JPH07318080A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH07318080A
JPH07318080A JP6112584A JP11258494A JPH07318080A JP H07318080 A JPH07318080 A JP H07318080A JP 6112584 A JP6112584 A JP 6112584A JP 11258494 A JP11258494 A JP 11258494A JP H07318080 A JPH07318080 A JP H07318080A
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heater
cooking
temperature
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heating
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Kazunari Imamoto
和成 今本
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
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    • F24C7/082Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges, e.g. control panels, illumination
    • F24C7/085Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges, e.g. control panels, illumination on baking ovens

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、オーブン調理時において被加熱調
理物の焼き過ぎを防止し、トースター調理時において被
加熱調理物の加熱調理時間を短縮する。 【構成】 被加熱調理物が収容される加熱調理室4の天
井4aには、該天井4bの中心部より前側に位置して前
側ヒータ21が設けられ、前記中心部より奥側に位置し
て前記前側ヒータ21よりも発熱容量が大きな奥側ヒー
タ22が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーブン調理およびト
ースター調理が可能な加熱調理器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より良く知られているように、オー
ブン調理およびトースター調理が可能な加熱調理器にお
いては、加熱調理室の天井にヒータを配設しており、オ
ーブン調理時およびトースター調理時にはこのヒータに
通電して被加熱調理物を加熱調理するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、オーブン調理時において被加熱調理物が焼け
過ぎることがないような発熱容量のヒータが用いられて
いるというのが通常である。しかしながら、これでは、
ヒータの単位面積当りの発熱量が小さいため、トースタ
ー調理時において被加熱調理物であるパン(食パン)を
焼くのに時間がかかる問題があった。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、オーブン調理時において被加熱調
理物を焼き過ぎることなく加熱調理でき、しかも、トー
スター調理時において被加熱調理物の加熱調理時間を短
縮することができる加熱調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、被加熱調
理物が収容される加熱調理室を有する本体と、前記加熱
調理室の天井に該天井の中心部より前側に位置して設け
られた前側ヒータと、前記加熱調理室の天井に該天井の
中心部より奥側に位置して設けられ前記前側ヒータより
も発熱容量が大きな奥側ヒータとを含んで構成されてい
る(請求項1の発明)。
【0006】第2の手段は、第1の手段において、前側
ヒータの近傍に前側温度検出手段を設け、奥側ヒータの
近傍に奥側温度検出手段を設け、前記前側温度検出手段
および奥側温度検出手段からの温度検出結果に応じてこ
れら前側ヒータおよび奥側ヒータの制御を行なう制御手
段を設けたところに特徴を有するものである(請求項2
の発明)。
【0007】第3の手段は、第1の手段において、前側
ヒータおよび奥側ヒータは管ヒータから構成され、加熱
調理室の底部には下ヒータが配設され、トースター調理
が設定されたときに前側ヒータおよび奥側ヒータのうち
主として奥側ヒータを発熱させると共に前記下ヒータを
発熱させるようにしたところに特徴を有する(請求項3
の発明)。
【0008】第4の手段は、第2の手段において、制御
手段が、オーブン調理またはグリル調理が設定されたと
きには、奥側温度検出手段による検出温度が前側温度検
出手段による検出温度より高くなったときには奥側ヒー
タの入力を下げ奥側温度検出手段による検出温度が前側
温度検出手段による検出温度以下となったときには奥側
