JPH07315279A - スイングアーム用パイプとその製造方法 - Google Patents

スイングアーム用パイプとその製造方法

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Publication number
JPH07315279A
JPH07315279A JP6136323A JP13632394A JPH07315279A JP H07315279 A JPH07315279 A JP H07315279A JP 6136323 A JP6136323 A JP 6136323A JP 13632394 A JP13632394 A JP 13632394A JP H07315279 A JPH07315279 A JP H07315279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
swing arm
portions
flat plate
tapered
Prior art date
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Pending
Application number
JP6136323A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Matsuo
準二 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZENIYA ALUM SEISAKUSHO KK
ZENYA ALUMINIUM SEISAKUSHO
Original Assignee
ZENIYA ALUM SEISAKUSHO KK
ZENYA ALUMINIUM SEISAKUSHO
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Publication date
Application filed by ZENIYA ALUM SEISAKUSHO KK, ZENYA ALUMINIUM SEISAKUSHO filed Critical ZENIYA ALUM SEISAKUSHO KK
Priority to JP6136323A priority Critical patent/JPH07315279A/ja
Publication of JPH07315279A publication Critical patent/JPH07315279A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度、外観に優れ、軽量化が可能であり、し
かも低コストであるスイングアーム用パイプを提供す
る。 【構成】 高さが中央部を高く、前後端部をテーパー状
に細くした矩形状断面のスイングアーム用パイプ1にお
いて、テーパーパイプの前後端角を結ぶ直線より膨出し
た上部膨出部5および下部膨出部6の各形状を両膨出部
間の距離aをおいて1枚の金属平板にプレス成形し、両
成形部の両側平板押え部7にテーパーパイプ側面部を残
して縁切りし、プレス成形部と平板との角部8を平面に
戻し、側面端縁9を溶接接合により構成したスイングア
ーム用パイプ1とその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車の後輪を支持す
るスイングアームを構成するスイングアーム用パイプと
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶接構造の二輪車用スイングアームは、
従来パイプ材を用いるかU字状断面にプレス成形した2
枚の板材を溶接接合してパイプ状としたものを用いて来
た。
【0003】パイプ材を用いたスイングアームはその断
面形状が一定であり、所要の強度、剛性に応じて断面形
状を変化させることが困難で、軽量化を図る上で支障と
なっていた。
【0004】U字状断面にプレス成形した2枚の板材を
溶接接合したスイングアームは、その断面形状を所要の
強度、剛性に応じて変化させることができるが、断面に
おける溶接継手が2箇所となるため、強度、外観および
コストの面で不利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】軸方向に変化する所要
の強度、剛性に応じた断面形状で、断面における溶接継
手が1箇所である強度、外観に優れ、軽量化が可能であ
り、しかも低コストのスイングアーム用パイプとその製
造方法である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明では、高さが中央部を高く、前後端部をテー
パー状に細くした矩形状断面とし、1側面の前後方向に
わたる1本の溶接継手を設け、1枚の金属板より成形し
たスイングアーム用パイプとする。
【0007】高さが中央部を高く、前後端部をテーパー
状に細くした矩形状断面のスイングアーム用パイプ1に
おいて、テーパーパイプの前後端角を結ぶ直線より膨出
した上部膨出部5および下部膨出部6の各形状を両膨出
部間の距離aをおいて1枚の金属平板にプレス成形し、
両成形部(上部膨出部5および下部膨出部6)の両側平
板押え部7にテーパーパイプ側面部分を残して縁切り
し、プレス成形部と平板との角部8を平面に戻し、側面
端縁9を溶接接合することにより構成したスイングアー
ム用パイプとする。
【0008】高さが中央部を高く、前後端部をテーパー
状に細くした矩形状断面のスイングアーム用パイプ1の
製造は、テーパーパイプの前後端角を結ぶ直線より膨出
した上部膨出部5および下部膨出部6の各形状を両膨出
部間の距離aをおいて1枚の金属平板に絞り成形プレス
し、両成形部(上部膨出部5および下部膨出部6)の両
側平板押え部7にテーパーパイプ側面部を残して縁切り
し、プレス成形部と平板との角部8を平面に戻しプレス
し、側面端縁9を溶接接合することを特徴とする製造方
法により行なう。
【0009】
【作用】断面形状を所要の強度、剛性に応じて変化させ
て、しかも断面における溶接箇所を1箇所としたので、
この溶接箇所を内側の見えにくい所に配すれば、強度、
外観に優れ、軽量化が可能であり、しかも低コストのス
イングアーム用パイプとなる。
【0010】テーパーパイプの前後端角を結ぶ直線より
膨出した上部膨出部5および下部膨出部6の各形状を両
膨出部間の距離aをおいて1枚の金属平板に絞り成形プ
レスすることにより、断面形状を所要の強度、剛性に応
じて変化させることができる。
【0011】上記絞り成形において溶接部の板厚は厚い
