JPH07317039A - 自動車用道路の消霧装置 - Google Patents
自動車用道路の消霧装置Info
- Publication number
- JPH07317039A JPH07317039A JP6106498A JP10649894A JPH07317039A JP H07317039 A JPH07317039 A JP H07317039A JP 6106498 A JP6106498 A JP 6106498A JP 10649894 A JP10649894 A JP 10649894A JP H07317039 A JPH07317039 A JP H07317039A
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- JP
- Japan
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- mist
- fog
- air
- road
- thick
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- Pending
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 濃霧発生地帯の自動車用道路で濃霧が発生し
た場合であっても濃霧を除去して自動車の安全走行を可
能にする。 【構成】 自動車用道路の周囲が濃霧域となっても、ミ
スト除去分離器、エアヒータ及び送風拡散器からなる乾
燥空気発生装置6によって車道1近傍の濃霧を積極的に
除去して霧の濃度を低く保ち、濃霧発生時においても自
動車からの視界が妨げられることがなくなり、濃霧発生
地帯の自動車用道路で濃霧が発生した場合であっても自
動車の安全走行を可能にする。
た場合であっても濃霧を除去して自動車の安全走行を可
能にする。 【構成】 自動車用道路の周囲が濃霧域となっても、ミ
スト除去分離器、エアヒータ及び送風拡散器からなる乾
燥空気発生装置6によって車道1近傍の濃霧を積極的に
除去して霧の濃度を低く保ち、濃霧発生時においても自
動車からの視界が妨げられることがなくなり、濃霧発生
地帯の自動車用道路で濃霧が発生した場合であっても自
動車の安全走行を可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃霧発生地域の一般自
動車道路、高速道路、自動車専用道路における濃霧発生
時の消霧装置に関する。
動車道路、高速道路、自動車専用道路における濃霧発生
時の消霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】濃霧発生地域の一般自動車道路、高速道
路、自動車専用道路で濃霧が発生した場合、視界が悪く
なって自動車の走行が著しく妨げられてしまう。特に高
速道路においては、濃霧で視界が妨げられると自動車の
走行時の事故発生率が高くなる虞があり、速度規制や通
行規制が行われ、高速道路本来の機能が損なわれる結果
となっていた。
路、自動車専用道路で濃霧が発生した場合、視界が悪く
なって自動車の走行が著しく妨げられてしまう。特に高
速道路においては、濃霧で視界が妨げられると自動車の
走行時の事故発生率が高くなる虞があり、速度規制や通
行規制が行われ、高速道路本来の機能が損なわれる結果
となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】濃霧発生地域の自動車
用道路では、濃霧が発生しても積極的に濃霧を除去する
ことはされておらず、濃霧発生時の安全確保は運転者の
注意に委ねられているのが現状である。本発明はこのよ
うな状況に鑑みてなされたもので、濃霧発生地域の自動
車用道路における濃霧を除去する消霧装置を提供するこ
とを目的とする。
用道路では、濃霧が発生しても積極的に濃霧を除去する
ことはされておらず、濃霧発生時の安全確保は運転者の
注意に委ねられているのが現状である。本発明はこのよ
うな状況に鑑みてなされたもので、濃霧発生地域の自動
車用道路における濃霧を除去する消霧装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の自動車用道路の消霧装置の構成は、濃霧中の
流体微粒子を除去するミスト除去分離器と、ミスト除去
分離器でミストが除去された飽和空気を乾燥させて乾燥
空気とするエアヒータと、エアヒータで乾燥された乾燥
空気を車道に送風拡散する送風拡散器とを有する消霧器
を、濃霧発生地域の自動車用道路に設置し、自動車用道
路の濃霧の状態に応じて消霧器を作動させて乾燥空気を
車道近傍に送風拡散して霧を除去させる制御装置を備え
たことを特徴とする。
の本発明の自動車用道路の消霧装置の構成は、濃霧中の
流体微粒子を除去するミスト除去分離器と、ミスト除去
分離器でミストが除去された飽和空気を乾燥させて乾燥
空気とするエアヒータと、エアヒータで乾燥された乾燥
空気を車道に送風拡散する送風拡散器とを有する消霧器
を、濃霧発生地域の自動車用道路に設置し、自動車用道
路の濃霧の状態に応じて消霧器を作動させて乾燥空気を
車道近傍に送風拡散して霧を除去させる制御装置を備え
たことを特徴とする。
【0005】
【作用】濃霧の状態に応じて制御装置によって消霧器を
作動させると、ミスト除去分離器によって濃霧が吸い込
まれて濃霧中のミストが除去され、エアヒータによって
