JPH0731743B2 - 人相画像作成装置 - Google Patents

人相画像作成装置

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JPH0731743B2
JPH0731743B2 JP60238166A JP23816685A JPH0731743B2 JP H0731743 B2 JPH0731743 B2 JP H0731743B2 JP 60238166 A JP60238166 A JP 60238166A JP 23816685 A JP23816685 A JP 23816685A JP H0731743 B2 JPH0731743 B2 JP H0731743B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A産業上の利用分野 本発明は人相画像作成装置に関し、例えばモンタージユ
写真等に類する人相画を作成する際に適用して好適なも
のである。
B発明の概要 本発明は、人相についての情報に基づいて人相画像を表
示するようにした人相画像作成装置において、標準的な
顔データを局部的に変形させてなる画像データを得るよ
うにすることにより、自然な印象を与える人相画像を容
易に作成し得るようにしたものである。
C従来の技術 従来犯罪捜査等において、人相画としてモンタージユ写
真が用いられている。この従来のモンタージユ写真は、
原理上、顔の外形、目、鼻、口などの顔を構成する部分
(これを顔パーツと呼ぶ)を多数のサンプルとして予め
用意しておき、目撃者の話などの捜査情報に基づいて、
類似していると考えられる顔パーツ情報を選択して組み
合わせることによつて、人相画を作成する手法を用いて
いる。
D発明が解決しようとする問題点 ところが、この手法によると、サンプルとして集められ
ている顔パーツ情報は、元来、顔の基本的な特徴が異な
る多数の人達の顔パーツを写真撮影したものであるの
で、組合わせ作業によつて得られた人相画を詳細に見る
と、顔の印象に不自然さが残ることを避け得ず、微妙な
表情まで表現することが困難であつた。
またサンプルとして集めた顔パーツをカラー写真として
撮影した場合には、原理上、組み合わせた顔パーツ情報
相互間で顔色が異なる顔パーツを組み合せることになる
ので、顔パーツの接ぎ目が異様に目立つことになり、人
相画をカラー画像にすることは実際上困難であつた。
さらに従来のモンタージユ写真においては、顔パーツ情
報は顔を正面から撮影した情報を用いており、従つて作
成された人相画も正面から見た顔の画像になり、実際上
かかる正面から見た人相画に基づいて横顔のモンタージ
ユ写真を作成することは困難であつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、サンプル
として顔の部分を組み合せるのではなく、顔画像を必要
に応じて部分的に変形して人相画を作成することによ
り、従来のモンタージユ写真の問題点を有効に解決し得
る人相画像作成装置を提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、複数の
顔データFDATAを格納し、各顔データFDATAを選択的に読
み出し得る顔データメモリ装置6と、この顔データメモ
リ装置6から読み出された顔データFDATAが表す顔画像
の一部でなる変形領域VCFを指定して当該変形領域VCFに
含まれる画素の位置を変換パラメータαi、βi,Xi,Vi
に応じて変換することにより、顔データFDATAを変換
パラメータに対応する立体的な曲面上にマツピングして
なる人相画を表す人相画像データFVDを形成する曲面演
算装置2と、オペレータの操作によつて曲面演算装置2
に変換パラメータを入力する変換パラメータ入力手段
8、9、10と、人相画像データFVDを表示画面上に人相
画として表示する表紙装置3とを設けるようにする。
F作用 顔データメモリ装置6には、一般的に顔の種類に応じて
分類された複数の顔データFDATAが格納されており、各
顔データFDATAがオペレータによつて選択的に読み出さ
れて曲面演算装置2に与えられる。
