JPH07320077A - 領域指定装置 - Google Patents

領域指定装置

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JPH07320077A
JPH07320077A JP6106371A JP10637194A JPH07320077A JP H07320077 A JPH07320077 A JP H07320077A JP 6106371 A JP6106371 A JP 6106371A JP 10637194 A JP10637194 A JP 10637194A JP H07320077 A JPH07320077 A JP H07320077A
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JP
Japan
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frame
shape
area
similar
changing
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JP6106371A
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Inventor
Mitsuhiro Matsuo
光大 松尾
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既に指定した領域と相似の領域を、容易に指
定することができるようにする。 【構成】 ディスプレイユニット4に表示されたテロッ
プの領域のうちの、所定の部分が、枠で囲まれることに
より指定されるようになされており、その枠の形状は、
ポインティングデバイス1を操作することにより変更す
ることができるようになされている。この場合におい
て、相似ボタン21(または相似ボタン13)を押しな
がら、ポインティングデバイス1を操作すると、変更後
の枠の形状が、元の形状の相似形になるように、CPU
3において枠の形状の変更が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画面の所定の位
置に所定の大きさの領域を指定し、その領域に、テロッ
プなどを挿入する文字合成装置(テロッパ)や、画像合
成装置(スイッチャ)、画像の特殊効果装置(エフェク
タ)などに用いて好適な領域指定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の文字合成装置(テロッパ)におい
ては、例えば図9に示すように、まず画像Bに挿入する
テロップAが作成され(図9においては、テロップ「タ
イトル」が作成された様子を示している)、さらに画像
B上の、テロップAを挿入する領域RBと、その領域RB
に挿入するテロップの範囲(領域)RAとが、例えば矩
形の枠によって指定される。そして、領域RBに、領域
A内のテロップ「タイトル」が合成され、テロップ
「タイトル」が挿入された画像Cが生成されるようにな
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テロップ
「タイトル」を、例えばその縦と横との比(以下、適
宜、縦横比という)を変えずに拡大または縮小したもの
に変更した場合などにおいて、テロップ「タイトル」の
イメージを破壊しないようにするには、例えば最初に
(テロップを拡大または縮小する前に)指定した領域R
Aを囲む枠と縦横比が同一の枠で、変更後のテロップの
領域を指定するのが好ましい。即ち、最初に指定したテ
ロップの領域を囲む枠と、縦横比が同一の枠で、つまり
相似形の枠で、変更後のテロップの領域を指定する必要
がある。
【0004】一方、従来のテロッパでは、例えば図10
に示すように、画面(ディスプレイユニット)に表示さ
れた4つのラインL1乃至L4で囲まれる部分(図中、
斜線を付してある部分)が、領域とされるようになされ
ている。このようなテロッパでは、画面上に表示された
ラインL1またはL2を、それぞれ左または右のボリュ
ーム(例えば、回転式ボリューム)を操作することによ
り、左右に移動するとともに、同じく画面上に表示され
たラインL3またはL4を、それぞれ上または下のボリ
ュームを操作することにより、上下に移動し、これによ
り所望の位置に、所望する大きさの領域を指定すること
ができるようになされている。
【0005】また、従来のテロッパにおいては、画面に
表示された、領域を囲む矩形の枠の頂点を、ポインティ
ングデバイスとしての、例えばマウスなどでドラッグす
ることにより移動し、これにより使用者が、所望の位置