ミストが除去された飽和空気が乾燥されて乾燥空気とさ
れ、エアヒータで乾燥された乾燥空気が送風拡散器によ
って車道に送風拡散され、車道近傍の濃霧の濃度が低下
して霧が除去される。
作動させると、ミスト除去分離器によって濃霧が吸い込
まれて濃霧中のミストが除去され、エアヒータによって
ミストが除去された飽和空気が乾燥されて乾燥空気とさ
れ、エアヒータで乾燥された乾燥空気が送風拡散器によ
って車道に送風拡散され、車道近傍の濃霧の濃度が低下
して霧が除去される。
【0006】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る自動車用道
路の消霧装置のシステム構成、図2には図1中のII-II
線矢視、図3には乾燥空気発生装置の構成を示してあ
る。
路の消霧装置のシステム構成、図2には図1中のII-II
線矢視、図3には乾燥空気発生装置の構成を示してあ
る。
【0007】図1、図2において、1は自動車用道路に
おける車道、2はその路側帯、3はその中央分離帯であ
る。車道1の中央上部には霧センサー4が設置され、霧
センサー4からの霧発生情報は制御装置としての集中制
御装置5に送られる。また、路側帯2及び中央分離帯3
の適宜箇所(図示例では各車道1に対して3個ずつ)に
は消霧器としての乾燥空気発生装置6が設置され、乾燥
空気発生装置6は集中制御装置5の指令に基づいて作動
する。乾燥空気発生装置6は、濃霧を吸い込んで濃霧中
の液体微粒子(ミスト)を除去し、ミストを含まない乾
燥空気(ドライエア)7を車道1に送風拡散する装置で
ある。
おける車道、2はその路側帯、3はその中央分離帯であ
る。車道1の中央上部には霧センサー4が設置され、霧
センサー4からの霧発生情報は制御装置としての集中制
御装置5に送られる。また、路側帯2及び中央分離帯3
の適宜箇所(図示例では各車道1に対して3個ずつ)に
は消霧器としての乾燥空気発生装置6が設置され、乾燥
空気発生装置6は集中制御装置5の指令に基づいて作動
する。乾燥空気発生装置6は、濃霧を吸い込んで濃霧中
の液体微粒子(ミスト)を除去し、ミストを含まない乾
燥空気(ドライエア)7を車道1に送風拡散する装置で
ある。
【0008】図3に基づいて乾燥空気発生装置6を説明
する。図3に示すように、乾燥空気発生装置6は、ミス
ト除去分離器8と、エアヒータ9と、送風拡散器10と
によって構成されている。ミスト除去分離器8は、静電
分離器、遠心分離器、慣性分離器、濾布分離器等の分離
器によって構成され、濃霧を吸い込んで濃霧中のミスト
を除去するものである。エアヒータ9は、ミスト除去分
離器8でミストが除去された飽和空気を乾燥させるもの
である。送風拡散器10には湿度センサ11が備えら
れ、湿度センサ11によってエアヒータ9で乾燥された
飽和空気が所定の湿度になった際(乾燥された際)、ミ
ストを含まないドライエア7が送風拡散器10によって
車道1に送風拡散される。
する。図3に示すように、乾燥空気発生装置6は、ミス
ト除去分離器8と、エアヒータ9と、送風拡散器10と
によって構成されている。ミスト除去分離器8は、静電
分離器、遠心分離器、慣性分離器、濾布分離器等の分離
器によって構成され、濃霧を吸い込んで濃霧中のミスト
を除去するものである。エアヒータ9は、ミスト除去分
離器8でミストが除去された飽和空気を乾燥させるもの
である。送風拡散器10には湿度センサ11が備えら
れ、湿度センサ11によってエアヒータ9で乾燥された
飽和空気が所定の湿度になった際(乾燥された際)、ミ
ストを含まないドライエア7が送風拡散器10によって
車道1に送風拡散される。
【0009】上記構成の自動車用道路の消霧装置の作用
を説明する。自動車用道路に霧が発生し霧センサー4か
らの霧発生情報が集中制御装置5に送られる。集中制御
装置5で車道1が濃霧状態になったことが判断される
と、集中制御装置5からの指令によって乾燥空気発生装
置6が動作される。乾燥空気発生装置6では、ミスト除
去分離器8に濃霧を吸い込んで濃霧中のミストを除去
し、ミストが除去された飽和空気をエアヒータ9で乾燥
させ、更に、湿度センサ11によって飽和空気が乾燥さ
れたことが検出されるとミストを含まないドライエア7
が送風拡散器10によって車道1に送風拡散される。車
道1に送風拡散されたドライエア7は走行する自動車に
よって拡散が促進される。このため、自動車用道路に濃
霧が発生しても、車道1の路面近傍はミストを含まない
ドライエア7によって局所的に満たされ、自動車用道路
の周囲が濃霧域12であっても車道1は消霧域13とな
る。
を説明する。自動車用道路に霧が発生し霧センサー4か
らの霧発生情報が集中制御装置5に送られる。集中制御
装置5で車道1が濃霧状態になったことが判断される
と、集中制御装置5からの指令によって乾燥空気発生装
置6が動作される。乾燥空気発生装置6では、ミスト除
去分離器8に濃霧を吸い込んで濃霧中のミストを除去
し、ミストが除去された飽和空気をエアヒータ9で乾燥
させ、更に、湿度センサ11によって飽和空気が乾燥さ
れたことが検出されるとミストを含まないドライエア7
が送風拡散器10によって車道1に送風拡散される。車
道1に送風拡散されたドライエア7は走行する自動車に
よって拡散が促進される。このため、自動車用道路に濃
霧が発生しても、車道1の路面近傍はミストを含まない
ドライエア7によって局所的に満たされ、自動車用道路
の周囲が濃霧域12であっても車道1は消霧域13とな
