JPH07319436A - 半導体集積回路装置およびそれを用いた画像データ処理システム - Google Patents

半導体集積回路装置およびそれを用いた画像データ処理システム

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JPH07319436A
JPH07319436A JP6170748A JP17074894A JPH07319436A JP H07319436 A JPH07319436 A JP H07319436A JP 6170748 A JP6170748 A JP 6170748A JP 17074894 A JP17074894 A JP 17074894A JP H07319436 A JPH07319436 A JP H07319436A
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JP6170748A
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Kazunari Inoue
一成 井上
Hideto Matsuoka
秀人 松岡
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速に画像データを書換え、描画レートを向
上することができる半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 フレームバッファメモリ101を2個用い、
第1のフレームバッファメモリ101のデータバンクメ
モリ2に奥行座標Zを記憶させ、比較ユニット8aによ
り現在表示している画像の奥行座標Zと新たに入力され
た奥行座標Zとを比較し、比較結果信号ZPを比較結果
信号出力端子PASS−OUTから出力する。一方、第
2のフレームバッファメモリ102では、データバンク
メモリ2にカラーデータCを記憶させ、第1のフレーム
バッファメモリ101から出力された比較結果信号を比
較結果信号入力端子PASS−INを介して入力し、比
較結果信号ZPに応答して画像処理ユニット8bでカラ
ーデータのブレンディング処理を施し、カラーデータの
書換えを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、ワークステーション等のグラフィックス描
画に使用するフレームバッファメモリ等に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体集積回路装置である
ビデオランダムアクセスメモリ(以下、VRAMと称
す)について図面を参照しながら説明する。図28は、
従来のVRAMを用いたグラフィック描画システムの構
成を示すブロック図である。
【0003】図28を参照して、グラフィック描画シス
テムは、コントローラ200、Zバッファメモリ20
1、VRAM202、デジタルアナログコンバータ(D
AC)203を含む。
【0004】コントローラ200には、三次元グラフィ
ックスで使用されるスクリーンの奥行座標Zおよびカラ
ーデータCが入力される。コントローラ200は、Zバ
ッファメモリ201およびVRAM202と接続され
る。奥行座標Zはコントローラ200を介してZバッフ
ァメモリ201に記憶され、記憶された奥行座標Zは必
要に応じてコントローラ200へ読出される。カラーデ
ータCはコントローラ200を介してVRAM202に
記憶され、必要に応じてVRAM202から読出されコ
ントローラ200へ出力される。また、VRAM202
はDAC203と接続され、VRAM202に記憶され
たカラーデータCがDAC203によりデジタル信号か
らアナログ信号へ変換され、R、G、B信号としてそれ
ぞれ出力される。
【0005】以上のように構成されたグラフィックス描
画システムの動作について説明する。たとえば、スクリ
ーン上のある領域に描画を行なう場合、まずその領域の
現在スクリーン上に映し出されているカラーデータCの
奥行座標ZがZバッファメモリ201から読出され、コ
ントローラ202に読込まれる。次に、コントローラ2
00は、読込んだ奥行座標Zと次に描画しようとするカ
ラーデータCの奥行座標Zとの比較を行なう。これから
描画しようとする奥行座標Zが現在スクリーン上に映し
出されている奥行座標Zより手前にある場合は、VRA
M202に記憶されているカラーデータCをこれから描
画しようとするカラーデータCに書換え、同様に、Zバ
ッファメモリ201の奥行座標Zも書換える。一方、こ
れから描画しようとするカラーデータCが現在スクリー
ン上に映し出されているカラーデータCより奥にある場
合は見えないため、VRAM202のカラーデータCの
書換えは行なわない。上記のアルゴリズムは、Z−Bu
ffer法として広く一般に用いられている。
【0006】次に、VRAM202でのカラーデータの
書換手法について説明する。カラーデータCの書換手法
としてはアルファブレンディング手法が一般的に用いら
れている。アルファブレンディンク手法は以下のように
行なわれる。まず、現在VRAM202に記憶されてい
るカラーデータCである8ビット値のR、G、Bデータ
をVRAM202からコントローラ200が読出す。コ
ントローラ200は、新たに入力された描画しようとす
る8ビット値のR、G、Bのデータをアルファ倍してV
RAM200から読出した8ビット値のR、G、Bデー
タとブレンドし、ブレンドされたR、G、BデータをV
RAM202へ出力し、このブレンドされた8ビット値
のR、G、Bデータを読出した8ビット値のR、G、B
データに置換させる。上記の動作によりVRAM202
のカラーデータCが書換えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにZバッフ
ァメモリ201およびVRAM202では、奥行座標Z
およびカラーデータCの書換の際に、現在のスクリーン
情報である奥行座標ZおよびカラーデータCを各メモリ
からコントローラ200へ読出すリード動作および読出
した後に再び各メモリへ書込むモデファイライト動作が
必要となる。たとえば、VRAM202の場合、ページ
モードの読出サイクルタイムおよび書込サイクルタイム
はともに約40nsである。したがって、カラーデータ
Cの書換に要するミスコストは、(40ns+40ns
+コントローラ200でのカラーデータの書換時間)と
なる。また、読出したVRAM202のページがヒット
せず、ページミスした場合は、さらにRASアクセス時
間分が上記ミスコストに加算され、非常に長い書換時間
を要する。
【0008】また、たとえば、トライアングルを描画す
る際にも以下のような描画時間を必要としていた。図2
9および図30は、従来のVRAMを用いてページ分割
された領域にトライアングルを描画する例を説明するた
めの第1および第2の図である。図29に示すように、
従来のVRAMのページモードでは1行単位で行なわれ
るため、トライアングルTを描画するためには、領域L
3から領域L15までの13個の領域を書換える必要が
ある。1ページ当りの書換を平均10ブロックとすると
トライアングルTの描画時間は(13×RASサイクル
時間×(20×CASサイクル時間+コントローラ20
0でのカラーデータの書換時間))となる。
【0009】さらに、図30に示すトライアングルTを
書換えるためには、ページモードでのライト回数が44
回必要となり、非常に長い時間を要していた。
【0010】上記のように従来のVRAMでは、奥行座
標ZおよびカラーデータCの書換に長時間を要し、高速
な画像データの書換を行なうことができないという問題
点があった。
【0011】本発明の目的は、高速に画像データを書換
え、描画レートを向上することができる半導体集積回路
装置およびそれを用いた画像データ処理システムを得る
ことである。
【0012】本発明の他の目的は、書込時の消費電力を
必要最小限に抑えることができる半導体集積回路装置を
得ることである。
【0013】本発明のさらに他の目的は、1種類で奥行
座標用およびカラーデータ用に使用することができる半
導体集積回路装置を得ることである。
【0014】本発明のさらに他の目的は、カラーデータ
の出力順序を任意に入換えることができる半導体集積回
路装置を得ることである。
【0015】本発明のさらに他の目的は、キャッシュメ
モリ内で画像データをコピーすることができる半導体集
積回路装置を得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体集
積回路装置は、N行M列(N、Mは1より大きい整数)
に配置された複数の画素から構成されるスクリーンに対
応した画像データを記憶する半導体集積回路装置であっ
て、画像データを記憶するためのメインメモリと、メイ
ンメモリに記憶された画像データの一部を記憶するため
のキャッシュメモリと、メインメモリとキャッシュメモ
リとの間で画像データを転送するための第1のデータバ
スとを含み、メインメモリは、キャッシュメモリとデー
タを転送する第1のページモードにおいて、スクリーン
上のn行m列(n、mは1より大きい整数、n<N、m
<M)の画素に対応した画像データが記憶されている記
憶領域を活性化させる。
【0017】請求項2記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加え、さら
に、メインメモリから出力された画像データを記憶し、
記憶した画像データを上記スクリーンへ出力するための
シリアルアクセスメモリと、メインメモリからシリアル
アクセスメモリへ画像データを転送するための第2のデ
ータバスとを含み、上記メインメモリは、シリアルアク
セスメモリへデータを転送する第2のページモードにお
いて、スクリーン上の1行M列の画素に対応した画像デ
ータが記憶されている記憶領域を活性化させる。
【0018】請求項3記載の半導体集積回路装置は、請
求項1または2記載の半導体集積回路装置の構成に加
え、上記キャッシュメモリは、aビットの記憶容量を持
つ複数のメモリブロックを含み、上記第1のデータバス
のバス幅は、aビットであり、上記メインメモリは、第
1のページモードにおいて、bビット(b=a×k、こ
こで、kは正の整数)の画像データが記憶されている記
憶領域を活性化させる。
【0019】請求項4記載の半導体集積回路装置は、請
求項2記載の半導体集積回路装置の構成に加え、上記キ
ャッシュメモリは、256ビットの記憶容量を持つ複数
のメモリブロックを含み、上記第1のデータバスは、2
56ビットのバス幅を有する。
【0020】請求項5記載の半導体集積回路装置は、N
行M列(N、Mは1より大きい整数)に配置された複数
の画素から構成されるスクリーンに対応した画像データ
を記憶する半導体集積回路装置であって、画像データを
記憶するためのメインメモリと、第1のページモードに
おいて、スクリーン上の第1領域の画素に対応した画像
データが記憶されているメインメモリの第1の記憶領域
を活性化させる第1活性化手段と、第2のページモード
において、第1の領域と形状の異なるスクリーン上の第
2領域の画素に対応した画像データが記憶されている第
2の記憶領域を活性化させる第2活性化手段とを含む。
【0021】請求項6記載の半導体集積回路装置は、画
像データまたは画像データ奥行座標を記憶するためのメ
インメモリと、メインメモリに画像データの奥行座標が
記憶されている場合、メインメモリに記憶されている画
像データの奥行座標と、新たに入力された画像データの
奥行座標との位置を比較した比較結果を示す比較結果信
号を装置外部へ出力するための比較結果信号出力端子
と、外部から入力される比較結果信号を装置内部に入力
するための比較結果信号入力端子とを含み、メインメモ
リは、画像データを記憶している場合、比較結果信号入
力端子から入力された比較結果信号に応じて記憶してい
る画像データの書換動作を行ない、比較結果信号出力端
子は、比較結果信号入力端子の反対側に配置される。
【0022】請求項7記載の半導体集積回路装置は、請
求項6記載の半導体集積回路装置の構成に加え、さら
に、装置本体の動作の基準となるクロック信号を入力す
るためのクロック信号入力端子を含み、クロック信号入
力端子は、比較結果信号出力端子と同じ側に配置され
る。
【0023】請求項8記載の半導体集積回路装置は、画
像データを記憶するためのメインメモリと、外部から入
力される比較結果信号を装置内部に入力するための比較
結果信号入力端子と、装置本体の動作の基準となるクロ
ック信号を入力するためのクロック信号入力端子とを含
み、メインメモリは、比較結果信号に応じて、記憶して
いる画像データの書換動作を行ない、比較結果信号入力
端子は、クロック信号入力端子の反対側に配置される。
【0024】請求項9記載の半導体集積回路装置は、画
像データの奥行座標を記憶するためのメインメモリと、
メインメモリに記憶されている画像データの奥行座標
と、新たに入力された画像データの奥行座標との位置を
比較した比較結果を示す比較結果信号を装置外部へ出力
