JPH07315125A - 自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構 - Google Patents
自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構Info
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- JPH07315125A JPH07315125A JP11253994A JP11253994A JPH07315125A JP H07315125 A JPH07315125 A JP H07315125A JP 11253994 A JP11253994 A JP 11253994A JP 11253994 A JP11253994 A JP 11253994A JP H07315125 A JPH07315125 A JP H07315125A
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- adjusting rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 角度調整用ロッド1とミラーホルダー12の
保持部2との連結構造を改良して両者の連結ポイントP
をミラー本体11の角度調整の中心点Oを通って鏡面に
平行な平面上Qに配置し、それによって鏡面の角度調整
時における角度調整用ロッド1の傾斜角度を小さくす
る。 【構成】 角度調整用ロッド1の先端係合部1aを、略
軸直角な先端面と、先端面に連接した半球状係合面と、
半球状係合面と同心の球面に沿って先端面に形成された
凹部とから構成し、ミラーホルダー12の保持部2に、
角度調整用ロッド1の半球状係合面1cに外接する受け
面と、ロッド1の凹部に弾力的に圧接する凸部2bとを
形成し、かつ受け面の中心点Pを、ミラー本体11の角
度調整の中心点を通って鏡面に平行な平面上に配置す
る。
保持部2との連結構造を改良して両者の連結ポイントP
をミラー本体11の角度調整の中心点Oを通って鏡面に
平行な平面上Qに配置し、それによって鏡面の角度調整
時における角度調整用ロッド1の傾斜角度を小さくす
る。 【構成】 角度調整用ロッド1の先端係合部1aを、略
軸直角な先端面と、先端面に連接した半球状係合面と、
半球状係合面と同心の球面に沿って先端面に形成された
凹部とから構成し、ミラーホルダー12の保持部2に、
角度調整用ロッド1の半球状係合面1cに外接する受け
面と、ロッド1の凹部に弾力的に圧接する凸部2bとを
形成し、かつ受け面の中心点Pを、ミラー本体11の角
度調整の中心点を通って鏡面に平行な平面上に配置す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用アウターミラ
ーの鏡面角度調整機構に関し、詳しくは、ミラー本体を
保持するミラーホルダーが、バイザーに固定された支持
部材に鏡面のほぼ中央の主連結部で角度調整可能に連結
されるとともに、この支持部材に対して可動の角度調整
用ロッドが駆動連結部に傾動可能に連結された構成の鏡
面角度調整機構における、角度調整用ロッドとミラーホ
ルダーとの連結構造に関する。
ーの鏡面角度調整機構に関し、詳しくは、ミラー本体を
保持するミラーホルダーが、バイザーに固定された支持
部材に鏡面のほぼ中央の主連結部で角度調整可能に連結
されるとともに、この支持部材に対して可動の角度調整
用ロッドが駆動連結部に傾動可能に連結された構成の鏡
面角度調整機構における、角度調整用ロッドとミラーホ
ルダーとの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアウターミラーの鏡面角度調整機
構の構造例を図3の断面図に示している(特公平4−591
82号公報及び特公平5−29574号公報参照)。図におい
て、11はミラー本体であり、12はミラー本体11の
背面側を覆うとともにその周縁部を保持するミラーホル
ダー(周縁の保持部については図示せず)である。ミラ
ーホルダー12は、角度調整ユニット(支持部材)13
に連結されており、角度調整ユニット13は、自動車用
アウターミラーのケーシングであるバイザー(図示せ
ず)に固定されている。
構の構造例を図3の断面図に示している(特公平4−591
82号公報及び特公平5−29574号公報参照)。図におい
て、11はミラー本体であり、12はミラー本体11の
背面側を覆うとともにその周縁部を保持するミラーホル
ダー(周縁の保持部については図示せず)である。ミラ
ーホルダー12は、角度調整ユニット(支持部材)13
