JPH09123829A - 停止ランプの減速率応答制御装置 - Google Patents
停止ランプの減速率応答制御装置Info
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- JPH09123829A JPH09123829A JP28312395A JP28312395A JPH09123829A JP H09123829 A JPH09123829 A JP H09123829A JP 28312395 A JP28312395 A JP 28312395A JP 28312395 A JP28312395 A JP 28312395A JP H09123829 A JPH09123829 A JP H09123829A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加速度計の検出した加速度信号を演算処理し
て求めたブレーキ操作時の減速率に対応して点灯の状態
を制御する停止ランプの減速率応答制御装置を提供す
る。 【解決手段】 入力軸を水平方向にして地上走行車両に
取り付けられる加速度計10、加速度信号を濾波し減速
率信号202を出力するハイパスフィルタ20、減速率
信号202を演算処理し点灯信号或は点滅信号100を
出力する減速率演算装置30、点灯信号或は点滅信号1
00により励磁される励磁コイル41およびリレー接点
42より成るリレー40、ブレーキ操作検出スイッチ7
0、ブレーキ操作検出スイッチ70およびリレー40の
リレー接点42に直列接続する停止ランプ50を具備す
る停止ランプの減速率応答制御装置。
て求めたブレーキ操作時の減速率に対応して点灯の状態
を制御する停止ランプの減速率応答制御装置を提供す
る。 【解決手段】 入力軸を水平方向にして地上走行車両に
取り付けられる加速度計10、加速度信号を濾波し減速
率信号202を出力するハイパスフィルタ20、減速率
信号202を演算処理し点灯信号或は点滅信号100を
出力する減速率演算装置30、点灯信号或は点滅信号1
00により励磁される励磁コイル41およびリレー接点
42より成るリレー40、ブレーキ操作検出スイッチ7
0、ブレーキ操作検出スイッチ70およびリレー40の
リレー接点42に直列接続する停止ランプ50を具備す
る停止ランプの減速率応答制御装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、停止ランプの減
速率応答制御装置に関し、特に、加速度計の検出した加
速度信号を演算処理して求めたブレーキ操作時の減速率
に対応して点灯の状態を制御する停止ランプの減速率応
答制御装置に関する。
速率応答制御装置に関し、特に、加速度計の検出した加
速度信号を演算処理して求めたブレーキ操作時の減速率
に対応して点灯の状態を制御する停止ランプの減速率応
答制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図を参照して説明する。オート
バイ或は4輪自動車の如き道路走行車両の停止ランプ
は、一般に、ブレーキペダルを操作することにより点灯
する構造とされており、減速率に関係なしに単にブレー
キペダルを操作することのみにより点灯する。停止ラン
プの点灯がこの様に単にブレーキペダルが操作されたこ
とのみを表示するに過ぎない停止ランプである場合、後
続車両の運転手は先行車両の減速率を視野内における車
体の大きさの変化の様子等により判断することが必要で
ある。しかし、夜間或は雨天中の走行の如く視認性の悪
い環境の下において先行車両の減速率の判断をすること
は容易なことではない。そして、エンジン故障或はタイ
ヤのパンクの如き走行車両の何らかの故障、或は運転手
の認識し得ない登り坂を走行する場合その他の事由に起
因して減速が発生する場合、運転手がブレーキペダルを
操作することなしに車両が急減速することとなるので、
停止ランプは点灯しない。これによる後続車両が追突す
る恐れは大きい。
バイ或は4輪自動車の如き道路走行車両の停止ランプ
は、一般に、ブレーキペダルを操作することにより点灯
する構造とされており、減速率に関係なしに単にブレー
キペダルを操作することのみにより点灯する。停止ラン