するための比較結果信号出力端子と、装置本体の動作の
基準となるクロック信号を入力するためのクロック信号
入力端子とを含み、比較結果出力端子は、クロック信号
入力端子と同じ側に配置される。
【0025】請求項10記載の半導体集積回路装置は、
4辺を有する半導体集積回路装置であって、外部から入
力される画像データを装置内部に入力するための画像デ
ータ入力端子と、画像データ入力端子から入力された画
像データを記憶するためのキャッシュメモリと、キャッ
シュメモリに記憶された画像データを記憶するためのメ
インメモリと、メインメモリに記憶された画像データを
記憶するためのシリアルアクセスメモリと、シリアルア
クセスメモリから出力される画像データを装置外部へ出
力するための画像データ出力端子とを含み、画像データ
出力端子は、4辺のうちの1辺に配置され、画像データ
入力端子は、上記1つの端部以外の端部に配置される。
【0026】請求項11記載の半導体集積回路装置は、
奥行座標またはカラーデータの少なくとも一方からなる
画像データを記憶するためのメインメモリと、メインメ
モリに画像データの奥行座標が記憶されている場合、メ
インメモリに記憶されている画像データの奥行座標と新
たに入力された画像データの奥行座標との位置を比較し
た比較結果を示す比較結果信号を出力する比較手段と、
比較手段から出力される比較結果信号を装置外部へ出力
する比較結果信号出力端子と、外部から入力される比較
結果信号を装置内部に入力するための比較結果信号入力
端子と、メインメモリに画像データが記憶されている場
合、比較結果信号入力端子から入力された比較結果信号
に応答してメインメモリに記憶された画像データの書換
動作を制御する制御手段とを含む。
【0027】請求項12記載の半導体集積回路装置は、
画像データを記憶するためのメインメモリと、メインメ
モリから出力される画像データを伝送するためのデータ
バスと、データバスにより伝送された画像データを記憶
するキャッシュメモリと、キャッシュメモリから入力さ
れた画像データと装置外部から入力された画像データと
の間で所定の論理演算処理を行なう論理演算処理手段
と、論理演算処理手段により処理された画像データをキ
ャッシュメモリの所望の記憶領域へ再び記憶させる記憶
領域指定手段とを含む。
【0028】請求項13記載の半導体集積回路装置は、
画像データを記憶するためのメインメモリと、メインメ
モリから出力される画像データを伝送するためのデータ
バスと、データバスにより伝送された画像データを記憶
するキャッシュメモリと、キャッシュメモリの書込が発
生したメモリセルを検出する書込検出手段と、書込検出
手段により書込が発生したメモリセルのデータのみデー
タバスを介してキャッシュメモリからメインメモリへ出
力するようにキャッシュメモリを制御する制御手段とを
含む。
【0029】請求項14記載の半導体集積回路装置は、
第1の画像データを記憶する第1のシリアルアクセスメ
モリと、第1の画像データとは異なる第2の画像データ
を記憶する第2のシリアルアクセスメモリと、所定のク
ロック信号に応答して第1のシリアルアクセスメモリか
ら出力される第1の画像データと第2のシリアルアクセ
スメモリから出力される第2の画像データとを交互に出
力する出力手段と、所定の制御信号に応答して第1の画
像データと第2の画像データの出力順序を入換えるよう
に出力手段を制御する制御手段とを含む。
【0030】請求項15記載の画像データ処理システム
は、a(Mbit)の記憶容量を有し、b(nsec)
のデータ転送速度でc(bit)の画像データを出力す
る複数の半導体集積回路装置と、複数の半導体集積回路
装置のうちの少なくとも4つの半導体集積回路装置から
出力される画像データを受け、b/2(nsec)のデ
ータ転送速度で2c(bit)の画像データを出力する
出力手段とを含む。
【0031】請求項16記載の画像データ処理システム
は、請求項15記載の画像データ処理システムの構成に
加え、上記複数の半導体集積回路装置は、4つの半導体
集積回路装置を含み、a(Mbit)は、40Mbit
であり、b(nsec)は、14nsecであり、c
(bit)は、16bitであり、出力手段が出力する
40Mbitの画像データは、スクリーン1面分に対応
する。
【0032】
【作用】請求項1ないし請求項4記載の半導体集積回路
装置においては、メインメモリは、キャッシュメモリと
画像データを転送する第1のページモードにおいて、ス
クリーン上のn行m列の画素つまりレクタングル状の領
域に対応した画像データが記憶されている記憶領域を活
性化させるので、スクリーン上のレクタングル状の領域
に対応した画像データをメインメモリからキャッシュメ
モリへ高速に転送することが可能となる。
【0033】請求項2記載の半導体集積回路装置におい
ては、キャッシュメモリとメインメモリとの間で画像デ
ータを転送する第1のページモードにおいて、n行m列
のページ形状が活性化され、また、メインメモリからシ
リアルアクセスメモリへ画像データを転送する第2のペ
ージモードにおいては、1行M列のページ形状が活性化
されるので、各メモリに適した形状でページを活性化さ
せることができ、各メモリに対して画像データを高速に
転送することが可能となる。
【0034】請求項5記載の半導体集積回路装置におい
ては、第1のページモードにおいて第1の記憶領域が活
性化され、また、第2のページモードにおいて第2の記
憶領域が活性化されるので、転送すべき画像データに応
じて活性化させる記憶領域を変えることができる。した
がって、転送すべき画像データに応じて高速に画像デー
タを転送することが可能となる。
【0035】請求項6および請求項7記載の半導体集積
回路装置においては、比較結果信号出力端子が比較結果
信号入力端子の反対側に配置されているので、半導体集
積回路装置を2つ直列に使用する場合、一方の半導体集
積回路装置の比較結果信号入力端子と他方の比較結果信
号入力端子との距離が短くなり、容易に接続することが
できるとともに比較結果信号の遅延も最小限にすること
ができる。
【0036】請求項7記載の半導体集積回路装置におい
ては、クロック信号入力端子が比較結果信号出力端子と
同じ側に配置されているので、クロック信号入力端子と
比較結果信号出力端子との距離が短くなり、クロック信
号入力端子から入力されるクロック信号に応じて高速に
比較結果信号出力端子から比較結果信号を出力すること
ができる。
【0037】請求項8記載の半導体集積回路装置におい
ては、比較結果信号入力端子がクロック信号入力端子と
反対側に配置されているので、クロック信号に応答して
比較結果信号を受けるまでにディレイタイムが発生し、
装置のセットアップ時間を十分に確保することができ
る。
【0038】請求項9記載の半導体集積回路装置におい
ては、比較結果信号出力端子がクロック信号入力端子と
同じ側に配置されているので、比較結果信号出力端子と
クロック信号入力端子との間が短くなり、クロック信号
に応答して高速に比較結果信号を出力することができ
る。
【0039】請求項10記載の半導体集積回路装置にお
いては、画像データ出力端子が配置される一辺に画像デ
ータ入力端子が配置されていないので、画像データ出力
信号および画像データ入力信号が互いに干渉することが
なく、両信号ともにノイズを受けることがない。
【0040】請求項11記載の半導体集積回路装置にお
いては、当該半導体集積回路装置を2個使用し、一方を
奥行座標用とし、他方をカラーデータ用に使用し、奥行
座標用に用いた半導体集積回路装置が出力する比較結果
信号に応じて、カラーデータ用に用いた半導体集積回路
装置はカラーデータを書換えることができ、外部にカラ
ーデータおよび奥行座標を転送する必要がなく、高速に
画像データを書換えることが可能となる。
【0041】請求項12記載の半導体集積回路装置にお
いては、所定の論理演算処理を施された画像データをキ
ャッシュメモリの所望の記憶領域へ再び記憶することが
できるので、キャッシュメモリ内で画像データをコピー
することが可能となる。
【0042】請求項13記載の半導体集積回路装置にお
いては、書込が発生したメモリセルのデータのみキャッ
シュメモリからメインメモリへ出力しているので、不要
なデータを伝送することがなく、メインメモリ書込時の
消費電力を必要最小限に抑えることが可能となる。
【0043】請求項14記載の半導体集積回路装置にお
いては、制御信号に応答して第1の画像データと第2の
画像データの出力順序を入換えているので、画像データ
の出力順序を任意に入換えることが可能となる。
【0044】請求項15および請求項16記載の画像デ
ータ処理システムにおいては、複数の半導体集積回路装
置から出力される画像データを出力手段によりさらに2
倍の画像データを2倍のデータ転送速度で出力すること
ができるので、高速にデータを転送することが可能とな
る。
【0045】
【実施例】以下、本発明の一実施例の半導体集積回路装
置であるフレームバッファメモリについて図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の一実施例のフレーム
バッファメモリの構成を示すブロック図である。
【0046】図1を参照して、フレームバッファメモリ
101は、コントローラ1、データバンクメモリ2、シ
リアルアクセスメモリ3a、3b、キャッシュメモリ
4、データトランスファーバッファ5、ダーティタグメ
モリ6、ビデオ出力切換回路7、演算部8を含む。デー
タバンクメモリ2は、たとえば、4つのDRAM部(ダ
イナミックランダムアクセスメモリ)2a〜2dを含
む。演算部8は、比較ユニット8a、画像処理ユニット
8bを含む。
【0047】コントローラ1には、制御信号入力端子C
Tを介して外部から各種制御信号が入力され、入力した
各種制御信号に応答して内部の各ブロックで使用される
所定の制御信号を出力する。
【0048】データバンクメモリ2は、4つのDRAM
部2a〜2dにより独立した4つのバンクで構成され、
スクリーン上に表わす画像データを記憶する。画像デー
タとしては、後述するように奥行座標Zまたはカラーデ
ータCが記憶される。4つのDRAM部2a〜2dはデ
ータバスDBを介してデータトランスバッファ5と接続
される。データバスDBは、キャッシュメモリ4の記憶
単位であるアドレスブロックに対応したバス幅を有す
る。また、DRAM部2a、2bは、データバスDBa
を介してシリアルアクセスメモリ3aと接続され、DR
AM部2c、2dはデータバスDBbを介してシリアル
アクセスメモリ3bと接続される。
【0049】シリアルアクセスメモリ3a、3bには、
ビデオクロック信号入力端子VCからビデオクロック信
号が入力される。シリアルアクセスメモリ3a、3b
は、DRAM部2a〜2dから出力された画像データを
ビデオクロック信号に応答してそれぞれビデオ出力切換
回路7へ出力する。
【0050】ビデオ出力切換回路7には、ビデオクロッ
ク信号入力端子VCからビデオクロック信号が入力さ
れ、ビデオ出力切換回路7は、入力したビデオクロック
信号に応答してシリアルアクセスメモリ3aおよび3b
から出力される画像データを交互にビデオ出力端子VO
へ出力する。出力される画像データはスクリーン上のス
キャンラインに従ったデータとなる。
【0051】データトランスファバッファ5は、キャッ
シュメモリ4およびダーティタグメモリ6と接続され
る。ダーティタグメモリ6はキャッシュメモリ4の書込
があったメモリセルを検出し、検出結果に応じた書込検
出信号をデータトランスバッファ5へ出力する。データ
トランスバッファ5は、書込検出信号に応答してキャッ
シュメモリ4の書込があったメモリセルのデータのみを
データバスDBを介してDRAM部2a〜2dへ出力す
る。
【0052】キャッシュメモリ4には、画像データ入力
端子DQ0〜DQ31から32ビットの画像データが入
力され、アドレス入力端子ADから6ビットのアドレス
信号が入力される。キャッシュメモリ4は読出動作、書
込動作、およびデータバンクメモリ2への書込/読出動
作を同時に実行可能なトリプルポートのSRAM(スタ
ティックランダムアクセスメモリ)から構成される。画
像データ入力端子DQ0〜DQ31に入力される画像デ
ータとしては、奥行座標Zおよび/またはカラーデータ
Cがあり、必要に応じて所定のデータが入力される。
【0053】演算部8には、画像データ入力端子DQ0
〜DQ31から画像データが入力され、キャッシュメモ
リ4から画像データが入力され、さらに、比較結果信号
入力端子PASS−INから後述する比較結果信号ZP
が入力される。比較ユニット8aは、データバンクメモ
リ2からデータバスDB、データトランスファゲート
5、キャッシュメモリ4を介して入力された現在スクリ
ーン上に映し出されている奥行座標Zと、画像データ入
力端子DQ0〜DQ31から入力されたこれから描画し
ようとする画像の奥行座標Zとを比較し、大小/一致の
判定を行なう。大小/一致の判定結果は比較結果信号Z
Pとして比較結果信号出力端子PASS−OUTから外
部へ出力される。画像処理ユニット8bは上記と同様に