に、所望する大きさの領域を指定することができるよう
になされているものもある。
【0006】しかしながら、いずれの場合においても、
使用者が、ボリュームやマウスなどを操作し、最初の領
域と、縦横比が同一、即ち相似形の領域を、正確に指定
するのは困難であった。
【0007】そこで、領域の指定を、例えばその領域を
囲む枠の、例えば頂点などの画面上の座標を入力するこ
とにより行うことができるテロッパがあるが、このテロ
ッパによる場合には、使用者は、枠の縦横比の計算、並
びにその比を用いての他の枠の座標の計算を行わなけれ
ばならず、使用者に負担がかかる課題があった。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、相似形の領域を、容易に指定することが
できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の領域指
定装置は、所定の枠で囲まれる領域を指定する領域指定
装置であって、枠を表示する表示手段(例えば、図1に
示すディスプレイユニット4など)と、表示手段に表示
された枠の形状を変更するときに操作される操作手段
(例えば、図1に示すポインティングデバイス1など)
と、操作手段の操作に対応して、表示手段に表示された
枠の形状を変更する変更手段(例えば、図1に示すCP
U3など)と、変更後の枠の形状を、元の形状の相似形
にするように、変更手段に対して指示する指示手段(例
えば、図1に示す相似ボタン21や13など)とを備え
ることを特徴とする。
【0010】この領域指定装置においては、表示手段
が、枠の他、画像を表示するとき、操作手段を、枠の形
状を変更するときの他、表示手段に表示された画像を拡
大または縮小するとき操作させ、変更手段に、操作手段
の操作に対応して、枠の形状を変更させる他、表示手段
に表示された画像を拡大または縮小させ、指示手段に、
変更後の枠の形状を、元の形状の相似形にするように、
変更手段に対して指示させる他、拡大または縮小後の画
像を、元の画像の相似形にするように、変更手段に対し
て指示させることができる。
【0011】操作手段および指示手段は、一体に構成す
ることができる。また、所定の枠の形状は、矩形とする
ことができる。
【0012】
【作用】この領域指定装置においては、ポインティング
デバイス1の操作に対応して、ディスプレイユニット4
に表示された枠の形状が、CPU3によって変更され
る。さらに、この場合、相似ボタン21によりCPU3
に対して指示が与えられると、CPU3は、変更後の枠
の形状が、元の形状の相似形になるように、枠の形状の
変更を行う。従って、ディスプレイユニット4に表示さ
れた枠で囲まれた領域と相似形の領域を、容易に指定す
ることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の領域指定装置を適用したテ
ロッパの一実施例の構成を示すブロック図である。この
テロッパは、ポインティングデバイス1、キーボード
2,CPU3、ディスプレイユニット4,ROM5,R
AM6、およびVRAM7で構成され、各ブロックは、
バスを介して信号(データ)のやりとりを行うことがで
きるようになされている。
【0014】ポインティングデバイス1は、例えばマウ
スなどでなり、左クリックボタン11および右クリック
ボタン12を有している。ポインティングデバイス1
は、後述するディスプレイユニット4に表示される矩形
の枠の形状を変更する場合や、画像を拡大または縮小す
る場合、その他所定の処理を行う場合に操作される。キ
ーボード2は、所定の規格のキーの他、後述する相似ボ
タン21を有している。
【0015】なお、ポインティングデバイス1やキーボ
ード2が操作されると、その操作に対応した操作信号
が、CPU3に対して供給されるようになされている。
【0016】CPU3は、ROM5に記憶されているシ
ステムプログラムにしたがい、ディスプレイユニット
4,ROM5,RAM6、およびVRAM7を制御する
他、ポインティングデバイス1、あるいはキーボード2
から供給される操作信号に対応した処理を行うようにな
されている。ディスプレイユニット4は、例えばCRT
などでなり、VRAM7に書き込まれたデータに対応し
て、矩形の枠や画像(グラフィックデータに対応する画
像の他、キャラクタデータに対応する文字を含む)を表
示するようになされている。ROM5は、システムプロ
グラムを記憶している。RAM6は、CPU3の動作
上、必要なデータを記憶するようになされている。勿
論、RAM6に、CPU3のプログラムを記憶させるこ
ともできる。VRAM7は、ディスプレイユニット4で