曲面演算装置2は、入力された顔データFDATAをパラメ
ータ入力手段8、9、10によつてオペレータが入力した
変換パラメータαi、βi、Xi、Yi、Viに応じて顔デ
ータFDATAの各画素の位置を変換することによつて、顔
データFDATAを立体的な曲面上にマツピングするような
画像変換処理を実行し、その結果人相画を表す人相画像
データFVDを作成する。
この人相画像データFVDは表示装置3の表示画面DSP上
に、必要に応じて指定された視点から見た立体的な人相
画像として表示される。
かくして表示装置3上に表示される人相画像は、原理的
に、1人の人の顔を表す顔データFDATAに基づいて、当
該顔データFDATAが表す顔画像を部分的に変形して行く
ことにより得るようになされているので、従来のモンタ
ージユ写真のように、顔パーツ間のつながり方や、色彩
などに不自然さを生じさせることがなく、しかも変形量
を必要に応じて任意に選定し得ることにより、捜査情報
に良く適合した人相画像を得ることができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
第1図において、1は全体として人相画像作成装置を示
し、曲面演算装置2の出力端に得られる人相画像データ
FVDを、例えば陰極線管(CRT)構成の表示装置3に表示
する。
曲面演算装置2は、画像変換装置4及びこれを制御する
画像データ処理制御装置5とを有し、顔データメモリ装
置6から供給される顔データFDATAに基づいて、当該顔
データFDATAに含まれている顔正面画像データDATA1を画
像データ処理制御装置5によつて形成される立体曲面に
張りつける(これをマツピングと呼ぶ)ような画像変換
処理を実行することにより、人相画像データFVDを作成
し、この人相画像データFVDを着色制御回路7を通じて
表示装置3に入力することにより、立体的な人相画像を
所定の視点から斜めに見た立体画像を、2次元平面でな
る表示画面DSP上に表示するようになされている。
画像データ処理制御装置5には、パラメータ入力手段と
してトラツクボール8、複数のレバー9、マウス10が接
続され、トラツクボール8によつて変形後の形状を見る
視点を設定し、またレバー9によつて変形を施すべき範
囲を表す変形領域及び変形方向及び大きさを表す変形ベ
クトルに関するパラメータを入力し、さらにマウス10に
よつて変形を施すべき位置を表す作用点を、表示装置3
の表示画面DSP上にカーソル14を表示することによつて
指定できるようになされている。
顔データメモリ装置6は、作成すべき人相画の土台とな
る複数の顔データを格納しているもので、人の顔を必要
に応じて所定の基準、例えば世代(子供、青年、老人な
ど)、性別、顔の形(長い顔、丸い顔、四角い顔、下ぶ
くれの顔など)によつて分類し、各分類ごとに、標準的
な特徴をもつている人の顔をサンプルデータとして予め
集めておく。
各顔データFDATAは、それぞれ顔を正面から見たときの
顔正面画像データDATA1を、2次元平面的な画像を表す
画像データとして有する。これに加えて各種の顔正面画
像データが表す顔の表面の各位置について、顔の凹凸を
表す顔立体値データDATA2とを有する。
なお実際上顔正面画像データDATA1は、人の顔を正面か
らテレビジヨンカメラで撮像し、これを例えばxy平面上
に格子状に割り当てられた画素の輝度を表すデイジタル
データとして格納する。また顔立体値データDATA2は、x
y平面上に割り当てられた各画素について、顔の表面部
分のz方向の高さを表すデイジタルデータを格納してい
る。
画像変換装置4は顔データメモリ装置6から顔正面デー
タDATA1を受け、画像データ処理制御装置5から供給さ
れる変形制御データDEFに基づいて、この変形制御デー
タDEFが変形を指示していないときには、顔正面画像デ
ータDATA1で表される顔の正面画像を、第2図に示すよ
うに、xy座標で表される原面SORに張り付けてそのまま
表示装置3に表示させるようになされている。
画像データ処理制御装置5は、パラメータ入力手段によ
つて入力されたパラメータに基づいて原面SORの座標(X