データバンクメモリ2から出力される現在スクリーン上
に映し出されているカラーデータCと画像データ入力端
子Dから入力されたこれから描画しようとするカラーデ
ータCとの間でR/G/Bのカラーデータに関して所定
の演算を行なう。また、画像処理ユニット8bは、比較
結果信号入力端子PASS−INから入力される比較結
果信号ZPに応答してカラーデータの書換を実際に行な
うか否かを決定している。
【0054】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
を用いた画像データ処理システムであるグラフィック描
画システムについて図面を参照しながら説明する。図2
は、図1に示すフレームバッファメモリを用いた第1の
グラフィック描画システムの構成を示すブロック図であ
る。
【0055】図2を参照して、グラフィック描画システ
ムは、マウス110、ホストコンピュータ111、レン
ダリングコントローラ112、ジオメトリエンジン11
3、図1に示したフレームバッファメモリ114、RA
MDAC(ランダムアクセスメモリデジタルアナログコ
ンバータ)115、スクリーン116を含む。
【0056】図2に示すグラフィック描画システムは、
たとえば、自動車の設計に用いられるCAD(Comp
uter Aided Design)システムとして
用いられる。使用者がマウス110を操作すると、ホス
トコンピュータ111へ移動指令信号が入力される。ホ
ストコンピュータ111は、マウス110から入力した
移動指令信号に応じて、スクリーン116上の描画され
た自動車のカラー修飾を行なうためのカラー制御データ
をレンダリングコントローラ112へ出力するととも
に、位置制御データをジオメトリエンジン113へ出力
する。レンダリングコントローラ112は、入力したカ
ラー制御データに応じてカラーデータをフレームバッフ
ァメモリ114へ出力する。また、ジオメトリエンジン
113は入力した位置制御データに応じて奥行座標Zを
フレームバッファメモリ114へ入力する。フレームバ
ッファメモリ114は後述する所定の処理を行ない、カ
ラーデータをRAMDAC115へ出力する。RAMD
AC115は、R、G、Bデータのアナログ信号をスク
リーン116へ出力する。スクリーン116では、入力
したR、G、Bデータに応じて、描画している車の色お
よび位置を変更する。以上の動作により、マウス110
の指令に応じて、スクリーン116上の車の色および位
置を任意に変更することが可能となる。したがって、使
用者は、マウス110を操作しながら、車の設計作業を
行なうことが可能となる。
【0057】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
を用いた第2のグラフィック描画システムについて説明
する。図3は、図1に示すフレームバッファメモリを用
いた第2のグラフィック描画システムの構成を示すブロ
ック図である。
【0058】図3を参照して、グラフィック描画システ
ムは、画像データ処理装置120、スクリーン125を
含む。画像データ処理装置120は、レンダリングコン
トローラ121、フレームバッファメモリ122a〜1
22d、RAMDAC123を含む。RAMDAC12
3は、レジスタ126、127、セレクタ128を含
む。
【0059】レンダリングコントローラ121は、スク
リーン125上の画像を修飾するための画像データをフ
レームバッファ122a〜122dへそれぞれ出力す
る。フレームバッファ122a〜122dの各々は10
Mbitの記憶容量を有し、16bitの画像データを
14nsecのデータ転送速度でRAMDAC123へ
出力する。レジスタ126および127は、各フレーム
バッファ122a〜122dの各々に対応した4つのレ
ジスタ部分を有し、各フレームバッファメモリ122a
〜122dから出力された画像データを格納する。レジ
スタ126および127は、ビデオクロック信号VID
EC−CLKに同期して各レジスタ部に格納した画像デ
ータをセレクタ128に出力する。セレクタ128は、
入力した画像データをR、G、Bデータとしてそれぞれ
スクリーン125へ出力する。
【0060】通常、スクリーン125上の1画素が持つ
カラー情報は、8R、8G、8B、8α(fracti
on:透過率)で表せる32ビットのデータである。ま
た、ワークステーション等で使用されるスクリーンのサ
イズは、1280×1024画素であるから、スクリー
ン1面分のデータとして、1280×1024×32=
40Mbitの容量が必要となる。つまり、フレームバ
ッファ122a〜122dとして必要とされる記憶容量
は、40Mbitとなる。さらに、スクリーン上に高速
に画像データを描画するためには、ハードウェアの制約
上、1画素あたり32ビットのデータを7nsecごと
にフレームバッファメモリ122a〜122dから読出
し、読出したデータをスクリーンへ転送する必要があ
る。すなわち、フレームバッファメモリ122a〜12
2dに要求される仕様としては、40Mbitの記憶容
量を持ち、データ転送速度7nsec、出力ピン数32
ピンを持つ高速かつ多ビット構成のフレームバッファメ
モリが要求される。
【0061】一方、上記構成を1チップで達成しようと
すれば、現在の量産可能なMOSメモリデバイス技術で
は、せいぜい16Mbit−DRAM部世代の技術しか
ないため、製造することは不可能である。しかしなが
ら、図3に示すように、4つのフレームバッファメモリ
を並列に用いれば、各フレームバッファメモリが、記憶
容量10Mbit、データ転送速度14nsec、出力
ピン数16ピンの仕様を満たせば、上記構成を達成可能
である。したがって、この場合は、現在のMOSメモリ
デバイス技術で十分量産することが可能である。
【0062】つまり、図3に示すシステム構成を用い、
4個のフレームバッファメモリ122a〜122dの出
力を一旦受け、選択的に出力することにより、個々のフ
レームバッファメモリのデータ転送速度が倍となり、一
度に転送するデータ量も倍となる。したがって、図3に
示すシステムは、図4に示すシステムと等価となる。図
4は、図3に示すシステムと等価なグラフィック描画シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0063】図4を参照して、グラフィック描画システ
ムは、画像処理装置130、スクリーン134を含む。
画像処理装置130は、レンダリングコントローラ13
1、フレームバッファ132、RAMDAC133を含
む。
【0064】以上説明したように、図3に示すグラフィ
ック描画システムでは、4つのフレームバッファメモリ
122a〜122dを具備し、各フレームバッファメモ
リ122a〜122dの出力データをRAMDAC12
3内のレジスタ126、127へ一時格納し、セレクタ
128で選択的に各フレームバッファメモリ122a〜
122dの2倍のデータを2倍の転送速度でスクリーン
125へ出力している。したがって、フレームバッファ
122a〜122dから出力されるデータは、図4に示
すフレームバッファ132からデータ転送速度7nse
cで出力される32ビットのデータと等価となる。この
結果、図3に示すグラフィック描画システムでは、高速
に画像データを転送することができ、スクリーン125
上に高速に画像を描画することが可能となる。
【0065】上記の説明では、カラーデータ用のシステ
ムについて述べたが、カラーデータおよび奥行座標用に
用いる場合は、8個のフレームバッファメモリを用い
て、そのうち4個のフレームバッファメモリをカラーデ
ータ用に、他の4個のフレームバッファメモリを奥行座
標用に使用し、上記と同様に構成することができる。ま
た、フレームバッファメモリのデータ転送速度について
は、14nsec以下であれば同様の効果を得ることが
できる。
【0066】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
の出力用トランジスタについて説明する。従来、フレー
ムバッファ用として用いられるメモリは、標準DRAM
部をはじめ、ビデオRAM、シンクロナスDRAM部等
がある。これらのメモリは、すべて標準DRAM部をベ
ースにスペック化されているため、必ずしもフレームバ
ッファ用として最適化されていない。
【0067】たとえば、出力ピンに対するトランジスタ
サイズが最適化されておらず、通常、標準DRAM部
は、その出力をTTL(Transistor−Tra
nsistor Logic)、もしくは、LVTTL
(Low Voltage TTL)で受けることを前
提として出力電流を定義している。つまり、従来は、ビ
デオRAM、シンクロナスDRAM部のビデオ出力が1
6出力/14nsecをサポートしていなかったため、
ユーザ側がデバイスを並列に並べ、何らかのASIC
(Application Specific IC)
で、一旦、ビデオRAM、シンクロナスDRAM部の出
力を受け、その後、16出力/14nsecを満たす出
力信号を作り、RAMDACに入力していた。したがっ
て、ビデオRAM、シンクロナスDRAM部の出力電流
スペックとしては、標準DRAM部と同じく標準仕様、
すなわち、TTL、LVTTLとコンパチブルである必
要があった。
【0068】たとえば、電源電圧と接地電位の間に直列
に接続された2つのNMOSトランジスタを出力回路と
して用いた場合、電源電圧と接続されたトランジスタに
流れる電流をIOH、接地電位と接続されたトランジス
タに流れる電流をIOLとすると、IOH=−2mA、
IOL=4mA(電流は上記出力回路を含むメモリに向
かって流れる方向を+にしている)となる。これだけの
出力電流を満足するためには、およそ、ゲート幅W=6
00μmのトランジスタを必要とする。したがって、図
3に示すグラフィック描画システムに用いられるフレー
ムバッファメモリ122a〜122dのように、ワンチ
ップあたりのサイクルタイム14nsec、16出力ピ
ンを備えるフレームバッファメモリでは、上記のような
巨大なトランジスタを具備した場合、トランジスタがノ
イズの発生源となる。このため、フレームバッファ用の
メモリとしては、より小さなトランジスタサイズの出力
回路を用いる必要がある。
【0069】図5は、図3に示すフレームバッファメモ
リの出力部の構成を示す図である。図5を参照して、フ
レームバッファメモリ122は、NMOSトランジスタ
Q101,Q102〜Q131,Q132を含む。RA
MDAC123は、MOS入力部M1〜M16を含む。
【0070】トランジスタQ101およびQ102は直
列に接続され、電源電圧VCCと接地電位との間に接続さ
れる。トランジスタQ101およびQ102の接続点か
らフレームバッファメモリ122の出力信号1ビット分
が出力される。トランジスタQ101およびQ102の
接続点は所定の接続線を介してRAMDAC123のM
OS入力部M1と接続される。他のトランジスタQ10
3,Q104〜Q131,Q132も同様である。
【0071】トランジスタQ101,Q102〜Q13
1,Q132のゲート幅Wは、たとえば、210μmで
あり、このときトランジスタに流れる電流は、IOH=
−0.1mA、IOL=0.1mAとなる。したがっ
て、トランジスタQ101〜Q108のゲート幅が小さ
いため、トランジスタからノイズが発生されない。ま
た、トランジスタQ101〜Q102は高速に動作する
ので、RAMDAC123では、MOS入力でそのまま
出力信号を受けることができる。
【0072】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
のピン配置について説明する。図6は、図1に示すフレ
ームバッファメモリのピン配置を示す図である。
【0073】比較結果信号ZPが入力される比較結果信
号入力端子PASS−INは、図示左側部の中央部に位
置し、その反対側の右側部の中央部に比較結果信号ZP
を出力する比較結果信号出力端子PASS−OUTが配
置される。端子PASS−OUTの近傍にはフレームバ
ッファメモリ150の動作の基準となるクロック信号が
入力される端子CLKが配置される。また、16ビット
の画像データを出力するためのビデオ用出力端子VID
−Q0〜VID−Q15(図1に示すビデオ出力端子V
Oに相当)は、端子PASS−IN側に配置される。3
2ビットの画像データが入力されるデータ入力端子PA
−DQ0〜PADQ31は(図1に示すDQ0〜DQ3
1に相当)は、ビデオ用出力端子VID−Q0〜VID
−Q15が配置されるサイド以外のチップのサイドに配
置される。
【0074】まず、ビデオ用出力端子VID−Q0〜V
ID−Q15と画像データ入力端子PA−DQ0〜PA
−DQ31の配置の効果について説明する。ビデオ用出
力端子VID−Q0〜VID−Q15から出力される信
号は、ビデオ出力の基準クロックとなるビデオクロック
信号に同期して出力される。ビデオクロック信号は、端
子VID−CLKから入力され、70MHzの信号であ