表示されるデータ(CPU3、あるいはCPU3を介し
てRAM6などから供給されるデータ)を一時記憶し、
ディスプレイユニット4に供給するようになされてい
る。
【0017】以上のように構成されるテロッパにおいて
は、例えばキーボード2を操作することにより、画像に
挿入するテロップが作成され、これがディスプレイユニ
ット4に表示されるようになされている。そして、ディ
スプレイユニット4に表示されたテロップの領域を、後
述するようにして指定することにより、その指定された
領域内のテロップが、図9で説明したように画像に挿入
されるようになされている。
【0018】領域の指定は、次のようにして行うことが
できるようになされている。即ち、装置の電源がONに
されると、例えば図2に示すように、所定の領域を囲
む、頂点A,B,C,Dでなる矩形の枠ABCD(AB
DC)とともに、ポインティングデバイス1の操作に対
応して移動するカーソル(例えば、マウスカーソルな
ど)(ポインティングデバイスの指標)が、ディスプレ
イユニット4に表示される。
【0019】なお、ディスプレイユニット4における矩
形の枠およびカーソルの表示は、矩形の枠およびカーソ
ルに対応するデータが、CPU3によってVRAM7に
書き込まれ、VRAM7から、そのデータが、ディスプ
レイユニット4に供給されることにより行われる。以下
の説明中でのディスプレイ4における表示も、同様にし
て行われる。
【0020】そして、ポインティングデバイス1を操作
することにより、ディスプレイユニット4に表示された
枠ABCDの頂点のうちの、例えば頂点Dの位置に、カ
ーソルを移動し、その位置で、ポインティングデバイス
1をドラッグしながら(例えば、ポインティングデバイ
ス1の有する左クリックボタン11を押しながら)、さ
らにポインティングデバイス1を操作すると、その操作
に対応して、頂点Dが移動される。
【0021】その後、左クリックボタン11が離される
と、そのときの頂点Dの位置が、新たな頂点D’の位置
とされ、枠ABCDが、例えば図3に示すように、頂点
D’とAとを結ぶ線分を対角線とする枠AB’C’D’
に変更される。
【0022】即ち、CPU3は、ポインティングデバイ
ス1の操作に対応して、ディスプレイユニット4に表示
された枠の形状を変更させる。
【0023】なお、ディスプレイユニット4には、例え
ば図2に示すように、枠ABCDとともに、その中心部
分(対角線ADおよびBDの交点付近)に、所定のマー
ク(図中、■で示す)が表示され、このマークは、ポイ
ンティングデバイス1でドラッグしながら移動すること
ができるようになされている。そして、枠ABCDは、
このマークとともに移動されるようになされており、こ
れにより枠ABCDで囲まれる領域の位置を変更するこ
とができるようになされている。これらの処理は、CP
U3によって行われるようになされている。
【0024】また、ディスプレイユニット4には、枠の
他、例えばキーボード2を操作することにより画像(文
字)が表示されるようになされており、CPU3におい
ては、枠の位置や形状の変更の他、ポインティングデバ
イス1の操作に対応して、ディスプレイユニット4に表
示された画像(文字)が拡大または縮小されるようにな
されている。
【0025】このテロッパでは、上述のように、枠AB
CDを、枠AB’C’D’に変更する場合において、変
更後の枠AB’C’D’の縦横比(辺AC’(B’
D’)とAB’(C’D’)との比)を、枠ABCDの
縦横比(辺AC(BD)とAB(CD)との比)と同一
にするにあたって、即ち変更後の枠AB’C’D’を、
枠ABCDの相似形にするにあたって、頂点D’が、直
線AD上に位置するように、頂点Dを移動することによ
り行うことができるが、前述したように、ポインティン
グデバイス1を操作して、これを精度良く行うのは困難
であるため、次にようにして行うことができるようにな
されている。
【0026】即ち、キーボード2の相似ボタン21を操
作しながら、頂点Dを移動させるようにすると、CPU
3によって、その位置を、点D’の位置に補正する座標
補正処理が行われ、これにより頂点Dを、直線AD上に
位置するように、正確に移動しなくても、変更後の枠A
B’C’D’が、枠ABCDと相似形になるようになさ
れている。
【0027】これは、CPU3において、例えば図4に
示すフローチャートにしたがった処理がなされることに
より行われる。
【0028】即ち、まず最初に、ステップS1におい
て、ポインティングデバイス1の有する左クリックボタ
ン11が操作された(押された)か否かが判定される。
ステップS1において、左クリックボタン11が操作さ