i、Yi)に作用点CPiを表す位置ベクトルを指定し、作
用点CPiを含む変形領域VCFの範囲に限つて変形演算を
実行する。その演算結果は、第3図に示すように、表示
装置3の表示画面DSP上に任意に決めた視点位置から変
形後の立体曲面を見たような変換画面SCHを表示するこ
とができる。
かかる変形領域VCFにおける曲面の変形は、次の漸化式 Pi=Pi-1 +U ……(1) で表される変換式を用いて漸化的に演算される。
(1)式において、Piは3次元空間に形成される変形
後の曲面の各点を表す位置ベクトルで、この位置ベクト
ルPiは、変形前の曲面上にある対応する点の位置ベク
トルPi-1 と、当該変形前の位置ベクトルPi-1 からの
変形量ベクトルUとの和で表される。
この変形量ベクトルUは次式 U=Vi*Fi(Pi-1 、CPi) ……(2) のように、ベクトル場関数Fi(Pi-1 、CPi)に対し
て変形ベクトルViを乗算して得られる位置ベクトルで
表される。
ここで、変形ベクトルViは、原面SORにおいて作用点C
Piが指定されたとき、当該作用点CPiにおいて原面S
ORに対して与えるべき変形の方向及び大きさをベクトル
量で表したもので、これにより原面SORの作用点CPi
変形ベクトルViの方向にその大きさだけ持ち上げられ
るような変形を受けることになる。
またベクトル場関数Fi(Pi-1 、CPi)は、作用点CPi
を含んで決められる変形領域VCF(その大きさはパラ
メータを設定入力することにより指定できる)の各点Pi
-1 に対して、相対的にどの程度の変形を与えるかを決
める相対的な変形率の分布を表している。この相対的な
変形率の分布は、変形領域VCFの内部にのみ値をもち、
かつ周辺部に行くと「0になる」、又は「0に収束す
る」ようなスカラ量の分布をもつ。
従つて変形量ベクトルUは、変形領域VCFの各点にお
ける変形量を表す位置ベクトルでなり、その方向は変形
ベクトルViと平行な方向をもち、かつ大きさは、変形
ベクトルViの大きさと、ベクトル場関数Fiによつて表
される相対的な変形率の分布との乗算値(スカラ量)を
もつ。かくして変形領域VCFの曲面の変形は、作用点CPi
において変形ベクトルViの方向及び大きさで生じ、
この作用点CPiから周辺部に行くに従つて変形ベクト
ルViの方向に、かつベクトル場関数Fiの変形率の変化
に対応して変化する大きさで生じる。
ここで、ベクトル場関数Fiとして例えばガウス分布関数
のように中心点から外側に行くに従つて対称的に徐々に
0に収束するような関係が割り当てられた場合には、変
形量ベクトルUは作用点CPiの位置において変形ベ
クトルViの方向の最大値をもち、作用点CPiから外
周部に行くに従つてベクトルViの方向をもち、かつ大
きさが次第に0に収束して行くような変形面が得られる
ことになる。
このようにして1回の変換操作によつて変形量ベクトル
が求められ、これが変形前の位置ベクトルPi-1
加算されて変形後の位置ベクトルPiが求められ、以下
同様にして変形操作が行われるたびに(1)式によつて
表される漸化式を演算することによつて、変形前の位置
ベクトルに基づいて変形面を表す位置ベクトルが繰り返
し漸化的に演算されて行く。
このような漸化的な演算がN回繰り返された結果得られ
る最終的な変形曲面を表す位置ベクトルPN は、次式 によつて表されるように、変形開始前の原面SOR上の点P
0 を表す位置ベクトルに対して、N回の変形演算(i
=1〜N)によつて順次得られた変形量ベクトルU
総和(すなわちトータル変形量)を加算した位置ベクト
ルとして求められる。
かくして(3)式によれば、オペレータは原面SORの点P
0 からN回の変形操作を順次行う際に、そのたびに変
形前の曲面について作用点CPiを指定して(例えば原
面SORの座標を用いて指定する)、変形前の曲面Pi-1
上の変形させたい部分をオペレータの判断に基づいて任
意に指定できる。またベクトル場関数Fi及び変形ベクト
ルViを決めるパラメータを指定し直すことによつて、
変形領域VCFの大きさ、変形曲面の変形率分布、変形の
方向を、同様にオペレータの判断に基づいて任意に設定
し直すことができる。