る。一方、画像データ入力端子PA−DQ0〜PA−D
Q31から入力される画像データは、フレームバッファ
メモリ150のシステムクロックとなるクロック信号に
同期して装置内部へ入力される。このクロック信号は、
端子CLKから入力され、100MHzの信号である。
したがって、ビデオ用出力信号と画像データ入力信号と
は、異なるクロック信号に同期して出力または入力され
るため、ビデオ用出力端子VID−Q0〜VID−Q1
5と画像データ入力端子PA−DQ0〜PA−DQ31
とが近傍に配置された場合、両方の信号が互いに干渉
し、ノイズを発生する場合がある。したがって、本実施
例では、図6に示すようにビデオ用出力端子VID−Q
0〜VID−Q15と画像データ入力端子PA−DQ0
〜PA−DQ31とを配置することにより、両者の距離
が広がり、互いにノイズの干渉を受けにくいという効果
がある。
【0075】次に、比較結果信号入力端子PASS−I
N、比較結果信号出力端子PASS−OUT、システム
クロック入力端子CLKの配置の効果について説明す
る。図7は、比較結果信号入力端子、比較結果信号出力
端子、およびシステムクロック入力端子の配置の効果を
説明するための図である。
【0076】図7を参照して、フレームバッファメモリ
101は、奥行座標用に用いられるフレームバッファメ
モリで、図1に示した構成になっている。フレームバッ
ファメモリ102はカラーデータ用に用いられるフレー
ムバッファメモリで、図1に示した構成になっている。
フレームバッファメモリ101および102のシステム
クロック入力端子CLKには、クロックジェネレータ1
04からシステムクロック信号CLK1、CLK2がそ
れぞれ入力される。図7では、クロックジェネレータ1
04から出力されるシステムクロックは同一のシステム
クロック信号であるが、転送路による遅延の影響を明確
にするため、フレームバッファメモリ101に入力され
るシステムクロックをシステムクロックCLK1で示
し、フレームバッファメモリ102に入力されるシステ
ムクロックをシステムクロックCLK2で示している。
【0077】フレームバッファメモリ101および10
2は、それぞれ、レジスタR101、R102(図1で
は、レジスタR101,R102の図示を省略してい
る。)を含む。レジスタR101は、比較結果信号ZP
を格納し、システムクロックCLK1に応じて比較結果
信号出力端子PASS−OUTを介してフレームバッフ
ァメモリ102の比較結果信号入力端子PASS−IN
へ出力する。レジスタR102は、システムクロックC
LK2に応じて入力した比較結果信号ZPを出力する。
【0078】上記の構成により、フレームバッファメモ
リ101では、システムクロック信号CLK1に応答し
て、端子PASS−OUTから比較結果信号ZPが出力
されるまでにアクセスタイムtCQが必要となり、フレ
ームバッファメモリ102では、端子PASS−INに
比較結果信号ZPが入力されてからシステムクロック信
号CLK2が立上るまでのセットアップタイムtSUが
必要となる。また、各伝送路では、比較結果信号ZPが
ディレイタイムtDPだけ遅延され、システムクロック
信号CLK2がディレイタイムtDCだけ遅延されてい
る。
【0079】次に、上記のように構成されたシステムの
動作について説明する。図8は、図7に示すシステムの
動作を説明するためのタイミングチャートである。図8
を参照して、システムクロックCLK1が立上ると、ア
クセスタイムtCQだけ経過した後、端子PASS−O
UTから比較結果信号ZPが出力される。次に、比較結
果信号ZPは、さらにディレイタイムtDPだけ遅延さ
れ、端子PASS−INへ入力する。一方、システムク
ロックCLK2は、システムクロックCLK1よりディ
レイタイムtDCだけ遅延して立上る。したがって、セ
ットアップタイムtSUは図8に示すようになる。
【0080】上記の構成により、システムクロックCL
K1が入力される端子CLKと端子PASS−OUTと
は近傍に配置されるため、アクセスタイムtCQは、非
常に短くなり、アクセスタイムの高速化を実現すること
ができる。また、端子PASS−INを端子PASS−
OUTおよび端子CLKと反対側に配置しているので、
端子PASS−OUTと端子PASS−INを短い距離
で接続することができ、ディレイタイムtDPを小さく
することが可能となる。また、端子CLKと端子PAS
S−INとの距離が離れているため、システムクロック
信号CLK2がレジスタR102まで伝達されるまでに
遅延され、セットアップ時間tSUをさらに大きくし、
余裕を持たせることが可能となる。
【0081】次に、図8に示す端子PASS−OUTか
ら出力される比較結果信号ZPの作成過程について説明
する。図9は、比較結果信号ZPの作成過程を説明する
ためのタイミングチャートである。
【0082】図7に示すフレームバッファメモリ101
には、図1を用いて説明した画素処理ユニット8bが具
備されており、画素処理ユニット8bにより7ステージ
のパイプライン処理が行なわれる。図9は、画素処理ユ
ニットにおけるパイプライン処理を示した図であり、つ
まり、第1ステージでは、SRAMであるキャッシュメ
モリ4へのデータ書込、第2ステージでは、データの入
力、第3〜第5ステージでは各オペレーションが実行さ
れ、比較結果信号ZPは、6番目のステージにおいて順
次作成される。
【0083】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
101(102)を用いた第3のグラフィック描画シス
テムについて図10を参照しながら説明する。図10
は、図1に示すフレームバッファメモリ101(10
2)を用いた第3グラフィック描画システムの構成を示
すブロック図である。
【0084】図10を参照して、グラフィック描画シス
テムは、コントローラ100、フレームバッファメモリ
101、102、RAMDAC103を含む。
【0085】コントローラ100には奥行座標Zおよび
カラーデータCが入力される。コントローラ100は、
奥行座標Zをフレームバッファメモリ101へ出力し、
カラーデータCをフレームバッファメモリ102へ出力
する。
【0086】フレームバッファメモリ101および10
2は、図1に示すフレームバッファメモリが使用され
る。つまり、同じ構成をしたフレームバッファメモリを
奥行座標用およびカラーデータ用に使い分けている。フ
レームバッファメモリ101は、画像データ入力端子D
を介して奥行座標Zが入力される。フレームバッファメ
モリ101は、前述のZ−Buffer法により奥行座
標Zを比較する。つまり、フレームバッファメモリ10
1内のデータバンクメモリ2に記憶されている奥行座標
Zと画像データ入力端子Dから入力される奥行座標Zと
を比較ユニット8aで比較し、比較結果信号出力端子P
ASS−OUTを介して両奥行座標Zの大小関係すなわ
ち大小/一致を示す比較結果信号ZPをフレームバッフ
ァメモリ102へ出力する。フレームバッファメモリ1
02は、比較結果信号入力端子PASS−INを介して
入力した比較結果信号ZPに応じてデータバンクメモリ
2に記憶されているカラーデータCを書換えるか否かを
決定する。
【0087】上記のように、奥行座標用のフレームバッ
ファメモリ101は、奥行座標Zの大小/一致判定結果
を比較結果信号出力端子PASS−OUTからチップ外
部へ出力し、出力された比較結果信号をカラーデータ用
のフレームバッファメモリ102が比較結果信号入力端
子PASS−INを介して受取り、比較結果がフェール
(新たに入力された奥行座標Zがデータバンクメモリ2
に記憶されている奥行座標Zより奥に位置することを示
す)であればRGBデータの書換を禁止する。したがっ
て、上記の様にフレームバッファメモリは、比較結果信
号入力端子PASS−INおよび比較結果信号出力端子
PASS−OUTをそれぞれ具備しており、1種類のフ
レームバッファメモリを奥行座標用としてもカラーデー
タ用としても使用することが可能となる。
【0088】また、奥行座標Z用の比較ユニット8aお
よびカラーデータC用の画像処理ユニット8bがチップ
内部に内蔵されているため、データバンクメモリ2に記
憶されている現在スクリーン上の描画されている画像の
奥行座標ZまたはカラーデータCをチップ外部に出力す
ることは不要となる。したがって、図28に示す従来の
VRAMを用いたグラフィック描画システムでは、リー
ド、モデファイライトの計2つのミスコストであるのに
対し、上記フレームバッファメモリを用いたグラフィッ
ク描画システムではライトオンリーの1回のミスコスト
になり、フレームバッファメモリへのアクセス時間が短
縮され、高速に画像データを書換え、描画レートを向上
させることが可能となる。
【0089】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
101のキャッシュメモリ4について詳細に説明する。
図11は、図1に示すキャッシュメモリの構成を示すブ
ロック図である。
【0090】図11を参照して、キャッシュメモリ4
は、キャッシュメモリ部40、切換回路41、セレクタ
42、キャッシュ読出用デコーダ43、キャッシュ書込
用デコーダ44、レジスタR45を含む。キャッシュメ
モリ部40は、画像データが記憶される単位となる8つ
のアドレスブロックCAB1〜CAB8を含む。
【0091】データバンクメモリ2から読出されたデー
タはキャッシュメモリ部40の所定のアドレスブロック
CAB1〜CAB8へ記憶される。アドレスブロックC
AB1〜CAB8に記憶されたオールドカラーデータC
OはレジスタR45を介して画像処理ユニット8bへ入
力される。
【0092】画像処理ユニット8bは、ブレンド処理を
実行する複数のレジスタR81〜R8nを含む。画像処
理ユニット8bには、上記のように画像データ入力端子
DQ0〜DQ31から新たなカラーデータCが入力され
る。画像処理ユニット8bにおいて、オールドカラーデ
ータCOおよびニューカラーデータCはブレンドされた
後、キャッシュメモリ部40へ出力され、再び読出され
たアドレスと同一のアドレスを有するアドレスブロック
CAB1〜CAB8へ戻される。たとえば、アドレスブ
ロックCAB1から読出されたデータは再びアドレスブ
ロックCAB1へ戻され、アドレスブロックCAB2か
ら読出されたデータは再びアドレスブロックCAB2へ
戻される。上記のブレンディング動作はその目的がスク
リーン上の描画であるので当然のことである。
【0093】しかしながら、たとえば、あるアドレスブ
ロックに書込を行なったカラーデータと全く同じカラー
データを他のアドレスブロックにも記憶させたいとき、
再び、データバンクメモリ2からデータバスDBを介し
てキャッシュメモリ4に読込み、前述のブレンド動作と
同じ経路をたどってキャッシュメモリ部40へ戻したの
では非常に無駄が多い。したがって、図11に示すキャ
ッシュメモリでは、所定のアドレスブロックに記憶され
たデータを任意のアドレスブロックにコピーすることが
可能な構成となっている。
【0094】通常、キャッシュメモリの書込用アドレス
は読出用アドレスと等しく、セレクタ42によりアドレ
ス入力端子ADから入力されたアドレス信号がキャッシ
ュ書込用デコーダ44へ入力される。キャッシュ書込用
デコーダ44は、入力したアドレス信号に応答して所定
のアドレスブロックにデータを書込むようキャッシュメ
モリ部40を制御する。
【0095】一方、コピーモード時には、切換回路41
から出力される切換信号に応答してセレクタ42が画像
データ入力端子DQ0〜DQ31側を選択する。したが
って、書込アドレス信号を画像データ入力端子DQ0〜
DQ31から入力することにより、セレクタ42は、入
力した書込アドレス信号をキャッシュ書込用デコーダ4
4へ出力する。キャッシュ書込用デコーダ44は、画像
データ入力端子DQ0〜DQ31から入力された書込ア
ドレス信号に応答して所定のアドレスブロックへデータ
を書込むようキャッシュメモリ部40を制御する。上記
の動作により、たとえば、アドレスブロックCAB1か
ら読出されたデータをアドレスブロックCAB1へ戻す
だけでなく、アドレスブロックCAB2、CAB3、C
AB4、…へとコピーすることが可能である。この場
合、データバンクメモリ2へのミスコストは発生せず、
キャッシュメモリ4内部でライト動作を繰り返すだけで
コピーすることができる。
【0096】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
101の画像処理ユニット8bについてさらに詳細に説
明する。図12は、図1に示す画像処理ユニット8bの
具体的な構成を示すブロック図である。
【0097】図12を参照して、画像処理ユニット8b
は、演算部81、ブレンド回路82、セレクタ83を含
む。
【0098】演算部81には、データバンクメモリ2か
ら読出されたオールドカラーデータCOおよびデータ入
力端子DQ0〜DQ31から入力されたニューカラーデ
ータCが入力される。演算部81は、入力したオールド
