JPH07316960A - 丸編機用の防塵装置 - Google Patents

丸編機用の防塵装置

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JPH07316960A
JPH07316960A JP10703694A JP10703694A JPH07316960A JP H07316960 A JPH07316960 A JP H07316960A JP 10703694 A JP10703694 A JP 10703694A JP 10703694 A JP10703694 A JP 10703694A JP H07316960 A JPH07316960 A JP H07316960A
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dust
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JP10703694A
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Fumiyuki Yamazaki
文之 山崎
Masumi Nomura
益己 野村
Hideo Tani
秀男 谷
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平回転するシリンダ4を有し、その上周部
を筒状編生地Wの編成部7とする丸編機2において、編
成部7に綿屑等が付着成長することがないようにして、
編み疵の発生を完全に防止する。 【構成】 編成部7に対し、その内側からシリンダ4の
外方へ向けて空気を吹き付けるようにした噴気パイプ2
8をシリンダ4と同一方向へ回転させ、また、編成部7
の外側からシリンダ4の内方へ向けて空気を吹き付ける
ようにした噴気パイプ33をシリンダ4と逆方向へ回転
させるようにした。各パイプ28,33からの噴出空気
が強い攪拌作用を生じて、綿屑等の成長を完全に防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸編機に用いられる防
塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丸編機において、垂直軸廻りで回転可能
に設けられたシリンダ(円筒体)を有し、その上周部
に、カム機構等によって相互のタイミングを図りながら
作動する編針及びシンカーの組機構が複数並設され(以
下、これら組機構を含め上周部全体を「編成部」と言
う)、この編成部によって円筒状の編生地を編成するよ
うになされたものは周知である。
【0003】この種丸編機では、シンカーへの給糸時に
発生する綿屑等が編成部へ付着成長した場合に、編生地
に綿屑等の編み込みによる編み疵を発生させるおそれが
あるので、従来、編成部へ空気を吹き付けて綿屑等を吹
き飛ばすようにすることが考えられている(特公昭52
−33705号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
シリンダ中心に設けた回転軸から編成部の内周面へ向け
て空気噴射管を放射状に突出させ、この空気噴射管をシ
リンダとは逆方向へ回転させるようにしていたが、噴出
空気が常に同一向きであり、且つ吹き付け領域が限られ
ていた(固定されていた)ため、綿屑等の成長を許容す
る箇所を局部的、点在的に残存させたものとなってお
り、編み疵を完全に防止するには至らなかった。このた
め製品歩留りに劣る欠点があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、綿屑等の除去が確実に行えるようにして編生
地における編み疵の発生を防止し、もって製品歩留りの
向上及び製品の高品質化が図れるようにした丸編機用の
防塵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明では、回転可能なシリンダを具備しその上周部を筒状
編生地の編成部とする丸編機用の防塵装置において、編
成部へ向けて設けたエア噴射口をシリンダと同心で且つ
同一方向へ回転可能とする正転除塵器と、編成部へ向け
て設けたエア噴射口をシリンダと同心で且つ逆方向へ回
転可能とする逆転除塵器とを具備していることを特徴と
している。
【0007】
【作用】編成部に対して、エア噴射口をシリンダと同一
方向へ回転させる正転除塵器だけでなく、エア噴射口を
シリンダと逆方向に回転させる逆転除塵器をも具備して
いるので、噴出空気を編成部全体へ万遍なく噴き付ける
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1及び図2は本発明に係る防塵装置1を具備した
丸編機2を示したもので、この丸編機2は、脚枠3に対
して水平回転可能なシリンダ4を具備している。シリン
ダ4の上周部は、編針5及びシンカー6の組機構が複数
並設された編成部7とされている。8は各編針5への給
糸をガイドする糸案内具であり、適宜固定したリング9
に対して吊設されている。また、10はシリンダ4の上
方に枠組みされたフレーム11から、シリンダ4の回転
中心に沿って吊下げ保持された固定軸である。この固定
軸10にはパイプ材が用いられており、その内部が、後
述するように(図4参照)空気供給路10aとして用い
られている。
【0009】なお、編成されつつある筒状編生地は、シ
リンダ4内に設けられた巻取軸12に逐次、巻き取られ
るようになっている。上記固定軸10には、シリンダ4
の編成部7に略対応する高さ位置に駆動分配装置14が
設けられている。上記駆動分配装置14は、図4に示す
ように固定軸10と同心となるように連結された中心基
軸15に対して、上ロータ16及び下ロータ17がそれ
ぞれ軸受具16a,16b,17a,17bを介して回
転自在に挿通され、且つこれら上ロータ16と下ロータ
17との両者間にカラー18を介して径方向へ突出する
枢軸19が設けられ、この枢軸19に軸受具19aを介
して遊星ギヤ20が回転自在に設けられて成る。この遊
星ギヤ20は、上ロータ16に対して下向きに設けられ
た太陽ギヤ21、及び下ロータ17に対して上向きに設
けられた太陽ギヤ22とそれぞれ噛合している。従っ
て、上ロータ16と下ロータ17とは、互いに逆方向に
回転するようになっている。
【0010】なお、上ロータ16には、遊星ギヤ20の
円周軌道を覆うカバー25が設けられ、下ロータ17に
は、固定軸10及び中心基軸15と同心で下方へ延びる
回転軸26が連結されている。上記中心基軸15には、
その上端寄り外周面に接続される空気供給管27と下ロ
ーラ17の保持外面との間を連通する導気路15aが設
けられていると共に、固定軸10内の空気供給路10a
と上ロータ16の保持外面との間を連通する導気路15