ままとし、溶接をしない部分の板厚を薄く伸ばすことが
できるので、溶接により強度の低下する部分は厚く、強
度の低下がない非溶接部分を薄くして、強度の向上と軽
量化を図ることができる。
【0012】1枚の金属板をプレス成形し、溶接継手も
1箇所であるので、製品の品質は安定し、高精度である
ので、加工基準穴、部品取付穴、水抜穴等の穴4も縁切
り工程において同時に打抜加工することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は本発明のスイングアーム用パイプを
使用したスイングアームの一実施例を示す正面図であ
り、図2はその平面図である。図中1はスイングアーム
用パイプで、図3はそのイ−イ断面図である。図3に示
すように矩形状断面は長辺の1辺の(スイングアームの
内側面)の平面部に設けた1箇所の溶接継手により形成
する。図3の(A)及び(B)は隅肉溶接、(C)は突
合せ溶接とした例を示し、強度の低下する溶接部は板厚
t1を厚く、溶接をしない部分の板厚t2は薄く構成す
る。
【0015】図4は、本発明の製造工程を示す工程図
で、(A1)は絞り成形、(A2)は縁切り、(A3)
は端曲げ、(B1)および(B2)は曲げ成形、(C)
は溶接完成を示す。図5はその説明図で、(A)は絞り
成形、(B)は曲げ成形、(C)は溶接完成を示す。
【0016】図1、図3、図4および図5における2点
鎖線は上部膨出部5および下部膨出部6の境界を示す線
(直線)であり、絞り成形の後は曲げ成形により平面に
戻すだけで所要のスイングアーム用パイプに容易に成形
することができる。なお、実施例のスイングアーム用パ
イプの幅は一定となっているが、境界線が直線であれ
ば、幅にテーパーがあってもよい。
【0017】図2におけるスイングアーム用パイプは内
側に凹である例であるが、この場合は上記の方法により
直パイプを製造した後、パイプ曲げ工程を付加して所要
の形状にすればよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載のスイングアーム用パイプ
は、断面形状を所要の強度、剛性に応じて変化させ、し
かも断面における溶接箇所を一箇所としたので、この溶
接箇所を内側の見えにくい所に配すれば、強度外観に優
れ、軽量化が可能であり、しかも低コストのスイングア
ーム用パイプとなる。
【0019】請求項2記載のスイングアーム用パイプ
は、上部膨出部5と下部膨出部6の形状を金属平板にプ
レス成形し、プレス成形部と平板の角部8を平面に戻
し、側面端縁9を溶接接合したことにより、強度、外観
に優れ、軽量化が可能であり、しかも低コストのスイン
グアーム用パイプとなる。
【0020】請求項3記載の製造方法により上記効果を
有する請求項2記載のスイングアーム用パイプを容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイングアーム用パイプを使用した二
輪車用スイングアームの一実施例を示す正面図、
【図2】図1の平面図、
【図3】図2のイ−イ断面図、3例を示す。
【図4】本発明の製造方法を示す工程図、
【図5】本発明の製造方法を示す説明図、
【図6】従来例を示す正面図、
【図7】図6のロ−ロ断面図、
【図8】他の従来例を示す正面図、
【図9】図8のハ−ハ断面図である。
【符号の説明】
1 スイングアーム用パイプ 2 ピボット 3 クロスボディ 4 加工基準穴 5 上部膨出部 6 下部膨出部 7 平板押え部 8 角部 9 端縁(溶接部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さが中央部を高く、前後端部をテーパ
    ー状に細くした矩形状断面とし、1側面の前後方向にわ
    たる1本の溶接継手を設け、1枚の金属板より成形した
    ことを特徴とするスイングアーム用パイプ。
  2. 【請求項2】 高さが中央部を高く、前後端部をテーパ
    ー状に細くした矩形状断面のスイングアーム用パイプ1
    において、テーパーパイプの前後端角を結ぶ直線より膨
    出した上部膨出部5および下部膨出部6の各形状を両膨
    出部間の距離aをおいて1枚の金属板にプレス成形し、
    両成形部の両側平板押え部7にテーパーパイプ側面部分
    を残して縁切りし、プレス成形部と平板との角部8を平
    面に戻し、側面端縁9を溶接接合したことを特徴とする
    スイングアーム用パイプ。
  3. 【請求項3】 高さが中央部を高く、前後端部をテー
    パー状に細くした矩形状断面のスイングアーム用パイプ
    1の製造において、テーパーパイプの前後端角を結ぶ直
    線より膨出した上部膨出部5および下部膨出部6の各形
    状を両膨出部間の距離aをおいて1枚の金属平板に絞り
    成形プレスし、両成形部の両側平板押え部7にテーパー
    パイプ側面部分を残して縁切りし、プレス成形部と平板
    との角部8を平面に戻し曲げ成形し、側面端縁9を溶接
    するようにしたことを特徴とするスイングアーム用パイ
    プの製造方法。
JP6136323A 1994-05-26 1994-05-26 スイングアーム用パイプとその製造方法 Pending JPH07315279A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316228A (ja) * 2001-04-18 2002-10-29 F Tech:Kk 車両用サスペンションアームの製造方法
CN103025448A (zh) * 2010-08-27 2013-04-03 株式会社F.C.C. 倒勾部的成形方法以及具有倒勾部的成形品的制造方法

Cited By (4)

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JP2002316228A (ja) * 2001-04-18 2002-10-29 F Tech:Kk 車両用サスペンションアームの製造方法
JP4698873B2 (ja) * 2001-04-18 2011-06-08 株式会社エフテック 車両用サスペンションアームの製造方法
CN103025448A (zh) * 2010-08-27 2013-04-03 株式会社F.C.C. 倒勾部的成形方法以及具有倒勾部的成形品的制造方法
CN103025448B (zh) * 2010-08-27 2014-11-19 株式会社F.C.C. 倒勾部的成形方法以及具有倒勾部的成形品的制造方法

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