JPH07316182A - ヌクレオチド化合物及びその製造方法 - Google Patents

ヌクレオチド化合物及びその製造方法

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JPH07316182A
JPH07316182A JP6301172A JP30117294A JPH07316182A JP H07316182 A JPH07316182 A JP H07316182A JP 6301172 A JP6301172 A JP 6301172A JP 30117294 A JP30117294 A JP 30117294A JP H07316182 A JPH07316182 A JP H07316182A
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JP
Japan
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compound
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rac
palmitoyl
thioglycerin
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JP6301172A
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Woo Hyun Paik
ウー・ハン・パク
Won Sup Shin
ウォン・スー・シン
Jae Seung Lee
ジェイ・シューン・リー
Hee Sang Chai
ヒー・サン・チャイ
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HONEI SEIYAKU KK
Boryung Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
HONEI SEIYAKU KK
Boryung Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • C07H19/16Purine radicals
    • C07H19/20Purine radicals with the saccharide radical esterified by phosphoric or polyphosphoric acids
    • C07H19/207Purine radicals with the saccharide radical esterified by phosphoric or polyphosphoric acids the phosphoric or polyphosphoric acids being esterified by a further hydroxylic compound, e.g. flavine adenine dinucleotide or nicotinamide-adenine dinucleotide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
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    • C07H19/20Purine radicals with the saccharide radical esterified by phosphoric or polyphosphoric acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】式(I)のヌクレオチド化合物及び薬学的に許
容されるその塩、ならびに当該化合物又は薬学的に許容
されるその塩を含有する薬剤学的組成物。 (R1は炭素数6〜22の飽和又は不飽和アルキル基、
2は炭素数12〜20の飽和又は不飽和アルキル基、
3及びR4は水素またはヒドロキシ基、Bは式(a)の
塩基であり、 5は水素、ハロゲン、またはヒドロキシ、アミノ、メ
ルカプト、炭素数1〜4のアルキルアミノ基、R6は水
素、ハロゲンまたはアミノ基、Wは窒素またはC−R8
で、R8は水素、ハロゲン或いはアミノ、炭素数1〜4
のアルキルである。) 【効果】この化合物は、代謝による不活性化が少なく、
有利な膜透過特性を有するので優れた抗ビールス効果を
示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗ビールス性薬剤とし
て有効な次の一般式(I)の新規なるヌクレオチド化合
物、または薬学的に許容されるその塩及び、これら化合
物を製造する方法に関する。
【0002】
【化3】 (上記式で、R1は炭素数が6〜22個である飽和又は
不飽和アルキル基であり、R2は炭素数が12〜20個
である飽和又は不飽和アルキル基を示し、R3及びR4
水素原子またはヒドロキシ基であり、Bは下記一般式
(a)で示される塩基中の一つであり、
【化4】 ここで、R5は水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキ
シ、アミノ、メルカプト、炭素数が1〜4個であるアル
キルアミノ基であり、R6は水素原子、ハロゲン原子ま
たはアミノ基であり、Wは窒素原子またはC−R8であ
り、ここでR8は水素原子、ハロゲン原子或いはアミ
ノ、炭素数が1〜4個であるアルキル基である。) 上記一般式(I)中、燐脂質部分はD,LそしてDL型
の光学異性質体であることができる。本発明において、
一般式(I)で示される新規なる化合物は、1−S−ア
ルキル燐脂質とヌクレオシドとの複合体である。
【0003】
【従来の技術】ヌクレオチドと燐脂質間の複合体を合成
することにより、標的となるビールス感染細胞或いは癌
細胞内へ、ヌクレオシド送達の効率を高め、薬理効果を
強化しようとする試み等は従来にもあった。
【0004】例えば、ヌクレオシド−5’−モノフォス
フォモルホリデイトと、1−2−ジアシルグリセロ−3
−フォスフェイトが反応して生成されるジアシルグリセ
ロ−ヌクレオシド複合体が発表されたことがある[Jo
urnal of Medical Chemistr
y 25,1322(1982),Biochemic
al and Biophysical Resear
ch Communicaton 85,715(19
78)及びBiochimica et Biophy
sica Acta 69,604(1980)]。
又、本出願人の研究所においては、燐脂質中でそれ自体
が抗癌及び免疫調節作用を有していて、ヌクレオチドと
複合体を形成する場合、優秀な相乗的或いは相加的効果
を期待し得る物質に関し研究調査した結果、1−0−ア
ルキル燐脂質が其れに適する化合物であることを見い出
し、これから新規なる1−0−アルキル−2−0−アシ
ルグリセロ−3−フォスフェイトとヌクレオシドとの複
合体を合成して、既に特許を受けたことがある(大韓民
国特許第25634号;公告第88−93号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし一方、このよう
な既存の薬物について特定群の患者の副作用の発現可能
性を排除し得なく、又適用疾病の特性上、複合処方が普
遍的であるので、それに対する代替薬品の開発が求めら
れ、本発明者らはそのような目的の下で、特に抗ビール
スの効果が優れた物質開発に焦点を合わせ研究を続けた
結果、新たな1−S−アルキル燐脂質−ヌクレオチド複
合体を合成し、本発明を完成することに至った。
【0006】従って、本発明の目的は、特有で有益な物
理化学的性質を有する抗ビールス剤を開発することにあ
り、この如き目的は、上記一般式(I)の1−S−アル
キル燐脂質とヌクレオシドとの複合体を提供することに
よって達成される。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明をさらに詳
しく説明する。
【0008】本発明による一般式(I)の化合物は、次
の反応図式で示される如く二つの方法によって製造でき
る。
【0009】第1方法によると(反応図式1)、ヌクレ
オチド(II)をモルホリデイト(III)又はP1−ヌクレ
オチド−5’−P2−ジフェニルピロフォスフェイト(I
V)で作製し、1−S−アルキル−2−0−アシル−1
−チオグリセリン−3−フォスフェイト(V)と反応さ
せることにより、一般式(I)の複合体が製造される。
第2方法によると(反応図式2)、燐脂質(V)をその
モルホリデイト(VI)又は、P1−グリセリン−5’−
2−ジフェニルピロフォスフェイト(VII)に作製し、
ヌクレオチド(II)と反応させることにより一般式
(I)の複合体が製造される。
【0010】次の反応図式中のR1,R2,R3,R4及び
Bは、前で定義した如きであり、DCC,TBDMSC
及びTBAFは、各々N,N’−ジシクロヘキシルカー
ボマイド、3次−ブチルジメチルシリルクロライド及び
4次−ブチルアンモニウムクロライドの略字である。
【0011】
【化5】
【化6】 以上のような方法で製造し得る本発明によるヌクレオシ
ド化合物を生体に投与すると、感染された細胞内でこの
化合物が酵素によって分解され、そこから主な活性部分
であるヌクレオチド、またはヌクレオシドが放出されて
抗ビールス効果を示す。ヌクレオチドが放出される場
合、ヌクレオチドキナーゼが欠けた耐性細胞においても
効果が示される。ヌクレオチドの他に燐脂質自体度、血
小板凝集、過敏症、炎症に関与するばかりでなく、各種
循環器の障害及びアレルギー性疾患の予防剤ないし治療
剤として使用され、抗神生物剤として重要な役割を果た
すと広く知られているので、全体的に見るとき、ヌクレ
オチドの効力と合わせ相加ないし相乗効果を期待し得
る。
【0012】本発明による一般式(I)の化合物が、元
の複合体形態で残っている間には、該塩基部分の−NH
2基がジアミナーゼにより除去されるのが防止されるの
で、単純なヌクレオチドの場合よりももっと多量のヌク
レオチド(複合体形態)が活性を保持しつつ形で標的細
胞に到達できる。複合体中、燐脂質部分によりリポゾー
ムが形成されることができるので、このような効果はさ
らに強化できる。
【0013】また、本発明による化合物は、ヌクレオチ
ドが燐脂質に結合されている構造であるので、脂肪親和
性が増加され膜透過において有利な特性を持つようにな