かくしてオペレータは、1回の変形操作を実行するごと
に、変形前の曲面に対して、所望の位置に、所望の方向
に、所望の大きさをもつ変形を部分的に加えるような操
作を漸化的に積み重ねることができる。
第1図の人相画像作成装置1の曲面演算装置2は、
(1)式〜(3)式について上述した曲面作成方法によ
つて、原面SOR上の各点の座標位置を、3次元空間の点
を表す位置ベクトルPiに変換させるような変形制御デ
ータDEFを画像データ処理制御装置5において発生し、
この変形制御データDEFによつて画像変換装置4を変換
制御する。これにより画像変換装置4は、変形制御デー
タDEFによつて表される自由曲面上に、顔データメモリ
装置6から入力された顔正面画像データDATA1をマツピ
ングするような画像変換処理を実行する。
ここで画像変換装置4としては、特開昭58−19975号公
報に開示のものを適用し得、次の手順で、正面画像デー
タDATA1を自由曲面上にマツピング処理する。
すなわち先ず正面画像データDATA1が表されるxy座標上
の原面SORを必要に応じた大きさの領域に分割し、各分
割領域の1つの代表点について変形制御データDEFに基
づく変形演算を実行することによつて、自由曲面上に座
標変換する。
かくして、変形制御データDEFに対応する自由曲面上に
代表点による変換画像が形成されるが、画像変換装置4
は続いて当該変換後の各代表点を中心として、周囲にあ
る4つの代表点から、当該中心の代表点を含む所定の大
きさの平行四辺形領域を形成し(互いに隣り合う代表点
を結ぶ方向に沿う辺をもつ)、この平行四辺形領域内に
含まれる各画素に対して、当該中心の代表点がもつてい
る画像情報に基づいて補間演算を実行する。この補間演
算は、平行四辺形内における各画素の位置に応じて例え
ば線形演算を実行することにより求められる。
このようにして顔正面画像を表してなる原面SORの正面
顔画像データDATA1を、代表点によつて画像変換処理す
ると共に、変換後の代表点に基づいて補間演算処理する
ことによつて変換画像に変換するようにしたことによ
り、画像変換装置4の変換換処理を実用上リアルタイム
でなし得る。
かくして変形制御データDEFを、パラメータ入力手段に
よつて繰り返し変更することによつて、自由曲面を繰り
返し変形して行くようにすれば、画像変換装置4はこれ
をリアルタイムで演算して表示装置3の表示画面DSP上
に、その都度変形後の自由曲面上に原面SORに表されて
いる画像をマツピングした内容をもつ変形後の画像を、
表示することができ、かくしてインターラクテイブに画
像の変形操作をなし得ることになる。
この実施例の場合、画像データ処理制御装置5は、ベク
トル場関数Viとしてガウス分布関数を用いると共に、
変形領域VCFとして円又は楕円形状の領域を指定し得る
ようになされている。
このときベクトル場関数Fiは次式 で表されるように、xy平面上の作用点CPi(Xi、Yi)
を中心として、x方向及びy方向の半径がαi及びβi
の楕円(αi≠βi)又は円(αi=βi)について、
第4図に示すように、x方向及びy方向にガウス分布関
数を呈するようになる(第4図の場合はx方向のみにつ
いて示す)。
従つて変形量ベクトルUは、次式 で表されることになる。
このようにするとき、オペレータは、ベクトル場関数Fi
について、作用点CPiのパラメータを座標(Xi、Yi)
に設定し、また変形領域VCFのパラメータとしてx方向
及びy方向の半径αi及びβiを設定すると共に、変形
ベクトルViのパラメータを設定する。かくしてオペレ
ータは、作用点CPi(Xi、Yi)を中心として、半径α
i及びβiの円又は楕円の変形領域VCFについて、作用
点CPi(Xi、Yi)に立てられた変形ベクトルViの方
向に、変形ベクトルViを中心にして周辺部に行くに従
つてガウス分布曲線を描くように変形率が滑らかに0に
収束して行くような変形曲面を得ることができる。
かくして変形前の曲面Pi-1 のうち、原面SOR上の作用
点CPiを中心とした局所的な領域VCFについて、変形ベ
クトルViの方向にガウス分布関数で示されるように滑