カラーデータCOおよびニューカラーデータCに所定の
論理演算処理を施し、ブレンド回路82へ出力する。ブ
レンド回路82では、所定のブレンド処理を行ない、ブ
レンドされたカラーデータをセレクタ83へ出力する。
セレクタ83には、さらに、オールドカラーデータCO
および比較結果信号入力端子PASS−INから入力さ
れた比較結果信号ZPが入力される。セレクタ83は、
比較結果信号ZPに応じて、入力したオールドカラーデ
ータCOまたはブレンドされたカラーデータのうち一方
を選択してカラーデータCBとして出力する。上記の動
作により、画像処理ユニット8bでは、比較結果信号Z
Pに応答して、カラーデータの書換動作を行なうことが
可能となる。
【0099】次に、図1に示すフレームバッファメモリ
101を用いてページ分割された領域にトライアングル
を描画する方法について説明する。図13および図14
は、図1に示すフレームバッファメモリ101を用いて
ページ分割された領域にトライアングルを描画する例を
説明するための第1および第2の図である。
【0100】描画レートを向上させる方法としては、直
接DRAM部2a〜2dへの書込スピードを上げること
が有効であるが、現在の技術では、ページモード書込で
およそ30nsの時間を要し、また、ページミスが発生
すればたちまちRASアクセス時間分約100nsのミ
スコストが発生してしまう。したがって、書込スピード
を向上することはできないため、本実施例では、DRA
M部2a〜2dにおいて活性化されるページの形状を従
来の1行複数列の構成から複数行複数列の構成に変更し
ている。
【0101】たとえば、図13に示すようにデータバン
クメモリ2のページモードでのページの形状を多数行多
数列からなるブロックB1〜B16にした場合、トライ
アングルTを書込む場合、ページミスは8回(ブロック
B5〜B7,B10〜B12,B14,B15)とな
る。これは、図29に示した従来のページ形状である1
行多数列の構成(L1〜L16)に比べ(この場合には
13回)5回のページミスが削減できる。
【0102】また、たとえば、ページモードの書込単位
を図14に示すように4行×8列のレクタングルブロッ
ク状にすれば、ブロックB20、B22、B23、B2
4、B25の5回のページモードライトでトライアング
ルTを書込むことが可能となる。一方、図30に示す従
来のVRAMでは、44回のページモードライトが必要
となり、39回のページモードライトが削減される。
【0103】次に、上記のフレームバッファメモリにお
いて、データバンクメモリ、キャッシュメモリ、シリア
ルアクセスメモリの記録領域の対応関係について説明す
る。図15は、図1に示すフレームバッファメモリにお
いて、データバンクメモリ2、キャッシュメモリ4、シ
リアルアクセスメモリ5の記録領域の対応関係を説明す
る図である。
【0104】まず、データバンクメモリ2とキャッシュ
メモリ4との関係について説明する。図15を参照し
て、データバンクメモリ2は、N行M列の記録領域を持
つ。N行M列の記録領域がスクリーン1面に対応する。
キャッシュメモリ4とデータバンクメモリ2との間で書
込/読出動作を行なう第1のページモードの場合は、デ
ータバンクメモリ2は、n行m列のページサイズを持
つ。たとえば、データブロックDB11の形状が活性化
される。データバンクメモリ2の記録領域は、行方向
(図の横方向)にy分割され、列方向(図の縦方向)に
x分割され、各データブロックDB11、…、DB1
y、…、DBx1、…、DBxyがページモードの際活
性化される。ここで、ページの活性化とは、データバン
クメモリ2内のDRAM部2a〜2dのメモリセルのデ
ータをセンスアンプに読出して外部との書込を可能にす
ることをいう。この場合は、キャッシュメモリ4との書
込/読出動作を可能にすることを指す。データブロック
DB11は、たとえば、40分割され、i行j列の記録
領域の8つの集合体を1つの単位としてキャッシュメモ
リ4とのデータ転送を行なう。たとえば、ページモード
の書込単位を4行×8列×8プレーンのレクタングルブ
ロックとした場合、256ビットのデータを転送するた
め、データバスDBは256ビットのバス幅を有してい
る。一方、キャッシュメモリ4の各アドレスブロックC
AB1〜CAB2は、i行j列kプレーンの記録領域を
有している。したがって、キャッシュメモリ4とデータ
バンクメモリ2との間で書込/読出を行なう場合、n行
m列のページ形状が活性化され、ページモードの書込単
位をi行j列kプレーンのレクタングルブロックとした
場合そのレクタングルブロックを単位として直接データ
転送を行なうことができ、データ転送の高効率化を実現
することが可能となる。
【0105】次に、データバンクメモリ2からシリアル
アクセスメモリ3へデータを転送する際の動作について
説明する。シリアルアクセスメモリ3は、フレームバッ
ファメモリから出力される画像データを表示するCRT
が1行単位でスクリーンを順次走査できるように、スク
リーン1行分の記録領域つまり1行M列の記録領域を有
している。したがって、上記のようにn行m列のページ
形状を活性化させても、そのうち1行分のデータしか必
要としないため無駄に電力を消費するとともにアクセス
時間も長くなる。このため、本実施例のデータバンクメ
モリ2では、データバンクメモリ2からシリアルアクセ
スメモリ3へデータを転送する際、データバンクメモリ
2の1行M列のページ形状を活性化させる第2のページ
モードを有する。したがって、活性化させたページ形状
は、シリアルアクセスメモリ3の記憶領域の形状に適合
し、無駄なデータを転送することがなく、高効率でデー
タ転送を行なうことが可能となる。
【0106】次に、データバンクメモリ2の構成につい
て詳細に説明する。図16は、図1に示すデータバンク
メモリ2の構成を示すブロック図である。
【0107】図16を参照して、データバンクメモリ2
は、複数のブロックBL1〜BLyを含む。各ブロック
BL1〜BLyは、メモリセルアレイMA1〜MAn、
センスアンプSA1〜SAnを含む。シリアルアクセス
メモリ3は、複数のシリアルアクセスメモリブロックS
AMB1〜SAMByを含む。
【0108】メモリセルアレイMA1は、x本の行選択
線WL1〜WLxを含む。メモリセルアレイMA1は、
x行m列の記憶領域を持つメモリセルアレイである。他
のメモリセルアレイMA2〜MAxも同様である。ま
た、たとえば、各メモリセルアレイ内の行選択線WL1
が図15に示すデータブロックDB11を構成してい
る。センスアンプSA1は、選択された行選択線のメモ
リセルのデータを増幅し、データバスへ出力する。他の
センスアンプSA2〜SAxも同様である。データバス
DB1は、センスアンプSA1〜SAxのうち1つを選
択してシリアルアクセスメモリブロックSAMB1へ出
力する。他のデータバスDB2〜DByも同様である。
シリアルアクセスメモリブロックSAMB1は、メモリ
セルアレイMA1〜MAnから読出される1行分のデー
タに対応して、1行m列の記憶領域を有している。他の
ブロックBL2〜BLyについても同様である。
【0109】次に、スクリーン上でのデータバンクメモ
リのデータ対応関係について説明する。図17は、スク
リーン上でのデータバンクメモリのデータの態様を説明
する図である。
【0110】図17を参照して、図16に示す各ブロッ
クBL1〜BLyがスクリーン上では、N(=n×x)
行m列の長方形に対応している。つまり、各ブロックB
L1〜BLyが列方向に展開され、全体としてN列M
(=m×y)行の画面となっている。キャッシュメモリ
4への書込/読出時の動作は以下のようになる。データ
バンクメモリ2からキャッシュメモリ4へデータを読出
す第1のページモードにおいて、ブロックBL1〜BL
yのうち所定のブロックに含まれるメモリセルアレイM
A1〜MAnのすべてのメモリセルアレイに含まれる所
定の行選択線WLが活性化される。たとえば、ブロック
BL1内のメモリセルアレイMA1〜MAn内のn本の
行選択線WL1および対応するセンスアンプSA1〜S
Anが活性化され、データバスDB1を介してセンスア
ンプSA1〜SAnから対応するデータが伝送される。
この場合伝送されるデータは、スクリーン上では左上側
のn行m列の長方形に対応する。スクリーン上の各領域
も上記と同様である。以上の動作により、スクリーン上
の所定の領域に対応するデータがキャッシュメモリ4へ
転送される。
【0111】次に、スクリーン上でのシリアルアクセス
メモリのデータの対応について説明する。図18は、ス
クリーン上でのシリアルアクセスメモリのデータの対応
を説明する図である。
【0112】データバンクメモリ2からシリアルアクセ
スメモリ3へデータを読出す第2のページモードの場
合、スクリーン上の特定の1行に対応するページ形状を
活性化する。たとえば、スクリーン上の最上行をシリア
ルアクセスメモリ3から読出す場合を考えてみる。スク
リーン上の最上行に対応するデータバンクメモリ2内の
データはブロックBL1〜BLyの各メモリセルアレイ
MA1内の行選択線WL1によって選択されるメモリセ
ルに記憶されている。したがって、データバンクメモリ
2からシリアルアクセスメモリ3への読出動作では、ブ
ロックBL1〜BLy内のメモリセルアレイMA1内の
ワード線WL1を活性化させ、各センスアンプSA1に
読出されたデータを各々対応するシリアルアクセスメモ
リブロックSAMB1〜SAMByにデータバスを介し
て読出せばよい。このとき、キャッシュメモリ4とのア
クセスと異なり、各ブロックBL1〜BLy内のメモリ
セルアレイMA2〜MAxは活性化しないため、余分な
消費電流を抑えることができる。
【0113】上記のように、キャッシュメモリ4からデ
ータバンクメモリ2へアクセスする場合とシリアルアク
セスメモリ3からデータバンクメモリ2へアクセスする
場合とでは、行選択線の選択方法を変えることにより、
キャッシュメモリ4およびシリアルアクセスメモリ3の
各々のメモリ構成に最適なページ形状を活性化させるこ
とが可能となる。この結果、読出/書込時のページミス
によるデータ転送の効率の低下を抑え、不要な行選択線
およびセンスアンプを活性化しないことにより、各動作
時の消費電流を低減することが可能となる。
【0114】以上のように、本実施例では、i行j列k
プレーンのメモリブロックを含むキャッシュメモリ4と
の書込/読出時にはデータバンクメモリ2のページ形状
をn行m列とし、1行m列のメモリブロックを含むシリ
アルアクセスメモリ3への読出時には、1行M列のペー
ジ形状にする。したがって、読出/書込先のメモリセル
の構成に合わせてデータバンクメモリのページ形状を最
適になるように変更することができるので、異なるメモ
リに対して読出/書込動作を高効率で行なうことがで
き、高速に画像データを書換え、描画レートを向上させ
ることが可能となる。なお、上記実施例では、キャッシ
ュメモリ4のメモリブロックをi行j列kプレーンの3
次元的なブロックとして説明したが、2次元的なブロッ
クでも同様に本発明を適用できる。
【0115】次に、データバンクメモリ2の構成につい
てさらに具体的に説明する。図19は、図1に示すデー
タバンクメモリ2内のDRAM2a〜2bの一部の構成
を示すブロック図である。
【0116】図19を参照して、データバンクメモリ2
は、メモリセルアレイMA11〜MA44、サブロウデ
コーダ(SD)SRD11〜SRD44、メインロウデ
コーダMRD1〜MRD4、センスアンプSA11〜S
A44を含む。シリアルアクセスメモリ3は、複数のシ
リアルアクセスメモリブロック(SAM)SB11〜S
B44を含む。
【0117】第1のページモードにおいて、たとえば、
メインデコーダMRD1から活性化信号が出力され、さ
らに、サブロウデコーダSRD11から活性化信号が出
力され、行選択線WL11が活性化される。したがっ
て、アドレスX=0、Y=0〜79のデータが読出可能
な状態となる。以降同様に、メインロウデコーダMRD
2〜MRD4およびサブロウデコーダSRD21、SR
D31、SRD41がそれぞれ活性化信号を出力し、行
選択線WL21、WL31、WL41がそれぞれ活性化
される。したがって、第1のページモードでは、4×8
0=320ビットのレクテングル上のページが活性化さ
れる。実際のデータバンクメモリ2では、図20に示す
各ブロックの4倍のブロックが含まれているので、第1
のページモードでは、16×80=1280ビットのレ
クテングル上のページが活性化される。この結果、横1
280画素、縦1024画素から構成されるスクリーン
を横方向に7分割、縦方向に32分割した領域に対応す
るデータバンクメモリの記憶領域が活性化される。
【0118】次に、第2のページモードについて説明す
る。図20は、第2のページモードを説明するための図
である。
【0119】図20を参照して、第2のページモードで
は、たとえば、メインロウデコーダMRD1が活性化信
号を出力し、かつ、サブロウデコーダSRD11〜SR
D14がそれぞれ活性化信号を出力する。したがって、