る。
【0010】従って、自動車用道路に霧が発生して周囲
が濃霧域12になった場合であっても、車道1の濃霧が
積極的に除去され車道1は濃霧の濃度が低い消霧域13
となり、自動車からの視界を妨げることがなくなる。
尚、霧センサー4としては、TVカメラ等を用いて霧を
直接監視するようにすることも可能である。また、乾燥
空気発生装置6を設置する場所としては路側帯2や中央
分離帯3に限らず、自動車の走行の妨げにならない場所
であれば、防音壁や車道1に設置することも可能であ
る。
が濃霧域12になった場合であっても、車道1の濃霧が
積極的に除去され車道1は濃霧の濃度が低い消霧域13
となり、自動車からの視界を妨げることがなくなる。
尚、霧センサー4としては、TVカメラ等を用いて霧を
直接監視するようにすることも可能である。また、乾燥
空気発生装置6を設置する場所としては路側帯2や中央
分離帯3に限らず、自動車の走行の妨げにならない場所
であれば、防音壁や車道1に設置することも可能であ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の自動車用道路の消霧装置は、自
動車用道路の周囲が濃霧域となっても車道近傍の濃霧が
消霧器によって積極的に除去されて霧の濃度を低く保つ
ことができる。この結果、濃霧発生時においても自動車
からの視界が妨げられることがなくなり、濃霧発生地帯
の自動車用道路で濃霧が発生した場合であっても自動車
の安全走行が可能となる。
動車用道路の周囲が濃霧域となっても車道近傍の濃霧が
消霧器によって積極的に除去されて霧の濃度を低く保つ
ことができる。この結果、濃霧発生時においても自動車
からの視界が妨げられることがなくなり、濃霧発生地帯
の自動車用道路で濃霧が発生した場合であっても自動車
の安全走行が可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用道路の消霧装
置のシステム構成図。
置のシステム構成図。
【図2】図1中のII-II 線矢視図。
【図3】乾燥空気発生装置の構成図。
1 車道 2 路側帯 3 中央分離帯 4 霧センサー 5 集中制御装置 6 乾燥空気発生装置 7 乾燥空気(ドライエア) 8 ミスト除去分離器 9 エアヒータ 10 送風拡散器 11 湿度センサ 12 濃霧域 13 消霧域
Claims (1)
- 【請求項1】 濃霧中の流体微粒子を除去するミスト除
去分離器と、ミスト除去分離器でミストが除去された飽
和空気を乾燥させて乾燥空気とするエアヒータと、エア
ヒータで乾燥された乾燥空気を車道に送風拡散する送風
拡散器とを有する消霧器を、濃霧発生地域の自動車用道
路に設置し、自動車用道路の濃霧の状態に応じて消霧器
を作動させて乾燥空気を車道近傍に送風拡散して霧を除
去させる制御装置を備えたことを特徴とする自動車用道
路の消霧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6106498A JPH07317039A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 自動車用道路の消霧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6106498A JPH07317039A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 自動車用道路の消霧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317039A true JPH07317039A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14435106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6106498A Pending JPH07317039A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 自動車用道路の消霧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317039A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8292992B2 (en) * | 2008-01-29 | 2012-10-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flue gas desulfurization apparatus |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP6106498A patent/JPH07317039A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8292992B2 (en) * | 2008-01-29 | 2012-10-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Flue gas desulfurization apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010911 |