プの点灯がこの様に単にブレーキペダルが操作されたこ
とのみを表示するに過ぎない停止ランプである場合、後
続車両の運転手は先行車両の減速率を視野内における車
体の大きさの変化の様子等により判断することが必要で
ある。しかし、夜間或は雨天中の走行の如く視認性の悪
い環境の下において先行車両の減速率の判断をすること
は容易なことではない。そして、エンジン故障或はタイ
ヤのパンクの如き走行車両の何らかの故障、或は運転手
の認識し得ない登り坂を走行する場合その他の事由に起
因して減速が発生する場合、運転手がブレーキペダルを
操作することなしに車両が急減速することとなるので、
停止ランプは点灯しない。これによる後続車両が追突す
る恐れは大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り、道路走行
車両の停止ランプは、減速率に応答して制御されるもの
ではなく、ブレーキ操作時に点灯するが減速率に関係な
しに点灯するものであるので、先行車両の停止ランプの
点灯に基づいて後続車両の運転手が先行車両の減速率を
認識することはできず、追突する恐れが生ずる。
車両の停止ランプは、減速率に応答して制御されるもの
ではなく、ブレーキ操作時に点灯するが減速率に関係な
しに点灯するものであるので、先行車両の停止ランプの
点灯に基づいて後続車両の運転手が先行車両の減速率を
認識することはできず、追突する恐れが生ずる。
【0004】この発明は、車体に取り付けた加速度計に
より減速時の加速度を検出し、加速度計の検出加速度を
演算処理して求めたブレーキ操作時の減速率に対応して
点灯の状態を変化させて上述の通りの問題を解消した停
止ランプの減速率応答制御装置を提供するものである。
より減速時の加速度を検出し、加速度計の検出加速度を
演算処理して求めたブレーキ操作時の減速率に対応して
点灯の状態を変化させて上述の通りの問題を解消した停
止ランプの減速率応答制御装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】入力軸を水平にして地上
走行車両に取り付けられる加速度計10を具備し、加速
度計10の検出する加速度信号を濾波して減速率信号2
02を出力するハイパスフィルタ20を具備し、ハイパ
スフィルタ20の出力する減速率信号202を演算処理
して点灯信号或は点滅信号100を出力する減速率演算
装置30を具備し、減速率演算装置30の出力する点灯
信号或は点滅信号100により励磁される励磁コイル4
1およびリレー接点42より成るリレー40を具備し、
ブレーキ操作検出スイッチ70を具備し、ブレーキ操作
検出スイッチ70およびリレー40のリレー接点42に
直列接続する停止ランプ50を具備する停止ランプの減
速率応答制御装置を構成した。そして、停止ランプの減
速率応答制御装置において、減速率演算装置30は更に
ブレーキ操作外点滅信号110を出力し、減速率演算装
置30の出力するブレーキ操作外点滅信号110により
励磁される励磁コイル81およびリレー接点82より成
るブレーキ操作外リレー80を具備し、ブレーキ操作外
リレー80のリレー接点82を停止ランプ50に直列接
続した停止ランプの減速率応答制御装置を構成した。
走行車両に取り付けられる加速度計10を具備し、加速
度計10の検出する加速度信号を濾波して減速率信号2
02を出力するハイパスフィルタ20を具備し、ハイパ
スフィルタ20の出力する減速率信号202を演算処理
して点灯信号或は点滅信号100を出力する減速率演算
装置30を具備し、減速率演算装置30の出力する点灯
信号或は点滅信号100により励磁される励磁コイル4
1およびリレー接点42より成るリレー40を具備し、
ブレーキ操作検出スイッチ70を具備し、ブレーキ操作
検出スイッチ70およびリレー40のリレー接点42に
直列接続する停止ランプ50を具備する停止ランプの減
速率応答制御装置を構成した。そして、停止ランプの減
速率応答制御装置において、減速率演算装置30は更に
ブレーキ操作外点滅信号110を出力し、減速率演算装
置30の出力するブレーキ操作外点滅信号110により
励磁される励磁コイル81およびリレー接点82より成
るブレーキ操作外リレー80を具備し、ブレーキ操作外
リレー80のリレー接点82を停止ランプ50に直列接