り、燐脂質を認識する結合部位が細胞に存在すれば、細
胞特異的化合物としての付加的効果も示すことができ
る。
【0014】一般式(I)の化合物を塩とすると、水に
対する溶解度が増加して注射剤のような液状製剤として
製造することが容易になる。
【0015】本発明の化合物及びこれら塩は、薬学的に
許容される有機または無機担体と共に薬学的製剤形態で
製剤化され使用できる。製剤の類型は、通常の薬学的製
剤の形態即ち、注射剤、乳化剤、懸濁剤、カプセル剤、
顆粒剤、粉末剤、錠剤及び丸剤等となる。同製剤は通常
の賦形剤、分散剤、安定剤、保存剤、湿潤剤または乳化
剤のような補助剤、着色剤、緩衝剤、充填剤等を包含で
きる。
【0016】本発明による1−S−アルキル燐脂質とヌ
クレオシドの複合体及びその塩は、代謝による不活性化
が少なく、有利な膜透過特性を有するので、単純なヌク
レオシド化合物に比べ、顕著に優れた抗ビールス効果を
示す。
【0017】
【実施例】本発明を次の実施例によりさらに詳しく説明
する。しかし、これら実施例は本発明の理解をもっと容
易にするために提供されるもので、本発明がこれら実施
例に限られるのではない。
【0018】
【実施例1】 ラセミ(以下、‘rac’)−1−S−オクタデシル−
1−チオグリセリンの製造 3−メルカプト−1,2−プロパンジオール13.63
g(126mM)をメタノール70mlに溶解させ、こ
こに核酸140mlに溶かしたスチリルブロマイド2
7.67g(83mM)を加えた後、撹拌しながら1N
KOH−CH3OH216mlを室温で1時間滴下
し、さらに24時間撹拌した。10℃まで冷却させて2
時間撹拌した後、減圧濾過しメタノールと水で洗浄して
の目的物27gを得た(収率:90%;融点:75〜7
7℃)。この物質を分析した結果、次の如きであった。
【0019】1H NMR(200MHz,CDCl3) δ 0.80−0.95(3H,t,CH3),1.0
5−1.95(32H,m,16CH2),2.45−
2.85(4H,m,CH2SCH2),3.42−3.
90(3H,m,2−CH,3−CH2
【0020】
【実施例2】 rac−1−S−オクタデシル−3−0−(3次−ブチ
ルジメチルシリル)−1−チオグリセリンの製造 実施例(1)の収得物18g(50mM)と3次−ブチ
ルジメチルシリルクロライド9.04g(60mM)及
びイミダゾール8.17g(120mM)を、N,N−
ジメチルホルムアミド100mlに加えた後、室温で2
8時間撹拌した。40℃で減圧濃縮して溶媒を除去し、
残留物にエテル100mlと水100mlを加え、層分
離した後、有機層を硫酸ナトリウムにて乾燥し続いて濾
過、減圧濃縮してオイル状態の目的物22.28gを得
た。
【0021】
【実施例3】 rac−1−S−オクタデシル−2−0−パルミトイル
−3−0−(3次−ブチルジメチルシリル)−1−チオ
グリセリンの製造 実施例(2)の収得物21g(44.2mM)とピリジ
ン4.65g(58.8mM)を、トルエン112ml
に加え得られた混合物に、パルミトイルクロライド1
4.59g(53.1mM)を室温で1時間滴下した
後、室温で20時間撹拌した。反応混合物にエテル56
mlと水56mlを加え、層分離して有機層を硫酸0.
5N 28ml、重炭酸ナトリウム28ml飽和溶液、
水28mlの手順で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥
し、続いて減圧濃縮して目的物30.28gを得た(収
率:96%)。この物質を分析した結果、次の如きであ
った。1 H NMR(200MHz,CDCl3) δ 0.10(6H,s,(CH32Si),0.70
−1.00(15H,m,2CH3,(CH33C),
1.10−1.90(58H,m,29CH2),2.
22−2.80(6H,m,CH2SCH2,CH2
O),3.76−3.94(2H,d,3−CH2),
4.90−5.10(1H,q,2−CH)
【0022】
【実施例4】 rac−1−S−オクタデシル−2−0−パルミトイル
−1−チオグリセリンの製造 実施例(3)の収得物28g(39.3mM)と酢酸
5.67ml、テトラハイドロフラン84mlの混合物
を10分間撹拌した後、15〜18℃で1Mテトラブチ
リルアンモニウムフルオライド−テトラハイドロフラン
58.9mlを1時間滴下した後、室温で20時間撹拌
した。撹拌した混合物を30℃で減圧濃縮し溶媒を除去
した後、残留物をアセトニトリル70mlと95%エタ
ノール70mlを加え、40℃に加温した後、さらに室
温で徐冷し続いて0℃に冷却した。冷却物を2時間撹拌
した後、減圧濾過して白色沈澱物を得た。乾燥された白
色沈澱物を95%エタノール700mlに加え、5分間
加熱、還流させ続いて一晩撹拌して室温まで徐冷させた
後、20℃でさらに5時間撹拌した後、減圧濾過した。
濾液を取って溶媒の半ば程除去されるまで減圧濃縮した
後、0℃に冷却し3時間撹拌した後、減圧濾過して1
2.46gの目的物を得た(収率:53%;融点:42
〜45℃)。この物質を分析した結果、次の如きであっ
た。
【0023】1H NMR(200MHz,CDCl3) δ 0.80−0.95(6H,t,2CH3),1.
