JPH0317430A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気オーブンやヒーター付電子レンジの欅に加
熱室内の食品をヒーターの熱によって加熱する加熱調理
器に関するものである．従来の技術 第５図は従来の加熱調理器を示す側面断面図である。第
５図において加熱室１の上板には面状に横威された上ヒ
ーター２、加熱室１の底板には面状に構成された下ヒー
ター３を設け、載置台４の上にオーブン皿５を設置し、
オーブン皿５に食品（ケーキ）６を載置し、上ヒーター
２，下ヒーター３により加熱調理を行う． 第６ｒｉＪは他の従来の加熱調理器を示す側面断面図で
ある．加熱室７の上方には管状ヒーター８が設置されて
いる．加熱室７には面状に構成された下ヒーターを設け
、載置台１０にはオーブン皿１ｌを設置し、更に金ｗ４
１２を設置し、金１４１２に食品（魚）ｌ３を載置し、
上ヒーター８により加熱調理を行う。

発明が解決しようとする課題 ところがこの様な２つの従来の加熱調理器においては次
．の樺な欠点を有していた． 面状ヒーターは一般に熱容量が大きく、ヒーターの温度
の立上がりは遅い。又加熱室の外側に設置されるために
加熱室内に放射される輻射熱量は少なく食品を焦がす能
力は低いが、熱容量が大きく一度温まれば冷えにくいの
で温度変化が少なく、輻射熱量が少ないので食品の表面
が乾燥しにくく食品の中身までよく火が通る。

一方、中空絶縁パイプで保護絶縁された管状ヒーター（
例えば石英管ヒーター）は熱容量が少なく、ヒーターの
温度の立ち上がり速度が速い。また加熱室内に直接設置
されるため輻射熱量は多く、食品を焦がす能力は極めて
高い。以上説明した様に面状ヒーターはケーキ．クッキ
ー等のオーブン調理に適しているが、魚を焼く等のグリ
ル料理には適していない。一方、管状ヒーターは逆にグ
リル料理には適しているが、オーブン料理には適してい
ない． 本発明は従来の問題を解消するものであり、２つの異な
ったヒーターを組み合せることにより調理性能を飛躍的
に向上した加熱調理器を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は食品を
収納する加熱室と、食品を載置するための載置台と、加
熱室の庫内温度を検知するセンサーと、センサーが検知
したレベルにより庫内温度をコントロールする制御回路
と、食品を電熱加熱する電熱装置を備え、電熱装置を加
熱室の上方に？空絶縁パイプで保護された高輻射型の管
状ヒーター及び加熱室の天板に密着して設置される高熱
容量型の面状ヒーターで構成し、下方に設ける電熱装置
は加熱室の底板に密着して設置される高熱容量の面状ヒ
ーターで構成し、加熱室のオープン調理の予熱モード時
に、当初上方の管状ヒーターと下方の面状ヒーターに通
電し、センサーの検知した庫内温度調節レベルＬから、
庫内温度設定の高低によって決まる係数Ｋを減じたレベ
ルに到達した時点で上方の管状ヒーターの通電を止め、
上方の面状ヒーターに通電し、庫内の立上がりを速くす
る構成とし、オーブン調理時には上下の面状ヒーターに
通電し調理性能を向上させようとするものである． 又、グリル調理には、上方の管状ヒーターと上方の面状
ヒーターに通電し、センサーの検知した庫内温度調節レ
ベルＬに対して食品によって決まる一定のレベル幅乏を
それぞれ加減してＬ＋１で管状ヒーター及び面状ヒータ
ーの通電を止め、庫内温度の降下によりＬ−ｆｆｉ■で
再び、２種のヒーターの通電を行う構成とし、調理性能
を向上させようとするものである。

作用 本発明の加熱調理器は、加熱室の上方の高輻射型の管状
ヒーターと高熱容量型の面状ヒーターを設置する構成と
し、ケーキ等を焼くオーブン料理、魚等を焼くグリル料
理等の調理モート′により、管状ヒーターと面状ヒータ
ーを庫内温度を検知するセンサーのレベルにより選択的
に使用することにより、いずれの料理もうまく、おいし
く短時間に調理することが可能である。

ケーキやクッキーを焼くオーブン料理の場合は、まず庫
内温度を上げる予熱が必要である。この予熱モード時に
面状ヒーターで立ち上げると高熱容量のため時間がかか
る。しかし管状ヒーターだけで立ち上げると、予熱が完
了して調理モード時の食品の搬入により庫内温度の下降
が大きくなるため、予熱モード時に庫内温度調節レベル
Ｌよりある程度低い時点ＬＸＫ（Ｋ＜１）で管状ヒータ
ーより面状ヒーターに切換えることにより、予熱時間が
短縮でき、また調理時には熱容量が大きい面状ヒーター
を用いるので加熱室内の温度を一定に保ち、また輻射熱
量も少ないので食品の表面をゆっくりと焦がし食品内部
の水分を充分蒸発させることが出来る，さらに加熱室内
の熱分布もよくなるため焼けむらのない平面分布の良い
優れた調理の出来となる。

