JPH07315362A - 液体紙容器 - Google Patents

液体紙容器

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JPH07315362A
JPH07315362A JP6111054A JP11105494A JPH07315362A JP H07315362 A JPH07315362 A JP H07315362A JP 6111054 A JP6111054 A JP 6111054A JP 11105494 A JP11105494 A JP 11105494A JP H07315362 A JPH07315362 A JP H07315362A
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JP
Japan
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resin
paper container
liquid paper
layer
adhesive
Prior art date
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Application number
JP6111054A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kaminaga
純一 神永
Takayuki Imai
隆之 今井
Takeshi Shimatani
健 島谷
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP6111054A priority Critical patent/JPH07315362A/ja
Publication of JPH07315362A publication Critical patent/JPH07315362A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/02Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body
    • B65D5/06Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body with end-closing or contents-supporting elements formed by folding inwardly a wall extending from, and continuously around, an end of the tubular body
    • B65D5/067Gable-top containers

Abstract

(57)【要約】 【目的】液体紙容器において、溶出性の高い内容物や、
風味を重視する内容物においても、テープ材および窓貼
り材の端面から接着剤成分の溶出や、接着剤臭気の移行
により内容物が劣化する事のない液体紙容器を提供する
こと。 【構成】テープ材1が、中心層となる樹脂と、必要に応
じてその両側の接着性樹脂と、その両側の液体紙容器最
内面と同系で熱接着性を有する樹脂とを共押出しして、
その後二軸延伸してなるものを、または中心層となる樹
脂と、必要に応じてその両側の接着性樹脂と、その両側
の液体紙容器最内面と同系ではないが熱接着性を有する
樹脂とを共押出しして、二軸延伸した後、これとその両
側に液体紙容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂と
を接着剤を使わずにエクストルージョンラミネートして
なるものであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体紙容器の紙接合部
分内面に、テープ材を紙端面を覆う形で貼り付け、前記
紙接合部分を接合してなるもの、又は液体紙容器の液体
注出用開口部内面に、窓貼り材を開口部を覆う形で貼り
付け、前記開口部を封止してなる液体紙容器に関し、特
に内容物の液体が溶出性の高いものや風味を重視するも
のを使用する液体紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体紙容器は、牛乳、ジュース、ミネラ
ルウォーター、日本酒等の容器として様々な形態で広く
使用されている。一般的に液体紙容器は、板紙の表裏に
ポリオレフィン樹脂をコートし、ポリオレフィン樹脂同
士を熱により貼り合わせることによって、箱型に成形し
ている。
【0003】しかし、液体紙容器の成形において、両側
にポリオレフィンをコートした板紙の一端部の外面と他
端部の内面を貼り合わせ筒状に成形する場合、どうして
も紙の端面が内容物と接する形となる。そのため、紙層
