JPH07315093A - 車両用折りたたみ座席の支持構造 - Google Patents

車両用折りたたみ座席の支持構造

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JPH07315093A
JPH07315093A JP10958094A JP10958094A JPH07315093A JP H07315093 A JPH07315093 A JP H07315093A JP 10958094 A JP10958094 A JP 10958094A JP 10958094 A JP10958094 A JP 10958094A JP H07315093 A JPH07315093 A JP H07315093A
Authority
JP
Japan
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seat
vehicle
floor surface
contact
inverted
Prior art date
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Pending
Application number
JP10958094A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kono
安典 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数,加工工数の増加を招かず,座席背
後のスペースを有効利用することができる低コストの車
両用折りたたみ座席の支持構造を提供する。 【構成】 この発明の折りたたみ座席は,シートバック
32をシートクッション31に重ね合わせた状態で倒立
させた時に,ヘッドレスト33先端が前部床面11に当
接し,後座席30の倒立時の荷重がヒンジ34と,ヘッ
ドレスト33先端が当接する当接部35との2箇所で支
持される。ヒンジ34と当接部35との間には,距離が
隔てられているので,後座席30を支持するための荷重
が床面10の2箇所に分散し,その結果,補強を設けず
に床面10に作用する荷重を受けとめることができる。
更には,ヘッドレスト33の頂面を塩ビシート41とし
たので,前部床面11が雨水で濡れている場合でも,雨
水が塩ビシート41に滲み込まず,汚れを容易に拭き取
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば自動車の後部座
席を折りたたみ,倒立させた時,座席の背後にスペース
を確保することのできる車両用折りたたみ座席の支持構
造に係り,特に倒立させた座席を車両の床面に支持する
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の後部座席を折りたたみ,倒立させ
て座席の背後に荷室を形成することのできる車両用折り
たたみ座席が,例えば実公平5−12103号に開示さ
れている。この先行技術では,後部座席のシートバック
をシートクッションに重ね合わせ,該シートクッション
を上記シートバックと共に倒立させ,倒立させた座席の
背後に荷室を形成することができるようになっている。
更に,車両の床面には凹部が形成され,該凹部に倒立し
た座席の下端部を嵌り込ませて,座席が倒立された状態
でのスペース利用効率を向上させるよう構成されてい
る。この種の折りたたみ座席を車両の床面に支持するた
めの従来の構造としては,図3に示すような,ストッパ
ゴム80を使用した折りたたみ座席81が知られてい
る。この第1の従来例では,車両の床面82の角部83
に座席81のシートクッション84の一端部をヒンジ8
6で倒立可能に支持している。上記シートクッション8
4にはシートバック85が重ね合わせられており,シー
トクッション84の一端面にはストッパゴム80が固定
されている。該ストッパゴム80は,座席81を倒立さ
せた状態で上記角部83に当接して,倒立状態における
座席81を支持するようになっている。また,図4に示
す引張ワイヤ90を使用した第2の従来例では,倒立さ
れた座席81背後の上記床面82上に後部座席用シート
ベルトアンカと一体化されたワイヤ用のブラケット91
を固定し,該ブラケット91と上記シートクッション8
4の底面との間に上記引張ワイヤ90を張設して,倒立
状態の座席81を支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記図
3に示す第1の従来例では,座席81の倒立時にヒンジ
86の近傍に設けられたストッパゴム80が床面82に
当接するので,ヒンジ86に大きい荷重が集中すること
になる。このように荷重が集中すると,ヒンジ86や薄
板製の角部83が早期に損傷するため,ヒンジ86や角
部83を補強しなければならない。このような補強は,
部品点数,組立工数を増加させ,コスト高を招くという
問題がある。 また,図4に示す第2の従来例では,座
席81の倒立時に座席背後にワイヤ90が張設されるた
めに,座席背後のスペースを有効利用できず,スペース
利用効率が低下するという問題がある。本発明は,この
ような従来の技術における課題を解決するために,部品
点数,加工工数の増加を招かず,座席背後のスペースを
有効利用することができる低コストの車両用折りたたみ
座席の支持構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,座面を構成するシートクッションが倒立可
能に車両の床面に連結され,該シートクッションに背も
たれを形成するシートバックが重ね合わせるように折り
たたみ自在に連結されてなる車両用折りたたみ座席の支
持構造において,上記シートバックを上記シートクッシ
ョンに重ね合わせた状態で倒立させた時,上記シートバ
ックの先端が車両の床面に当接するようにしたことを特
徴とする車両用折りたたみ座席の支持構造である。さら
には,上記シートバックの先端部を汚れにくい材質によ
り構成した車両用折りたたみ座席の支持構造である。そ
して更には,上記汚れにくい材質を塩化ビニールシート
とした車両用折りたたみ座席の支持構造である。
【0005】
【作用】本発明によれば,シートバックをシートクッシ
ョンに重ね合わせた状態で倒立させた時に,シートバッ
クの先端が車両の床面に当接し,座席の倒立時の荷重が
シートクッションの床面への連結部と,シートバック先
端が当接する床面との2箇所で支持される。上記連結部
とシートバック先端が当接する当接部との間には,距離
が隔てられているので,座席を支持するための荷重が床
面の2箇所に分散し,その結果,補強を設けずに床面に
作用する荷重を受けとめることができる。更には,シー
トバックの先端部を汚れにくい材質で構成すれば,上記
先端部が床面に当接した場合でも,先端部に汚れが付着
せず,清潔である。そして,汚れにくい材質を塩化ビニ
ールシートとすれば,床面が雨水で濡れている場合で
も,雨水がシートバックに滲み込まず,汚れを容易に拭
き取ることができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る車両用折りたたみ座
席を示す構成図,図2は,該座席のシートバック先端部
に取り付けられるヘッドレストを示す斜視図である。図
1において,自動車の床面10には,前座席20と後座
席30が設置されている。該前座席20は,床面10の
前部床面11上に設置されており,後座席30は,床面
10の後部床面12に設置されている。後部床面12
は,前部床面11より所定高さだけ高く設置されてお
り,前部床面11と後部床面12との間には,段部13