ヒータの入力を上げる制御をするようになっているとこ
ろに特徴を有する(請求項4の発明)。
【0009】第5の手段は、第1の手段において、加熱
調理物の高さを検出する高さ検出手段と、この高さ検出
手段による検出結果に応じて前側ヒータへの通電率を変
える制御手段とを設けたところに特徴を有する(請求項
5の発明)。
【0010】第6の手段は、第1の手段において、前側
ヒータおよび奥側ヒータの間で且つ前側ヒータ寄りの部
位に照明灯を設けたところに特徴を有する有するもので
ある(請求項6の発明)。
【0011】第7の手段は、第1の手段において、前側
ヒータの近傍に前側温度検出手段を設け、奥側ヒータの
近傍に奥側温度検出手段を設け、加熱調理室の底部に下
ヒータを設け、オーブン調理において調理温度が設定さ
れたときにはその設定調理温度に応じて前側ヒータへの
入力を変更すると共に下ヒータへの入力も変更する制御
手段を設けたところに特徴を有する(請求項7の発
明)。
【0012】
【作用】第1の手段においては、前側ヒータを設けると
共に、発熱容量がこの前側ヒータの発熱容量よりも大な
る奥側ヒータを設けているから、さほど大きな熱量を必
要としないオーブン調理時においては、主に前側ヒータ
により加熱することによりオーブン調理に適した加熱力
を得ることが可能で、また比較的大きな熱量を必要とす
るトースター調理時においては、主に奥側ヒータにより
加熱することによりトースター調理に適した強い加熱力
を得ることが可能となる。この結果、オーブン調理時に
おいて被加熱調理物を焼き過ぎることなく加熱調理で
き、しかも、トースター調理時において被加熱調理物の
加熱調理時間を短縮することができるようになる。しか
も加熱調理室の奥側に発熱容量の大きなヒータを設けた
ので、加熱調理室前側が過度に熱くなることがなくて被
加熱調理物の出入れに便利である。また、前側ヒータ
を、天井の中心部より前側に位置して設けると共に、奥
側ヒータを、前記加熱調理室の天井に該天井の中心部よ
り奥側に位置して設けたから、ヒータを一箇所に集中配
置する場合と違って加熱調理室内の特定部位のみが加熱
されてしまうようなことを極力防止できる。
【0013】第2の手段においては、前側温度検出手段
により前側ヒータ部分の温度が検出され、奥側温度検出
手段により奥側ヒータ部分の温度が検出され、これらの
温度検出結果に応じて前側ヒータおよび奥側ヒータの制
御を行なうから、これら前側ヒータおよび奥側ヒータの
発熱量の均一化を図ることも可能である。
【0014】第3の手段においては、前側ヒータおよび
奥側ヒータを管ヒータから構成しているから、被加熱調
理物に輻射熱を良好に作用させ得、しかも加熱調理室の
底部には下ヒータを配設し、トースター調理が設定され
たときに前側ヒータおよび奥側ヒータのうち主として奥
側ヒータを発熱させると共に下ヒータを発熱させるか
ら、被加熱調理物である食パンを短時間でしかも焦げ目
も良好につけるように加熱調理できる。
【0015】第4の手段においては、制御手段が、オー
ブン調理またはグリル調理が設定されたときには、奥側
温度検出手段による検出温度が前側温度検出手段による
検出温度より高くなったときには奥側ヒータの入力を下
げ奥側温度検出手段による検出温度が前側温度検出手段
による検出温度以下となったときには奥側ヒータの入力
を上げる制御をするようになっているから、奥側ヒータ
部分の温度も前側ヒータ部分の温度と同じように変化さ
せることができ、均一加熱に寄与できる。
【0016】第5の手段においては、高さ検出手段によ
る検出結果に応じて前側ヒータへの通電率を変えるか
ら、被加熱調理物の高さに応じて過不足無く加熱でき
る。
【0017】第6の手段において、前側ヒータおよび奥
側ヒータの間で且つ前側ヒータ寄りの部位に照明灯を設
けているから、加熱調理室内を全体的にしかも見易いよ
うに照明できて便利である。
【0018】第7の手段においては、前側ヒータの近傍
に前側温度検出手段を設け、奥側ヒータの近傍に奥側温
度検出手段を設け、加熱調理室の底部に下ヒータを設
け、オーブン調理において調理温度が設定されたときに
はその設定調理温度に応じて前側ヒータへの入力を変更
すると共に下ヒータへの入力も変更する制御手段を設け
ているから、温度立ち上がりおよび立下りの急激な変化
を防止できて、良好な温度制御が図れ、均一加熱に一層
寄与できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図11を参照しながら説明する。まず図1ないし図4
において、本体1は、外箱2の内部に内箱3を配設して
構成されており、内箱3の内部は加熱調理室4とされて
いる。本体1の前面には、加熱調理室4を開閉する扉5
が設けられていると共に、その側方に操作パネル6が設
けられている。この操作パネル6にはオーブン調理選択
スイッチ、グリル調理選択スイッチ、トースター調理選
択スイッチ、レンジ調理選択スイッチ等のメニュー選択
スイッチや、調理時間設定スイッチ、調理温度設定スイ
ッチといった各種スイッチ7が設けられていると共に、
スタートスイッチ8が設けられており、さらには、調理
内容や調理時間等を表示する表示器9が設けられてい
る。なお、調理温度設定スイッチによる温度設定は、オ
ーブン調理選択時において「100℃」、「150
℃」、「200℃」、「250℃」の中から選択するよ