10−1.90(58H,m,29CH2),2.26
−2.44(2H,t,CH2CO),2.50−2.
64(2H,t,SCH2),2.68−2.82(2
H,d,1−CH2),3.76−3.94(2H,
d,3−CH2),4.90−5.10(1H,q,2
−CH)
【0024】
【実施例5】 rac−1−S−オクタデシル−2−0−パルミトイル
−1−チオグリセリン−3−フォスフェイトの製造 フォスフォリルクロライド3.97g(25.9mM)
を、核酸9.6mlに加え得られた混合物を0℃に冷却
した。ここに核酸9.6mlに溶かしたトリエチルアミ
ンを20分間滴下し、0℃で20分間撹拌した後、トル
エン96mlに溶かした実施例(4)の収得物10.6
8mg(17.8mM)を0〜5℃で1時間滴下した
後、20〜25℃でさらに5時間撹拌した。その結果の
反応混合物に水9.6mlを加え1時間撹拌した後、エ
テル192mlと水48mlを加えて層分離し、有機層
を硫酸ナトリウムで乾燥した後、30℃で減圧濃縮し溶
媒を除去した。得られた残留物にアセトン192mlを
加え、室温で30分、0℃で2時間撹拌した後、減圧濾
過して目的物7.38gを得た(収率:61%;融点:
64〜66℃)この物質を分析した結果は、次の如きで
あった。
【0025】1H NMR(200MHz,CDCl3) δ 0.80−0.95(6H,t,2CH3),1.
10−1.90(58H,m,29CH2),2.26
−2.44(2H,t,CH2CO),2.50−2.
64(2H,t,SCH2),2.68−2.82(2
H,d,1−CH2),4.04−4.55(2H,
m,3−CH2),5.04−5.22(1H,m,2
−CH)
【0026】
【実施例6】 rac−1−S−ヘキサデシル−2−0−パルミトイル
−1−チオグリセリン−3−フォスフェイトの製造 スチリルブロマイドに代わりセチルブロマイドを使用
し、実施例(1)から実施例(5)までの工程と同一の
方法で製造した結果、目的物を56%の収率にて得た
(融点:68〜71℃)。この物質を分析した結果、次
の如きであった。
【0027】1H NMR(200MHz,CDCl3) δ 0.80−0.95(6H,t,2CH3),1.
10−1.90(54H,m,27CH2),2.26
−2.44(2H,t,CH2CO),2.50−2.
64(2H,t,SCH2),2.68−2.82(2
H,d,1−CH2),4.04−4.55(2H,
m,3−CH2),5.04−5.22(1H,m,2
−CH)
【0028】
【実施例7】 9−β−D−アラビノフラノシルアデニン−5’−モノ
フォスフェイト<ara−AMP>の製造 50mlアセトニトリルに、フォスフォリルクロライド
16ml(172mM)とピリジン15.6ml(19
3mM)を加え、得られた混合物を0℃に冷却した。こ
こに水2mlを滴下し0℃で40分間撹拌した後、さら
にビダラビン(以下、’ara−A’)10.68g
(40mM)を加え、0〜5℃で6時間撹拌した。その
結果、得られた反応液を氷水900mlに加えた後、濃
アンモニア水で全体溶液のpHを7.0に調節した。溶
液を減圧濃縮して得られた残留物を水900mlに入れ
溶解した後、AG1−X8(フォメイト)カラム(5×
50cm)に吸着させ、水2,000mlとホルム酸
0.5N 5,000mlに溶理させ分液し、初めの1
〜3,000mlのホルム酸分液を集めた。集められた
分液を30℃以下で白色結晶が析出されるまで減圧濃縮
させ0℃に冷却し、さらに2時間撹拌した後、減圧濾過
しアセトンで洗浄した結果、目的物12.22gを得た
(収率:88%;融点:187〜189℃)。
【0029】
【実施例8】 9−β−D−アラビノフラノシルアデニン−5’−ジフ
ォスフェイト−rac−1−S−オクタデシル−2−0
−パルミトイル−1−チオグリセリン<ara−ADP
−DL−PTBA>の製造 水70mlと3次−ブタノール70mlにモルホリン
2.09ml(24mM)と、上記実施例(7)の収得
物であるara−AMP 2.08g(6mM)を加
え、55〜55℃に加温した後、3次−ブタノール10