続した停止ランプの減速率応答制御装置を構成した。
【0006】また、ブレーキ操作外減速基準信号209
の大きさを点滅基準信号204と比較して大きく設定す
ると共に、ブレーキ操作外点滅信号110の繰り返し周
波数を点滅信号100と比較して高く設定する停止ラン
プの減速率応答制御装置を構成した。
の大きさを点滅基準信号204と比較して大きく設定す
ると共に、ブレーキ操作外点滅信号110の繰り返し周
波数を点滅信号100と比較して高く設定する停止ラン
プの減速率応答制御装置を構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の停止ランプの減速率応
答制御装置は、加速度計によりブレーキ操作時の走行車
両の加速度信号を検出し、加速度計の検出した加速度信
号を演算装置により演算処理して減速率を求め、減速率
に対応して車両の停止ランプの点滅間隔を変化させ、更
に、ブレーキ操作時以外においても走行車両の減速率に
対応して停止ランプを点灯或は点滅させることにより、
先行車両の減速率を後続車両の運転手に表示し車間距離
を調整して追突事故を未然に防止するものである。
答制御装置は、加速度計によりブレーキ操作時の走行車
両の加速度信号を検出し、加速度計の検出した加速度信
号を演算装置により演算処理して減速率を求め、減速率
に対応して車両の停止ランプの点滅間隔を変化させ、更
に、ブレーキ操作時以外においても走行車両の減速率に
対応して停止ランプを点灯或は点滅させることにより、
先行車両の減速率を後続車両の運転手に表示し車間距離
を調整して追突事故を未然に防止するものである。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図1を参照して説明す
る。加速度計10は、入力軸を水平にして道路走行車両
の車体に取り付けられ、車両の前後方向の水平加速度を
検出する。加速度計10により検出した走行車両の加速
度信号は、フィルタ20に入力して車体の傾斜信号成分
その他種々のノイズを除去して減速率信号202とされ
た後、減速率演算装置30に入力される。そして、減速
率演算装置30において演算処理して減速率信号202
に対応する点灯信号或は点滅信号100を出力する。こ
の点灯信号或は点滅信号100はリレー40に供給さ
れ、励磁コイル41を励磁してリレー接点42をON/
OFF駆動する。
る。加速度計10は、入力軸を水平にして道路走行車両
の車体に取り付けられ、車両の前後方向の水平加速度を
検出する。加速度計10により検出した走行車両の加速
度信号は、フィルタ20に入力して車体の傾斜信号成分
その他種々のノイズを除去して減速率信号202とされ
た後、減速率演算装置30に入力される。そして、減速
率演算装置30において演算処理して減速率信号202
に対応する点灯信号或は点滅信号100を出力する。こ
の点灯信号或は点滅信号100はリレー40に供給さ
れ、励磁コイル41を励磁してリレー接点42をON/
OFF駆動する。
【0009】ここで、停止ランプ50の駆動経路につい
て説明する。ブレーキペダル60を踏み込み操作する
と、スイッチ70はトリガされ、ブレーキ操作が検出さ
れる。スイッチ70がトリガされると、このスイッチ7
0に接続する+12V或は+24Vの電源はこのスイッ
チを介してリレー40のリレー接点42に到り、更にこ
のリレー接点42を介して停止ランプ50を点灯し或は
点滅する駆動経路が構成される。
て説明する。ブレーキペダル60を踏み込み操作する
と、スイッチ70はトリガされ、ブレーキ操作が検出さ
れる。スイッチ70がトリガされると、このスイッチ7
0に接続する+12V或は+24Vの電源はこのスイッ
チを介してリレー40のリレー接点42に到り、更にこ
のリレー接点42を介して停止ランプ50を点灯し或は
点滅する駆動経路が構成される。
【0010】一方、ブレーキ操作時以外においては、設
定されたブレーキ操作外減速基準信号209以上の減速
率信号が発生した場合、減速率演算装置30はブレーキ
操作外点滅信号110を出力し、このブレーキ操作外点
滅信号110によりブレーキ操作外リレー80の励磁コ
イル81を励磁してリレー接点82をON/OFF駆動
する。停止ランプ50は、このON/OFF駆動される
リレー接点82を介して、このリレー接点82に接続す