うになっている。
【0020】また、加熱調理室4の底板部4aには回転
皿10が配設されており、この回転皿10は、ターンテ
ーブルモータ11により回転駆動されるようになってい
る。さらに、加熱調理室4の両側板部には天板受12,
12が配設されていると共に、高さ検出手段としての透
過形の光センサ13,14が設けられている。この光セ
ンサ13,14は、それぞれ発光素子13a,14aと
これらに対向する受光素子13b,14bとを有して構
成されている。
【0021】一方、図3に示すように、操作パネル6の
裏側には外箱2と内箱3とで機械室15が形成されてお
り、この機械室15には、前記加熱調理室4内にマイク
ロ波を供給するマグネトロン16が設けられていると共
に、マグネトロン16を駆動するための高圧トランス1
7、マグネトロン16等を冷却するための冷却ファン装
置18が設けられている。冷却ファン装置18は、冷却
ファンモータ19およびファン20を有して構成されて
いる。
【0022】さて、前記加熱調理室4の天井4bには、
該天井4bの中心部より前側に位置して前側ヒータ21
が配設されていると共に、上記中心部より奥側に位置し
て奥側ヒータ22が配設されている。これら前側ヒータ
21および奥側ヒータ22はいずれも管ヒータからな
り、また、奥側ヒータ22は前記前側ヒータよりも発熱
容量が大となるように設定されている。この場合例え
ば、前側ヒータ21の発熱容量は500W(ワット)に
設定され、奥側ヒータ22は800Wに設定されてい
る。
【0023】さらに、これら前側ヒータ21および奥側
ヒータ22の各上側には、反射板23,24がそれぞれ
配設されている。そして、前側ヒータ21および奥側ヒ
ータ22の各近傍部位である反射板23,24の裏面に
は、それぞれ、前側温度検出手段としての前側温度セン
サ25,奥側温度検出手段としての奥側温度センサ26
が伝熱的に配設されている。また、天井4bにおいてこ
れら前側ヒータ21および奥側ヒータ22の間で且つ前
側ヒータ22寄り部位には照明灯27が配設されてい
る。
【0024】さらにまた、加熱調理室4の側板部上部に
おいて上記の前側ヒータ21および奥側ヒータ22のほ
ぼ中間部には、調理温度センサ28が設けられている。
一方、加熱調理室4の底部外面には面状ヒータからなる
下ヒータ29が配設されている。
【0025】次に図5には、電気的構成を示しており、
同図において、制御回路30は、マイクロコンピュータ
および各種A/D変換器等を含んで構成されており、こ
れには、前記光センサ13,14からの検出信号、各種
スイッチ7およびスタートスイッチ8からのスイッチ信
号、前側温度センサ25および奥側温度センサ26並び
に調理温度センサ28からの温度検出信号が与えられる
ようになっている。そして、この制御回路30は、マイ
クロコンピュータに記憶されたプログラムに従い、前記
各入力に応じて、ターンテーブルモータ11、前側ヒー
タ21、奥側ヒータ22、下ヒータ29、冷却ファンモ
ータ19、マグネトロン16、および照明灯27を駆動
回路31を介して制御すると共に、表示器9を制御する
ようになっている。上記駆動回路31は、内部にリレー
等を有して、各負荷機器を通断電できるようになってい
る。
【0026】さらにこの制御回路30は、制御手段とし
ても機能するようになっており、その機能内容を上記構
成の作用と共に説明する。図6ないし図9には、制御回
路30の制御内容を示している。同図のフローチャート
は、いずれも図示しない電源プラグを電源コンセントに
接続したときにスタートするようになっている。
【0027】まず、ステップS1においては各種スイッ
チ7からスイッチ信号が与えられた否かを判断し、スイ
ッチ信号が与えられれば、ステップS2においてそのス
イッチ信号の内容に応じた設定を行なう。その後、ステ
ップS3においてスタートスイッチ8からスイッチ信号
が与えられたか否かを判断し、スタートスイッチ8から
スイッチ信号が与えられると、ステップS4に移行して
オーブン調理が選択された否かを判断し、オーブン調理
が選択されていなければステップS5に移行してグリル
調理が選択された否かを判断し、グリル調理が選択され
ていなければステップS6に移行してトースター調理で
あるか否かを判断する。
【0028】ここで、オーブン調理が選択されていれば
ステップS7に移行し、グリル調理が選択されていれば
ステップS8に移行し、トースター調理が選択されてい
ればステップS9に移行し、またレンジ調理が選択され
ていればステップS10に移行する。なお、このレンジ
調理は前側ヒータ21、奥側ヒータ22、下ヒータ29
を使用しない調理(マグネトロン16を使用する調理)
であるので説明は省略する。しかして、オーブン調理
は、被加熱調理物をあまり焦げ目をつけないように全体
的に加熱するものである(例えばスポンジケーキ)。ま
た、グリル調理は、被加熱調理物に焦げ目をつけても差
支えがなく比較的強く加熱するものである(例えば、ハ
ンバーグや焼き魚)。さらに、トースター調理は、食パ
ンを焦げ目を適度につけながら強く加熱するものであ
る。
【0029】ステップS7においては、図7に示すオー
ブン調理制御を実行する。すなわち、ステップP1にお
いては、設定された調理温度KKに応じてヒータ部基準