らかな自由曲面を呈するような変形曲面Piを得ること
ができる。かくして人の顔面と同様に柔らかさをもつた
顔の画像を表してなる顔画像を表示装置3上に表示する
ことができる。
第1図の実施例の場合、オペレータによるパラメータの
入力操作に先立つて画像データ処理制御装置5に対して
顔データメモリ装置6から顔正面画像データDATA1及び
顔立体値データDATA2が初期セツトデータとして入力さ
れ、かくして画像変換装置4をこの初期セツトデータに
よつて変換動作させることにより対応する標準の顔画像
を表示装置3に表示させるようになされている。
この状態において、オペレータは、パラメータ入力手段
のうちマウス10を用いて、原面SORが表されているxy平
面上の作用点CPiを設定するためにパラメータXi、Yi
を入力し、これにより、(4)式及び(5)式において
作用点CPiの座標(Xi、Yi)を指定する。このとき作
用点CPiは、表示装置3の表示画面DSP上に映し出され
たカーソル14(第1図)によつて表示される。
またオペレータはレバー9を用いて変形領域VCFの大き
さを決めるためのパラメータαi及びβiを設定すると
共に、変形ベクトルViの方向及び高さについてのパラ
メータを設定する。
さらにオペレータはトラツクボール8を用いて、曲面に
対する視点位置を設定し、かくして表示装置3上に表示
する立体曲面の向きを必要に応じて任意に変更できる。
このようなオペレータの入力操作に対して、曲面演算装
置2は第5図に示す処理手順を実行することによつて、
顔正面画像データDATA1を画像変換処理する。
すなわち画像データ処理制御装置5に設けられている中
央処置ユニツト(CPU)は、ステツプSP1において当該処
理手順をスタートした後、ステツプSP2において、原面S
OR(顔正面画像データDATA1でなる)を表す位置ベクト
ルP0 を曲面演算装置2に設けられている曲面データメ
モリ12(第6図(A))に設定すると共に、初期顔デー
タメモリ13(第6図(C))に顔データFDATAを初期セ
ツトする。ここで曲面演算装置2に入力される顔データ
FDATAは、顔データメモリ装置6に格納されている多数
種類の顔データのうちの1つを、オペレータが予め選定
しておく。
続いてCPUは次のステツプSP3に移つて、オペレータによ
つてレバー9及びマウス10を用いて設定されたパラメー
タαi、βi、Xi、Yi、Viを入力する。
画像データ処理制御装置5のCPUは、次のステツプSP4に
おいてオペレータによつてトラツクボール8から入力さ
れる視点位置データを取り込んだ後、ステツプSP5に移
る。このステツプSP5は、(4)式及び(5)式につい
て上述した演算を実行する。ここで画像データ処理制御
装置5は変形制御データDEFを画像変換装置4に送出
し、変形前の位置ベクトルPi-1 (x、y)として曲面
データメモリ12に設定されているものを用い、また各パ
ラメータαi、βi、Xi、Yi、ViとしてステツプSP3
において設定されたものを用いて変形演算を行わせる。
このステツプSP5における変形演算は、顔データメモリ
装置6から入力される初期設定顔データについての演算
と、パラメータ入力手段から入力されたパラメータにつ
いての演算とを実行する。かくして変形演算後の顔画像
は、顔データメモリ装置6から読み出した顔データの特
徴をもちながら、その一部を設定されたパラメータによ
つて変形してなる曲面上の特徴をもつことになる。
続いて画像データ処理制御装置5のCPUはステツプSP6に
おいて画像変換装置4を用いて、ステツプSP5で演算さ
れた変形後の位置ベクトルPiによつて表される曲面上
に、顔正面画像データDATA1をマツピング処理させて表
示装置3に表示させる。
この状態において、画像データ処理制御装置5のCPUは
曲面Piの表示を継続させることにより、次のステツプ
SP7においてオペレータが表示装置3の表示を見ながら
変形の程度がオペレータの要求に適合したものであるか
否かを確認させる。その後画像データ処理制御装置5の
CPUは、次のステツプSP8に移つてオペレータが確認信号
を入力したか否かの判断をする。
ここで否定結果が得られると、画像データ処理制御装置
