JPH07320461A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH07320461A
JPH07320461A JP13394894A JP13394894A JPH07320461A JP H07320461 A JPH07320461 A JP H07320461A JP 13394894 A JP13394894 A JP 13394894A JP 13394894 A JP13394894 A JP 13394894A JP H07320461 A JPH07320461 A JP H07320461A
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Hiroshi Ishii
浩 石井
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 倍速サーチ実行時においては、どんなに短い
再生時間の曲であっても当該ディスクに収録された全て
の曲を検索することにある。 【構成】 複数の曲を収録し、各曲を識別するアドレス
を記録したディスクに対して連続的にデータ読取り及び
トラックジャンプを行って、ディスクに記録された各曲
を検索するサーチ機能を備えたディスクプレーヤであっ
て、曲及びアドレスを読み取る光ピックアップ11と、
アドレスにより各曲を識別するCPU29とを備え、C
PU29は、トラックジャンプ直後のアドレスとトラッ
クジャンプ直前のアドレスとを照合し、トラックジャン
プ直後の曲N+1がトラックジャンプ直前の曲N−1と
異なるときは、トラックジャンプ直前の曲N−1におけ
る次の曲Nから、データ読取り及びトラックジャンプを
連続的に実行させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクに収録された
情報データ中の任意の情報データを迅速に検索する倍速
サーチ機能を備えたディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなディスクプレーヤとし
ては、主にコンパクトディスク(以下、単にCDと称す
る)を再生するCDプレーヤが普及している。
【0003】だが、近年においては、CDのような再生
専用ディスクばかりでなく、情報データの書き換えが可
能なディスクを有するミニディスク(以下、単にMDと
称する)が考えられている。
【0004】該MDは、保護用カートリッジケースに情
報記録用ディスクを収納しており、記録された情報を再
生するばかりでなく、新たに情報を記録したり、既に記
録された情報を書き換えて記録することも可能となって
いる。
【0005】では、一般的なMDを図4に基づいて説明
する。図4は一般的なMDの構成を示す平面図である。
【0006】図4においてMD300は、直径6cm程
度の光ディスク又は光磁気ディスクである情報記録用の
ディスク本体301と、当該ディスク本体301を保護
する保護用カートリッジケース(以下、単にケースと称
する)302と、ディスク本体301にアクセスするた
めに該ケース302に形成されたアクセス用孔303
と、当該アクセス用孔303を開閉するスライドシャッ
ター304と、当該ケース302に形成された後述する
ディスクタイプを示すIDホール305とを有してい
る。
【0007】前記ディスクタイプには、予め固定した情
報が記録された再生専用のプリマスタードタイプと、書
換可能なレコーダブルタイプとがある。
【0008】前記プリマスタードタイプは、そのスライ
ドシャッター304をケース302の片面にのみ設け、
当該MDを再生するMDプレーヤの光ピックアップから
の光ビームを光ディスクであるディスク本体301のデ
ィスク面に照射することができる構造となっている。
尚、当該プリマスタードタイプにおけるIDホール30
5は、ホール部305aのみである。
【0009】また、前記レコーダブルタイプは、そのス
ライドシャッター304をケース302の両面に設け、
光磁気ディスクであるディスク本体301への記録時に
は、光ビームを照射するディスク面と反対側のディスク
面に磁界をかけるMDプレーヤの磁気ヘッドが対向する
構造となっている。尚、当該レコーダブルタイプにおけ
るIDホール305は、前記ホール部305aとホール
部305bとの二つであり、前記ホール部305aの開
口を図示せぬ録音防止用フックにより開閉可能とし、当
該ホール部305aの開口を開口状態とすると当該ディ
スクは録音不可能となり、当該ホール部305aの開口