行選択線WL11〜WL14が活性化され、データの読
出可能な状態となる。この結果、1行320列のライン
状のページ形状が活性化される。また、上記と同様に、
図20に示す各ブロックの4倍のブロックがデータバン
クメモリには具備されているので、最終的に活性化され
るページの形状は、1行1280列のライン状のページ
が活性化される。この形状は、横1280画素、縦10
24画素から構成されるスクリーンの1ライン分のデー
タとなり、シリアルアクセスメモリブロックSB11〜
SB14に格納される。
【0120】以上のように、第1のページモードでは、
16行80列のレクテングル上のページ形状が活性化さ
れ、キャッシュメモリ4とデータバンクメモリ2とでデ
ータ転送を行なう際のアクセス回数を削減することがで
きる。また、第2のページモードにおいて、1行128
0列のライン上のページ形状が活性化されるため、シリ
アルアクセスメモリ3の記憶領域の形状に適合し、無駄
なデータを転送することがなく、高効率でデータを転送
することが可能となる。
【0121】次に、図19および図20に示すメインロ
ウデコーダおよびサブロウデコーダの構成について説明
する。図21は、図19および図20に示すメインロウ
デコーダMRDおよびサブロウデコーダSRDa…の構
成を示す図である。図21では、説明を容易にするた
め、2つのサブデコーダのみを示しているが、図19お
よび図20に示すように4つのサブロウデコーダSRD
11〜SRD14等を用いる場合も同様に構成される。
【0122】図21を参照して、メインロウデコーダM
RDは、NMOSトランジスタQ111〜Q113、イ
ンバータG101を含む。トランジスタQ111とQ1
13は直列に接続され、接地電位と電源電圧VCCの間に
接続される。インバータG101はトランジスタQ11
3のゲートと接続される。トランジスタQ112のゲー
トにはトランジスタQ111が接続される。
【0123】サブロウデコーダSRDaは、NMOSト
ランジスタQ114〜Q116を含む。トランジスタQ
115とQ116とは直列に接続され、接地電位とメイ
ンロウデコーダMRDの出力線との間に接続される。ト
ランジスタQ115のゲートは、トランジスタQ114
を介してイネーブル信号ENAを受ける。また、トラン
ジスタQ116のゲートは、イネーブル信号ENAと相
補なイネーブル信号/ENAを受ける。トランジスタQ
115とQ116との接続点はワード線WLと接続され
る。サブロウデコーダSRDbもサブロウデコーダSR
Daと同様の構成である。
【0124】上記の構成により、メインロウデコーダM
RDに制御信号が“H”の状態で入力されると、トラン
ジスタQ112がオンし、メインロウデコーダMRD
は、電源電圧VCCレベルの活性化信号をサブロウデコー
ダSRDaおよびSRDbへ出力する。したがって、サ
ブロウデコーダSRDaに“H”レベルのイネーブル信
号ENAが入力されると、トランジスタQ115がオン
し、行選択線WLが活性化される。以上のように、メイ
ンロウデコーダMRDから出力される活性化信号とサブ
ロウデコーダSRDaから出力される活性化信号とのア
ンドをとることにより、メモリセルアレイ内の所定のワ
ード線のみを活性化することができる。したがって、1
つのメインロウデコーダMRDと接続される複数のサブ
ロウデコーダSRDa…のうち所定のサブロウデコーダ
のみを活性化させることにより、ライン状のページを活
性化したり、レクテングル状のページを活性化したりす
ることが可能となる。つまり、第1のぺージモードでは
同じイネーブル信号ENA,/ENAがサブロウデコー
ダSRDa,SRDbへ入力され、第2のページモード
では異なるイネーブル信号ENA,/ENAが入力さ
れ、所望の形状でページを活性化することができる。
【0125】次に、図1に示すダーティタグメモリ6に
ついて説明する。上記のように、キャッシュメモリ4と
データバンクメモリ2とのデータ転送の際、ページモー
ドの書込単位をたとえば4行8列8プレーンのレクタン
グルブロックとし、データバスDBのバス幅を256ビ
ットとした場合、ページモード書込時に消費する電力が
従来のVRAMに比べて約10倍以上となってしまい、
チップの許容電力と併せて考えると結局描画レートを向
上することができない。しかしながら、本実施例では、
以下に説明するダーティタグメモリ6を用い、消費電力
の低下を図っている。
【0126】たとえば、図14に示すトライアングルT
では、4行8列(計32バイト)のレクタングルブロッ
ク中で実際に書込を行なわなければならないバイトは、
ブロックB20では5バイト、ブロックB21では0バ
イト、ブロックB22では16バイトとなる。したがっ
て、実際に書込の起こったバイトのみデータバンクメモ
リ2への書込動作を行なうようにデータトランスバッフ
ァ5を制御すれば、ページモードライト時の消費電力を
必要最小限に抑えることが可能となる。以下、ダーティ
タグメモリ6を用いて実際に書込の起こったバイトを検
出する方法について説明する。図22は、図1に示すダ
ーティタグメモリの動作を説明するブロック図である。
【0127】図22を参照して、キャッシュメモリ4へ
データが書込まれる場合、キャッシュメモリ4の書込デ
ータ線CWDおよびダータィタグメモリ6の書込データ
線DWDを介して同時に各メモリへデータが書込まれ
る。したがって、キャッシュメモリ4の各アドレスブロ
ックにデータが書込まれると(図22中の黒四角がデー
タが書込まれたメモリセルを示す)、対応するダーティ
タグメモリ6のアドレスブロックのメモリセルにも同様
にデータが書込まれる(図22中の黒四角がデータが書
込まれたメモリセルを示す)。ここで、図22では、キ
ャッシュメモリ4の1つのアドレスブロックである4行
8列の8プレーンに対してダーティタグメモリ6の1つ
のアドレスブロックである4行8列の1プレーンが対応
する。これは、キャッシュメモリ4に書込まれるR、
G、Bデータは、1画素に対し各データが8ビットで表
わされるため、1画素が書換えられた場合、必ず1つの
データが書換えられ、8ビット分すべてのデータが書換
えられるためである。
【0128】キャッシュメモリ4からデータ線CRDを
介して図1に示すデータトラレスファバッファ5内に具
備される書込バッファ50へデータが読出される際、対
応するダータィタグメモリ6のデータがデータ線DRD
を介して書込バッファ5へ読出される。書込バッファ5
では、書込信号発生回路60が出力するライトイネーブ
ル信号に応答して、書込バッファ5は、キャッシュメモ
リ4から読出されたデータのうち、ダーティタグメモリ
6から読出されたデータが所定の値、たとえば、“1”
である場合にのみキャッシュメモリ4から読出されたデ
ータを転送する。
【0129】次に、図1に示すダーティタグメモリ6の
構成についてさらに詳細に説明する。図23は、図1に
示すダーティタグメモリ6周辺の構成を示す回路図であ
る。図23では、ダーティタグメモリ6の動作を説明す
るため、各回路の一部のみを表示している。
【0130】図23を参照して、キャッシュメモリ4
は、NMOSトランジスタQ1〜Q16、インバータG
1〜G12を含む。トランジスタQ1は、読出ビット線
CWBおよびインバータG1およびG2と接続される。
インバータG1およびインバータG2はインバータG3
と接続される。インバータG1〜G3により1つのメモ
リセルが構成される、インバータG3はトランジスタQ
3およびQ4と接続される。トランジスタQ3は読出ビ
ット線CRDと接続される。トランジスタQ2はインバ
ータG1およびG2と接続される。トランジスタQ1の
ゲートは書込ワード線CWWと接続される。トランジス
タQ3のゲートは読出ワード線CRWと接続される。以
下、その他のトランジスタQ5〜Q16およびインバー
タG4〜G12も同様である。
【0131】ダーティタグメモリ6は、ANDゲートG
67、G68、NMOSトランジスタQ61〜Q68、
インバータG61〜G66を含む。トランジスタQ61
は書込ビット線DWBおよびインバータG61およびG
62と接続される。インバータG61およびG62はイ
ンバータG63と接続される。インバータG63はトラ
ンジスタQ63およびQ64と接続される。トランジス
タQ63は読出データ線DRDと接続される。トランジ
スタトランジスタQ62はインバータG61およびG6
2と接続される。トランジスタQ61のゲートは書込ワ
ード線CWWと接続される。トランジスタQ63のゲー
トは読出ワード線CRWと接続される。
【0132】上記の構成により、書込ワード線CWWは
キャッシュメモリ4とダーティタグメモリで共用されて
いるので、キャッシュメモリ4の所定のメモリセルに
“0”または“1”のデータが書込まれると、対応する
ダーティタグメモリ6のメモリセルに“1”のデータを
書込むことが可能となる。したがって、ダーティタグメ
モリ6のメモリセルのデータが“1”の場合は対応する
キャッシュメモリ4のメモリセルにデータが書込まれた
ことになり、ダータィタグメモリ6のデータを検出する
ことによりキャッシュメモリ4の書込が行なわれたメモ
リセルを検出することが可能となる。
【0133】一方、ANDゲートG67には、ダーティ
タグメモリ6の読出データ線DRDの信号およびライト
イネーブル信号(WE)61が入力される。インバータ
G67は、ライトイネーブル61信号が“1”であり、
かつ、読出データ線DRDのデータが“1”のときにの
み“1”のデータを書込バッファ51へ出力する。AN
DゲートG68も同様である。
【0134】書込バッファ51は、ANDゲートG5
1、G52、インバータG53を含む。各書込バッファ
51、52は、キャッシュメモリ4の1列に対応して設
けられる。ANDゲートG51およびインバータG53
は読出データ線CRTを介してトランジスタQ7と接続
される。インバータG53はANDゲートG52と接続
される。ANDゲートG51およびG52はANDゲー
トG67と接続される。上記構成により、ANDゲート
G67が“1”のデータを出力した場合、書込バッファ
51が駆動し、トランジスタQ7を介して入力されたデ
ータがANDゲートG51またはG51から出力され、
データバスDBへ伝送される。その他の場合は書込バッ
ファ51は駆動せず、データバスDBへデータは伝送さ
れない。書込バッファ52についても上記と同様であ
る。
【0135】上記の動作により、キャッシュメモリ4の
メモリセルにデータが書込まれた場合、対応するダーテ
ィタグメモリ6のメモリセルに“1”のデータが書込ま
れ、書込バッファ51は、ダーティタグメモリ6のメモ
リセルのデータが“1”の場合にのみ駆動し、書込が行
なわれたキャッシュメモリ4のメモリセルのデータのみ
をデータバスDBへ出力する。したがって、書込が行な
われていないキャッシュメモリ4のデータはデータバス
DBへ出力されず、ページモードライト時に消費電力を
必要最小限に抑えることが可能となる。
【0136】また、上記実施例では、すべてのR、G、
Bデータについてプレーン方向に対応させ上記のマスク
機能を内蔵すれば、つまり、8プレーンだけでなく、
R、G、Bデータすべてについて24プレーンについて
上記のマスク機能を実行すれば、ページライト時の消費
電力をさらに低減することが可能となる。
【0137】図23は、プレーン方向についてのマスク
機能を付加した場合のダーティタグメモリ周辺の構成を
示す図である。図23と図22で異なる点は、書込バッ
ファ51、52が3入力ANDゲートG51a、52
a、G54a、G55aを含む書込バッファ51a,5
2aに変更され、各ANDゲートG51a,G52a,
G54a,G55aに新たにプレーン信号(PLAN
E)62が入力された点である。その他の点は、図23
に示すものと同様であるのでその説明を省略する。上記
の構成により、プレーン信号61に応じてプレーン方向
にもマスクをかけることができ、ページライト時の消費
電力をさらに低減することができる。
【0138】次に、シリアルアクセスメモリ3a、3b
から出力されるデータについて説明する。本実施例で
は、図1に示すように、シリアルアクセスメモリをシリ
アルアクセスメモリ3aおよび3bの2つのメモリに分
割して一方ずつDRAM部2a〜2dからデータが転送
されるように構成しているので、データが途切れること
なくカラーデータを出力することが可能である。通常、
カラーデータの出力は、R、G、Bデータが各8ビット
で構成され、合計24ビットのデータとなり、上記のよ
うにダブルバッファ構成を採用する場合はさらにバッフ
ァリング用としてもう1バイトのデータが必要となり、
合計32ビットが同時にビデオ出力端子V0から出力さ
れることが望ましい。しかし、1つのフレームバッファ
メモリからビデオ出力ピンを24ピンまたは32ピンも
用意することはチップ面積が増大し、出力時に消費電力
が増大する等の問題がある。
【0139】したがって、本実施例では、ビデオ出力端
子VOは16ピンとしている。この場合、ビデオクロッ