に浸透しやすい内容物や紙臭を嫌う内容物にとっては問
題となる。
【0004】また最近は、内容物成分を吸着しやすいポ
リオレフィンに変わって、内容物成分の吸着性が低いポ
リエステル共重合体やエチレン−ビニルアルコール共重
合体を内面を内面にコートした板紙が使用されることも
多い。この場合の板紙の一端の外面と他の一端の内面と
の貼り合わせは、板紙の外面つまりポリオレフィン層
と、内面つまりポリエステル共重合体やエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体層との異樹脂間の接着となり、十
分な接着強度が得られない。
【0005】この問題を解決するために、紙端面の露出
した接合部分、或いは異樹脂間接着による接合部分に、
図1に示すようなテープ材1を、紙接合部分内面の紙端
面を覆う形で貼り付け、紙接合部分を接合することによ
り、紙層への内容物の浸透を防ぎ、接着を補強するとい
う手段がある。
【0006】従来このテープ材は、耐熱性の高い二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートの両側に接着剤を介し
て、ポリオレフィンをラミネートしたフィルムが使われ
ている。容器最内層がポリエステル共重合体やエチレン
−ビニルアルコール共重合体の紙容器の場合は、耐熱性
の高い二軸延伸ポリエチレンテレフタレートの両側に接
着剤を介して、ポリエステル共重合体やエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体をラミネートしたフィルムが使わ
れている。
【0007】一方、内容物を注ぎやすくするため、注出
口や口栓を備えた液体紙容器も広く使用されている。こ
れらの容器はポリオレフィンをコートした板紙の一部を
開口し、内面と外面から開口部を覆う形で図2に示すよ
うな窓貼り材2を貼り付け、開口部周縁の紙端面を保護
しているのが一般的である。
【0008】従来この窓貼り材は、耐熱性の高い二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートに接着剤を介して、ポリ
オレフィンをラミネートしたフィルムが使われている。
紙容器最内層がポリエステル共重合体やエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体の紙容器に使用する窓貼り材の場
合、耐熱性の高い二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
に接着剤を介して、ポリエステル共重合体やエチレン−
ビニルアルコール共重合体をラミネートしたフィルムが
使われている。
【0009】これらテープ材や窓貼り材のラミネートの
方法としては、ドライラミネート、ニーラムラミネー
ト、エクストルージョンラミネート等が一般的であり、
使用する接着剤としては、ポリウレタン系2液硬化型接
着剤などが一般的に使われている。
【0010】しかし、生産性向上のため加工スピードを
上げると、接着剤の乾燥工程において十分な乾燥が行え
ず、残留溶剤による溶剤臭が内容物の味覚に影響を与え
ることがある。また、ポリウレタン系2液硬化型接着剤
においては、主剤のポリオールと硬化剤のイソシアネー
トがウレタン結合を作り高分子化して、凝集力が発現す
るが、この硬化が不十分であると、低分子量のモノマー
成分や添加剤が内容物中に溶出する事がある。
【0011】液体紙容器の内容物の多様化にともない、
一部の溶出性の高い内容物や風味を重視する内容物にお
いては、内容物と接しているテープ材および窓貼り材の
端面の接着剤層からの低分子量の接着剤成分の溶出や、
主に残留溶剤に起因する接着剤臭気の移行による内容物
劣化が、新たな問題となって発生している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、テープ材を
用いて、容器接合部分内面の紙端面を覆う形で貼り付け
接合している液体紙容器、および注出用開口部を持ち、
窓貼り材を用いて、開口部内面から開口部を覆う形で貼
り付け封止している液体紙容器において、溶出性の高い
内容物や、風味を重視する内容物においても、テープ材
および窓貼り材の端面から接着剤成分の溶出や、接着剤
臭気の移行により内容物が劣化する事のない液体紙容器
を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、液体紙容器の紙接合部分内面に、テープ材を
紙端面を覆う形で貼り付け、前記紙接合部分を接合して
なる液体紙容器において、前記テープ材が、中心層とな
る樹脂と、必要に応じてその両側の接着性樹脂と、その
両側の液体紙容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂
とを共押出しして、その後二軸延伸してなるものを、ま