を閉塞状態とすると当該ディスクは録音可能となる。
【0010】尚、説明の便宜上、当該MD300を総称
してディスクと称する。
【0011】では、次にこのようなディスクに記録され
た情報を再生したり、又は当該ディスクに記録された情
報を書き換えたりするMDプレーヤについて説明する。
図1は一般的なMDプレーヤの制御を司る制御部及び信
号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【0012】図1において当該MDプレーヤは音声系
統、サーボ系統及び制御系統とを有しており、当該音声
系統においては、ディスク面に光ビームを照射し、当該
ディスク面にて反射された光ビームにより当該ディスク
300のディスク本体301に記録された情報データを
読み取る読取手段である光ピックアップ11と、当該光
ピックアップ11にて読み取られた高周波信号を増幅す
るRFアンプ12と、当該RFアンプ12から得られる
アドレス信号をデコードするADIP(ADdress In Pre-
groove) 信号処理部13と、前記RFアンプ12から得
られる読取信号をデジタル信号の音声データに変換する
と共に、所定の信号処理を施す信号処理部14と、当該
信号処理部14より得られる音声データを時間軸に圧縮
してDRAM15に書き込むと共に、当該DRAM15
より読み出した音声データを書込時とは非同期、すなわ
ち遅い読出レートで出力させるメモリコントローラ16
と、当該メモリコントローラ16より得られる音声デー
タの時間軸を伸長すると共に、当該音声データに種々の
聴感補正を施すATRAC(Adaptive TRansform Acoust
ic Coding)信号処理部17と、当該ATRAC信号処理
部17より得られるデジタル信号の音声データをアナロ
グ信号に変換するD/Aコンバータ18とを有してい
る。尚、図示されていないが、当該MDプレーヤに磁気
ヘッドを設けて記録可能な構成とした場合には、前記A
TRAC信号処理部17が音声信号を圧縮し、当該圧縮
音声信号を前記磁気ヘッドに送出するものである。
【0013】そして、該D/Aコンバータ18は、当該
アナログ音声信号を増幅するオーディオアンプ19を介
して、当該オーディオアンプ19にて増幅されたアナロ
グ音声信号を音声出力するスピーカ20に接続される。
【0014】また、前記サーボ系統においては、前記R
Fアンプ12にて得られる読取同期信号成分、トラッキ
ングエラー信号等のその他の信号を受けて、駆動制御信
号を生成するサーボ処理部21と、当該サーボ処理部2
1からの制御信号により光ピックアップ11の光ビーム
の照射手段、トラッキングアクチュエータ、フォーカス
アクチュエータ、スレッドモーター(いずれも図示せ
ず)を駆動する駆動信号を生成するドライバー22と、
当該サーボ処理部21からの制御信号によりターンテー
ブル23に装着中のディスク本体301を回転駆動させ
るスピンドルモーター24の回転数を制御する回転数制
御信号を生成するドライバー25とを有している。
【0015】また、前記制御系統においては、該ディス
ク300のケース302に設けたIDホール305を検
出するIDホール検出機構26と、図示せぬ操作部から
の入力データを受けるキー入力インターフェース27
と、前記ターンテーブル23上にディスクを装着する際
のローディング動作等に係るアクチュエータと当該MD
プレーヤ内の各種センサーとから構成されるディスクロ
ーディング機構28と、当該MDプレーヤ全体を制御す
ると共に、ラジオチューナーやテープデッキ機能等やボ
リューム調整機能等を有する図示せぬセンターユニット
とを通信を行う制御手段であるCPU29と、当該CP
U29から出力される表示データに基づいて前記表示器
30を駆動させる表示用ドライバー31とを有してい
る。尚、前記CPU29は、その内部に様々なデータ
等、例えばTOC情報を記憶する図示せぬメモリ部があ
る。
【0016】上記のように構成されたMDプレーヤにお
いては、光ピックアップ11をディスク半径方向に迅速
に移動させるトラックジャンプ機能が備えられている。
【0017】当該トラックジャンプ機能は、例えばディ
スク再生中において前記DRAM15のメモリ容量に空
きがなくポーズ状態のとき、又は後述するサーチ処理に
て光ピックアップ11が次々に早送り(フォワード)又
は早戻し(リワインド)するときに実行されるものであ
る。
【0018】通常のトラックジャンプは、図1に示すよ
うにCPU29から制御線Aを介してサーボ処理部21