れていないと判定された場合、処理を終了する。また、
ステップS1において、左クリックボタン11が操作さ
れたと判定された場合、ステップS2に進み、その左ク
リックボタン11が操作されたときのカーソルの位置
が、所定の領域を囲む枠ABCDの頂点のうちのいずれ
かの位置と一致するか否かが判定される。ステップS2
において、左クリックボタン11が操作されたときのカ
ーソルの位置が、頂点A乃至Dのうちのいずれの位置と
も一致しないと判定された場合、処理を終了する。
【0029】また、ステップS2において、左クリック
ボタン11が操作されたときのカーソルの位置が、頂点
A乃至Dのうちのいずれかの位置に一致すると判定され
た場合、ステップS3に進み、相似ボタン21が操作さ
れているか否かが判定される。ステップS3において、
相似ボタン21が操作されたと判定された場合、ステッ
プS4に進み、上述したような座標補正処理(詳細は、
後述する)が行われ、ステップS5に進む。即ち、相似
ボタン21が操作されることにより、CPU3に対し、
変更後の枠の形状が、元の形状の相似形になるように指
示がなされ、これによりCPU3では、座標補正処理が
行われる。
【0030】また、ステップS3において、相似ボタン
21が操作されていないと判定された場合、ステップS
4をスキップして、ステップS5に進み、左クリックボ
タン11が離されたか否か、即ちポインティングデバイ
ス1のドラッグ操作が停止されたか否かが判定される。
ステップS5において、左クリックボタン11が離され
ていないと判定された場合、即ちポインティングデバイ
ス1が、ドラッグされたままである場合、ステップS3
に戻り、ステップS5で、左クリックボタン11が離さ
れたと判定されるまで、ステップS3乃至S5の処理を
繰り返す。
【0031】なお、ステップS3乃至S5(相似ボタン
21が操作されていない場合には、ステップS3および
ステップS5)の処理が行われている間、ポインティン
グデバイス1を操作することにより、カーソルととも
に、ステップS2で左クリックボタン11が操作された
ときのカーソルがある位置と一致する位置にあると判定
された頂点(頂点A乃至Dのうちのいずれか)が移動さ
れる。
【0032】さらに、この間、移動中の頂点(ステップ
S4で座標補正処理が行われる場合には、移動中の頂点
を座標補正した点)と、その頂点と対向する頂点とを結
ぶ線分を対角線とする矩形が、ディスプレイユニット4
に(例えば、低い輝度で)表示されるようになされてお
り、これにより使用者に、変更中の枠で囲まれる領域を
認識させることができるようになされている。
【0033】一方、ステップS5において、左クリック
ボタン11が離されたと判定された場合、ステップS6
に進み、その左クリックボタン11が離されたときのカ
ーソルの位置(ステップS4における座標補正処理が行
われている場合には、左クリックボタン11が離された
ときのカーソルの位置を座標補正した位置)が、そのカ
ーソルとともに移動された頂点の新たな位置とされ、処
理を終了する。
【0034】即ち、相似ボタン21が操作されずに、カ
ーソルとともに頂点が移動された場合には、そのカーソ
ルの移動後の位置が、新たな頂点の位置とされ、また相
似ボタン21が操作されながら、カーソルとともに頂点
が移動された場合には、カーソルの移動後の位置を座標
補正した位置が、新たな頂点の位置とされる。
【0035】以上のようにして新たな頂点が得られた
後、CPU3では、その新たな頂点と、その頂点と対向
する頂点とを結ぶ線分を対角線とする矩形(長方形)の
枠により囲まれる領域が、新たな領域とされる。即ち、
例えば図3に示したように、枠ABCDのうちの、頂点
Dが移動され、新たな頂点D’とされた場合には、新た
な頂点D’と、その元の頂点Dと対向する位置にある頂
点Aとを結ぶ線分を対角線とする枠AB’C’D’で囲
まれる領域が、新たな領域とされる。
【0036】次に、ステップS4における座標補正処理
の詳細について説明する。ステップS2において、左ク
リックボタン11が操作されたときのカーソルの位置と
一致する位置にある頂点が、頂点A乃至Dのうちの、例
えば頂点Dであったとすると、ステップS4では、図5
のフローチャートに示すように、まずステップS21に
おいて、直線ADと、直線y=Ypとの交点D1(=
(Xd1,Yd1))が算出される。
【0037】ここで、例えばディスプレイユニット4に
おける画面の水平または垂直方向を、それぞれxまたは
y軸方向とし、xまたはy座標は、それぞれ画面の右ま
たは下にいくほど、大きな値になるものとする。即ち、
例えば図6に示すように、ディスプレイユニット4の画
面上の最も左上の座標が(0,0)で、その画面上のx