る+12V或は+24Vの電源により点滅駆動せしめら
れる。
定されたブレーキ操作外減速基準信号209以上の減速
率信号が発生した場合、減速率演算装置30はブレーキ
操作外点滅信号110を出力し、このブレーキ操作外点
滅信号110によりブレーキ操作外リレー80の励磁コ
イル81を励磁してリレー接点82をON/OFF駆動
する。停止ランプ50は、このON/OFF駆動される
リレー接点82を介して、このリレー接点82に接続す
る+12V或は+24Vの電源により点滅駆動せしめら
れる。
【0011】次いで、この発明の停止ランプの減速率応
答制御装置の減速率演算装置を図2を参照して細に説明
する。図2において、加速度信号200は、ハイパスフ
ィルタ20により加速度計10のバイアス信号成分或は
車体の傾斜による地球重力のバイアス分を除去されて走
行車両の加速度をほぼ正確に示す減速率信号202とさ
れる。即ち、道路には、一般に、道路面の傾斜および登
り下り坂が多数存在しており、ここを走行する地上走行
車両の車体は傾斜する状態にある。加速度計10の検出
する加速度信号200には加速度計自体のバイアスおよ
び車体傾斜に起因して発生するノイズ成分が多く含まれ
ているのであるが、ハイパスフィルタ20を適用してこ
れらのノイズ成分を除去することにより、加速度計10
の検出する加速度信号200を地上走行車両用としての
使用に耐え得るほぼ正確な加速度信号とすることができ
る。
答制御装置の減速率演算装置を図2を参照して細に説明
する。図2において、加速度信号200は、ハイパスフ
ィルタ20により加速度計10のバイアス信号成分或は
車体の傾斜による地球重力のバイアス分を除去されて走
行車両の加速度をほぼ正確に示す減速率信号202とさ
れる。即ち、道路には、一般に、道路面の傾斜および登
り下り坂が多数存在しており、ここを走行する地上走行
車両の車体は傾斜する状態にある。加速度計10の検出
する加速度信号200には加速度計自体のバイアスおよ
び車体傾斜に起因して発生するノイズ成分が多く含まれ
ているのであるが、ハイパスフィルタ20を適用してこ
れらのノイズ成分を除去することにより、加速度計10
の検出する加速度信号200を地上走行車両用としての
使用に耐え得るほぼ正確な加速度信号とすることができ
る。
【0012】この減速率信号202は、点灯基準検出お
よびパルス発生器203において予め設定された点滅基
準信号204と比較される。点灯基準検出およびパルス
発生器203は、減速率信号202が予め設定された点
滅基準信号204より低い場合はその出力レベルは1と
されており、減速率信号202が点滅基準信号204を
超えると減速率信号202に比例して繰り返し周波数が
増加するパルス列を出力する。この減速率信号202
は、また、点灯基準検出器206において点灯基準信号
204’と比較される。この点灯基準検出器206は、
減速率信号202が極めて低い場合はその出力レベルは
0であり、減速率信号202が点灯基準信号204’を
超えるとその出力レベルは1となる。
よびパルス発生器203において予め設定された点滅基
準信号204と比較される。点灯基準検出およびパルス
発生器203は、減速率信号202が予め設定された点
滅基準信号204より低い場合はその出力レベルは1と
されており、減速率信号202が点滅基準信号204を
超えると減速率信号202に比例して繰り返し周波数が
増加するパルス列を出力する。この減速率信号202
は、また、点灯基準検出器206において点灯基準信号
204’と比較される。この点灯基準検出器206は、
減速率信号202が極めて低い場合はその出力レベルは
0であり、減速率信号202が点灯基準信号204’を
超えるとその出力レベルは1となる。
【0013】この減速率信号202は、更に、比較器2
05においてブレーキ操作外減速基準信号209と比較
される。この比較器205は、減速率信号202がブレ
ーキ操作外減速基準信号209より低い場合はその出力
レベルは0であり、減速率信号202がブレーキ操作外
減速基準信号209を超えるとその出力レベルは1とな
る。
05においてブレーキ操作外減速基準信号209と比較
される。この比較器205は、減速率信号202がブレ
ーキ操作外減速基準信号209より低い場合はその出力