たは中心層となる樹脂と、必要に応じてその両側の接着
性樹脂と、その両側の液体紙容器最内面と同系ではない
が熱接着性を有する樹脂とを共押出しして、二軸延伸し
た後、これとその両側に液体紙容器最内面と同系で熱接
着性を有する樹脂とを接着剤を使わずにエクストルージ
ョンラミネートしてなるものであることを特徴とする液
体紙容器を提供する。
【0014】また、液体紙容器の液体注出用開口部内面
に、窓貼り材を開口部を覆う形で貼り付け、前記開口部
を封止してなる液体紙容器において、前記窓貼り材が、
内層となる樹脂と、必要に応じて接着性樹脂と、液体紙
容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂とを共押出し
して、その後二軸延伸してなるものを、または内層とな
る樹脂と、必要に応じて接着性樹脂と、液体紙容器最内
面と同系でない熱接着性を有する樹脂とを共押出しし
て、二軸延伸した後、これとその外側に液体紙容器最内
面と同系で熱接着性を有する樹脂とを接着剤を使わずに
エクストルージョンラミネートしてなるものであること
を特徴とする液体紙容器を提供する。
【0015】以下本発明を詳細に説明する。図3に本発
明に係るテープ材の層構成の一例を示す。中心層11の
両側に必要に応じて接着性樹脂層13を介し、液体紙容
器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂層12を設けた
構成となっている。テープ材1は、前記層構成で2種3
層あるいは3種5層共押出しにより製膜され、その後縦
方向に2〜6倍、横方向に2〜6倍二軸延伸される。
【0016】図4に本発明に係る窓貼り材の層構成の一
例を示す。内層21に必要に応じて接着性樹脂層23を
介し、液体紙容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂
層22が外層となっている。窓貼り材2は、前記層構成
で2種2層あるいは3種3層共押出しにより製膜され、
その後縦方向に2〜6倍、横方向に2〜6倍二軸延伸さ
れる。
【0017】前記中心層11又は内層21としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ナイロン、エチレンビニル
アルコール、ポリ塩化ビニリデン等が使用可能である
が、ポリエチレンテレフタレートが最も一般的である。
層の厚みとしては2軸延伸後で1〜20μmが好まし
い。
【0018】前記液体紙容器最内面と同系で熱接着性を
有する樹脂層12および22の厚みとしては、二軸延伸
後で1〜20μmが好ましい。
【0019】前記中心層11又は内層12がポリエチレ
ンテレフタレート樹脂で、前記液体紙容器最内面と同系
で熱接着性を有するシーラント樹脂層12又は22とし
てポリエステル共重合体樹脂を用いる場合、ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂とポリエステル共重合体樹脂は熱
融着するので、接着性樹脂層13および23は必要とし
ない。
【0020】一方、前記中心層11又は内層12がポリ
エチレンテレフタレート樹脂で、前記液体紙容器最内面
と同系で熱接着性を有する樹脂層12又は22としてポ
リオレフィン樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合
体樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂等を用いる場合に
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂と、これら樹脂の
層間での剥離が起こらないように接着性樹脂層13およ
び23を介する必要がある。
【0021】本発明における接着性樹脂層13又は23
の厚みとしては、二軸延伸後で0.1〜3μmが好まし
い。前記接着性樹脂層13又は23に用いる接着性樹脂
とは、極性の高い官能基を導入した熱可塑性樹脂であ
り、共押出により溶融状態でポリエチレンやポリエステ
ルと密着させることにより2層を接着するものである。
例えば密度0.910以下のエチレン−αオレフィン共
重合体、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン等が挙げ
られる。
【0022】前記ポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン
−メタクリル酸共重合体、エチレン−αオレフィン共重
合体等が挙げられる。
【0023】ここで不飽和カルボン酸変性ポリオレフィ
ンとしては、カルボン酸基、酸無水物基及びこれらの誘
導体と、共重合又はグラフト重合させた前記ポリオレフ
ィンを意味する。カルボン酸基、酸無水物基及びこれら
