JPH0731677U - 噴出器 - Google Patents

噴出器

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JPH0731677U
JPH0731677U JP6808993U JP6808993U JPH0731677U JP H0731677 U JPH0731677 U JP H0731677U JP 6808993 U JP6808993 U JP 6808993U JP 6808993 U JP6808993 U JP 6808993U JP H0731677 U JPH0731677 U JP H0731677U
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JP
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holding member
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ejector
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Pending
Application number
JP6808993U
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English (en)
Inventor
正行 細貝
Original Assignee
株式会社三谷バルブ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体内の内容物を使いきって廃棄すると
き、残留する噴出剤を容易に吐出して噴出器の暴発を防
止する。 【構成】 容器本体10の噴出管17に取り付ける押下
釦11を押し下げ、容器本体10内の内容物を噴出管1
7を通して押下釦11のノズル11gから吐出する噴出
器において、容器本体10で保持部材12を支持し、そ
の保持部材12を押下釦11が非押し下げ位置に復帰す
ることを許容する退避位置と押下釦11を押し下げ位置
に保持する作動位置とに移動自在とするとともに、その
保持部材12を作動位置に移動したときその保持部材1
2に設けた係合凸部12cを係合して該保持部材12を
作動位置に保持する係合凹部18bを前記容器本体10
に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、噴出剤を使用する化粧用・薬用・殺虫用等の噴出器に関する。詳 しくは、容器本体の噴出管に取り付ける押下釦を押し下げ、容器本体内の内容物 を噴出管を通して押下釦のノズルから吐出する噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の噴出器は、一般的に、容器本体内の内容物を使いきっても内部 に噴出剤が残る。そのため、内容物を使いきった後、そのまま廃棄すると、たと えば太陽や焼却炉の熱で残留噴出剤が膨張して噴出器が暴発することがある。
【0003】 そこで、従来、この種の噴出器では、容器本体内の内容物を使いきったとき、 さらに押下釦を手で押し下げて残留する噴出剤を吐出し、噴出剤がなくなってか ら噴出器を廃棄することとしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のそのような噴出器では、内容物を使いきって廃棄するとき、 噴出剤がなくなるまで手で押下釦を押し下げ続けなければならないので、手間が かかる問題があった。そのため、内容物を使いきったときそのまま噴出器を廃棄 することが多く、その噴出器の暴発による事故を有効に防止することができなか った。
【0005】 そこで、この考案の目的は、内容物を使いきって廃棄するとき、残留する噴出 剤を容易に吐出して噴出器の暴発を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載のものは、たとえば以下の図示実施例に示すとおり 、容器本体10の噴出管17に取り付ける押下釦11を押し下げ、前記容器本体 10内の内容物を噴出管17を通して前記押下釦11のノズル11gから吐出す る噴出器において、前記容器本体10で保持部材12を支持し、前記押下釦11 が非押し下げ位置に復帰することを許容する退避位置と前記押下釦11を前記押 し下げ位置に保持する作動位置とに該保持部材12を移動自在とするとともに、 その作動位置に前記保持部材12を移動したときその保持部材12に設けた係合 凸部12cを係合して該保持部材12を前記作動位置に保持する係合凹部18b のような係合部を前記容器本体10に設けてなることを特徴とする。