温度HKを表1に示すように決定すると共に、前側ヒー
タ21の通電率を決定する。この場合、下ヒータ29の
通電率は100%とする。
【0030】
【表1】
【0031】例えば、設定調理温度KKが250℃の場
合には、ヒータ部基準温度HKは400℃に決定され、
前側ヒータ21の通電率は100%(連続)に決定さ
れ、また、例えば、設定調理温度KKが200℃の場合
には、ヒータ部基準温度HKは380℃に決定され、前
側ヒータ21の通電率は「25/30」に決定される。
なお、奥部ヒータ22の通電率は、いずれも100%
(連続)に決定される。
【0032】このステップP1の後、ステップP2に移
行して光センサ13,14からの検出信号に基づいて被
加熱調理物の高さを判断する。すなわち、光センサ13
のみから被加熱調理物検出信号が与えられると「低い」
と判断し、少なくとも光センサ14から被加熱調理物検
出信号が与えられると「高い」と判断する。「高い」と
判断されると、ステップP3に移行して、前側ヒータ2
1の通電率を表2に示すように変更する。この表2と前
掲表1との比較から明らかなように、被加熱調理物が
「高い」場合には低い場合のほぼ80%の通電率(入
力)に変更される。なお、後述から明らかになるが、表
1および表2に示された各ヒータ21,22,29の通
電率は、前側温度センサ25もしくは奥側温度センサ2
6のいずれかがヒータ部基準温度HKに達してから、あ
るいは、調理温度センサ28が設定された調理温度KK
に達してから有効化されるようになっている。
【0033】
【表2】
【0034】このステップP3の後、ステップP4に移
行して、前側ヒータ21に通電すると共に奥側ヒータ2
2に通電する。なお、図11には、設定された調理温度
KKが150℃の場合における各部の温度変化と各ヒー
タ21,22,29の制御状況とを示している。以下、
設定調理温度KKが150℃の場合について述べる。こ
の場合、ヒータ部基準温度HKは350℃に決定され
る。
【0035】上記前側ヒータ21および奥側ヒータ22
の通電により加熱調理室4内が加熱されてゆく。この加
熱調理開始から所定検知周期例えば30秒が経過しない
間は(ステップP5で判断)、この調理時間設定スイッ
チにより設定された調理時間が経過したか否かを判断し
(ステップP6)、経過すれば全ヒータ21,22,2
9を断電して(ステップP7)メインルーチンに戻り、
経過していなければ、前側温度センサ25の検出温度
(図示フローチャートでは「前側温度」と称している)
または奥側温度センサ26の検出温度(図示フローチャ
ートでは「奥側温度」と称している)がヒータ部基準温
度HK(この場合350℃)を越えたか否かを判断し
(ステップP8)、超えていなければ、調理温度センサ
28の検出温度が設定調理温度KK(この場合150
℃)を超えたか否かを判断する(ステップP9)。この
ステップP9において、調理温度センサ28の検出温度
が設定調理温度KKを超えたと判断されれば全ヒータ2
1,22,29を断電して(ステップP10)、後述す
るステップP14に移行し、超えていなければステップ
P5に戻る。
【0036】上記ステップP5、ステップP6、ステッ
プP8、ステップP9がいずれも「N」である場合に
は、これら各ステップの閉ループが実行され、すなわち
30秒の時間待ちとなる。そして30秒が経過すると
(図11の時点t1)、ステップP11に移行して、奥
側温度センサ26による検出温度が前側温度センサ25
による検出温度を超えているか否かを判断する。奥側温
度センサ26による検出温度が前側温度センサ25によ
る検出温度を超えていると、ステップP12に移行して
奥側ヒータ21を断電すると共に下ヒータ29を通電
し、超えていなければ、ステップP13に移行して奥側
ヒータ21を通電すると共に下ヒータ29を断電する。
【0037】しかして、上述の30秒経過ごとにステッ
プP11、ステップP12あるいはステップP13が実
行されることにより、加熱調理室4内の温度が上昇して
ゆくと共に、前側ヒータ21および奥側ヒータ22部分
の温度も上昇してゆく。
【0038】そして、前側温度センサ25あるいは奥側
温度センサ26の検出温度がヒータ部基準温度HKを超
える(ステップP8の「Y」)か、もしくは調理温度セ
ンサ28の検出温度が設定調理温度KKを超える(ステ
ップP9の「Y」)と、ステップP14以降の制御が実
行される。なお、図11の時点t2においては奥側温度
センサ26の検出温度がヒータ部基準温度HKを超えた
場合を示している。
【0039】ステップP14においては、前側温度セン
サ25の検出温度がヒータ部基準温度HKを超えている
か否かを判断し、超えていればステップP15に移行し
て前側ヒータ21を断電し、超えていなければステップ
P16に移行して前側ヒータ21を前述の通電率で通電
制御する。
【0040】次いで、ステップP17に移行して奥側温
度センサ26の検出温度がヒータ部基準温度HKを超え
ているか否かを判断し、超えていればステップP18に
移行して奥側ヒータ22を断電すると共に下ヒータ29
を通電し、超えていなければステップP19に移行して
奥側ヒータ22を通電すると共に、下ヒータ29を断電
する。
【0041】そして、ステップP20においては調理温
度センサ28の検出温度が設定調理温度KKを超えてい