ク信号VCの1サイクルの間に、1バイトのXデータ
(バッファリング用データ)と1バイトのRデータの2
バイトのデータを出力し、次の1サイクルで1バイトの
Gデータおよび1バイトのBデータの2バイトのデータ
をビデオ出力端子VOから交互に出力する。この場合、
ビデオ出力端子VOから出力されるデータは、2サイク
ルかかって1ピクセルのカラーデータを出力するように
構成されており、ビデオクロック信号の偶数または奇数
の入力には注意が必要となる。本実施例では、以下に説
明するビデオ出力切換回路7を具備することにより、X
データおよびRデータの2バイトのデータとGデータお
よびBデータの2バイトのデータとの出力順序を入換え
ることが可能である。
【0140】以下、図1に示すビデオ出力回路7につい
て詳細に説明する。図25は、図1に示すビデオ出力切
換回路の構成を示すブロック図であり、図26は、図2
5に示すビデオ出力切換回路の具体的な構成を示す回路
図であり、図27は、図26に示すビデオ出力切換回路
の出力信号を説明するタイミングチャートである。
【0141】まず、図25を参照して、ビデオ出力切換
回路は、内部ビデオクロック発生回路71、内部信号発
生回路72、セレクタ73、レジスタR71、R72を
含む。内部ビデオクロック発生回路71には、ビデオク
ロック信号入力端子VCからビデオクロック信号VCが
入力され、所定のクロック信号CKをレジスタR71お
よびR72へ出力する。レジスタR71には、たとえ
ば、8ビットのXデータおよび8ビットのRデータが入
力される。レジスタR72には、たとえば、8ビットの
Gデータおよび8ビットのBデータが入力される。レジ
スタR71およびR72は、入力したデータを受け、セ
レクタ73へそれぞれ出力する。また内部ビデオクロッ
ク発生回路71は、入力したビデオクロック信号VCに
応答して、所定の信号を内部信号発生回路72へ出力す
る。内部信号発生回路72には、装置内部の所定のレジ
スタからノーマルモードまたはリバースモードを指令す
る制御信号N/Rが入力される。内部信号発生回路72
は、内部ビデオクロック発生回路71から入力された信
号に応答して制御信号N/Rをセレクタ73へ出力す
る。セレクタ73は、制御信号N/Rに応答して、ノー
マルモードの場合はレジスタR71およびR72から入
力した各データをそのままの順序で出力し、リバースモ
ードの場合は出力順序を入換えて出力する。
【0142】次に、図25に示すビデオ出力切換回路の
具体的な構成について説明する。図26を参照して、ビ
デオ出力切換回路は、NMOSトランジスタQ72〜Q
76、NORゲートG71、G72、インバータG73
〜G77を含む。
【0143】トランジスタQ71は、NORゲートG7
1およびインバータG76と接続され、そのゲートには
ビデオクロック信号/VC(ビデオクロック信号VCの
相補信号)が入力される。トランジスタQ72は、NO
RゲートG71およびG72と接続され、そのゲートに
はビデオクロック信号VCが入力される。NORゲート
G71にはノーマルモードを表わす制御信号Nが入力さ
れ、反転されたトランジスタQ71を介して入力された
信号および制御信号Nの論理和がとられる。トランジス
タQ71から入力した信号および制御信号Nが“H”の
場合、“L”の信号をNORゲートG72へ出力する。
その他の場合はNORゲートG71は“H”の信号をN
ORゲート72に出力する。NORゲートG72にはリ
バースモードを表わす制御信号Rが入力され、反転され
た両信号の論理和がトランジスタQ72およびQ73に
出力される。
【0144】トランジスタQ73はインバータG73お
よびトランジスタQ74と接続され、そのゲートにはビ
デオクロック信号VCを受ける。トランジスタQ74は
インバータG74〜G76と接続され、そのゲートには
ビデオクロック信号/VCが入力される。インバータG
73はインバータG74と接続される。インバータG7
5は、トランジスタQ75を制御するための制御信号A
を出力し、インバータG75の出力信号はインバータG
77により反転され、トランジスタQ76を制御する制
御信号ACが出力される。インバータG76の出力はク
ロック信号CKとして出力され、図25に示すレジスタ
R71およびR72へ出力される。また、インバータG
76の出力はトランジスタQ71へ戻される。
【0145】トランジスタQ75には8ビットのXデー
タおよび8ビットのRデータが入力され、トランジスタ
Q76には8ビットのGデータおよび8ビットのBデー
タが入力される。
【0146】以上の構成により、ビデオクロック信号V
Cおよび制御信号N、Rに応答して制御信号AおよびA
Cが出力される。出力された制御信号AおよびACに応
答してトランジスタQ75およびQ76がオンまたはオ
フし、8ビットのRデータおよび8ビットのGデータま
たは8ビットのBデータおよび8ビットのXデータが出
力される。
【0147】上記のビデオ出力切換回路の出力信号につ
いて説明する。図27を参照して、ノーマルモードが指
定されている場合は、ビデオクロック信号VCに応答し
て、出力信号VO1が、まず、8ビットのXデータおよ
び8ビットのRデータを出力し、つぎに、8ビットのG
データおよび8ビットのBデータが出力され、以降交互
に各データが出力される。リバースモードの場合は、出
力信号VO2に示すように、まず、8ビットのGデータ
および8ビットのBデータが出力され、次に、8ビット
のXデータおよび8ビットのRデータが出力され、以降
各データが交互に出力される。したがって、上記のビデ
オ出力切換回路7により、制御信号N/Rに応答して出
力データの順序を入換えることができるので、データバ
ンクメモリ2に任意にR、G、B、Xデータを割当てる
ことが可能となり、データの割当てにフレキシビリティ
を持たせることが可能となる。
【0148】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3記載の半導体集
積回路装置においては、キャッシュメモリとメインメモ
リとの間で画像データを転送する第1のページモードに
おいて、スクリーン上のn行m列の画素に対応した画像
データが記憶されている領域を活性化することができる
ので、スクリーン上のレクタングル状の領域に対応した
画像データを高速に転送することができる。この結果、
データのアクセス回数が削減され、高速に画像データを
書換え、描画レートを向上させることが可能となる。
【0149】請求項2記載の半導体集積回路装置におい
ては、請求項1ないし請求項3記載の半導体集積回路装
置の効果に加え、メインメモリからシリアルアクセスメ
モリへデータを転送する第2のページモードにおいて、
スクリーン上の1行M列の画素に対応した画像データが
記憶されている領域を活性化することができるので、シ
リアルアクセスメモリに適したページ形状を活性化させ
ることができ、各メモリに対して高速に画像データを転
送することができる。さらに、データを転送するメモリ
の構成に応じてメインメモリで活性化するページの形状
を変えることができるので、データ転送に不必要な行選
択線およびセンスアンプを活性化することがなく、アク
セス時の消費電流を低減することが可能となる。
【0150】請求項5記載の半導体集積回路装置におい
ては、転送すべき画像データに応じて活性化させる記憶
領域を変えることができるので、メインメモリから出力
するメモリの構成に応じて最適なページ形状を選択する
ことが可能となる。したがって、データのアクセス回数
が削減され、高速に画像データを書換え、描画レートを
向上させることができるとともに、不必要な行選択線お
よびセンスアンプを活性化することなく、アクセス時の
消費電流を低減することが可能となる。
【0151】請求項6および請求項7記載の半導体集積
回路装置においては、比較結果信号出力端子が比較結果
信号入力端子の反対側に配置されているので、半導体集
積回路装置を2つ直列に使用する場合、一方の半導体集
積回路装置の比較結果信号出力端子と他方の半導体集積
回路装置の比較結果信号入力端子とを容易に接続するこ
とが可能となる。また、接続線の長さも短くすることが
できるので、伝送時のディレイタイムを小さくすること
が可能となる。
【0152】請求項7記載の半導体集積回路装置におい
ては、上記効果に加え、クロック信号入力端子が比較結
果信号出力端子と同じ側に配置されるので、クロック信
号入力端子と比較結果信号出力端子との距離が短くな
り、クロック信号入力端子から入力されるクロック信号
に応じて高速に比較結果信号出力端子から比較結果信号
を出力することができる。したがって、装置の高圧応答
性を改善することができる。
【0153】請求項8記載の半導体集積回路装置におい
ては、比較結果信号入力端子がクロック信号入力端子と
反対側に配置されるので、入力したクロック信号に応じ
て比較結果信号入力端子に入力された信号を受ける場
合、クロック信号入力端子にクロック信号が入力されて
から、クロック信号が装置内部で遅延する。このため、
半導体集積回路装置のセットアップ時間を十分に確保す
ることが可能となる。
【0154】請求項9記載の半導体集積回路装置におい
ては、比較結果信号出力端子とクロック信号入力端子と
が同じ側に配置されるので、比較結果信号出力端子とク
ロック端子入力端子との間が短くなり、クロック信号入
力端子に入力されたクロック信号に応じて高速に比較結
果出力端子から比較結果信号を出力することが可能とな
る。
【0155】請求項10記載の半導体集積回路装置にお
いては、画像データ出力端子が配置される1辺以外の辺
に画像データ入力端子が配置されるので、画像データ入
力端子から入力される信号と、画像データ出力端子から
出力される信号とが互いに干渉することがなく、両信号
ともにノイズを受けることがない。
【0156】請求項11記載の半導体集積回路装置にお
いては、1種類の半導体集積回路装置を用いて奥行座標
用およびカラーデータ用に使用することができるので、
装置の汎用性を高めることができ、さらに、比較結果信
号に応答してカラーデータの書換動作を制御しているの
で、データのアクセス回数が削減され、高速に画像デー
タを書換え、描画レートを向上することが可能となる。
【0157】請求項12記載の半導体集積回路装置にお
いては、キャッシュメモリ内で画像データをコピーする
ことができ、データアクセス回数が削減され、高速に画
像データを書換え、描画レートを向上させることが可能
となる。
【0158】請求項13記載の半導体集積回路装置にお
いては、書込が発生したメモリセルデータのみデータバ
スを介して転送しているので、書込時の消費電力を必要
最小限に抑えることが可能となる。
【0159】請求項14記載の半導体集積回路装置にお
いては、シリアルアクセスメモリに記憶された第1およ
び第2の画像データの出力順序を入換えることができる
ので、メインメモリに任意に画像データを記憶させるこ
とが可能となる。
【0160】請求項15および請求項16記載の画像デ
ータ処理システムにおいては、内部に具備された半導体
集積回路装置の2倍のデータ転送速度で2倍の画像デー
タを出力することができるので、高速に画像データを出
力することができ、高速に画像データを書換え、描画レ
ートを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のフレームバッファメモリ
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すフレームバッファメモリを用いた
第1のグラフィック描画システムの構成を示すブロック
図である。
【図3】 図1に示すフレームバッファメモリを用いた
第2のグラフィック描画システムの構成を示すブロック
図である。
【図4】 図3に示すグラフィック描画システムと等価
のグラフィック描画システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図5】 図3に示すフレームバッファメモリの出力部
の構成を示す図である。
【図6】 図1に示すフレームバッファメモリのピン配
置を示す図である。
【図7】 図6に示すピン配置の効果を説明するための
図である。
【図8】 図7に示すシステムの動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図9】 図8に示す比較結果信号が生成される過程を
説明するための図である。
【図10】 図1に示すフレームバッファメモリを用い
た第3のグラフィック描画システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 図1に示すキャッシュメモリの構成を示す
ブロック図である。
【図12】 図1に示す画像処理ユニットの構成を示す
ブロック図である。
【図13】 図1に示すフレームバッファメモリを用い
てページ分割された領域にトライアングルを描画する例
を説明するための第1の図である。
【図14】 図1に示すフレームバッファメモリを用い
てページ分割された領域にトライアングルを描画する例