に命令が送られ、当該サーボ処理部21が前記ドライバ
ー22に対して前記制御信号である駆動電圧を発生し、
当該ドライバー22が光ピックアップ11に駆動信号で
ある所定のジャンプ電圧を印加することで実行される。
尚、当該トラックジャンプにおける移動距離に相当する
ジャンプ本数は、当該CPU29により任意に設定する
ことができるものである。
【0019】これから説明する従来の倍速サーチ処理と
は、当該トラックジャンプ機能を利用して、一方で音声
データ出力を許可しながら所定本数トラックジャンプ→
数単位のデータ読取り→所定本数トラックジャンプ→数
単位のデータ読取り→…を繰り返し行うことにより、当
該ディスクに収録された情報データ、例えば曲、の中か
ら任意の曲を検索する処理である。
【0020】では、当該MDプレーヤにおける従来の倍
速サーチ処理を図5乃至図8に基づいて説明する。図5
は当該倍速サーチ処理における光ピックアップ11の移
動を端的に表わす説明図である。
【0021】図5においてはジャンプ本数を4本、読取
データ数2セクタ(音声出力時間にして約120msec)
のフォワード方向における倍速サーチ処理であり、4本
ジャンプにより光ピックアップ11をフォワード方向
(ディスク外周方向)に移動し、当該光ピックアップ1
1の4本ジャンプ終了後に、2セクタのデータ読取りを
実行し、当該2セクタの再生終了後に再び4本ジャンプ
を実行し、任意の曲が見つかるまで繰り返し実行する。
【0022】図6は螺旋状にディスクに収録された曲デ
ータを便宜的に直線にして、すなわちセクタ単位にして
当該倍速サーチ処理における光ピックアップ11の動作
状態を示す説明図である。尚、各セクタは図6に示すよ
うにイメージとしてS0,S1,S2…としているが、
実際上、ディスク上にインターリーブされ、ある程度の
バラツキをもって配置されており、また、当該曲データ
のアドレスは簡略化するために順番にS0,S1,S2
…と単純増加しているものとする。また、ディスクの記
録エリアの外周と内周とでは円周上のセクタ数が異な
り、図6に示すディスクのトラック位置においては、ト
ラック一周に約4セクタが含まれているものとし、フォ
ワード4本ジャンプにて約16セクタの早送りが行われ
るものとする。
【0023】当該倍速サーチ処理におけるCPU29
は、図6に示すように光ピックアップ11にセクタS0
までの読取動作を実行させ、当該セクタS0までの曲デ
ータを前記DRAM15に記憶させて当該曲データを再
生可能状態とし、次に当該光ピックアップ11をセクタ
S1からセクタS16まで移動する4本ジャンプを実行
させ、当該4本ジャンプ終了後に、セクタS17,S1
8の読取動作を実行させる。そして、当該CPU29
は、当該読み取られたセクタS17,S18の曲データ
を前記DRAM15に記憶させ、当該DRAM15に記
憶されたセクタS17,S18の曲データを再生可能状
態とし、再び4本ジャンプを実行する。尚、当該DRA
M15に記憶された曲データをそのまま再生すれば、所
定の倍率で再生が行われるものである。
【0024】図7は同一セクタ数に要する通常再生時の
再生時間と倍速サーチ処理時の再生時間とを比較する説
明図である。
【0025】図7に示すように光ピックアップ11がセ
クタS1からセクタS18まで通過する際に、通常再生
時においては当該DRAM15にセクタS1からセクタ
S18までの曲データを記憶し、当該曲データを再生す
るに要する時間は18セクタ分の時間を要するのである
が、倍速サーチ処理時においてはセクタS1からセクタ
S16までの4本ジャンプ実行後に、セクタS17,S
18の曲データを前記DRAM15に記憶し、当該曲デ
ータを再生するに要する時間はセクタS17,S18の
2セクタ分の時間で済む。
【0026】従って、当該倍速サーチ処理においては、
18セクタ/2セクタ=9倍速サーチとなる。尚、当該
倍速を大きくするためには、当該再生時間を短くするこ
とも考えられるが、当該再生時間を短くするには限度が
あり、当該トラックジャンプ本数を増やすようにすれば
良い。
【0027】当該ディスクに記録されたTOC(Table
Of Contents )には、当該ディスクに記録された各曲の
スタートアドレス及びエンドアドレス情報が含まれてお
り、当該CPU29は、図示せぬ内部のメモリ部に当該
TOCを記憶しておき、現在のアドレスと当該TOCに
基づくアドレス情報とを照合することにより現在再生中
の曲を認識し、当該曲に相当する曲No.を前記表示器
30に表示させている。
【0028】従って、一般的なMDプレーヤにおける倍