またはy座標の最大値を、それぞれXmaxまたはYmax
すると、最も右上または最も左下の座標が、それぞれ
(Xmax,0)または(0,Ymax)であるとする。
【0038】さらに、移動中のカーソルの座標(移動中
の頂点Dの座標に等しい)を、P=(Xp,Yp)とす
る。
【0039】従って、ステップS21においては、直線
AD上の座標のうち、そのy座標が、移動中のカーソル
の座標Pのy座標Ypと一致する座標D1が算出される
(図6)。
【0040】その後、ステップS22に進み、直線AD
と、直線x=Xpとの交点D2(=(Xd2,Yd
2))が算出される。即ち、ステップS22において
は、直線AD上の座標のうち、そのx座標が、移動中の
カーソルの座標Pのx座標Xpと一致する座標D2が算
出される(図6)。
【0041】ここで、例えば図6に示すように、カーソ
ルとともに頂点Dが、点Pの位置に移動された場合にお
いて、枠ABCDを、相似形の枠に変更するときに、変
更後の枠を、例えば点AおよびD1を結ぶ線分を対角線
とする枠とすることと、点AおよびD2を結ぶ線分を対
角線とする枠とすることとが考えられるが、枠で囲まれ
る領域が変更されるときには、通常、その領域を拡大す
ることを意図して行われることが多いので、このテロッ
パでは、変更後の枠が、元の枠より大きくなるようにな
されている。
【0042】即ち、点Pに対応して、上述したステップ
S21またはS22でそれぞれ算出される、線分AD上
の点D1またはD2のうちの、点Aから遠い方の点D’
と、点Aとを結ぶ線分を対角線とする枠に、枠ABCD
が変更されるようになされている。
【0043】具体的には、ステップS22の処理後、ス
テップS23に進み、そこでは、線分AD上の点D1ま
たはD2のうちの、点Aから遠い方の点を判定するため
に、点D1またはD2それぞれの、例えばx座標Xd1
またはXd2のうちのいずれが大きいかが判定される。
【0044】ステップS23において、点D1のx座標
Xd1が、点D2のx座標Xd2以下であると判定され
た場合、ステップS24に進み、点D2が、カーソルと
ともに移動されている点Dの座標補正後の点D’とさ
れ、処理を終了する。また、ステップS23において、
点D1のx座標Xd1が、点D2のx座標Xd2より大
きいと判定された場合、ステップS25に進み、点D1
が、カーソルとともに移動されている点Dの座標補正後
の点D’とされ、処理を終了する。
【0045】以上のようにして、移動中の点Dの座標補
正後の点D’が得られた後、ポインティングデバイス1
の左クリックボタン11が離された場合には、上述した
ように、ステップS6(図4)において、その左クリッ
クボタン11が離されたときのカーソルの位置を座標補
正した位置D’が、そのカーソルとともに移動された頂
点の新たな位置とされる。
【0046】従って、点Dの移動が、相似ボタン21が
操作されながら行われ、例えば図6に示したように、移
動中のカーソルが、直線ADより画面の上方に位置して
いる場合に、ポインティングデバイス1の左クリックボ
タン11が離されたときには、ステップS22で算出さ
れる、直線ADと、直線x=Xpとの交点D2が、新た
な頂点D’とされる。また、移動中のカーソルが、例え
ば図7に示すように、直線ADより画面の下方に位置し
ている場合に、ポインティングデバイス1の左クリック
ボタン11が離されたときには、ステップS21で算出
される、直線ADと、直線y=Ypとの交点D1が、新
たな頂点D’とされる。
【0047】以上のように、相似ボタン21を操作しな
がら、点Dを移動することにより、点Dを、直線AD上
の位置に正確に移動しなくても、その位置が、直線AD
上に位置するように座標補正されるので、変更後の枠A
B’C’D’が、元の枠ABCDと相似になるようにす
ることができる。即ち、元の枠ABCDで囲まれた領域
と相似形の領域を、容易に指定することができる。これ
により、相似形に拡大または縮小(特に拡大)されたテ
ロップその他の画像の領域を、そのイメージを破壊する
ことなく、容易に指定することができるようになる。
【0048】さらに、この場合、枠が矩形(長方形)で
あるので、その対角線を含む直線上に、移動後の頂点が
位置するようにするだけで、その相似形への変更を容易
に行うことができる。
【0049】以上、本発明を、テロッパに適用した場合
について説明したが、本発明は、テロッパの他、例えば
いわゆる画像のスイッチャやエフェクタなどの、指定さ
れた領域に対する画像処理を行うことのできる装置に適
用可能である。
【0050】即ち、例えば前述した図9のテロップ側の
領域RAではなく、画像側の領域RBを指定する場合など