を説明するための第2の図である。
【図15】 図1に示すデータバンクメモリ、キャッシ
ュメモリ、およびシリアルアクセスメモリの記憶領域の
対応関係を説明する図である。
【図16】 図1に示すデータバンクメモリの構成を示
すブロック図である。
【図17】 スクリーン上でのデータバンクメモリのデ
ータの対応を説明する図である。
【図18】 スクリーン上でのシリアルアクセスメモリ
のデータの対応を説明する図である。
【図19】 第1のページモードを説明するための図で
ある。
【図20】 第2のページモードを説明するための図で
ある。
【図21】 図19および図20に示すメインロウデコ
ーダおよびサブロウデコーダの構成を示す図である。
【図22】 図1に示すダーティタグメモリの動作を説
明するブロック図である。
【図23】 図1に示すダーティタグメモリ周辺の構成
を示す回路図である。
【図24】 図1に示すダーティタグメモリ周辺の他の
具体例構成を示す図である。
【図25】 図1に示すビデオ出力切換回路の構成を示
すブロック図である。
【図26】 図25に示すビデオ出力切換回路の具体的
な構成を示す回路図である。
【図27】 図26に示すビデオ出力切換回路の出力信
号を説明するタイミングチャートである。
【図28】 従来のVRAMを用いたグラフィック描画
システムの構成を示すブロック図である。
【図29】 従来のVRAMを用いてページ分割された
領域にトライアングルを描画する例を説明するための第
1の図である。
【図30】 従来のVRAMを用いてページ分割された
領域にトライアングルを描画する例を説明するための第
2の図である。
【符号の説明】
1 コントローラ、2 データバンクメモリ、3a,3
b シリアルアクセスメモリ、4 キャッシュメモリ、
5 データトランスファバッファ、6 ダーティタグメ
モリ、7 ビデオ出力切換回路、8 演算部、8a 比
較ユニット、8b 画像処理ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/02 Z 9471−5G 5/36 530 M 9471−5G

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N行M列(N、Mは1より大きい整数)
    に配置された複数の画素から構成されるスクリーンに対
    応した画像データを記憶する半導体集積回路装置であっ
    て、 前記画像データを記憶するためのメインメモリと、 前記メインメモリに記憶された前記画像データの一部を
    記憶するためのキャッシュメモリと、 前記メインメモリと前記キャッシュメモリとの間で前記
    画像データを転送するための第1のデータバスとを含
    み、 前記メインメモリは、 前記キャッシュメモリと前記画像データを転送する第1
    のページモードにおいて、前記スクリーン上のn行m列
    (n、mは1より大きい整数、n<N、m<M)の画素
    に対応した前記画像データが記憶されている記憶領域を
    活性化させる半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体集積回路装置は、さらに、 前記メインメモリから出力された前記画像データを記憶
    し、記憶した画像データを前記スクリーンへ出力するた
    めのシリアルアクセスメモリと、 前記メインメモリから前記シリアルアクセスメモリへ前
    記画像データを転送するための第2のデータバスとを含
    み、 前記メインメモリは、 前記シリアルアクセスメモリへデータを転送する第2の
    ページモードにおいて、前記スクリーン上の1行M列の
    画像に対応した前記画像データが記憶されている記憶領
    域を活性化させる請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記キャッシュメモリは、aビットの記
    憶容量を持つ複数のメモリブロックを含み、 前記第1のデータバスのバス幅は、aビットであり、 前記メインメモリは、 前記第1のページモードにおいて、bビット(b=a×
    k、ここで、kは正の整数)の前記画像データが記憶さ
    れている記憶領域を活性化させる請求項1または2記載
    の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記キャッシュメモリは、256ビット
    の記憶容量を持つ複数のメモリブロックを含み、 前記第1のデータバスは、256ビットのバス幅を有す
    る請求項3記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 N行M列(N、Mは1より大きい整数)
    に配置された複数の画素から構成されるスクリーンに対
    応した画像データを記憶する半導体集積回路装置であっ
    て、 前記画像データを記憶するためのメインメモリと、 第1のページモードにおいて、前記スクリーン上の第1
    領域の画素に対応した前記画像データが記憶されている
    前記メインメモリの第1の記憶領域を活性化させる第1
    活性化手段と、 第2のページモードにおいて、前記第1の領域と形状の
    異なる前記スクリーン上の第2領域の画素に対応した前
    記画像データが記憶されている第2の記憶領域を活性化
    させる第2活性化手段とを含む半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 奥行座標またはカラーデータの少なくと
    も一方からなる画像データを記憶するためのメインメモ
    リと、 前記メインメモリに前記画像データの奥行座標が記憶さ
    れている場合、前記メインメモリに記憶されている前記
    画像データの奥行座標と、新たに入力された画像データ
    の奥行座標との位置を比較した比較結果を示す比較結果
    信号を装置外部へ出力するための比較結果信号出力端子
    と、 外部から入力される比較結果信号を装置内部に入力する
    ための比較結果信号入力端子とを含み、 前記メインメモリは、 前記画像データを記憶している場合、前記比較結果信号
    入力端子から入力された比較結果信号に応じて、記憶し
    ている前記画像データの書換動作を行ない、 前記比較結果信号出力端子は、 前記比較結果信号入力端子の反対側に配置される半導体
    集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体集積回路装置は、さらに、 装置本体の動作の基準となるクロック信号を入力するた
    めのクロック信号入力端子を含み、 前記クロック信号入力端子は、 前記比較結果信号出力端子と同じ側に配置される請求項
    6記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 画像データを記憶するためのメインメモ
    リと、 外部から入力される比較結果信号を装置内部に入力する
    ための比較結果信号入力端子と、 装置本体の動作の基準となるクロック信号を入力するた
    めのクロック信号入力端子とを含み、 前記メインメモリは、 前記比較結果信号に応じて、記憶している前記画像デー
    タの書換動作を行ない、 前記比較結果信号入力端子は、 前記クロック信号入力端子の反対側に配置される半導体
    集積回路装置。
  9. 【請求項9】 画像データの奥行座標を記憶するための
    メインメモリと、前記メインメモリに記憶されている前
    記画像データの奥行座標と、新たに入力された画像デー
    タの奥行座標との位置を比較した比較結果を示す比較結
    果信号を装置外部へ出力するための比較結果信号出力端
    子と、 装置本体の動作の基準となるクロック信号を入力するた
    めのクロック信号入力端子とを含み、 前記比較結果出力端子は、 前記クロック信号入力端子と同じ側に配置される半導体
    集積回路装置。
  10. 【請求項10】 4辺を有する半導体集積回路装置であ
    って、 外部から入力される画像データを装置内部に入力するた
    めの画像データ入力端子と、 前記画像データ入力端子から入力された前記画像データ
    を記憶するためのキャッシュメモリと、 前記キャッシュメモリに記憶された前記画像データを記
    憶するためのメインメモリと、 前記メインメモリに記憶された前記画像データを記憶す
    るためのシリアルアクセスメモリと、 前記シリアルアクセスメモリから出力される前記画像デ
    ータを装置外部へ出力するための画像データ出力端子と
    を含み、 前記画像データ出力端子は、 前記4辺のうちの1辺に配置され、 前記画像データ入力端子は、 前記1つの端部以外の端部に配置される半導体集積回路
    装置。
  11. 【請求項11】 奥行座標またはカラーデータの少なく
    とも一方からなる画像データを記憶するためのメインメ
    モリと、 前記メインメモリに前記画像データの奥行座標が記憶さ
    れている場合、前記メインメモリに記憶されている前記
    画像データの奥行座標と、新たに入力された画像データ
    の奥行座標との位置を比較した比較結果を示す比較結果
    信号を出力する比較手段と、 前記比較手段から出力される比較結果信号を装置外部へ
    出力する比較結果信号出力端子と、 外部から入力される比較結果信号を装置内部に入力する
    ための比較結果信号入力端子と、 前記メインメモリに前記画像データが記憶されている場
    合、前記比較結果信号入力端子から入力された比較結果
    信号に応答して、前記メインメモリに記憶された前記画
    像データの書換動作を制御する制御手段とを含む半導体
    集積回路装置。
  12. 【請求項12】 画像データを記憶するためのメインメ
    モリと、 前記メインメモリから出力される前記画像データを伝送
    するためのデータバスと、 前記データバスにより伝送された前記画像データを記憶
    するキャッシュメモリと、 前記キャッシュメモリから入力された前記画像データと
    装置外部から入力された画像データとの間で所定の論理
    演算処理を行なう論理演算処理手段と、 前記論理演算処理手段により処理された前記画像データ
    を前記キャッシュメモリの所望のアドレスへ再び記憶さ
    せるアドレス指定手段とを含む半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 画像データを記憶するためのメインメ
    モリと、 前記メインメモリから出力される前記画像データを伝送
    するためのデータバスと、 前記データバスにより伝送された前記画像データを記憶
    するキャッシュメモリと、 前記キャッシュメモリの書込が発生したメモリセルを検
    出する書込検出手段と、 前記書込検出手段により書込が発生したメモリセルのデ
    ータのみ前記データバスを介して前記キャッシュメモリ
    から前記メインメモリへ出力するように前記キャッシュ
    メモリを制御する制御手段とを含む半導体集積回路装
    置。
  14. 【請求項14】 第1の画像データを記憶する第1のシ
    リアルアクセスメモリと、 前記第1の画像データとは異なる第2の画像データを記
    憶する第2のシリアルアクセスメモリと、 所定のクロック信号に応答して前記第1のシリアルアク
    セスメモリから出力される第1の画像データと前記第2
    のシリアルアクセスメモリから出力される第2の画像デ
    ータとを交互に出力する出力手段と、 所定の制御信号に応答して前記第1の画像データと前記
    第2の画像データの出力順序を入換えるように前記出力
    手段を制御する制御手段とを含む半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 a(Mbit)の記憶容量を有し、b
    (nsec)のデータ転送速度でc(bit)の画像デ
    ータを出力する複数の半導体集積回路装置と、 前記複数の半導体集積回路装置のうち少なくとも4つの
    半導体集積回路装置から出力される前記画像データを受
    け、b/2(nsec)のデータ転送速度で2c(bi
    t)の画像データを出力する出力手段とを含む半導体集
    積回路装置を用いた画像データ処理システム。
  16. 【請求項16】 前記複数の半導体集積回路装置は、4
    つの半導体集積回路装置を含み、 前記a(Mbit)は、10Mbitであり、 前記b(nsec)は、14nsecであり、 前記c(bit)は、16bitであり、 前記出力手段から出力される40Mbitの画像データ
    は、スクリーン1面分に対応する請求項15記載の半導
    体集積回路装置を用いた画像データ処理システム。
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