0mlに溶かしたN,N’−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド4.95g(24mM)を滴下した。その結果、
生成された混合物を8時間還流させた後、室温で一晩撹
拌して沈澱物を濾過し除去した後、濾液を減圧濃縮して
50ml残るようにした。濃縮された懸濁液をエテル1
50mlで2回抽出した後、水層を取って減圧濃縮し
た。その結果、残留物にエテルを加え一晩撹拌した後、
減圧濾過し乾燥させた結果、3.95gの9−β−D−
アラビノフラノシルアデニン−5’−モノフォスフォロ
モルホリデイト−4−フォルポリン−N,N’−ジシク
ロヘキシルカルボキシアミジニウム塩を得た(収率:9
3%)。
【0030】この化合物をピリジン2.78g(3.9
mM)で共沸蒸発し、乾燥させた実施例(5)の収得物
であるrac−1−S−オクタデシル−2−0−パルミ
トイル−1−チオグリセリン−3−フォスフェイト2.
67g(3.9mM)を無水ピリジン250mlに溶解
させた後、6日間室温で撹拌し反応させた。反応計を減
圧濃縮してピリジンを1次除去した後、残りの微量のピ
リジンはトルエンと共沸させ除去した。氷酢酸30ml
とクロロホルム−メタノール−水(2:3:1)の30
0ml混合溶媒に、その結果の残留物を入れ溶解させて
室温で2時間撹拌した後、さらにクロロホルム500m
lを加えた。有機溶媒層を分離して減圧濃縮させ、ここ
から微量の氷酢酸を除去するためにトルエン15mlと
4回共沸蒸発させた。残留物をクロロホルム−メタノー
ル−水(2:3:1)200mlに溶解させた後、DE
−52(アセテイト)セルロ−スカラム(5×60c
m)に吸着させ、続いて0〜0.15M NH4OAc
形勾配を含む溶媒クロロホルム−メタノール−水(2:
3:1)5,000mlに溶理させ分液した。1,80
0ml〜2,900mlの分液を集め白色結晶が析出さ
れるまで減圧濃縮させた後、0℃に冷却し3時間撹拌し
た後、減圧濾過して水洗した。結晶をナトリウム塩に転
換させるために、クロロホルム−メタノール−水(2:
3:1)の混合溶媒に溶かした後、アンバーライトCG
−50(Na+)カラム(5×60cm)を通過させ、
溶理液を集めて減圧濃縮した。その残留物をアセトンと
クロロホルムに結晶化して濾過し、5酸化燐(P25
の存在下で真空乾燥した結果、1.72gの目的物を得
た(収率:42%;融点:197〜200℃)。この物
質を分析した結果、次の如きであった。
【0031】 1H NMR(200MHz,CDCl3
CD3OD−D2O=2:3:1) δ 0.80−0.95(6H,t,2CH3),1.
10−1.90(58H,m,29CH2),2.25
−2.45(2H,t,CH2CO),2.50−2.
64(2H,t,SCH2),2.75−2.90(2
H,d,1−CH2),4.02−4.65(7H,
m,3−CH2,H−2’,H−3’,H−4’,H−
5’),5.07−5.15(1H,m,2−CH),
6.35−6.45(1H,D,H−1’),8.20
(1H,s,アデニン H−2),8.50(1H,
s,アデニン H−8)元素分析:C47855122SNA2 C H N S 理論値 53.65 8.14 6.65 3.05 実験値 52.82 9.05 6.48 2.86
【0032】
【実施例9】 9−β−D−アラビノフラノシルアデニン−5’−ジフ
ォスフェイト−rac−1−S−ヘキサデシル−2−0
−パルミトイル−1−チオグリセリン<ara−ADP
−DL−PTCA>の製造 rac−1−S−オクタデシル−2−0−パルミトイル
−1−チオグリセリン−3−フォスフェイトに代わりr
ac−1−S−ヘキサデシル−2−0−パルミトイル−
1−チオグリセリン−3−フォスフェイトを使用し、実
施例(8)と同一の方法で製造した結果、48%の収率
で目的物を得た(融点:201〜206℃)。この物質
を分析した結果は、次の如きであった。
【0033】 1H NMR(200MHz,CDCl3
CD3OD−D2O=2:3:1) δ 0.80−0.95(6H,t,2CH3),1.