に連結されており、角度調整ユニット13は、自動車用
アウターミラーのケーシングであるバイザー(図示せ
ず)に固定されている。
【0003】角度調整ユニット13は、モータや減速機
構(図示せず)をケース14の中に収めた構成であっ
て、ケース14は、互いに固定される第1ケース14a
と第2ケース14b(いずれも部分的にのみ示してい
る)とから構成されている。角度調整ユニット13の第
1ケース14aとミラーホルダー12は、ミラー本体1
1のほぼ中心の位置でミラー本体11の向きを変えられ
るように連結されている。ミラーホルダー12にはこの
位置に大略半球形状に突出した凸面15aを有する第1
連結部(主連結部)15が形成され、角度調整ユニット
にはこの第1連結部15aと対応して球面形状にくぼん
だ凹面16aを有する第2連結部16が形成されてい
る。
構(図示せず)をケース14の中に収めた構成であっ
て、ケース14は、互いに固定される第1ケース14a
と第2ケース14b(いずれも部分的にのみ示してい
る)とから構成されている。角度調整ユニット13の第
1ケース14aとミラーホルダー12は、ミラー本体1
1のほぼ中心の位置でミラー本体11の向きを変えられ
るように連結されている。ミラーホルダー12にはこの
位置に大略半球形状に突出した凸面15aを有する第1
連結部(主連結部)15が形成され、角度調整ユニット
にはこの第1連結部15aと対応して球面形状にくぼん
だ凹面16aを有する第2連結部16が形成されてい
る。
【0004】第1連結部15と第2連結部16は、リテ
ーナー17と連結ピン18により連結されている。リテ
ーナー17は、ミラーホルダー12に形成された第1連
結部15の内面15bに沿う球面形状に外面が形成され
た押さえ部17aと、円筒状のスプリングガイド17b
部とから構成されている。ピン18の下端部には底面視
長方形の係合部18aが形成され、第1ケース14aに
はこのピン18の係合部18aが所定の向きでは挿通
し、それ以外の向きでは挿通しない長方形形状に形成さ
れた貫通穴14cが形成されている。この構成におい
て、ミラーホルダー12にミラー本体11を取り付ける
前に第2連結部16と第1連結部15を組み合わせ、ス
プリングガイド部17bにスプリング19を嵌装したリ
テーナー17を第1連結部15の内面側にはめ込んだう
えで、さらに連結ピン18の係合部18aを貫通穴14
cに通した後に連結ピン18を90°回転させることに
より、図示の状態で連結することができる。
ーナー17と連結ピン18により連結されている。リテ
ーナー17は、ミラーホルダー12に形成された第1連
結部15の内面15bに沿う球面形状に外面が形成され
た押さえ部17aと、円筒状のスプリングガイド17b
部とから構成されている。ピン18の下端部には底面視
長方形の係合部18aが形成され、第1ケース14aに
はこのピン18の係合部18aが所定の向きでは挿通
し、それ以外の向きでは挿通しない長方形形状に形成さ
れた貫通穴14cが形成されている。この構成におい
て、ミラーホルダー12にミラー本体11を取り付ける
前に第2連結部16と第1連結部15を組み合わせ、ス
プリングガイド部17bにスプリング19を嵌装したリ
テーナー17を第1連結部15の内面側にはめ込んだう
えで、さらに連結ピン18の係合部18aを貫通穴14
cに通した後に連結ピン18を90°回転させることに
より、図示の状態で連結することができる。
【0005】一方、鏡面の角度を調整するための角度調
整用ロッド22は、第1ケース14aと第2ケース14
bの間で回転可能に保持された駆動部材20に係合して
いる。駆動部材20は、外周面に形成されたギヤ部20
aに、モータの駆動力が減速機構を介して伝達されるよ
うになっている。駆動部材20の内面には駆動部材と一
体的に回転するリング21が保持され、このリング21
が、角度調整用ロッド22の外周面に形成された螺旋状
の溝(図は簡略化して示している)と係合している。な
お、角度調整用ロッド22は、リング21により、所定
の角度範囲内で傾動可能に保持されている。
整用ロッド22は、第1ケース14aと第2ケース14
bの間で回転可能に保持された駆動部材20に係合して
いる。駆動部材20は、外周面に形成されたギヤ部20
aに、モータの駆動力が減速機構を介して伝達されるよ
うになっている。駆動部材20の内面には駆動部材と一
体的に回転するリング21が保持され、このリング21
が、角度調整用ロッド22の外周面に形成された螺旋状
の溝(図は簡略化して示している)と係合している。な
お、角度調整用ロッド22は、リング21により、所定
の角度範囲内で傾動可能に保持されている。
【0006】また、図4(a)〜(c)に詳細に示すよ