5のCPUは、上述のステツプSP3に戻つて新たなパラメー
タの設定を待ち受ける状態に戻る。
このときオペレータは、ステップSP3、SP4において、新
たなパラメータの設定をし直すことにより、ステツプSP
5、SP6において変形演算式の演算をし直した後、その演
算結果に基づく画像を表示装置3に表示させ、ステツプ
SP8において再度オペレータに対して変形が要求通りで
あるか否かの判断をさせる。
かくして画像データ処理制御装置5のCPUは、ステツプS
P3−SP4−SP5−SP6−SP7−SP8−SP3のループLOOP1によ
つて、オペレータが自分の要求に合う変形ができるまで
繰り返し作用点CPiの位置、変形領域VCFの大きさ、変
形ベクトルViの方向及び高さを設定し直すことができ
る。
やがてオペレータが自分の設定操作に満足して設定終了
信号を画像データ処理制御装置5に入力すると、そのCP
Uは、次のステツプSP9に移つて設定されたデータαi、
βi、Xi、Yi、Viを画像データ処理制御装置5内に設
けられたコマンドリストメモリ11(第6図(B))の第
1回目の設定操作に対応するパラメータメモリエリアN
=1に格納した後、ステップSP10に移つて操作回数iに
「+1」加算をした後(i=2になる)、ステツプSP11
に移る。
このステツプSP11は、オペレータが変形操作を終了した
か否かを確認するステツプで、オペレータからの操作終
了指令が入力されていないとき、画像データ処理制御装
置5のCPUは、ステツプSP11において否定結果を得るこ
とにより、ループLOOP2を通つて上述のステツプSP3に戻
つて、オペレータによる第2回目の変形操作(i=2)
を待ち受ける状態になる。
この状態において、オペレータは新たな意図の下に第1
回目の画面の変形操作によつて作成した曲面に対して、
第2回目の曲面の変形操作をし得る。かくして第1回目
の変形操作によつて変形した作用点CP1 とは異なる作
用点CP2 について、オペレータは再度、自分の要求に
合う変形操作を実行し得る。
この第2回目の変形操作において、画像データ処理制御
装置5は、ステツプSP3において取り込まれたパラメー
タデータに基づいて、ステツプSP4において設定された
視点位置から見た変形画像をステツプSP5において演算
し、ステツプSP6において表示装置3上に表示した後、
ステツプSP9において入力されたパラメータデータをコ
マンドリストメモリ11に格納する一連の変形操作を実行
する。
以下同様にして画像データ処理制御装置5のCPUは、オ
ペレータが新たな変形操作をするごとに上述の変形処理
及びその処理結果の表示装置3への表示を実行した後、
パラメータデータをコマンドリストメモリ11に格納する
操作を繰り返す。
やがてオペレータが全ての変形処理を終了すると、画像
データ処理制御装置5はこれに応じてステツプSP11にお
いて肯定結果を得ることによつてステツプSP12に移つて
当該プログラムを終了する。
ここで、表示装置3に表示された人相画像の色は、着色
制御回路7を制御することにより、所望に応じて変更制
御し得る。
従つて第1図の構成の人相画像作成装置1によれば、オ
ペレータは人相画像を作成する際に、顔データメモリ装
置6に格納されている標準的な顔データのうちの1つ
を、目撃者の話などの捜査情報に基づいて選定して表示
装置3に表示し、表示された人相図形のうちの一部をカ
ーソル14によつて指定すると共に、変形領域VCFによつ
て変形したい範囲を指定することによつて、目撃された
人の顔にできるだけ類似の顔画像をインターラクテイブ
に作成して行くことができる。
例えば顔のうち目尻がつり上がつている点に特徴がある
場合には、第7図(A)に示す変形前の顔画像FACE1の
うち目尻の位置にカーソル14を合わせることによつて作
用点CPiを設定すると共に、目尻の周囲について変形
を与えたい範囲を変形領域VCFとして設定し、さらに、
目尻が上方につり上がるような方向に変形ベクトルVi
を設定する。
その結果曲面演算装置2は設定されたパラメータに応じ
て表示装置3上にいままで表示されていた人相画像FACE