10−1.90(54H,m,27CH2),2.25
−2.45(2H,t,CH2CO),2.50−2.
60(2H,t,SCH2),2.75−2.90(2
H,d,1−CH2),4.02−4.65(7H,
m,3−CH2,H−2’,H−3’,H−4’,H−
5’),5.07−5.15(1H,m,2−CH),
6.35−6.45(1H,D,H−1’),8.20
(1H,s,アデニン H−2),8.50(1H,
s,アデニン H−8)元素分析:C45815122SNA2 C H N S 理論値 52.77 7.97 6.84 3.13 実験値 52.64 8.13 6.57 2.92
【0034】
【実施例10】 9−β−D−アラビノフラノシルアデニン−5’−ジフ
ォスフェイト−rac−1−S−オクタデシル−2−0
−パルミトイル−1−チオグリセリン<ara−ADP
−DL−PTBA>の製造 rac−1−S−オクタデシル−2−0−パルミトイル
−1−チオグリセリン−3−フォスフェイト4.07g
(6mM)と、モルホリン2.44ml(28mM)及
び3次−ブタノール70mlの還流混合液に、N,N’
−ジシクロヘキシルカルボジイミド5.77g(28m
M)を3次−ブタノール100mlに溶かした溶液を滴
下し、還流条件下で5時間反応させた。反応液を室温で
一晩撹拌した後、水30mlを加えさらに3時間撹拌し
て多量のDCCを分解させた。白色結晶を濾過除去して
濾過液を減圧濃縮した後、エテルで抽出した。この抽出
液を減圧濃縮してその残留物をトルエンで3回共沸蒸留
して乾燥させた。続いてara−AMP 2.71g
(7.8mM)とトリオクチルアミン6.82ml(1
5.6mM)を加え、ピリジンで4回共沸蒸留し乾燥さ
せた後、ピリジン300mlに溶解させ室温で8日間撹
拌反応させた。減圧濃縮してピリジンを除去し、残存す
る微量のピリジンはトルエンで3回共沸蒸留して除去し
た。残留物を氷酢酸45mlとクロロホルム−メタノー
ル−水(2:3:1)の451ml混合溶媒に溶解さ
せ、室温で1時間撹拌した後、クロロホルム750ml
を加えた。
【0035】有機溶媒層を分離し減圧濃縮させ、そこか
ら微量のの氷酢酸を除去するためにトルエン15mlと
4回共沸蒸留した。残留物をクロロホルム−メタノール
−水(2:3:1)の混合溶媒200mlに溶かし、D
E−52(アセテイト)セルロースカラム(3×60c
m)に吸着させた後、0〜0.15M NH4OAC線形
勾配を含むクロロホルム−メタノール−水(2:3:
1)の混合溶媒を使用して、実施例(8)と同一の方法
で溶理分液し分離した結果、2.15gの目的物を得た
(収率:34%)。これの分析データは、上記実施例
(8)と同一である。
【0036】
【実施例11】 9−β−D−アラビノフラノシルアデニン−5’−ジフ
ォスフェイト−rac−1−S−ヘキサデシル−2−0
−パルミトイル−1−チオグリセリン<ara−ADP
−DL−PTBA>の製造 ara−AMP 1.74g(5mM)とトリオクチル
アミン2.19mlをメタノール50mlに加え加温し
て溶かした後、減圧濃縮して溶媒を除去した。微量の水
分を除去するために、N,N’−ジメチルホルムアミド
に、その結果の残留物を溶かした後、減圧濃縮した。乾
燥されたara−AMP−トリ−0−オクチルアンモニ
ウム塩を、ジオクシン60mlとN,N’−ジメチルホ
ルムアミド30mlに溶かした後、ジフェニルクロロホ
ルムフォスフェイト1.5ml(7.2mM)と、トリ
ブチルアミン2.25ml(9.4mM)を加え、室温
で6時間反応させた後、減圧濃縮した。残留物であるP
1−(9−β−D−アラノビルフラノシル−5’−イー
ル)−P2−ジフェニルピロフォスフェイトジオクサン
12mlを加えた後、減圧濃縮し水分を除去して、さら
にジオクサン6mlに溶解させた。この溶液とピリジン
10mlに溶解させたrac−1−S−ヘキサデシル−
2−0−パルミトイル−1−チオグリセリン−3−フォ
スフェイト2.71g(4.2mM)を混合して、室温
で5日間反応させた後、減圧濃縮し溶媒を除去した。こ
れをクロロホルム−メタノール−水(2:3:1)60
0mlに溶解させ、DE−52(アセテイト)セルロー
スカラム(3.5×60cm)に吸着させた後、実施例
(8)と同一の方法で溶理分液した結果、1.53gの
目的物を得た(収率:36%)。これの分析データは、
上記実施例(9)と同一である。