【0007】 請求項2に記載のものは、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、請求項1 に記載の噴出器において、前記保持部材12が前記作動位置へと移動することを 阻止するストッパ部材24を、前記容器本体10に取外し自在に取り付けてなる ことを特徴とする。
【0008】 請求項3に記載のものは、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、請求項1 に記載の噴出器において、前記保持部材12と前記ストッパ部材24とが、その ストッパ部材24を手で分離可能に一体につくられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
そして、この考案では、使用時、手で押下釦11を押し下げ、容器本体10内 の内容物を噴出管17を通して該押下釦11のノズル11gから噴出する。 その使用後、容器本体10内の内容物を使いきって噴出器を廃棄するときは、 保持部材12を退避位置から作動位置へと移動し、そこで係合部と係合して押下 釦11を押し下げ位置に保持する。
【0010】 請求項2に記載のものでは、噴出器の使用時、容器本体10に取り付けたスト ッパ部材24で保持部材12を作動位置へと移動することを阻止する一方、噴出 器の廃棄時、そのストッパ部材24を容器本体10から取り外して保持部材12 を作動位置へと移動可能とする。
【0011】 請求項3に記載のものでは、容器本体10からストッパ部材24を取り外すと き、そのストッパ部材24を手で分離する。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、この考案の実施例につき説明する。 図1は、この考案の一実施例である化粧用の噴出器で、不使用状態における要 部の縦断面図である。この噴出器は、図示するように容器本体10、押下釦11 、保持部材12、保護キャップ13等を備える。
【0013】 前記容器本体10は、容器本体部15の上部に筒部18を有する。その容器本 体部15は、片手で掴むことができるやや細長の円筒形状で、図示省略した内部 に収納室を設け、その収納室に化粧用クリームと噴出剤とを一緒に収納し、上端 部を蓋部16で被う。その蓋部16には、外周に巻き締め部16aを設ける一方 、中央部に前記収納室の出口を設け、そこに図示しない噴出バルブを設ける。そ の噴出バルブには、噴出管17を上下動自在に接続する。その噴出管17は、上 部を前記蓋部16から外部へ突出し、下動するときに前記噴出バルブを開操作可 能に設けてなる。
【0014】 前記筒部18は、円筒形状で、上部外周の上下に係合凹部18a・18bを環 状にそれぞれ設け、中間部内面に拡径凹部18cを環状に設けるとともに、下部 に段部18dを経て拡径筒部18eを設ける。
【0015】 そして、筒部18を容器本体部15の上部に被せ、拡径凹部18cに前記巻き 締め部16aを圧入するとともに、その巻き締め部16a下に環状の係合凸部1 8fを係合して容器本体部15に一体的に取り付けてなる。
【0016】 前記筒部18の上部には、接続部21を介して前記押下釦11を同一部材で一 体に形成する。その押下釦11は、釦本体11aの接続部21側に細長筒部11 bを上向きに突出するとともに、内部に細長筒部11bの上端から前記釦本体1 1aの下方へと貫いて吐出通路11cを設け、その入口11dに前記噴出管17 の出口を接続する。また、押下釦11は、釦本体11aの前記細長筒部11bの ある側と反対の側に指掛け部11eを設ける。その指掛け部11eは、外端から 外向きに曲げて掛止部11fを設ける。
【0017】 しかして、前記釦本体11aの下部および前記筒部18の上部を被って前記保 持部材12を設ける。その保持部材12は、図1および図2に示すように、キャ ップ形状で、上面中央に窓孔12aをあける一方、下端外周に鍔部12bを設け 、下端内周に内向きに突出して係合凸部12cを設ける。
【0018】 その保持部材12の下方には、複数の接続部23………を介してストッパ部材 24を同一部材で一体に形成する。それら接続部23………は、細く小さい棒状 で、手で分離可能に形成する。一方、前記ストッパ部材24は、外周に突き合わ せ端部24aを有するリング形状につくり、その突き合わせ端部24aの一方に 摘み24bを設けるとともに、リング形状の内面に係合凸部24cを設ける。
【0019】 そして、図1に示すように、前記ストッパ部材24と前記保持部材12を前記 筒部18の上部に被せ、係合凸部12cと係合凹部18aとを係合するとともに 、前記係合凸部24cと係合凹部18bとを係合してなる。そのとき、前記押下 釦11の細長筒部11bの上部や指掛け部11eを前記保持部材12の窓孔12 aから外部へ突出してなる。