にも適用することができる。
【0051】なお、本実施例においては、図6および図
7における点D1および点D2のうちの、点Aから離れ
た方の点を、新たな頂点D’とするようにしたが、例え
ばそのうちの、点Aに近い方の点を、新たな頂点D’と
するようにすることも可能である。
【0052】さらに、本実施例においては、移動中の頂
点Dの座標を、点D1および点D2のうちのいずれかの
座標に補正するようにしたが、これに限られるものでは
なく、移動中の頂点Dの座標は、枠ABCDの対角線A
Dを含む直線上の、点D1およびD2以外の他の位置に
補正することが可能である。
【0053】即ち、移動中の頂点Dの座標は、例えばそ
の位置から、直線ADに垂線をおろしたときの、その垂
線と直線ADとの交点に補正することなどが可能であ
る。
【0054】また、本実施例では、枠ABCDの頂点の
うちの頂点Dを移動して、枠で囲まれる領域の変更を行
う場合について説明したが、他の頂点(頂点A,B,
C)を移動することによっても、上述した場合と同様の
領域の変更を行うことができる。
【0055】さらに、本実施例では、ステップS23で
点D1またはD2それぞれのx座標どうしの大小を判定
するようにしたが、この他、それぞれのy座標どうしの
大小を判定するようにしても良い。
【0056】また、本実施例においては、相似ボタン2
1を、キーボード2に設けるようにしたが、この他、こ
の相似ボタン21をキーボード2に設けず、例えば図1
に点線で示すように、相似ボタン21と同様の機能を有
する相似ボタン13を、ポインティングデバイス1に設
ける(相似ボタン13とポインティングデバイス1とを
一体に構成する)ようににすることができる。この場
合、ディスプレイユニット4に表示された枠で囲まれた
領域と相似形の領域を指定するときの操作を、容易に行
うことができる。
【0057】さらに、本実施例では、ポインティングデ
バイス1の右クリックボタン12の機能について言及し
なかったが、この右クリックボタン12が操作されたと
きには、例えば前回行われた処理が取り消されるように
なされている。
【0058】また、図1のテロッパにおいては、従来の
装置と同様の操作により、テロップ(文字)その他の画
像自体(枠ではなく)を拡大または縮小させることがで
きるようになされている。即ち、例えばポインティング
デバイス1やキーボード2を操作し、ディスプレイユニ
ット4上にテロップなどを表示させ、さらにポインティ
ングデバイス1を、上述した場合と同様に操作すること
により、その操作信号に対応して、CPU3に、そのテ
ロップなどを拡大または縮小させることができるように
なされている。そして、この場合、相似ボタン21(ま
たは相似ボタン13)が押されながら、ポインティング
デバイス1が操作されたときには、CPU3に、拡大ま
たは縮小後の表示(テロップ)が、元の表示(テロッ
プ)の相似形になるように、拡大または縮小の処理を行
わせることができるようになされている。
【0059】従って、図1のテロッパによれば、従来の
装置におけるテロップなどを相似形に拡大または縮小す
る場合と同一の操作により、枠で囲まれた領域を、その
相似形に変更することができるので、装置の操作性(ユ
ーザインターフェイス)を向上させることができる。
【0060】具体的には、例えば図8に示すような、テ
ロップ「タイトル」を相似形に拡大または縮小する場合
に操作するボタンと、領域を相似形に変更する場合に操
作するボタンとが、両者とも相似ボタン21(または相
似ボタン13)で同一であるので、使用者は、従来の装
置における場合と同様の操作を行うことにより、領域を
相似形に変更することができることになる。
【0061】また、本実施例においては、領域を囲む枠
を矩形としたが、即ち領域の形を矩形としたが、領域の
形は、矩形の他、円やその他の多角形とすることも可能
である。
【0062】さらに、ポインティングデバイス1は、マ
ウスの他、例えばジョイスティックや、トラックボー
ル、ディジタイザ、タブレット、カーソルキーなどとす
ることが可能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載の領域指定装置によれ
ば、変更後の枠の形状が、元の形状の相似形になるよう
に、枠の形状の変更が行われる。従って、表示手段に表
示された枠で囲まれた領域と相似形の領域を、容易に指
定することができる。
【0064】請求項2に記載の領域指定装置によれば、
指示手段が、変更後の枠の形状を、元の形状の相似形に
するように、変更手段に対して指示する他、拡大または
縮小後の画像を、元の画像の相似形にするように、変更
手段に対して指示するので、装置の操作性を向上させる