【0037】活性試験 本発明による1−S−アルキル燐脂質とヌクレオチドと
の複合体を、実際の生体に投与する時、どんな抗ビール
ス効果を示すかを調べるために、第1形の単純泡疹ビー
ルス(herpes simplex vims ty
pe−1)に感染されたマウスに、同物質を投与した
後、日程期間投与群における体重増減及び生存率を観察
した。
【0038】BALB/Cマウス(♀,4週)の腹腔
に、第1形単純泡疹ビールス、ミヤマ菌株を2,000
PFU/マウスの容量で投与して同マウスを感染させ
た。感染されたマウスに、感染直後から4日間試験薬物
を投与しつつ、2週間各投与群及び対照群における体重
増減及び生存率を観察した。投与経路としては静脈(尾
静脈)及び経口投与の経路を選択し、各々の場合、試験
薬物は次の如く製造した。
【0039】○ 静脈内投与:電子天秤で精密に秤量し
た試験薬物を生理食塩水に懸濁した後、20分間超音波
に露出させ(Ultrasonication)、完全
に溶解させた。この溶液を0.22 mMEMBフィル
タを利用し濾過感菌した後、使用した。薬物の投与量
は、10mg/kgと50mg/kgになるようにし
た。コントロール群には生理食塩水を投与した。
【0040】○ 経口投与:電子天秤で精密に秤量した
試験薬物を、0.5%のカルボキシメチルセルロース
(以下、‘CMC’)溶液に加え懸濁化した。投与量
は、50mg/kgと250mg/kgを使用し、コン
トロール群には0.5% CMCを投与した。
【0041】図1及び図2は、ビールス感染後の生存率
を示すグラフであり(縦軸は生存率、横軸はビールス感
染日からの日数)、図3及び図4は、感染に伴う体重の
変化を示すグラフである(縦軸は体重の変化、横軸はビ
ールス感染日からの日数)。
【0042】先ず、体重変化に関する結果を調べると、
静脈内投与の時、生理食塩水を投与したコントロール群
は、5日目以降激しい体重減少を示され、6日目は全滅
された。ara−ADP−DL−PTBA投与群も感染
後5日目から体重が減少したとしても、その減少傾向は
生理食塩水投与群に比べ緩やかなものであり、特に50
mg/kg投与群において著しく緩慢であった(図
3)。50mg/kg投与群においては、死亡個体の出
現率も緩やかであった(図1)。経口投与の時、0.5
%CMC投与群は、5日目から激しい体重減示され、1
2日目には全滅された。ara−ADP−DL−PTB
A投与群も、感染後5日目から体重減少が見られたが、
ara−ADP−DL−PTBA 250mg/kg投
与群は、0.5% CMC投与群に比べ、緩やかな体重
変化を見せた。ara−ADP−DL−PTBA 50
mg/kg投与群の体重減少は、通計誤差に勘案されて
見るとき、0.5% CMCの投与群とほとんど類似で
あった。陽性対照薬物であるara−A投与群における
体重減少が、ara−ADP−DL−PTBA投与群や
0.5% CMC投与群の場合に比べ、さらに緩やかに
示された。
【0043】生存率に関する結果において、生理食塩水
投与群よりはara−ADP−DL−PTBA 50m
g/kg静脈内投与群において、0.5% CMC投与
群よりara−ADP−DL−PTBA 250mg/
kg経口投与群において、死亡個体の出現が緩やかであ
ることを見せる(図1及び図2)。これと関連し、薬剤
投与群と各々の対照群の間に、生存期間の長さを全期間
を通じて比較するために、通計処理プログラムを利用
し、Log−Rank検定を実施してその結果を次の表
1に示した。
【0044】表1.通計プログラム SAS(Sta
tistical Analysis System)
を利用した薬物投与群と各々のコントロール群との間の
生存期間検定、Log−Rank検定。
【0045】
【表1】 その結果を見ると、静脈投与の時、ara−ADP−D
L−PTBAの10mg/kg投与群と50mg/kg
投与群の両方ですべて危険率5%以下の有意性のある生
存期間の延長があることがわかる。これによりara−
ADP−DL−PTBAは、静脈注射により第1形の単
純泡疹ビールス感染に効果を発揮し得る抗ビールス薬物
であることを確認できる。
【0046】経口投与の陽性対照薬物として使用したa
ra−Aは、危険率5%以下で有意性の有る生存期間の
延長を見せているのに対し、ara−ADP−DL−P
TBAの経口投与群は、生存期間の延長の傾向だけを見
せているものの、危険率5%以下の有意性を見せなかっ