うに、角度調整用ロッド22の先端係合部22aは球状
に形成され、この先端係合部22aが、ミラーホルダー
12の背面に形成された保持部(駆動連結部)23と係
合している。なお、この保持部23には図4(b),
(c)に示すように部分的に切欠き23aが形成され、
角度調整用ロッド22の先端係合部22aを保持部23
に対して圧入することにより組み付けるようになってい
る。また、圧入時、保持部23は必要に応じて加熱され
る。
うに、角度調整用ロッド22の先端係合部22aは球状
に形成され、この先端係合部22aが、ミラーホルダー
12の背面に形成された保持部(駆動連結部)23と係
合している。なお、この保持部23には図4(b),
(c)に示すように部分的に切欠き23aが形成され、
角度調整用ロッド22の先端係合部22aを保持部23
に対して圧入することにより組み付けるようになってい
る。また、圧入時、保持部23は必要に応じて加熱され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
駆動モータを起動すると、その回転が駆動部材20に伝
達されるので、角度調整用ロッド22がその軸方向前後
へ移動する。角度調整用ロッド22の先端係合部22a
と保持部23との連結ポイントPは角度調整の中心点O
に対して円弧運動するので、角度調整用ロッド22は進
退と同時に傾動することになる。ところで、例えば、鏡
面の角度調整の中心点Oを通って鏡面に平行な面Q上に
先端係合部22aと保持部23との連結ポイントPが位
置していれば、角度調整用ロッド22は前進、後退のい
ずれの場合でも同じ方向へ傾くが、上記構成ではこの面
Qから連結ポイントがずれているので、角度調整用ロッ
ド22の前進時と後退時の傾斜方向が異なる。このた
め、傾斜角度が比較的大きくなり、角度調整用ロッド2
2と駆動部材20との連結部分に無理な力がかかりやす
いということができる。
駆動モータを起動すると、その回転が駆動部材20に伝
達されるので、角度調整用ロッド22がその軸方向前後
へ移動する。角度調整用ロッド22の先端係合部22a
と保持部23との連結ポイントPは角度調整の中心点O
に対して円弧運動するので、角度調整用ロッド22は進
退と同時に傾動することになる。ところで、例えば、鏡
面の角度調整の中心点Oを通って鏡面に平行な面Q上に
先端係合部22aと保持部23との連結ポイントPが位
置していれば、角度調整用ロッド22は前進、後退のい
ずれの場合でも同じ方向へ傾くが、上記構成ではこの面
Qから連結ポイントがずれているので、角度調整用ロッ
ド22の前進時と後退時の傾斜方向が異なる。このた
め、傾斜角度が比較的大きくなり、角度調整用ロッド2
2と駆動部材20との連結部分に無理な力がかかりやす
いということができる。
【0008】これに対して、角度調整用ロッド22の傾
斜角度を小さくするには、上述したように上記連結ポイ
ントPを角度調整の中心点Oを通って鏡面に平行な面Q
上に位置させればよいのであるが、角度調整用ロッド2
2の先端係合部22aが上述のように球状であると、ミ
ラー本体1の背面との干渉という問題が発生する。
斜角度を小さくするには、上述したように上記連結ポイ
ントPを角度調整の中心点Oを通って鏡面に平行な面Q
上に位置させればよいのであるが、角度調整用ロッド2
2の先端係合部22aが上述のように球状であると、ミ
ラー本体1の背面との干渉という問題が発生する。
【0009】したがって本発明の解決すべき技術的課題
は、角度調整用ロッドの先端係合部とミラーホルダーの
保持部との連結構造を改良して両者の連結ポイントをミ
ラー本体の角度調整の中心点を通って鏡面に平行な平面
上に配置し、それによって鏡面の角度調整時の角度調整
用ロッドの傾斜角度を小さくすることである。
は、角度調整用ロッドの先端係合部とミラーホルダーの
保持部との連結構造を改良して両者の連結ポイントをミ
ラー本体の角度調整の中心点を通って鏡面に平行な平面
上に配置し、それによって鏡面の角度調整時の角度調整
用ロッドの傾斜角度を小さくすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
係る自動車用アウターミラーの角度調整機構は、ミラー
本体を背面側から保持するミラーホルダーが、その背面
に主連結部と駆動連結部を備え、かつ、バイザー内に固
定された角度調整ユニットのケースなどの支持部材に主
連結部で角度調整可能に連結されるとともに、支持部材
に対して可動の角度調整用ロッドの先端係合部が駆動連
結部で傾動可能に連結された鏡面角度調整機構であっ
て、上述の技術的課題を解決するために、以下のように
構成されたことを特徴としている。