レベルは0であり、減速率信号202がブレーキ操作外
減速基準信号209を超えるとその出力レベルは1とな
る。
【0014】図3を参照して点灯信号或は点滅信号10
0およびブレーキ操作外点滅信号110を説明してお
く。(a)の点灯信号或は点滅信号100において、点
灯基準信号204’は、点滅基準信号204より低い。
減速率信号202が点灯基準信号204’を超えると、
繰り返し周波数が0(ゼロ)の点灯信号を出力すること
を示している。この状態は減速率信号202が点滅基準
信号204に到る迄持続する。減速率信号202が点滅
基準信号204を超えると、減速率信号202の大きさ
に比例して増大する繰り返し周波数の信号であることを
示している。(b)のブレーキ操作外点滅信号110
は、減速率信号202がブレーキ操作外減速基準信号2
09を超えると或る一定の大きい繰り返し周波数の信号
を出力することを示している。ブレーキ操作外減速基準
信号209の大きさを点滅基準信号204と比較して大
きく設定すると共に、ブレーキ操作外点滅信号110の
繰り返し周波数を点滅信号100と比較して高く設定す
ることにより、ブレーキペダル60の踏み込み操作に依
らない減速を識別する。
0およびブレーキ操作外点滅信号110を説明してお
く。(a)の点灯信号或は点滅信号100において、点
灯基準信号204’は、点滅基準信号204より低い。
減速率信号202が点灯基準信号204’を超えると、
繰り返し周波数が0(ゼロ)の点灯信号を出力すること
を示している。この状態は減速率信号202が点滅基準
信号204に到る迄持続する。減速率信号202が点滅
基準信号204を超えると、減速率信号202の大きさ
に比例して増大する繰り返し周波数の信号であることを
示している。(b)のブレーキ操作外点滅信号110
は、減速率信号202がブレーキ操作外減速基準信号2
09を超えると或る一定の大きい繰り返し周波数の信号
を出力することを示している。ブレーキ操作外減速基準
信号209の大きさを点滅基準信号204と比較して大
きく設定すると共に、ブレーキ操作外点滅信号110の
繰り返し周波数を点滅信号100と比較して高く設定す
ることにより、ブレーキペダル60の踏み込み操作に依
らない減速を識別する。
【0015】ここで、停止ランプの減速率応答制御装置
のブレーキ操作時の動作について説明する。先ず、ブレ
ーキペダル60の踏み込み操作をして加速度計10が減
速率信号202を出力しているが、これが極めて低い場
合は点灯基準検出器206の出力レベルは0である。乗
算器207の一方の入力は0であるところから、乗算器
207の出力は0であり、点灯信号或は点滅信号100
が送り出されるには到らない。
のブレーキ操作時の動作について説明する。先ず、ブレ
ーキペダル60の踏み込み操作をして加速度計10が減
速率信号202を出力しているが、これが極めて低い場
合は点灯基準検出器206の出力レベルは0である。乗
算器207の一方の入力は0であるところから、乗算器
207の出力は0であり、点灯信号或は点滅信号100
が送り出されるには到らない。
【0016】減速率信号202が増大して点灯基準信号
204’を超えると、点灯基準検出器206の出力レベ
ルは1となり、乗算器207の一方の入力のレベルは1
となる。ところで、上述した通り、点灯基準検出および
パルス発生器203は減速率信号202が予め設定され
た点滅基準信号204より低い場合はその出力レベルは
1であるので、乗算器207の他方の入力レベルは1に
保持されている。従って、乗算器207の出力レベルは
1であり、これによりリレードライバ208が駆動され
て点灯信号100が送り出される。この点灯信号100
は一定振幅であり、リレー40に供給されて励磁コイル
41を励磁し、リレー接点42をONに駆動保持する。
停止ランプ50はこれにより点灯状態に保持される。
204’を超えると、点灯基準検出器206の出力レベ
ルは1となり、乗算器207の一方の入力のレベルは1
となる。ところで、上述した通り、点灯基準検出および
パルス発生器203は減速率信号202が予め設定され
た点滅基準信号204より低い場合はその出力レベルは
1であるので、乗算器207の他方の入力レベルは1に
保持されている。従って、乗算器207の出力レベルは