の誘導体としては、具体的にはメタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、メタクリル酸無水物、無水マレイン酸、
メタクリル酸エチル、アクリル酸グリシジル、メタクリ
ル酸ジグリシジル等が挙げられる。
【0024】多層共押出しを行う場合、各層の樹脂のメ
ルトフローレート、溶融粘度、押出し温度が大きく違う
と製膜は非常に困難である。その為、液体紙容器の最内
面と同系の樹脂を12あるいは22の層として使えない
場合もある。その場合は、多層共押出し可能なメルトフ
ローレート、溶融粘度、押出し温度である液体紙容器最
内面と同系ではないが熱接着性を有する樹脂により多層
共押出しを行い、二軸延伸後、液体紙容器の最内面と同
系で熱接着性を有する樹脂を接着剤を使わずにエクスト
ルージョンラミネートすることにより、テープ材あるい
は窓貼り材として用いることができる。
【0025】図5及び図6に多層共押出し、二軸延伸
後、エクストルージョンラミネートしたテープ材および
窓貼り材の層構成の一例を示す。液体紙容器の最内面と
同系ではないが熱接着性を有する樹脂層32または42
と、エクストルージョンラミネートされた液体紙容器の
最内面と同系で熱接着性を有する樹脂層34または44
とは、接着剤を使わなくとも十分な強度で接着してお
り、また、容器内面との貼り合わせは未延伸の同種樹脂
間の熱接着となり、強固な接着強度が得られる。
【0026】エクストルージョンラミネートされた液体
紙容器の最内面と同系で熱接着性を有する樹脂層34又
は44の厚みとしては、10〜60μmが好ましい。
【0027】前記テープ材はリボン状にスリットされ、
容器接合部分内面の紙端面を覆う形で液体紙容器の最内
面と同系で熱接着性を有する樹脂層12または34と、
容器接合部分の内層とが熱接着される。この時テープ材
の幅としては、5〜30mmが好ましい。
【0028】前記窓貼り材は注出用開口部よりひとまわ
り大きく打ち抜かれ、開口部内面から開口部を覆う形
で、液体紙容器の最内面と同系で熱接着性を有する樹脂
層22または44と、開口部周縁の内層とが熱接着され
る。必要に応じて、開口部外側から開口部を覆う形で、
同種のプラスチックフィルムを貼り付け、開口部の紙層
端面の保護を行う。
【0029】
【作用】以上に示したように、本発明では、テープ材、
窓貼り材に従来の接着剤を使用せず、必要に応じたとし
ても有機溶剤を使わない接着性樹脂により共押し出しに
より接着する為、テープ材および窓貼り材の端面からの
接着剤成分の溶出や、接着剤臭気の移行がない。
【0030】
【実施例】
<実施例1> ・中心層としてポリエチレンテレフタレート、 ・接着性樹脂として「アドマーSE800 」(三井石油化学
工業(株)製)、 ・容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂として低密
度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製:「ミラソ
ン401PC 」)、 を3種5層共押出しし、その後3×3倍に二軸延伸して
テープ材を得た。延伸後の各層の厚みは中心層12μ
m、接着性樹脂1μm、容器最内面と同系で熱接着性を
有する樹脂10μmとなった。
【0031】一方、 ・内層としてポリエチレンテレフタレート、 ・接着性樹脂として「アドマーSE800 」(三井石油化学
工業(株)製)、 ・容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂として低密
度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製:「ミラソ
ン401PC」)、 を3種3層共押出しし、その後3×3倍に二軸延伸して
窓貼り材を得た。延伸後の各層の厚みは内層12μm、
接着性樹脂1μm、容器最内面と同系で熱接着性を有す
る樹脂10μmとなった。
【0032】・紙容器最内層として前記低密度ポリエチ
レン(三井石油化学工業(株)製:「ミラソン401PC
」)60μm、 ・板紙として「ミルクボード原紙」(ウエハウザー
(株)製)315g/m2 ・紙容器最外層として「ミラソンM16P」(三井石油
化学工業(株)製)20μm、 以上の構成の所定の形状に型板されたブランクスシート
の所定部位に注出用開口部を開口し、内面より開口部を
覆う形で、前記窓貼り材の外層と、紙容器内面の開口部
周縁とをヒートシールした後、フレームシールにより、
ブランクスシートの一端部の外面と他端部の内面とを加
熱し、押圧され、貼り合わせることにより、筒状のスリ
ーブを形成する。その後テープ材をフレームシール部内
面の紙端面を覆う形でヒートシールし、液体紙容器を得
た。
【0033】<実施例2> ・中心層としてポリエチレンテレフタレート、 ・接着性樹脂として「アドマーSE800 」(三井石油化学