係る自動車用アウターミラーの角度調整機構は、ミラー
本体を背面側から保持するミラーホルダーが、その背面
に主連結部と駆動連結部を備え、かつ、バイザー内に固
定された角度調整ユニットのケースなどの支持部材に主
連結部で角度調整可能に連結されるとともに、支持部材
に対して可動の角度調整用ロッドの先端係合部が駆動連
結部で傾動可能に連結された鏡面角度調整機構であっ
て、上述の技術的課題を解決するために、以下のように
構成されたことを特徴としている。
【0011】すなわち、角度調整用ロッドの先端係合部
が、ほぼ軸直角な円形の先端面と、その先端面のエッジ
に連接して後方へのびる半球状の係合面と、先端面の中
心部に形成された凹部とを有している。また、ミラーホ
ルダーの第2連結部に、角度調整用ロッドの係合面に外
接する球面に沿って形成された受け面と、凹部に弾力的
に圧接する凸部とが形成され、受け面の中心点が、ミラ
ー本体の角度調整の中心点を通って鏡面に平行な平面上
に配置されている。
が、ほぼ軸直角な円形の先端面と、その先端面のエッジ
に連接して後方へのびる半球状の係合面と、先端面の中
心部に形成された凹部とを有している。また、ミラーホ
ルダーの第2連結部に、角度調整用ロッドの係合面に外
接する球面に沿って形成された受け面と、凹部に弾力的
に圧接する凸部とが形成され、受け面の中心点が、ミラ
ー本体の角度調整の中心点を通って鏡面に平行な平面上
に配置されている。
【0012】上記構成においては、角度調整用ロッドを
軸方向へ進退させると、ミラーホルダーが主連結部を中
心として傾動するので鏡面を任意に角度調整することが
できる。このとき、角度調整用ロッドは進退と同時に傾
動することになるが、角度調整用ロッドの先端係合部を
半球状に形成して、角度調整用ロッドとミラーホルダー
の保持部との連結ポイント(保持部の受け面の中心)を
ミラー本体の角度調整の中心点を通って鏡面に平行な平
面上に配置しているので、ミラー本体の背面との干渉を
防止でき、しかも、鏡面の角度調整時における角度調整
用ロッドの傾斜角度を小さく抑えられる。したがって、
上記構成によれば、角度調整用ロッドと駆動部材との連
結部分に無理な力がかかるのを防止できる。
軸方向へ進退させると、ミラーホルダーが主連結部を中
心として傾動するので鏡面を任意に角度調整することが
できる。このとき、角度調整用ロッドは進退と同時に傾
動することになるが、角度調整用ロッドの先端係合部を
半球状に形成して、角度調整用ロッドとミラーホルダー
の保持部との連結ポイント(保持部の受け面の中心)を
ミラー本体の角度調整の中心点を通って鏡面に平行な平
面上に配置しているので、ミラー本体の背面との干渉を
防止でき、しかも、鏡面の角度調整時における角度調整
用ロッドの傾斜角度を小さく抑えられる。したがって、
上記構成によれば、角度調整用ロッドと駆動部材との連
結部分に無理な力がかかるのを防止できる。
【0013】また、上記構成においては、駆動連結部
に、角度調整用ロッドの先端係合部を上記平面に沿って
受け面内へ挿入可能な開口を形成することが好ましい。
このように構成すれば、先端係合部を受け面内に横から
挿入することで角度調整用ロッドをミラーホルダーに取
り付けることができるので、作業を簡単に行うことがで
きる。また、取り付けた状態では先端係合部の凹部に保
持部の凸部がはまり込むので、角度調整用ロッドが保持
部から不用意に抜けることはない。
に、角度調整用ロッドの先端係合部を上記平面に沿って
受け面内へ挿入可能な開口を形成することが好ましい。
このように構成すれば、先端係合部を受け面内に横から
挿入することで角度調整用ロッドをミラーホルダーに取
り付けることができるので、作業を簡単に行うことがで
きる。また、取り付けた状態では先端係合部の凹部に保
持部の凸部がはまり込むので、角度調整用ロッドが保持
部から不用意に抜けることはない。
【0014】
【実施例】以下に、図1及び図2に示した本発明の一実
施例に係る自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構
について詳細に説明する。なお、図1はこの機構の要部
断面図であるが、図3と同一の符号をつけている部分は
図3の例と構成が同一であるため、説明を省略する。
施例に係る自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構
について詳細に説明する。なお、図1はこの機構の要部
断面図であるが、図3と同一の符号をつけている部分は
図3の例と構成が同一であるため、説明を省略する。
【0015】本実施例においては、角度調整用ロッド1
とミラーホルダー12との連結構造が図3の例と異なっ