るか否かを判断し、超えていればステップP21に移行
して全ヒータ21,22,29を断電し、ステップP2
2を経てステップP20に戻る。すなわち、設定された
調理時間が経過しないうちは加熱調理室4内の温度の低
下を待つ。この後、加熱調理室4内温度が下がって、設
定調理温度KK以下となると、ステップP23に移行し
て、設定された調理時間が経過したか否かを判断し、経
過すればステップP24に移行し全ヒータ21,22,
29を断電してメインルーチンに戻り、経過していなけ
ればステップP14に戻る。
【0042】ここで、図11の時点t3は、前側温度セ
ンサ25の検出温度がヒータ部基準温度HKを超えたと
ころであり、このときには前側ヒータ21を断電する
(このとき調理温度センサ28の検出温度は設定調理温
度KK以下である)。次に時点t4は奥側ヒータ22が
ヒータ部基準温度HK以下となったところであり、この
ときには奥側ヒータ22が通電されると共に下ヒータ2
9が断電される。
【0043】さらに時点t5は前側温度センサ25の検
出温度がヒータ部基準温度HK以下となったところであ
り、このときには前側ヒータ21が決定された通電率で
通電制御される。時点t6は奥側温度センサ26の検出
温度がヒータ部基準温度HKを超えたところであり、こ
の時には奥側ヒータ22を断電すると共に下ヒータ29
を通電する。
【0044】時点t7は、調理温度センサ28の検出温
度が設定調理温度KKを超えたところであり、このとき
には、全ヒータ21,22,29が一儀的に断電され
る。この後、調理温度センサ28の検出温度が設定調理
温度KK以下となるまで、前側温度センサ25および奥
側温度センサ26の検出温度にかかわらず全ヒータ2
1,22,29は断電されたままとなる。
【0045】時点t8は、調理温度センサ28の検出温
度が設定調理温度KK以下となったところであり、この
ときには、この時点で、ステップP20で「N」とな
り、ステップP23を経てステップP14にいたるが、
前側ヒータ21は、これにに対応する前側温度センサ2
5がヒータ部基準温度HKより高いので、断電されたま
まとなり、奥側ヒータ22は、これにに対応する奥側温
度センサ26がヒータ部基準温度HK以下であるので、
ステップP17の「Y」を経てステップP19に移行し
通電される。
【0046】このようにオーブン調理においては、前側
ヒータ21および奥側ヒータ22並びに下ヒータ29が
通電されるが、前側ヒータ21および奥側ヒータ22は
ほぼ同じ入力となるように制御される。そして、下ヒー
タ29は、奥側ヒータ22が断電されたときに通電され
る。これにより全ヒータ21,22,29が同時に通電
されることはない。
【0047】一方、図6のメインルーチンにおいて、グ
リル調理が選択されると、ステップS8に移行する。こ
のステップS8の制御内容は図8に示している。まず、
ステップG1において、前側ヒータ21に通電すると共
に奥側ヒータ22に通電する。これにより加熱調理室4
内が加熱されてゆく。この加熱調理開始から所定検知周
期例えば30秒が経過しない間は(ステップG2で判
断)、調理時間設定スイッチにより設定された調理時間
が経過したか否かを判断し(ステップG3)、経過すれ
ば両ヒータ21,22を断電して(ステップG4)メイ
ンルーチンに戻り、経過していなければ、前側温度セン
サ25または奥側温度センサ26の検出温度がヒータ部
基準温度HK´(この場合予め所定温度に一義的に設定
されている)を超えたか否かを判断し(ステップG
5)、超えていなければ、調理温度センサ28の検出温
度が予め一儀的に設定された調理温度KK´を超えたか
否かを判断する(ステップG6)。このステップG6に
おいて、調理温度センサ28の検出温度が設定調理温度
KKを超えたと判断されれば両ヒータ21,22を断電
して(ステップG7)、後述するステップG11に移行
し、超えていなければステップG2に戻る。
【0048】上述したステップG2、ステップG3、ス
テップG5、ステップG6がいずれも「N」である場合
には、これら各ステップの閉ループが実行され、すなわ
ち30秒の時間待ちとなる。そして30秒が経過する
と、ステップG8に移行して、奥側温度センサ26によ
る検出温度が前側温度センサ25による検出温度を超え
ているか否かを判断する。奥側温度センサ26による検
出温度が前側温度センサ25による検出温度を超えてい
ると、ステップG9に移行して奥側ヒータ21を断電
し、超えていなければ、ステップG10に移行して奥側
ヒータ21を通電する。
【0049】上述の30秒経過ごとにステップG8、ス
テップG9あるいはステップG10が実行されることに
より、加熱調理室4内の温度が上昇してゆくと共に、前
側ヒータ21および奥側ヒータ22部分の温度も上昇し
てゆく。そして、前側温度センサ25あるいは奥側温度
センサ26の検出温度がヒータ部基準温度HK´を超え
るか(ステップG5)、もしくは調理温度センサ28の
検出温度が設定調理温度KK´を超えると(ステップG
6)、ステップG11以降の制御が実行される。
【0050】すなわち、ステップG11においては、前
側温度センサ25の検出温度がヒータ部基準温度HK´
を超えているか否かを判断し、超えていればステップG
12に移行して前側ヒータ21を断電し、超えていなけ