工業(株)製)、 ・容器最内面と同系ではないが熱接着性を有する樹脂と
して低密度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製:
「ミラソン401PC 」)、 を3種5層共押出しし、3×3倍に二軸延伸した。延伸
後の各層の厚みは中心層12μm、接着性樹脂1μm、
容器最内面と同系ではないが熱接着性を有する樹脂10
μmとなった。その後、 ・容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂として低密
度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製:「ミラソ
ンM14P」)30μm、 をその両側に接着剤を使わずにエクストルージョンラミ
ネートして設け、テープ材を得た。
【0034】一方、 ・内層としてポリエチレンテレフタレート、 ・接着性樹脂として「アドマーSE800 」(三井石油化学
工業(株)製)、 ・容器最内面と同系ではないが熱接着性を有する樹脂と
して低密度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製:
「ミラソン401PC 」)、 を3種3層共押出しし、3×3倍に二軸延伸した。延伸
後の各層の厚みは内層12μm、接着性樹脂1μm、容
器最内面と同系ではないが熱接着性を有する樹脂10μ
mとなった。容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂
として低密度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)
製:「ミラソンM14P」)30μm、をその外側にエクス
トルージョンラミネートして設け、窓貼り材を得た。
【0035】以下、実施例1と同様にして液体紙容器を
得た。
【0036】<実施例3> ・中心層としてポリエチレンテレフタレート、 ・容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂としてポリ
エステル共重合体「PET−G6763」(イーストマ
ンコダック社製)、 を2種3層共押出しし、その後3×3倍に二軸延伸して
テープ材を得た。延伸後の各層の厚みは中心層12μ
m、容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂10μm
となった。
【0037】・内層としてポリエチレンテレフタレー
ト、 ・容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂としてポリ
エステル共重合体「PET−G6763」(イーストマ
ンコダック社製)、 を2種2層共押出しし、その後3×3倍に二軸延伸して
窓貼り材を得た。延伸後の各層の厚みは内層12μm、
容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂10μmとな
った。
【0038】・紙容器最内層として前記ポリエステル共
重合体「PET−G6763」(イーストマンコダック
社製)30μm、 ・最内層板紙の中間層としてエチレンアクリレート「エ
バフレックスA712」(三井デュポンポリケミカル
(株)製)20μm、 ・板紙として「ミルクボード原紙」(ウエハウザー
(株)製)315g/m2 ・紙容器最外層として「ミラソンM16P」(三井石油
化学工業(株)製)20μm、 を用い、以下実施例1と同様にして液体紙容器を得た。
【0039】<実施例4> ・中心層としてポリエチレンテレフタレート、 ・ポリエステル共重合体「PET−G6763」(イー
ストマンコダック社製)、 を2種3層共押出しし、3×3倍に二軸延伸した。延伸
後の各層の厚みは中心層12μm、容器最内面と同系で
はないが熱接着性を有する樹脂10μmとなった。その
後、 ・容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂としてポリ
エステル共重合体「PET−G6763」(イーストマ
ンコダック社製)30μm、 をその両側に接着材を使わずにエクストルージョンラミ
ネートして設け、テープ材を得た。
【0040】・内層としてポリエチレンテレフタレー
ト、 ・ポリエステル共重合体「PET−G6763」(イー
ストマンコダック社製)、 を2種2層共押出しし、3×3倍に二軸延伸した。延伸
後の各層の厚みは内層12μm、容器最内面と同系では
ないが熱接着性を有する樹脂10μmとなった。その
後、 ・ポリエステル共重合体「PET−G6763」(イー
ストマンコダック社製)30μm、 をその外側に接着剤を使わずにエクストルージョンラミ
ネートして設け、窓貼り材を得た。
【0041】以下、実施例3と同様にして液体紙容器を
得た。