速サーチ処理によれば、数本ジャンプ→数単位のデータ
読取り→数本ジャンプ→数単位のデータ読取り→…繰り
返し実行して前記DRAM15内に当該読み取られたデ
ータを蓄積し、音声出力時に当該DRAM15に記憶さ
れたデータを順々に出力していくことにより所望の曲を
迅速に検索することができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上記ディスクプレーヤ
としてのMDプレーヤによれば、例えば図8に示すよう
にセクタS2までの曲N−1と、セクタS3からセクタ
S15までの曲Nと、セクタS16からの曲N+1等と
が収録されたディスクに対して9倍速サーチを実行した
場合、当該光ピックアップ11がS0の2セクタ分を再
生した後に4本ジャンプを実行し、当該4本ジャンプ終
了後にセクタS17,S18の2セクタ分を再生する。
【0030】しかしながら、当該光ピックアップ11
は、図8に示すようにセクタS1からセクタS16まで
移動する4本ジャンプにより、当該ジャンプ中にあるセ
クタS3からセクタS15までの曲Nを飛び越してしま
う、すなわちトラックジャンプ本数が多い倍速サーチを
実行すると短い再生時間の曲を飛び越してしまうといっ
た問題点があった。
【0031】また、このように当該倍速サーチによって
光ピックアップ11が当該短い曲Nを飛び越してしまう
場合には、前記表示器30には当該短い曲Nに相当する
曲No.を表示することができないので、ユーザーは当
該短い曲Nがディスク内に収録されていることを認識す
ることができず、ユーザーが当該短い曲Nを検索しよう
として当該倍速サーチを実行した場合には、非常に不具
合が生じるといった問題点があった。
【0032】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、倍速サーチ実行時に
おいては、どんなに短い再生時間の曲であっても当該デ
ィスクに収録された全ての曲を検索することができるデ
ィスクプレーヤを提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の情報データを収録し、各情報データ
の識別を示すアドレスデータを記録したディスクに対し
て連続的にデータ読取り及びトラックジャンプを行っ
て、当該ディスクに記録された各情報データを検索する
サーチ機能を備えたディスクプレーヤであって、前記情
報データ及びアドレスデータを読み取る読取手段と、前
記アドレスデータにより各情報データを識別する制御手
段とを備え、当該制御手段は、前記トラックジャンプ直
後のアドレスデータと前記トラックジャンプ直前のアド
レスデータとを照合し、前記トラックジャンプ直後の情
報データの識別が前記トラックジャンプ直前の情報デー
タの識別と異なるときは、当該トラックジャンプ直前の
情報データにおける次の識別範囲の情報データからデー
タ読取り及びトラックジャンプを連続的に実行させるこ
とを特徴とする。
【0034】
【作用】かかる構成により、サーチ実行時において、デ
ィスクに収録された複数の情報データ中に再生時間が短
い情報データの識別範囲があったとしても、当該短い情
報データの識別範囲を飛び越すことなく、当該ディスク
に収録された全ての識別範囲の情報データを検索するこ
とができる。
【0035】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明のディスクプレ
ーヤを適用したMDプレーヤを図1乃至図3に基づいて
説明する。尚、図1に示す当該MDプレーヤの一般的な
構成及びその動作の説明については、従来技術と重複す
るために省略する。
【0036】本発明のディスクプレーヤを適用したMD
プレーヤによれば、倍速サーチ実行時においては、どん
なに短い再生時間の曲であっても当該ディスクに収録さ
れた全ての曲を検索することができるものである。
【0037】では、当該MDプレーヤの倍速サーチ処理
時における動作について説明する。図2は当該MDプレ
ーヤの倍速サーチ処理におけるCPU29の処理動作を
示すフローチャートである。
【0038】図2において当該DRAM15のメモリ容
量に空きがあるか否かを判定する(ステップS11)。
当該DRAM15のメモリ容量に空きがあるのであれ
ば、前記サーボ処理部21及びドライバー22を介して
当該光ピックアップ11に対して数本ジャンプ、例えば
4本ジャンプを実行させ(ステップS12)、当該4本
ジャンプ実行後のデータ(アドレス+曲データ)を当該