ればステップG13に移行して前側ヒータ21を通電す
る。
【0051】次いで、ステップG14に移行して奥側温
度センサ26の検出温度がヒータ部基準温度HK´を超
えているか否かを判断し、超えていればステップG15
に移行して奥側ヒータ22を断電し、超えていなければ
ステップG16に移行して奥側ヒータ22を通電する。
【0052】そして、ステップG17においては調理温
度センサ28の検出温度が設定調理温度KK´を超えて
いるか否かを判断し、超えていればステップG18に移
行して両ヒータ21,22を断電し、ステップG19を
経てステップG17に戻る。すなわち、設定された調理
時間が経過しないうちは加熱調理室4内の温度の低下を
待つ。この後、加熱調理室4内の温度が下がって、設定
調理温度KK´以下となると、ステップG20に移行し
て、設定された調理時間が経過したか否かを判断し、経
過すればステップG21に移行し両ヒータ21,22を
断電してメインルーチンに戻り、経過していなければス
テップG11に戻る。このようにグリル調理において
は、下ヒータ29は通電されず、前側ヒータ21および
奥側ヒータ22はほぼ同じ入力となるように制御され
る。
【0053】また、図6のメインルーチンにおいて、ト
ースター調理が選択されると、ステップS9に移行す
る。このステップS9の制御内容は図9に示している。
まず、ステップQ1においては、奥側ヒータ22に通電
すると共に下ヒータ29に通電する。次いで、ステップ
Q2において設定調理時間が経過したか否かを判断し、
この設定調理時間が経過するとステップQ3に移行して
奥側ヒータ22および下ヒータ29を断電する。
【0054】ここまでの記述から分かるように、オーブ
ン調理時、グリル調理時およびトースター調理時でのヒ
ータ制御は、基本的には、図10に示すように行われ
る。すなわち、オーブン調理時においては、前側ヒータ
21および奥側ヒータ22のうち前側ヒータ21を主と
して使用し、そして奥側ヒータ22は、この前側ヒータ
21と同じ程度の入力となるように制御され、さらに下
ヒータ29は奥側ヒータ22の通電・断電とは逆の関係
で断電・通電される。
【0055】また、グリル調理時においても、前側ヒー
タ21および奥側ヒータ22のうち前側ヒータ21を主
として使用し、奥側ヒータ22は、この前側ヒータ21
と同じ程度の入力となるように制御されるが、下ヒータ
29は使用しない。さらにまた、トースター調理では、
発熱容量が大きな奥側ヒータ22を使用する他に下ヒー
タ29も使用する。
【0056】このような本実施例によれば、次の効果を
得ることができる。すなわち加熱調理室4の天井4bに
前側ヒータ21を設けると共に、発熱容量がこの前側ヒ
ータ21の発熱容量よりも大なる奥側ヒータ22を設け
ているから、さほど大きな熱量を必要としないオーブン
調理時においては、主に前側ヒータ21により加熱する
ことによりオーブン調理に適した加熱力を得ることがで
き、また比較的大きな熱量を必要とするトースター調理
時においては、主に奥側ヒータ22により加熱すること
によりトースター調理に適した強い加熱力を得ることが
できるようになる。この結果、オーブン調理時において
被加熱調理物を焼き過ぎることなく加熱調理でき、しか
も、トースター調理時において十分な加熱力を得ること
ができて被加熱調理物の加熱調理時間を短縮することが
できるようになる。しかも加熱調理室4の奥側に発熱容
量の大きな奥側ヒータ22を設けたので、加熱調理室4
前側が過度に熱くなることがなくて被加熱調理物の出入
れに便利である。
【0057】また、前側ヒータ21を、天井4bの中心
部より前側に位置して設けると共に、奥側ヒータ22
を、前記加熱調理室4の天井4bに該天井4bの中心部
より奥側に位置して設けたから、加熱調理室4内の特定
部位のみが集中的に加熱されてしまうようなことを極力
防止できる。すなわち、特開平5−332561号公報
に示されるように、複数のヒータ(棒状ヒータ)を加熱
調理室の奥側に偏って設けた構成としたものでは、加熱
調理室の奥側のみに熱源が集中配置されているため、加
熱調理室の奥側のみが局部的に加熱されるが、本実施例
では、上述したように、加熱調理室4の天井4bの中心
部を挟んで前側ヒータ21と奥側ヒータ22とを離して
設けたので、このような不具合はない。
【0058】特に本実施例においては、前側ヒータ21
の近傍に前側温度センサ25を設け、奥側ヒータ22の
近傍に奥側温度センサ26を設け、前記前側温度センサ
25および奥側温度センサ26からの温度検出結果に応
じてこれら前側ヒータ21および奥側ヒータ22の制御
を行なうようにしたから、これら前側ヒータ21および
奥側ヒータ22の発熱量の均一化を図ることも可能であ
る。
【0059】この場合、オーブン調理またはグリル調理
が設定されたときには、奥側温度センサ26による検出
温度が前側温度センサ25による検出温度より高くなっ
たときには奥側ヒータ22の入力を下げ奥側温度センサ
26による検出温度が前側温度センサ25による検出温
度以下となったときには奥側ヒータ22の入力を上げる
制御をするようになっているから、発熱容量の高い奥側
ヒータ22部分の温度も前側ヒータ21部分の温度と同
じように変化させることができ、均一な加熱に寄与で
き、オーブン調理およびグリル調理を良好に行ない得
る。