【0042】<比較例1>中心層として二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレート(東洋紡績(株)製:「E510
0」)12μmを用い、この両側に接着剤(大日本イン
キ化学工業(株)製:「LX−63F/KP90」)を
用いて、低密度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)
製:「ミラソンM401PC」30μmをエクストルー
ジョンラミネートして設け、テープ材を得た。一方、内
層として二軸延伸ポリエチレンテレフタレート12μm
(東洋紡績社(株)製:「E5100」)を用い、この
両側に接着剤(大日本インキ化学工業(株)製:「LX
−63F/KP90」)を用いて、低密度ポリエチレン
(三井石油化学工業(株)製:「ミラソンM401P
C」30μmをエクストルージョンラミネートして設
け、窓貼り材を得た。これらを用いた以外実施例1と同
様にして液体紙容器を得た。
【0043】<比較例2>中心層として二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレート(東洋紡績(株)製:「E510
0」)12μmを用い、この両側に接着剤(大日本イン
キ化学工業(株)製)「LX−63F/KP90」を用
いて、ポリエステル共重合体「PET−G6763」イ
ーストマンコダック社製)30μmをエクストルージョ
ンラミネートして設け、テープ材を得た。一方、内層と
して二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(東洋紡績
(株)製:「E5100」)12μmを用い、この両側
に接着剤(大日本インキ化学工業(株)製)「LX−6
3F/KP90」を用いて、ポリエステル共重合体「P
ET−G6763」イーストマンコダック社製)30μ
mをエクストルージョンラミネートして設け、窓貼り材
を得た。これらを用いた以外は実施例3と同様にして液
体紙容器を得た。
【0044】以上のようにして得た液体紙容器に水割り
ウィスキー(アルコール度9%)1000mlを充填
し、1ヶ月間温度40℃湿度25%室中に保存後、ガラ
ス瓶中で1ヶ月間温度40℃湿度25%室中に保存した
水割りウィスキー(アルコール度9%)と飲み比べて味
覚官能検査を行った。またコンクリートの地面から60
cmの高さから、液体紙容器5の底面を地面と水平にし
た状態で自由落下させることを繰り返し、破袋までの落
下回数を測定することにより耐落下衝撃試験を実施し
た。結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】表1から明らかなように、接着剤を用い
た構成のテープ材、窓貼り材を使用した液体紙容器で
は、テープ材および窓貼り材の端面から接着剤成分の溶
出や、接着剤臭気の移行により内容物の味覚が明らかに
劣化しているのに対し、本発明による、少なくとも、ポ
リエチレンテレフタレートを中心層として、必要に応じ
て接着性樹脂層を介し、両側に熱接着性を有するシーラ
ント樹脂とを共押出しして、二軸延伸したフィルムをテ
ープ材として用いた液体紙容器、および少なくとも、ポ
リエチレンテレフタレートと、必要に応じて接着性樹脂
層を介し、熱接着性を有するシーラント樹脂とを共押出
しして、二軸延伸したフィルムを窓貼り材として用いた
液体紙容器は、内容物の味覚に接着剤の影響は全くな
く、良好な味覚が維持されている。
【0047】また実施例1、実施例3のように、多層共
押出し後、二軸延伸したフィルムをそのままテープ材、
窓貼り材として使用しても、容器としては十分な強度が
でており、さらに実施例2、実施例4のように、エクス
トルージョンラミネート加工を行ったフィルムをテープ
材、窓貼り材として使用すれば、さらに強い耐落下強度
が得られ、大型容器等への使用も可能である。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体紙容器に係るテープ材の一例を示
す説明図である。
【図2】本発明の液体紙容器に係る窓貼り材の一例を示
す説明図である。
【図3】本発明の液体紙容器に係るテープ材の層構成の
一例を示す断面図である。
【図4】本発明の液体紙容器に係る窓貼り材の層構成の
一例を示す断面図である。
【図5】本発明の液体紙容器に係るテープ材の層構成の
一例を示す断面図である。
【図6】本発明の液体紙容器に係る窓貼り材の層構成の
一例を示す断面図である。
【図7】本発明の液体紙容器の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…テープ材 2…窓貼り材 11…中心層 12…樹脂層 13…接着性樹脂層 21…内層 22…樹脂層 23…接着性樹脂層 31…中心層 32…樹脂層 33…接着性樹脂層 34…エクストルージョンラミネートされた樹脂層 41…内層 42…樹脂層 43…接着性樹脂層 44…エクストルージョンラミネートされた樹脂層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体紙容器の紙接合部分内面に、テープ材