魚や肉を焼くグリル調理を行なう場合は、熱容量が小さ
く立ち上がり、輻射熱量の大きい管状ヒーターだけを使
用すると食品の表面だけに焦げ目が短時間に付くが食品
の内部温度が充分に上がらないため、熱容量が大きく庫
内温度の降下が小さい而状ヒーターを併用する。この場
合、面状ヒーターで食品の内部温度を上昇させ、管状ヒ
ーターで食品の表面を焦がす。このためにはグリル時の
庫内温度１１１１ｆｌレベルＬに対して、管状ヒーター
と面状ヒーターの電力配分や加熱室に占める割合、加熱
室の大きさによって決まる一定のレベル幅ｌをそれぞれ
加滅したＬ　＋　１　＋　で管状ヒーター及び面状ヒー
ターの通電を止め管状ヒーターによる食品の焦げをコン
トロールすると共に、高熱容量の面状ヒーターの遅い温
度上昇，下降を使い一定の値に庫内温度を保つ、庫内温
度が下降しＬｉ．レベルで再び２種のヒーターの通電す
るこのサイクルを繰り返えすことにより、短時間で焦げ
目をつけることや食品の内部まで充分に温度をあげるこ
とが出来るので食品内部の水分やうま味を失わず優れた
グリル調理の出来具合が得られる．実施例 以下、本発明の一実施例の加熱調理器を図面を参照しな
がら説明する。

第１図は本発明による加熱調理器の構造を示す側面断面
図である。第１図において加熱室ｌ４の天板には上ヒー
ターとして面状ヒーター１５と絶縁パイプで保護・絶縁
された管状ヒーター１６が設置されている．１７は加熱
室１４の庫内温度を検知するセンサーであり、制御回路
で図示せず）に接続され、ヒーター類を通電，停止等の
制御する．面状ヒーターｌ５は加熱室１４の天板の約半
分を占め天板の外側に密着して設置される．管状ヒータ
ー１６は加熱室１４の天板の後部約半分を山形に絞り上
げた中に設置されている。加熱室１４の底板には面状に
横或された下ヒーター１Ｂが底板に密着して設置されて
いる。オーブン料理を行う場合、加熱室１４の内部には
載置台ｌ９が加熱室１４の略中央に置かれ、載置台ｌ９
の上にはオーブン皿２０が設置されてあり、その上に食
品（ケーキ）２１が載置されている。２２は載置台１９
を回転させるための回転駆動用モーターで調理中に回転
させる。

第２図は魚や肉を焼くグリル料理を行う場合を示してい
る。載置台ｌ９の上にオーブン皿２０を乗せその上にグ
リル用網２４を設置し、更にその上に食品（魚）２５を
ｉｆする。グリルＮｌ４２４は魚２５から出る汁に魚２
５が優らないようにするために設置する。

グリル料理の場合は２つの上ヒーターである面状ヒータ
ー１５と管状ヒーター１６を同時に使用する．第３図は
オーブン予熱時の面状ヒーター１５と管状ヒーターｌ６
の切換時！ｔＪＩ　＜下面状ヒーターｌ８は一定量の通
電）による予熱時の庫内温度上昇と予熱終了時に食品（
ケーキ）２１を搬入した時の庫内温度の下降を示す．Ａ
線は予熱完了まで管状ヒーター１６を通電した場合を示
し、Ｂ線は庫内温度（１５０℃）のｍｊ！ｆｆレベルＬ
（２５０）に対して係数Ｋ＝０．９（１３５レベル）で
ヒーターを切換えた場合を示し、Ｃ線は同じく係数Ｋ＝
０．７　（　１０５レベル）で切換えた場合を示す。Ｄ
線は予熱完了まで面状ヒーター１５を通電して場合を示
す．Ａ線の場合は予熱完了に要する時間は約２９０秒で
最も短かい。しかし調理時の下降（２０秒の扉開閉で食
品を入れる〉は約５０゜Ｃと一番大きく、復帰に約２５
０秒を要す，，Ｄ線の場合は予熱完了に要する時間は約
４００秒と最も長いが下降は１５゜Ｃと一番少く、又複
帰に要する時間は約８０秒程度と最短時間で済む，Ｂ，
Ｃ線はＡ，Ｂ線の中間に位置するが、Ｂ線の場合は管状
ヒーター１６から面状ヒーター１５に切換した場合庫内
温度が一担下降するが、Ｃ線の場合は切換時の庫内温度
の下降がない。したがって１５０’Ｃの庫内温度設定時
には係数０．７が完了に要する時間、復帰に要する時間
も含め最良と考えられる。この係数は各庫内温度設定毎
に異なり傾向としては低温度になる程係数は大きくなる
。