光ピックアップ11に読み取らせ(ステップS13)、
当該CPU29内部のメモリ部に記憶したTOCのアド
レス情報に基づいて前記読み取られたアドレスデータを
照合して、当該アドレスデータが前記4本ジャンプ実行
前の曲(図3中の(N−1)曲目)範囲を越えたか否か
を判定する(ステップS14)。
【0039】当該曲((N−1)曲目)範囲を越えたの
であれば、当該TOCのアドレス情報に基づいて当該ト
ラックジャンプ直前の曲の次の曲(図3中のN曲目)の
スタートアドレスに当該光ピックアップ11を移動させ
(すなわち戻し)、当該次の曲(N曲目)の先頭に光ピ
ックアップ11をアクセスさせる(ステップS15)。
【0040】次に前記ステップS13にて読み取られた
2セクタ分のデータの内の曲データを前記DRAM15
に記憶させ(ステップS16)、当該DRAM15のメ
モリ容量に空きがあるか否かを判定する(ステップS1
7)。当該DRAM15のメモリ容量に空きがあるので
あれば、ステップS12に移行する。
【0041】また、ステップS11又はステップS17
にて当該DRAM15のメモリ容量に空きがなければ、
当該光ピックアップ11をポーズ状態にする(ステップ
S19)。
【0042】また、ステップS14にて曲範囲を越えた
のでなければ、ステップS16に移行する。尚、当該D
RAM15内に蓄積された曲データの実際の音声出力処
理は、上記処理動作と並行して行われ、この際には、再
生中の曲データに相当する曲No.を前記表示器30に
表示している。
【0043】では、図2のフローチャートに示す当該倍
速サーチ処理における光ピックアップ11の動作状態を
図3を交えて具体的に説明する。図3は螺旋状にディス
クに収録された曲データを便宜的に直線にして、すなわ
ちセクタ単位にして当該倍速サーチ処理における光ピッ
クアップ11の動作状態を示す説明図である。尚、図3
においては、当該光ピックアップ11における動作順序
を丸番号にて表わす。
【0044】図3におけるディスクには、セクタS2ま
での曲N−1と、セクタS3からセクタS14までの曲
Nと、セクタS15からの曲N+1等とが収録されてい
るものとする。
【0045】当該CPU29は、当該倍速サーチ処理を
曲N−1のセクタS0にて実行した場合、4本ジャンプ
を実行して光ピックアップ11をセクタS1からセクタ
S16まで移動させ、当該4本ジャンプ実行後にセクタ
S17のアドレスデータを光ピックアップ11に読み取
らせ、前記TOCのアドレス情報に基づいて当該セクタ
S17のアドレスデータを照合して、当該セクタS17
が曲N+1に相当することを認識する。
【0046】当該CPU29は、当該セクタS17が曲
N+1であり、当該光ピックアップ11が曲N−1から
曲Nを飛び越して曲N+1に移動してしまったことを認
識し、当該セクタS17にある光ピックアップ11を、
当該TOCのアドレス情報に基づいて曲Nのスタートア
ドレス、すなわちセクタS3に移動させる。
【0047】次に当該CPU29は、光ピックアップ1
1に該セクタS3,S4の曲データを読み取らせ、当該
読み取られた2セクタ分の曲データを前記DRAM15
に記憶させる。そして、次にセクタS5から4本ジャン
プを実行する。このように…→4本ジャンプ→数単位デ
ータ読取り→4本ジャンプ→数単位データ読取り→…と
いったような一連の動作を繰り返す。
【0048】従って、上記実施例におけるMDプレーヤ
によれば、倍速サーチ処理時においては当該ディスクに
収録された複数の曲中に再生時間が短い曲があったとし
ても、当該短い曲を飛び越すことなく、当該短い曲に対
して一定時間の再生を行うようにしたので、倍速サーチ
処理時であっても当該ディスクに収録された全ての曲を
検索することができる。
【0049】また、当該倍速サーチ処理においては、当
該倍速サーチ処理の開始タイミングにかかわらず、当該
ディスクに収録された全ての曲を対象に各曲毎に先頭か
ら一定時間の再生を行うようにしたので、当該ディスク
に対してどの位置から倍速サーチを実行したとしても、
常に同じ曲データが再生されてユーザーに違和感を感じ
させることがない。
【0050】尚、上記実施例の図2に示すステップS1
4にて4本ジャンプ実行前の曲範囲が越えた、すなわち
新たな曲範囲に達したのであれば、ステップS15にて
前記4本ジャンプ実行前の曲における次の曲の先頭から
2セクタ分のデータ読取りを実行させるようにしたが、
当該4本ジャンプ実行後の曲データが当該4本ジャンプ
実行前の曲における次の曲に相当するものであれば、当
該次の曲の先頭から2セクタ分のデータ読取りを実行さ