    を紙端面を覆う形で貼り付け、前記紙接合部分を接合し
    てなる液体紙容器において、前記テープ材が、中心層と
    なる樹脂と、その両側の液体紙容器最内面と同系で熱接
    着性を有する樹脂とを共押出しして、その後二軸延伸し
    てなるものであることを特徴とする液体紙容器。
  2. 【請求項2】液体紙容器の紙接合部分内面に、テープ材
    を紙端面を覆う形で貼り付け、前記紙接合部分を接合し
    てなる液体紙容器において、前記テープ材が、中心層と
    なる樹脂と、その両側の接着性樹脂と、その両側の液体
    紙容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂とを共押出
    しして、その後二軸延伸してなるものであることを特徴
    とする液体紙容器。
  3. 【請求項3】液体紙容器の紙接合部分内面に、テープ材
    を紙端面を覆う形で貼り付け、前記紙接合部分を接合し
    てなる液体紙容器において、前記テープ材が、中心層と
    なる樹脂と、その両側の液体紙容器最内面と同系ではな
    いが熱接着性を有する樹脂とを共押出しして、二軸延伸
    した後、これとその両側に液体紙容器最内面と同系で熱
    接着性を有する樹脂とを接着剤を使わずにエクストルー
    ジョンラミネートしてなるものであることを特徴とする
    液体紙容器。
  4. 【請求項4】液体紙容器の紙接合部分内面に、テープ材
    を紙端面を覆う形で貼り付け、前記紙接合部分を接合し
    てなる液体紙容器において、前記テープ材が、中心層と
    なる樹脂と、その両側の接着性樹脂と、その両側の液体
    紙容器最内面と同系ではないが熱接着性を有する樹脂と
    を共押出しして、二軸延伸した後、これとその両側に液
    体紙容器最内面と同系で熱接着性を有する樹脂とを接着
    剤を使わずにエクストルージョンラミネートしてなるも
    のであることを特徴とする液体紙容器。
  5. 【請求項5】液体紙容器の液体注出用開口部内面に、窓
    貼り材を開口部を覆う形で貼り付け、前記開口部を封止
    してなる液体紙容器において、前記窓貼り材が、内層と
    なる樹脂と、液体紙容器最内面と同系で熱接着性を有す
    る樹脂とを共押出しして、その後二軸延伸してなるもの
    であることを特徴とする液体紙容器。
  6. 【請求項6】液体紙容器の液体注出用開口部内面に、窓
    貼り材を開口部を覆う形で貼り付け、前記開口部を封止
    してなる液体紙容器において、前記窓貼り材が、内層と
    なる樹脂と、接着性樹脂と、液体紙容器最内面と同系で
    熱接着性を有する樹脂とを共押出しして、その後二軸延
    伸してなるものであることを特徴とする液体紙容器。
  7. 【請求項7】液体紙容器の液体注出用開口部内面に、窓
    貼り材を開口部を覆う形で貼り付け、前記開口部を封止
    してなる液体紙容器において、前記窓貼り材が、内層と
    なる樹脂と、液体紙容器最内面と同系でない熱接着性を
    有する樹脂とを共押出しして、二軸延伸した後、これと
    その外側に液体紙容器最内面と同系で熱接着性を有する
    樹脂とを接着剤を使わずにエクストルージョンラミネー
    トしてなるものであることを特徴とする液体紙容器。
  8. 【請求項8】液体紙容器の液体注出用開口部内面に、窓
    貼り材を開口部を覆う形で貼り付け、前記開口部を封止
    してなる液体紙容器において、前記窓貼り材が、内層と
    なる樹脂と、接着性樹脂と、液体紙容器最内面と同系で
    ない熱接着性を有する樹脂とを共押出しして、二軸延伸
    した後、これとその外側に液体紙容器最内面と同系で熱
    接着性を有する樹脂とを接着剤を使わずにエクストルー
    ジョンラミネートしてなるものであることを特徴とする
    液体紙容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1666363A1 (en) * 2003-09-17 2006-06-07 Nippon Paper-Pak Co. Ltd. Sealing tape in paper container, and longitudinal sealing tape in paper container and paper container with longitudinal sealing tape

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