1であり、これによりリレードライバ208が駆動され
て点灯信号100が送り出される。この点灯信号100
は一定振幅であり、リレー40に供給されて励磁コイル
41を励磁し、リレー接点42をONに駆動保持する。
停止ランプ50はこれにより点灯状態に保持される。
【0017】減速率が更に増大して減速率信号202が
点灯基準信号204’より大きい点滅基準信号204を
超えると、点滅基準検出およびパルス発生器203は減
速率信号202に比例して繰り返し周波数が増加するパ
ルス列の点滅信号を出力するに到る。この点滅信号は乗
算器207の一方の入力に加えられる。乗算器207の
他方の入力には点灯基準検出器206からレベル1の出
力が加えられているので、乗算器207は点滅信号の点
滅周波数に比例する繰り返し周波数のパルス列を出力す
る。これによりリレードライバ208が駆動され、繰り
返し周波数に同期する点滅信号100が送り出される。
この点滅信号100はリレー40に供給され、その励磁
コイル41を繰り返し周波数に同期して励磁し、リレー
接点42をON/OFF制御する。停止ランプ50はこ
のリレー接点42のON/OFFに対応して点滅状態を
持続する。
点灯基準信号204’より大きい点滅基準信号204を
超えると、点滅基準検出およびパルス発生器203は減
速率信号202に比例して繰り返し周波数が増加するパ
ルス列の点滅信号を出力するに到る。この点滅信号は乗
算器207の一方の入力に加えられる。乗算器207の
他方の入力には点灯基準検出器206からレベル1の出
力が加えられているので、乗算器207は点滅信号の点
滅周波数に比例する繰り返し周波数のパルス列を出力す
る。これによりリレードライバ208が駆動され、繰り
返し周波数に同期する点滅信号100が送り出される。
この点滅信号100はリレー40に供給され、その励磁
コイル41を繰り返し周波数に同期して励磁し、リレー
接点42をON/OFF制御する。停止ランプ50はこ
のリレー接点42のON/OFFに対応して点滅状態を
持続する。
【0018】一方、ブレーキ操作時以外の場合、エンジ
ン故障或はタイヤのパンクの如き車両の何らかの故障、
運転手の認識し得ない登り坂を走行することに起因して
減速が発生し、この減速率がブレーキ操作外減速基準信
号209を超えると、比較器205はこの超過を検出し
パルス発生器210にパルス発生の指示を出力する。パ
ルス発生器210の出力するパルス信号はリレードライ
バ211を介してブレーキ操作外点滅信号110として
送り出される。このブレーキ操作外点滅信号110によ
りブレーキ操作外リレー80の励磁コイル81をON/
OFF励磁してリレー接点82をON/OFF駆動す
る。このON/OFF駆動されるリレー接点82を介し
て停止ランプ50は繰り返し周期に同期して点滅せしめ
られる。
ン故障或はタイヤのパンクの如き車両の何らかの故障、
運転手の認識し得ない登り坂を走行することに起因して
減速が発生し、この減速率がブレーキ操作外減速基準信
号209を超えると、比較器205はこの超過を検出し
パルス発生器210にパルス発生の指示を出力する。パ
ルス発生器210の出力するパルス信号はリレードライ
バ211を介してブレーキ操作外点滅信号110として
送り出される。このブレーキ操作外点滅信号110によ
りブレーキ操作外リレー80の励磁コイル81をON/
OFF励磁してリレー接点82をON/OFF駆動す
る。このON/OFF駆動されるリレー接点82を介し
て停止ランプ50は繰り返し周期に同期して点滅せしめ
られる。
【0019】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明の停止ラ
ンプの減速率応答制御装置は、車両の減速率に応答して
停止ランプを点灯制御或は点滅制御することができる。
この様に、停止ランプが点灯制御或は点滅制御されるこ
とにより、後続車両の運転手に先行車両の減速状態を明
確に表示することができ、接近追突事故を未然に防止す
ることができる。
ンプの減速率応答制御装置は、車両の減速率に応答して
停止ランプを点灯制御或は点滅制御することができる。
この様に、停止ランプが点灯制御或は点滅制御されるこ
とにより、後続車両の運転手に先行車両の減速状態を明
