(5)に密
着せず移送基準線(L)上を正しく移動しなくなるばか
りか、背面の貼着及びテープの折り返しが行なえなくな
る。そこで、第1図及び第2図に示すように、アツパー
ケース(3)の開口部(4)の側部に補強板(70)を回
動自在に設ける。該補強板(70)はピン(71)にてアツ
パーケース(3)に枢着され、冊子の背面幅(W)が大
であるときは補強板(70)を起立させておく。一方、冊
子の背面幅(W)が僅少であるときは、第11図に示すよ
うに該補強板(70)を倒回して冊子(15)の用紙間へ挿
入する。該補強板(70)は硬質塩化ビニル等の合成樹脂
板或はアルミニウム、ステンレス等の金属板をはじめと
する厚さ1mm前後の薄板状であり、全長は冊子(15)の
長さより長めにしてある。又、倒回したときの該補強板
(70)の下端面(70a)が、冊子の背部(15a)に打ち込
まれたステープル(14)(14)…に接触しないようにピ
ン(71)の枢着位置を設定してある。従って、冊子(1
5)の用紙間へ該補強板(70)を挿入すれば、冊子の背
部(15a)は所謂腰が強くなって湾曲を防止できる。斯
くして、冊子(15)の背面幅(W)の大小に拘らず、背
貼り用テープ(24)の貼り付けが極めて円滑に行える。
ここで、アツパーケースに補強板を設ける手段は本実施
例のように該補強板を起立倒回自在に枢着したものに限
らず、スライド自在にアツパーケースへ装着する等種々
の手段の使用を可とする。
尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々
の改変を為す事ができ、そして、この考案が該改変せら
れたものに及ぶことは当然である。
[考案の効果] この考案は上記一実施例にて詳述したように、冊子のセ
ツトによりピツクアツプローラが下降し、その上方への
反撥力によって背貼り用テープを冊子の背部背面へ押圧
し、確実に初期貼りを行うことができる。一方、冊子を
所定位置まで移送してカツタによりテープを切断すると
きは、前記ピツクアツプローラとの間に背貼り用テープ
を挟持し、切断されたテープの弛緩が抑えられると共に
カートリツジ側への戻りも防止できる。
テープガイドローラは、下降位置にあっては背貼り用テ
ープの粘着面に軽く接しながらテープの送り出しを円滑
に案内し、上昇位置にあってはテープの粘着面を接着保
持してテープ先端部の捲れ上がりや左右位置のずれを防
止する。
斯くして、新たな冊子のセツトを待機するように一定位
置に保持され、従来型と比較して少ない部品点数でテー
プ送り出し装置を構成することができ、コストダウンに
寄与できる考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示したものであり、第1図は背
貼り装置の一部切欠正面図、第2図は同一部切欠平面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図はカート
リツジの一部切欠正面図、第5図は第4図のB−B線断
面図、第6図は第4図の変形例なるカートリツジの縦断
正面図、第7図はテープ送り出し装置の要部断面図、第
8図は第1のテープ折り返し装置の要部断面図、第9図
は第8図のC−C線断面図、第10図は第2のテープ折り
返し装置の要部断面図、第11図は補強板を倒回した状態
の要部正面図である。 (1)……貼付台、(15)……冊子 (15a)……背部、(24)……背貼り用テープ (42)……テープ送り出し装置 (45)……ピツクアツプローラ (47)……セレーシヨンローラ (48)……テープガイドローラ (49)……引張ばね、(51)……カツタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貼付台内に装着さたカートリツジから粘着
    面を上にして背貼り用テープを貼付台上の一方向へ引き
    出し、冊子の移送にともないこの背貼り用テープを折り
    返して冊子の背部へ貼着させる背貼り装置に於て、貼付
    台の内部から引き出された背貼り用テープの粘着面側の
    定位置にセレーシヨンローラを設け、該セレーシヨンロ
    ーラに対向し且つセレーシヨンローラとの間を通過する
    前記背貼り用テープの非粘着面側にピツクアツプローラ
    を設け、該ピツクアツプローラは貼付台に対して上下動
    自在であって、上昇位置にあっては貼付台上面より突出
    状態でセレーシヨンローラに圧接して背貼り用テープを
    挟持し、下降位置にあってはセレーシヨンローラから離
    反するものであり、弾性部材によりピツクアツプローラ
    を常時セレーシヨンローラに圧接する方向へ付勢し、之
    等双方のローラに対して背貼り用テープの進行方向前方
    位置に、ピツクアツプローラと一体的に上下動し且つ下
    降時にテープの粘着面に接触して繰り出しを案内するテ
    ープガイドローラを設け、更に、該テープガイドローラ
    の近傍位置であって背貼り用テープの進行方向前方位置
    にテープを所定位置で切断するカツタを設けたことを特
    徴とする背貼り用装置に於けるテープ送り出し装置。
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