第４図はグリル調理時の面状ヒーター１５と管状ヒータ
ー１６のＯ　Ｎ／Ｏ　Ｆ　Ｆレベルと庫内温度変化を示
す。

Ｅ線は２種のヒーターを１つのレベルＬ　（　２４０’
Ｃ＝２４０レベル）でＯＮ／ＯＦＦＬた場合を示し、輻
射熱量の大きい管状ヒーターｌ６により温度レベルは急
激に上昇，下降するため、ヒーターのＯＮ／ＯＦＦ回数
が多くなり寿命を短かくするばかりでなく、温度レベル
は上昇するが庫内温度を上昇させる面状ヒーター１５も
ＯＮ／ＯＦＦされるため加熱室１４の温度はゆるやかに
上昇し、食品（魚）２５に焦げ目は付くが内部温度が充
分に上昇しない．Ｆ線は２種のヒーターをそれぞれＯＦ
Ｆレベル（２４０　＋１５−　２５５レベル）及びＯＮ
レベル（　２４０一１０＝　２３０レベル）で制御した
場合を示し、庫内温度は面状ヒーターｌ５が、大熱容量
のため○Ｎ／○ＦＦレベルに差があってもほぼ設定温度
を維持する。又、管状ヒーターｌ６は適度なＯ　Ｎ／Ｏ
　Ｆ　Ｆを繰り返し、焦げ目を極端に早く付けることも
無く、良好なグリル料理を行うことが出来る．発明の効
果 以上のように本発明による加熱調理によると、次のよう
な効果を発揮することが出来る。

■　２つの上ヒーターである高輻射型の管状ヒーターと
、高熱容量型の面状ヒーターをオーブン予熱時に庫内温
度調節レベルから係数を減したレベルで切換えて使用す
ることにより、調理時間を短縮出来るばかりでなく、面
状ヒーターにより熱分布にも優れた出来映えに仕上げる
ことが出来る。

■　グリル調理の場合、２つの上ヒーターである高輻射
型の管状ヒーターと高熱容量型の面状ヒーターを庫内温
度調節レベルよりある一定のレベル幅を持ってＯＮ／Ｏ
ＦＦすることにより、庫内温度を一定に保つことが出来
、食品の内部温度を充分上げると共に、表面に短時間で
焦げ目を付けることが出来る．又ヒーターの寿命も長く
なる。

■　それぞれのヒーターの特徴を生かした調理方法を選
べるので料理全体の調理性能が向上し、調理メニュー数
も増加する。

■　庫内温度を検知するセンサーと２種類のヒーターの
制御と言った簡単なＩ戒でありながら調理器として重要
な多くの効果を奏することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による加熱調理器の側面断面
図、第２図は同加熱調理器のグリル調理を行う場合の構
成図、第３図はオーブン予熱・調理時のヒーターの切換
時期と庫内温度変化を示す状態図、第４図はグリル時の
ヒーターのＯ　Ｎ／ＯＦＦ制御レベルと庫内温度変化を
示す状態図、第５図は第１の従来の加熱調理器の側面断
面図、第６図は第２の従来の加熱調理器の側面断面図で
ある． １４・・・・・・加熱室、１５・・・・・・面状ヒータ
ー、ｌ６・・・・・・管状ヒーター、１７・・・・・・
センサー、１日・・・・・・下ヒーター１９・・・・・
・載置台．

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）食品を収納する加熱室と、前記食品を載置するた
   めの載置第と、前記加熱室の庫内温度を検知するセンサ
   ーと、前記センサーが検知したレベルにより庫内温度を
   コントロールする制御回路と、前記食品を電熱加熱する
   電熱装置を備え、前記電熱装置を加熱室の上方に中空絶
   縁パイプで保護された高輻射型の管状ヒーター及び加熱
   室の天板に密着して設置される高熱容量型の面状ヒータ
   ーで構成し、下方に設ける電熱装置は加熱室の底板に密
   着して設置される高熱容量の面状ヒーターで構成し、加
   熱室の予熱モード時に当初上方の管状ヒーターと下方の
   面状ヒーターに通電し、前記センサーの検知した庫内温
   度調節レベルＬから、庫内温度設定の高低によって決ま
   る係数Ｋを減じたレベルに到達した時点で上方の管状ヒ
   ーターの通電を止め、上方の面状ヒーターに通電し、庫
   内の立上がり時間を速くする構成とした加熱調理器。
2. （２）加熱室のグリルモード時に上方の管状ヒーターと
   上方の面状ヒーターに通電し、前記センサーの検知した
   庫内温度調節レベルＬに対して前記面状ヒーターと管状
   ヒーターの電力や加熱室の大きさ等によって決まる一定
   のレベル幅ｌをそれぞれ加減したＬ＋ｌ＿１で前記管状
   ヒーター及び面状ヒーターの通電を止め、庫内温度の降
   下によりＬ−ｌ＿２で再び、前記２種のヒーターの通電
   を行う構成とした請求項（１）記載の加熱調理器。