確に表示することができ、接近追突事故を未然に防止す
ることができる。
【図1】実施例を説明する図。
【図2】減速率演算装置を説明する図。
【図3】点灯信号或は点滅信号、および点滅信号を説明
する図。
する図。
10 加速度計 20 ハイパスフィルタ 30 減速率演算装置 40 リレー 50 停止ランプ 60 ブレーキペダル 70 スイッチ 80 ブレーキ操作外リレー 100 点灯信号或は点滅信号 110 ブレーキ操作外点滅信号 200 加速度信号 201 ハイパスフィルタ 202 減速率信号 203 点滅基準検出およびパルス発生器 204 点滅基準信号 204’点灯基準信号 205 比較器 206 点灯基準検出器 207 乗算器 208 リレードライバー 209 ブレーキ操作外減速基準信号 210 パルス発生器 211 リレードライバ
Claims (3)
- 【請求項1】 入力軸を水平にして地上走行車両に取り
付けられる加速度計を具備し、 加速度計の検出する加速度信号を濾波して減速率信号を
出力するハイパスフィルタを具備し、 ハイパスフィルタの出力する減速率信号を演算処理して
点灯信号或は点滅信号を出力する減速率演算装置を具備
し、 減速率演算装置の出力する点灯信号或は点滅信号により
励磁される励磁コイルおよびリレー接点より成るリレー
を具備し、 ブレーキ操作検出スイッチを具備し、 ブレーキ操作検出スイッチおよびリレーのリレー接点に
直列接続する停止ランプを具備することを特徴とする停
止ランプの減速率応答制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載される停止ランプの減速
率応答制御装置において、 減速率演算装置は更にブレーキ操作外点滅信号を出力
し、 減速率演算装置の出力するブレーキ操作外点滅信号によ
り励磁される励磁コイルおよびリレー接点より成るブレ
ーキ操作外リレーを具備し、 ブレーキ操作外リレーのリレー接点を停止ランプに直列
接続したことを特徴とする停止ランプの減速率応答制御
装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載される停止ランプの減速
率応答制御装置において、 ブレーキ操作外減速基準信号の大きさを点滅基準信号と
比較して大きく設定すると共に、ブレーキ操作外点滅信
号の繰り返し周波数を点滅信号と比較して高く設定する
ことを特徴とする停止ランプの減速率応答制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28312395A JPH09123829A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 停止ランプの減速率応答制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28312395A JPH09123829A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 停止ランプの減速率応答制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123829A true JPH09123829A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17661530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28312395A Withdrawn JPH09123829A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 停止ランプの減速率応答制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09123829A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-10-31 JP JP28312395A patent/JPH09123829A/ja not_active Withdrawn
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