1のうち目尻及びその周辺部を第7図(B)に示すよう
につり上げたような画像に変換演算をする。かかる操作
を必要に応じて例えば両目の目尻について順次変形操作
を施せば、変形後に得られる人相画像FACE2の人相を徐
々に捜査情報を満足するような人相に近づけて行くこと
ができる。
かくするにつき、従来のモンタージユ写真の手法とは異
なり、顔データメモリ装置6に格納されている顔データ
に基づいて当該顔データを変形して行くようにしたこと
により、各種類の顔がもつている基本的な特徴や、顔色
などの情報を失わせずにそのまま表示することができる
ことにより、自然な顔つきの人相画像を得ることができ
る。
これに加えて第1図の構成によれば、人相画像を正面か
ら見た顔のみならず、横顔についての変形処理を容易に
なし得る。例えば第8図に示すように、顎がしやくれた
人相画像を得ようとする場合には、第8図(A)に示す
ような正面の顔の画像において、作用点CPiを顎の部
分に設定すると共に、横長の楕円形の変形領域VCFを設
定して作用点CPiの位置に、第8図(B)に示すよう
に、前方に向く変形ベクトルViを設定する。このよう
にすれば、第8図(C)に示すように、変形前の人相画
像FACE11を顎の部分において部分的に変形することによ
つて、顎がしやくれた人相画像FACE12を容易に作成する
ことができる。
かくして変形操作によつて得られる人相画像について、
視点を移動させれば、表示装置3上の人相画像を回転さ
せることができるので、オペレータは種々の方向から作
成した人相画像が、目撃者等から得た捜査情報と一致す
るか否かの確認を容易になし得る。
H発明の効果 以上のように本発明によれば、顔の種類に応じて集めた
標準の顔データに基づいて顔画像を局部的にかつ所望の
方向に変形できるようにしたことにより、自然な印象を
失わせないように、しかも変形要求に応じて容易に変形
処理し得る人相画像作成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による人相画像作成装置の一実施例を示
すブロツク図、第2図はその原面SORの説明に供する略
線図、第3図は表示装置3上の表示を示す略線図、第4
図は画像データ処理制御装置5における演算用にいられ
るベクトル場関数Fiの説明に供する略線図、第5図は画
像データ処理制御装置5の曲面変換処理手順を示すフロ
ーチヤート、第6図は曲面演算装置2に設けられている
メモリを示す略線図、第7図及び第8図は変形操作例を
示す略線図である。 1……人相画像作成装置、2……曲面演算装置、3……
表示装置、4……画像変換装置、5……画像データ処理
制御装置、6……顔データメモリ装置、7……着色制御
回路、8……トラツクボール、9……レバー、10……マ
ウス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔を正面から見たときの平面的な正面顔画
    像を表す正面顔画像データと上記正面顔画像の各画素に
    対応する顔の凹凸量を表す顔立体値データとを記憶する
    顔データメモリ手段と、 上記顔データメモリ手段から上記顔立体値データを読み
    出し、読み出された該顔立体値データによつて示される
    曲面上に変形領域を指定して当該変形領域に含まれる画
    素の位置を変換パラメータに応じて変換し、変換後の顔
    立体値データを生成する変換手段と、 上記変換手段によつて変換された顔立体値データにより
    示される曲面に上記正面顔画像データをマツピングして
    人相画像データを形成するマツピング手段と、 上記変換パラメータを上記変換手段に入力する変換パラ
    メータ入力手段と、 上記マツピング手段によつて形成された上記人相画像デ
    ータを人相画として表示する表示手段と を具えることを特徴とする人相画像作成装置。
JP60238166A 1985-07-27 1985-10-24 人相画像作成装置 Expired - Lifetime JPH0731743B2 (ja)

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