ている。この連結部分の構造を図2(a),(b),
(c)に詳細に示している。図2(a)はこの連結構造
を示す拡大断面図、図2(b)はミラーホルダー12の
保持部(駆動連結部)2の底面図、図2(c)は保持部
2の斜視図である。角度調整用ロッド1の先端係合部1
aは、略軸直角な先端面1bと、この先端面1bのエッ
ジに連接して後方へのびる半球状係合面1cと、半球状
係合面1cと同心の球面に沿って先端面1bに形成され
た凹部1dとを有している。
とミラーホルダー12との連結構造が図3の例と異なっ
ている。この連結部分の構造を図2(a),(b),
(c)に詳細に示している。図2(a)はこの連結構造
を示す拡大断面図、図2(b)はミラーホルダー12の
保持部(駆動連結部)2の底面図、図2(c)は保持部
2の斜視図である。角度調整用ロッド1の先端係合部1
aは、略軸直角な先端面1bと、この先端面1bのエッ
ジに連接して後方へのびる半球状係合面1cと、半球状
係合面1cと同心の球面に沿って先端面1bに形成され
た凹部1dとを有している。
【0016】また、ミラーホルダー12の保持部2は、
角度調整用ロッド1の半球状係合面1cに外接する受け
面2aと、先端係合部1aの凹部1dに弾力的に圧接す
る半球状の凸部2bとを備え、受け面2a及び凸部2b
の中心点Pが、ミラー本体の角度調整の中心点Oを通っ
て鏡面に平行な平面Q上に配置されている。凸部2b
は、プラスチック製のミラーホルダー12に形成された
U字状の切欠き12aにより形成された弾性の舌片12
b上に構成されている。また、保持部2は大略U字状に
形成されていて横方向へ開口しており、角度調整用ロッ
ド1の先端係合部1aを図2(c)の矢印A方向から挿
入できるようになっている。凸部2bは、保持部2への
先端係合部1aの挿入時に舌片12bが撓むことにより
一旦ミラー本体11側へ変位し、先端係合部1aの挿入
完了時に元の位置に復帰して係合面1cを受け面2aに
押圧する。
角度調整用ロッド1の半球状係合面1cに外接する受け
面2aと、先端係合部1aの凹部1dに弾力的に圧接す
る半球状の凸部2bとを備え、受け面2a及び凸部2b
の中心点Pが、ミラー本体の角度調整の中心点Oを通っ
て鏡面に平行な平面Q上に配置されている。凸部2b
は、プラスチック製のミラーホルダー12に形成された
U字状の切欠き12aにより形成された弾性の舌片12
b上に構成されている。また、保持部2は大略U字状に
形成されていて横方向へ開口しており、角度調整用ロッ
ド1の先端係合部1aを図2(c)の矢印A方向から挿
入できるようになっている。凸部2bは、保持部2への
先端係合部1aの挿入時に舌片12bが撓むことにより
一旦ミラー本体11側へ変位し、先端係合部1aの挿入
完了時に元の位置に復帰して係合面1cを受け面2aに
押圧する。
【0017】本実施例においては、角度調整用ロッド1
を軸方向へ進退させることにより鏡面を角度調整すると
きの角度調整用ロッドの傾動角度は、先端係合部1aを
半球状に形成することによって角度調整用ロッド1とミ
ラーホルダー12の保持部2との連結ポイントPをほぼ
ミラー本体の角度調整の中心点Oを通って鏡面に平行な
平面Q上に配置しているため、従来よりも小さく抑えら
れる。したがって、本実施例によれば、角度調整用ロッ
ドと駆動部材との連結部分に無理な力がかかるのを防止
できる。
を軸方向へ進退させることにより鏡面を角度調整すると
きの角度調整用ロッドの傾動角度は、先端係合部1aを
半球状に形成することによって角度調整用ロッド1とミ
ラーホルダー12の保持部2との連結ポイントPをほぼ
ミラー本体の角度調整の中心点Oを通って鏡面に平行な
平面Q上に配置しているため、従来よりも小さく抑えら
れる。したがって、本実施例によれば、角度調整用ロッ
ドと駆動部材との連結部分に無理な力がかかるのを防止
できる。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、上記実施例では先端係合部1aの凹部1
d及び保持部2の凸部2bをそれぞれ点Pを中心とする
同一半径の球面に沿って形成しているが、係合面1cと
受け面2aが圧接する構成となっていれば、凹部1d及
び凸部2aの形状は任意に定めればよい。
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、上記実施例では先端係合部1aの凹部1
d及び保持部2の凸部2bをそれぞれ点Pを中心とする
同一半径の球面に沿って形成しているが、係合面1cと
受け面2aが圧接する構成となっていれば、凹部1d及
び凸部2aの形状は任意に定めればよい。
【図1】 本発明の一実施例に係る自動車用アウターミ