【0060】特に、オーブン調理時においては、下ヒー
タ29も適時通電するようにしたので、全体の均一加熱
に寄与でき、しかも、この場合、発熱容量が大きな奥側
ヒータ22の断電期間に下ヒータ29を通電するので、
3つのヒータ21,22,29が同時に通電されること
がなくて、すなわち、一般家庭の定格電流(通常は15
A)を超えるような電流が流れることをなくし得、一般
家庭の電源ブレーカーが動作するようなことはない。
【0061】さらに本実施例によれば、前側ヒータ21
および奥側ヒータ22を管ヒータから構成しているか
ら、被加熱調理物に輻射熱を良好に作用させ得、しかも
加熱調理室4の底部には下ヒータ29を配設し、トース
ター調理が設定されたときに前側ヒータ21および奥側
ヒータ22のうち主として奥側ヒータ22を発熱させる
と共に下ヒータ29を発熱させるから、被加熱調理物で
ある食パンを短時間でしかも焦げ目が良好につくように
加熱調理できる。
【0062】また、高さ検出手段である光センサ13,
14による検出結果に応じて前側ヒータ21への通電率
を変えるから、被加熱調理物の高さに応じて過不足無く
加熱できる。さらにまた本実施例によれば、前側ヒータ
21および奥側ヒータ22の間で且つ前側ヒータ21寄
りの部位に照明灯27を設けているから、加熱調理室4
内を全体的にしかも見易いように照明できて便利であ
る。
【0063】図12および図13は本発明の第2の実施
例を示しており、この第2の実施例においては、トース
ター調理時における各ヒータ21,22,29の通断電
制御が第1の実施例の場合と異なる。すなわち、奥側ヒ
ータ22は常に100%通電であるが、下ヒータ29は
所定周期で短時間断電するようにすると共に、この下ヒ
ータ29の断電期間において前側ヒータ21を通電する
ようにしている。この第2の実施例によれば、被加熱調
理物(食パン)に対して均一な加熱を図ることができ
る。
【0064】なお、前述の第1の実施例では、下ヒータ
29の通電条件を奥側ヒータ22断電としたが、下ヒー
タ29の通電条件は、前側ヒータ21あるいは奥側ヒー
タ22のいずれかが断電されたときに通電するようにし
ても良い。また第1の実施例では、図7のステップP1
8において下ヒータ29を通電する場合前掲表1および
表2から分かるように100%通電としたが、これは本
発明の第3の実施例として示す表3および表4のよう
な、通電率としても良い。この場合には、オーブン調理
において、設定された調理温度KKに応じて前側ヒータ
22への入力が変更されることに加え、下ヒータ29へ
の入力も変更されるから、温度立ち上がりおよび立下り
の急激な変化を防止できて、良好な温度制御が図れ、均
一加熱に一層寄与できる。
【0065】
【表3】
【表4】
【0066】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、図7のステップP4における前
側ヒータ21の通電時(加熱調理室4内温度立ち上げ
時)に、その通電率を100%(連続通電)としたが、
調理温度設定に応じて通電率を変えるようにしても良
い。
【0067】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を奏する。第1の発明によれば、前側ヒー
タを設けると共に、発熱容量がこの前側ヒータの発熱容
量よりも大なる奥側ヒータを設けているから、さほど大
きな熱量を必要としないオーブン調理時においては、主
に前側ヒータにより加熱することによりオーブン調理に
適した加熱力を得ることが可能で、また比較的大きな熱
量を必要とするトースター調理時においては、主に奥側
ヒータにより加熱することによりトースター調理に適し
た強い加熱力を得ることが可能となる。この結果、オー
ブン調理時において被加熱調理物を焼き過ぎることなく
加熱調理でき、しかも、トースター調理時において被加
熱調理物の加熱調理時間を短縮することができる。しか
も加熱調理室の奥側に発熱容量の大きなヒータを設けた
ので、加熱調理室前側が過度に熱くなることがなくて被
加熱調理物の出入れに便利である。また、前側ヒータ
を、天井の中心部より前側に位置して設けると共に、奥
側ヒータを、前記加熱調理室の天井に該天井の中心部よ
り奥側に位置して設けたから、加熱調理室内の特定部位
のみが加熱されてしまうようなことを極力防止できる。
【0068】第2の発明によれば、前側ヒータの近傍に
前側温度検出手段を設け、奥側ヒータの近傍に奥側温度
検出手段を設け、前記前側温度検出手段および奥側温度
検出手段からの温度検出結果に応じてこれら前側ヒータ
および奥側ヒータの制御を行なう制御手段を設けている
から、これら前側ヒータおよび奥側ヒータの発熱量の均
一化を図ることも可能である。
【0069】第3の発明によれば、前側ヒータおよび奥
側ヒータを管ヒータから構成しているから、被加熱調理
物に輻射熱を良好に作用させ得、しかも加熱調理室の底
部には下ヒータを配設し、トースター調理が設定された
ときに前側ヒータおよび奥側ヒータのうち主として奥側
ヒータを発熱させると共に下ヒータを発熱させるから、
被加熱調理物である食パンを短時間でしかも焦げ目が良
好につくように加熱調理できる。
【0070】第4の発明によれば、制御手段が、オーブ
ン調理またはグリル調理が設定されたときには、奥側温