ことができる。
【0065】請求項3に記載の領域指定装置によれば、
操作手段および指示手段が、一体に構成されているの
で、表示手段に表示された枠で囲まれた領域と相似形の
領域を指定するときの操作を、容易に行うことができ
る。
【0066】請求項4に記載の領域指定装置によれば、
所定の枠の形状が、矩形であるので、その相似形への変
更を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の領域指定装置を適用したテロッパの一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディスプレイユニット4に表示された枠
ABCDに囲まれた領域を示す図である。
【図3】図2の領域が、枠AB’C’D’で囲まれた領
域に変更された様子を示す図である。
【図4】図1の実施例におけるCPU3の動作を説明す
るフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートのステップS4の座標補
正処理のより詳細を説明するフローチャートである。
【図6】座標補正処理を説明するための図である。
【図7】座標補正処理を説明するための図である。
【図8】テロップが相似形に拡大または縮小される様子
を示す図である。
【図9】テロップを画像に挿入する方法を説明する図で
ある。
【図10】従来のテロッパにおける領域指定の方法を説
明する図である。
【符号の説明】
1 ポインティングデバイス 2 キーボード 3 CPU 4 ディスプレイユニット 5 ROM 6 RAM 7 VRAM 11 左クリックボタン 12 右クリックボタン 13,21 相似ボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の枠で囲まれる領域を指定する領域
    指定装置であって、 前記枠を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された前記枠の形状を変更するとき
    に操作される操作手段と、 前記操作手段の操作に対応して、前記表示手段に表示さ
    れた前記枠の形状を変更する変更手段と、 変更後の前記枠の形状を、元の形状の相似形にするよう
    に、前記変更手段に対して指示する指示手段とを備える
    ことを特徴とする領域指定装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記枠の他、画像を表
    示し、 前記操作手段は、前記枠の形状を変更するときの他、前
    記表示手段に表示された前記画像を拡大または縮小する
    ときに操作され、 前記変更手段は、前記操作手段の操作に対応して、前記
    枠の形状を変更する他、前記表示手段に表示された前記
    画像を拡大または縮小し、 前記指示手段は、変更後の前記枠の形状を、元の形状の
    相似形にするように、前記変更手段に対して指示する
    他、拡大または縮小後の前記画像を、元の画像の相似形
    にするように、前記変更手段に対して指示することを特
    徴とする請求項1に記載の領域指定装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段および指示手段は、一体に
    構成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の領域指定装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の枠の形状は、矩形であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の領域指
    定装置。
JP6106371A 1994-05-20 1994-05-20 領域指定装置 Withdrawn JPH07320077A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115985A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及びプログラム
JP2014085413A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影制御装置、投影システム及び投影状態調整方法
JP2017169204A (ja) * 2017-04-12 2017-09-21 カシオ計算機株式会社 投影装置及び投影状態調整方法

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