が形成されている。上記後座席30は,座面を形成する
シートクッション31と,背もたれを形成するシートバ
ック32とで構成されており,シートバック32にはヘ
ッドレスト33(シートバック先端部)が設けられてい
る。該シートバック32は,シートクッション31上に
重ね合わせるように折りたたみ可能に連結されている。
上記シートクッション31は,下面前端部においてヒン
ジ34を介して,上記段部13の角部14に倒立可能に
連結されている。図1に実線で示すように,上記シート
バック32をシートクッション31に重ね合わせ,後座
席30を図1の下図のように倒立させた時に,ヘッドレ
スト33の先端面が上記前部床面11の当接部35に当
接するように構成されており,この状態では後座席30
の自重および後座席30に作用する荷重は,上記ヒンジ
34と当接部35とで支持される。図2に示すように,
上記ヘッドレスト33の表皮は,乗員の頭部が接触する
前面と背面とがファブリック40となっており,前部床
面11の当接部35に当接する頂面と左右両側面とが塩
化ビニール(以下,塩ビ)シート41(汚れにくい材
質)となっている。このため,ヘッドレスト33の頂面
が汚れた前部床面11の当接部35に当接しても,ヘッ
ドレスト33の頂面に汚れが付着し難く,塩ビシート4
1が汚れた時には,塩ビシート41の汚れを容易に拭き
取ることができる。
【0007】以上のような本発明の一実施例では,図1
に示すように,上記シートクッション31は,ヒンジ3
4で上記段部13の角部14に倒立可能に連結され,し
かも,上記シートバック32をシートクッション31に
重ね合わせ,後座席30を倒立させた時に,ヘッドレス
ト33の先端面が上記前部床面11の当接部35に当接
するように構成されているので,後座席30を倒立させ
た状態では,後座席30の自重および後座席30に作用
する荷重は,互いに距離を隔てている上記ヒンジ34と
当接部35とで支持される。このため,全ての荷重がヒ
ンジ34に集中する第1の従来例と比較して,荷重がヒ
ンジ34と当接部35との2箇所に分散して支持される
ことになり,角部14の補強が不要となるために,部品
点数および組立工数の増加とコスト高を防止することが
できる。しかも,第2の従来例のように倒立状態の後座
席30の背後にワイヤ90を設ける必要もないので,車
室スペースを有効に利用できる。なお,本発明は以上の
一実施例に限定されず,種々変形可能である。上記実施
例では,上記後座席30のシートバック32のヘッドレ
スト33が設けられている場合に限らず,ヘッドレスト
33のない折りたたみ座席にも適用することができる。
またシートバック32の先端に設ける汚れにくい材質の
部材は,塩ビシートの他,合成皮革その他の防水性の汚
れにくい材質で構成される。
【0008】
【発明の効果】本発明にかかる車両用折りたたみ座席の
支持構造は,上記したように構成されているため,座席
の倒立時の荷重をシートクッションの床面への連結部
と,シートバック先端が当接する床面との2箇所に支持
することができ,上記連結部とシートバック先端が当接
する当接部との間には,距離が隔てられているので,座
席を支持するための荷重が床面の2箇所に分散し,その
結果,補強を設けずに床面に作用する荷重を受けとめる
ことができる。更に,シートバックの先端部を汚れにく
い材質で構成した場合には,上記先端部が床面に当接し
た場合でも,先端部に汚れが付着せず,清潔である。そ
して,汚れにくい材質を塩ビシートとした場合には,床
面が雨水で濡れている場合でも,雨水がシートバックに
滲み込まず,汚れを容易に拭き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる車両用折りたたみ
座席の支持構造を示す構成図である。
【図2】 本発明の折りたたみ座席に設けられているヘ
ッドレストを示す斜視図である。
【図3】 ストッパゴムを使用した従来の折りたたみ座
席を示す構成図である。
【図4】 ワイヤを使用した従来の折りたたみ座席を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10…床面 11…前部床面(床面) 30…後座席 31…シートクッション 32…シートバック 33…ヘッドレスト 34…ヒンジ 35…当接部 40…ファブリック(先端面) 41…塩ビシート(汚れにくい材質)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座面を構成するシートクッションが倒立
    可能に車両の床面に連結され,該シートクッションに背
    もたれを形成するシートバックが重ね合わせるように折
    りたたみ自在に連結されてなる車両用折りたたみ座席の
    支持構造において,上記シートバックを上記シートクッ
    ションに重ね合わせた状態で倒立させた時,上記シート
    バックの先端が車両の床面に当接するようにしたことを
    特徴とする車両用折りたたみ座席の支持構造。
  2. 【請求項2】 上記シートバックの先端部を汚れにくい
    材質により構成した請求項1記載の車両用折りたたみ座
    席の支持構造。
  3. 【請求項3】 上記汚れにくい材質が塩化ビニールシー
    トである請求項2記載の車両用折りたたみ座席の支持構
    造。
JP10958094A 1994-05-24 1994-05-24 車両用折りたたみ座席の支持構造 Pending JPH07315093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10958094A JPH07315093A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 車両用折りたたみ座席の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10958094A JPH07315093A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 車両用折りたたみ座席の支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07315093A true JPH07315093A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14513880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10958094A Pending JPH07315093A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 車両用折りたたみ座席の支持構造

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JP (1) JPH07315093A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131811A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Honda Motor Co Ltd シート装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011131811A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Honda Motor Co Ltd シート装置

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