【0020】 その押下釦11を被って前記保護キャップ13を設ける。その保護キャップ1 3は、下向き開口で、前記保持部材12に被せて取り付け、下端を鍔部12b上 に突き当ててなる。
【0021】 しかして、以上のように構成した噴出器は、不使用のとき、前記押下釦11が 図示する非押し下げ位置にある。
【0022】 そのような噴出器を使用するときは、前記保護キャップ13を取り外し、指掛 け部11eに指を掛け、図3に示すように、押下釦11を押し下げる。すると、 噴出管17が押し下がり、図示しない噴出バルブを開いて容器本体10内の内容 物を該噴出管17内を通して吐出通路11cに送り出し、その吐出通路11c内 を通してノズル11gから吐出する。
【0023】 その使用後、指掛け部11eから手を離して押し下げを解除すると、図示しな いスプリングにより噴出管17が押し上がり、前記噴出バルブを閉じるとともに 、押下釦11を押し上げて図1に示す状態に復帰する。
【0024】 そのように繰り返して使用後、経時、容器本体10内の内容物を使いきったと きには、先ず、図2に示す前記摘み24bを摘んで矢示方向に引く。そして、前 記接続部23………を引きちぎってストッパ部材24を筒部18から取り外す。 それから、保持部材12を押し下げて図4に示すように作動位置とし、係合凸部 12cと係合凹部18bとを係合する。そのとき、前記窓孔12a縁を前記指掛 け部11aの掛止部11fに係合して押下釦11を引き下げ、その押下釦11を 押し下げ位置に保持する。これにより、手を離しても容器本体10内に残留する 噴出剤を吐出し続け、やがてなくなる。その吐出後、噴出器を廃棄する。
【0025】
【考案の効果】
以上のことから、この考案によれば、容器本体内の内容物を使いきって噴出器 を廃棄するときは、保持部材を退避位置から作動位置へと移動し、そこで係合部 と係合して押下釦を押し下げ位置に保持するので、押下釦を手で押し下げ続ける 手間を省いて噴出剤を容易かつ確実になくすことができ、廃棄後の噴出器の暴発 を防止することができる。
【0026】 請求項2に記載のものによれば、保持部材を作動位置へと移動することをスト ッパ部材で阻止するので、保持部材が作動位置となることを確実に防止すること ができる。そして、ストッパ部材を容器本体から取り外して保持部材を作動位置 へと移動可能とする。
【0027】 請求項3に記載のものによれば、保持部材を作動位置へと移動するとき、スト ッパ部材を手で分離するので、そのストッパ部材の取り外しを容易とすることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である噴出器で、その不使
用状態における要部の縦断面図である。
【図2】その保持部材とストッパ部材の斜視図である。
【図3】この噴出器の使用状態における要部の縦断面図
である。
【図4】この噴出器の廃棄するときの状態を示す要部の
縦断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体 11 押下釦 11g ノズル 12 保持部材 12c 係合凸部 17 噴出管 18b 係合凹部(係合部) 24 ストッパ部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の噴出管に取り付ける押下釦を
    押し下げ、前記容器本体内の内容物を噴出管を通して前
    記押下釦のノズルから吐出する噴出器において、 前記容器本体で保持部材を支持し、前記押下釦が非押し
    下げ位置に復帰することを許容する退避位置と前記押下
    釦を前記押し下げ位置に保持する作動位置とに該保持部
    材を移動自在とするとともに、 その作動位置に前記保持部材を移動したときその保持部
    材と係合して該保持部材を前記作動位置に保持する係合
    部を前記容器本体に設けてなる、 噴出器。
  2. 【請求項2】 前記保持部材が前記作動位置へと移動す
    ることを阻止するストッパ部材を、前記容器本体に取外
    し自在に取り付けてなる、請求項1に記載の噴出器。
  3. 【請求項3】 前記保持部材と前記ストッパ部材とが、
    そのストッパ部材を手で分離可能に一体につくられてい
    る、請求項1に記載の噴出器。
JP6808993U 1993-11-26 1993-11-26 噴出器 Pending JPH0731677U (ja)

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