た。経口投与時には、消化管における分解及び不活性
化、肝代謝等の影響でara−ADP−DL−PTBA
のBA(Bioavailability)が低いため
であると解釈され、これは投与量の調節及び剤形の改善
で克服できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形の単純泡疹ビールスで感染させた後、本
発明によるara−ADP−DL−PTBAを静脈投与
した場合、時日経過によるマウスの生存率を示したグラ
フ。
【図2】第1形の単純泡疹ビールスで感染させた後、本
発明によるara−ADP−DL−PTBAを経口投与
した場合、時日経過によるマウスの生存率を示したグラ
フ。
【図3】第1形の単純泡疹ビールスで感染させた後、本
発明によるara−ADP−DL−PTBAを静脈投与
した場合、時日経過によるマウスの体重変化を示したグ
ラフ。
【図4】第1形の単純泡疹ビールスで感染させた後、本
発明によるara−ADP−DL−PTBAを経口投与
した場合、時日経過によるマウスの体重変化を示したグ
ラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 19/20 (72)発明者 ジェイ・シューン・リー 大韓民国ソウル,ヤンダンポー−ク,シン ギル−1−ドン,120−7 (72)発明者 ヒー・サン・チャイ 大韓民国キョンキ−ド,クンポ,ダン・ド ン 790−25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示されるヌクレオチ
    ド化合物または薬学的に許容されるその塩。 【化1】 (上記式で、R1は炭素数が6〜22個である飽和又は
    不飽和アルキル基であり、R2は炭素数が12〜20個
    である飽和又は不飽和アルキル基を示し、R3及びR4
    水素原子またはヒドロキシ基であり、Bは下記一般式
    (a)で示される塩基中の一つであり、 【化2】 ここで、R5は水素原子、ハロゲン原子またはヒドロキ
    シ、アミノ、メルカプト、炭素数が1〜4個であるアル
    キルアミノ基であり、R6は水素原子、ハロゲン原子ま
    たはアミノ基であり、Wは窒素原子またはC−R8であ
    り、ここでR8は水素原子、ハロゲン原子またはアミ
    ノ、炭素数が1〜4個であるアルキル基である。)
  2. 【請求項2】 請求項1において、R1は炭素数が12
    〜20個である飽和または不飽和アルキル基であること
    を特徴とする一般式(I)の化合物、又は薬学的に許容
    されるその塩。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1項
    において、一般式(I)の化合物の塩が、ナトリウムで
    あることを特徴とする化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1において、一般式(I)の化合
    物が、9−β−D−アラビノフラノシルアデニン−5’
    −ジフォスフェイト−rac−1−S−オクタデシル−
    2−0−パルミトイル−1−チオグリセリン、9−β−
    アラビノフラノシルアデニン−5’−ジフォスフェイト
    −rac−1−S−ヘキサデシル−2−0−パルミトイ
    ル−1−チオグリセリン、9−β−D−アラビノフラノ
    シルアデニン−5’−ジォスフェイト−rac−1−S
    −テトラデシル−2−0−パルミトイル−1−チオグリ
    セリン、または薬学的に許容されるこれらの塩であるこ
    とを特徴とする化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項によ
    る一般式(I)の化合物、又は薬学的に許容されるその
    塩が、抗ビールス剤として使用される方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4のいずれか1項によ
    る一般式(I)の化合物と、薬学的に許容可能な担体ま
    たは賦形剤を含む薬剤学的組成物。
  7. 【請求項7】 請求項6において、注射剤及びカプセル
    剤の形態に製剤化されている薬剤学的組成物。
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