せるのではなく、そのまま当該4本ジャンプ実行後の曲
データから2セクタ分のデータ読取りを実行させるよう
にしても良く、この場合には当該ディスクに対する倍速
サーチをより一層迅速に行うことができる。
【0051】また、上記実施例においては、当該フォワ
ード方向の倍速サーチ処理を例にとり説明したが、リワ
インド方向の倍速サーチ処理についても同様であること
は言うまでもない。
【0052】また、上記実施例における倍速サーチ処理
としては、トラックジャンプを4本ジャンプ、一定時間
再生を2セクタとした9倍速サーチを例にとり説明した
ものであるが、この範囲に限られるものではない。
【0053】また、上記実施例においては、MDを対象
とするMDプレーヤを例にとり説明したものであるが、
CDやLD等の光ディスクを対象とするプレーヤについ
ても本発明のディスクプレーヤが適用可能であることは
言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】上記のように構成された本発明のディス
クプレーヤによれば、サーチ実行時において、ディスク
に収録された複数の情報データ中に再生時間が短い情報
データの識別範囲があったとしても、当該短い情報デー
タの識別範囲を飛び越すことなく、当該ディスクに収録
された全ての識別範囲の情報データを検索することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なMDプレーヤの制御を司る制御部、及
び信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のディスクプレーヤを適用したMDプレ
ーヤの倍速サーチ処理におけるCPUの処理動作を示す
フローチャートである。
【図3】本発明のディスクプレーヤを適用したMDプレ
ーヤの倍速サーチ処理における光ピックアップの動作状
態を示す説明図である。
【図4】一般的なMDの構成を示す平面図である。
【図5】一般的なMDプレーヤの倍速サーチ処理におけ
る光ピックアップの移動を端的に表わす説明図である。
【図6】一般的なMDプレーヤの倍速サーチ処理におけ
る光ピックアップの動作状態を示す説明図である。
【図7】一般的なMDプレーヤの同一セクタ数に要する
通常再生時の再生時間と倍速サーチ処理時の再生時間と
を比較する説明図である。
【図8】一般的なMDプレーヤの倍速サーチ処理におけ
る欠点を端的に表わす光ピックアップの動作状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
11 光ピックアップ(読取手段) 29 CPU(制御手段) 300 ディスク(MD;ミニディスク)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報データを収録し、各情報デー
    タの識別を示すアドレスデータを記録したディスクに対
    して連続的にデータ読取り及びトラックジャンプを行っ
    て、当該ディスクに記録された各情報データを検索する
    サーチ機能を備えたディスクプレーヤであって、 前記情報データ及びアドレスデータを読み取る読取手段
    と、 前記アドレスデータにより各情報データを識別する制御
    手段とを備え、 当該制御手段は、前記トラックジャンプ直後のアドレス
    データと前記トラックジャンプ直前のアドレスデータと
    を照合し、前記トラックジャンプ直後の情報データの識
    別が前記トラックジャンプ直前の情報データの識別と異
    なるときは、当該トラックジャンプ直前の情報データに
    おける次の識別範囲の情報データからデータ読取り及び
    トラックジャンプを連続的に実行させることを特徴とす
    るディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記トラックジャンプ
    により少なくとも一つの情報データを飛び越した場合に
    のみ、前記トラックジャンプ直前の情報データにおける
    次の識別範囲の情報データからデータ読取り及びトラッ
    クジャンプを連続的に実行させることを特徴とする請求
    項1記載のディスクプレーヤ。
JP13394894A 1994-05-25 1994-05-25 ディスクプレーヤ Expired - Fee Related JP3791697B2 (ja)

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