JPH0731602Y2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH0731602Y2
JPH0731602Y2 JP1988020622U JP2062288U JPH0731602Y2 JP H0731602 Y2 JPH0731602 Y2 JP H0731602Y2 JP 1988020622 U JP1988020622 U JP 1988020622U JP 2062288 U JP2062288 U JP 2062288U JP H0731602 Y2 JPH0731602 Y2 JP H0731602Y2
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JP
Japan
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dielectric filter
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case
metal case
dielectric
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勝哉 神藤
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車電話、携帯電話、コードレス電話等の
移動通信システムや衛星通信システム等に使用する誘電
体フィルタに係り、とくに金属ケースに一体のアースタ
ブの構造を工夫して減衰特性の改善を図った誘電体フィ
ルタに関する。
(従来の技術) 従来、実開昭61-146002号等において、外面に導電膜を
形成した直方体状誘電体ブロックに複数の貫通導電部を
間隔をおいて並設してなる誘電体共振子が開示されてい
る。
第8図乃至第10図は金属ケース1内に上記のごとき誘電
体共振子(誘電体フィルタ本体部)2を収納し、誘電体
共振子2のピン状入出力端子3をケース開口より引き出
した従来の誘電体フィルタを示す。この場合、ケース開
口縁に一体にアースタブ4Bが形成されているが、アース
タブ4Bの対向間隔とケース幅(例えば5〜15mm)とは一
致している。これは、金属ケース1の製造を容易とする
ためである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第8図乃至第10図に示した従来の誘電体フィ
ルタであると、入出力端子3とアースタブ4Bの距離が大
きく、入出力端子3を伝送線路と見なしたときのインピ
ーダンスはかなり高い値になり、誘電体フィルタを装着
するプリント基板側のストリップラインのインピーダン
ス(例えば50Ω)との間でインピーダンス不整合を引き
起こす。このため、第4図の減衰量の周波数特性を示す
グラフにおいて曲線Xのように通過帯域より外れた裾部
分の減衰量が低下してしまう。
本考案は、上記の欠点を除去し、アースタブと入出力端
子とを近接させてインピーダンス不整合に起因する減衰
特性の劣化の防止を図った誘電体フィルタを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、アースタブを一体
に形成した金属ケース内に誘電体フィルタ本体部を収納
し、前記金属ケース開口より入出力端子を引き出した誘
電体フィルタにおいて、前記アースタブを逆L字状に折
り曲げかつ前記金属ケースの幅より狭幅とし、前記入出
力端子に近付けて形成している。
(作用) 本考案の誘電体フィルタにおいては、金属ケースの幅よ
りもアースタブの対向間隔の方が狭くなっており、それ
だけ入出力端子に近接させ得る。従って、入出力端子を
伝送線路と見なしたときのインピーダンスは従来よりも
低い値になり、誘電体フィルタを装着するプリント基板
側のストリップラインとの間のインピーダンス不整合を
緩和することができる。また、アースタブは逆L字状に
折り曲げ加工すればよく、部品点数の増加や構造の複雑
化を招くことがない。
(実施例) 以下、本考案に係る誘電体フィルタの実施例を図面に従
って説明する。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示す。これら
の図において、箱型金属ケース1内に誘電体共振子(誘
電体フィルタ本体部)2を収納し、誘電体共振子2のピ
ン状入出力端子3をケース開口より引き出し、さらに、
ケース開口縁に逆L字状に折り曲げられたアースタブ4
を一体に形成する。この場合、アースタブ4はケース側
面よりも内側に折り曲げられて対向しており、ケース幅
をL1(例えば5〜15mm)、アースタブ4の対向間隔をL2
としたとき、L1>L2となっている。
なお、上述の誘電体共振子2は、例えば第11図のよう
に、開放端面11を除き外面に導電膜12を形成した直方体
状誘電体ブロック10に複数の貫通導電部5を間隔をおい
て並設したものであり、開放端面11に達した貫通導電部
端部に端子支持用誘電体6を介して前記入出力端子3を
結合したものである。
上述の誘電体フィルタをプリント基板に装着したとき、
入出力端子3はプリント基板のストリップラインに接続
され、アースタブ4はプリント基板のアースパターンに
接続される。
上記第1実施例の構成によれば、アースタブ4が入出力
端子3に近接対向することにより、入出力端子部分のイ
ンピーダンスは従来よりも低い値になり、誘電体フィル
タを装着するプリント基板側のストリップラインとの間
のインピーダンス不整合を緩和でき、第4図の減衰量の
周波数特性を示すグラフにおいて曲線Yのように通過帯
域より外れた裾部分の減衰量は改善される。
第5図は本考案の第2実施例を示す。この場合、アース
タブ4Aの位置が金属ケース1の四隅となっている。この
ように、アースタブ4Aの位置を需要者や製造上の要請に