bが設けられている。
【0011】下ロータ17の外周部には、周方向の等配
位置から径方向へ突出する複数本(本実施例では3本)
の噴気パイプ28が接続されている。これら噴気パイプ
28は、中心基軸15の導気路15aと連通しており、
その突端部は、図3に示すようにシリンダ4の内側に配
され、その回転方向(矢符A参照)に対して斜め前方へ
向くように折曲されている。そして、この折曲部分の外
向き面にエア噴射口29が設けられている。このため、
空気供給管27へ空気を送給した場合、噴気パイプ28
のエア噴射口29からの噴出空気は、編成部7に対して
その内側からシリンダ4の外方へ向けて吹き付けられ、
綿屑等の付着を防止するようになる。これによって正転
除塵器32が構成されている。
【0012】一方、図4に示すように上ロータ16の外
周部には、周方向の等配位置から径方向へ突出する複数
本(本実施例では3本)の噴気パイプ33が接続されて
いる。これら噴気パイプ33は、中心基軸15の導気路
15bと連通しており、その突端部は、図3に示すよう
にシリンダ4の外側に配され、その回転方向に対する斜
め前方(即ち、上記噴気パイプ28と同方向)へ向くよ
うに折曲されている。そして、この折曲部分の内向き面
にエア噴射口34が設けられている。このため、固定軸
10内の空気供給路10aへ空気を送給した場合、噴気
パイプ33のエア噴射口34からの噴出空気は、編成部
7に対してその外側からシリンダ4の内方へ向けて吹き
付けられ、綿屑等の付着を防止するようになる。これに
よって逆転除塵器35が構成されている。
【0013】また、この空気の吹き付けに伴い、エア噴
射口34(噴気パイプ33及び上ロータ16)をシリン
ダ4と逆方向に回転させるような推力(矢符C参照)が
生じる。なお、上記したように上ロータ16と下ロータ
17とは、遊星ギヤ20を介して互いに噛合関係にあ
り、下ロータ17の下部に垂下連結された回転軸26に
は、図1に示したようにその下端部に、水平方向に突出
する幅出しロッド38が設けられている。この幅出しロ
ッド38は、編生地Wの幅を広げて前記巻取軸12への
巻き取りが整然と行われるようにするためのものであ
る。ここで、回転軸26は、幅出しロッド38が編生地
Wの強い張力で押圧され、捲取生地の回転に従って軸2
6はシリンダの回転方向に連廻しされ、この回転軸26
の回転によりパイプ28,33が夫々正逆方向B,Cに
回動される。
【0014】本発明において、正転除塵器32の噴気パ
イプ28及び逆転除塵器35の噴気パイプ33は、その
本数(1本でもよい)や配置、及び折曲形状等が何ら限
定されるものではない。また例えば、これら噴気パイプ
28,33を、エア噴射口29や34に相当して固定さ
せたノズルを有する可撓性ホースに置換することも可能
である。
【0015】正転除塵器32と逆転除塵器35とは、各
エア噴射口29,34の回転が同速となるものでも遅速
差を有したものでもよい。なお、これらの連動機構とし
て、上記した遊星ギヤ20の使用が限定されるものでは
ない。また、駆動源に、上記実施例のような空気の噴射
推力を利用するものに限らず、独自の駆動装置(例えば
固定軸10を回転駆動させる等)を具備させるようにし
てもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、正転除塵器及び逆転除塵器を具備させることに
より、編成部に対してその内・外周の双方から空気を吹
き付けるようにしているので、噴射空気が編成部全体に
わたって吹き付けられるようになり、綿屑等の成長を許
容した部分を皆無にできて、綿屑等の除去が確実とな
る。このため、編生地に編み疵が発生することが無くな
り、製品歩留りの向上及び製品の高品質化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防塵装置を備えた丸編機を示す一
部破砕正面図である。
【図2】防塵装置を拡大して示す正面断面図である。
【図3】防塵装置を示す概略平面図である。
【図4】駆動分配装置を示す拡大正面断面図である。
【符号の説明】
1 防塵装置 2 丸編機 4 シリンダ 7 編成部 29 エア噴射口 32 正転除塵器 34 エア噴射口 35 逆転除塵器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なシリンダ(4)を具備しその
    上周部を筒状編生地(W)の編成部(7)とする丸編機
    (2)用の防塵装置において、編成部(7)へ向けて設
    けたエア噴射口(29)をシリンダ(4)と同心で且つ
    同一方向へ回転可能とする正転除塵器(32)と、編成
    部(7)へ向けて設けたエア噴射口(34)をシリンダ
    (4)と同心で且つ逆方向へ回転可能とする逆転除塵器
    (35)とを具備していることを特徴とする丸編機用の
    防塵装置。
JP10703694A 1994-05-20 1994-05-20 丸編機用の防塵装置 Expired - Lifetime JP2784143B2 (ja)

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JPH07316960A true JPH07316960A (ja) 1995-12-05
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079322A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Gunze Ltd ダブル編用丸編機及びダブル生地の編成方法
EP2343405A1 (en) * 2010-01-12 2011-07-13 Pai Lung Machinery Mill Co., Ltd. Yarn feeding plate bi-directional floss blowing apparatus for circular knitting machines
SG172513A1 (en) * 2010-01-07 2011-07-28 Pai Lung Machinery Mill Co Ltd Yarn feeding plate double-sided floss blowing apparatus for circular knitting machines
KR102565727B1 (ko) * 2023-03-30 2023-08-09 이인실 안정적인 운용을 보장하는 구성을 포함하는 환편기
KR102565726B1 (ko) * 2023-03-30 2023-08-09 이인실 린트제거부를 포함하는 환편기

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