度検出手段による検出温度が前側温度検出手段による検
出温度より高くなったときには奥側ヒータの入力を下げ
奥側温度検出手段による検出温度が前側温度検出手段に
よる検出温度以下となったときには奥側ヒータの入力を
上げる制御をするようになっているから、奥側ヒータ部
分の温度も前側ヒータ部分の温度と同じように変化させ
ることができ、均一な加熱に寄与できる。
【0071】第5の発明によれば、高さ検出手段による
検出結果に応じて前側ヒータへの通電率を変えるから、
被加熱調理物の高さに応じて過不足無く加熱できる。第
6の発明によれば、前側ヒータおよび奥側ヒータの間で
且つ前側ヒータ寄りの部位に照明灯を設けているから、
加熱調理室内を全体的にしかも見易いように照明できて
便利である。
【0072】第7の発明によれば、前側ヒータの近傍に
前側温度検出手段を設け、奥側ヒータの近傍に奥側温度
検出手段を設け、加熱調理室の底部に下ヒータを設け、
オーブン調理において調理温度が設定されたときにはそ
の設定調理温度に応じて前側ヒータへの入力を変更する
と共に下ヒータへの入力も変更する制御手段を設けてい
るから、温度立ち上がりおよび立下りの急激な変化を防
止できて、良好な温度制御を図ることができ、均一加熱
に一層寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略的縦断側面図
【図2】斜視図
【図3】機械室部分の破断側面図
【図4】ヒータ部分の縦断側面図
【図5】電気的構成のブロック図
【図6】制御内容を示すフローチャート
【図7】制御内容を示すフローチャート
【図8】制御内容を示すフローチャート
【図9】制御内容を示すフローチャート
【図10】各ヒータの基本的制御形態を示す図
【図11】設定調理温度が150℃の場合における各部
の温度変化と各ヒータの制御状況とを示す図
【図12】本発明の第2の実施例を示す制御内容のフロ
ーチャート
【図13】トースター調理時のヒータの基本的制御形態
を示す図
【符号の説明】
1は本体、4は加熱調理室、13,14は光センサ(高
さ検出手段)、16はマグネトロン、21は前側ヒー
タ、22は奥側ヒータ、25は前側温度センサ(前側温
度検出手段)、26は奥側温度センサ(奥側温度検出手
段)、28は調理温度センサ、29は下ヒータ、30は
制御回路(制御手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱調理物が収容される加熱調理室を
    有する本体と、前記加熱調理室の天井に該天井の中心部
    より前側に位置して設けられた前側ヒータと、前記加熱
    調理室の天井に該天井の中心部より奥側に位置して設け
    られ前記前側ヒータよりも発熱容量が大きな奥側ヒータ
    とを備えてなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前側ヒータの近傍に前側温度検出手段を
    設け、奥側ヒータの近傍に奥側温度検出手段を設け、前
    記前側温度検出手段および奥側温度検出手段からの温度
    検出結果に応じてこれら前側ヒータおよび奥側ヒータの
    制御を行なう制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前側ヒータおよび奥側ヒータは管ヒータ
    から構成され、加熱調理室の底部には下ヒータが配設さ
    れ、トースター調理が設定されたときに前側ヒータおよ
    び奥側ヒータのうち主として奥側ヒータを発熱させると
    共に前記下ヒータを発熱させるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 制御手段は、オーブン調理またはグリル
    調理が設定されたときには、奥側温度検出手段による検
    出温度が前側温度検出手段による検出温度より高くなっ
    たときには奥側ヒータの入力を下げ奥側温度検出手段に
    よる検出温度が前側温度検出手段による検出温度以下と
    なったときには奥側ヒータの入力を上げる制御をするよ
    うになっていることを特徴とする請求項2記載の加熱調
    理器。
  5. 【請求項5】 被加熱調理物の高さを検出する高さ検出
    手段と、この高さ検出手段による検出結果に応じて前側
    ヒータへの通電率を変える制御手段とを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 前側ヒータおよび奥側ヒータの間で且つ
    前側ヒータ寄りの部位に照明灯を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 前側ヒータの近傍に前側温度検出手段を
    設け、奥側ヒータの近傍に奥側温度検出手段を設け、加
    熱調理室の底部に下ヒータを設け、オーブン調理におい
    て調理温度が設定されたときにはその設定調理温度に応
    じて前側ヒータへの入力を変更すると共に下ヒータへの
    入力も変更する制御手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の加熱調理器。
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