ラーの鏡面角度調整機構の要部断面図である。
ラーの鏡面角度調整機構の要部断面図である。
【図2】 (a)図は図1の機構における角度調整用ロ
ッドの先端係合部とミラーホルダーの保持部との連結構
造の拡大断面図、(b)図は保持部の底面図、(c)図
は保持部の斜視図である。
ッドの先端係合部とミラーホルダーの保持部との連結構
造の拡大断面図、(b)図は保持部の底面図、(c)図
は保持部の斜視図である。
【図3】 従来例に係る自動車用アウターミラーの鏡面
角度調整機構の要部断面図である。
角度調整機構の要部断面図である。
【図4】 (a)図は図3の機構における角度調整用ロ
ッドの先端係合部とミラーホルダーの保持部との連結構
造の拡大断面図、(b)図は保持部の底面図、(c)図
は保持部の斜視図である。
ッドの先端係合部とミラーホルダーの保持部との連結構
造の拡大断面図、(b)図は保持部の底面図、(c)図
は保持部の斜視図である。
1 角度調整用ロッド 1a 先端係合部 1b 先端面 1c 係合面 1d 凹部 2 保持部(駆動連結部) 2a 受け面 2b 凸部 11 ミラー本体 12 ミラーホルダー 13 角度調整ユニット 14 ケース(支持部材) 15 第1連結部(主連結部) 16 第2連結部 17 リテーナー 18 連結ピン 19 スプリング 20 駆動部材 21 リング
Claims (2)
- 【請求項1】 ミラー本体(11)を背面側から保持するミ
ラーホルダー(12)が、その背面に主連結部(15)と駆動連
結部(2)を備え、かつ、バイザー内に固定された支持部
材(14)に主連結部(15)で角度調整可能に連結されるとと
もに、該支持部材(14)に対して可動の角度調整用ロッド
(1)の先端係合部(1a)が駆動連結部(2)に傾動可能に連結
された鏡面角度調整機構において、 上記角度調整用ロッド(1)の先端係合部(1a)が、略軸直
角な円形の先端面(1b)と、該先端面(1b)のエッジに連接
して後方へのびる半球状の係合面(1c)と、該先端面(1b)
の中心部に形成された凹部(1d)とを有し、 上記ミラーホルダーの駆動連結部(2)に、上記角度調整
用ロッド(1)の係合面(1c)に外接する球面に沿って形成
された受け面(2a)と、上記凹部(1d)に弾力的に圧接する
凸部(2b)とが形成され、該受け面(2a)の中心点(P)が、
上記ミラー本体(11)の角度調整の中心点(O)を通って鏡
面に平行な平面(Q)上に配置されたことを特徴とする自
動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構。 - 【請求項2】 上記駆動連結部(2)が、上記角度調整用
ロッド(1)の先端係合部(1a)を上記平面(Q)に沿って上記
受け面(2a)内へ挿入可能な開口(2c)を備えたことを特徴
とする請求項1記載の自動車用アウターミラーの鏡面角
度調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11253994A JP3377596B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11253994A JP3377596B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07315125A true JPH07315125A (ja) | 1995-12-05 |
JP3377596B2 JP3377596B2 (ja) | 2003-02-17 |
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ID=14589184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11253994A Expired - Fee Related JP3377596B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 自動車用アウターミラーの鏡面角度調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3377596B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP11253994A patent/JP3377596B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3377596B2 (ja) | 2003-02-17 |
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