よって変更した場合であっても、アースタブ4Aの対向間
隔を前記金属ケース1の幅よりも小さくすることで減衰
特性を第1実施例の場合と同様に改善できる。
第6図は本考案の第3実施例を示す。この場合、箱型金
属ケース1の開口縁に対して略45度の角度を成し、ピン
状入出力端子3に近づくように逆L字状に折り曲げられ
て相互に対向したアースタブ14をそれぞれ一体に形成し
ている。この場合も、一対のアースダブ14を各ピン状入
出力端子3にそれぞれ近づけることで減衰特性を第1実
施例の場合と同様に改善できる。
第7図は本考案の第4実施例を示す。この場合、箱型金
属ケース1の開口縁に、ピン状入出力端子3に近づくよ
うに逆L字状に折り曲げられて相互に対向したアースタ
ブ24を各入出力端子3について3個一体に形成してい
る。この場合も、3個のアースタブ24を各ピン状入出力
端子3にそれぞれ近づけることで減衰特性を第1実施例
の場合と同様に改善できる。
なお、金属ケース1の内部に収納する誘電体フィルタ本
体部として、第11図の如き誘電体共振子の代わりに第12
図のような円筒状誘電体共振器21を接地導体部材20に複
数個配設したもの等を採用することもできる。各円筒状
誘電体共振器21は中心部に貫通導電部22を有し外面に導
電膜を形成したものであり、各共振器間は静電容量で結
合されるとともに、両端の共振器の貫通導電部22に対し
て入出力端子3が静電容量で結合される。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の誘電体フィルタは、アー
スタブを一体に形成した金属ケース内に誘電体フィルタ
本体部を収納し、前記金属ケース開口より入出力端子を
引き出した構成において、前記アースタブを逆L字状に
折り曲げかつ前記金属ケースの幅より狭幅とし、前記入
出力端子に近付けて形成したので、入出力端子部分のイ
ンピーダンスを低くすることができ、プリント基板側パ
ターンとの間のインピーダンス不整合に起因するフィル
タ特性の劣化を防止することができる。その際、前記ア
ースタブは折り曲げ加工で容易に形成でき、部品点数の
増加や構造の複雑化を招くことはない。また、アースタ
ブと入出力端子との間隔を変化させて特性調整を行うこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る誘電体フィルタの第1実施例を示
す側断面図、第2図は同正面図、第3図は同底面図、第
4図は第1実施例の場合の減衰量の周波数特性を従来の
場合と比較して示すグラフ、第5図は本考案の第2実施
例を示す底面図、第6図は本考案の第3実施例を示す底
面図、第7図は本考案の第4実施例を示す底面図、第8
図は従来の誘電体フィルタの側断面図、第9図は同正面
図、第10図は同底面図、第11図は実施例において使用す
る誘電体共振子の1例を示す斜視図、第12図は第11図の
誘電体共振子の代わりに使用可能な誘電体フィルタ本体
部を示す斜視図である。 1……金属ケース、2……誘電体共振子、3……入出力
端子、4,4A,4B……アースタブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アースタブを一体に形成した金属ケース内
    に誘電体フィルタ本体部を収納し、前記金属ケース開口
    より入出力端子を引き出した誘電体フィルタにおいて、
    前記アースタブを逆L字状に折り曲げかつ前記金属ケー
    スの幅より狭幅とし、前記入出力端子に近付けて形成し
    たことを特徴とする誘電体フィルタ。
JP1988020622U 1988-02-20 1988-02-20 誘電体フィルタ Expired - Lifetime JPH0731602Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988020622U JPH0731602Y2 (ja) 1988-02-20 1988-02-20 誘電体フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988020622U JPH0731602Y2 (ja) 1988-02-20 1988-02-20 誘電体フィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01126704U JPH01126704U (ja) 1989-08-30
JPH0731602Y2 true JPH0731602Y2 (ja) 1995-07-19

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ID=31237144

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988020622U Expired - Lifetime JPH0731602Y2 (ja) 1988-02-20 1988-02-20 誘電体フィルタ

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JP (1) JPH0731602Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62252202A (ja) * 1986-04-25 1987-11-04 Fuji Elelctrochem Co Ltd 誘電体フイルタ

Also Published As

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JPH01126704U (ja) 1989-08-30

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